JP3200158U - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】外箱とトレーが一枚の箱体形成片で一体に設けられ、簡単な組立方法で安価に作ることができ、収容物を簡単な操作で容易に取り出すことができる包装箱を提供する。【解決手段】一枚の箱体形成片から成り、外箱12を形成する側面18,20,22,24と、側面24から一体に設けられ切断可能な破断線で区切られ、外箱の中に摺動可能に入れられたトレー14を有する。トレーには、摺動方向に向かって折り返され対向する側面20に端部が当接するトレー折返片92を備える。トレー折返片の端部が当接する側面20には、トレー折返片に向かって折り返される外箱折返片44を備える。トレーを引くと破断線が切断され、トレーが外箱に対して摺動可能となり、トレー折返片の端部または外箱折返片の端部が、それぞれ外箱折返片またはトレー折返片の折り返し部に当接する。【選択図】図1

Description

この考案は、外箱の内側に収容物を保持するトレーが摺動可能に設けられている包装箱に関する。
従来、外箱の内側に、収容物を入れるトレーが外箱の挿通方向に沿って手動可能に設けられている包装箱がある。収容物を取り出す時は、トレーを摺動させて外箱から突出させ、トレーに入れられた収容物を取り出すものである。
例えば、特許文献1に開示されているスライド式カートンは、外箱にトレー状の中舟を挿入したものである。外箱は、外箱側板、外箱上板、外箱側板、外箱下板からなる四角筒状の開口端辺の一部に外箱係止片を設け、外箱係止片を裏面側に折り返して形成されている。中舟は、前側板、後側板、左右側板からなる側板を、底板から立ち上がるように連設し、前記側板に中舟係止片を設け、中舟係止片を底板に対して平行に折り曲げて形成されている。このスライド式カートンは、外箱から中舟をスライドさせて中舟の中に収納した内容物を取り出す時に、中舟を所定長さに引き出したときに、外箱の外箱係止片と中船の中舟係止片が係止され、中舟が外箱から抜け落ちてしまうことを防ぐものである。
また、外箱とトレーが連続して一枚の箱体形成片から作られたものがある。特許文献2に開示されているスリーブカートンは、中舟カートンと外スリーブが切断可能な繋ぎ部を介して一体となる1ピース構造であり、外スリーブには、糊代片と、ジッパー線で区切られた帯状の開封部が設けられている。糊代片の裏面を、繋ぎ部の表面に糊付けして、スリーブカートンが組み立てられている。収容物を取り出す時は、開封部を引き上げてジッパー線を切断して外し、このとき繋ぎ部も切断され、中舟カートンと外スリーブが切り離される。これにより中舟カートンは外スリーブから引き出し可能となる。このスリーブカートンによれば、包装材料のコストも安くなり、また流通・販売工程における荷扱いが容易であり、さらに倉庫スペースも削減することができる。
特開2006−1613号公報 特開2008−143533号公報
上記背景技術の場合、特許文献1は、外箱と中舟が設けられた2ピース構造であり、コストが高く、製造効率も良くないものである。一方、特許文献2は、外箱とトレーが連続して一枚の箱体形成片から作られているので、安価に形成されるが、収容物を取り出す時に開封部を引き上げてジッパー線を切断して外す操作が面倒であり、力が必要であり、より簡単に収容物を取り出す構造が求められている。
この考案は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、外箱とトレーが一枚の箱体形成片で一体に設けられ、簡単な組立方法により安価で作ることができ、収容物を簡単な操作で容易に取り出すことができる包装箱を提供することを目的とする。
本考案は、一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、この箱体形成片には、外箱を形成するための互いに平行に連接された側面と、前記側面の一つから一体に設けられ切断可能な破断線で区切られ前記外箱の中に摺動可能に入れられて収容物を保持するトレーが設けられている包装箱である。前記トレーには、折罫線を介して設けられ摺動方向に向かって折り返され対向する前記外箱の前記側面に端部が当接するトレー折返片が設けられている。前記トレー折返片の端部が当接する前記側面には、折罫線を介して設けられ前記トレー折返片に向かって折り返される外箱折返片が設けられている。前記トレーを引くことにより前記破断線が切断され、前記トレーが前記外箱に対して摺動可能となり、前記トレーを引き出すと前記トレー折返片の端部または前記外箱折返片の端部が、前記外箱折返片の折り返し部または前記トレー折返片の折り返し部に当接し、移動が規制されるものである。
前記トレー折返片は前記外箱折返片よりも長く設けられ、前記トレー折返片の端部が前記外箱折返片の前記折罫線に当接し、移動が規制されるものである。
前記トレーは、前記外箱の前記側面の裏面に沿って3枚の側板がコの字形に折り曲げられて摺動方向に挿通して設けられ、中央に位置する前記側板の下端部に前記トレー折返片が設けられ、前記トレー折返片が折り返されて底部となり前記収容物を保持するものである。
前記外箱は前記側面で囲まれた開口を閉鎖する上蓋片が設けられ、前記トレーには引き出す時に保持する保持片が設けられ、前記保持片は前記上蓋片の裏面に重ねられて正折りして閉じられ、前記上蓋片を開封するときに前記上蓋片の裏面に沿って外側に突出する。
前記上蓋片には、前記外箱折返片が設けられた前記側面の裏面に差し込まれて閉鎖する差込片が設けられ、前記外箱折返片が設けられた前記側面には、前記差込片に糊付けされる開封用切取部が設けられている。前記開封用切取部の裏面には前記外箱折返片が折り返されて前記差込片との間に位置し、前記外箱折返片の前記開封用切取部に対向する位置には透孔が設けられている。
本考案の包装箱は、外箱とトレーが一枚の箱体形成片で一体に設けられ、簡単な組立方法により作ることができ、包装材料のコストも安くなり、流通・販売工程における荷扱いが容易であり、包装コストの削減を達成するものである。また収容物を取り出す時は、トレーの保持片を保持して引き出す簡単な操作で外箱とトレーを分離することができ、トレーを分離させると同時に外箱から引き出して容易に収容物を取り出すことができる。トレーは、所定長さに引き出すと外箱に係止され、抜け落ちることがなく安全である。
この考案の一実施形態の包装箱の開封した状態を示す斜視図(a)と、トレーを引き出した状態を示す斜視図(b)である。 この実施形態の包装箱の斜視図である。 この実施形態の包装箱の開封した状態を示す右側面図(a)と、トレーを引き出した状態を示す右側面図(b)である。 この実施形態の包装箱の展開図である。
以下、この考案の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図4はこの考案の一実施形態を示すもので、この実施形態の包装箱10は、外箱12の内側に収容物11を保持するトレー14が設けられている。外箱12とトレー14は、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成された一枚の箱体形成片16を組み立てて設けられている。
図4は、箱体形成片16を表面から見た展開図であり、箱体形成片16は、外箱12を形成する側面18,20,22,24が、互いに平行に連接して形成されている。側面18,20,22,24は、連接方向と直交する幅方向の長さは互いに同じ長さであり、それと交差する長さは側面18,22が短くて互いにほぼ等しく、側面20,24が長くて互いにほぼ等しい。側面24の側縁部には、包装箱10の組立状態で側面18の裏面に糊付けされる糊付片26が設けられている。側面18,20,22,24、糊付片26は、各々折罫線28,30,32,34で区切られている。
側面18の、側面同士の連接方向に対して直角な方向の一方の端部には、矩形の上フラップ36が折罫線38で区切られて設けられている。側面18の、折罫線38と反対側の端部には、台形状の底フラップ40が折罫線42で区切られて設けられている。
側面20の、側面18の折罫線38に隣接する端部には、外箱折返片44が折罫線46で区切られて設けられている。外箱折返片44は台形状であり、折罫線46と反対側の端部44aは、折罫線46に対して平行であり、折罫線46の3分の2程度の長さであり、折罫線46と端部44aの間の長さは、少なくとも側面22の連接方向の幅よりも長く、側面20の連接方向と直交する幅方向の長さの半分より少し短い。外箱折返片44には、折罫線46の中心に隣接する矩形の透孔48が設けられている。側面20には、透孔48に隣接して矩形の開封用切取部50が設けられ、開封用切取部50は、折罫線46に連続するコの字形の破断線52で囲まれて周囲と区切られている。側面20の、折罫線46と反対側の端部には、矩形の外側底蓋片54が折罫線55で区切られて設けられている。
側面22の、側面20の折罫線46に隣接する端部には、上フラップ36とほぼ同形状の上フラップ56が折罫線58で区切られて設けられている。側面22の、折罫線58と反対側の端部には、底フラップ40とほぼ同形状の底フラップ60が折罫線62で区切られて設けられている。
側面24の、側面22の折罫線58に隣接する端部には、上蓋片64が折罫線66で区切られて設けられている。上蓋片64の折罫線66と反対側の端部には、さらに差込片68が折罫線70で区切られて設けられている。側面24の、折罫線66と反対側の端部には、台形状の内側底蓋片72が折罫線74で区切られて設けられている。
糊付片26の、折罫線34と反対側の側縁部26aには、トレー14を形成する側板76,78,80が、糊付片26に近い方から順に、互いに平行に連接して一体に設けられている。側板76,78,80は、連接方向と直交する幅方向の長さは互いに同じ長さであり、隣接する糊付片26の側縁部26aの長さとほぼ同じである。連接方向の長さは側板76,80が短くて互いにほぼ等しく、外箱12の側面18,22とほぼ同じである。側板78はそれより長く、側面20とほぼ同じである。糊付片26と側板76は破断線82で区切られ、側板76,78,80は、各々折罫線84,86で区切られている。折罫線84,86は、折り曲げやすいようにミシン線等で形成されてもよい。
側板76は、側面24の折罫線66側に位置する端部76aは、破断線82に対して直角に位置する直線で形成されている。側板76の、端部76aと反対側の端部76bは、糊付片26の側縁部26aの途中から、隣接する側板78の端部に達する曲線で形成され、曲線は側板76の外側に膨出する円弧である。
側板78の、側板76の端部76aに隣接する端部には、保持片88が折罫線90で区切られて設けられている。保持片88は、折罫線90と反対側の端部88aは、折罫線90に対して平行な直線であり、折罫線90より短く、折罫線90と端部88aの間の長さは、上蓋片64の折罫線66と折罫線70の間の長さより少し短いものである。保持片88の、折罫線84,86に隣接する両端部は、端部88aの両端と折罫線84,86を結ぶ曲線で形成され、曲線は保持片88の外側に膨出する円弧である。
側板78の、折罫線90と反対側の端部には、トレー折返片92が折罫線94で区切られて設けられている。トレー折返片92は台形状であり、折罫線94と反対側の端部92aは、折罫線94に対して平行で、折罫線94よりわずかに短く、折罫線94と端部92aの間の長さは、側板78の連接方向と直交する幅方向の長さの半分より少し短く、外箱折返片44の端部44aと折罫線46の間の長さよりも少し長いものである。折罫線90,94は、折り曲げやすいようにミシン線等で形成されてもよい。
側板80の、折罫線86と反対側に位置する側縁部80aは、折罫線86に対して平行な直線であり折罫線86よりも短い。側板80の、側板78の折罫線90に隣接する端部80bは、外側に膨出する円弧である曲線で設けられている。側板80の、端部80bと反対側の端部80cも、外側に膨出する円弧である曲線で設けられ、端部76bと同じ形状であり、端部80bよりも径が少し大きい円弧である。
次に、この実施形態の包装箱10の組立方法の一例について説明する。ここでは、図4が包装箱10の箱体形成片16の表面を見たものであり、箱体形成片16の表面が凸になる折り方を正折り、そして裏面が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、破断線82を正折りし、外箱12の側面22,24、糊付片26の裏面に、トレー14の側板80,78,76を重ねる。次に折罫線94を逆折りしてトレー折返片92を側板78の表面に重ねる。また、折罫線46を正折りして外箱折返片44を側面20の裏面に重ねる。次に折罫線32を正折りし、このとき折罫線32の裏面に位置する折罫線86も同時に逆折りする。この後、糊付片26の表面に糊96を塗布し、糊96は、糊付片26の長手方向に沿う直線状に塗布する。次に折罫線28を正折りし、糊付片26の表面は糊96により側面18の裏面に糊付けされる。これにより、箱体形成片16は折り畳み状態となり、この折り畳んだ状態で出荷される。
次に、収容物11を収容し包装する工場等において、折罫線28,30,32,34を各々90°に正折りして、側面18,20,22,24を四角筒にする。この時、トレー14の折罫線84,86も自動的に90°に引き起こされて、側板76,78,80は、外箱12の側面18,24,22の裏面に各々重ねられ上下方向に挿通するコの字形に形成される。トレー折返片92は、ブランクシートの弾性力により二つ折りされていた折罫線94が開き、トレー折返片92の端部92aが側板78から離れ、側板78に対面する側面20の裏面に当接し、トレー折返片92は所定の角度に傾斜した状態となる。傾斜したトレー折返片92が上下に挿通する側面22,24,18の底部となり、トレー折返片92と側面22,24,18で囲まれた空間は、トレー14の収容部13となる。また、外箱折返片44は、ブランクシートの弾性力により二つ折りされていた折罫線46が開き、外箱折返片44の端部44aが側面20から離れ、側面20に対面するトレー14の側板78の表面に当接し、外箱折返片44は所定の角度に傾斜した状態となる。なお、外箱折返片44の端部44aと、トレー折返片92の端部92aは、互いに重ならない。
次に、底フラップ40,60を折罫線42,62で正折りし、内側底蓋片72の表面に糊98を塗布し、糊98は内側底蓋片72の長手方向に沿う直線状に塗布する。そして、内側底蓋片72を折罫線74で正折りし、外側底蓋片54を折罫線55で正折りする。これにより、内側底蓋片72の表面は糊98により外側底蓋片54の裏面に糊付けされ、箱体12の底部が形成される。
底部が組み立てられた外箱12の中に、収容物11を入れる。収容物11は、ここではアンプル等の医薬品であり、収容物11の長手方向を縦にして、トレー14の、側板76,78,80、トレー折返片92で形成される収容部13の中に、互いに平行に並べて入れる。外箱折返片44は、収容物11に押されて側面20の裏面に重ねられた状態となる。収容物11の底部は傾斜したトレー折返片92に当接し、緩衝機能を有して保持される。
次に、上フラップ36,56を折罫線38,58で正折りし、トレー14の保持片88を、折罫線90で90°に正折りし、保持片88の外側に重ねて上蓋片64を折罫線66で正折りし、差込片68を折罫線70で正折りして側面20の裏面に差し込み、係止する。このとき側面20の、開封用切取部50の裏面に糊100を塗布し、差込片68の表面に糊付けして閉鎖する。側面20の裏面に折り重ねられた外箱折返片44は、開封用切取部50に対向する位置に透孔48が設けられているため、糊100が付くことがない。これで図2に示すように包装が完了する。
包装箱10から収容物11を取り出す時は、開封用切取部50を押して破断線52を切断させる。側面20から分離された開封用切取部50が糊付けされた状態の差込片68を引き抜き、上蓋片64を開いて包装箱10を開口する。上蓋片64を開くと、上蓋片64に押さえられていたトレー14の保持片88が上蓋片64の裏面に沿って外側に突出する。そして保持片88を保持してトレー14を引き上げる。すると、外箱12とトレー14の間の破断線82が切断され、トレー14は外箱12に対して摺動可能となる。トレー14を外箱12から引き上げ、トレー14の収容部13に収容された収容物11も持ち上がり、外箱12から突出した収容物11の上端部を保持して取り出す。トレー14が摺動するとき、トレー折返片92の端部92aは側面20の裏面を摺動し、側面20と、側面20に折り返された外箱折返片44の間に差し込まれる。さらにトレー14を引き出していくと、トレー折返片92の端部92aは外箱折返片44の折罫線46に当接し、それ以上移動することができない。このため、トレー14が外箱12から抜け落ちることがない。側面20の開封用切取部50は破断線52で切り離されて開口し、トレー折返片92の端部92aが折罫線46に近づくと視認することができる。これにより、抜け止めの係止位置までの長さがわかり、操作がしやすいものとなる。
なお、使用しない残りの収容物11は、保持片88を保持してトレー14を外箱12の中へ押し込み、トレー折返片92の折罫線94が外箱12の底部、詳しくは側面24の下端部に位置する折罫線74に当接させて収容し、包装と同じ手順で、上蓋片64を閉鎖して収容する。
この実施形態の包装箱10によれば、外箱12とトレー14が一枚の箱体形成片16で一体に設けられ、簡単な組立方法により作ることができ、包装材料のコストも安くなり、また流通・販売工程における荷扱いが容易であり、さらに倉庫スペースも削減することができる。トータル的に、大幅な包装コストの削減を達成するものである。また、収容物11を取り出す時は、トレー14の保持片88を保持して引き出す簡単な操作で外箱12とトレー14を分離させることができ、トレー14を引き出して収容物11を外箱12から突出させて容易に取り出すことができる。トレー14を所定長さ引き出したときに、トレー折返片92の端部92aが、外箱折返片44の折罫線46に当接する簡単な構造により、トレー14がそれ以上移動することができず、トレー14が外箱12から抜け落ちることを防ぐことができる。トレー14が抜け落ちて収容物11が落下することがなく、安全である。トレー折返片92と外箱折返片44は広い面積で設けられているため、確実に係止されるものである。係止する際にトレー折返片92や外箱折返片44に曲げるような無理な力がかからず、当接を繰り返しても変形することがなく高い係止力を維持することができる。外箱折返片44とトレー折返片92は、ブランクシートの弾性力で折罫線46,94が開いて確実に側面20と側板78に各々当接し、簡単な構造で確実に係止されるものである。収容物11の底部は傾斜したトレー折返片92に当接して保持され、トレー折返片92の端部92aは側面20に当接してばねのようになり、高い緩衝機能も有するものである。また、収容物11の側面は外箱折返片44に当接し、外箱折返片44はブランクシートの弾性力で収容物11の側面に付勢されて当接するため、横方向にも緩衝機能を有するものである。
なお、この考案の包装箱は、上記実施の形態に限定されるものではなく、箱体の各部材の形状は自由に変更可能であり、上蓋片や差込片、外側底蓋片、内側底蓋片の形状も適宜変更可能である。外箱折返片とトレー折返片の形状は、互いに確実に係止されるものであればよい。この考案は、トレー折返片が外箱折返片より少し長く形成されトレー折返片の端部が外箱折返片の折罫線に当接して係止されるものであるが、逆でもよく、外箱折返片の方が長く形成され外箱折返片の端部がトレー折返片の折罫線に当接して係止されるものでもよい。
10 包装箱
12 外箱
14 トレー
16 箱体形成片
18,20,22,24 側面
44 外箱折返片
48 透孔
50 開封用切取部
64 上蓋片
68 差込片
82 破断線
76,78,80 側板
88 保持片
92 トレー折返片
92a 端部

Claims (5)

  1. 一枚のブランクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片から成り、この箱体形成片には、外箱を形成するための互いに平行に連接された側面と、前記側面の一つから一体に設けられ切断可能な破断線で区切られ前記外箱の中に摺動可能に入れられて収容物を保持するトレーが設けられ、
    前記トレーには、折罫線を介して設けられ摺動方向に向かって折り返され対向する前記外箱の前記側面に端部が当接するトレー折返片が設けられ、
    前記トレー折返片の端部が当接する前記側面には、折罫線を介して設けられ前記トレー折返片に向かって折り返される外箱折返片が設けられ、
    前記トレーを引くことにより前記破断線が切断され、前記トレーが前記外箱に対して摺動可能となり、前記トレーを引き出すと前記トレー折返片の端部または前記外箱折返片の端部が、前記外箱折返片の折り返し部または前記トレー折返片の折り返し部に当接し、移動が規制されることを特徴とする包装箱。
  2. 前記トレー折返片は前記外箱折返片よりも長く設けられ、前記トレー折返片の端部が前記外箱折返片の前記折罫線に当接し、移動が規制される請求項1記載の包装箱。
  3. 前記トレーは、前記外箱の前記側面の裏面に沿って3枚の側板がコの字形に折り曲げられて摺動方向に挿通して設けられ、中央に位置する前記側板の下端部に前記トレー折返片が設けられ、前記トレー折返片が折り返されて底部となり前記収容物を保持する請求項1記載の包装箱。
  4. 前記外箱は前記側面で囲まれた開口を閉鎖する上蓋片が設けられ、前記トレーには引き出す時に保持する保持片が設けられ、前記保持片は前記上蓋片の裏面に重ねられて正折りして閉じられ、前記上蓋片を開封するときに前記上蓋片の裏面に沿って外側に突出する請求項1記載の包装箱。
  5. 前記上蓋片には、前記外箱折返片が設けられた前記側面の裏面に差し込まれて閉鎖する差込片が設けられ、前記外箱折返片が設けられた前記側面には、前記差込片に糊付けされる開封用切取部が設けられ、前記開封用切取部の裏面には前記外箱折返片が折り返されて前記差込片との間に位置し、前記外箱折返片の前記開封用切取部に対向する位置には透孔が設けられている請求項1記載の包装箱。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018002177A (ja) * 2016-06-28 2018-01-11 朝日印刷株式会社 包装用箱
KR102557464B1 (ko) * 2023-05-24 2023-07-19 주식회사 대한비앤아이 응급 의료 제품용 포장 패키지

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