JP2019121717A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電気特性が向上した半導体記憶装置を提供する。【解決手段】実施形態に係る半導体記憶装置は、基板と、積層体と、複数の第1部材と、少なくとも1つの第1絶縁部材とを備える。前記積層体は、前記基板上に設けられ、第1方向に互いに離れて積層され、前記基板の上面に平行な第2方向に延びる複数の電極層を有する。前記第1部材は、前記積層体内に設けられ、前記第1方向及び前記第2方向に延びる。前記第1絶縁部材は、前記積層体内に設けられ、前記第2方向において前記複数の電極層を複数の領域に分けるように、前記第1方向と、前記第2方向に交差し前記基板の上面に平行な第3方向とに延びる。【選択図】図1

Description

実施形態は、半導体記憶装置に関する。
3次元構造の半導体記憶装置は、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイと、駆動回路と、を集積化した構造を有する。メモリセルアレイには、基板上に絶縁層及び電極層を交互に積層した積層体が設けられ、積層体にメモリホールが形成される。積層体の端部は階段状に加工され、コンタクトを介して各電極層が積層体の外へと引き出される。また、駆動回路は基板と積層体の間に位置し、積層体内のコンタクトを介して外部回路等と電気的に接続される。このような半導体記憶装置では、電極層が一方向に長い構造を有することになり、積層体における積層数の増加や、電極層におけるピッチの縮小によって電極層の抵抗値が高くなるという問題がある。
特開2007−266143号公報
実施形態の目的は、電気特性が向上した半導体記憶装置を提供することである。
実施形態に係る半導体記憶装置は、基板と、積層体と、複数の第1部材と、少なくとも1つの第1絶縁部材とを備える。前記積層体は、前記基板上に設けられ、第1方向に互いに離れて積層され、前記基板の上面に平行な第2方向に延びる複数の電極層を有する。前記第1部材は、前記積層体内に設けられ、前記第1方向及び前記第2方向に延びる。前記第1絶縁部材は、前記積層体内に設けられ、前記第2方向において前記複数の電極層を複数の領域に分けるように、前記第1方向と、前記第2方向に交差し前記基板の上面に平行な第3方向とに延びる。
第1実施形態に係る半導体記憶装置を示す平面図である。 図1のA1−A2線の断面図である。 図2の領域Bを示す拡大断面図である。 図2の領域Cを示す拡大平面図である。 図2の領域Cを示す拡大断面図である。 第1実施形態の変形例に係る半導体記憶装置の一部を示す拡大平面図である。 第1実施形態の変形例に係る半導体記憶装置の一部を示す拡大平面図である。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示す拡大平面図である。 第1実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示す拡大断面図である。 第1実施形態に係る半導体記憶装置を示す平面図である。 第2実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示す拡大平面図である。 第2実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示す拡大断面図である。 第3実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示す拡大平面図である。 第3実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示す拡大断面図である。 第4実施形態に係る半導体記憶装置を示す断面図である。 第4実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示す拡大平面図である。 第4実施形態に係る半導体記憶装置の一部を示す拡大断面図である。
以下に、本発明の各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
また、本願明細書において、「交差」とは2つの要素が交点において交わることに相当し、一方の要素が他方の要素に対して突き抜けない形状、例えば、一方向から見たときに2つの要素がT字形状をなすことを含む。また、本願明細書において、「に設けられる」とは、直接接して設けられる場合の他に、間に別の要素が挿入されて設けられる場合も含む。
(第1実施形態)
図1は、半導体記憶装置1を示す平面図である。
図2は、図1のA1−A2線の断面図である。
図3は、図2の領域Bを示す拡大断面図である。
図1及び図2に示すように、半導体記憶装置1においては、シリコン(Si)等を含む基板10が設けられている。以下、本明細書においては、説明の便宜上、XYZ直交座標系を採用する。基板10の上面10aに対して平行で且つ相互に直交する2方向を「X方向」及び「Y方向」とし、上面10aに対して垂直な方向を「Z方向」とする。
図1に示すように、半導体記憶装置1には、セル領域Rmと、第1コンタクト領域Rcと、第2コンタクト領域Rbと、階段領域Rsと、分断領域Rdと、が設けられている。
セル領域Rmには、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイが設けられている。セル領域Rmは複数設けられ、例えば、6つのセル領域RmがX方向に沿って配置されている。
第1コンタクト領域Rcには、例えば、Z方向に延びるコンタクトが設けられている。コンタクトは、例えば、貫通ビア(図2参照)である。第1コンタクト領域Rcは複数設けられ、例えば、8つの第1コンタクト領域RcがX方向に沿って配置されている。例えば、第1コンタクト領域Rcには、1つ又は複数の貫通ビアが設けられている。なお、第1コンタクト領域Rcのそれぞれに設けられる貫通ビアの数は任意である。また、第1コンタクト領域Rcの数は任意である。
第2コンタクト領域Rbには、例えば、複数のビット線(図示せず)に電力を供給するコンタクトが設けられている。複数のビット線は、Y方向に延びており、セル領域Rmに位置する複数のメモリセルと電気的に接続される。第2コンタクト領域Rbは複数設けられ、例えば、4つの第2コンタクト領域RbがX方向に延びるように配置される。例えば、第2コンタクト領域Rbには、1つ又は複数のコンタクトが設けられている。なお、第2コンタクト領域Rbのそれぞれに設けられるコンタクトの数は任意である。また、第2コンタクト領域Rbの数は任意である。
階段領域Rsには、例えば、Z方向に延びる複数のコンタクトが設けられている。複数のコンタクトは、階段領域Rsの周辺に位置する周辺回路と、階段形状の複数の電極層(図2参照)とを電気的に接続する。
図1に示す例では、X方向に沿って交互に配置されたセル領域Rm及び第1コンタクト領域Rcと、X方向の一端に位置する階段領域Rsと、によって領域R1が構成される。また、X方向に沿って交互に配置されたセル領域Rm及び第1コンタクト領域Rcと、X方向の他端に位置する階段領域Rsと、によって領域R2が構成される。
分断領域Rdには、Y方向及びZ方向に延びる絶縁部材60が複数設けられている。分断領域Rdは、領域R1及び領域R2間であって、半導体記憶装置1内の中央付近に設けられている。分断領域Rdによって、領域R1及び領域R2が分断されている。
図2に示すように、半導体記憶装置1には、層間絶縁層11と、回路部12と、配線層13Aと、積層体15と、柱状部CLと、貫通ビア50と、配線51と、絶縁部材60とが設けられている。
層間絶縁層11は、基板10上に設けられている。層間絶縁層11は、例えばシリコン酸化物を含む。
回路部12は、層間絶縁層11によって覆われるように基板10上に設けられている。回路部12は、メモリセルの下に配置された回路で、例えば、メモリセルに対してデータの書込、読出及び消去を行う駆動回路の一部や、センスアンプを有する。例えば、回路部12は、X方向及びY方向に沿って複数配置されたトランジスタを有する。トランジスタは、例えば、MOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)である。この場合、基板10の上部は、STI(Shallow Trench Isolation)によって複数のアクティブエリアに区画され、アクティブエリアにはトランジスタが設けられても良い。
配線層13Aは、層間絶縁層11内に設けられている。配線層13Aは、例えば、不純物が添加されたポリシリコンを含む。配線層13Aは、例えば、ソース線として機能する。なお、図2では第1コンタクト領域Rcで配線層13Aが分断されていないが、配線層13Aを分断することも可能である。例えば、第1コンタクト領域Rcで配線層13Aを分断した場合、コンタクトと別の配線層で電気的に接続しても良い。
積層体15は、層間絶縁層11上に設けられている。積層体15には複数の絶縁層20及び複数の電極層21が設けられており、絶縁層20及び電極層21が1層ずつ交互にZ方向に積層されている。絶縁層20及び電極層21の積層数は、任意である。絶縁層20は、例えばシリコン酸化物を含む。電極層21は、例えば、タングステン等の金属を含む。
複数の電極層21の内、最下層に位置する電極層21は、例えばソース側選択ゲートであって、絶縁層20を介して層間絶縁層11上に設けられている。複数の電極層21の内、最上層に位置する電極層21は、例えばドレイン側選択ゲートである。複数の電極層21の内、最下層の電極層21(ソース側選択ゲート)と、最上層の電極層21(ドレイン側選択ゲート)との間に設けられた電極層21は、例えばワード線である。
階段領域Rsには、積層体15の端部15tが位置している。積層体15の端部15tの形状は、電極層21にステップ21S及びテラス21Tが形成された階段状である。ここで、階段状の構造とは、ステップ及びテラスが交互に配置された構造をいう。例えば、積層体15の端部15tにおいて電極層21のテラス21T上には、Z方向に延びるコンタクト(図示せず)が設けられている。例えば、電極層21は、コンタクトを介して、階段領域Rsの周辺に位置する周辺回路に電気的に接続される。電極層21は、回路部12に電気的に接続されても良い。
なお、図2に示す例では、層間絶縁層11、回路部12、配線層13A及び積層体15は、領域R1及び領域R2に位置する。
柱状部CLは、積層体15内に設けられている。柱状部CLは、セル領域Rmに位置する。柱状部CLは、Z方向に延びるメモリホール内に位置する。柱状部CLは、複数の積層体15とメモリホールを交互に形成することによって形成されても良い。この場合、柱状部CLは、下層の積層体15に形成された第1部分と、上層の積層体15に形成された第2部分と、を有する。また、柱状部CLを複数設ける場合、例えば、複数の柱状部CLは、X方向及びY方向に格子状に配置される。
図3に示すように、柱状部CLは、コア絶縁膜31と、チャネル32と、トンネル絶縁膜41と、電荷蓄積膜42と、ブロック絶縁膜43と、を有する。
コア絶縁膜31は、例えば、シリコン酸化物を含む。例えば、コア絶縁膜31は、柱状にZ方向に延びている。コア絶縁膜31は、柱状部CLに含まれなくても良い。
チャネル32は、コア絶縁膜31の周囲に設けられている。チャネル32は、半導体部であって、例えば、アモルファスシリコンを結晶化させたポリシリコンを含む。チャネル32は、筒状にZ方向に延びており、その下端は配線層13Aに接している。
トンネル絶縁膜41は、チャネル32の周囲に設けられている。トンネル絶縁膜41は、例えば、シリコン酸化物を含む。
電荷蓄積膜42は、トンネル絶縁膜41の周囲に設けられている。電荷蓄積膜42は電荷を蓄積するための膜であり、例えば、シリコン窒化物(SiN)を含む。
ブロック絶縁膜43は、電荷蓄積膜42の周囲に設けられている。ブロック絶縁膜43は、例えば、シリコン酸化物を含む。
柱状部CLの上端は、コンタクト等を介してビット線(図示せず)に接続されている。
貫通ビア50は、層間絶縁層11及び積層体15内に設けられている。貫通ビア50は、第1コンタクト領域Rcに位置する。貫通ビア50は、Z方向に延びるホール内に位置する。貫通ビア50は、導電部分50aと、導電部分50aの周囲に設けられた絶縁部分50bと、によって構成され、配線層13Aを貫通するようにZ方向に延びている。例えば、導電部分50aはタングステン等の金属を含み、絶縁部分50bはシリコン酸化物を含む。
配線51は、層間絶縁層11内に設けられている。配線51は、第1コンタクト領域Rcに位置する。配線51は、例えば、金属材料によって形成される。
貫通ビア50(導電部分50a)の上端は、例えば、半導体記憶装置1において、電源部(図示せず)から電力を供給する配線や、外部回路(図示せず)から信号を送る配線等に接続される。貫通ビア50(導電部分50a)の下端は配線51に接続される。層間絶縁層内であって配線51及び回路部12の間には下層配線(図示せず)が設けられており、貫通ビア50は、配線51及び下層配線を介して回路部12に電気的に接続される。
第1コンタクト領域Rcにおいては、貫通ビア50は配線51に接続されるが、貫通ビア50の一部が配線層13Aに接続されても良い。
絶縁部材60は、層間絶縁層11及び積層体15内に複数設けられている。絶縁部材60は、分断領域Rdに位置する。絶縁部材60は、配線層13Aを分断するようにY方向及びZ方向に延びている。例えば、絶縁部材60は、シリコン酸化物を含む。図2に示す例では、分断領域Rdには、X方向に沿って2つの絶縁部材60が配置されており、絶縁部材60間には、層間絶縁層11の一部、配線層13Aの一部、及び、積層体15の一部が位置している。
なお、分断領域Rdに形成する絶縁部材60の数は任意である。また、セル領域Rmまたは第1コンタクト領域Rcが分断領域Rdを含んでも良い。この場合、絶縁部材60はセル領域Rmまたは第1コンタクト領域Rcに位置し、絶縁部材60を挟んでX方向の両側が2つの領域に相当する。
次に、セル領域Rm、第1コンタクト領域Rc及び分断領域Rdに形成される素子について詳細に説明する。
図4及び図5は、図2の領域Cをそれぞれ示す拡大平面図及び拡大断面図である。
図6及び図7は、第1実施形態の変形例に係る半導体記憶装置の一部をそれぞれ示す拡大平面図である。
図6及び図7に示される領域は、図4に示される領域にそれぞれ相当する。
図4及び図5に示すように、半導体記憶装置1には、絶縁層14と、導電層13Bと、支持部材52と、支持部材61と、絶縁部材70と、絶縁部材71と、支柱部80とがさらに設けられている。
絶縁層14は、層間絶縁層11内に設けられている。絶縁層14は、セル領域Rm、第1コンタクト領域Rc及び分断領域Rd内に位置する。絶縁層14は、例えば、シリコン窒化物を含む。絶縁層14において貫通ビア50が貫通しており、絶縁層14の下方には配線51が位置する。
導電層13Bは、層間絶縁層11内に設けられている。導電層13Bは、配線層13A上に位置する。なお、図示の便宜上、図5においては、配線層13Aは、セル領域Rmと、第1コンタクト領域Rcの配線層13Aに接続する貫通ビア50と、のみに位置しているが、第1コンタクト領域Rc及び分断領域Rdにも位置しても良い。導電層13Bは、例えば、不純物が添加されたポリシリコンを含む。
例えば、導電層13BのZ方向の厚さは、配線層13AのZ方向の厚さより小さい。
支持部材52は、層間絶縁層11内に設けられている。支持部材52は、第1コンタクト領域Rc内であって、絶縁層14及び導電層13Bの間に位置する。支持部材52において貫通ビア50が貫通している。
例えば、支持部材52は、導電部分52aと、絶縁部分52bと、導電部分52cとによって構成される。絶縁部分52bは導電部分52a上に位置し、導電部分52cは、絶縁部分52b上に位置する。導電部分52a及び導電部分52cは、例えば、不純物が添加されたポリシリコンを含む。絶縁部分52bは、例えば、シリコン酸化物を含む。支持部材52を形成する代わりに層間絶縁層11が位置しても良い。
支持部材61は、層間絶縁層11内に設けられている。支持部材61は、分断領域Rd内であって、絶縁層14及び導電層13Bの間に位置する。例えば、支持部材61内には絶縁部材60の下端の少なくとも一部が位置する。
例えば、支持部材61は、導電部分61aと、絶縁部分61bと、導電部分61cとによって構成される。絶縁部分61bは導電部分61a上に位置し、導電部分61cは絶縁部分61b上に位置する。導電部分61a及び導電部分61cは、例えば、不純物が添加されたポリシリコンを含む。絶縁部分61bは、例えば、シリコン酸化物を含む。例えば、支持部材61は、支持部材52の形成時に形成される。支持部材61は設けなくても良く、この場合、層間絶縁層11内に絶縁部材60の下端が位置する。
絶縁部材70は、積層体15内を複数設けられており、X方向及びZ方向に延びている。図4に示すように、絶縁部材70は、セル領域Rm及び第1コンタクト領域Rc内であって、X方向及びZ方向に延びるスリットST1内に位置する。例えば、図5の領域Fに示すように、絶縁部材70のそれぞれにおいて、その下端はセル領域Rm及び第1コンタクト領域Rc内であって、層間絶縁層11内に位置する。
絶縁部材70は、例えば、シリコン酸化物を含む。X方向及びZ方向に延びる複数の絶縁部材70によって、Z方向に積層された複数の電極層21は、ブロック(またはフィンガー)としてY方向に分割される。つまり、各ブロックは、隣り合う絶縁部材70間の部分に相当し、コントロールゲートとしてのワード線を形成する。なお、スリットST1内には、絶縁部材70を形成する代わりに一部に導電体を含む部材が形成されても良い。
絶縁部材71は、積層体15内に複数設けられており、X方向に延びている。図4に示すように、絶縁部材71は、セル領域Rm及び第1コンタクト領域Rc内であって、X方向に延びる溝T1内に位置する。例えば、図5の領域Eに示すように、絶縁部材71のそれぞれは、セル領域Rm及び第1コンタクト領域Rc内に位置する。絶縁部材71は、例えば、シリコン酸化物を含む。
絶縁部材71は、積層体15の上部内に配置される部分であって、上から1層以上の電極層21をそれぞれ2つに分断する部分である。図4及び図5の例では、絶縁部材71によって上から3層の電極層21がY方向に分断されている。なお、電極層21A、21B、21C、21Dは、複数の電極層21の内、最上層の電極層21、上から2番目の電極層21、上から3番目の電極層21、上から4番目の電極層21にそれぞれ相当する。つまり、絶縁部材71によって電極層21A、21B、21CがY方向に分断されている。なお、Y方向に分断する電極層21の数は任意である。
図4及び図5の破線D1〜D3に示すように、破線D1及び破線D3の間に位置する積層体15の形状は階段状である。破線D1及び破線D3の間の積層体15の形状が階段状であるので、破線D1及び破線D2の間の電極層21Bと、破線D2及び破線D3の間の電極層21Cとには、ステップ及びテラスがそれぞれ形成されている。X方向に延びる絶縁部材71は、Y方向に延びる絶縁部材60に交差していない。破線D1及び破線D3の間の積層体15の形状を階段状にすることで、絶縁部材71を介して電極層21A、21B、21CのそれぞれをY方向に分断できる。
支柱部80は、積層体15内を複数設けられており、Z方向に延びている。支柱部80は、第1コンタクト領域Rc及び分断領域Rd内に位置する。例えば、図4に示すように、複数の支柱部80は、第1コンタクト領域Rc及び分断領域Rd内にX方向及びY方向に沿って配置されている。例えば、図5に示すように、支柱部80のそれぞれにおいて、その下端は第1コンタクト領域Rc及び分断領域Rd内であって、電極層21E内に位置する。なお、電極層21Eは、複数の電極層21の内、最下層の電極層21に相当する。支柱部80は、例えば、シリコン酸化物を含む。支柱部80は、積層体15を支持するように機能する。
絶縁部材60は、分断領域Rd内であって、Y方向及びZ方向に延びるスリットST2内に位置する。Y方向に延びる絶縁部材60は、X方向に延びる複数の絶縁部材70の内、少なくとも一部に交差する。例えば、図4に示すように、絶縁部材60は、Y方向に両端に位置する2つの絶縁部材70に交差しているが、図6に示すように、絶縁部材60は、複数の絶縁部材70の全てと交差しても良い。例えば、Z方向から見たとき、絶縁部材60及び絶縁部材70は、T字形状で交差する。Z方向から見たとき、絶縁部材60及び絶縁部材70は、十字形状で交差しても良く、例えば、分断領域Rdに、絶縁部材70に対して十字形状で交差するように1つの絶縁部材60を形成しても良い。
また、前述したように、Y方向に延びる絶縁部材60は、X方向に延びる絶縁部材71に交差していないが、絶縁部材60は、複数の絶縁部材71の全てと交差しても良い。例えば、図7に示すように、Z方向から見たとき、絶縁部材60及び絶縁部材71は、十字形状で交差する。Z方向から見たとき、絶縁部材60及び絶縁部材70は、T字形状で交差しても良い。図7に示すように、絶縁部材60が複数の絶縁部材71の全てと交差する場合、図5の破線D1及び破線D3の間の積層体15の形状を階段状に加工しなくても良い。つまり、絶縁部材60が複数の絶縁部材71の全てと交差するので、絶縁部材60及び絶縁部材71の間に位置する部分において、電極層21A、21B、21CはY方向に分断されることになる。また、図7の例では、絶縁部材60は、複数の絶縁部材70の全てと交差している。なお、図7において、絶縁部材60を複数の絶縁部材70の全てと交差させる代わりに、例えば、絶縁部材60と交差していない絶縁部材70間を絶縁部材71で繋げても良い。
さらに、2つの絶縁部材60間には、複数の支柱部80がX方向及びY方向に沿って配置される。
次に、分断領域Rdに形成される素子についてさらに詳細に説明する。
図8及び図9は、分断領域Rdをそれぞれ示す拡大平面図及び拡大断面図である。
図8及び図9に示される領域は、図4及び図5に示される領域にそれぞれ相当し、図4及び図5をそれぞれ簡略化して示した図に相当する。
図8及び図9に示すように、支柱部80は、積層体15内を複数設けられており、Z方向に延びている。支柱部80は、第1コンタクト領域Rc及び分断領域Rd内に位置する。つまり、図8に示すように、第1コンタクト領域Rc及び分断領域Rdは、支柱部80が形成される領域Rhを含む。また、セル領域Rmは、柱状部CLが形成される領域Rclを含む。
絶縁部材60は、絶縁部材70と交差し、絶縁部材71に交差していない。絶縁部材60は、絶縁部材70と交差する交差部60aを有する。支持部材61は、交差部60aに対応するように設けられても良い。つまり、Z方向から見て支持部材61は、交差部60aに重なるように分断領域Rd内に位置しても良い。例えば、支持部材61は、分断領域Rd内を島状に位置する。例えば、交差部60aでは、支持部材61の導電部分61aの少なくとも一部が除去されて空洞が形成される場合がある。
例えば、交差部60aは、第1コンタクト領域Rcに配置されても良く、この場合、例えば、交差部60aに支持部材61を設けなくても良い。例えば、交差部60aに支持部材61を設ける場合、交差部60aは、配線層13Aが分断されている第1コンタクト領域Rcに配置する。
また、交差部60aは、セル領域Rmに配置されても良く、この場合、例えば、交差部60aに支持部材61を設けなくても良く、セル領域Rmと分断領域Rdの間の第1コンタクト領域Rcは設けなくても良い。
次に、半導体記憶装置1のメモリ特性について説明する。
図10は、半導体記憶装置1を示す平面図である。
図10に示すように、半導体記憶装置1は、スリットST1に形成された絶縁部材70と、スリットST2に形成された絶縁部材60とによって、複数の領域に分けられている。例えば、図10の絶縁部材70は、図4において、絶縁部材60と交差する絶縁部材70に相当し、図10の絶縁部材60は、図4の絶縁部材60に相当する。図10の絶縁部材70間には、図4において、絶縁部材60と交差しない絶縁部材70によって分けられた領域(フィンガー)が含まれている。図10において、例えば、絶縁部材60及び絶縁部材70によって分けられた領域のメモリ容量Mcは概ね同じである。
2つの絶縁部材60によって、絶縁部材70間の電極層21(ワード線)は2つに分断されている。階段領域Rsにおいて、絶縁部材70間の電極層21(ワード線)は、テラス(図2のテラス21T)上のコンタクトを介して積層体15の外へと引き出される。
半導体記憶装置1においては、電荷蓄積膜42をそれぞれ含む多数のメモリセルが、X方向、Y方向及びZ方向に沿って三次元格子状に配列されてメモリセルアレイを構成しており、各メモリセルにデータを記憶することができる。
次に、本実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法について説明する。
先ず、基板10上に、回路部12と、絶縁層14と、配線層13Aと、導電層13Bとを順に形成する。例えば、配線層13A及び導電層13Bの形成時に、支持部材52及び支持部材61が形成される。
続いて、層間絶縁層11を形成した後、層間絶縁層11上に、絶縁層20及び犠牲層を交互に積層した積層体を形成する。絶縁層20は、シリコン酸化物により形成され、犠牲層はシリコン窒化物により形成される。
次に、積層体のX方向の両端を階段状に加工し、積層体内を貫通する柱状部CL、貫通ビア50及び支柱部80をそれぞれ形成する。また、図4に示すような、セル領域Rm及び分断領域Rd間の第1コンタクト領域Rcにおいて、積層体の上部を階段状に加工し、X方向に延びる溝T1を形成する。
次に、RIE等のエッチング処理により、積層体に、X方向及びZ方向に延びる複数のスリットST1と、Y方向及びZ方向に延びる複数のスリットST2とを形成する。続いて、スリットST1、ST2を介してウェットエッチングを施すことにより、積層体の犠牲層を除去する。例えば、ウェットエッチングのエッチャントはリン酸を用いる。続いて、犠牲層の除去によって形成された空洞内に、スリットST1、ST2を介してタングステン等の金属を堆積させて電極層21を形成する。これにより、積層体15が形成される。
ここで、溝T1とスリットST2を交差させた構成においてこのような犠牲層を除去するリプレース工程を行うと、溝T1及びスリットST2の交差部分の近傍ではエッチング処理が進行し易い。これにより、過剰に除去されることで形成された空洞内にタングステン等の金属が残存し、交差部分の近傍の耐圧が低くなる場合がある。したがって、リプレース工程を行う場合には、溝T1とスリットST2を交差させない構成にすることが望ましい。
次に、例えばCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、スリットST1、ST2にシリコン酸化物等を埋め込んで絶縁部材70、60をそれぞれ形成する。また、溝T1に、シリコン酸化物等を埋め込んで絶縁部材71を形成する。
このようにして、半導体記憶装置1が製造される。
次に、本実施形態の効果について説明する。
3次元構造の半導体記憶装置においては、階段領域において、コンタクト及び配線を介して積層体の電極層(ワード線)と周辺回路とを電気的に接続している。電極層(ワード線)を、片側、例えば、X方向の一端で駆動するように、コンタクト及び配線は積層体の外へ引き出される。電極層をX方向の一端で駆動する場合、半導体記憶装置は電極層がX方向に長い構造を有することになる。このような電極層の構造に加えて、積層体における積層数の増加や、電極層におけるピッチの縮小によって電極層の抵抗値が高くなる虞がある。
ここで、電極層の抵抗値を低くするために、積層体の中央付近を階段形状にすることで電極層を分断して電極層のX方向の長さを小さくする方法が考えられる。しかしながら、この場合、積層体のX方向の両端も階段形状にすることになり、電極層のX方向の両端の階段は、コンタクト及び配線が形成されない階段(ダミー階段)に相当するので、半導体記憶装置のサイズが大きくなる虞がある。また、積層体の中央付近を階段形状にする場合、工程自体が難しく工程数が増加する場合もある。さらに、スリットによって分けられた積層体(電極層)の領域(例えば、フィンガー)の構造上強度が低下し、積層体が変形する虞がある。
本実施形態の半導体記憶装置1では、X方向においてセル領域Rm間に位置する分断領域Rd内であって、積層体15内をY方向に延びる絶縁部材60が設けられている。このような絶縁部材60によって、半導体記憶装置1内の中央付近でX方向に延びる電極層21が分断されるので、電極層21のX方向の長さを小さくできる。これにより、電極層21の抵抗値を低くして半導体記憶装置1の電気特性を向上できる。
また、本実施形態の半導体記憶装置1では、積層体の中央付近を階段形状にしていない(つまり、X方向の両端をダミー階段にしていない)ので、半導体記憶装置1のサイズを小さくできる。また、半導体記憶装置1の製造工程が容易で、スリットST1によって分けられた積層体15(電極層21)の領域(例えば、フィンガー)の構造上強度が低下することを抑制し、積層体15の変形を抑制できる。
本実施形態によれば、電気特性が向上した半導体記憶装置を提供する。
(第2実施形態)
図11及び図12は、半導体記憶装置1Aの一部をそれぞれ示す拡大平面図及び拡大断面図である。
図11及び図12に示される領域は、図4及び図5に示される領域にそれぞれ相当する。
本実施形態に係る半導体記憶装置1Aは、絶縁部材65において第1実施形態の半導体記憶装置1とは異なる。それ以外の構成は第1実施形態と同じであるので詳細な説明は省略する。
図11及び図12に示すように、半導体記憶装置1Aには、層間絶縁層11と、配線層13Aと、導電層13Bと、絶縁層14と、積層体15と、柱状部CLと、貫通ビア50と、支持部材52と、絶縁部材60と、支持部材61と、絶縁部材65と、絶縁部材70と、絶縁部材71と、支柱部80とが設けられている。
絶縁部材65は、層間絶縁層11及び積層体15内に複数設けられている。複数の絶縁部材65は、分断領域Rdに位置する。複数の絶縁部材65は、例えば、複数の溝T3内に位置する。複数の絶縁部材65は、絶縁部材60間であって、絶縁部材60に沿ってY方向に互いに離隔して配置される。例えば、複数の絶縁部材65は、絶縁部材60に沿ってY方向の一端から他端まで配置される。絶縁部材65の形状は、例えば、直方体である。例えば、複数の絶縁部材65は、シリコン酸化物を含む。
なお、本実施形態では、絶縁部材60に沿ってY方向に互いに離隔して複数の絶縁部材65が配置されているが、配置される絶縁部材65の数は任意である。
次に、本実施形態の効果について説明する。
本実施形態の半導体記憶装置1Aでは、分断領域Rd内の絶縁部材60間であって、積層体15内をY方向に沿って複数の絶縁部材65が設けられている。このような絶縁部材65によって、スリットST1によって分けられた積層体15(電極層21)の領域(例えば、フィンガー)の構造上強度が低下することを抑制し、積層体15の変形を抑制できる。
なお、第2実施形態の他の効果は、第1実施形態の効果と同じである。
(第3実施形態)
図13及び図14は、半導体記憶装置1Bの一部をそれぞれ示す拡大平面図及び拡大断面図である。
図13及び図14に示される領域は、図4及び図5に示される領域にそれぞれ相当する。
本実施形態に係る半導体記憶装置1Bは、絶縁部材60の構成において第1実施形態の半導体記憶装置1とは異なる。それ以外の構成は第1実施形態と同じであるので詳細な説明は省略する。
図13及び図14に示すように、半導体記憶装置1Bには、層間絶縁層11と、配線層13Aと、導電層13Bと、絶縁層14と、積層体15と、柱状部CLと、貫通ビア50と、支持部材52と、絶縁部材60と、支持部材61と、絶縁部材70と、絶縁部材71と、支柱部80とが設けられている。
絶縁部材60は、層間絶縁層11及び積層体15内に設けられている。絶縁部材60は、分断領域Rdに位置する。絶縁部材60は、Y方向及びZ方向に延びるスリットST2内に位置する。Y方向に延びる絶縁部材60は、X方向に延びる複数の絶縁部材70内、少なくとも一部に交差する。例えば、図13に示すように、絶縁部材60は、Y方向に両端に位置する2つの絶縁部材70に交差している。絶縁部材60は、複数の絶縁部材70の全てと交差しても良い。例えば、Z方向から見たとき、絶縁部材60及び絶縁部材70は、十字形状で交差している。
なお、第3実施形態の効果は、第1実施形態の効果と同じである。
(第4実施形態)
図15は、半導体記憶装置2を示す断面図である。
図15に示される領域は、図2に示される領域に相当する。
図15に示すように、半導体記憶装置2には、セル領域Rmと、階段領域Rsと、分断領域Rdと、周辺領域Rpと、が設けられている。
セル領域Rmには、複数のメモリセルを含むメモリセルアレイが設けられている。
階段領域Rsには、例えば、Z方向に延びる複数のコンタクトが設けられている。
分断領域Rdには、Y方向及びZ方向に延びる絶縁部材60が複数設けられている。
周辺領域Rpには、周辺回路(図示せず)が設けられている。例えば、周辺回路は、階段形状の複数の電極層21に電気的に接続される。本実施形態では、メモリセルの下に配置された回路部12が設けられておらず、周辺回路が形成された周辺領域Rpが階段領域Rsの外側に位置する。
図15に示す例では、セル領域Rmと、X方向の一端に位置する階段領域Rsと、によって領域R1が構成される。また、セル領域Rmと、X方向の他端に位置する階段領域Rsと、によって領域R2が構成される。
また、分断領域Rdは、領域R1及び領域R2間であって、半導体記憶装置2内の中央付近に設けられている。分断領域Rdによって、領域R1及び領域R2が分断されている。
図15に示すように、半導体記憶装置2には、基板10と、積層体15と、柱状部CLと、絶縁部材60とが設けられている。
積層体15は、基板10上に設けられている。積層体15には複数の絶縁層20及び複数の電極層21が設けられており、絶縁層20及び電極層21が1層ずつ交互にZ方向に積層されている。
また、階段領域Rsには、積層体15の端部15tが位置している。積層体15の端部15tの形状は、電極層21にステップ21S及びテラス21Tが形成された階段状である。積層体15の端部15tにおいて電極層21のテラス21T上には、Z方向に延びるコンタクト(図示せず)が設けられている。電極層21は、コンタクトを介して、階段領域Rsの周辺に位置する周辺回路に電気的に接続される。
柱状部CLは、積層体15内に設けられている。柱状部CLは、セル領域Rmに位置する。柱状部CLは、Z方向に延びるメモリホール内に位置する。柱状部CLは、コア絶縁膜31と、チャネル32と、トンネル絶縁膜41と、電荷蓄積膜42と、ブロック絶縁膜43と、を有する(図3参照)。
絶縁部材60は、積層体15内に複数設けられている。絶縁部材60は、分断領域Rdに位置する。図15に示す例では、分断領域Rdには、X方向に沿って2つの絶縁部材60が配置されており、絶縁部材60間には、積層体15の一部が位置している。
なお、分断領域Rdに形成する絶縁部材60の数は任意である。また、セル領域Rmが分断領域Rdを含んでも良い。この場合、絶縁部材60はセル領域Rmに位置し、絶縁部材60を挟んでX方向の両側が2つの領域に相当する。
次に、分断領域Rdに形成される素子について詳細に説明する。
図16及び図17は、分断領域Rdをそれぞれ示す拡大平面図及び拡大断面図である。
なお、図16は、Y方向に延びる絶縁部材60は、X方向に延びる複数の絶縁部材70の全てと交差し、X方向に延びる絶縁部材71に交差していない構成を示している。
図16及び図17に示すように、半導体記憶装置2には、絶縁部材70と、絶縁部材71と、支柱部80とがさらに設けられている。
絶縁部材70は、積層体15内を複数設けられており、X方向及びZ方向に延びている。図16に示すように、絶縁部材70は、セル領域Rm内であって、X方向及びZ方向に延びるスリットST1内に位置する。例えば、絶縁部材70の下端は基板10上に位置する。
絶縁部材71は、積層体15内を複数設けられており、X方向に延びている。図16に示すように、絶縁部材71は、セル領域Rm内であって、X方向に延びる溝T1内に位置する。図16の破線D1の間に位置する積層体15の形状は階段状である。絶縁部材71によって、複数の電極層21の内、上から3層の電極層である電極層21A、21B、21CがY方向に分断されている。
支柱部80は、積層体15内を複数設けられており、Z方向に延びている。支柱部80は、セル領域Rm及び分断領域Rd内に位置する。つまり、図16に示すように、セル領域Rm及び分断領域Rdは、支柱部80が形成される領域Rhを含む。例えば、図17に示すように、支柱部80の下端は基板10上に位置する。
また、セル領域Rmは、柱状部CLが形成される領域Rclを含んでおり、柱状部CLの下端は、接続部10bを介して基板10上に位置する。接続部10bは、例えば、基板10のシリコンをエピタキシャル成長することで形成されたエピタキシャル層である。
絶縁部材60は、分断領域Rd内であって、Y方向及びZ方向に延びるスリットST2内に位置する。Y方向に延びる絶縁部材60は、X方向に延びる複数の絶縁部材70の内、少なくとも一部に交差する。例えば、図16に示すように、絶縁部材60は、複数の絶縁部材70の全てと交差している。例えば、Z方向から見たとき、絶縁部材60及び絶縁部材70は、T字形状で交差する。Z方向から見たとき、絶縁部材60及び絶縁部材70は、十字形状で交差しても良い。また、分断領域Rdに、絶縁部材70に対して十字形状で交差するように1つの絶縁部材60を形成しても良い。また、Y方向に延びる絶縁部材60は、X方向に延びる絶縁部材71に交差していないが、絶縁部材60は、複数の絶縁部材71の全てと交差しても良い。
なお、第4実施形態の効果は、第1実施形態の効果と同じである。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明及びその等価物の範囲に含まれる。また、前述の各実施形態は、相互に組み合わせて実施することができる。
1、1A、1B、2:半導体記憶装置、10:基板、10a:上面、10b:接続部、11:層間絶縁層、12:回路部、13、15:積層体、13A:配線層、13B、13C:導電層、13V、61V:空洞、14、20:絶縁層、15t:端部、21、21A〜21E:電極層、21S:ステップ、21T:テラス、31:コア絶縁膜、32:チャネル、41:トンネル絶縁膜、42:電荷蓄積膜、43:ブロック絶縁膜、50:貫通ビア、50a、52a、52c、61a、61c:導電部分、50b、52b、61b:絶縁部分、51:配線、52、61:支持部材、60、65、70、71:絶縁部材、60a:交差部、80:支柱部、CL:柱状部、Mc:メモリ容量、R1、R2、Rcl、Rh:領域、Rc:第1コンタクト領域、Rb:第2コンタクト領域、Rd:分断領域、Rm:セル領域、Rs:階段領域、Rp:周辺領域、ST1、ST2:スリット、T1、T3:溝

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板上に設けられ、第1方向に互いに離れて積層され、前記基板の上面に平行な第2方向に延びる複数の電極層を有する積層体と、
    前記積層体内に設けられ、前記第1方向及び前記第2方向に延びる複数の第1部材と、
    前記積層体内に設けられ、前記第2方向において前記複数の電極層を複数の領域に分けるように、前記第1方向と、前記第2方向に交差し前記基板の上面に平行な第3方向とに延びる少なくとも1つの第1絶縁部材と、
    を備えた半導体記憶装置。
  2. 前記複数の第1部材の少なくとも1つと、前記第1絶縁部材とは交差する請求項1記載の半導体記憶装置。
  3. 前記第1方向から見たときに、前記複数の第1部材の少なくとも1つと、前記第1絶縁部材とは、T字形状または十字形状で交差する請求項1または2に記載の半導体記憶装置。
  4. 前記積層体内に設けられ、前記第1方向に延びており、半導体部をそれぞれ有する複数の柱状部と、
    前記積層体内に設けられ、前記積層体の上部の電極層を前記第3方向に分けるように前記第2方向に延びる第2絶縁部材と、
    前記複数の柱状部が位置する第1領域と、前記第1絶縁部材が位置する第2領域との間に設けられ、前記第2絶縁部材の一部が位置する第3領域において、前記積層体の形状は階段状である請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
  5. 前記基板と前記積層体の間に設けられた配線と、
    前記積層体内に設けられ、前記第1方向に延びており、半導体部をそれぞれ有する複数の柱状部と、
    前記複数の柱状部が位置する第1領域と、前記第1絶縁部材が位置する第2領域との間に設けられた第3領域において、前記積層体を貫通して前記配線に接続する貫通ビアと、
    をさらに備えた請求項1〜4のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第2領域には複数の第1絶縁部材が位置し、
    前記積層体内に設けられ、前記第1絶縁部材間で、互いに離隔するように前記第3方向に配置された複数の第3絶縁部材をさらに備えた請求項5記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第2領域には複数の第1絶縁部材が位置し、
    前記第1絶縁部材間には、前記積層体の一部が位置し、
    前記積層体の前記第2方向の両端の形状は、階段状である請求項5記載の半導体記憶装置。
  8. 前記基板と前記積層体の間に設けられた支持部材をさらに備え、
    前記第1絶縁部材は、前記複数の第1部材の少なくとも1つと交差する交差部を有し、
    前記交差部は、前記支持部材上に位置する請求項1〜7のいずれか1つに記載の半導体記憶装置。
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