JP2007284062A - 底面封緘箱 - Google Patents

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Kokichi Kasahara
幸吉 笠原
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Abstract

【課題】
テープやステッチ等の副資材の使用を廃止して箱組立時の作業、量販店での陳列時の開封作業、使用後の解体作業などでの安全性と簡便性の要求に応え、使用後の環境問題も解決する。
【解決手段】
一対の底面内フラップと一対の底面外フラップとが折り込まれた状態で箱底面が封緘される箱において、前記一対の底面内フラップは略矩形状で、先端左右に一対の切込溝を開設し、前記一対の底面外フラップは、側面に連接する折線から連設された等脚台形のフラップ本体部と、該本体部の先端から両側に突出し、該内フラップの該切込溝に差し込まれる差込片を有し、該底面外フラップの片側一つの先端の中央部に指掛け引き上げ用の切り欠き部分が形成されており、該一対の底面外フラップの折り込み時に両フラップが互いにオーバーラップする。
【選択図】
図1

Description

本発明は、主として生鮮野菜や果実、或いは花卉などの農産物や園芸品を運搬するのに有用な底面封緘箱に関するものである。
従来、生鮮野菜や果実或いは花卉などを箱詰めして出荷する場合、一度に多数個が出荷されるので組立てが容易なJIS−Z1507の0201形式(旧A−1形)の箱が多用されている。この箱は、長方形状の4側板を一方向に連接し、その4側板の上下に箱の底面及び天面を封鎖するため、それぞれ内フラップ及び外フラップを連接してなるほぼ直方体形状の箱である。
まず、連接した4枚の側板を角筒状に連結し、底面内フラップおよび、底面外フラップを折り線で箱の内側に折り曲げ、内外フラップの重なった部分をステッチと呼ばれる金具Sを打ち込み、底面フラップを封緘するか、あるいは、底面の両外フラップをまたがるようにテープを貼着して封緘していた。
前述のステッチ方式による底および蓋の封緘作業は、封緘の都度、ステッチとステッチ打込みマシンを用意する必要がある。また、底の封緘のためにテープをその都度貼着するのも手間がかかる。さらに、その封緘作業は箱組立作業における時間の大部分を占めているため、その作業性を改善し、ステッチおよびテープなどの副資材を使用しないで封緘できるものが望まれている。
一方、使用済みの箱を廃棄処分する場合、ステッチが箱に打ち込まれたままであると、ステッチは金属であるため紙などの可燃物と一緒に焼却することができず、分別の必要がある。また、使用済みの箱を古紙として再利用する場合にあっても、封緘に使用したテープやステッチを、不純物として紙片から分別する手間がかかるという不具合がある。このように、包装廃棄物の処理に伴う環境問題を解決するに至っていない。
また、ステッチによって箱内に収容した野菜など収容物に損傷を与える惧れがあった。さらに開封時、使用後の解体時などには、ステッチにより、けがをしないように注意して作業を行う必要があり、より安全性の高いものが求められている。
そこで、上記のような止め金やテープ等の固着手段が不要で、組み立てが容易な段ボール箱が、例えば、特許文献1〜2に示すように提案されている。特許文献1と2はともに底面内フラップに2本のスリットを有し、組み立て時に底面外フラップに該内フラップの該スリットに差し込まれる差込片を有するものである。
特開2003−312638号公報 実用新案登録第03073636号公報
しかし、特許文献1と2はともに底面内フラップのスリットに底面外フラップの差込片を差し込むことで固定するが、該内フラップのスリットに該外フラップの差込片を差込にくく、往々にして差込片が折れ曲がりやすく、折れ曲がることによって、抜けやすいという問題がある。このように、本発明の目的は容易に組み立てたり開封することが出来る同時に、封緘が確実で、重量物に使用できることにある。
上記課題を解決するために本発明は、以下の(1)、(2)の構成を採用する。
(1)連接する4側面の下端にそれぞれ相対向して内側に折り込まれる一対の底面内フラップと、相対向して該底面内フラップの外側に折り込まれる一対の底面外フラップとが設けられ、前記一対の底面内フラップと一対の底面外フラップとが折り込まれた状態で箱底面が封緘される箱において、
前記一対の底面内フラップは略矩形状で、先端左右に一対の切込溝を開設し、
前記一対の底面外フラップは、側面に連接する折線から連設された等脚台形のフラップ本体部と、該本体部の先端から両側に突出し、該内フラップの該切込溝に差し込まれる差込片を有し、
該底面外フラップの片側一つの先端の中央部に指掛け引き上げ用の切り欠き部分が形成されており、
該一対の底面外フラップの折り込み時に両フラップが互いにオーバーラップすることを特徴とする底面封緘箱である。
(2)(1)項記載の底面封緘箱の封緘に際し、以下の(a)、(b)、(c)の順に操作して封緘することを特徴とする底面封緘箱の封緘方法にある。
(a)4側面を角筒状に引き起こし、1対の底面内フラップを、側面の連設折線より内側に折り曲げる。
(b)1対の底面外フラップを側面の連設折線より内側に折り曲げ、底面内フラップの切込溝に底面外フラップの差込片を差し込む。
(c)片側の底面外フラップに設けられた指掛け引き上げ用の切り欠き部分に指を差し込み、底面内フラップと外フラップを同時に側面の連設折線まで引き上げることにより、底面外フラップがオーバーラップする。
以上のように本発明の構成によれば、本発明は、テープやステッチ等の副資材の使用を廃止して箱組立時の作業、量販店での陳列時の開封作業、使用後の解体作業などでの安全性と簡便性の要求に応え、使用後の環境問題も解決するものである。かつ、重量物収納時に底抜けし難く、使用時の安全性および簡便性への要求に応えるとともに、使用後の分別作業性を改善できる。
次に、本発明の実施の形態を図面に基づき説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
図1は、第1の実施例を示す本発明の底面ロック構造をもつ段ボール箱のブランクシートを示し、一例として1枚の段ボールシートより形成されているが、板紙により形成することも可能である。
本実施の形態に示す箱は、ブランク10の略中央に、箱の対向する各側面のうち長い側面(長手面)を構成する一対の長方形の側板11と短い面(幅面)を構成する長方形の側板12が交互に一方向に連設されている。一対の側板11の下縁にはそれぞれ底面外フラップ14を、上縁には天面外フラップ16を、それぞれ折線を介して連設している。また、一対の側板12の下縁にはそれぞれ底面内フラップ15を、上縁には天面内フラップ17を、それぞれ折線を介して連設している。
<底面ロック機構>前記の底面外フラップ14、14及び底面内フラップ15、15に、次のような構成をもつ底面のロック機構が形成されている。底面内フラップ15、15は、略矩形状で、それぞれ先端左右に一対の切込溝21、21を開設している。底面外フラップ14、14は、側面に連接する折線から連接された略等脚台形のフラップ本体部と、該本体部の先端から両側に突出し、該内フラップ15、15の該切込溝21、21に差し込まれる差込片14a、14aを設けている。該底面外フラップの片側一つの先端の中央部に指掛け引き上げ用の切り欠き部分13が形成されている。また、該一対の底面外フラップ14、14の折り込み時にお互いにオーバーラップするように外フラップの寸法Fがきめられている。
<フラップの寸法>図2は、段ボール箱の底面封緘を確実に行うための組み立て前のブランクシートの寸法を示すものである。
実施例において、底面内外フラップ15と14の長さ方向の寸法Fは同一であり、かつ底面外フラップ14の等脚台形の本体部の寸法F1は、底面内フラップ15の切込溝21のフラップ端からの寸法W1と同一である。また、底面外フラップの寸法L1は底面内フラップの寸法F3と同一とすることで、底面内フラップ15の切込溝21と底面外フラップの差込片14aの係合を確実なものとし、封緘することができる。
一方、底面外フラップ14の長さ方向の寸法Fは、箱の幅面を構成する側板12の幅方向寸法Wの1/2の長さより長く形成されているので、底フラップ14と15を折り畳み、箱の底面を封緘するときは底面外フラップ14、14の先端部分がオーバーラップし、底面全面が閉塞される(図7)。このオーバーラップする長さは段ボール箱にいれる内容物の大きさ、重量等によって決められる。
切込溝21の形状はスリットでなく、差込片14aが折曲がることなく差し込める開口部を為すもので直線または曲線より形成される(図2参照)。なお符号19は、側板11の端部に連接した糊代である。
<組み立て方法>次に図1のブランクを例にとって、組み立て方法を説明する。図1の構成を有するブランクを組み立てるには、糊代19を介して4枚の側板11、11、12、12を角筒状に連結する。次に底面のフラップが上側にくるように、倒立させてから(図3参照)、まず、底面内フラップ15、15を、側面12、12に連接する折線で内側に折り曲げ、箱内部に押し込むように下げる(図3参照)。続いて、底面外フラップ14、14も同様に側面11、11に連接する折線で箱内に折り込む。次に、図4と5に示すように、底面外フラップの差込片14a、14aを、底面内フラップに開設された切込溝21、21に挿通させる。
片側の底面外フラップ14に設けられた指掛け引き上げ用の切り欠き部分13に指を差し込み、底面内フラップ15、15と外フラップ14、14を側面の連接折線まで引き上げることにより(図6参照)、差込片14aは、切込溝21にかみ合う。図7において、底面内フラップ15、15は、一対の切込溝21、21により一対の底面外フラップ14、14の差込片14a,14aを上下から挟み固定する。このとき、前記底面外フラップ14、14先端部が重なり合い、箱底面を完全に閉鎖する(図7参照)。
従来の底外フラップは、底中央で突き合せとなるだけなので、重量物を収容すると、底抜けが起こっていたが、上述のように、底面を組立て、底面中央において、底面外フラップ先端部分をオーバーラップさせることで、強度を高め、箱底面を強固に組み立て、重量物を収容した場合にも底抜けし難くなった。重量のある収容物にも対応できるようになったことで、実用性が高く、青果以外のものにも用途が広がる。
本発明は、重量物収納時に底抜けし難く、使用時の安全性および簡便性への要求に応えるとともに、使用後の分別作業性を改善された底面封緘の段ボール箱に使用できる。
本発明による箱の一実施例を示すブランクの平面図である。 同じ実施例の寸法を示すブランクの平面図である。 同上実施例の箱底面の組立途中の斜視図である。 図3に続く底面の組立斜視図である。 図4に続く底面の組立斜視図であり、切込溝と差込片との係合状況を示した図である。 同上底面の組立完成斜視図である。 完成した底面封緘箱を上部より見た係合状況の図である。
符号の説明
10 ブランク
11 側板
12 側板
13 指賭け引き上げ用切り欠き部分
14 底面外フラップ
14a 差込片
15 底面内フラップ
16 天面外フラップ
17 天面内フラップ
18 開口部
19 糊代
21 切込溝

Claims (2)

  1. 連接する4側面の下端にそれぞれ相対向して内側に折り込まれる一対の底面内フラップと、相対向して該底面内フラップの外側に折り込まれる一対の底面外フラップとが設けられ、前記一対の底面内フラップと一対の底面外フラップとが折り込まれた状態で箱底面が封緘される箱において、
    前記一対の底面内フラップは略矩形状で、先端左右に一対の切込溝を開設し、
    前記一対の底面外フラップは、側面に連接する折線から連設された等脚台形のフラップ本体部と、該本体部の先端から両側に突出し、該内フラップの該切込溝に差し込まれる差込片を有し、
    該底面外フラップの片側一つの先端の中央部に指掛け引き上げ用の切り欠き部分が形成されており、
    該一対の底面外フラップの折り込み時に両フラップが互いにオーバーラップすることを特徴とする底面封緘箱。
  2. 請求項1記載の底面封緘箱の封緘に際し、以下の(a)、(b)、(c)の順に操作して封緘することを特徴とする底面封緘箱の封緘方法。
    (a)4側面を角筒状に引き起こし、1対の底面内フラップを、側面の連設折線より内側に折り曲げる。
    (b)1対の底面外フラップを側面の連設折線より内側に折り曲げ、底面内フラップの切込溝に底面外フラップの差込片を差し込む。
    (c)片側の底面外フラップに設けられた指掛け引き上げ用の切り欠き部分に指を差し込み、底面内フラップと外フラップを同時に側面の連設折線まで引き上げることにより、底面外フラップがオーバーラップする。
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JP2020142846A (ja) * 2019-03-08 2020-09-10 阪神センコー運輸株式会社 包装用段ボール構造
JP7110513B1 (ja) * 2022-05-30 2022-08-01 大王パッケージ株式会社 箱用シート
JP7416304B1 (ja) 2023-03-23 2024-01-17 王子ホールディングス株式会社 包装箱

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