JP6890483B2 - 包装用箱 - Google Patents

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Description

この発明は、商品等を収容した後、筒状体の開口部を糊付けして封止する包装用箱に関する。
従来、例えば特許文献1に開示されているように、底板、前板、後板、及び2つの側板から成る箱本体と、前記後板の端部に延設され箱本体に対して開閉可能な蓋板と、蓋板の先端に延設され、前板に重ねて糊付けされる蓋板舌片とを備えた包装箱があった。蓋板舌片には、後板に連続する開封部と、前板に糊付けされる舌片糊付け部と、開封部の舌片糊付け部側に端部に設けられた引き代と、引き代の基端から蓋板舌片の両側端までを結ぶように設けられた破断線であって、引き代が引かれた時、開封部が舌片糊付け部から分離されるように破断誘導する一対の列開部とが設けられている。引き代は、開封時に、指で摘まんで引く部分で、蓋板舌片の略U字状の切り込み部に囲まれた部分により形成されている。
開封する時は、引き代を指で摘まんで引き上げて裂開部を破断させる操作を行い、蓋板を開く。再封する時は、蓋板を閉じ、蓋板舌片の部分(列開部で切り離されて蓋板に連続する部分)を前板の内側に差し込んで保持させる操作を行う。
特開2007−153444号公報
しかし、特許文献1の包装箱の場合、蓋板の開封及び再封の操作は、前板(正面板)の側からしか行うことができず、開封口を探して開封する動作が必要であった。さらに、近年、正面板と背面板の両面が正面である印刷表示が施された包装用箱もあり、包装用箱のどちらの側からもスムーズに開封可能な包装用箱が求められていた。
この発明は、開封及び再封の操作を正面板側と背面板側のどちらからでも行うことができる包装用箱を提供することを目的とする。
この発明は、一枚の箱体形成片から成り、前記箱体形成片には、背面板、第一側面板、正面板及び第二側面板が、互いに平行な折罫線を介して順に連接され、前記背面板の、前記第一側面板が連接された端縁と直角な端縁に、蓋板が第一折罫線を介して延設され、前記背面板には、前記第一折罫線と前記第一折罫線の両端から連続する第一開封用破断線とで囲まれた第一差し込み部が設けられ、前記蓋板の先端縁に、表面板が第二折罫線を介して延設され、前記表面板は、前記蓋板に連続する第二差し込み部と前記蓋板に連続しない糊付け部とを有し、前記第二差し込み部と前記糊付け部が第二開封用破断線によって区切られ、前記第二側面板の、前記正面板と反対側の端縁に、裏面板が折罫線を介して延設され、
組み立て状態で、前記正面板、前記第一側面板、前記背面板、及び前記第二側面板からなる筒状体が形成され、前記筒状体の開口端が前記蓋板によって閉鎖され、前記背面板は、前記裏面板の外面に対面し、前記第一差し込み部が、前記裏面板の前記蓋板側の端部である第一保持部に重なり、前記第一差し込み部以外の部分が、前記裏面板の前記第一保持部以外の部分に糊付けされ、前記表面板は、前記正面板の外面に対面し、前記第二差し込み部が、前記正面板の蓋板側の端部である第二保持部に重なり、前記糊付け部が、前記正面板の前記第二保持部以外の部分に糊付けされ、
前記背面板の前記第一開封用破断線を破断して開封された場合、前記背面板の前記第一差し込み部を前記裏面板の前記第一保持部に保持させることによって再封可能であり、前記表面板の前記第二開封用破断線を破断して開封された場合、前記表面板の前記第二差し込み部を前記正面板の前記第二保持部に保持させることによって再封可能である包装用箱である。
前記裏面板の前記第一保持部に第一切り込み線が設けられ、前記背面板の前記第一開封用破断線を破断して開封した場合、前記背面板の前記第一差し込み部の先端部分を前記第一切り込み線に差し込むことによって再封可能な構成にしてもよい。
また、前記正面板の前記第二保持部に第二切り込み線が設けられ、前記表面板の前記第二開封用破断線を破断して開封した場合、前記表面板の前記第二差し込み部の先端部分を前記第二切り込み線に差し込むことによって再封可能な構成にしてもよい。
さらに、前記背面板の前記第一開封用破断線の中央部に、前記第一差し込み部の先端部分に指を掛けやすくするための第一指掛け孔が設けられ、前記表面板の前記第二開封用破断線の中央部に、前記第二差し込み部の先端部分に指を掛けやすくするための第二指掛け孔が設けられた構成にすることが好ましい。
この発明の包装用箱は、開封及び再封の操作を正面板側と背面板側のどちらからでも行うことができ、どちらか一方を使用者が自由に選択できるというユニークな包装形態である。また、簡単な構造で組み立て易く、開封及び再封の操作も容易である。
この発明の包装用箱の第一の実施形態を展開した箱体形成片を表面側から見た図である。 図1に示す箱体形成片を筒状に組み立てた状態を、正面板側から見た斜視図(a)、背面板側から見た斜視図(b)である。 第一の実施形態の包装用箱の組み立て状態を、正面板側から見た斜視図(a)、背面板側から見た斜視図(b)である。 第一の実施形態の包装用箱が正面板側から開封された状態を示す斜視図(a)、その後再封された状態を示す斜視図(b)である。 第一の実施形態の包装用箱が背面板側から開封された状態を示す斜視図(a)、その後再封された状態を示す斜視図(b)である。 この発明の包装用箱の第二の実施形態を展開した箱体形成片を表面側から見た図である。 第二の実施形態の包装用箱の組み立て状態を、正面板側から見た斜視図(a)、背面板側から見た斜視図(b)である。 第二の実施形態の包装用箱が正面板側から開封された状態を示す斜視図(a)、その後再封された状態を示す斜視図(b)である。
以下、この発明の包装用箱の第一の実施形態について、図1〜図5に基づいて説明する。この実施形態の包装用箱10は、図3(a)、(b)に示すように、矩形の筒状体の両端部(天面側及び底面側)が各々閉鎖された箱体であり、図1に示す箱体形成片12を組み立てて形成される。
箱体形成片12は、厚紙等の一枚のブランクシートを打ち抜いて形成され、背面板14、第一側面板16、正面板18、第二側面板20が順に連接されている。さらに、第二側面板20の側方には、組み立て状態で背面板14の裏面側に対向し糊付される裏面板22が連接されている。背面板14及び正面板18はほぼ同形であり、裏面板22は、それよりも僅かに小さい。第一側面板16及び第二側面板20はほぼ同形である。背面板14、第一側面板16、正面板18、第二側面板20、裏面板22は、互いに平行な折罫線24,26,28,30で各々区切られている。
背面板14の天面側の端部には、略四角形の蓋板32が延設され、第一折罫線34で背面板14と区切られている。蓋板32の延設長さは、第一側面板16の連接方向長さとほぼ等しい。また、背面板14には、第一折罫線34と第一折罫線34の両端から連続する第一開封用破断線36とで囲まれた第一差し込み部38が設けられている。第一差し込み部38は、第一開封用破断線36側の端部が少し幅狭になっており、この幅狭な端部が円弧状に突出して先端部分38aとなり、先端部分38aの周縁部に第一指掛け孔40が形成されている。先端部分38aは、開封時の摘みになる部分で、第一指掛け孔40は、先端部分38aを摘まみやすくするために設けられている。
蓋板32の先端縁には、表面板42が第二折罫線44を介して延設されている。表面板42は、蓋板32に連続する第二差し込み部46と蓋板32に連続しない糊付け部48とを有し、第二差し込み部46と糊付け部48が第二開封用破断線50によって区切られている。第二差し込み部46は、第二開封用破断線50側の端部が少し幅狭になっており、この幅狭な端部から連続する位置に、第二指掛け孔52が形成されている。第二指掛け孔52は、開封時、第二差し込み部46の端部に指を掛けやすくするために設けられている。
背面板14の底面側の端部には、台形状の外蓋片54が延設され、折罫線56で背面板14と区切られている。また、折罫線56の位置に、第一分解用破断線58が設けられている。第一分解用破断線58は、その両端部が折罫線56の両端部に重なり、中央部が背面板14内に入るように円弧状に形成された略Ω状の破断線である。折罫線56と第一分解用破断線58とで囲まれた第一押圧部60は、組み立て状態の箱体を分解して廃棄する時に使用される。
第一側面板16の天面側の端部にはフラップ62が延設され、折罫線64で第一側面板16と区切られている。第一側面板16の底面側の端部にも、フラップ66が延設され、折罫線68で第一側面板16と区切られている。
正面板18の天面側の端部は第二保持部70であり、端縁中央部に、円弧状の切り欠き70aが設けられている。正面板18の底面側の端部には、台形状の内蓋片72が延設され、折罫線74で正面板18と区切られている。また、折罫線74の位置に、第二分解用破断線76が設けられている。第二分解用破断線76は、その両端部が折罫線74の両端部に重なり、中央部が正面板18内に入るように円弧状に形成された略Ω状の破断線である。折罫線74と第二分解用破断線76とで囲まれた第二押圧部78は、組み立て状態の箱体を分解して廃棄する時に使用される。
第二側面板20の天面側の端部には、フラップ62とほぼ同形のフラップ80が延設され、折罫線82で第二側面板20と区切られている。第二側面板20の底面側の端部にも、フラップ66と同形のフラップ84が延設され、折罫線86で第二側面板20と区切られている。
裏面板22の天面側の端部は第一保持部88であり、端縁から少し内側に入った位置に第一切り込み線88aが設けられている。第一切り込み線88aは、第一差し込み部38の先端部分38aを差し込み可能な大きさになっている。また、裏面板22の底面側の端端縁中央部には、円弧状の切り欠き90が設けられている。切り欠き90は、裏面板22が背面板14の裏面側に糊付されたとき、裏面板14が第一押圧部60に重ならないようにするために設けられている。
次に、この箱体形成片12の組み立て方法の一例を説明する。図1は箱体形成片12を表面側から見たものであり、以下、箱体形成片12の表面側が凸になる折り方を正折り、裏面側が凸になる折り方を逆折りと称する。
まず、背面板14の裏面の中央部(第一差し込み部38、第一指掛け孔40及び第一押圧部60以外の領域)に図示しない糊を塗布した後、折罫線28を正折りし、折罫線24を正折りして、裏面板22の表面を背面板14の裏面に糊付する。箱体形成片12は、この状態で、包装用箱10の製造工場から商品を収容し包装する工場へ出荷される。
次に、商品を収容し包装する工場等において、折罫線24,26,28,30を各々90度になるように正折りし、図2(a)、(b)に示すように、四角形の筒状体92を形成する。そして、天面側のフラップ62,80を各々折罫線64,82で90度に正折りし、表面板42の糊付け部48の裏面に糊を塗布した後、第一折罫線34と第二折罫線44を各々90度に正折りし、筒状体92の天面側の開口端を蓋板32で閉鎖するとともに、糊付け部48の裏面を正面板18の表面に糊付けする。この作業により、筒状体92の天面側の端部が閉鎖される。この後、医薬品等の商品を、筒状体92の底面側の開放している端部から内側に挿入する。
次に、底面側のフラップ66,84を各々折罫線68,86で90度に正折りし、外蓋片54の裏面または内蓋片72表面に糊を塗布した後、内蓋片72を折罫線74で90度に正折りし、外蓋片54を折罫線56で90度に正折りし、外蓋片54の裏面と内蓋片72の表面を互いに糊付けする。この動作により、筒状体92の天面側と底面側の両方が封止されて図3に示す状態になり、商品の包装作業が終了する。
図3(a)、(b)に示す状態で、背面板14の第一差し込み部38は、裏面板22の蓋板32側の端部である第一保持部88及び第一切り込み線88aの外面に、糊付けされずに重なっている。表面板42の第二差し込み部46は、正面板18の蓋板32側の端部である第二保持部70及び切り欠き70aに、糊付けされずに重なっている。
包装用箱10は、開封及び再封する操作を、正面板18側と背面板14側のどちらからでも行うことができる。
正面板18側から開封するときは、まず、表面板42の第二指掛け孔52に指を入れて、第二差し込み部46の端縁に指を掛ける。そして、指を掛けたまま上方に引き上げるようにして第二開封用破断線50を破断させ、蓋板32を開く。そして、フラップ62,80を引き上げて筒状体92の端部を開放すると図4(a)に示す状態になり、中の商品を取り出すことができる。
この状態で、第二差し込み部46は第二折罫線44を介して蓋板32と連続し、且つ、糊付け部48は正面板18に糊付けされているので、本体から分離する部分がなくゴミ等は生じない。
包装用箱10を再封するときは、フラップ62,80を倒し、蓋板32を倒し、第二差し込み部46を正面板18の第二保持部70の内側に差し込む。これで、図4(b)に示すように、第二差し込み部46が第二保持部70によって保持され、筒状体92の端部が蓋板32によって閉鎖される。
その後、再び蓋板32を開くときは、第二保持部70の切り欠き70aから露出する第二差し込み部46に指を掛け、第二差し込み部46と蓋板32を引き上げる。
包装用箱10を背面板14側から開封するときは、まず、背面板14の第一指掛け孔40内に指を入れて、第一差し込み部38の先端部分38aを指で摘まむ。そして、先端部分38aを上方に引き上げるようにして第一開封用破断線36を破断させ、蓋板32を開く。そして、フラップ62,80を引き上げて筒状体92の端部を開放すると図5(a)に示す状態になり、中の商品を取り出すことができる。
この状態で、第一差し込み部38は第一折罫線34を介して蓋板32と連続し、且つ、表面板42は正面板18に糊付けされているので、本体から分離する部分がなくゴミ等は生じない。また、背面板14の、第一差し込み部38が無くなった部分は、裏面板22の第一保持部88により閉鎖され、第一切り込み線88aの中央部が外側に露出する。
包装用箱10を再封するときは、フラップ62,80を倒し、蓋板32を倒し、第一差し込み部38を裏面板22の第一保持部88の外側に配し、先端部分38aを第一切り込み線88aに差し込む。これで、図5(b)に示すように、第一差し込み部38が第一保持部88によって保持され、筒状体92の端部が蓋板32によって閉鎖される。
その後、再び蓋板32を開くときは、第一差し込み部38に指を掛け、先端部分38aを第一切り込み線88aから引き抜くように、第一差し込み部38と蓋板32を引き上げる。なお、図4(b)に示す場合と同様に、第一差し込み部38を裏面板22の第一保持部88の内側に差し込んで、再封及び開封を行うようにしても良い。
包装用箱10を分解して廃棄する操作は、正面板18側と背面板14側のどちらからでも行うことができる。
正面板18側から分解するときは、第二押圧部78を指で押し込んで第二分解用破断線76を破断させ、第二押圧部78に指を掛けたまま引き上げて内蓋片72及び外蓋片54を開くとともに、サイドフラップ66,84を引き上げて筒状体92の底面側を開放する。さらに、再封されている天面側の端部も開放し、包装用箱10を折り畳んで廃棄する。
背面板14側から分解するときは、第一押圧部60を指で押し込んで第一分解用破断線58を破断させ、第一押圧部60に指を掛けたまま引き上げて内蓋片72及び外蓋片54を開きくとともに、サイドフラップ66,84を引き上げて筒状体92の底面側を開放する。さらに、再封されている天面側の端部も開放し、包装用箱10を折り畳んで廃棄する。
以上説明したように、包装用箱10は、開封、再封及び分解の操作を、正面板18側と背面板14側のどちらからでも行うことができ、どちらか一方を使用者が自由に選択できるというユニークな包装形態である。また、簡単な構造で組み立て易く、各操作も容易である。
次に、この発明の包装用箱の第二の実施形態について、図6〜図8に基づいて説明する。この実施形態の包装用箱94は、図7(a)、(b)に示すように、矩形の筒状体の両端部(天面側及び底面側)が各々閉鎖された箱体であり、図6に示す箱体形成片96を組み立てて形成される。箱体形成片96は、上記の箱体形成片12と同様の構成であり、異なるのは、表面板42の第二差し込み部46が第二差し込み部98に変更されている点と、正面板18の第二保持部70が第二保持部100に変更されている点である。
以下、包装用箱94及び箱体形成片96について、上記の包装用箱10及び箱体形成片12と同様の構成は同一の符号を付して説明を省略し、構成が異なる部分について説明する。
表面板42は、蓋板32に連続する第二差し込み部98と蓋板32に連続しない糊付け部48とを有し、第二差し込み部98と糊付け部48が第二開封用破断線50によって区切られている。第二差し込み部98は、第二開封用破断線50側の端部が少し幅狭になっており、この幅狭な端部が円弧状に突出して先端部分98aとなり、先端部分98aの周縁部に第二指掛け孔52が形成されている。先端部分98aは、開封時の摘みとなる部分で、第二指掛け孔52は、先端部分98aを摘まみやすくするために設けられている。
正面板18の天面側の端部は第二保持部100であり、端縁から少し内側に入った位置に第二切り込み線100aが設けられている。第二切り込み線100aは、第二差し込み部98の先端部分98aを差し込み可能な大きさになっている。
この箱体形成片94は、上記の箱体形成片12と同様の手順で組み立てられ、図7(a)、(b)に示す組み立て状態になる。この状態で、背面板14の第一差し込み部38は、上記と同様に、裏面板22の蓋板32側の端部である第一保持部88及び第一切り込み線88aの外面に、糊付けされずに重なっている。また、表面板42の第二差し込み部98は、正面板18の蓋板32側の端部である第二保持部100及び第二切り込み線100aに、糊付けされずに重なっている。
包装用箱94も、開封及び再封する操作を、正面板18側と背面板14側のどちらからでも行うことができる。
正面板18側から開封するときは、まず、表面板42の第二指掛け孔52に指を入れて、第二差し込み部98の先端部分98aを指で摘まむ。そして、先端部分98aを上方に引き上げるようにして第二開封用破断線50を破断させ、蓋板32を開く。そして、フラップ62,80を引き上げて筒状体92の端部を開放すると図8(a)に示す状態になり、中の商品を取り出すことができる。
包装用箱94を再封するときは、フラップ62,80を倒し、蓋板32を倒し、第二差し込み部98を正面板18の第二保持部100の外側に配し、先端部分98aを第二切り込み線100aに差し込む。これで、図8(b)に示すように、第二差し込み部98が第二保持部100によって保持され、筒状体92の端部が蓋板32によって閉鎖される。
その後、再び蓋板32を開くときは、第二差し込み部98に指を掛け、先端部分98aを第二切り込み線100aから引き抜くように、第二差し込み部98と蓋板32を引き上げる。
背面板14側から開封する操作は、上記包装用箱10と同様である。また、包装用箱94を分解して廃棄する操作も、上記包装用箱10と同様である。
上記の包装用箱10の場合、正面板18側の開封及び再封の構成(第二差し込み部46及び第二保持部70)と、背面板14側の開封及び再封の構成(第一差し込み部38及び第一保持部88)とが異なっている。これに対して、包装用箱94の場合、正面板18側の開封及び再封の構成(第二差し込み部98及び第二保持部100)と、背面板14側の開封及び再封の構成(第一差し込み部38及び第一保持部88)とが同様であるという特徴がある。この包装用箱94においても、上記包装用箱10と同様の効果を得ることができる。
なお、この発明の包装用箱は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、包装用箱10の第一及び第二指掛け孔40,52は、開封操作に支障がなければ省略することができる。これは、包装用箱94についても同様である。また、包装用箱10は、第二保持部70に円弧状の切り欠き70aを設けているが、再封後、再び蓋板32を開く操作に支障がなければ省略することができる。
開封及び再封の構成を正面板側と背面板側で共通化する場合、包装用箱94では、背面板14側の構成(第一差し込み部38及び第一保持部88)で共通化しているが、正面板18側の構成(第二差し込み部98及び第二保持部100)で共通化してもよい。
筒状体の4つの面は、どの面を背面板及び正面板にしても良い。この発明では、蓋板が延設される面を背面板、背面板と対向する面を正面板と定義しているが、この正面板は、必ずしも箱体の表示上又は展示上の正面である必要はない。その他、箱体の大きさ、素材、各部材の形状等は適宜変更可能であり、開封部及び透孔の形状は、箱体の素材の強度などを考慮し、適宜設定することができる。
10,94 包装用箱
12,96 箱体形成片
14 背面板
16 第一側面板
18 正面板
20 第二側面板
22 裏面板
32 蓋板
34 第一折罫線
36 第一開封用破断線
38 第一差し込み部
38a 先端部分
40 第一指掛け孔
42 表面板
44 第二折罫線
46 第二差し込み部
48 糊付け部
50 第二開封用破断線
52 第二指掛け孔
70 第二保持部
88 第一保持部
88a 第一切り込み線
92 筒状体
98 第二差し込み部
98a 先端部分
100 第二保持部
100a 第二切り込み線

Claims (4)

  1. 一枚の箱体形成片から成り、前記箱体形成片には、背面板、第一側面板、正面板及び第二側面板が、互いに平行な折罫線を介して順に連接され、
    前記背面板の、前記第一側面板が連接された端縁と直角な端縁に、蓋板が第一折罫線を介して延設され、
    前記背面板には、前記第一折罫線と前記第一折罫線の両端から連続する第一開封用破断線とで囲まれた第一差し込み部が設けられ、
    前記蓋板の先端縁に、表面板が第二折罫線を介して延設され、前記表面板は、前記蓋板に連続する第二差し込み部と前記蓋板に連続しない糊付け部とを有し、前記第二差し込み部と前記糊付け部が第二開封用破断線によって区切られ、
    前記第二側面板の、前記正面板と反対側の端縁に、裏面板が折罫線を介して延設され、
    組み立て状態で、前記正面板、前記第一側面板、前記背面板、及び前記第二側面板からなる筒状体が形成され、前記筒状体の開口端が前記蓋板によって閉鎖され、
    前記背面板は、前記裏面板の外面に対面し、前記第一差し込み部が、前記裏面板の前記蓋板側の端部である第一保持部に重なり、前記第一差し込み部以外の部分が、前記裏面板の前記第一保持部以外の部分に糊付けされ、
    前記表面板は、前記正面板の外面に対面し、前記第二差し込み部が、前記正面板の蓋板側の端部である第二保持部に重なり、前記糊付け部が、前記正面板の前記第二保持部以外の部分に糊付けされ、
    前記背面板の前記第一開封用破断線を破断して開封された場合、前記背面板の前記第一差し込み部を前記裏面板の前記第一保持部に保持させることによって再封可能であり、
    前記表面板の前記第二開封用破断線を破断して開封された場合、前記表面板の前記第二差し込み部を前記正面板の前記第二保持部に保持させることによって再封可能であることを特徴とする包装用箱。
  2. 前記裏面板の前記第一保持部に第一切り込み線が設けられ、
    前記背面板の前記第一開封用破断線を破断して開封した場合、前記背面板の前記第一差し込み部の先端部分を前記第一切り込み線に差し込むことによって再封可能である請求項1記載の包装用箱。
  3. 前記正面板の前記第二保持部に第二切り込み線が設けられ、
    前記表面板の前記第二開封用破断線を破断して開封した場合、前記表面板の前記第二差し込み部の先端部分を前記第二切り込み線に差し込むことによって再封可能である請求項1又は2記載の包装用箱。
  4. 前記背面板の前記第一開封用破断線の中央部に、前記第一差し込み部の先端部分に指を掛けやすくするための第一指掛け孔が設けられ、
    前記表面板の前記第二開封用破断線の中央部に、前記第二差し込み部の先端部分に指を掛けやすくするための第二指掛け孔が設けられている請求項1乃至3のいずれか記載の包装用箱。
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