JP7380495B2 - トレイ - Google Patents

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Description

本発明は、トレイに関する。
段ボール製のトレイとしては、底板と、底板の縁部に連設された前後の端壁および左右の側壁と、端壁の上縁部から内側に突出している桟板と、を備え、端壁と桟板とが切断誘導線を介して連設されているものがある(例えば、特許文献1)。
前記したトレイでは、内容物の一部が桟板に覆われるため、トレイから内容物が飛び出し難くなる。また、前記したトレイに他のトレイを積み重ねるときに、他のトレイを桟板の上面で支持することができる。
前記したトレイから内容物を取り出すときには、切断誘導線を切り開いて、桟板全体を端壁から切り離すことで、トレイから内容物を取り出し易くなる。
特許第6413928号公報
前記した従来のトレイでは、端壁から桟板を切り離した後は、他のトレイを積み重ねたときに、他のトレイが安定し難いという問題がある。
本発明は、前記した問題を解決し、壁部の上縁部に設けた桟板を開いた後でも、他のトレイや箱体を安定して積み重ねることができるトレイを提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、上側開口部が形成されているトレイであって、前記底板の前後の縁部に連設された前後の端壁と、前記底板の左右の縁部に連設された左右の側壁と、前記端壁の上縁部から内側に突出している桟板と、を備えている。また、前記トレイは、前記桟板の左右方向の縁部に切断誘導線を介して連設され、前記側壁に連結された延出板を備えている。前記端壁には、内外方向に向けて折り曲げ可能な係合片が形成されている。前記桟板には、前記端壁の上縁部に第一折れ線を介して連設された第一領域と、前記第一領域の先端縁部に第二折れ線を介して連設された第二領域と、が形成されている。前記第二領域の先端縁部には係合凹部が形成されている。そして、前記桟板を前記延出板から切り離した状態で、前記端壁に対して前記第一領域を内外方向のいずれかに向けて折り曲げるとともに、前記第一領域に対して前記第二領域を下方に向けて折り曲げることで、前記係合凹部を前記係合片に嵌め合わせ可能である。
本発明のトレイから内容物を取り出すときには、桟板を延出板から切り離して、桟板を端壁の外面側に折り返すことで、トレイから内容物を取り出し易くなる。このとき、桟板の先端縁部は端壁の係合片によって支持されるため、桟板が戻るのを防ぐことができる。
また、本発明のトレイでは、桟板を開いた後に、桟板を端壁の内面側に折り返すと、桟板の第一領域が端壁の上縁部から内側に突出した状態となる。これにより、他のトレイや箱体を第一領域の上面で支持することができるため、他のトレイや箱体を安定して積み重ねることができる。このとき、桟板の先端縁部は端壁の係合片によって支持されるため、第一領域を安定させることができる。
前記したトレイにおいて、前記係合片の基端部よりも先端部を左右方向に大きく形成し、前記係合凹部を前記係合片の基端部に嵌め合わせることで、係合凹部と係合片とを確実に連結させることができる。
前記したトレイにおいて、前記側壁の上縁部に連設され、前側壁の内面に重ねられた内側壁を備えている場合には、前記延出板を前記側壁と前記内側壁との間に挟み込むことが好ましい。
この構成では、桟板を延出板から切り離そうとして、桟板を引き上げたときに、延出板が側壁と内側壁との折り返し部の内面に引っ掛かることで、延出板の上方への移動が抑えられるため、桟板を延出板から容易に切り離すことができる。
本発明のトレイでは、桟板を端壁の外面側に折り返すことで、内容物を取り出し易くなる。また、本発明のトレイでは、桟板を開いた後に、桟板を端壁の内面側に折り返すことで、桟板の一部によって他のトレイや箱体を安定して積み重ねることができる。
本発明の実施形態に係るトレイを前方右上から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るトレイのブランクシートを示した図である。 本発明の実施形態に係るトレイを組み立てる手順において、側壁を立ち上げる前の状態を示した拡大斜視図である。 本発明の実施形態に係るトレイの桟板を外側に折り返した状態を示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るトレイの桟板を内側に折り返した状態を示した斜視図である。
本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
以下の説明において、前後左右方向とは、本実施形態のトレイを説明する上で便宜上設定したものであり、トレイの構成や使用状態を限定するものではない。
本実施形態のトレイ1は、図1に示すように、底板10と、底板10の前後の縁部に連設された前後の端壁20,20と、底板10の左右の縁部に連設された左右の外側壁30,30と、を備えている。また、トレイ1は、隣り合う端壁20と外側壁30との間に形成された四つの傾斜壁50を備えている。また、トレイ1は、端壁20の左右の縁部に連設された内フラップ21,21と、外側壁30の上縁部に連設された内側壁40と、を備えている。また、トレイ1は、前後の端壁20,20の上縁部からそれぞれ内側に突出した前後の桟板60,60と、桟板60の左右の縁部に連設された左右の延出板70,70(図2参照)と、を備えている。
本実施形態のトレイ1は、図2に示すように、段ボール製のシートを切り抜いたブランクシートSを各折れ線において山折りまたは谷折りすることで形成される。図2に示すブランクシートSは内面側が見えるように配置されている。
ブランクシートSの折れ線は、ブランクシートSの表面を線状に押し込んで形成された罫線(押罫)である。なお、罫線に断続的な切れ込みを形成してもよい。このようにすると、折れ線においてブランクシートSを折り曲げ易くなる。
また、シートの表面のみを切断したハーフカットの切れ込みやシートを貫通した切れ込みを断続させて線状に形成することで折れ線を構成してもよい。
ブランクシートSに形成された各切断誘導線は、切れ込みを断続的に形成したミシン目状の線である。なお、切れ込みの形状や長さは限定されるものではない。また、ブランクシートSから組み立てたトレイ1を示した各図では、トレイ1の構造を分かり易く図示するために、各切断誘導線の切れ込みの形状は簡略化して示している。
底板10は、八角形に形成されている。底板10の前後左右の角部には、前後の縁部および左右の縁部に対して傾斜した傾斜縁部が形成されている。
底板10の前後の縁部には、前後の端壁20,20が連設され、底板10の左右の縁部には、左右の外側壁30,30が連設されている(図1参照)。
底板10の左右の縁部には、固定穴11が形成されるとともに、固定穴11の前後両側に前後の係合穴12,12が形成されている。
前側の端壁20は、図1に示すように、折れ線を介して底板10の前縁部に連設され、底板10の前縁部から上方に向けて延びている。後側の端壁20は、底板10の後縁部に折れ線を介して連設され、底板10の後縁部から上方に向けて延びている。前後の端壁20,20は、四角形の同じ形状に形成されている。前後の端壁20,20は、底板10に対して垂直に形成されている。
端壁20の上縁部には、下方に向けて窪んだ左右の凹部24,24が形成されている。左右の凹部24,24は、端壁20の上縁部の中央部を挟んで左右対称となる位置に形成されている。凹部24は、下端部の左右方向の幅よりも上端部の左右方向の幅が大きく形成されている。
凹部24内は、係合片25によって閉塞されている。係合片25の下縁部は折れ線を介して凹部24の下縁部に連設されている。また、係合片25の左右の縁部はスリットを介して凹部24の左右の縁部に連設されている。また、係合片25の上縁部は切断誘導線を介して桟板60の基端縁部に連設されている。
係合片25は、下端部の左右方向の幅よりも上端部の左右方向の幅が大きく形成されている。
前側の端壁20の右縁部には、図3に示すように、折れ線を介して右前の傾斜壁50が連設されている。右前の傾斜壁50は、前側の端壁20の右縁部から右斜め後方に向けて延びている。
右前の傾斜壁50の後縁部には、折れ線を介して右前の内フラップ21が連設されている。右前の内フラップ21は、右前の傾斜壁50の後縁部から後方に向けて延びている。右前の内フラップ21は、底板10の右縁部に沿って配置されている。
後側の端壁20の右縁部には、折れ線を介して右後の傾斜壁50が連設されている。右後の傾斜壁50は、後側の端壁20の右縁部から右斜め前方に向けて延びている。
右後の傾斜壁50の前縁部には、折れ線を介して右後の内フラップ21が連設されている。右後の内フラップ21は、右後の傾斜壁50の前縁部から前方に向けて延びている。右後の内フラップ21は、底板10の右縁部に沿って配置されている。
右前の内フラップ21は、底板10の右縁部の中央部よりも後方に延びている。また、右後の内フラップ21は、底板10の右縁部の中央部よりも前方に延びている。そして、右前の内フラップ21の先端部(後端部)と、右後の内フラップ21の先端部(前端部)とは、左右方向(内外方向)に重ね合わされている。
右前の内フラップ21の先端部には、下縁部から上方に向けて延びているスリット21aが形成され、右後の内フラップ21の先端部には、上縁部から下方に向けて延びているスリット21bが形成されている(図2参照)。
そして、右前の内フラップ21のスリット21aと、右後の内フラップ21のスリット21bとを組み合わせることで、右前の内フラップ21の先端部と、右後の内フラップ21の先端部とが連結されている。
図1に示すように、前側の端壁20の左縁部には、左前の傾斜壁50(図2参照)が連設され、後側の端壁20の左縁部には、左後の傾斜壁50が連設されている。
左前の傾斜壁50および左後の傾斜壁50は、右前の傾斜壁50および右後の傾斜壁50と同様の構成である。
左前の傾斜壁50(図2参照)の後縁部には、左前の内フラップ21が連設され、左後の傾斜壁50の前縁部には、左後の内フラップ21が連設されている。
左前の内フラップ21および左後の内フラップ21は、右前の内フラップ21および右後の内フラップ21と同様の構成である。左前の内フラップ21の先端部と、左後の内フラップ21の先端部とが連結されている。
右側の外側壁30は、折れ線を介して底板10の右縁部に連設され、底板10の右縁部から上方に向けて延びている。左側の外側壁30(図2参照)は、底板10の左縁部に折れ線を介して連設され、底板10の左縁部から上方に向けて延びている。左右の外側壁30,30は、四角形の同じ形状に形成されている。左右の外側壁30,30は、底板10に対して垂直に形成されている。外側壁30の上縁部の中央部には、固定片32が突出している。
左側の外側壁30の上縁部には、折れ線を介して中間板31が連設されている。中間板31は、外側壁30の上縁部に沿って帯状に形成されている。中間板31は、外側壁30の上縁部から内側に向けて延びている。中間板31は、外側壁30に対して垂直に形成されている。
中間板31の内縁部には、折れ線を介して内側壁40が連設されている。内側壁40は、中間板31の内縁部から下方に向けて延びている。内側壁40は中間板31に対して垂直に形成され、外側壁30と内側壁40とによって二重壁が形成されている。内側壁40の下縁部は、底板10の上面に当接している。
内側壁40の下縁部には、図2に示すように、前後の係合部41,41が突出している。前後の係合部41,41は、底板10の縁部に形成された前後の係合穴12,12に差し込まれている。
図1に示すように、右側の外側壁30の上縁部にも、左側の外側壁30と同様に、中間板31が連設されるとともに、中間板31の内縁部に内側壁40が連設されている。
前側の端壁20の上縁部には、第一折れ線L11を介して前側の桟板60が連設されている。桟板60は、端壁20の上縁部に沿って形成された帯状の部位である。前側の桟板60は、内側(後方)に向けて突出しており、端壁20に対して垂直に形成されている。
桟板60の左右の縁部は、左右の傾斜壁50,50の上縁部に沿って形成されている。桟板60は、基端部(外縁部)よりも先端部(内縁部)の方が左右方向に大きく形成されている。
桟板60には、第一折れ線L11(桟板60の基端縁部)に平行して第二折れ線L12が形成されている。第二折れ線L12は、桟板60の左右の縁部に亘って直線状に形成されている。
なお、本実施形態の第二折れ線L12は、罫線を断続させて線状に形成したものであるが、罫線を連続させて第二折れ線L12を形成してもよい。
また、本実施形態の第二折れ線L12は、桟板60の下面(内面)に形成されているが、第二折れ線L12の位置を分かり易くするために、各図では第二折れ線L12を桟板60の上面(外面)に実線で示している。また、第二折れ線L12は、桟板60の上面(外面)に形成してもよい。
桟板60には、第一折れ線L11と第二折れ線L12との間に第一領域61が形成されるとともに、第二折れ線L12と先端縁部(内縁部)との間に第二領域62が形成されている。
つまり、桟板60には、端壁20の上縁部に第一折れ線L11を介して連設された第一領域61と、第一領域61の先端縁部(内縁部)に第二折れ線L12を介して連設された第二領域62と、が形成されている。
桟板60の第二領域62の先端縁部には、左右の係合凹部65,65が形成されている。左右の係合凹部65,65は、第二領域62の先端縁部の中央部を挟んで左右対称となる位置に形成されている。
係合凹部65の左右方向の幅は、端壁20の係合片25の基端部の左右方向の幅と略同じ大きさに形成されている。
図4および図5に示すように、桟板60を端壁20の外面側または内面側に折り返したときに、左右の係合凹部65,65を左右の係合片25,25の基端部にそれぞれ嵌め合わせることができるように構成されている。
図1に示すように、後側の端壁20の上縁部にも、前側の端壁20と同様に、後側の桟板60が連設されている。
桟板60の左右の縁部には、図2に示すように、左右の切断誘導線L21,L21を介して左右の延出板70,70がそれぞれ連設されている。ブランクシートSの状態において、延出板70は、桟板60の延長方向に延びている帯状の部位である。
延出板70は、図3に示すように、桟板60に対して下方に向けて折り曲げられており、傾斜壁50および内フラップ21の内面に重ねられている。延出板70には、傾斜壁50および内フラップ21に沿って折れ曲がり易いように、折れ線L31が形成されている(図2参照)。
延出板70は、図1に示すように、内フラップ21と内側壁40との間に挟み込まれている。つまり、延出板70は、外側壁30と内側壁40との間に挟み込まれている。このようにして、延出板70は、外側壁30に連結されている。
次に、本実施形態のトレイ1を組み立てる手順について説明する。
まず、図2に示すブランクシートSの状態から、図3に示すように、底板10に対して前後の端壁20,20を立ち上げる。また、端壁20に対して傾斜壁50および内フラップ21を内側に折り曲げる。そして、前後の内フラップ21,21のスリット21a,21bを組み合わせて、前後の内フラップ21,21の先端部同士を連結する。
さらに。端壁20に対して桟板60を内側に折り曲げるとともに、延出板70を傾斜壁50および内フラップ21の内面に重ねる。
続いて、図1に示すように、底板10に対して左右の外側壁30,30を立ち上げる。また、外側壁30に対して中間板31を内側に向けて折り曲げるとともに、中間板31に対して内側壁40を下方に向けて折り曲げて、内側壁40の下縁部を底板10の上面に固定する。
中間板31に対して内側壁40を下方に向けて折り曲げると、外側壁30の上縁部の中央部に固定片32が突出する。
このようにして、外側壁30および内側壁40によって二重壁を形成し、前後の内フラップ21,21および前後の延出板70,70を外側壁30と内側壁40との間に挟み込むことで、トレイ1の組み立て作業が完了する。
本実施形態のトレイ1に他のトレイ1を積み重ねるときには、前後の桟板60,60の上面で他のトレイ1の下面を支持するとともに、トレイ1の固定片32が他のトレイ1の固定穴11に差し込まれることで、他のトレイ1を安定して積み重ねることができる。
本実施形態のトレイ1から内容物を取り出すときには、図4に示すように、左右の切断誘導線L21,L21を切り開いて、桟板60を左右の延出板70,70から切り離す。また、端壁20の左右の係合片25,25を外側に向けて折り曲げて、端壁20の外面に両係合片25,25を突出させる。
続いて、桟板60の第一領域61を第一折れ線L11において端壁20の外面側に折り曲げる。さらに、桟板60の第二領域62を第二折れ線L12において第一領域61に対して下方に向けて折り曲げる。そして、第二領域62の左右の係合凹部65,65を、左右の係合片25,25の基端部にそれぞれ嵌め合わせる。
このように、本実施形態のトレイ1では、桟板60を端壁20の外面側に折り返すことで、桟板60全体が端壁20よりも外側に配置されるため、上面開口部から内容物を取り出し易くなる。
本実施形態のトレイ1では、桟板60を端壁20の外面側に折り返したときに、桟板60の先端縁部の係合凹部65を端壁20の係合片25に嵌め合わせることで、桟板60の先端縁部が端壁20に支持されるため、桟板60が戻るのを防ぐことができる。
本実施形態のトレイ1では、係合片25の基端部よりも先端部が左右方向に大きく形成されているため、桟板60の係合凹部65を係合片25の基端部に嵌め合わせることで、係合凹部65と係合片25とを確実に連結することができる。
本実施形態のトレイ1では、延出板70が外側壁30と内側壁40との間に挟み込まれている。この構成では、桟板60を左右の延出板70,70から切り離そうとして、桟板60を引き上げたときに、延出板70が外側壁30と内側壁40との折り返し部の内面に引っ掛かる。これにより、左右の延出板70.70の上方への移動が抑えられるため、左右の切断誘導線L21,L21を容易に切り開くことができ、桟板60を左右の延出板70,70から容易に切り離して開くことができる。
本実施形態のトレイ1では、図5に示すように、桟板60を開いた後に、他のトレイや箱体を安定して積み重ねる場合には、端壁20の左右の係合片25,25を内側に向けて折り曲げて、端壁20の内面に両係合片25,25を突出させる。そして、桟板60を端壁20の内面側に折り返して、桟板60の係合凹部65を係合片25の基端部に嵌め合わせる。
これにより、桟板60の第一領域61が端壁20の上縁部から内側に突出し、他のトレイや箱体を第一領域61の上面で支持することができるため、他のトレイや箱体を安定して積み重ねることができる。このとき、桟板60の先端縁部が端壁の係合片25によって支持されるため、第一領域61を安定させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に変更が可能である。
本実施形態のトレイ1では、図1に示すように、桟板60の第二領域62を第二折れ線L12において外面側および内面側に折り返しているが、桟板60を外面側に折り返すための折れ線と、桟板60を内面側に折り返すための折れ線とを別々に形成してもよい。
なお、本実施形態のトレイ1では、桟板60の第二領域62を外面側および内面側に折り返すための折れ線を一本にすることで、桟板60の強度低下を抑えている。
本実施形態のトレイ1では、図3に示すように、延出板70が傾斜壁50および内フラップ21の内面に重ねられているが、延出板70を傾斜壁50および内フラップ21の外面に重ねてもよい。また、延出板70の折り曲げ方法は限定されるものではない。
本実施形態のトレイ1では、図1に示すように、外側壁30および内側壁40によって二重壁を形成し、内フラップ21を外側壁30と内側壁40との間に挟み込んでいるが、内側壁40を設けることなく、外側壁30のみを設けてもよい。
なお、外側壁30のみを設けた場合には、外側壁30に差込穴を形成し、延出板70を差込穴に差し込むことで、延出板70を外側壁30に連結することができる。
本実施形態のトレイ1では、前後の桟板60,60が設けられているが、前後一方のみに桟板60を設けてもよい。
本実施形態のトレイ1は段ボール製であるが、各種公知の板紙によってトレイ1を形成できる。
1 トレイ
10 底板
11 固定穴
12 係合穴
20 端壁
21 内フラップ
24 凹部
25 係合片
30 外側壁
31 中間板
32 固定片
40 内側壁
41 係合部
50 傾斜壁
60 桟板
61 第一領域
62 第二領域
65 係合凹部
70 延出板
L11 第一折れ線
L12 第二折れ線
L21 切断誘導線
S ブランクシート

Claims (3)

  1. 底板と、
    前記底板の前後の縁部に連設された前後の端壁と、
    前記底板の左右の縁部に連設された左右の側壁と、
    前記端壁の上縁部から内側に突出している桟板と、
    前記桟板の左右方向の縁部に切断誘導線を介して連設され、前記側壁に連結された延出板と、を備え、
    上側開口部が形成されているトレイであって、
    前記端壁には、内外方向に向けて折り曲げ可能な係合片が形成されており、
    前記桟板には、
    前記端壁の上縁部に第一折れ線を介して連設された第一領域と、
    前記第一領域の先端縁部に第二折れ線を介して連設された第二領域と、が形成され、
    前記第二領域の先端縁部に係合凹部が形成されており、
    前記桟板を前記延出板から切り離した状態で、前記端壁に対して前記第一領域を内外方向のいずれかに向けて折り曲げるとともに、前記第一領域に対して前記第二領域を下方に向けて折り曲げることで、前記係合凹部を前記係合片に嵌め合わせ可能であることを特徴とするトレイ。
  2. 請求項1に記載のトレイであって、
    前記係合片は、基端部よりも先端部が左右方向に大きく形成されており、
    前記係合凹部を前記係合片の基端部に嵌め合わせ可能であることを特徴とするトレイ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のトレイであって、
    前記側壁の上縁部に連設され、前記側壁の内面に重ねられた内側壁を備え、
    前記延出板は、前記側壁と前記内側壁との間に挟み込まれていることを特徴とするトレイ。
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