JP2004359279A - 包装用箱 - Google Patents
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Abstract
【課題】接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用せずに簡単な操作で容易に組み立て可能で、しかもフラップの係合を確実に維持することが出来るようにする。
【解決手段】包装用箱は、側上フラップ6a、6bと端上フラップ7、7とにより上面上面を閉じるものである。さらに、側上フラップ6a、6bは、それらを折線から箱の上面側に折り曲げ、箱の上面を閉じた時に、それらの端縁が上下に重なる高さとすると共に、一方の側上フラップ6bの端縁の中央部に側パネル側との折線へ向けて並行に一対の切込8、8を入れ、これら切込8、8を、箱の上面側に折り曲げた端上フラップ7、7の端縁の間に位置させる。側上フラップ6a、端上フラップ7、7及び前記切込8、8が設けられた側上フラップ6bの順に箱の上面側に折り曲げて重ね合わせると共に、上側の側上フラップ6bの切込8、8の間の部分を下側の側上フラップ6aの端縁の下に差し込んで固定する。
【選択図】 図3
【解決手段】包装用箱は、側上フラップ6a、6bと端上フラップ7、7とにより上面上面を閉じるものである。さらに、側上フラップ6a、6bは、それらを折線から箱の上面側に折り曲げ、箱の上面を閉じた時に、それらの端縁が上下に重なる高さとすると共に、一方の側上フラップ6bの端縁の中央部に側パネル側との折線へ向けて並行に一対の切込8、8を入れ、これら切込8、8を、箱の上面側に折り曲げた端上フラップ7、7の端縁の間に位置させる。側上フラップ6a、端上フラップ7、7及び前記切込8、8が設けられた側上フラップ6bの順に箱の上面側に折り曲げて重ね合わせると共に、上側の側上フラップ6bの切込8、8の間の部分を下側の側上フラップ6aの端縁の下に差し込んで固定する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボール板等のブランクを折り曲げて作る箱状の包装用箱に関し、特に折り畳んだ状態から接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用せずに簡単に箱状の容器を組み立てることができ、また箱状の容器から収納物を取り出した後は、簡単に二重に折り畳むことができ、そのため通い箱等として利用して好適な包装用箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来最も一般的な包装容器の一つとして、段ボール板等のブランクを折り曲げて作る箱状の包装用箱がある。例えば、ブランクを縦に平行な4本の折れ線で同じ方向に順次折り曲げ、その両端縁を接着やステープル止めすることにより、四角筒状の胴部を形成し、この胴部の下辺から延設した底フラップを内側に折り曲げて箱の下面と閉じ、胴部の上辺から延設した上フラップを内側に折り曲げて箱の上面を閉じる。
【0003】
このような包装用箱では、箱の底面を閉じた状態で箱の内部に収納物を収納し、その後箱の上面を閉じる。箱の底面は、接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用して収納物の重量に耐えることができるようにしっかりと閉じる。また、上面は搬送中に簡単に開かないようにやはり前記の接着剤、ステープル、粘着テープ或いは他の適宜の手段によって閉じる。
【0004】
大半の段ボール箱は、収納物である物品を搬送した後、収納先で分解され、廃棄されるかまたはリサイクル業者に回収される。今日、段ボールのリサイクル化が図られると共に、古紙原紙の価格が比較的高値に推移している経済的背景もあって、リサイクルされる段ボール箱の割合は、80%を越えており、相当の割合の使用済み段ボール箱がリサイクルされている。しかしなおリサイクル率は100%には至っていない。
【0005】
段ボール箱のブランクとなる段ボール板は、木材パルプから作られる紙を使用した製品であり、さらにその省資源化が要請されている。段ボールのリサイクルには、リサイクル工場等の設備を必要とし、その設備によるリサイクル処理を要するため、リサイクルコストの低減が課題となる。
【0006】
段ボール箱の省資源化のために古くから用いられている形態として、いわゆる通い箱がある。これは、段ボール箱を収納物の搬送元とその搬送先とで往復して繰り返す使用する形態である。この通い箱は、物品を取り出した後の段ボール箱の保管や送り返す時の収納効率や搬送効率を高めるため、空の段ボール箱を容易に折り畳めるようにすることが必要である。
【0007】
いわゆる通い箱において最も問題となる課題が箱を閉じる手段である。前述のように、段ボール箱では、一般的にフラップを接着剤、ステープル或いは粘着テープ等で連結する手段がとられる。しかし、接着剤、ステープル或いは粘着テープでフラップを止める手段では、段ボール箱を開封し、折り畳む度に接着剤、ステープル或いは粘着テープを取った部分が劣化し、次第にフラップの縁の強度が低下するという問題がある。
【0008】
そこで、通い箱では、接着剤、ステープル或いは粘着テープを使わず、箱のフラップに連結機能を持たせ、これを係合したり解除したりして箱を開閉する手段がとられている。このようにフラップに連結機能を持たせ、これを係合したり解除したりして箱を開閉するようにした箱は従来も多くのものが提案され、開発されている。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】
しかし、この種の包装用箱は、箱の上面等を閉じるフラップを係合したり、その係合を解除する手順が複雑なものが多く、手際よく箱の開閉を行うのに或る程度の慣れが必要である。また、慣れても箱の上面を閉じる作業時間を短くするには限度がある。野菜や果物等の青果物の出荷場では、多量の箱を取り扱うことが多く、出来るだけ簡単に開閉出来る包装用箱が望まれている。
一方で、簡単にフラップの係合が行えても、簡単にその係合が外れてしまうと、搬送時に箱が開いてしまう等の不都合が生じる。
【0010】
本発明は、前記のような従来の段ボール箱等の包装用箱の課題に鑑み、通い箱等として接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用せずに簡単な操作で容易に組み立てることが可能で、しかも箱上面でフラップの固定を確実に維持することが可能な包装用箱を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では、前記の目的を達成するため、側上フラップ6a、6bを箱の上面に折り曲げたとき、それらの端縁が互いに重なり合うようにすると共に、一方の側上フラップ6bの端縁に側パネル1側に向けて並行に一対の切込8、8を設けた。そして、切込8、8を有していない他方の側上フラップ6aを端上フラップ7、7より先に折線から箱の上面に折り曲げ、その後端上フラップ7、7を折線から箱の上面に折り曲げ、これらを前記側上フラップ6aの両側に重ね合わせる。そして最後に端縁に切込8、8を有する側上フラップ6bを折線から箱の上面に折り曲げ、この側上フラップ6bの両側部分を端上フラップ7、7に重ね、さらにこの側上フラップ6bの切込8、8の間の部分を、先に箱の上面に折り曲げた前記側上フラップ6aの端縁部の下に挿入するようにした。このとき、切込8、8は、両側の端上フラップ7、7の間に位置するようにする。
【0012】
より具体的に説明すると、本発明が適用される包装用箱は、対向する一対の側面を構成する側パネル1、1と、箱の対向する一対の端面を構成する端パネル2、2とが折線を介して交互に連なり、最も端の側パネル1と端パネル2の側辺が互いに接合され、側パネル1、1と端パネル2、2の上辺の折線から箱の上面を閉じる側上フラップ6a、6bと端上フラップ7、7とがそれぞれ延設され、これら端上フラップ7、7と側上フラップ6a、6bとを箱の内側に折り曲げて箱の上面を閉じるものである。
【0013】
本発明でこのような包装用箱において、側上フラップ6a、6bは、それらを折線から箱の上面側に折り曲げ、箱の上面を閉じた時に、それらの端縁が上下に重なる高さとすると共に、一方の側上フラップ6bの端縁の中央部に側パネル側との折線へ向けて並行に一対の切込8、8を入れ、これら切込8、8を、箱の上面側に折り曲げた端上フラップ7、7の端縁の間に位置するようにし、前記切込8、8が無い側上フラップ6a、端上フラップ7、7及び前記切込8、8が設けられた側上フラップ6bの順に箱の上面側に折り曲げて重ね合わせると共に、上側の側上フラップ6bの切込8、8の間の部分を下側の側上フラップ6aの端縁の下に差し込んで固定したものである。
【0014】
このような本発明による包装用箱では、一方の側上フラップ6aを端上フラップ7、7より先に折り曲げること、及び側上フラップ6bの切込8、8の間の部分を先に折り曲げた側上フラップ6aの端縁部の下に差し込むこと以外は、他の包装用箱の上面を閉じる動作と異なることが無い。そしてこのようにして箱の上面を閉じた状態では、側上フラップ6bの切込8、8の間の部分は、先に折り曲げた側上フラップ6aの端縁部の下にあり、また側上フラップ6bの切込8、8の両側の部分は端上フラップ7、7の上にある。このため、先に折り曲げた側上フラップ6aと端フラップ7、7とは、側上フラップ6bの切込8、8の間の部分と側上フラップ6bの切込8、8の両側部分とによって確実に挟持される。
【0015】
このような箱において、切込8、8が無い側上フラップ6aの中央部に、同側上フラップ6aの端縁を引き起こすための指掛け部9を設けると、箱の上面を開封する際に、側上フラップ6bの切込8、8の間の部分が差し込まれた側上フラップ6aの中央部を上に引き起こし、それらの係合の解除をする動作が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による一般的な包装用箱の本体のブランクの展開図である。この包装用箱のブランクは紙製の波状のシートからなる中芯をライナーでラミネートした段ボール板を使用する。段ボール板を図1に実線で示すように打ち抜くと共に、破線で示すように折れ線を入れることにより、組み立て前のブランクが出来上がる。
【0017】
図1に示す包装用箱のブランクでは、矩形の側パネル1、1と端パネル2、2とが折れ線を介して交互に連なっている。それら側パネル1、1と端パネル2、2の高さは何れも同じであり、2つの側パネル1、1と端パネル2、2の幅はそれぞれ等しく、側パネル1、1と端パネル2、2とでは幅が異なっている。側パネル1、1と端パネル2、2の高さと幅は、その用途や収納物の大きさ等に応じて異なることは言うまでもない。
【0018】
端にある側パネル1の側辺からは、折れ線を介して接合フラップ3が延設されており、端にある端パネル2には、そのような接合フラップは延設されていない。
側パネル1、1の下辺の折線からは、底外フラップ4、4が延設されている。この底外フラップ4、4の長さ(図1において左右の寸法)は、側パネル1、1の幅より若干狭く、またその高さ(図1において上下の寸法)は、端パネル2の幅の約1/2である。
【0019】
端パネル2、2の下辺の折れ線からは底内フラップ5、5が延設されている。この底内フラップ5、5の長さ(図1において左右の寸法)は、端パネル2、2の幅より若干狭く、またその高さ(図1において上下の寸法)は、前記底外フラップ4、4と同じである。
【0020】
側パネル1、1の上辺の折線からは、側上フラップ6a、6bが延設されている。この側上フラップ6a、6bの長さ(図1において左右の寸法)は、側パネル1、1の幅より若干狭い。また一方の側上フラップ6aの高さ(図1において上下の寸法)は、端フラップ2、2の幅の1/2より高くなっている。他方の側上フラップ6aの高さは前記側上フラップ6aの高さより低いが、その中央部に突片10が設けられている。そしてこの突片10における側上フラップ6aの高さは端フラップ2、2の幅の1/2より高くなっている。図1に示す例では、突片10における側上フラップ6bの高さは、前記一方の側上フラップ6aの高さと同じである。この側上フラップ6bの突片10の両角部は円弧状になっている。
【0021】
一方の側上フラップ6aの中央部に指掛け部9が設けられている。この指掛け部9は、箱の上面が側上フラップ6a、6b及び後述する端上フラップ7、7により箱の上面が閉じられている状態から、箱の上面を開く時に側上フラップ6aの端縁を引き起こすためのものである。図1に示す例では、指掛け部9は凹形の切欠き状のものからなり、そこに人の指が入る。
【0022】
さらに、他方の側上フラップ6bの端縁の突片10の両側基部から側パネル1との折線に向けて並行に一対の切込8、8が設けられている。この切込8、8は、側上フラップ6bの端縁に対して直交している。この切込8、8は、後述するように、箱の上面で側上フラップ6bが端フラップ7、7の上に重ねられたとき、それらの一対の端フラップ7、7の端縁の間に位置するよう設けられている。
【0023】
端パネル2、2の上辺の折線からは、端上フラップ7、7が延設されている。この端上フラップ7、7の長さ(図1において左右の寸法)は、端パネル2、2の幅より若干狭く、またその高さ(図1において上下の寸法)は、前記側上フラップ6aと同じである。
【0024】
このようなブランクから包装用箱は次のようにして組み立てられる。
まず、側パネル1、1、端パネル2、2及び接合フラップ3の間にある折線を何れも90゜の角度で同じ方向に折り曲げる。さらに、接合フラップ3の外側面に糊を塗布し、この接合フラップ3の外側面を端パネル2の端縁部の内面に貼り付ける。これにより、側パネル1、1と端パネル2、2とで四角筒状の胴部が形成される。
【0025】
次に、このようにして側パネル1、1と端パネル2、2とで四角筒状の胴部が形成された後、箱の底面を閉じる。底外フラップ4、4と底内フラップ5、5箱をどのようにして閉じて固定するかは特に限定されない。最も一般的には、底内フラップ5、5、底外フラップ4、4の順序でそれらの折線に沿って箱の底面内側に折り曲げ、それらの底内フラップ5、5、底外フラップ4、4をステープル、接着剤、粘着テープ等の固定する。
【0026】
次に、箱を反転してその上面側を上に向ける。この状態で、開いた箱の上面から収納物を収納する。次に、箱の上面を閉じる。
まず図2に示すようにして、側上フラップ6aを折線で箱の上面側に約90゜の角度で折り曲げる。次に、端上フラップ7、7を折線で箱の上面側に約90゜の角度で折り曲げ、その片方半分を先に折り曲げた側上フラップ6aの両側部分に重ねる。次に、図3に示すように、側上フラップ6bを折線で箱の上面側に約90゜の角度で折り曲げ、その端縁部分を端上フラップ7、7の中央部、側上フラップ6aの端縁部に重ねると共に、その両側部分を端パネル7、7の残り片方半分に重ねる。さらに、突片10を側上フラップ6aの端縁部の下に押し込む。これにより、図3に示すように側上フラップ6bの切込8、8の間の部分は、先に折り曲げた側上フラップ6aの端縁中央部分の下にあり、切込8、8より外側の部分は端上フラップ7、7の上にある。このため、先に折り曲げた側上フラップ6aと端フラップ7、7とは、側上フラップ6bの切込8、8の間の部分とその両側の部分とによって確実に挟持される。
【0027】
その後、箱の上面を開けるときは、側上フラップ6aの指掛け9に指を掛けて側上フラップ6aを起こし、前記の側上フラップ6a、6b及び端上フラップ7、7の係合を解除した後、側上フラップ6a、6b及び端上フラップ7、7を起こして箱の上面を開ける。
【0028】
図4と図5は、本発明による包装用箱の他の実施形態を示すものである。図1〜図3により前述した実施形態では、側上フラップ6bの高さを、その突片10の部分のみ他方の側上フラップ6aと同じ高さとし、それらを端パネル2の幅の1/2強とし、その両側部分は低くした。これに対し、図4と図5に示すの実施形態では、そのような突片を設けず、側上フラップ6bの全体の高さを他方の側上フラップ6aと同じ高さとし、それらを端パネル2の幅の1/2強とした。
【0029】
図5はこの包装用箱を組み立て、上面を閉じた状態である。その閉じる手順は基本的に図1〜図3に示した実施形態のものと同じである。すなわち、側上フラップ6a、端上フラップ7、7及び側上フラップ6bの順で折線から箱の上面側に90゜折り曲げ、最後に切込8、8の間の部分を側上フラップ6aの端縁の下に押し込む。
その他の点は、図1〜図3により前述した実施形態による包装用箱と全く同じであり、同じ部分は同じ符号で示している。
【0030】
図6と図7は、本発明による包装用箱の他の実施形態を示すものである。図1〜図3により前述した実施形態では、指掛け部9を凹状の切欠きにより形成した。これに対し、図6の実施形態では、切欠ではなく、側上フラップ6aの端縁の中央部を図1に示した凹部と同程度の幅で端縁に対して直角に折線に向かって並行に2本の切り込みを入れ、その端部間を折線としたものである。丁度小フラップのような形状の指掛け部9となる。
【0031】
図7はこの包装用箱を組み立て、上面を閉じた状態であり、その閉じる手順は基本的に図1〜図3及び図4と図5により前述した実施形態のものと同じである。
図7から明らかな通り、指掛け部9の部分が閉じられる点で図1〜図3や図4と図5により前述した実施形態のものと異なる。その他の点は、図1〜図3により前述した実施形態による包装用箱と全く同じであり、同じ部分は同じ符号で示している。
【0032】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明による包装用箱では、箱の上面を閉じる動作が、一方の側上フラップ6aを端上フラップ7、7より先に折り曲げること、及び側上フラップ6bの切込8、8の間の部分を先に折り曲げた側上フラップ6aの下に差し込むこと以外は、他の包装用箱の上面を閉じる動作と異なることが無い。そのため、接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用せずに、簡単な動作で容易に箱の上面を閉じることが可能である。しかも側上フラップ6aと端フラップ7、7とは、側上フラップ6bの切込8、8の間の部分とその他の部分とによって確実に挟持されるため、上面を閉じた状態を確実に維持することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による包装用箱の一実施形態を示すもので、包装用箱を組み立てるため段ボール等を裁断し、折れ線を入れた状態のブランクの展開図である。
【図2】同包装容器の実施形態において、箱の上面を閉じるため、一方の側上フラップを除いて他の側上フラップと端上フラップとを重ねた状態を示す斜視図である。
【図3】同包装容器の実施形態において、図3の状態からさらに一方の側上フラップの切込の間の部分を他の側上フラップの端縁に差し込み、箱の上面を完全に閉じた状態の斜視図である。
【図4】本発明による包装用箱の他の実施形態を示すもので、包装用箱を組み立てるため段ボール等を裁断し、折れ線を入れた状態のブランクの展開図である。
【図5】同包装容器の実施形態において、図3の状態からさらに一方の側上フラップの切込の間の部分を他の側上フラップの端縁に差し込み、箱の上面を完全に閉じた状態の斜視図である。
【図6】本発明による包装用箱のさらに他の実施形態を示すもので、包装用箱を組み立てるため段ボール等を裁断し、折れ線を入れた状態のブランクの展開図である。
【図7】同包装容器の実施形態において、図3の状態からさらに一方の側上フラップの切込の間の部分を他の側上フラップの端縁に差し込み、箱の上面を完全に閉じた状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 側パネル
2 端パネル
6a 側上フラップ
6b 側上フラップ
7 端上フラップ
8 切込
9 指掛け部
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボール板等のブランクを折り曲げて作る箱状の包装用箱に関し、特に折り畳んだ状態から接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用せずに簡単に箱状の容器を組み立てることができ、また箱状の容器から収納物を取り出した後は、簡単に二重に折り畳むことができ、そのため通い箱等として利用して好適な包装用箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来最も一般的な包装容器の一つとして、段ボール板等のブランクを折り曲げて作る箱状の包装用箱がある。例えば、ブランクを縦に平行な4本の折れ線で同じ方向に順次折り曲げ、その両端縁を接着やステープル止めすることにより、四角筒状の胴部を形成し、この胴部の下辺から延設した底フラップを内側に折り曲げて箱の下面と閉じ、胴部の上辺から延設した上フラップを内側に折り曲げて箱の上面を閉じる。
【0003】
このような包装用箱では、箱の底面を閉じた状態で箱の内部に収納物を収納し、その後箱の上面を閉じる。箱の底面は、接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用して収納物の重量に耐えることができるようにしっかりと閉じる。また、上面は搬送中に簡単に開かないようにやはり前記の接着剤、ステープル、粘着テープ或いは他の適宜の手段によって閉じる。
【0004】
大半の段ボール箱は、収納物である物品を搬送した後、収納先で分解され、廃棄されるかまたはリサイクル業者に回収される。今日、段ボールのリサイクル化が図られると共に、古紙原紙の価格が比較的高値に推移している経済的背景もあって、リサイクルされる段ボール箱の割合は、80%を越えており、相当の割合の使用済み段ボール箱がリサイクルされている。しかしなおリサイクル率は100%には至っていない。
【0005】
段ボール箱のブランクとなる段ボール板は、木材パルプから作られる紙を使用した製品であり、さらにその省資源化が要請されている。段ボールのリサイクルには、リサイクル工場等の設備を必要とし、その設備によるリサイクル処理を要するため、リサイクルコストの低減が課題となる。
【0006】
段ボール箱の省資源化のために古くから用いられている形態として、いわゆる通い箱がある。これは、段ボール箱を収納物の搬送元とその搬送先とで往復して繰り返す使用する形態である。この通い箱は、物品を取り出した後の段ボール箱の保管や送り返す時の収納効率や搬送効率を高めるため、空の段ボール箱を容易に折り畳めるようにすることが必要である。
【0007】
いわゆる通い箱において最も問題となる課題が箱を閉じる手段である。前述のように、段ボール箱では、一般的にフラップを接着剤、ステープル或いは粘着テープ等で連結する手段がとられる。しかし、接着剤、ステープル或いは粘着テープでフラップを止める手段では、段ボール箱を開封し、折り畳む度に接着剤、ステープル或いは粘着テープを取った部分が劣化し、次第にフラップの縁の強度が低下するという問題がある。
【0008】
そこで、通い箱では、接着剤、ステープル或いは粘着テープを使わず、箱のフラップに連結機能を持たせ、これを係合したり解除したりして箱を開閉する手段がとられている。このようにフラップに連結機能を持たせ、これを係合したり解除したりして箱を開閉するようにした箱は従来も多くのものが提案され、開発されている。
【0009】
【発明が解決しようとしている課題】
しかし、この種の包装用箱は、箱の上面等を閉じるフラップを係合したり、その係合を解除する手順が複雑なものが多く、手際よく箱の開閉を行うのに或る程度の慣れが必要である。また、慣れても箱の上面を閉じる作業時間を短くするには限度がある。野菜や果物等の青果物の出荷場では、多量の箱を取り扱うことが多く、出来るだけ簡単に開閉出来る包装用箱が望まれている。
一方で、簡単にフラップの係合が行えても、簡単にその係合が外れてしまうと、搬送時に箱が開いてしまう等の不都合が生じる。
【0010】
本発明は、前記のような従来の段ボール箱等の包装用箱の課題に鑑み、通い箱等として接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用せずに簡単な操作で容易に組み立てることが可能で、しかも箱上面でフラップの固定を確実に維持することが可能な包装用箱を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明では、前記の目的を達成するため、側上フラップ6a、6bを箱の上面に折り曲げたとき、それらの端縁が互いに重なり合うようにすると共に、一方の側上フラップ6bの端縁に側パネル1側に向けて並行に一対の切込8、8を設けた。そして、切込8、8を有していない他方の側上フラップ6aを端上フラップ7、7より先に折線から箱の上面に折り曲げ、その後端上フラップ7、7を折線から箱の上面に折り曲げ、これらを前記側上フラップ6aの両側に重ね合わせる。そして最後に端縁に切込8、8を有する側上フラップ6bを折線から箱の上面に折り曲げ、この側上フラップ6bの両側部分を端上フラップ7、7に重ね、さらにこの側上フラップ6bの切込8、8の間の部分を、先に箱の上面に折り曲げた前記側上フラップ6aの端縁部の下に挿入するようにした。このとき、切込8、8は、両側の端上フラップ7、7の間に位置するようにする。
【0012】
より具体的に説明すると、本発明が適用される包装用箱は、対向する一対の側面を構成する側パネル1、1と、箱の対向する一対の端面を構成する端パネル2、2とが折線を介して交互に連なり、最も端の側パネル1と端パネル2の側辺が互いに接合され、側パネル1、1と端パネル2、2の上辺の折線から箱の上面を閉じる側上フラップ6a、6bと端上フラップ7、7とがそれぞれ延設され、これら端上フラップ7、7と側上フラップ6a、6bとを箱の内側に折り曲げて箱の上面を閉じるものである。
【0013】
本発明でこのような包装用箱において、側上フラップ6a、6bは、それらを折線から箱の上面側に折り曲げ、箱の上面を閉じた時に、それらの端縁が上下に重なる高さとすると共に、一方の側上フラップ6bの端縁の中央部に側パネル側との折線へ向けて並行に一対の切込8、8を入れ、これら切込8、8を、箱の上面側に折り曲げた端上フラップ7、7の端縁の間に位置するようにし、前記切込8、8が無い側上フラップ6a、端上フラップ7、7及び前記切込8、8が設けられた側上フラップ6bの順に箱の上面側に折り曲げて重ね合わせると共に、上側の側上フラップ6bの切込8、8の間の部分を下側の側上フラップ6aの端縁の下に差し込んで固定したものである。
【0014】
このような本発明による包装用箱では、一方の側上フラップ6aを端上フラップ7、7より先に折り曲げること、及び側上フラップ6bの切込8、8の間の部分を先に折り曲げた側上フラップ6aの端縁部の下に差し込むこと以外は、他の包装用箱の上面を閉じる動作と異なることが無い。そしてこのようにして箱の上面を閉じた状態では、側上フラップ6bの切込8、8の間の部分は、先に折り曲げた側上フラップ6aの端縁部の下にあり、また側上フラップ6bの切込8、8の両側の部分は端上フラップ7、7の上にある。このため、先に折り曲げた側上フラップ6aと端フラップ7、7とは、側上フラップ6bの切込8、8の間の部分と側上フラップ6bの切込8、8の両側部分とによって確実に挟持される。
【0015】
このような箱において、切込8、8が無い側上フラップ6aの中央部に、同側上フラップ6aの端縁を引き起こすための指掛け部9を設けると、箱の上面を開封する際に、側上フラップ6bの切込8、8の間の部分が差し込まれた側上フラップ6aの中央部を上に引き起こし、それらの係合の解除をする動作が容易になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
次に、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について、具体的且つ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による一般的な包装用箱の本体のブランクの展開図である。この包装用箱のブランクは紙製の波状のシートからなる中芯をライナーでラミネートした段ボール板を使用する。段ボール板を図1に実線で示すように打ち抜くと共に、破線で示すように折れ線を入れることにより、組み立て前のブランクが出来上がる。
【0017】
図1に示す包装用箱のブランクでは、矩形の側パネル1、1と端パネル2、2とが折れ線を介して交互に連なっている。それら側パネル1、1と端パネル2、2の高さは何れも同じであり、2つの側パネル1、1と端パネル2、2の幅はそれぞれ等しく、側パネル1、1と端パネル2、2とでは幅が異なっている。側パネル1、1と端パネル2、2の高さと幅は、その用途や収納物の大きさ等に応じて異なることは言うまでもない。
【0018】
端にある側パネル1の側辺からは、折れ線を介して接合フラップ3が延設されており、端にある端パネル2には、そのような接合フラップは延設されていない。
側パネル1、1の下辺の折線からは、底外フラップ4、4が延設されている。この底外フラップ4、4の長さ(図1において左右の寸法)は、側パネル1、1の幅より若干狭く、またその高さ(図1において上下の寸法)は、端パネル2の幅の約1/2である。
【0019】
端パネル2、2の下辺の折れ線からは底内フラップ5、5が延設されている。この底内フラップ5、5の長さ(図1において左右の寸法)は、端パネル2、2の幅より若干狭く、またその高さ(図1において上下の寸法)は、前記底外フラップ4、4と同じである。
【0020】
側パネル1、1の上辺の折線からは、側上フラップ6a、6bが延設されている。この側上フラップ6a、6bの長さ(図1において左右の寸法)は、側パネル1、1の幅より若干狭い。また一方の側上フラップ6aの高さ(図1において上下の寸法)は、端フラップ2、2の幅の1/2より高くなっている。他方の側上フラップ6aの高さは前記側上フラップ6aの高さより低いが、その中央部に突片10が設けられている。そしてこの突片10における側上フラップ6aの高さは端フラップ2、2の幅の1/2より高くなっている。図1に示す例では、突片10における側上フラップ6bの高さは、前記一方の側上フラップ6aの高さと同じである。この側上フラップ6bの突片10の両角部は円弧状になっている。
【0021】
一方の側上フラップ6aの中央部に指掛け部9が設けられている。この指掛け部9は、箱の上面が側上フラップ6a、6b及び後述する端上フラップ7、7により箱の上面が閉じられている状態から、箱の上面を開く時に側上フラップ6aの端縁を引き起こすためのものである。図1に示す例では、指掛け部9は凹形の切欠き状のものからなり、そこに人の指が入る。
【0022】
さらに、他方の側上フラップ6bの端縁の突片10の両側基部から側パネル1との折線に向けて並行に一対の切込8、8が設けられている。この切込8、8は、側上フラップ6bの端縁に対して直交している。この切込8、8は、後述するように、箱の上面で側上フラップ6bが端フラップ7、7の上に重ねられたとき、それらの一対の端フラップ7、7の端縁の間に位置するよう設けられている。
【0023】
端パネル2、2の上辺の折線からは、端上フラップ7、7が延設されている。この端上フラップ7、7の長さ(図1において左右の寸法)は、端パネル2、2の幅より若干狭く、またその高さ(図1において上下の寸法)は、前記側上フラップ6aと同じである。
【0024】
このようなブランクから包装用箱は次のようにして組み立てられる。
まず、側パネル1、1、端パネル2、2及び接合フラップ3の間にある折線を何れも90゜の角度で同じ方向に折り曲げる。さらに、接合フラップ3の外側面に糊を塗布し、この接合フラップ3の外側面を端パネル2の端縁部の内面に貼り付ける。これにより、側パネル1、1と端パネル2、2とで四角筒状の胴部が形成される。
【0025】
次に、このようにして側パネル1、1と端パネル2、2とで四角筒状の胴部が形成された後、箱の底面を閉じる。底外フラップ4、4と底内フラップ5、5箱をどのようにして閉じて固定するかは特に限定されない。最も一般的には、底内フラップ5、5、底外フラップ4、4の順序でそれらの折線に沿って箱の底面内側に折り曲げ、それらの底内フラップ5、5、底外フラップ4、4をステープル、接着剤、粘着テープ等の固定する。
【0026】
次に、箱を反転してその上面側を上に向ける。この状態で、開いた箱の上面から収納物を収納する。次に、箱の上面を閉じる。
まず図2に示すようにして、側上フラップ6aを折線で箱の上面側に約90゜の角度で折り曲げる。次に、端上フラップ7、7を折線で箱の上面側に約90゜の角度で折り曲げ、その片方半分を先に折り曲げた側上フラップ6aの両側部分に重ねる。次に、図3に示すように、側上フラップ6bを折線で箱の上面側に約90゜の角度で折り曲げ、その端縁部分を端上フラップ7、7の中央部、側上フラップ6aの端縁部に重ねると共に、その両側部分を端パネル7、7の残り片方半分に重ねる。さらに、突片10を側上フラップ6aの端縁部の下に押し込む。これにより、図3に示すように側上フラップ6bの切込8、8の間の部分は、先に折り曲げた側上フラップ6aの端縁中央部分の下にあり、切込8、8より外側の部分は端上フラップ7、7の上にある。このため、先に折り曲げた側上フラップ6aと端フラップ7、7とは、側上フラップ6bの切込8、8の間の部分とその両側の部分とによって確実に挟持される。
【0027】
その後、箱の上面を開けるときは、側上フラップ6aの指掛け9に指を掛けて側上フラップ6aを起こし、前記の側上フラップ6a、6b及び端上フラップ7、7の係合を解除した後、側上フラップ6a、6b及び端上フラップ7、7を起こして箱の上面を開ける。
【0028】
図4と図5は、本発明による包装用箱の他の実施形態を示すものである。図1〜図3により前述した実施形態では、側上フラップ6bの高さを、その突片10の部分のみ他方の側上フラップ6aと同じ高さとし、それらを端パネル2の幅の1/2強とし、その両側部分は低くした。これに対し、図4と図5に示すの実施形態では、そのような突片を設けず、側上フラップ6bの全体の高さを他方の側上フラップ6aと同じ高さとし、それらを端パネル2の幅の1/2強とした。
【0029】
図5はこの包装用箱を組み立て、上面を閉じた状態である。その閉じる手順は基本的に図1〜図3に示した実施形態のものと同じである。すなわち、側上フラップ6a、端上フラップ7、7及び側上フラップ6bの順で折線から箱の上面側に90゜折り曲げ、最後に切込8、8の間の部分を側上フラップ6aの端縁の下に押し込む。
その他の点は、図1〜図3により前述した実施形態による包装用箱と全く同じであり、同じ部分は同じ符号で示している。
【0030】
図6と図7は、本発明による包装用箱の他の実施形態を示すものである。図1〜図3により前述した実施形態では、指掛け部9を凹状の切欠きにより形成した。これに対し、図6の実施形態では、切欠ではなく、側上フラップ6aの端縁の中央部を図1に示した凹部と同程度の幅で端縁に対して直角に折線に向かって並行に2本の切り込みを入れ、その端部間を折線としたものである。丁度小フラップのような形状の指掛け部9となる。
【0031】
図7はこの包装用箱を組み立て、上面を閉じた状態であり、その閉じる手順は基本的に図1〜図3及び図4と図5により前述した実施形態のものと同じである。
図7から明らかな通り、指掛け部9の部分が閉じられる点で図1〜図3や図4と図5により前述した実施形態のものと異なる。その他の点は、図1〜図3により前述した実施形態による包装用箱と全く同じであり、同じ部分は同じ符号で示している。
【0032】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明による包装用箱では、箱の上面を閉じる動作が、一方の側上フラップ6aを端上フラップ7、7より先に折り曲げること、及び側上フラップ6bの切込8、8の間の部分を先に折り曲げた側上フラップ6aの下に差し込むこと以外は、他の包装用箱の上面を閉じる動作と異なることが無い。そのため、接着剤、ステープル或いは粘着テープ等を使用せずに、簡単な動作で容易に箱の上面を閉じることが可能である。しかも側上フラップ6aと端フラップ7、7とは、側上フラップ6bの切込8、8の間の部分とその他の部分とによって確実に挟持されるため、上面を閉じた状態を確実に維持することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による包装用箱の一実施形態を示すもので、包装用箱を組み立てるため段ボール等を裁断し、折れ線を入れた状態のブランクの展開図である。
【図2】同包装容器の実施形態において、箱の上面を閉じるため、一方の側上フラップを除いて他の側上フラップと端上フラップとを重ねた状態を示す斜視図である。
【図3】同包装容器の実施形態において、図3の状態からさらに一方の側上フラップの切込の間の部分を他の側上フラップの端縁に差し込み、箱の上面を完全に閉じた状態の斜視図である。
【図4】本発明による包装用箱の他の実施形態を示すもので、包装用箱を組み立てるため段ボール等を裁断し、折れ線を入れた状態のブランクの展開図である。
【図5】同包装容器の実施形態において、図3の状態からさらに一方の側上フラップの切込の間の部分を他の側上フラップの端縁に差し込み、箱の上面を完全に閉じた状態の斜視図である。
【図6】本発明による包装用箱のさらに他の実施形態を示すもので、包装用箱を組み立てるため段ボール等を裁断し、折れ線を入れた状態のブランクの展開図である。
【図7】同包装容器の実施形態において、図3の状態からさらに一方の側上フラップの切込の間の部分を他の側上フラップの端縁に差し込み、箱の上面を完全に閉じた状態の斜視図である。
【符号の説明】
1 側パネル
2 端パネル
6a 側上フラップ
6b 側上フラップ
7 端上フラップ
8 切込
9 指掛け部
Claims (2)
- 内部に収納物を収納する箱であって、その対向する一対の側面を構成する側パネル(1)、(1)と、箱の対向する一対の端面を構成する端パネル(2)、(2)とが折線を介して交互に連なり、最も端の側パネル(1)と端パネル(2)の側辺が互いに接合され、側パネル(1)、(1)と端パネル(2)、(2)の上辺の折線から箱の上面を閉じる側上フラップ(6a)、(6b)と端上フラップ(7)、(7)とがそれぞれ延設され、これら端上フラップ(7)、(7)と側上フラップ(6a)、(6b)とを箱の内側に折り曲げて箱の上面を閉じる包装用箱において、側上フラップ(6a)、(6b)は、それらを折線から箱の上面側に折り曲げ、箱の上面を閉じた時に、それらの端縁が上下に重なる高さにすると共に、一方の側上フラップ(6b)の端縁の中央部に側パネル側との折線へ向けて並行に一対の切込(8)、(8)を入れ、これら切込(8)、(8)を、箱の上面側に折り曲げた端上フラップ(7)、(7)の端縁の間に位置するようにし、前記切込(8)、(8)が無い側上フラップ(6a)、端上フラップ(7)、(7)及び前記切込(8)、(8)が設けられた側上フラップ(6b)の順に箱の上面側に折り曲げて重ね合わせると共に、上側の側上フラップ(6b)の切込(8)、(8)の間の部分を下側の側上フラップ(6a)の端縁の下に差し込んで固定したことを特徴とする包装用箱。
- 切込(8)、(8)が無い側上フラップ(6a)の中央部に、同側上フラップ(6a)の端縁を引き起こすための指掛け部(9)を有することを特徴とする請求項1に記載の包装用箱。
Priority Applications (1)
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008308220A (ja) * | 2007-06-18 | 2008-12-25 | Rengo Co Ltd | 包装箱 |
CN109720681A (zh) * | 2017-10-27 | 2019-05-07 | 天津市职业大学 | 糖果包装盒及其制作方法 |
JP2020033038A (ja) * | 2018-08-28 | 2020-03-05 | 王子ホールディングス株式会社 | 包装箱ならびにそのボックスブランクおよびスリーブ |
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2003
- 2003-06-04 JP JP2003158881A patent/JP2004359279A/ja active Pending
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CN109720681B (zh) * | 2017-10-27 | 2023-11-17 | 天津市职业大学 | 糖果包装盒及其制作方法 |
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