JP7416304B1 - 包装箱 - Google Patents
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Abstract
Description
また、前後一方の前記端部フラップの先端部の左右一方の部位を、前後他方の前記端部フラップの先端部の内面に重ね合わせ、前後他方の前記端部フラップの先端部の左右他方の部位を、前後一方の前記端部フラップの先端部の内面に重ね合わせてもよい。このように、両端部フラップの先端部同士を噛み合わせることで、両端部フラップの先端部同士を確実に連結できる。
また、前後一方の前記端部フラップの先端縁部全体を、前後他方の前記端部フラップの先端部の内面に重ね合わせた場合には、両端部フラップの先端部同士を簡単に重ね合わせることができる。
なお、前記両端部フラップの先端部全体を離間させたり、前記両端部フラップの先端部の一部を離間させたりすることで、開口部の開口面積と調整することができる。
この構成では、端部フラップと側部フラップとを組み付けたときに、端部フラップの基端側の縁部が側部フラップの内面に重なる面積が大きくなるため、端部フラップと側部フラップとを確実に噛み合わせることができる。
この構成では、側部フラップの突出部が端部フラップの外面に押し付けられるため、連結口から端部フラップの先端部が抜け難くなる。
この構成では、端部フラップの下面に押し付けられる面積が大きくなるため、連結口から端部フラップの先端部が抜け難くなる。
この構成では、第二切れ込みを深く形成できるため、端部フラップの第一切れ込みと、側部フラップの第二切れ込みとを確実に噛み合わせることができる。
この構成では、胴部が六角形や八角形などの多角形の筒状である包装箱において、蓋板を簡単に組み立てることができるとともに、蓋板の強度を高めることができる。
なお、各実施形態の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態の包装箱を説明する上で便宜上設定したものであり、包装箱の構成や使用状態を限定するものではない。
第一実施形態の包装箱1Aは、図1に示すように、角筒状に形成された胴部10と、胴部10の上側の開口部に設けられた上蓋板20(頂板)と、胴部10の下側の開口部に設けられた下蓋板30(底板)と、を備えている。
ブランクシートS1の折れ線は、ブランクシートS1の表面を線状に押し込んで形成された罫線(押罫)である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、折れ線においてブランクシートS1を折り曲げ易くなる。
また、シートの表面のみを切断したハーフカットの切れ込みやシートを貫通した切れ込みを断続させて線状に形成することで折れ線を構成してもよい。
第一実施形態では、図2に示すように、前側の端壁11の右縁部に帯状の接合片13が連設されている。接合片13は、図5に示すように、右側の側壁12の内面に貼り付けられている。
第一実施形態の胴部10では、端壁11の左右方向の長さが、側壁12の前後方向の長さよりも大きく形成され、胴部10の上下の開口部が長方形の形状である(図1参照)。なお、胴部10の開口部の形状は、前後方向および左右方向の長さが同じまたは近似している正方形または正方形に近い形状でもよい。
なお、第一実施形態の上蓋板20は、胴部10の上側の開口部全体を閉塞しているが、胴部10の上側の開口部の外周部を塞ぐように形成してもよい。
第一実施形態では、左右の側部フラップ40,40の先端縁部同士が左右方向に離間しているが、左右の側部フラップ40,40の先端縁部同士を突き合わせてもよい。
左右の側部フラップ40,40の両窪み部41,41の内部および両窪み部41,41の間の領域によって、連結口42が形成されている。
突出部45の先端縁部45bは、窪み部41内に配置されている。したがって、左右の窪み部41,41の両突出部45,45は、左右方向に間隔を空けて配置される。
後側の端部フラップ50は、後側の端壁11の下縁部から前方(下蓋板30における前後方向の中央側)に向けて延びている。後側の端部フラップ50は、両側部フラップ40,40の後部の下面に重ねられている(図1参照)。
端部フラップ50の先端部52の左右の部位は、連結口42の左右の両側において側部フラップ40の内面(上面)に重ねられている(図5参照)。このように、端部フラップ50の先端部52が、両側部フラップ40,40の内面に係止されている。
左右の第一切れ込み61,61は、左右対称に形成されている。端部フラップ50は、左右の第一切れ込み61,61によって、前後方向の中央部が括れた形状となっている。
端部フラップ50は、両第一切れ込み61,61を境界として基端部51と先端部52とに区画されている。
まず、図4に示すように、左右の側部フラップ40,40を左右の側壁12,12に対して胴部10の内側に折り曲げる。
続いて、図1に示すように、前後の端部フラップ50,50を前後の端壁11,11に対して胴部10の内側に折り曲げて、両端部フラップ50,50を両側部フラップ40,40の外面(下面)に重ねる。これにより、端部フラップ50の先端部52が両側部フラップ40,40の連結口42の外側(下側)に配置される。
そして、両端部フラップ50,50の先端部52,52が連結口42に差し込まれて両側部フラップ40,40の内面側に入り込む。
また、両側部フラップ40,40を平坦に戻すときに、前側の端部フラップ50の延出部53を、後側の端部フラップ50の先端部52の内面に重ねるとともに、後側の端部フラップ50の延出部53を、前側の端部フラップ50の先端部52の内面に重ねる。
また、両側部フラップ40,40を平坦に戻したときに、端部フラップ50の第一切れ込み61と、側部フラップ40の窪み部41に形成された第二切れ込み62と、が噛み合わされる。
これにより、第一実施形態の包装箱1Aでは、端部フラップ50と側部フラップ40とが確実に連結され、端部フラップ50の先端部52が連結口42から抜け難いため、下蓋板30の強度を高めることができる。
この構成では、端部フラップ50と側部フラップ40とを組み付けたときに、端部フラップ50の基端側の縁部が側部フラップ40の内面に重なる面積が大きくなるため、端部フラップ50と側部フラップ40とを確実に噛み合わせることができる。
これにより、包装箱1Aでは、内容物の重量が下蓋板30に作用したときに、端部フラップ50が連結口から抜け難くなるため、下蓋板30の強度を高めることができる。
第一実施形態の包装箱1Aでは、図5に示すように、端部フラップ50の先端縁部の左右半分の領域に延出部53が形成されているが、端部フラップ50の先端縁部の左右半分の領域の一部に延出部53を形成してもよい。この場合には、前後の端部フラップ50,50の先端部同士を噛み合わせたときに、両端部フラップ50,50の先端縁部の一部は重なり合うことなく、突き合わせまたは離間した状態となる。
更には、窪み部41に第二切れ込み62を形成することなく、端部フラップ50の第一切れ込み61が窪み部41の縁部に噛み合うように構成してもよい。
第一実施形態の包装箱1Aでは、窪み部41の突出部45の先端縁部45bの中央部に凸部47が形成されている、凸部47の形状は限定されるものではない。更には、突出部45に凸部47を形成しなくてもよい。
次に、第二実施形態の包装箱1Bについて説明する。第二実施形態の包装箱1Bは、図7に示すように、第一実施形態の包装箱1A(図3参照)と略同様な構成であり、端部フラップ50の先端部52の構成が異なる。
第二実施形態の包装箱1Bでは、図7に示すように、一方の端部フラップ50の先端縁部全体が、他方の端部フラップ50の先端部52に重ねられているが、一方の端部フラップ50の先端縁部の一部を、他方の端部フラップ50の先端部52に重ねてもよい。この場合には、両端部フラップ50,50の先端縁部の一部は重なり合うことなく、突き合わせまたは離間した状態となる。
次に、第三実施形態の包装箱1Cについて説明する。第三実施形態の包装箱1Cは、図10に示すように、第一実施形態の包装箱1A(図3参照)と略同様な構成であり、端部フラップ50の先端部52の構成が異なる。
この構成では、両端部フラップ50,50の先端部52,52同士が離間することで、下蓋板30の中央部に開口部が形成される。
これにより、端部フラップ50の長さを短くできるので、ブランクシートS3(図9参照)の製造に使用するシートの面積を小さくすることができる。また、ブランクシートS3(図9参照)の製造時に端部フラップ50または側部フラップ40に水抜き孔や通気孔などの開口部を打ち抜いて形成する場合に比べて、使用するシートの面積を小さくすることができるとともに、製造時の抜きカスを減らすことができる。
第三実施形態の包装箱1Cでは、図10に示すように、前後の端部フラップ50,50の先端部全体が離間しているが、両端部フラップ50,50の先端部の一部を離間させてもよい。この場合には、両端部フラップ50,50の先端部同士の一部は離間することなく、突き合わせまたは重ね合わせた状態となる。
1B 包装箱(第二実施形態)
1C 包装箱(第三実施形態)
10 胴部
11 端壁
12 側壁
13 接合片
14 傾斜壁
20 上蓋板
21 第一フラップ
22 第二フラップ
30 下蓋板
40 側部フラップ
41 窪み部
42 連結口
45 突出部
47 凸部
50 端部フラップ
51 基端部
52 先端部
53 延出部
61 第一切れ込み
62 第二切れ込み
P1 内端部
P2 外端部
S1 ブランクシート(第一実施形態)
S2 ブランクシート(第二実施形態)
S3 ブランクシート(第三実施形態)
S4 ブランクシート(第二実施形態の変形例)
Claims (12)
- 前後の端壁および左右の側壁によって筒状に形成された胴部と、
前記胴部の上下一方の開口部に設けられた蓋板と、を備え、
前記蓋板は、
前記両側壁の上下一方の縁部にそれぞれ連設された左右の側部フラップと、
前記両端壁の上下一方の縁部にそれぞれ連設された前後の端部フラップと、を有し、
前記両側部フラップの先端縁部には、窪み部がそれぞれ形成され、
前記両側部フラップの前記両窪み部によって連結口が形成されており、
前記両端部フラップの先端部は、前記連結口に外側から差し込まれ、
前記連結口内において前記両端部フラップの先端部同士の少なくとも一部が重ね合わされており、
前記端部フラップには、左右方向の縁部から窪んだ第一切れ込みが形成され、
前記第一切れ込みにおいて前記端部フラップの基端側の縁部は、左右方向の外端部が内端部よりも前記端部フラップの先端側に配置されており、
前記第一切れ込みが前記窪み部の縁部に噛み合わされていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1に記載の包装箱であって、
前後一方の前記端部フラップの先端部の左右一方の部位が、前後他方の前記端部フラップの先端部の内面に重ね合わされ、
前後他方の前記端部フラップの先端部の左右他方の部位が、前後一方の前記端部フラップの先端部の内面に重ね合わされていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1に記載の包装箱であって、
前後一方の前記端部フラップの先端縁部全体が、前後他方の前記端部フラップの先端部の内面に重ね合わされていることを特徴とする包装箱。 - 前後の端壁および左右の側壁によって筒状に形成された胴部と、
前記胴部の上下一方の開口部に設けられた蓋板と、を備え、
前記蓋板は、
前記両側壁の上下一方の縁部にそれぞれ連設された左右の側部フラップと、
前記両端壁の上下一方の縁部にそれぞれ連設された前後の端部フラップと、を有し、
前記両側部フラップの先端縁部には、窪み部がそれぞれ形成され、
前記両側部フラップの前記両窪み部によって連結口が形成されており、
前記両端部フラップの先端部は、前記連結口に外側から差し込まれ、
前記連結口内において前記両端部フラップの先端部同士の少なくとも一部が離間しており、
前記端部フラップには、左右方向の縁部から窪んだ第一切れ込みが形成され、
前記第一切れ込みにおいて前記端部フラップの基端側の縁部は、左右方向の外端部が内端部よりも前記端部フラップの先端側に配置されており、
前記第一切れ込みが前記窪み部の縁部に噛み合わされていることを特徴とする包装箱。 - 請求項4に記載の包装箱であって、
前記両端部フラップの先端部全体が離間していることを特徴とする包装箱。 - 請求項1または請求項4に記載の包装箱であって、
前記窪み部の左右方向の外側の縁部には、左右方向の内側に向けて突出した突出部が形成されていることを特徴とする包装箱。 - 請求項6に記載の包装箱であって、
前記突出部の先端縁部の前後方向の中央部には、左右方向の内側に向けて突出した凸部が形成されていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1または請求項4に記載の包装箱であって、
前記第一切れ込みが、前記窪み部の縁部に形成された第二切れ込みに噛み合わされていることを特徴とする包装箱。 - 請求項8に記載の包装箱であって、
前記窪み部の左右方向の外側の縁部には、左右方向の内側に向けて突出した突出部が形成され、
前記窪み部の前後方向の縁部と、前記突出部の前後方向の縁部と、の間に前記第二切れ込みが形成されていることを特徴とする包装箱。 - 請求項1または請求項4に記載の包装箱であって、
前記端部フラップの先端部の左右方向の幅は、基端部の左右方向の幅よりも小さいことを特徴とする包装箱。 - 請求項1または請求項4に記載の包装箱であって、
前記窪み部の前後方向の縁部は、左右方向の外端部から内端部に向かうに連れて、前記蓋板における前後方向の外側に向けて傾斜していることを特徴とする包装箱。 - 請求項1または請求項4に記載の包装箱であって、
少なくとも一つの隣り合う前記端壁と前記側壁との間には、前記端壁および前記側壁に対して傾斜した傾斜壁が設けられていることを特徴とする包装箱。
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