JP2001158419A - 厚紙製トレー - Google Patents

厚紙製トレー

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JP2001158419A
JP2001158419A JP33958699A JP33958699A JP2001158419A JP 2001158419 A JP2001158419 A JP 2001158419A JP 33958699 A JP33958699 A JP 33958699A JP 33958699 A JP33958699 A JP 33958699A JP 2001158419 A JP2001158419 A JP 2001158419A
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JP
Japan
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plate
plates
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outer end
side edges
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JP33958699A
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English (en)
Inventor
Takeo Yamagata
武男 山形
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Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強度に優れ、段積時に荷崩れしにくい厚紙製
トレーを提供する。 【解決手段】 底板1の周囲に外側板2及び内側板4を
備えた側壁14と、外端板5及び内端板11を備えた端
壁15とを各一対有し、外側板2及び内側板4を底板1
の両側縁から順次延出すると共に、外端板5を底板1の
両端縁から延出し、外端板5の両側縁から延びる挟持片
7を外側板2と内側板4の間に挟み込んで側壁14及び
端壁15の起立状態を維持する厚紙製トレーにおいて、
外端板5の上端縁に連設した桟板6を内側水平方向へ折
り曲げ、この桟板6の両側縁に連設した抱込片8を下方
へ折り曲げて側壁14に固定し、内端板11を内側板4
の両側縁から延出し、外端板5の内側に内端板11を重
ね合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、水産物や農産物
等の運搬や保管に適した厚紙製のトレーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、ワカメや魚介類等の水産物の運
搬や冷凍保存に使用する容器には、水に濡れても強度が
低下しないことから、一般に木箱が使用されている。
【0003】しかしながら、近年、木箱を製造する職人
が減少し、木箱の供給は不足がちとなっている。また、
木箱は市場等での保管時に嵩張り、廃棄時の解体も困難
であるという問題もある。
【0004】そこで、木箱の代わりとして、耐水処理を
施した段ボール等の厚紙を素材とするトレーを使用する
ことが考えられる。このような厚紙製のトレーは、図2
0に示すように、底板50の両側縁に側壁51をなす外
側板52及び内側板53を、両端縁に端壁54をなす外
端板55及び内端板56を順次連設し、外側板52およ
び内側板53の両側縁から延出した挟持片57、58を
重ね、これらを外端板55及び内端板56で挟み込んだ
構成とするのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
トレーでは、側壁及び端壁が撓みやすく、また、段積時
に上下段のトレーがずれると、上段側のトレーが下段側
のトレー内に落ち込む恐れがある。
【0006】この発明は、上記のような問題に鑑み、強
度に優れ、段積時に荷崩れしにくい厚紙製のトレーを提
供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、底板の周囲に外側板及び内側板
を備えた側壁と、外端板及び内端板を備えた端壁とを各
一対有し、前記外側板及び内側板を底板の両側縁から順
次延出すると共に、前記外端板を底板の両端縁から延出
し、前記外端板の両側縁から延びる挟持片を外側板と内
側板の間に挟み込んで側壁及び端壁の起立状態を維持す
る厚紙製トレーにおいて、前記外端板の上端縁に連設し
た桟板を内側水平方向へ折り曲げ、この桟板の両側縁に
連設した抱込片を下方へ折り曲げて側壁に固定し、前記
内端板を内側板の両側縁から延出し、外端板の内側に内
端板を重ね合わせた構成を採用したのである。
【0008】このトレーでは、端壁の上端から内側へ向
かう桟板で側壁及び端壁の撓みが抑制され、また、段積
時に上下段のトレーが多少ずれても、上段側のトレーの
端部が下段側トレーの桟板に載っているので、上段側の
トレーが下段側のトレー内に落ち込むことがない。
【0009】なお、上記抱込片は、外側板と内側板の間
に挟み込んでもよく、外側板の外面に沿わせてもよい。
【0010】また、側壁の中央頂部に脚入孔を設け、こ
の脚入孔に、対向する側壁間に掛け渡される天渡材の脚
部を差し込むと、トレーはさらに補強される。
【0011】
【発明の実施の形態】この発明の第1実施形態を、図1
乃至図5に基づいて説明する。
【0012】図1に示すブランクは、耐水処理された段
ボールから成り、このブランクにおいて、底板1の両側
縁には外側板2、頂板3及び内側板4が、両端縁には外
端板5及び桟板6が順次連設されている。外端板5の両
側縁には挟持片7が、桟板6の両側縁には抱込片8がそ
れぞれ連設され、桟板6の先端部には両側を切り込んで
折返片9が設けられている。内側板4の両側縁は外側板
2の両側縁よりも桟板6の幅だけ内側に位置し、その両
側縁には隅板10を介して内端板11が連設されてい
る。また、内側板4の先端縁には係合突起12が、底板
1には外側板2との稜線に沿って係合孔13がそれぞれ
2個ずつ設けられている。
【0013】このブランクを組み立てるには、図2に示
すように、外端板5を起立させ、挟持片7を内側へ折り
曲げ、折返片9を桟板6の裏面に重ね合わせ、桟板6を
内側水平方向に折り曲げ、抱込片8を下方へ折り曲げて
挟持片7に重ね合わせる。
【0014】そして、図3に示すように、外側板2を起
立させ、隅板10及び内端板11を内側へ折り返して、
頂板3を内側水平方向へ、内側板4を下方へ順次折り曲
げ、挟持片7及び抱込片8を外側板2と内側板4の間に
挟み込み、係合片12を係合孔13に係合させる。
【0015】その後、図4に示すように、隅板10を桟
板6を受けるように斜向きに折り曲げ、図5に示すよう
に、内端板11を打合せて外端板5の内面に沿わせる
と、底板1の周囲に各一対の側壁14及び端壁15を有
するトレーTが形成される。
【0016】このトレーTは、端壁15の上端から内側
へ向かう桟板6の両端が抱込片8で側壁14に固定さ
れ、側壁14及び端壁15の撓みが抑制されるので、剛
性に優れ、水に濡れても必要な強度は確保されるほか、
桟板6は折返片9が重ねられて二重となっているので、
把手代わりに持ち上げられても耐え得るものとなる。
【0017】また、図6に示すように、複数のトレーT
を同一方向に向けて段積みする際、上下段のトレーTが
多少ずれても、上段側のトレーTの端部が下段側トレー
Tの桟板6に載っているので、上段側のトレーTが下段
側のトレーT内に落ち込むことがない。
【0018】さらに、図7に示すように、交差方向に積
み上げても、下段側トレーTの側壁14は広がりにく
く、上段側トレーTの荷重を確実に受け止めることがで
き、この状態で、下段側トレーTの収納物を確認するこ
ともできる。
【0019】次に、この発明の第2実施形態を、上述の
実施形態と異なる特徴部分を中心として、図8乃至図1
0に基づいて説明する。
【0020】この例では、図8に示す本体のブランクに
おいて、内端板11の長さが外端板5の両側縁間の寸法
の1/2程度とされ、その先端には折返片16が連設さ
れ、頂板3の中央部には脚入孔17が設けられている。
また、図9に示す天渡材18のブランクにおいて、底板
1とほぼ同じ大きさの天渡板19の中央部両端には脚板
20が、その両側縁には折重片21が連設されている。
【0021】そして、図10に示すように、トレーTの
組立に際し、折返片16を内端板11の外側に折り返し
て内端板11同士を突き合わせ、内容物を収納した後、
天渡材18の脚板20を下方へ折り曲げ、これに折重片
21を重ね合わせ、この脚部22を脚入孔17に挿入す
ると、側壁14の中央部の揺動が規制されるので、さら
に強度が増加する。このとき、脚部22は先細りとなっ
ているので、脚入孔17に容易に挿入できる。
【0022】なお、この天渡材18は蓋として使用する
ものであるが、交差積み状態において収納物を確認する
必要がある場合には、両側壁14間の寸法より幅が狭い
天渡板19を用いるとよい。
【0023】次に、この発明の第3実施形態を、上述の
実施形態と異なる特徴部分を中心として、図11乃至図
13に基づいて説明する。
【0024】このトレーTは、図11及び図12に示す
ブランクから成り、組立状態では、図13に示すよう
に、隅板10が内側板4と面一となり、折返片16は省
略されている。また、天渡板19は幅が狭いものとなっ
ている。
【0025】なお、天渡材18として、図14に示すよ
うに、天渡板19と両脚板20の両側縁全長に亘って折
重片21を連設し、この折重片21を図15に示すよう
に折り返した後、脚板20と共にその両側の折重片21
を下方へ折り曲げて脚部22を形成したものを用いても
よい。この天渡材18では、天渡板19の撓みが抑制さ
れ、より大きな荷重に耐え得るものとなる。
【0026】次に、この発明の第4実施形態を、上述の
実施形態と異なる特徴部分を中心として、図16乃至図
18に基づいて説明する。
【0027】この例では、図16に示す本体のブランク
において、抱込片8が連設された桟板6の両側縁は、外
端板5の両側縁より外側へ張り出し、隅板10は省略さ
れ、脚入孔17は外側板2まで切り込まれている。ま
た、図17に示す天渡材18のブランクにおいて、天渡
材18の折重片21は、脚板20の先端に連設されてい
る。
【0028】そして、図18に示すように、トレーT本
体の組み立てに際しては、抱込片8を外側板2の外面に
沿わせてホットメルト等の接着剤で貼り着ける。また、
天渡材18の取り付けに際しては、脚板20に対し折重
片21を上方へ折り返し、脚入孔17に挿入する。
【0029】このとき、脚入孔17の外側板2への切込
により、脚部22は脚入孔17に対し容易に位置決めす
ることができ、また、脚板20と折重片21の折返部が
丸くなっているので、脚部22を脚入孔17にスムーズ
に差し込むことができる。
【0030】なお、図19に示すように、抱込片8を外
側板2に貼り着けることなく、抱込片8の先端縁に設け
た差込片23を底板1の差込孔24に差し込むことによ
り、抱込片8を側壁14に沿った状態で固定するように
してもよい。この場合、市場等の使用場所で、手作業に
より組み立てることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る厚紙製ト
レーでは、端壁の上端から内側へ向かう桟板を設け、そ
の両側の抱込片を側壁に沿わせて固定したので、側壁及
び端壁の撓みが抑制され、また、段積時の積みずれによ
る荷崩れが桟板で防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のブランクを示す図
【図2】同上の組立過程を示す斜視図
【図3】同上の組立過程を示す斜視図
【図4】同上の組立過程を示す斜視図
【図5】同上の組立状態を示す斜視図
【図6】同上の同方向の段積状態を示す斜視図
【図7】同上の交差方向の段積状態を示す斜視図
【図8】第2実施形態の本体のブランクを示す図
【図9】同上の天渡材のブランクを示す図
【図10】同上の組立状態を示す斜視図
【図11】第3実施形態の本体のブランクを示す図
【図12】同上の天渡材のブランクを示す図
【図13】同上の組立状態を示す斜視図
【図14】天渡材の他例のブランクを示す図
【図15】同上の組立状態を示す斜視図
【図16】第4実施形態の本体のブランクを示す図
【図17】同上の天渡材のブランクを示す図
【図18】同上の組立状態を示す斜視図
【図19】同上の抱込片の他の固定形態を示す斜視図
【図20】従来の厚紙製トレーの斜視図
【符号の説明】
1 底板 2 外側板 3 頂板 4 内側板 5 外端板 6 桟板 7 挟持片 8 抱込片 11 内端板 14 側壁 15 端壁 17 脚入孔 18 天渡材 22 脚部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板1の周囲に外側板2及び内側板4を
    備えた側壁14と、外端板5及び内端板11を備えた端
    壁15とを各一対有し、前記外側板2及び内側板4を底
    板1の両側縁から順次延出すると共に、前記外端板5を
    底板1の両端縁から延出し、前記外端板5の両側縁から
    延びる挟持片7を外側板2と内側板4の間に挟み込んで
    側壁14及び端壁15の起立状態を維持する厚紙製トレ
    ーにおいて、前記外端板5の上端縁に連設した桟板6を
    内側水平方向へ折り曲げ、この桟板6の両側縁に連設し
    た抱込片8を下方へ折り曲げて側壁14に固定し、前記
    内端板11を内側板4の両側縁から延出し、外端板5の
    内側に内端板11を重ね合わせたことを特徴とする厚紙
    製トレー。
  2. 【請求項2】 前記抱込片8を外側板2と内側板4の間
    に挟み込んだことを特徴とする請求項1に記載の厚紙製
    トレー。
  3. 【請求項3】 前記抱込片8を外側板2の外面に沿わせ
    たことを特徴とする請求項1に記載の厚紙製トレー。
  4. 【請求項4】 前記側壁14の中央頂部に脚入孔17を
    設け、この脚入孔17に、対向する側壁14間に掛け渡
    される天渡材18の脚部22を差し込んだことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の厚紙製トレー。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016216118A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 王子ホールディングス株式会社 トレイ
JP2022044360A (ja) * 2020-09-07 2022-03-17 王子ホールディングス株式会社 トレイ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016216118A (ja) * 2015-05-26 2016-12-22 王子ホールディングス株式会社 トレイ
JP2022044360A (ja) * 2020-09-07 2022-03-17 王子ホールディングス株式会社 トレイ
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