JPH1077026A - 仕切付包装用箱 - Google Patents

仕切付包装用箱

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JPH1077026A
JPH1077026A JP8248543A JP24854396A JPH1077026A JP H1077026 A JPH1077026 A JP H1077026A JP 8248543 A JP8248543 A JP 8248543A JP 24854396 A JP24854396 A JP 24854396A JP H1077026 A JPH1077026 A JP H1077026A
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Tetsuo Oida
哲夫 老田
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Asahi Insatsu Shiki KK
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Asahi Insatsu Shiki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、組み立ても容易であり、確実
に商品を仕切って保護する 【解決手段】 一枚のブランクシートから一体的に打ち
抜かれた箱体形成片10であり、箱体を形成する一側面
の側方に糊付け片20を介して中央仕切板30が連設さ
れ、この中央仕切板30の上端部に複数の仕切片40か
らなる仕切構成部36を設ける。箱体を形成する一側面
16の上端部には、この側面16に重ねられる折返片7
8が連設され、この折返片78の上端部にはさらに複数
の仕切片85からなる仕切構成部82が設けられてい
る。箱体の組み立て状態では、箱体82の中央に沿って
中央仕切板30が設けられ、中央仕切板30の両側面か
ら中央仕切板30に対して直角に複数の仕切片40,8
5が形成され、各仕切片40,85は互いに対面し、垂
直方向が相対的に長い形状である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の同形の商
品を各々仕切って収容し、保管や運搬を行なう仕切付包
装用箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙製の一枚のブランクシートを打
ち抜いて形成され、ワンタッチで組み立てられる仕切付
の包装用箱は、実公平4−47057号公報に開示され
ているように、箱を形成する後壁1、側壁2、前壁3、
側壁4と後壁1の内面に重合貼着する内後壁9が、折れ
目を介して連接されている。そして、内後壁9と前壁3
の各々の上縁には、各々の内面に重合貼着する補強板1
1、11が連設され、さらに補強板には複数の仕切片1
4からなる中央仕切壁12、12が連設されている。
【0003】この包装用箱の組み立て方法は、まず補強
板11、11を前壁3と内後壁9の内面に貼着し、次に
補強板11、11から中央仕切壁12、12を谷折りす
る。そして、側壁4と内後壁9の間の折罫線を折り、各
中央仕切壁12、12の上縁相互を貼着し、一方の中央
仕切壁12の両端部を側壁2、4の内面に貼着する。さ
らに後壁1と側壁2の間の折罫線を折り、後壁1と内後
壁9を貼着する。
【0004】このように偏平状態に組み立てられた包装
用箱は、側面2、4を起立させて箱体にする。このと
き、中央仕切壁12は箱体中央に形成され、中央仕切壁
12から各仕切片14は起こされ、中央仕切壁12、1
2の両側に仕切られた収容空間が形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術の場
合、中央仕切壁12と各仕切片14はいずれも箱体の底
面まで達していないもので、仕切片14と底面との間は
仕切られていない状態となる。このため、隣の商品と底
付近で互いにぶつかったり、破損したりすることがあっ
た。これを防ぐため、中央仕切壁と平行に、底蓋片から
中央仕切壁12に向かって突出する立ち上がり片が底蓋
片と一体に形成されているものもあるが、これは仕切片
14を挟んで隣り合う商品の保護を行なうためには充分
なものではなかった。また、中央仕切板12の下端縁部
分は、各仕切片14の形跡が残り、凹凸が連続して形成
され、強度が弱く、破損しやすいものであった。
【0006】この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑
みてなされたもので、簡単な構成で、組み立ても容易で
あり、確実に商品を仕切って保護する仕切付包装用箱を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、一枚のブラ
ンクシートから一体的に打ち抜かれた箱体形成片であ
り、箱体を形成する一側面の側方に糊付け片を介して中
央仕切板が連設され、この中央仕切板の上端部に複数の
仕切片からなる仕切構成部が設けられている。箱体を形
成する一側面の上端部には、この側面に重ねられる折返
片が連設され、この折返片の上端部にはさらに複数の仕
切片からなる仕切構成部が設けられている。そして、箱
体の組み立て状態では、箱体の中央に沿って中央仕切板
が形成され、中央仕切板の両側面から中央仕切板に対し
て直角に複数の仕切片が形成され、各仕切片は互いに対
面し、垂直方向が相対的に長い形状である仕切付包装用
箱となる。
【0008】上記箱体は、中央仕切板に平行な2側面の
下端に、箱体の底部分を形成する底蓋片が各々設けら
れ、この底蓋片の端縁部には、板状の立上片が、底蓋片
とは折罫線で区切られて各々設けられている。そして、
箱体の組み立て状態では、この立上片は互いに合掌状態
に重ねられ、底蓋片から直角に中央仕切板に沿って起立
する。
【0009】上記各底蓋片の端縁部には、立上片の一側
方に立上片の折罫線より外側に突出された段部が、各々
同一方向に形成され、この段部と立上片の境界線上には
切込線が設けられている。上記段部は箱体の組み立て状
態で、底蓋片から起立した立上片の基端部に、立上片に
対して直角に当接する。
【0010】この発明の仕切付包装用箱は、一枚のブラ
ンクシートを所定の順序で糊付けと折り返しを行ない、
その後ワンタッチで箱体に組み立てられる。このとき、
各仕切片は箱体内に仕切を形成し、各仕切片は垂直方向
が長い形状であり、垂直方向に長い仕切が形成される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。図1〜図6はこの発明
の第一実施形態を示すもので、この実施形態の仕切付包
装用箱は、図1に示す箱体形成片10が、紙製等の一枚
のブランクシートを打ち抜いて形成されている。この箱
体形成片10は、側面12、14、16、18が一体に
連接して形成されている。さらに組み立て状態で側面1
8の内側に糊付けされる糊付け片20が、側面12の側
方に連接して形成されている。糊付け片20、側面1
2、14、16、18は各々折罫線22、24、26、
28で区切られている。
【0012】糊付け片20の側方に、側面12、16よ
りわずかに小さい中央仕切板30が、折罫線32で区切
られて一体に連接して形成されている。中央仕切板30
の上端部には、仕切構成部36が、折罫線34で区切ら
れて設けられている。折罫線32、34上には断続して
切込線が形成されている。
【0013】仕切構成部36は、折罫線34に隣接して
板状の折返片38が形成され、折返片38から4枚のく
の字型の仕切片40が形成されている。4枚の仕切片4
0は互いに平行に隣接し、各仕切片40は切込線42で
各々区切られ、各切込線42は、折罫線58を水平方向
に5等分する位置に形成される。仕切片40の端部に
は、一枚の、折罫線34に平行な長辺を有する矩形の仕
切支持部44が設けられている。そして各切込線42は
仕切支持部44の端縁部付近に達し、各切込線42の先
端部分は仕切支持部44の端縁部と平行となっている。
各切込線42の仕切支持部44側の端部から、折罫線3
4に向かって折罫線34に対して直角に切込線46が設
けられ、切込線46と切込線42の間には上下共に切り
残し部が設けられている。また、各切込線42の、折返
片38側の端部から、折罫線34に直角に折罫線48
が、隣接する切込線42へ向かって上方に形成されてい
る。
【0014】中央仕切板30の下方には、水平方向に折
罫線54が設けられ、折罫線54上に折罫線54に沿っ
て切込線が断続して設けられている。中央仕切板30の
折罫線32に近い部分は角部が切り取られた切欠部55
が形成されている。
【0015】上蓋片56は、折罫線58で側面12の上
端と区切られている。上蓋片56には、さらに差込み片
60が折罫線62で区切られて形成され、折罫線62の
両脇に、折罫線62に平行な切込線64が各1個設けら
れている。フラップ66は、折罫線68で側面14の上
端と区切られて設けられ、フラップ66の折罫線26に
近い部分に段部70が形成されている。そして、フラッ
プ72は折罫線74で側面18の上端と区切られて設け
られ、フラップ72の折罫線28に近い部分に段部70
が形成されている。
【0016】そして、側面16の上端部には、折罫線7
6で区切られて、側面16より少し小さい形の折返片7
8が設けられている。折罫線76上には、折罫線76方
向に長い楕円状の透孔80が形成されている。折返片7
8の端部には、さらに仕切構成部82が折罫線84で区
切られて設けられている。
【0017】仕切構成部82は、折罫線84から4枚の
逆くの字型の仕切片85が形成され、4枚の仕切片85
は互いに平行で隣接し、各仕切片85は切込線88で各
々区切られ、各切込線88は、折罫線76を5等分する
ように折罫線84に沿って形成され、そして曲線になっ
て折罫線84から離れている。仕切片85の端部には、
一枚の、折罫線84に平行な長辺を有する矩形の仕切支
持部86が設けられている。そして、各切込線88は仕
切支持部86の端縁部付近に達している。仕切支持部8
6の水平方向の側方に、糊付け片90が切込線91で区
切られて設けられ、切込み線91の端部には上下共に切
り残し部が形成されている。各切込線88の、仕切支持
部86側の先端から折罫線84に直角に折罫線87が形
成されている。各切込線88の折罫線84側の端部から
折罫線84に直角に切込線89が、隣接する切込線88
へ向かって上方に形成され、切込線89と切込線88の
間には上下共に切り残し部が設けられている。
【0018】底蓋片92は、折罫線94で側面12の下
端と区切られ、底蓋片92の端縁部には、折罫線96で
区切られて立上片98が設けられている。また、底蓋片
100は、折罫線102で側面16の下端と区切られ、
底蓋片100の端縁部には、折罫線104で区切られて
立ち上がり片106が設けられている。
【0019】三角形の底フラップ108は、折罫線11
0で側面14の下端と区切られている。そして、底フラ
ップ108の折罫線24に近い部分に、折罫線112で
区切られて四角形状の糊付け片114が設けられてい
る。また、底フラップ116は、折罫線118で側面1
8の下端と区切られている。そして、底フラップ116
の折罫線28に近い部分に、折罫線120で区切られて
糊付け片122が設けられている。
【0020】次にこの実施の形態の仕切付包装用箱の組
み立て方法について、図面に基づいて説明する。なお、
ここでは図1がこの仕切付包装用箱の箱体形成片10の
紙面表面側を見たものであり、図1において紙面表面側
が凸になる折り方を正折り、そして紙面表面側が凹にな
る折り方を逆折りと称する。まず、折返片78の裏面に
糊124を塗布する。次に、図2は箱体形成片10の裏
面側を見たもので、図2に示すようにまず折罫線76を
正折りして折返片78裏面を側面16裏面に糊付けす
る。次に、糊付け片90の表面に糊124を塗布し、そ
して図3に示すように折罫線84を逆折りして糊付け片
90の表面を側面14裏面に糊付けし、さらに仕切支持
部86の裏面に糊124を塗布する。次に折返片38の
裏面に糊124を塗布し、折罫線34を正折りして折返
片38裏面を中央仕切板30裏面に糊付けし、仕切支持
板44表面に糊124を塗布する。
【0021】次に、図4に示すように折罫線32を正折
りして内側の仕切支持部44の表面を側面12裏面に糊
付けし、さらに底蓋片100、92の折罫線102、9
4を正折りする。そして、底フラップ108の折罫線1
10を正折りし、罫線112を正折りし、糊付け片11
4裏面に糊124を塗布する。同様に底フラップ116
の折罫線118を正折りし、罫線120を逆折りし、糊
付け片122裏面に糊124を塗布する。また、糊付け
片20表面に糊124を塗布する。そして、図5に示す
ように折罫線24、28を各々正折りし、糊付け片20
を、折罫線118で正折りされた側面18とフラップ1
16との間に差し込むようにし、糊付け片20の表面を
側面18の裏面に、糊付け片114の裏面を底蓋片92
表面に、糊付け片122の裏面を底蓋片100の表面に
糊付けする。
【0022】次に商品を収容し包装する工場等におい
て、折罫線22、24、26、28を各々90°に正折
りして四角形の箱体にする。このとき、中央仕切板30
の側方の折罫線32と、仕切支持部86側方の切込み線
91は各々90°に正折りされ、中央仕切板30は側面
14,18の間に、箱体の中心に沿って形成される。そ
して中央仕切板30裏面に取り付けられている仕切構成
部36は、4本の切込み線46で正折りされ、4本の折
罫線48で逆折りされ、4本の仕切片40は中央仕切板
30と直角に立上がり、中央仕切板30と側面12との
間の空間を5等分する。そして中央仕切板30表面に取
り付けられている仕切構成部82は、4本の折罫線87
で逆折りされ、4本の切込み線89で正折りされ、4本
の仕切片85は中央仕切板30と直角に立上がり、中央
仕切板30と側面16との間の空間を5等分する。
【0023】そして、図5の状態では中央仕切板30と
底蓋片92は重ねられているが、箱体に組み立てる際、
底蓋片92は中央仕切板30の表面を押しながら摺動
し、中央仕切板30と直角に起こされる。このとき、中
央仕切板30は折罫線54から容易に正折りされ、底蓋
片92の動きに支障をきたさず、組み立ての際に抵抗が
ない。中央仕切板30の端縁部は、底蓋片92に押され
て糊付け片20側に傾斜するが、中央仕切板30の角部
には切欠部55が形成されているため、糊付け片20に
接することがない。そして、底蓋片92、底蓋片100
は各々側面12、16に対して直角に起こされ、立上片
98、106は互いの表面を合掌状態に重ねられる。さ
らに、立上片98裏面は中央仕切板30表面と重ねら
れ、底面から連続して立ち上がる中央仕切が形成され
る。
【0024】そして、各仕切片で10等分された空間に
各々商品を収容する。そして、フラップ66、72を各
々折罫線68、74で90°に正折りし、折罫線58と
62を90°に正折りし、差込み片60を折返片78に
沿って差し込む。
【0025】この実施形態の仕切付包装用箱によれば、
簡単な作業工程により組み立てられ、底面から箱体内に
連続して立ち上がる中央仕切と、中央仕切に対して直角
で垂直方向に長い仕切が複数個形成される。これによ
り、商品が互いに接触したりその衝撃で破損したりする
ことがなく、確実に商品を保護しながら運搬や保存を行
なうことができる。簡単な溝造で短時間で組み立てられ
るため、大量生産が可能である。そして、中央仕切は、
一枚の大きな中央仕切板30で形成されるため、丈夫で
商品のがたつきを押さえることができる。上蓋部分は、
切込み線64、64と段部70、70により確実に組み
立て状態が保持されるが、上蓋片56を開けるときは、
透孔80から指を差込み片60に当接させて容易に開け
ることができる。
【0026】次に、この発明の第二実施形態について図
7、図8に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形
態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態の仕切付包装用箱は、図7に示す箱体形成
片126が、紙製等の一枚のブランクシートを打ち抜い
て形成されている。また、糊付け片20の側方には、側
面12、16より垂直方向長さが半分程度の小型の中央
仕切板30が折罫線32で区切られて一体に連接して形
成されている。
【0027】底蓋片92は、折罫線94で側面12の下
端と区切られている。そして、底蓋片92の折罫線24
に近い部分に、折罫線128で区切られて略三角形状の
糊付け片130が設けられている。そして、底蓋片92
の端縁部には、糊付け片130に近い部分は直線が形成
され、端縁部の中央に曲線で形成された段部132が設
けられている。また、底蓋片100は、折罫線102で
側面16の下端と区切られている。底蓋片100も底蓋
片92と同様に、糊付け片134が折罫線136で区切
られて設けられ、端縁部には段部138が形成されてい
る。台形の底フラップ108は、折罫線110で側面1
4の下端と区切られ、また底フラップ116は、折罫線
118で側面18の下端と区切られている。
【0028】この実施の形態の仕切付包装用箱の組み立
て方法は、上記の実施形態の図4に示す工程までは同様
である。それ以降の組み立て方法は、まず、折罫線12
8を逆折りし、糊付け片130裏面に糊124を塗布す
る。同様に、折罫線136を逆折りし、糊付け片134
裏面に糊124を塗布する。そして、折罫線22、28
を各々正折りし、糊付け片20を、折罫線118で正折
りされた側面18とフラップ116との間に差し込むよ
うにし、糊付け片20表面を側面18裏面に、糊付け片
130裏面を底フラップ108表面に、糊付け片134
裏面を底フラップ116表面に糊付けする。
【0029】次に商品を収容し、包装する工場などにお
いて、折罫線22、24、26、28を各々90°に正
折りして四角形の箱体にする。このとき、上記実施の形
態と同様に中央仕切板30は側面14、18の間に、箱
体の中心に沿って形成される。そして、中央仕切板30
の側面から、4本の仕切片40と4本の仕切片85が中
央仕切板30と直角に立上がり、箱体内の空間を10等
分する。
【0030】そして、糊付けと折り返し工程が完了した
状態から箱体とする際、底蓋片92、100は側面1
2、16から各々直角に起こされるが、中央仕切板30
が底蓋片92、100の動きを妨げない程度の上下方向
幅に形成されているものである。そして、底蓋片92の
段部132と底蓋片100の段部138は互いに係合さ
れる。
【0031】この実施形態の仕切付包装用箱によって
も、上記実施の形態と同様の効果を有するものである。
さらに、底蓋片92と100は互いに段部132、13
8により係合され、箱体の組み立て状態を保持し容易に
外れないようになっている。
【0032】次に、この発明の第三実施形態について図
9、図10に基づいて説明する。ここで、上述の実施の
形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略す
る。この実施形態の仕切付包装用箱は、図9に示す箱体
形成片138が、紙製等の一枚のブランクシートを打ち
抜いて形成されている。
【0033】糊付け片20の側方に、側面12、16よ
りわずかに小さい中央仕切板30が折罫線32で区切ら
れて一体に連接して形成されている。中央仕切板30
は、水平方向にほぼ中央に折罫線140が設けられ、折
罫線140は折罫線32付近に切り残し部を形成し、折
罫線140の折罫線32側の端部から折罫線32と平行
に切込線142が下方に向かって形成されている。切込
線142付近の中央仕切板30の端縁部は、三角形状の
切欠部144が形成されている。
【0034】底蓋片92は、折罫線94で側面12の下
端と区切られ、底蓋片92の端縁部中央付近には、折罫
線146で区切られて立上片148が設けられている。
立上片148の折罫線22側の側方には折罫線146よ
り外側に突出した段部150が形成され、立上片148
と段部150の境界線には切込線152が形成されてい
る。また、底蓋片100は、折罫線102で側面16の
下端と区切られ、底蓋片100の端縁部中央付近には、
折罫線154で区切られて立上片156が設けられてい
る。立上片156の折罫線26側の側方には段部158
が形成され、立上片156との境界線には切込線160
が形成されている。
【0035】三角形の底フラップ108は、折罫線11
0で側面14の下端と区切られている。そして、底フラ
ップ108の折罫線24に近い部分に、折罫線112で
区切られて四角形状の糊付け片114が設けられてい
る。また、底フラップ116は、折罫線118で側面1
8の下端と区切られている。そして、底フラップ116
の折罫線28に近い部分に、折罫線120で区切られて
糊付け片122が設けられている。
【0036】この実施の形態の仕切付包装用箱の組み立
て方法は、第一実施形態と同様である。ただし、商品を
収容し、包装する工場などにおいて折罫線22、24、
26、28を各々90°に正折りして四角形の箱体とす
るとき、中央仕切板と重ねられた底蓋片92は、中央仕
切板30の表面を押しながら摺動する。このとき中央仕
切板30は折罫線140から容易に正折りされ、切込み
線142で自由に動くことができ底蓋片92の動きに支
障をきたさず、組み立ての際に抵抗がない。中央仕切板
30の端縁部は、底蓋片92に押されて糊付け片20側
に傾斜するが、中央仕切板30の端縁部には切欠部14
4が形成されているため、糊付け片20に接することが
ない。
【0037】そして、底蓋片92の折罫線146と、底
蓋片100の折罫線154は各々90°に正折りされ、
立上片148、156は互いの表面を合掌状態に重ねら
れる。さらに立上片148裏面は中央仕切板30表面と
重ねられ、底面から連続して立ち上がる中央仕切が形成
される。このとき、段部150の切込み線152と段部
158の切込み線160が、互いに重ねられた立上片1
48、156の基端部に係合される。
【0038】この実施形態の仕切付包装用箱によって
も、上記実施形態と同様の効果を有するものである。さ
らに、底蓋片92と100は互いに係合され、箱体の組
み立て状態を保持し容易に外れないようになっている。
また、底面から箱体内に連続して立ち上がる中央仕切が
形成され、確実に商品の保護を行なうものである。
【0039】なお、この発明の仕切付包装用箱は、上記
各実施形態に限定されるものではなく、素材や、各部材
の形状など適宜変更可能である。収容する商品の数は1
0個に限定されるものではなく、仕切の数を変更して何
個でも収納することができる。
【0040】
【発明の効果】この発明の仕切付包装用箱は、簡単な溝
造でワンタッチで組み立てられ、丈夫な中央仕切と、こ
の中央仕切に交差して、上下方向が長い仕切が複数個形
成され、商品が互いに接触することがなく、確実に商品
を保護し収容するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態の仕切付包装用箱の展
開図である。
【図2】この実施形態の仕切付包装用箱の組み立て工程
の第一段階を示す正面図である。
【図3】この実施形態の仕切付包装用箱の組み立て工程
の第二段階を示す正面図である。
【図4】この実施形態の仕切付包装用箱の組み立て工程
の第三段階を示す正面図である。
【図5】この実施形態の仕切付包装用箱の組み立て工程
の第四段階を示す正面図である。
【図6】この実施形態の仕切付包装用箱の組み立て状態
を示す部分破断斜視図である。
【図7】この発明の第二実施形態の仕切付包装用箱の展
開図である。
【図8】この実施形態の仕切付包装用箱の組み立て状態
を示す部分破断斜視図である。
【図9】この発明の第三実施形態の仕切付包装用箱の展
開図である。
【図10】この実施形態の仕切付包装用箱の組み立て状
態を示す部分破断斜視図である。
【符号の説明】
10 箱体形成片 12、14、16、18 側面 20 糊付け片 30 中央仕切板 36、82 仕切構成部 40、85 仕切片 56 上蓋片 92、100 底蓋片 98、106 立上片

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一枚のブランクシートから一体的に打
    ち抜かれた箱体形成片からなり、箱体を形成する一側面
    の側方に糊付け片を介して連設される中央仕切板と、こ
    の中央仕切板の上端部に連設され複数の仕切片からなる
    仕切構成部と、箱体を形成する一側面の上端部に設けら
    れこの側面に重ねられる折返片と、この折返部の上端部
    に連設され複数の仕切片からなる仕切構成部が設けら
    れ、箱体の組み立て状態で、箱体の中央に沿って中央仕
    切板が形成され、中央仕切板の両側面から中央仕切板に
    対して直角に複数の仕切片が形成され、各仕切片は互い
    に対面し、上下方向が相対的に長い形状であることを特
    徴とする仕切付包装用箱。
  2. 【請求項2】 上記箱体は、中央仕切板に平行な2側
    面の下端に、この箱体の底部分を形成する底蓋片が各々
    設けられ、この底蓋片の端縁部には、上記箱体の組み立
    て状態で互いに合掌状態に重ねられ、上記底蓋片から直
    角に中央仕切板に沿って起立する板状の立上片が設けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の仕切付包装用
    箱。
  3. 【請求項3】 上記各底蓋片の端縁部には、上記立上
    片の一側方にその立上片の折罫線より外側に突出された
    段部が、各々同一方向に形成され、この段部と上記立上
    片の境界線上には切込線が設けられ、上記段部は箱体の
    組み立て状態で、上記底蓋片から起立した上記立上片の
    基端部に、上記立上片に対して直角に当接することを特
    徴とする請求項1又は2記載の仕切付包装用箱。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126555A (ja) * 2009-12-16 2011-06-30 Marukin Insatsu Kk 包装箱
JP2011225254A (ja) * 2010-04-21 2011-11-10 Yamato Shiki Co Ltd ボトムロック包装容器
JP2012006645A (ja) * 2010-06-28 2012-01-12 Asahi Printing Co Ltd 包装用箱
JP2016113162A (ja) * 2014-12-12 2016-06-23 株式会社ホンダアクセス 梱包箱の組立構造

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