JP2002347758A - 未開封性機能を有する容器 - Google Patents

未開封性機能を有する容器

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JP2002347758A
JP2002347758A JP2001153984A JP2001153984A JP2002347758A JP 2002347758 A JP2002347758 A JP 2002347758A JP 2001153984 A JP2001153984 A JP 2001153984A JP 2001153984 A JP2001153984 A JP 2001153984A JP 2002347758 A JP2002347758 A JP 2002347758A
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container
piece
tongue
shaped hook
opened
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JP2001153984A
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Shigeru Aoki
茂 青木
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Shiseido Co Ltd
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Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の未開封性機能を有する容器に見られた
問題を解決し、簡単な構造で未開封性機能を持たせるこ
とができるようにすることを課題とする。 【解決手段】 容器の開口部を閉塞する蓋片に、容器本
体の開口縁に一体に連結された舌状フック片を係入して
蓋片の開放を阻止し、蓋片の開放時には舌状フック片を
容器本体から切り離して開放するようにし、舌状フック
片の未切断により未開封性を保障するようにしたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、商品を収納する容器
が未開封性であることを保障した未開封性機能を有する
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】誰でも自由に手に取ることができるよう
な状態で店頭等の公開の場所に陳列される商品容器は、
しばしば悪意のある開封によって容器内部や収納された
商品に異物の注入や改変が行われる事故が発生してい
る。かかる事故は、商品の品質に重大な不信感を生ぜし
めるだけでなく、当該商品を取り扱うメーカー、販売店
自体の信頼性を損ねるおそれがある。このため、当該容
器が未開封性であり、悪意の開封が成されていないこと
を保障する機能を有していることが要求される。従来、
かかる未開封性機能を容器に持たせる方法としては、容
器の開封部にレーベルを添付する方法、開封部若しくは
容器全体をシュリンク加工をする方法、開封部を糊付け
をする方法、ピロー包装する方法等が知られている。し
かしながら、これらの方法はいずれも、材料費、加工費
のアップ、生産性の低下、設備費の増大等をもたらす問
題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の未
開封性機能を有する容器に見られた問題を解決し、簡単
な構造で未開封性機能を持たせることができるようにす
ることを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明が採った手段は、容器の開口部を閉塞する蓋
片に、容器本体の開口縁に一体に連結された舌状フック
片を係入して蓋片の開放を阻止し、蓋片の開放時には舌
状フック片を容器本体から切り離して開放するように
し、舌状フック片の未切断により未開封性を保障するよ
うにしたことを特徴とする。
【0005】蓋片には、舌状フック片を挿入するための
挿入孔が形成され、舌状フック片は、側方に張り出した
フック部を有し、蓋片への挿入時にフック部が挿入孔の
側部に係合して抜け出しが阻止されるようになっている
ことを特徴とする。
【0006】舌状フック片は、易切断線により容器本体
から容易に切り離し可能に形成されていることを特徴と
する。
【0007】容器の底部は、予め接着して一体化された
底片からなり、該底片を折り畳んだ状態から展開するこ
とによって底部が作出されるようになっていることを特
徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態
を、以下に詳細に説明する。この発明にかかる未開封性
機能を有する容器は、容器の開口部を閉塞する蓋片に、
容器本体の開口縁に一体に連結された舌状フック片を係
入して蓋片の開放を抑止し、蓋片の開放時には舌状フッ
ク片を容器本体から切り離して開放するようにし、舌状
フック片の未切断により未開封性を保障するようにした
ことを特徴とする。蓋片には、舌状フック片を挿入する
ための挿入孔が形成される。舌状フック片は、側方に張
り出したフック部を有し、蓋片への挿入時にフック部が
挿入孔の側部に係合して抜け出しが阻止される。舌状フ
ック片は、易切断線により容器本体から容易に切り離し
可能な構造に形成される。容器の底部は、好ましくは予
め接着して一体化された底片からなり、該底片を折り畳
んだ状態から展開することによって底部を作出する構造
とする。
【0009】
【実施例】図1〜7を参照して、この発明にかかる容器
の実施の形態を詳細に説明する。図7を参照して、容器
は、若干の厚みを有する紙からなる連続した正面板
(1)、背面板(2)、両側面板(3)(4)を有し、正面板
(1)と側面板(4)とを接続板(5)で接合して角筒状の容
器本体部が形成される。紙の厚みは特に限定されるもの
ではないが、坪量260〜450g/m、厚み0.35
〜0.6mmの白板紙等が好適である。正面板(1)と背面
板(2)の下部には底面板(6)(7)が連接され、両側面板
(3)(4)の下部に連接された底部フラップ片(8)(9)と
接続されて折り畳み自在な底板が形成される。折り畳み
構造の詳細は後述する。背面板(2)の上部には蓋片(10)
が連接され、蓋片の先端には折込片(11)が連続してい
る。また両側面板(3)(4)の上部には蓋部フラップ片(1
2)(13)が連接される。正面板(1)の上部中央には、舌状
フック片(14)が形成され、蓋部フラップ片(12)(13)、蓋
片(10)により容器本体の上部が閉塞され、舌状フック片
(14)を蓋片(10)に係入することにより容器本体の開放が
防止される。
【0010】蓋片(10)には、舌状フック片(14)を係入す
るための挿入孔(16)が形成される。舌状フック片(14)に
は該挿入孔より若干幅広に形成されたフック部(15)が形
成され、舌状フック片(14)を挿入孔(16)に挿入後は、舌
状フック片(14)の抜け出しが阻止される。フック片(14)
と挿入孔(16)との係合により、蓋片(10)の開放が阻止さ
れる。図1に示すように、舌状フック片(14)は、切断線
(17)により正面板(1)から容易に切り離すことができ、
舌状フック片(14)の切り離しにより、蓋片の開放が可能
となる。すなわち、舌状フック片(14)の未切断状態が容
器の未開封状態を保障しており、舌状フック片(14)を切
断線(17)に沿って正面板(1)から切り離すことにより、
容器は開封されたことが明らかとなる。切断線(17)は、
例えば切断部を不連続に形成した易切断線とするのが好
ましい。舌状フック片(14)には、二本の折曲線(18)(19)
が形成され、二本の折曲線に沿ってフック片を折り曲げ
ることにより、図3に示すように、舌状フック片(14)を
蓋片(10)の挿入孔(16)に挿入する際の、フック片の挿入
を容易にしている。
【0011】図5,6に示すように、容器の底部は折り
畳み自在な構造に形成され、常時閉塞された状態に構成
され、開封不能な構造である。底面板(6)(7)は、組み
合わされるとき互いにすべり合う円弧部(20)を有し、ま
た折曲片(21)を有する。この折曲片(21)に底部フラップ
片(8)又は(9)を接合して角筒状の容器本体を、図5に
示すように平らな状態に折り畳み可能としている。ま
た、容器本体を角筒状に起立させるとき、底面板(6)
(7)が円弧部(20)で互いにすべり合いつつ折曲片(21)が
起立して、容器の底面が封塞される。尚、かかる折り畳
み自在な底面構造に限られるものではなく、通常の底面
板で容器の底部を形成しても良いが、この場合には底部
構成後その開封が不能となるような構造でなければなら
ない。また、底部を上部の蓋片に形成した舌状フック片
による未開封構造と同様の構造としても良い。
【0012】使用に際しては、底部の底面板(6)(7)の
折曲片(21)を底部フラップ片(8)又は(9)に接着して固
定し、底部を封塞する。図5の折り畳まれた状態から起
立させて、図2,6の角筒状容器に形成する。容器内に
所望の物品を収納した後、図3に示すように、蓋片(10)
の折込片(11)を容器本体内に折り込むとともに、挿入孔
(16)に舌状フック片(14)を挿入し、両側のフック部(15)
を挿入孔の側縁に係合して抜止状態とする。舌状フック
片(14)が挿入孔に完全に挿入されるとき、図4に示すよ
うにフック部(15)が挿入孔(16)に係合して舌状フック片
(14)は抜止状態となり、蓋片(10)の開封は不能となり、
未開封状態の保障が達成される。そして、開封するに
は、図1に示すように舌状フック片(14)を易切断線(17)
に沿って切断することにより、舌状フック片(14)は容器
本体から切り離されるため、蓋片(10)の開封が可能とな
る。容器をこの様な開封状態に移行させた場合、舌状フ
ック片を再び容器本体に連結することは出来ず、容器が
開封されたことを一目瞭然に知ることができる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、簡単な構造で容器が
未開封性であることを保障出来ると共に、容器の開封も
容易に行い得る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる容器の開封状態を示す斜視図
【図2】容器の封塞前の状態を示す斜視図
【図3】封塞途中の状態を示す斜視図
【図4】封塞した状態を示す斜視図
【図5】容器を折り畳んだ状態を示す斜視図
【図6】容器を起立させた状態を示す斜視図
【図7】容器の展開図
【符号の説明】
(1)正面板 (2)背面板 (3)側面板 (4)側面板 (5)接続板 (6)底面板 (7)底面板 (8)底部フラップ片 (9)底部フラップ片 (10)蓋片 (11)折込片 (12)蓋部フラップ片 (13)蓋部フラップ片 (14)舌状フック片 (15)フック部 (16)挿入孔 (17)切断線 (18)折曲線 (19)折曲線

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器の開口部を閉塞する蓋片に、容器本体
    の開口縁に一体に連結された舌状フック片を係入して蓋
    片の開放を阻止し、蓋片の開放時には舌状フック片を容
    器本体から切り離して開放するようにし、舌状フック片
    の未切断により未開封性を保障するようにしたことを特
    徴とする未開封性機能を有する容器。
  2. 【請求項2】蓋片には、舌状フック片を挿入するための
    挿入孔が形成され、舌状フック片は、側方に張り出した
    フック部を有し、蓋片への挿入時にフック部が挿入孔の
    側部に係合して抜け出しが阻止されるようになっている
    ことを特徴とする請求項1記載の容器。
  3. 【請求項3】舌状フック片は、易切断線により容器本体
    から容易に切り離し可能に形成されていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の容器。
  4. 【請求項4】容器の底部は、予め接着して一体化された
    底片からなり、該底片を折り畳んだ状態から展開するこ
    とによって底部が作出されるようになっていることを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。
JP2001153984A 2001-05-23 2001-05-23 未開封性機能を有する容器 Withdrawn JP2002347758A (ja)

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Effective date: 20080805