JP2004042969A - 包装用箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】包装用箱は、前記第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7とを箱の内側に折り曲げたとき、それらの両端の互いに重なり合う位置を谷とするV字形の切込8、8、10、10をそれぞれ前記第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7とに設け、前記第一のフラップ6、6の切込8、8より端縁側に第二のフラップ7、7の下に差し込まれるタブ状の突起9、9を設け、前記第二のフラップ7、7の切込10、10より折線側に第一のフラップ6、6の下に差し込まれるタブ状の突起11、11を設けている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボール板等のブランクを折り曲げて作る箱状の包装用箱に関し、接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用せずに簡単に箱の上面または底面を閉じることができる包装用箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来最も一般的な包装容器の一つとして、段ボール板等のブランクを折り曲げて作る箱状の包装用箱がある。例えば、ブランクを縦に平行な4本の折れ線で同じ方向に順次折り曲げ、その両端縁を接着やステープル止めすることにより、四角筒状の胴部を形成し、この胴部の下辺から延設した底フラップを内側に折り曲げて箱の下面と閉じ、胴部の上辺から延設した上フラップを内側に折り曲げて箱の上面を閉じる。
【0003】
このような包装用箱では、箱の底面を閉じた状態で箱の内部に収納物を収納し、その後箱の上面を閉じるのが一般的である。箱の底面は、接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用して収納物の重量に耐えることができるようにしっかりと閉じる。また、上面は搬送中に簡単に開かないようにやはり前記の接着剤、ステープル、粘着テープ或いは他の適宜の手段によって閉じる。
【0004】
これに対して、箱の上面を閉じた後、箱の天地を逆にした状態で箱の底面側から収納物を収納し、その後箱の底面を閉じ、箱の天地を上下正しくして搬送するという形式の箱がある。このような箱としては、例えばネギやゴボウ等の長尺もの野菜の出荷用包装用箱がその例である。
【0005】
このような包装用箱では、上面側のフラップを接着剤、ステープル或いは粘着テープ等で連結した状態で、箱の上面の中央部分が開いており、その周辺部のみが閉じられている。これにより、開いた中央部分から収納された野菜を見ることが出来、その太さや色等の姿や品質等の出荷時の外観検査や市場で取引前の外観評価等を行うことが出来る。長尺もの野菜であるため、箱の上面が開いていても、包装用箱の天地を逆にしたときに野菜がこぼれ落ちることが無い。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】
前記のようなネギやゴボウ等の野菜を包装用箱に詰める箱詰め作業は、通常生産農家で行う。その後、箱詰めされた野菜は、生産者組合等の集荷場へ搬送され、そこで出荷検査と員数確認が行われたうえで市場に搬送される。市場では、セリ等の取引の際に、仲買人等により外観評価を受ける。
【0007】
野菜を包装用箱に詰める箱詰め作業のとき、包装用箱の組立は出来るだけ簡易であることが好ましい。また、集荷場等での出荷検査や市場での外観評価の際には、包装用箱の上面を簡単に開いてその全体を見ることが出来、その後簡単に閉じることが出来るのが好ましい。
【0008】
しかし、前述のように包装用箱の上面側のフラップを接着剤、ステープル或いは粘着テープ等で連結する場合、野菜の箱詰めの際に手数がかかり、包装用箱1個当たりに箱詰めする作業に多くの時間がかかるという課題がある。また、包装用箱の上面側のフラップを接着剤、ステープル或いは粘着テープ等で連結してしまうと、集荷場等での出荷時の外観検査や市場での外観評価の際に包装用箱の上面を開くことは出来ず、野菜を観察することが出来るのは包装用箱の上面の中央部分の開口部に限られるという問題もある。
【0009】
本発明は、前記のような従来の段ボール箱等の包装用箱の課題に鑑み、接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用せずに上面を容易に開閉することが可能で、収納物の出荷時の検査や取引時の外観評価等を容易に行うことが出来る包装用箱を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明では、前記の目的を達成するため、包装用箱の上面または底面を閉じるため、対向する一対の側パネル1、1の折線と対向する一対の端パネル2、2の折線とからそれぞれ延設した第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7を前後して箱の内側に折り曲げる際に、隣接する第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7とを、それらの端で係合して固定出来るようにした。そのために、第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7の両端にそれぞれV字形の切込8、10を設け、これらを係合すると共に、この切込8、10に隣接するタブ状の突起9、11をそれぞれ相手方のフラップ6、6、7、7の下に差し込むようにした。
【0011】
より具体的に説明すると、本発明による包装用箱は、基本的には、対向する一対の側面を構成する側パネル1、1と、箱の対向する一対の端面を構成する端パネル2、2とが折線を介して交互に連なり、最も端の側パネル1と端パネル2の側辺が互いに接合され、側パネル1、1と端パネル2、2の上辺及び/または下辺の折線から箱の上面及び/または底面を閉じる第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7とがそれぞれ延設され、対向する一対の第一のフラップ6、6と対向する一対の第二のフラップ7、7とを前後して箱の内側に折り曲げ、隣接する第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7との両端を互いに係合して箱の上面及び/または底面を閉じるものである。
【0012】
本発明では、このような包装用箱において、前記第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7とを箱の内側に折り曲げたとき、それらの両端の互いに重なり合う位置を谷とするV字形の切込8、8、10、10をそれぞれ前記第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7とに設け、前記第一のフラップ6、6の切込8、8より端縁側に第二のフラップ7、7の下に差し込まれるタブ状の突起9、9を設け、前記第二のフラップ7、7の切込10、10より折線側に第一のフラップ6、6の下に差し込まれるタブ状の突起11、11を設けている。
【0013】
このような包装用箱において、その上面または底面を閉じる場合、前記第一のフラップ6、6のV字形の切込8、8と第二のフラップ7、7のV字形の切込10、10とを互いに係合すると共に、前記第一のフラップ6、6のタブ状の突起9、9を第二のフラップ7、7の下に差し込み、且つ前記第二のフラップ7、7のタブ状の突起11、11を第一のフラップ6、6の下に差し込む。こうすることにより、前記第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7とがその両端において隣接する他のフラップ6、6、7、7と互いに固定され、上面または底面の一部が閉じた状態となる。
【0014】
特にこのような包装用箱において、第一のフラップ6、6のタブ状の突起9、9より先の端縁側の両側縁を斜めにカットした勾配縁12、12とし、第二のフラップ7、7の切込10、10より先の端縁側の両側縁を斜めにカットした勾配縁13、13とするとよい。
【0015】
こうすることにより、まず箱の上面または底面を閉じる時は、第二のフラップ7、7を箱の内側に折り曲げた後、第一のフラップ6、6を箱の内側に折り曲げ、その両端部分を第二のフラップ7、7の両端部分に載せた状態で、第一のフラップ6、6の端縁側を下に押し下げると、第二のフラップ7、7の先端縁側も押し下げられる。これにより、第一のフラップ6、6の勾配縁12、12と第二のフラップ7、7の勾配縁13、13とが近づき、さらに合って、ついにはずれるため、第一のフラップ6、6の突起が第二のフラップ7、7の勾配縁13、13からその下に入る。その後、第一のフラップ6、6に加えていた力を除くと、第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7が自らの弾力で復元し、前記のような第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7の係合状態が自ずと形成され、箱の上面または底面が閉じられる。
【0016】
他方、前記のように箱の上面または底面が閉じられた状態から開くとき時は、第二のフラップ7、7の端縁側を押し下げる。すると、第一のフラップ6、6の先端縁側も押し下げられため、前記と同様にして第二のフラップ7、7の勾配縁13、13と第一のフラップ6、6の勾配縁12、12とが近づき、さらに合って、ついにはずれるため、第一のフラップ6、6の突起が第二のフラップ7、7の勾配縁13、13から外れて、第一のフラップ6、6が自らの弾力で復帰する。その後、第二のフラップ6、6に加えていた力を除くと、第二のフラップ7、7も自らの弾力で復元し、前記のような第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7の係合状態が解除され、箱の上面または底面を開くことが出来る。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による一般的な包装用箱の本体のブランクの展開図である。この包装用箱のブランクは紙製の波状のシートからなる中芯をライナーでラミネートした段ボール板を使用する。段ボール板を図1に実線で示すように打ち抜くと共に、破線で示すように折れ線を入れることにより、組み立て前のブランクが出来上がる。
【0018】
図1に示す包装用箱のブランクでは、矩形の側パネル1、1と端パネル2、2とが折れ線を介して交互に連なっている。それら側パネル1、1と端パネル2、2の高さは何れも同じであり、2つの側パネル1、1と端パネル2、2の幅はそれぞれ等しく、側パネル1、1と端パネル2、2とでは幅が異なっている。側パネル1、1と端パネル2、2の高さと幅は、その用途や収納物の大きさ等に応じて異なることは言うまでもない。
【0019】
端にある側パネル1の側辺からは、折れ線を介して接合フラップ3が延設されており、端にある端パネル2には、そのような接合フラップは延設されていない。
側パネル1、1の下辺の折線からは、箱の底面側の第一のフラップ4、4が延設されている。この箱の底面側の第一のフラップ4、4の長さ(図1において左右の寸法)は、側パネル1、1の幅より若干狭く、またその高さ(図1において上下の寸法)は、端パネル2の幅の約1/2である。
【0020】
端パネル2、2の下辺の折れ線からは箱の底面側の第二のフラップ5、5が延設されている。この箱の底面側の第二のフラップ5、5の長さ(図1において左右の寸法)は、端パネル2、2の幅より若干狭く、またその高さ(図1において上下の寸法)は、前記箱の底面側の第一のフラップ4、4と同じである。
【0021】
側パネル1、1の上辺の折線からは、箱の上面側の第一のフラップ6、6が延設されている。この箱の上面側の第一のフラップ6、6の長さ(図1において左右の寸法)は側パネル1、1の幅より若干狭い。また箱の上面側の第一のフラップ6、6の高さ(図1において上下の寸法)は次に述べる箱の上面側の第二のフラップ7、7とほぼ同じである。
【0022】
端パネル2、2の上辺の折線からは、箱の上面側の第二のフラップ7、7が延設されている。この箱の上面側の第二のフラップ7、7の長さ(図1において左右の寸法)は端パネル2、2の幅より若干狭く、またその高さ(図1において上下の寸法)は前記端パネル2、2の幅の1/2より低い。
【0023】
前記の箱の上面側の第一のフラップ6、6の両側の形状はその第一のフラップ6、6の中心の縦方向の線を対称軸として対称である。第一のフラップ6、6の両側の折線を介して側パネル1、1に連なる基部の側辺は、折線に対して垂直に立ち上がり、さらに円弧の縁を介して横方向に開いたV字形の切込8、8に至る。この切込9、9の上側は尖った山形タブ状の突起9、9となっている。この突起9、9の頂点部分における第一のフラップ6、6の幅は、前記基部の側辺部分における幅より若干狭い。さらに、この突起9、9の上は斜め45゜の勾配縁12、12となっており、この勾配縁12、12は前記側パネル1、1との折線と平行な第一のフラップ6、6の端縁と斜め45゜の角度で連なっている。
【0024】
前記の箱の上面側の第二のフラップ7、7の両側の形状もまた、その第二のフラップ7、7の中心の縦方向の線を対称軸として対称である。第二のフラップ7、7の両側の折線を介して端パネル2、2に連なる基部の側辺は、折線に対して垂直に立ち上がり、さらに円弧の縁を有するタブ状の突起11、11を介して上方向に開いたV字形の切込10、10に至る。この切込10、10の上側は斜め45゜の勾配縁13、13となっており、この勾配縁13、13は前記端パネル2、2との折線と平行な第二のフラップ7、7の端縁と斜め45゜の角度で連なっている。
【0025】
このようなブランクから包装用箱は次のようにして組み立てられる。
まず、側パネル1、1、端パネル2、2及び接合フラップ3の間にある折線を何れも90゜の角度で同じ方向に折り曲げる。さらに、接合フラップ3の外側面を端パネル2の端縁部の内面に当てて、接着、ステープル止め等の手段で固定する。これにより、側パネル1、1と端パネル2、2とで四角筒状の胴部が形成される。
【0026】
次に、このようにして側パネル1、1と端パネル2、2とで四角筒状の胴部が形成された後、箱の上面を閉じる。
まず、図2に示すように、第二のフラップ7、7を箱の内側に折り曲げる。その後、図3と図4に示すように第一のフラップ6、6を箱の内側に折り曲げ、その両端部分を第二のフラップ7、7の両端部分に載せる。この状態では、第一のフラップ6、6の両側の切込8、8のV字形の頂点となる谷の部分と前記第二のフラップ7、7の切込10、10のV字形の頂点となる谷の部分とがほぼ同じ位置になるように前記切込8、8、10、10が予め形成されている。
【0027】
次にこの状態で、図3に矢印で示すように、第一のフラップ6、6の端縁側を下に押し下げると、第二のフラップ7、7の先端縁側も押し下げられる。これにより、図5に示すように、第一のフラップ6、6の勾配縁12、12と第二のフラップ7、7の勾配縁13、13とが近づき、さらに合って、ついにはずれるため、第一のフラップ6、6の突起が第二のフラップ7、7の勾配縁13、13からその下に入る。その後、第一のフラップ6、6の押し下げていた力を除くと、第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7が自らの弾力で復元し、図6のような状態となる。
【0028】
この図6に示された状態では、前記第一のフラップ6、6のV字形の切込8、8と第二のフラップ7、7のV字形の切込10、10とを互いに係合すると共に、前記第一のフラップ6、6のタブ状の突起9、9を第二のフラップ7、7の下に差し込まれ、且つ前記第二のフラップ7、7のタブ状の突起11、11を第一のフラップ6、6の下に差し込まれる。これより、前記第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7とがその両端において隣接する他のフラップ6、6、7、7と互いに固定され、上面の側パネル1、1と端パネル2、2の近い部分が一部閉じた状態となりる。この状態で箱の上面の中央部は開いている。
【0029】
こうして箱の上面を閉じた後、この箱の上面を下側、つまり図6と天地を逆にした状態で、開いた箱の底面側から箱の中にネギやゴボウ等の収納物を収納する。箱の中に収納物を収納した状態では、前記第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7の突起9、9、11、11が収納物によって上から押さえられるため、それら第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7の両側部分の係合が簡単に外れることはない。
【0030】
次に、箱の底面側を閉じるときは、まず箱の底面側の第二のフラップ5、5を箱の底面側に約90゜の角度で折り曲げる。次に、箱の底面側の第一のフラップ4、4を90゜の角度箱の内側に折り曲げて第二のフラップ5、5の上に重ねる。この状態で、第一のフラップ4、4を接着、ステープル止め、粘着テープ貼り付け等の適宜の手段で第二のフラップ5、5に固定する。これにより、箱の底面の封止が完了する。
収納物を出荷するに当たっては、箱の底面を下側、上面を上側する。この状態は、箱の上面の中央部が開いているので、ここから収納物を外観検査することが出来る。。
【0031】
次に、包装用箱を開封するときは、箱の底面側を上にした状態で、その第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7とを順次起こし、箱の底面を開き、その中の収納物を取り出す。その後、箱の上面側を上向きにした状態で、図6に矢印で示すように、前記箱の上面側の第二のフラップ7、7の端縁側を下方に押し込み、第二のフラップ7、7を下側に折る。そうすると、第一のフラップ6、6の先端縁側も押し下げられため、図5に示すように、第二のフラップ7、7の勾配縁13、13と第一のフラップ6、6の勾配縁12、12とが近づき、さらに合ってついにはずれるため、第一のフラップ6、6の突起が第二のフラップ7、7の勾配縁13、13から外れて、第一のフラップ6、6が自らの弾力で復帰する。その後、第二のフラップ6、6の押し下げを停止し、その力を開放すると、第二のフラップ7、7も自らの弾力で復元し、図3と図4に示すように、前記のような第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7の係合状態が解除される。これにより、箱の上面または底面を開くことが出来る。
【0032】
なお、、前述の例では前記のようにして、箱の上面を第一のフラップ6、6と第二のフラップ7、7の切込8、8、10、10と突起9、9、11、11との係合によって閉止状態を保持するようにしたが、必要に応じて底面側も或いは底面側のみを前記と同様にして第一のフラップ4、4と第二のフラップ5、5との閉止状態を保持する構成とすることも出来る。
【0033】
また前述の例では、「第一のフラップ」と「第二のフラップ」のように、対向する2対のフラップを使い分ける用語を使用したが、それらは相対的な位置関係を示すものに過ぎない。便宜上対向する一方の対のフラップを「第一のフラップ」とし、対向する他方の対のフラップを「第二のフラップ」としたに過ぎない。
【0034】
さらに、「側パネル」や「端パネル」のように、6面体の箱の側面と端面を使い分ける用語を使用したが、箱の側面と端面とは相対的な位置関係を示す用語で、対向する或る一対の縦の面を側面とすれば、それらの面と直交する対向する他の一対の縦の面が端面となるのに過ぎない。平面が正方形の箱体の場合を考えると明らかなように、立法体形の箱における側面と端面とは、対抗した一対ずつの縦の面を区別するのに意味があるのに過ぎない。
【0035】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明による包装用箱では、接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用せずに箱の上面または底面を開閉することが可能で、収納物の出荷時の検査や取引時の外観評価等を容易に行うことが出来る包装用箱を得ることが出来る。。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による包装用箱の一実施形態を示すもので、包装用箱を組み立てるため段ボール等を裁断し、折れ線を入れた状態のブランクの展開図である。
【図2】同包装容器の実施形態において、側パネルと端パネルの端部を接合し、四角筒状の胴部を形成し、その上面を閉じるため、箱の上面側の第二のフラップを箱の上面側に倒した状態の斜視図である。
【図3】同包装容器の実施形態において、図2の状態からさらに一方の箱の上面側の第一のフラップを箱の上面側に倒した状態の斜視図である。
【図4】同包装容器の実施形態において、図3と同じ状態の平面図である。
【図5】同包装容器の実施形態において、図3の状態から矢印で示すように、第一のフラップの端縁を押し込んでいった状態の平面図である。
【図6】同包装容器の実施形態において、箱の上面側が閉じられた状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 側パネル
2 端パネル
6 箱の上面側の第一のフラップ
7 箱の上面側の第二のフラップ
8 箱の上面側の第一のフラップの切込
9 箱の上面側の第一のフラップの突起
10 箱の上面側の第一のフラップの切込
11 箱の上面側の第二のフラップの切込
12 箱の上面側の第一のフラップの勾配縁
13 箱の上面側の第一のフラップの勾配縁
Claims (2)
- 内部に収納物を収納する箱であって、その対向する一対の側面を構成する側パネル(1)、(1)と、箱の対向する一対の端面を構成する端パネル(2)、(2)とが折線を介して交互に連なり、最も端の側パネル(1)と端パネル(2)の側辺が互いに接合され、側パネル(1)、(1)と端パネル(2)、(2)の上辺及び/または下辺の折線から箱の底面及び/または上面を閉じる第一のフラップ(6)、(6)と第二のフラップ(7)、(7)とがそれぞれ延設され、対向する一対の第一のフラップ(6)、(6)と対向する一対の第二のフラップ(7)、(7)とを前後して箱の内側に折り曲げ、隣接する第一のフラップ(6)、(6)と第二のフラップ(7)、(7)との両端を互いに係合して箱の上面及び/または底面を閉じる包装用箱において、前記第一のフラップ(6)、(6)と第二のフラップ(7)、(7)とを箱の内側に折り曲げたとき、それらの両端の互いに重なり合う位置を谷とするV字形の切込(8)、(8)、(10)、(10)をそれぞれ前記第一のフラップ(6)、(6)と第二のフラップ(7)、(7)とに設け、前記第一のフラップ(6)、(6)の切込(8)、(8)より端縁側に第二のフラップ(7)、(7)の下に差し込まれるタブ状の突起(9)、(9)を設け、前記第二のフラップ(7)、(7)の切込(10)、(10)より折線側に第一のフラップ(6)、(6)の下に差し込まれるタブ状の突起(11)、(11)を設けたことを特徴とする包装用箱。
- 第一のフラップ(6)、(6)のタブ状の突起(9)、(9)より先の端縁側の両側縁を斜めにカットした勾配縁(12)、(12)とし、第二のフラップ(7)、(7)の切込(10)、(10)より先の端縁側の両側縁を斜めにカットした勾配縁(13)、(13)としたことを特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
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