JP2019099233A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】頭部のスリットへの挿入を容易に行う。【解決手段】前板及び後板16と一又は複数の側板とを備える胴部と、前板に連設する蓋部14と、蓋部14の後板16側に連設する差込フラップ20とを有した包装箱10aであって、後板16は、頭部17と頭部17に連続する首部18とが切れ込みによって形成され、差込フラップ20は、首部17が挿入される第1スリット22bと、第1スリット22bに連続すると共に、頭部17が挿入される第2スリット22a,22cとが形成され、首部には、罫線(例えば、折れ目、ハーフカット、ミシン目や切れ目)が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、包装箱に関する。
商品を包装する包装箱の蓋には、開封済状態/未開封状態の何れかを示すセキュリティシール(封止めに用いるラベルシール)が貼付されることが多い。しかし、セキュリティシールの貼付作業は、時間や労力がかかるという問題がある。このような問題を解決するために、例えば、特許文献1は、バージンロック機能付きの包装箱を開示している。
特許文献1は、差込フラップに連設する蓋部と、差込フラップに重ねられる蓋開封部とを有した包装箱を開示している。蓋開封部は、差込フラップのスリットに挿入する頭部と、頭部に連続して形成される首部と、首部に連続して形成される切り離し部から構成されている。頭部及び首部の外線には、切れ込みが形成されており、切り離し部の外線には、ミシン目が形成されている。
特許文献1に記載の包装箱は、頭部及び首部が差込フラップのスリットに差し込まれたとき、首部が嵌まり込んだり、落ち込んだりするように構成されている。差込フラップのスリットの中央部分は、首部の幅と同一幅又はその幅より広い幅の嵌合溝を形成している。これらの構成により、頭部は、差込フラップのスリットの嵌合溝に係止することができる。
特許6139766号公報
特許文献1に記載の包装箱では、差込フラップのスリットに頭部を差し込み、首部を嵌合溝に嵌合させて、頭部の張り出し部と差込フラップとを係合させている。頭部をスリットに差し込むときの差し込み易さは、頭部の大きさ、スリットの長さや幅、紙厚に依存する。例えば、頭部が小さいときやスリットの幅が狭いときには、頭部は、差し込まれにくい。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、頭部のスリットへの挿入を容易に行うことができる包装箱を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は、前板及び後板と一又は複数の側板とを備える胴部と、前記前板及び前記後板の何れか一方に連設する蓋部と、該蓋部の前記前板及び前記後板の他方側に連設する差込フラップとを有した包装箱であって、前記前板及び前記後板の他方には、前記差込フラップに形成されたスリットに挿入される頭部と、該頭部に連続する首部とが形成され、前記首部には、罫線(例えば、折れ目、ハーフカット、ミシン目、切れ目)が形成されていることを特徴とする。
これによれば、首部に罫線が形成されているので、頭部は、折れ曲げ易い。このため、頭部は、差込フラップに形成されたスリットに挿入し易くなる。
本発明によれば、頭部のスリットへの挿入を容易に行うことができる。
第1実施形態の包装箱の展開図である。 第1実施形態の包装箱のロック機構を示す図である。 第1実施形態の差込フラップのスリットに頭部を差し込んだ状態を包装箱の外面側から見た図である。 第1実施形態の差込フラップのスリットに頭部を差し込んだ状態を包装箱の内面側から見た図である。 第1実施形態の包装箱の頭部及び差込フラップの撓み状態を示すD−D断面の模式図である。 第1実施形態の包装箱の頭部及び差込フラップの撓み状態を示すA−A端面の模式図である。 第1実施形態の包装箱の頭部及び差込フラップの撓み状態を示すB−B端面の模式図である。 第1実施形態の包装箱の頭部及び差込フラップの撓み状態を示すC−C端面の模式図である。 第1実施形態の包装箱を開封した後、再封入した状態を示す図である。 第2実施形態の差込フラップのスリットに頭部を差し込んだ状態を包装箱の外面側から見た図である。 第2実施形態の差込フラップのスリットに頭部を差し込んだ状態を包装箱の内面側から見た図である。 本発明の変形例を示す斜視図(1)である。 本発明の変形例を示す斜視図(2)である。 本発明の変形例を示す斜視図(3)である。 本発明の変形例を示す斜視図(4)である。 本発明の変形例を示す斜視図(5)である。 本発明の変形例を示す斜視図(6)である。 本発明の変形例を示す斜視図(7)である。 本発明の変形例を示す斜視図(8)である。 本発明の変形例を示す斜視図(9)である。 本発明の変形例を示す斜視図(10)である。 本発明の他の変形例において、差込フラップのスリットに頭部を差し込んだ状態を包装箱の内面側から見た図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本実施形態を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態である包装箱の展開図である。図2は、本実施形態の包装箱の蓋部と蓋開封部を表わす図であり、上図が差込フラップを示し、下図が後板を示す。図3は差込フラップのスリットに蓋開封部を差し込んだ状態を包装箱の外面側から見た図であり、図4は差込フラップのスリットに蓋開封部を差し込んだ状態を包装箱の内面側から見た図である。
包装箱10aは、紙材や樹脂等から形成されたものである。包装箱10aは、前板12と後板16と左右の側板13,13とが連設してなる胴部11とを備えている。つまり、包装箱10aは、4つの側面を有し、四角柱状に組み立てられたものである。さらに、包装箱10aは、前板12に連設する蓋部14と、蓋部14に連設する差込フラップ20と、左右の側板13,13に連設する天フラップ15,15とを有している。なお、組み立てた状態においては、差込フラップ20は、後板16に重ねられる。
差込フラップ20には、スリット22a,22b,22cが形成されている。つまり、差込フラップ20には、第2スリットとしての両側のスリット22a,22cと、第1スリットとしての中央のスリット22bとが連続して形成されている(図3,4参照)。また、スリット22bは、U字状(コ字状)を呈しており、両側のスリット22a,22cに対して、突出する凸状部23を形成している。なお、スリット22bは、U字状(コ字状)でなくても、V字状や刺股状等、係止可能な嵌合溝となり得る構造であれば、何でも構わない。後板16は、頭部17が切れ込み(実線)により形成されており、頭部17が後板16に連結する部分を首部18と称する。つまり、首部18は、頭部17の幅W3(図2)より狭く形成されている。頭部17は、凸状部23を湾曲した状態で、スリット22a,22cに挿入されるものである。
本体部35は、首部18との境界に、罫線33が設けている。ここで、罫線33は、折れ目、ハーフカット、ミシン目や切れ目を含む。罫線33に対して、差込口26の中央部から、垂直方向に切れ込み34が形成されている。なお、罫線33は、首部18を後ろ方向に折れやすくするものである。また、罫線33に対して、垂直方向の切れ込み34は、頭部17を左右方向に曲げやすくするものである。
本体部35の上部には、差込口26が形成されている。差込口26の中央部は、切れ込み34の一端と連続している。天フラップ15は、組み立てた状態で、後板16に対して平行且つ近接する平行部27を有している。なお、平行部27と後板16とは、差込フラップ20を挿入可能なように、紙厚程度の幅で離間(近接)している。差込フラップ20と蓋部14との連設部28の両側には、切れ込み25(図1,3)が形成されている。なお、切れ込み25は、組み立てた状態で、天フラップ15の平行部27とも平行になる。
中央のスリット22bのU字状(コ字状)の縦線は、首部18が嵌まる嵌合溝21として機能する。このため、嵌合溝21の長さW1(図2)は、首部18の幅W2と同一又は幅W2より広くなるように設定されている(W1≧W2)。また、嵌合溝21の上端部である頭部17と首部18との境界(張り出し部24と首部18との境界)は、スリット22bとスリット22a,22cとの境界よりも下方に存在している(図4参照)。
首部18と嵌合溝21とが嵌合した状態において、差込フラップ20は、嵌合部で撓み、変形する。この撓みによって、差込フラップ20の切れ込み25によって形成された上端20a(図8)は、前板12の方向に移動乃至傾斜し、天フラップ15の下面15a(図8)に当接する。
差込フラップ20のスリット22aの端部からスリット22cの端部までの全長Lは、頭部17の幅W3と同一又は幅W3より広くなるように設定されている(L≧W3)。これにより、差込フラップ20の両側のスリット22a,22cに頭部17を挿入した際、頭部17は、差込フラップ20の両側のスリット22a,22cの端部に引っかかることなく、差込フラップ20を突き抜ける。これにより、頭部17は、スリット22a,22b,22cへの差込みが容易に行われる。また、頭部17が差込フラップ20の裏側(内面側)まで突き抜け、首部18が嵌合溝21に嵌ると、頭部17の張り出し部24,24(図2)は嵌合溝21の両端(側壁)と係止する。(図4)。
この係止により、蓋部14や差込フラップ20を上方に引き抜いて、開封しようとしても、頭部17はスリット22bから抜け出ることはない。これにより、包装箱10aは、開封を防止する機能が備えられる。なお、頭部17は、長軸が短軸より長い略楕円形状が好ましいが、首部18から張り出す張り出し部24が形成されていればよい。
図5は、第1実施形態の包装箱の頭部及び差込フラップの屈曲状態を示すD−D断面(図6−8)の模式図である。図6は、第1実施形態の包装箱の頭部及び差込フラップの屈曲状態を示すA−A端面の模式図である。図7は、第1実施形態の包装箱の頭部及び差込フラップの屈曲状態を示すB−B端面の模式図である。図8は、第1実施形態の包装箱の頭部及び差込フラップの屈曲状態を示すC−C端面の模式図である。なお、図5は、天フラップ15を一点鎖線で示している。
図5において、包装箱10aは、前板12と左右の側板13,13と後板16とで、断面視四角形状の胴部11(図1)が構成されている。また、左右の側板13,13は、天フラップ15が連設されている。差込フラップ20は、下部両側において、後板16の内面16a(図5,8)で重ねられる。凸状部23は、頭部17への接触を回避しつつ、後板16の外面16b(図5,6)で重ねられる。
図6のA−A端面において、後板16に設けられた頭部17は、包装箱10aの内側に撓む。この撓みにより、頭部17は、凸状部23と差込フラップ20との間に嵌合する。図7のB−B端面においては、張り出し部24は、後板16から前板12の方向に離間しつつ、包装箱10aの内側に撓む。この撓みにより、張り出し部24は、凸状部23の端部23bと差込フラップ20bとの間に嵌合する。図8のC−C端面において、差込フラップ20は、その嵌合により、一部が前板12の方向に移動乃至傾斜し、その上端20aが天フラップ15の下面15aに当接する。
これにより、天フラップ15は、蓋部14の下面14a(図8)と、蓋部14に連設している差込フラップ20の上端20aとに挟まれる。したがって、蓋部14は、天フラップ15に連設する側板13に固定され、開封を防止することができる。言い換えれば、上端20aと天フラップ15の下面15aとの当接は、張り出し部24,24と嵌合溝21(スリット22b)の両端との係合(図4参照)に必要な力を少なくすることができる。
包装箱10aにおいて、蓋部14を封止する場合は、作業者は、凸状部23を湾曲させた状態で、頭部17を差込フラップ20の両側のスリット22a,22cに挿入する。このとき、罫線33は、挿入を容易にする。そして、作業者は、差込フラップ20を後板16の内側に差し込む。これにより、包装箱10aは、首部18と嵌合溝21とが嵌合し、張り出し部24,24と嵌合溝21の両端とが係合する。
一方、包装箱10aの蓋部14を開封する場合は、作業者は、差込フラップ20の凸状部23をめくり上げ、ミシン目19に沿って切り離す。これにより、蓋部14は、凸状部23と共に、差込フラップ20の結合部29と切り離される。
差込フラップ20を後板16の内面16a(図8)側に差し込んで、再封入した状態では、ミシン目19が切り離されている。また、蓋部14を開封した状態では、凸状部23は、差込フラップ20から切り離されている。このため、包装箱10は、すでに開封済みの状態であることが一目瞭然に示される。
(再封入)
図9は、第1実施形態の包装箱を開封した後、再封入した状態を示す図である。
差込フラップ20の結合部29と蓋部14とが切り離された開封状態において、凸状部23は、差込口26に差し込むことができる。これによって、蓋部14は、再度、封止される。
以上説明したように、本実施形態の包装箱10aは、再封入した状態では、ミシン目19が切り離されている。このため、作業者は、すでに開封済みであることが一目瞭然に判る。また、首部18に罫線33又は切れ込み34が形成されているので、頭部17は、折れ曲げ易い。このため、頭部17は、差込フラップ20に形成された両側のスリット22a,22cに挿入し易い。さらに、天フラップ15は、蓋部14の下面と、差込フラップ20の上端20aとに挟まれる。これにより、蓋部14は、天フラップ15に連設する側板13に固定される。つまり、包装箱10bは、包装箱に開封を防止する機能を確実に備えている。
(第2実施形態)
前記第1実施形態の包装箱10aは、差込フラップ20の凸状部23をめくり上げて開封したが、押し開けるように構成することができる。
図10は、第2実施形態の差込フラップのスリットに頭部を差し込んだ状態を包装箱の外面側から見た図である。図11は、第2実施形態の差込フラップのスリットに頭部を差し込んだ状態を包装箱の内面側から見た図である。
包装箱10bは、前記第1実施形態の差込フラップ20に形成されていたミシン目19を備えていない。その代わり、包装箱10bの後板16は、スリット22bの一端から下方に延び、他端に戻るミシン目31が形成されている。このミシン目31、及びスリット22bの内側領域は、蓋開封部30を構成する。なお、後板16は、前記第1実施形態の包装箱10a(図1)と同様に、罫線33(例えば、折れ目、ハーフカット、ミシン目や、切れ目)、及び罫線33に交差する切れ込み34が形成されている。
包装箱10bの蓋部14を封止する場合は、前記第1実施形態の包装箱10aと同様である。つまり、作業者は、差込フラップ20の両側のスリット22a,22cに頭部17を挿入すると共に、差込フラップ20を後板16の内側に差し込む。これにより、包装箱10bは、首部18と嵌合溝21とが嵌合し、張り出し部24,24と嵌合溝21の両端とが係合する。さらに、天フラップ15は、蓋部14の下面14aと、差込フラップ20の上端20aとに挟まれる(図8参照)。これにより、蓋部14は、天フラップ15に連設する側板13に固定される。
一方、包装箱10bの蓋部14を開封する場合は、作業者は、蓋開封部30を押し上げて開封する。つまり、後板16のミシン目19に沿って、蓋開封部30を後板16から切り離す。これにより、蓋部14が開封する。再び、差込フラップ20を後板16の内面側に差し込んで封をした状態では、蓋開封部30が後板16から切り離されている。このため、包装箱10は、すでに開封済みであることが一目瞭然に示されている。
本実施形態の包装箱10bは、前記第1実施形態の包装箱10aと同様に、セキュリティシールの貼付が不要である。また、首部18に罫線33や切れ込み34が形成されているので、頭部17は、折れ曲げ易い。このため、頭部17は、スリット22a,22cに挿入し易い。さらに、天フラップ15は、蓋部14の下面と、差込フラップ20の上端20aとに挟まれる。これにより、蓋部14は、天フラップ15に連設する側板13に固定される。
ところで、第1実施形態の包装箱10aは、差込フラップ20にミシン目19を設け、後板16にミシン目を設けていない。このため、包装箱10aは、包装箱10bのように、蓋開封部30を押し上げる必要がないので、ミシン目31の内側に空洞を設ける必要もない。つまり、包装箱10aは、同一体積の包装箱10bに比較して、内部に入れる商品の容量を増やすことができる。
(変形例)
前記第1実施形態の包装箱10aは、差込フラップ20にミシン目19を形成し、蓋部14をめくり上げて、開封していた。ミシン目19を形成することなく、前板12と後板16と左右の側板13,13との何れか一つ又はこれらの組合せにミシン目による開封帯を形成して、開封可能に構成することができる。
図12〜図21に、これらの変形例を示す。また、包装箱10c〜10z,10aa〜10ac,10ba〜10bd,10ca〜10ce,10da〜10dg,10ea〜10ed,10fa〜10ff,10ga〜10gcは、開封帯41c、41d,・・・を設けている。また、開封帯41c,41d,・・・の先端には、開封方向を示す矢印42が記載されている。例えば、包装箱10c,10e,10f,10g,10hでは、開封帯41c,10e,・・・が蓋部14に形成されている。包装箱10dでは、開封帯41cが胴部11(図1)に周回して形成されている。包装箱10jでは、開封帯41が側板13(図1)に形成されている。つまり、包装箱10c〜10z等は、後板16以外の部分に開封帯41を設けている。
また、図18に示す包装箱10da〜10dgは、胴部11が六角柱状に形成されている。つまり、包装箱10da〜10dgは、前板及び後板と4枚の側板とが連設して、胴部を形成している。また、胴部は、前板及び後板と1枚の側板とを連設し、三角柱状に形成しても構わない。この場合、前板及び後板は、互いに連設する辺と、側板と連設する辺とを有している。
前記各実施形態の包装箱10a,10bは、左右の側板13,13に天フラップ15,15を連設していたが、何れか一方の側板13に天フラップ15を設けても構わない。
図22は、本発明の他の変形例において、差込フラップのスリットに頭部を差し込んだ状態を包装箱の内面側から見た図である。
包装箱10hは、スリット22a,22cを、前記実施形態の包装箱10aの位置(二点鎖線)から距離dだけ下方にずらしたものである。このとき、包装箱10hのスリット22bは、包装箱10aと同一位置である。このため、包装箱10hのスリット22a,22b,22cは、包装箱10aに比較して、U字状(コ字状)の高さが低くなっている。この結果、前記第1実施形態の包装箱10a(図4)と異なり、頭部17と首部18との境界は、スリット22bとスリット22a,22cとの境界よりも上方に存在している。これにより、操作者が包装箱10hのスリット22a,22cに頭部17を差し込んだときに、頭部17は、包装箱10aよりも後板16の内面側に、早く突き抜ける。
また、包装箱10hの頭部17や首部18は、包装箱10aの配置と同一である。このため、包装箱10hは、スリット22bと首部18との間に間隔Dの僅かな隙間が生じる。このため、張り出し部24,24と嵌合溝21の両端との係止が確実になる。言い換えれば、包装箱10hは、蓋部14を開けようとしたときに、張り出し部24,24と嵌合溝21の両端とが係合する。つまり、包装箱10hは、蓋部14を開けようとしたときに、首部17とスリット22bとが嵌合した状態になり、切れ込みによって形成された差込フラップ20の上端20aは、天フラップ15の下面15aに当接する。
なお、図22の包装箱10hでは、スリット22a,22cの位置を下方にずらしたが、首部18を伸ばしても構わない。つまり、スリット22a,22b,22cの位置や形状を包装箱10aと同一にして、首部18を伸ばすことにより、スリット22bと首部18との間に隙間を設けても構わない。
10a,10b,10h 包装箱
11 胴部
12 前板
13 側板
14 蓋部
15 天フラップ
16 後板
17 頭部
18 首部
19 ミシン目
20,20b 差込フラップ
20a 上端(差込フラップ上端)
21 嵌合溝
22a,22c スリット(第2スリット)
22b スリット(第1スリット)
23 凸状部
24 張り出し部
25 切れ込み(第2切れ込み)
26 差込口
27 平行部
28 連設部
30 蓋開封部
31 ミシン目
33 罫線
34 切れ込み(第1切れ込み)
35 本体部
41c,41d,41e 開封帯
42 矢印

Claims (10)

  1. 前板及び後板と一又は複数の側板とを備える胴部と、前記前板及び前記後板の何れか一方に連設する蓋部と、該蓋部に連設する差込フラップとを有した包装箱であって、
    前記前板及び前記後板の他方には、頭部と該頭部に連続する首部とが切れ込みによって形成され、
    前記差込フラップには、前記首部が挿入される第1スリットと、該第1スリットに連続すると共に、前記頭部が挿入される第2スリットとが形成され、
    前記首部には、罫線が形成されている
    ことを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記首部には、前記罫線に交差する第1切れ込みが形成されている
    ことを特徴とする包装箱。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の包装箱であって、
    前記頭部と前記首部との境界は、前記第1スリットと前記第2スリットとの境界よりも上方に存在する
    ことを特徴とする包装箱。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の包装箱であって、
    前記側板に連設する天フラップをさらに備え、
    前記天フラップの端面は、前記前板及び前記後板の他方の上端に対して平行且つ近接する平行部を有しており、
    前記差込フラップと前記蓋部との連設部には、第2切れ込みが形成されており、
    前記首部と前記第1スリットとが嵌合した状態で、前記第2切れ込みによって形成された差込フラップ上端は、前記天フラップの下面に当接する
    ことを特徴とする包装箱。
  5. 請求項1乃至請求項3の何れか一項に記載の包装箱であって、
    前記差込フラップと前記蓋部との連設部には、切れ込みが形成されており、
    前記差込フラップには、前記第1スリットから前記切れ込みに至るミシン目が形成されており、
    前記ミシン目の切り離しによって、前記蓋部をめくり上げることができる
    ことを特徴とする包装箱。
  6. 請求項5に記載の包装箱であって、
    前記差込フラップは、凸状に形成された前記第1スリットにより区画された凸状部を有し、
    前記前板及び前記後板の他方には、前記蓋部をめくり上げた後に、前記凸状部を挿入可能な差込口が形成されている
    ことを特徴とする包装箱。
  7. 前板及び後板と一又は複数の側板とを備える胴部と、前記前板及び前記後板の何れか一方に連設する蓋部と、該蓋部に連設する差込フラップと、前記側板に連設する天フラップとを有した包装箱であって、
    前記前板及び前記後板の他方には、頭部と該頭部に連続する首部とが切れ込みによって形成され、
    前記差込フラップには、前記首部が挿入される第1スリットと、該第1スリットに連続すると共に、前記頭部が挿入される第2スリットとが形成され、
    前記天フラップの端面は、前記前板及び前記後板の他方の上端に対して平行且つ近接する平行部を有しており、
    前記差込フラップと前記蓋部との連設部には、切れ込みが形成されており、
    前記首部と前記第1スリットとの嵌合により、前記切れ込みによって形成された差込フラップ上端は、前記天フラップの下面に当接する
    ことを特徴とする包装箱。
  8. 請求項7に記載の包装箱であって、
    前記差込フラップに、前記第1スリットから前記切れ込みに至るミシン目が形成されており、
    前記ミシン目の切り離しによって、前記蓋部をめくり上げることができる
    ことを特徴とする包装箱。
  9. 前板及び後板と一又は複数の側板とを備える胴部と、前記前板及び前記後板の何れか一方に連設する蓋部と、該蓋部に連設する差込フラップと、前記側板に連設する天フラップとを有した包装箱であって、
    前記前板及び前記後板の他方には、頭部と該頭部に連続する首部とが切れ込みによって形成され、
    前記差込フラップには、前記首部が挿入される第1スリットと、該第1スリットに連続すると共に、前記頭部が挿入される第2スリットとが形成され、
    前記天フラップの端面は、前記前板及び前記後板の他方の上端に対して平行且つ近接する平行部を有しており、
    前記差込フラップと前記蓋部との連設部には、切れ込みが形成されており、
    前記首部と前記第1スリットとの嵌合により、前記切れ込みによって形成された差込フラップ上端は、前記天フラップの下面に当接する
    ことを特徴とする包装箱。
  10. 請求項9に記載の包装箱であって、
    前記前板及び前記後板の他方は、前記首部に連続してミシン目が形成されており、
    前記ミシン目の切り離しによって、前記蓋部を押し開けることができる
    ことを特徴とする包装箱。
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