JP2017081607A - 包装箱 - Google Patents

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青木 宏純
Hirozumi Aoki
宏純 青木
久幸 小島
Hisayuki Kojima
久幸 小島
梨恵 永井口
Rie Nagaiguchi
梨恵 永井口
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Abstract

【課題】蓋部における差込フラップのスリットに差し込まれている状態の係止板部が、スリットから抜けにくくなるようにする。【解決手段】蓋部及び収容部には、差込フラップが取出口に差し込まれている状態を維持するための機構として、第1のロック機構及び第2のロック機構が設けられている。第1のロック機構は、差込フラップを貫通する線状のスリットと、第2の収容板部に設けられ、スリットに差し込み可能な板状の部分である係止板部と、を有する。第2のロック機構は、係止板部がスリットに差し込まれていない状態においても収容部に対する隣接部の変位を規制するように構成されている。【選択図】図6

Description

本開示は、包装箱に関する。
商品等の物品を収容するための包装箱として、シート状の素材を折り曲げて形成された包装箱が広く利用されている。特許文献1に記載の包装箱は、外形が直方体状であり、四角筒状の側面を形成する4つの側板部と、四角筒の下端部を閉塞する底板部と、四角筒の上部の開口を開放及び閉塞するように構成された蓋部と、を備える。蓋部は、開口の全域を閉塞可能な閉塞板部と、正面側の側板部と対向する背面側の側板部の内側面に沿って開口に差し込み可能な差込フラップと、を有する。差込フラップには、線状のスリットが形成され、背面側の側板部の上端には、スリットに差し込み可能な係止板部が形成されている。差込フラップが開口に差し込まれている状態で、係止板部がスリットに差し込まれると、蓋部が閉塞した状態でロックされる。
特許第5328033号公報
特許文献1に記載の構成では、係止板部が背面側の側板部とほぼ同じ向きでスリットに差し込まれるが、係止板部が背面側の側板部に対して折り曲げられた状態で差し込まれる構成も考えられる。具体的には、スリットが差込フラップにおける閉塞板部寄りの位置に形成されていれば、スリットに差し込まれた係止板部は、閉塞板部の内側面に当接することで、背面側の側板部に対して垂直に近い角度に曲げられた状態が維持される。したがって、例えばスリットにおける直線部が係止板部の幅よりも短い構成であれば、スリットに差し込まれた係止板部を抜き取ることが困難となり、強固なロック機構が実現される。
ところで、こうした包装箱の外形について、天面における少なくとも一部に、下方へ傾斜した面を設けたいという要望が考えられる。すなわち、包装箱に収容される商品が比較的大きいなどの理由により包装箱の高さが高くなると、例えば店頭において包装箱が商品棚に並べられた状態で、包装箱の上方に十分なスペースが確保されず、商品棚から包装箱を取り出しにくくなる場合がある。このような場合、例えば包装箱の天面における背面側の一部が、背面側に向かって下方に傾斜していれば、商品棚において包装箱を手前に傾けやすくなり、商品棚から包装箱を取り出しやすくなる。このように傾斜面が形成された包装箱に対し、前述したようにスリット及び係止板部を設ける場合、見栄えを良くするなどの観点で、包装箱の背面側に設けることが考えられる。
しかしながら、この場合、閉塞板部により開口が閉塞されている状態において、背面側の側板部と、閉塞板部における背面側の側板部に隣接する部分の内側面と、のなす角度が直角よりも大きく形成される。このため、スリットに差し込まれた係止板部は、背面側の側板部に対して垂直に近い角度よりも大きい角度となる。したがって、外形が長方形状の包装箱と比較して、例えば包装箱が振動を受けて閉塞板部が変位することにより、係止板部がスリットから抜けてしまう可能性が高くなってしまう。
本開示の一局面は、蓋部における差込フラップのスリットに差し込まれている状態の係止板部が、スリットから抜けにくくなるようにするための技術を提供することを目的としている。
本開示の一態様は、シート状の素材を折り曲げて形成された包装箱であって、収容部と、蓋部と、を備える。収容部は、物品を収容するための収容空間と、収容空間から物品を取り出すための開口である取出口と、が形成された部分である。蓋部は、取出口を開放及び閉塞するように構成された部分である。
収容部は、第1の収容板部と、第2の収容板部と、を有する。第1の収容板部は、蓋部の一端と第1の折曲線を介して連続する板状の部分である。第2の収容板部は、第1の収容板部と対向する板状の部分である。
蓋部は、閉塞板部と、差込フラップと、を有する。閉塞板部は、取出口の全域を閉塞可能な板状の部分である。差込フラップは、閉塞板部と第2の折曲線を介して連続し、第2の収容板部の内側面に沿って取出口に差し込み可能な板状の部分である。閉塞板部は、差込フラップが取出口に差し込まれている状態で取出口を閉塞する。閉塞板部により取出口が閉塞されている状態において、第2の収容板部の内側面と、閉塞板部における第2の収容板部に隣接する部分である隣接部の内側面と、のなす角度が、直角よりも大きく形成される。
蓋部及び収容部には、差込フラップが取出口に差し込まれている状態を維持するための機構として、第1のロック機構及び第2のロック機構が設けられている。第1のロック機構は、差込フラップを貫通する線状のスリットと、第2の収容板部に設けられ、スリットに差し込み可能な板状の部分である係止板部と、を有する。第2のロック機構は、係止板部がスリットに差し込まれていない状態においても収容部に対する隣接部の変位を規制するように構成されている。
このような構成によれば、スリットに差し込まれた係止板部を、スリットから抜けにくくすることができる。すなわち、この包装箱では、差込フラップが取出口に差し込まれている状態で、閉塞板部により取出口が閉塞される。この状態では、係止板部がスリットに差し込まれていない状態においても、第2のロック機構により収容部に対する隣接部の変位が規制される。つまり、第2のロック機構は、第1のロック機構とは独立して、差込フラップが取出口に差し込まれている状態を維持する。したがって、閉塞板部における隣接部の変位が抑制され、その結果、スリットに差し込まれた係止板部がスリットから抜けにくくなる。
本開示の一態様は、第2のロック機構が、凹部と、収容部と、を有していてもよい。凹部は、差込フラップにおける第2の折曲線の両端部と交わる各縁部に形成されている。突出部は、収容部に設けられ、取出口における差込フラップが差し込まれる部分に突出し、差込フラップが取出口に差し込まれている状態で凹部と係合する。このような構成によれば、差込フラップを利用して第2のロック機構を簡素な構造で実現することができる。
本開示の一態様は、収容部が、閉塞板部の内側面に沿って取出口の一部を閉塞可能な板状の部分である複数の内フラップを有し、突出部が、内フラップに形成されていてもよい。このような構成によれば、包装箱に通常設けられる内フラップを利用して、第2のロック機構を簡素な構造で実現することができる。
本開示の一態様は、凹部の深さが3〜7mmであってもよい。このような構成によれば、差込フラップが取出口から抜けにくくなる効果を高めることができる。
本開示の一態様は、次のように構成されていてもよい。すなわち、スリットが、第2の折曲線に平行な中央部と、中央部の両端よりも外側で第2の折曲線から遠ざかる方向に傾斜する部分を含む傾斜部と、を有する。また、閉塞板部により取出口が閉塞されている状態で第2の折曲線に沿った方向となる係止板部の幅の最大値が、中央部の長さよりも長く、第2の折曲線に沿った方向のスリットの幅よりも短い。
このような構成によれば、包装箱が開封済みであるか否かを外観から確認しやすくすることができる。すなわち、第2の折曲線に沿った方向のスリットの幅は、係止板部の幅の最大値よりも長い。また、スリットには、中央部の両端よりも外側で第2の折曲線から遠ざかる方向に傾斜する部分が含まれる。このため、係止板部は、例えば差込フラップに対して斜め方向から、スリットに比較的容易に差し込むことが可能である。一方、係止板部の幅の最大値は、スリットにおける第2の折曲線に平行な中央部の長さよりも長い。このため、スリットに差し込まれた係止板部が、差込フラップの内側面に引っ掛かりやすくなり、スリットから抜けにくくなる。したがって、包装箱を開封する際には、第2の収容板部における係止板部を有する部分を残りの部分から切り取るなど、元の状態に戻すことができない方法で開封する必要がある。よって、包装箱が開封済みであるか否かを外観から確認しやすくすることができる。
本開示の一態様は、閉塞板部が、第1の部分板部と、第1の部分板部と第3の折曲線を介して連続する第2の部分板部と、を有し、差込フラップが取出口に差し込まれている状態において、閉塞板部は第3の折曲線で折り曲げられた状態となるように構成されていてもよい。
このような構成によれば、閉塞板部の変位が抑制されることによる効果が高い。すなわち、差込フラップが取出口に差し込まれている状態において、閉塞板部が折り曲げられた状態となる構成は、閉塞板部が1つの平板状である構成と比較して、閉塞板部が変形する自由度が高く、変位しやすい。このため、差込フラップの凹部が収容部の突出部と係合する構成を採用する利点が大きい。
閉塞状態における実施形態の包装箱を背面側における斜め上方から見た斜視図である。 開放状態における実施形態の包装箱を背面側における斜め上方から見た斜視図である。 実施形態の包装箱の展開図である。 実施形態の商品の斜視図である。 図5(A)は図3における蓋部の先端部分の拡大図、図5(B)は図3における背面板部の上端部分の拡大図である。 開放状態における実施形態の包装箱を背面側から見た外観図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1及び図2に示す包装箱1は、図3に示す1枚の可撓性のシート状の素材1Aを折り曲げて形成された箱である。本実施形態では、素材1Aとして紙製のシートが用いられている。包装箱1は、図4に示す商品9の流通時及び販売時において、商品9を収容するために用いられる。
図4に示す商品9は、毛髪化粧料組成物を振とうにより発泡させ、泡状にした上で毛髪に塗布するタイプの毛髪化粧用品である。具体的には、商品9は、容器91と、蓋体92と、容器91内に収容された図示しない毛髪化粧料組成物と、を備える。容器91は、円形の底部と、上方へ向かってやや広がった円筒状の胴部と、を有し、図示しない開口が上面に形成された樹脂製の部材である。蓋体92は、概略半球状の樹脂製の部材である。容器91の上端部外周面及び蓋体92の下端部内周面には、図示しないが、螺旋状に延びる突起がそれぞれ形成されている。容器91の上面に形成された開口は、蓋体92が容器91の上端部を覆うように容器91に螺合された状態で、蓋体92により閉塞される。蓋体92の下端部、換言すれば、容器91と蓋体92とが螺合により連結される部分である連結部93は、商品9の外形において最も横幅の大きい部分であり、全周に渡って横方向外側へ突出している。
図2等に示すように、包装箱1は、収容部2と、蓋部3と、を備える。収容部2は、商品9を収容するための収容空間11と、収容空間11から商品9を取り出すための開口である取出口12と、が形成された部分である。蓋部3は、取出口12を開放及び閉塞するように構成された部分である。商品9の流通時及び販売時において、包装箱1は、図1に示すように、取出口12が蓋部3により閉塞された状態である閉塞状態となっている。商品9は、図2に示すように、取出口12が開放された状態、換言すれば、取出口12が蓋部3により閉塞される前の状態である開放状態において、収容空間11に収容される。
図1に示す閉塞状態において、包装箱1は、直方体の一部が斜めにカットされた外形を有する。具体的には、包装箱1の外形は、六面体である直方体の8つの頂点のうち、互いに隣り合う2つの頂点を含む三角柱が当該直方体から取り除かれることにより、斜め向きの面(後述する先端側板部34)が形成された形状である。つまり、包装箱1は、七面体である。
図1〜図3に示すように、収容部2は、正面板部21と、背面板部22と、右側板部23と、左側板部24と、図示しない底板部と、を有する。正面板部21、背面板部22、右側板部23及び左側板部24は、軸方向に垂直な断面が長方形状の四角筒を形成する。底板部は、この四角筒の両側の開口における一方を閉塞する。この四角筒における他方の開口が、取出口12として機能する。
包装箱1は、例えば販売時において、底板部が下になる向きであって、正面板部21が正面になるように載置されることが想定されている。正面板部21には、図示しないが、商品9に関する主要な情報、例えば商品名等が表示される。なお、そのような載置状態において、商品9は、蓋体92が上になる向きで収容部2に収容される。
正面板部21は、収容部2に対して蓋部3が回転移動する軸として機能する折曲線である開閉折曲線211を介して、蓋部3の一端と連続する板状の部分である。正面板部21は、前述した載置状態における高さ方向を長手方向とする長方形状に形成されている。
背面板部22は、正面板部21と対向する板状の部分である。背面板部22も、前述した載置状態における高さ方向を長手方向とする長方形状に形成されている。具体的には、背面板部22は、横方向の寸法が正面板部21と同一又はほぼ等しいが、高さ方向の寸法が正面板部21よりも短い。
右側板部23及び左側板部24は、正面板部21の左右両側縁のそれぞれと、背面板部22の左右両側縁のそれぞれと、を連結する板状の部分である。右側板部23及び左側板部24は、正面板部21を挟んで互いに対称となる形状である。具体的には、右側板部23及び左側板部24は、上縁における背面板部22側が、背面板部22に近いほど高さが低くなる向きに斜めに形成されている。
底板部は、長方形状の板状の部分である。本実施形態では、底板部は、図3に示すように、それぞれが底板部の一部を構成する4つの板状の部分である底フラップ25A,25B,25C,25Dにより形成されている。なお、取出口12は、正面板部21、背面板部22、右側板部23及び左側板部24により形成される四角筒の軸に沿った方向から見て、底板部と同じ長方形状である。
底板部の4つの辺のうち、正面板部21及び背面板部22と隣接する側の辺は、右側板部23及び左側板部24と隣接する側の辺と比較して、やや短く設計されている。換言すれば、収容空間11は、右側板部23の内側面と左側板部24の内側面との距離である横方向の内部寸法が、正面板部21の内側面と背面板部22の内側面との距離である奥行方向の内部寸法と比較して、短く形成されている。ここでいう内側面とは、包装箱1の外側を向く面とは反対側の面、換言すれば収容空間11側を向く面である。
具体的には、収容空間11における奥行方向の内部寸法は、商品9の連結部93の横幅とほぼ同じ長さに設計されている。これに対し、収容空間11における横方向の内部寸法は、商品9の連結部93の横幅よりも短い長さに設計されている。このため、右側板部23及び左側板部24には、図1に示すように連結部93の一部が右側板部23及び左側板部24からはみ出した状態で商品9を収容空間11に収容するための貫通孔である側面貫通孔231及び側面貫通孔241がそれぞれ形成されている。
図3に示すように、側面貫通孔231,241は同一形状である。具体的には、側面貫通孔231,241は、横方向に長い概略長方形状の孔である。側面貫通孔231,241の上縁は、収容空間11に収容された商品9における連結部93の上面とほぼ同じ高さとなるように設計されている。また、側面貫通孔231,241の下縁は、収容空間11に収容された商品9における連結部93の下面とほぼ同じ高さとなるように設計されている。側面貫通孔231の横方向両側の2辺のそれぞれには、側面貫通孔231の中央側へ突出する突出片232,233が設けられている。同様に、側面貫通孔241の横方向両側の2辺のそれぞれには、側面貫通孔241の中央側へ突出する突出片242,243が設けられている。各突出片232,233,242,243は、図1に示すように収容空間11に商品9が収容された状態において、側面貫通孔231,241と連結部93との間の隙間を塞ぐように機能する。
図2及び図3に示すように、蓋部3は、正面板部21の上縁から延びるように形成されている。正面板部21に対する蓋部3の固定端、換言すれば、蓋部3と正面板部21との境界線には、前述したように開閉折曲線211が形成されている。蓋部3における固定端の反対側に位置する端部である自由端は、後述するように、背面板部22の上端に固定可能に構成されている。
蓋部3には、開閉折曲線211と平行な2本の折曲線として、中央折曲線31と先端折曲線32とが形成されている。蓋部3は、中央折曲線31及び先端折曲線32により、基端側板部33と、先端側板部34と、差込フラップ35と、に区分されている。基端側板部33は、開閉折曲線211及び中央折曲線31を互いに対向する2辺とする長方形状の板状の部分である。先端側板部34は、中央折曲線31及び先端折曲線32を互いに対向する2辺とする長方形状の板状の部分である。差込フラップ35は、先端折曲線32を1辺とする板状の部分である。差込フラップ35は、長方形の4つの角のうち、差込フラップ35と対向する辺の両端に位置する角部が丸みを付けられた形状である。
図1に示すように、基端側板部33及び先端側板部34は、取出口12の全域を閉塞可能な面を有する。具体的には、基端側板部33は、閉塞状態において底板部と平行、換言すれば正面板部21と垂直であり、先端側板部34は、閉塞状態において背面板部22に近いほど高さが低くなる向きに傾斜している。差込フラップ35は、先端側板部34と先端折曲線32を介して連続し、背面板部22の内側面に沿って取出口12に差し込み可能な形状である。基端側板部33及び先端側板部34は、差込フラップ35が取出口12に差し込まれている状態で取出口12を閉塞する。
また、図2及び図3に示すように、収容部2は、取出口12の一部を閉塞可能な板状の部分である第1内フラップ26、第2内フラップ27、第3内フラップ28及び第4内フラップ29を有する。第1内フラップ26、第2内フラップ27は、閉塞状態において、基端側板部33の内側面に沿って位置する。第3内フラップ28及び第4内フラップ29は、閉塞状態において、先端側板部34の内側面に沿って位置する。
第1内フラップ26は、右側板部23の上縁であって、閉塞状態において基端側板部33と隣接する部分である第1水平折曲線261から延びるように形成されている。第2内フラップ27は、左側板部24の上縁であって、閉塞状態において基端側板部33と隣接する部分である第2水平折曲線271から延びるように形成されている。第1内フラップ26及び第2内フラップ27は、閉塞状態において互いの先端部が重なり合う大きさに形成されている。具体的には、第1内フラップ26及び第2内フラップ27には、閉塞状態において互いの先端部を引っ掛け合うことができるように、先端部が相反する向きのL字状に形成されている。
第3内フラップ28は、右側板部23の上縁であって、閉塞状態において先端側板部34と隣接する部分である第1傾斜折曲線281から延びるように形成されている。第4内フラップ29は、左側板部24の上縁であって、閉塞状態において先端側板部34と隣接する部分である第2傾斜折曲線291から延びるように形成されている。第3内フラップ28及び第4内フラップ29は、閉塞状態においても互いに重なり合わない大きさに形成されている。
図3等に示すように、差込フラップ35における先端側板部34と隣接する側の部分には、差込フラップ35を貫通する切り込みにより形成された線状のスリット351が、横幅方向中央位置において先端折曲線32に沿って形成されている。具体的には、図5(A)に示すように、スリット351は、先端折曲線32に平行な中央部352と、中央部352の両端よりも外側で先端折曲線32から遠ざかる方向に傾斜する部分を含む傾斜部353,354と、を有する。具体的には、傾斜部353,354は、中央部352の左右両端から先端折曲線32に到達する位置まで斜めに延び、更に中央部352よりも先端折曲線32から遠ざかる位置まで斜めに延びる。なお、スリット351は、左右対称形状である。
一方、図3等に示すように、背面板部22は、その上縁側の中央位置に、先端部をスリット351へ差し込み可能な板状の突出片である背面フラップ221を有する。具体的には、図5(B)に示すように、背面板部22の上縁には、下方へ延びる2本の平行な切り込み222,223が形成され、これら2本の切り込み222,223に挟まれた部分が背面フラップ221として機能する。背面フラップ221の先端部には、背面板部22における背面フラップ221以外の部分の他の部分の上縁よりも上方へ突出した位置に、スリット351に差し込み可能な部分である係止板部224が形成されている。なお、背面フラップ221は、左右対称形状である。
背面フラップ221の固定端、換言すれば、背面フラップ221と背面板部22における背面フラップ221以外の部分との境界線には、背面フラップ221を回転移動する軸として機能する折曲線である揺動折曲線225が形成されている。揺動折曲線225は、閉塞状態において蓋部3の先端折曲線32と平行になる向きに形成されている。背面フラップ221における固定端の反対側に位置する端部である自由端は、後述するように、係止板部224がスリット351に差し込まれることで蓋部3に固定可能に構成されている。
背面フラップ221における左右両側縁には、揺動折曲線225と平行な2本の切り込み226,227が形成されている。これらの切り込み226,227は、背面板部22における背面フラップ221以外の部分の上縁よりもやや上方に位置する。なお、切り込み226,227の先端部は、L字状に曲がって下方を向くように形成されている。
係止板部224は、切り込み226,227よりも先端側の部分である。係止板部224と背面フラップ221における残りの部分である基端板部228との境界、換言すれば、切り込み226,227の先端に挟まれた部分には、基端板部228に対する係止板部224の向きを変えるための折曲線である差込折曲線229が形成されている。
係止板部224は、先端に向かって横幅が狭くなる形状である。具体的には、係止板部224は、基端板部228と隣接する側の横幅L4が最も長く、最も先端側である上縁の横幅L1が最も短い。差込折曲線229の横幅L2は、横幅L4よりも短く、横幅L1よりも長い。また、係止板部224の横幅は、図5(A)に示すスリット351における中央部352の横幅L3及びスリット351全体の横幅L5も含めると、L1<L2<L3<L4<L5の関係となる。つまり、係止板部224は、閉塞状態で先端折曲線32に沿った方向となる幅の最大値が、中央部352の長さよりも長く、スリット351の先端折曲線32に沿った方向の幅よりも短く形成される。なお、本実施形態の構成ではL1<L2<L3<L4<L5の関係となるが、当該構成はあくまでも一例であり、例えばL1<L2≦L3<L4<L5の関係であっても同様の機能を発揮し得る。
背面フラップ221の自由端は、商品9の流通前又は販売前の段階において商品9が収容空間11に収容された後、係止板部224全体がスリット351を介して差込フラップ35の内側に挿入されることで蓋部3に固定される。スリット351の横幅L5は、係止板部224の横幅L4も長い。しかしながら、スリット351は、左右両側の傾斜部353,354が中央部352に対して斜めに折れ曲がった形状であり、直線状である中央部352の横幅L3は係止板部224の横幅L4よりも短い。したがって、係止板部224全体をスリット351に対して正面から挿入することは容易でない。ただし、スリット351の左右両側が中央部352よりも先端折曲線32から遠ざかる位置まで斜めに延びているため、差込フラップ35におけるスリット351により形成される片が、スリット351の両端を結ぶ線を軸にして差込フラップ35の内側に倒れやすくなっている。しかも、係止板部224は、先端に向かって横幅が狭くなる形状であり、最も先端側の横幅L1が中央部352の横幅L3よりも短い。したがって、係止板部224は、スリット351に対して斜め下方から差し込まれることにより、係止板部224全体が差込フラップ35の内側に比較的容易に挿入される。
一方、係止板部224が差込フラップ35の内側に完全に挿入された状態では、係止板部224が差込フラップ35の内側面に引っ掛かる。このため、係止板部224を引き抜く方向の外力が背面フラップ221に加えられても、係止板部224を引き抜くことは困難である。つまり、背面フラップ221によって蓋部3が閉塞状態にロックされた状態であるロック状態となる。このため、図3等に示すように、背面板部22における背面フラップ221の下方には、背面板部22における背面フラップ221を有する部分を残りの部分から切り取るためのミシン目状の切り込みである切取線41が形成されている。切取線41は、切り込み222,223の各下端を両端とし、下方へ突出した形状、具体的には円弧状に形成されている。つまり、包装箱1は、商品9の購入者が、背面板部22から背面フラップ221を切り取って蓋部3を開くことを想定して構成されている。換言すれば、包装箱1には、開封済みであるか否かを外観から確認できるロック機構、いわゆるバージンロックが採用されている。
ところで、例えば閉塞状態における外形が直方体状の包装箱であれば、本実施形態の包装箱1でいう基端板部228に対する係止板部224の曲げ角度に相当する角度を、ロック状態において直角に近い角度に維持することが可能となる。これは、本実施形態の包装箱1でいう背面板部22の内側面と、蓋部3における閉塞状態において背面板部22に隣接する部分(本実施形態では先端側板部34)の内側面と、の閉塞状態においてなす角度が、直角に形成されるからである。なお、ここでいう「直角に形成される」とは、直角に形成されるように設計されていることを意味し、実際の製品における角度が厳密に直角であるという意味ではない。
このため、ロック状態において、係止板部224は、差込フラップ35に対して垂直に近い向き、換言すれば、スリット351を介して係止板部224を引き抜くことが最も困難な向きとなりやすい。なお、内側面同士がなす角度とは、内側面同士が交わる線である交線上の1点から、各内側面に沿って交線に垂直に延びる2つの直線がなす角度であって、内側面同士に挟まれた範囲の角度である。
これに対し、本実施形態の包装箱1は、図1に示す閉塞状態において、背面板部22の内側面と先端側板部34の内側面とのなす角度が、直角よりも大きく形成される。なお、ここでいう「直角よりも大きく形成される」とは、直角よりも大きく形成されるように設計されていることを意味する。換言すれば、設計上の角度は直角又は直角と同視し得る角度であるが、実際の製品に生じるばらつき等により直角よりも大きくなっているようなものは含まれない。
このため、閉塞状態において、先端側板部34に対する差込フラップ35の曲げ角度が、直角よりも大きい角度となりやすい。その結果、ロック状態において、係止板部224は、差込フラップ35に対して垂直よりも斜めの向き、具体的には、スリット351を介して係止板部224を差し込みやすい向きに近い向きとなる。したがって、本実施形態の包装箱1は、外形が直方体の包装箱と比較すると、背面フラップ221を切り取ることなくロック状態が解除されてしまう可能性が高くなる。具体的には、例えば、包装箱1が搬送等において振動を受け、基端側板部33が変位することにより、ロック状態が解除されてしまうことが考えられる。
そこで、本実施形態の包装箱1には、係止板部224がスリット351に差し込まれていない状態においても、収容部2に対する先端側板部34の変位が規制されるようにするための第2のロック機構が設けられている。なお、以下の説明では、前述した係止板部224及びスリット351によるロック機構を第1のロック機構と称する。
具体的には、図5(A)に示すように、蓋部3の差込フラップ35における左右両側縁には、先端折曲線32と平行な2本の切り込み355,356が形成されている。これらの切り込み355,356は、先端折曲線32の近傍に位置し、それらの先端部は、L字状に曲がって先端折曲線32と交差し、先端側板部34の端部まで到達するように形成されている。その結果、図6に示すように、蓋部3の先端部が先端折曲線32で折り曲げられた状態において、差込フラップ35における左右両側縁のそれぞれには、先端側板部34と隣接する側の位置に、先端折曲線32に沿った方向において内側に凹んだ部分である凹部357,358が形成される。
一方、第3内フラップ28及び第4内フラップ29には、閉塞状態において背面板部22の上縁における左右両端部と隣接する位置に、蓋部3の切り込み355,356に引っかかる形状の突起部282及び突起部292がそれぞれ形成されている。換言すれば、閉塞状態において、取出口12における背面板部22側の横幅が、突起部282,292の存在により若干狭くなる。つまり、突起部282,292は、閉塞状態において取出口12における差込フラップ35が差し込まれる部分に突出し、凹部357,358と係合する。
したがって、差込フラップ35が背面板部22の内側面に沿って取出口12に差し込まれると、凹部357,358が突起部282,292に引っ掛かり、基端側板部33の変位が抑えられる。その結果、振動等による基端側板部33の変形が抑制され、第1のロック機構によるロック状態がより強固となる。なお、切り込み355,356の深さ、換言すれば凹部357,358の深さは、第2のロック機構を良好に機能させるために3〜7mmとすることが好ましく、基端側板部33の変位を良好に抑えるために3〜4mmとすることがより好ましい。
以上詳述した実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1)収容部2及び蓋部3には、差込フラップ35が取出口12に差し込まれている状態を維持するための機構として、第1のロック機構及び第2のロック機構が設けられている。そして、差込フラップ35が取出口12に差し込まれている状態では、係止板部224がスリット351に差し込まれていない状態においても、第2のロック機構により収容部2に対する先端側板部34の変位が規制される。つまり、第2のロック機構は、第1のロック機構とは独立して、差込フラップ35が取出口12に差し込まれている状態を維持する。したがって、先端側板部34の変位が抑制され、その結果、スリット351に差し込まれた係止板部224を、スリット351から抜けにくくすることができ、第1のロック機構を強固なものとすることができる。
(2)第2のロック機構は、差込フラップ35の凹部357,358が収容部2の突起部282,292と係合するように構成されている。したがって、差込フラップ35を利用して第2のロック機構を簡素な構造で実現することができる。
(3)突起部282,292は、第3内フラップ28及び第4内フラップ29に形成されている。したがって、第3内フラップ28及び第4内フラップ29を利用して、第2のロック機構を簡素な構造で実現することができる。
(4)先端折曲線32に沿った方向のスリット351の幅L5は、係止板部224の幅の最大値L4よりも長い。また、スリット351には、中央部352の両端よりも外側で先端折曲線32から遠ざかる方向に傾斜する部分が含まれる。このため、係止板部224は、例えば差込フラップ35に対して斜め方向から、スリット351に比較的容易に差し込むことが可能である。一方、係止板部224の幅の最大値L4は、スリット351における先端折曲線32に平行な中央部352の長さL3よりも長い。このため、スリット351に差し込まれた係止板部224が、差込フラップ35の内側面に引っ掛かりやすくなり、スリット351から抜けにくくなる。したがって、包装箱1を開封する際には、背面板部22における係止板部224を有する部分を残りの部分から切り取るなど、元の状態に戻すことができない方法で開封する必要がある。よって、包装箱1が開封済みであるか否かを外観から確認しやすくすることができ、開封した包装箱1をあたかも未開封であるかのような状態に戻すといった改ざん行為が防止される。
(5)差込フラップ35が取出口12に差し込まれている状態において、基端側板部33及び先端側板部34により構成される閉塞板部が、中央折曲線31で折り曲げられた状態となる。このような構成は、閉塞板部が1つの平板状である構成と比較して、閉塞板部が変形する自由度が高く、変位しやすい。このため、差込フラップ35の凹部357,358が収容部2の突起部282,292と係合する構成を採用する利点が大きい。
(6)商品9は、連結部93の一部が側面貫通孔231及び側面貫通孔241からはみ出した状態で収容空間11に収容される。側面貫通孔231,241の上縁及び下縁は、連結部93の上面及び下面とほぼ同じ高さに位置する。このため、商品9は、包装箱1に収容された状態において上下方向の移動が制限される。したがって、例えば包装箱1が振動を受けて商品9が蓋部3に衝突することにより蓋部3が開いてしまうことを生じにくくすることができる。
(7)収容空間11に商品9が収容された状態において、側面貫通孔231,241と連結部93との間の隙間が、突出片232,233,242,243により塞がれる。したがって、側面貫通孔231,241から指や物を入れるなどの行為を抑制することができる。
なお、本実施形態では、正面板部21が第1の収容板部の一例に相当し、背面板部22が第2の収容板部の一例に相当し、開閉折曲線211が第1の折曲線の一例に相当し、突起部282,292が突出部の一例に相当する。また、中央折曲線31が第3の折曲線の一例に相当し、先端折曲線32が第2の折曲線の一例に相当する。また、基端側板部33及び先端側板部34により構成される板部が閉塞板部の一例に相当し、基端側板部33及び先端側板部34が第1の部分板部及び第2の部分板部の一例に相当し、先端側板部34が隣接部の一例に相当する。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)差込フラップに形成される凹部の形状及び凹部と係合する突出部の形状は、上記実施形態で例示した凹部357,358及び突起部282,292の形状に限定されるものではない。すなわち、凹部の形状及び突出部の形状は、互いに係合する他の形状であってもよい。また、突出部は、内フラップ以外に形成されていてもよい。
(2)第2のロック機構は、上記実施形態で例示した構成に限定されるものではない。例えば、閉塞板部(上記実施形態では基端側板部33及び先端側板部34)における両端部と折曲線を介して連続し、収容部の内面に沿って取出口に差し込み可能な一対の側フラップが蓋部に設けられ、側フラップと収容部とが互いに係合されるようにしてもよい。
(3)係止板部の形状及び係止板部が差し込まれるスリットの形状は、上記実施形態で例示した係止板部224及びスリット351の形状に限定されるものではない。すなわち、係止板部の形状及びスリットの形状は、例えば、バージンロックの機能を発揮する他の形状であってもよく、バージンロックの機能を有さない形状であってもよい。
(4)スリットの位置は、上記実施形態のように少なくとも一部が第2の折曲線(上記実施形態では先端折曲線32)に接する位置であってもよく、第2の折曲線に接しない位置であってもよい。
(5)包装箱の外形は、上記実施形態で例示した包装箱1の外形である七面体に限定されるものではない。すなわち、包装箱の外形は、例えば、上記実施形態とは異なる七面体でもよく、七面体以外の多面体でもよく、曲面を有する形状でもよい。具体的には、例えば閉塞面は1つの傾斜面でもよい。また例えば、収容空間を構成する筒部の軸方向に垂直な断面は四角形以外の形状でもよい。
(6)シート状の素材は、紙製のシートに限定されるものではない。すなわち、シート状の素材は、例えば、プラスチック製のシートでもよく、紙製のシート層とプラスチック製のシート層とを含む多層構造のシートでもよい。
(7)包装箱が収容対象とする物品は、上記実施形態で例示した商品9以外の他の物品でもよい。
(8)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1…包装箱、1A…素材、2…収容部、3…蓋部、9…商品、11…収容空間、12…取出口、21…正面板部、22…背面板部、23…右側板部、24…左側板部、25A,25B,25C,25D…底フラップ、26…第1内フラップ、27…第2内フラップ、28…第3内フラップ、29…第4内フラップ、31…中央折曲線、32…先端折曲線、33…基端側板部、34…先端側板部、35…差込フラップ、41…切取線、93…連結部、211…開閉折曲線、221…背面フラップ、224…係止板部、225…揺動折曲線、228…基端板部、229…差込折曲線、231,241…側面貫通孔、282,292…突起部、351…スリット、352…中央部、353,354…傾斜部、357,358…凹部。

Claims (6)

  1. シート状の素材を折り曲げて形成された包装箱であって、
    物品を収容するための収容空間と、前記収容空間から前記物品を取り出すための開口である取出口と、が形成された部分である収容部と、
    前記取出口を開放及び閉塞するように構成された部分である蓋部と、
    を備え、
    前記収容部は、
    前記蓋部の一端と第1の折曲線を介して連続する板状の部分である第1の収容板部と、
    前記第1の収容板部と対向する板状の部分である第2の収容板部と、を有し、
    前記蓋部は、
    前記取出口の全域を閉塞可能な板状の部分である閉塞板部と、
    前記閉塞板部と第2の折曲線を介して連続し、前記第2の収容板部の内側面に沿って前記取出口に差し込み可能な板状の部分である差込フラップと、を有し、
    前記閉塞板部は、前記差込フラップが前記取出口に差し込まれている状態で前記取出口を閉塞し、
    前記閉塞板部により前記取出口が閉塞されている状態において、前記第2の収容板部の内側面と、前記閉塞板部における前記第2の収容板部に隣接する部分である隣接部の内側面と、のなす角度が、直角よりも大きく形成され、
    前記蓋部及び前記収容部には、前記差込フラップが前記取出口に差し込まれている状態を維持するための機構として、第1のロック機構及び第2のロック機構が設けられ、
    前記第1のロック機構は、
    前記差込フラップを貫通する線状のスリットと、
    前記第2の収容板部に設けられ、前記スリットに差し込み可能な板状の部分である係止板部と、を有し、
    前記第2のロック機構は、前記係止板部が前記スリットに差し込まれていない状態においても前記収容部に対する前記隣接部の変位を規制するように構成されている、包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記第2のロック機構は、
    前記差込フラップにおける前記第2の折曲線の両端部と交わる各縁部に形成された凹部と、
    前記収容部に設けられ、前記取出口における前記差込フラップが差し込まれる部分に突出し、前記差込フラップが前記取出口に差し込まれている状態で前記凹部と係合する突出部と、
    を有する、包装箱。
  3. 請求項2に記載の包装箱であって、
    前記収容部は、前記閉塞板部の内側面に沿って前記取出口の一部を閉塞可能な板状の部分である複数の内フラップを有し、
    前記突出部は、前記内フラップに形成されている、包装箱。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の包装箱であって、
    前記凹部の深さが3〜7mmである、包装箱。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の包装箱であって、
    前記スリットは、前記第2の折曲線に平行な中央部と、前記中央部の両端よりも外側で前記第2の折曲線から遠ざかる方向に傾斜する部分を含む傾斜部と、を有し、
    前記閉塞板部により前記取出口が閉塞されている状態で前記第2の折曲線に沿った方向となる前記係止板部の幅の最大値が、前記中央部の長さよりも長く、前記第2の折曲線に沿った方向の前記スリットの幅よりも短い、包装箱。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の包装箱であって、
    前記閉塞板部は、第1の部分板部と、前記第1の部分板部と第3の折曲線を介して連続する第2の部分板部と、を有し、
    前記差込フラップが前記取出口に差し込まれている状態において、前記閉塞板部は前記第3の折曲線で折り曲げられた状態となるように構成されている、包装箱。
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