JP2019509739A5

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Publication number: JP2019509739A5
Application number: JP2018548196A
Authority: JP
Filing date: 2017-03-17
Publication date: 2020-04-30
Anticipated expiration: 2037-03-17

Claims

炎症性腸疾患（ＩＢＤ）の処置の指標として１つ以上のリスク変異体の存在の有無を使用するための方法であって、該方法は：
ａ）被験体の遺伝子型に「Ｔ」アレルを含むｒｓ２１４９０９２において一塩基多型（ＳＮＰ）を含んでいる１つ以上のリスク変異体の存在の有無を判定する工程と、
ｂ）工程ａ）で１つ以上のリスク変異体の存在の有無が判定される場合に、ＩＢＤの処置を示す工程であって、前記処置が抗腫瘍壊死因子リガンド（ＴＬ１Ａ）活性薬剤あるいはリボヌクレアーゼＴ２（ＲＮＡＳＥＴ２）媒介性の活性薬剤から選択される、工程、を含む、方法。
１つ以上のリスク変異体はｒｓ１８１９３３３において第２のＳＮＰをさらに含む、請求項１に記載の方法。
１つ以上のリスク変異体はｒｓ９３５５６１０において第３のＳＮＰをさらに含む、請求項１に記載の方法。
ＩＢＤは、抗腫瘍壊死因子α治療、１年あたり複数の疾患の再燃、狭窄性疾患、浸潤性疾患、ならびに、狭窄性および浸潤性疾患の治療不全の少なくとも１つを特徴とする、請求項１に記載の方法。
ＩＢＤは医学的に難治性の潰瘍性大腸炎である、請求項１に記載の方法。
１つ以上のリスク変異体の存在の有無を判定する工程は、定量的ポリメラーゼ連鎖反応、ＳＮＰアレイ、あるいは配列決定を含む、請求項１に記載の方法。
前記処置は抗ＴＬ１Ａ活性薬剤である、請求項１に記載の方法。
「Ｔ」アレルを含むｒｓ２１４９０９２において一塩基多型（ＳＮＰ）を含む１つ以上のリスク変異体の存在を含む遺伝子型を有する被験体における炎症性腸疾患（ＩＢＤ）の処置のための抗腫瘍壊死因子リガンド（ＴＬ１Ａ）活性薬剤。
ＩＢＤは医学的に難治性の潰瘍性大腸炎である、請求項８に記載の抗腫瘍壊死因子リガンド（ＴＬ１Ａ）活性薬剤。
１つ以上のリスク変異体はｒｓ１８１９３３３において第２のＳＮＰをさらに含む、請求項８に記載の抗腫瘍壊死因子リガンド（ＴＬ１Ａ）活性薬剤。
１つ以上のリスク変異体はｒｓ９３５５６１０において第３のＳＮＰをさらに含む、請求項８に記載の抗腫瘍壊死因子リガンド（ＴＬ１Ａ）活性薬剤。
ＩＢＤは、抗腫瘍壊死因子α治療、１年あたり複数の疾患の再燃、狭窄性疾患、浸潤性疾患、ならびに、狭窄性および浸潤性疾患の治療不全の少なくとも１つを特徴とする、請求項８に記載の抗腫瘍壊死因子リガンド（ＴＬ１Ａ）活性薬剤。
１つ以上のリスク変異体の存在は、定量的ポリメラーゼ連鎖反応、ＳＮＰアレイ、あるいは配列決定を含むアッセイによって判定される、請求項８に記載の抗腫瘍壊死因子リガンド（ＴＬ１Ａ）活性薬剤。
「Ｔ」アレルを含むｒｓ２１４９０９２において一塩基多型（ＳＮＰ）を含む１つ以上のリスク変異体の存在を有すると判定された遺伝子型を含む被験体における炎症性腸疾患（ＩＢＤ）の処置のためのリボヌクレアーゼＴ２（ＲＮＡＳＥＴ２）媒介性の活性薬剤。
ＩＢＤは医学的に難治性の潰瘍性大腸炎である、請求項１４に記載のリボヌクレアーゼＴ２（ＲＮＡＳＥＴ２）媒介性の活性薬剤。
１つ以上のリスク変異体はｒｓ１８１９３３３において第２のＳＮＰをさらに含む、請求項１４に記載のリボヌクレアーゼＴ２（ＲＮＡＳＥＴ２）媒介性の活性薬剤。
１つ以上のリスク変異体はｒｓ９３５５６１０において第３のＳＮＰをさらに含む、請求項１４に記載のリボヌクレアーゼＴ２（ＲＮＡＳＥＴ２）媒介性の活性薬剤。
ＩＢＤは、抗腫瘍壊死因子α治療、１年あたり複数の疾患の再燃、狭窄性疾患、浸潤性疾患、ならびに、狭窄性および浸潤性疾患の治療不全の少なくとも１つを特徴とする、請求項１４に記載のリボヌクレアーゼＴ２（ＲＮＡＳＥＴ２）媒介性の活性薬剤。
１つ以上のリスク変異体の存在は、定量的ポリメラーゼ連鎖反応、ＳＮＰアレイ、あるいは配列決定を含むアッセイによって判定される、請求項１４に記載のリボヌクレアーゼＴ２（ＲＮＡＳＥＴ２）媒介性の活性薬剤。
ＲＮＡＳＥＴ２媒介性の活性薬剤は、組み換え型のＲＮＡＳＥＴ２ポリペプチドあるいはタンパク質である、請＋求項１４に記載のリボヌクレアーゼＴ２（ＲＮＡＳＥＴ２）媒介性の活性薬剤。