JP3182100U - 包装用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】より強固に閉封状態を維持することのできる包装用容器を提供する。
【解決手段】開口部15を有する容器本体と、開口部15の第1口縁部に連設され、閉封状態において開口部15を閉塞し、開封状態において開口部15を開放する蓋部17と、蓋部17に設けられ、蓋部17を閉封状態から開封状態に回動方向させる方向に向けて切り起こされた係止片23と、閉封状態において係止片23と係合する被係止部55と、を備える。
【選択図】図2
【解決手段】開口部15を有する容器本体と、開口部15の第1口縁部に連設され、閉封状態において開口部15を閉塞し、開封状態において開口部15を開放する蓋部17と、蓋部17に設けられ、蓋部17を閉封状態から開封状態に回動方向させる方向に向けて切り起こされた係止片23と、閉封状態において係止片23と係合する被係止部55と、を備える。
【選択図】図2
Description
本考案は、包装用容器に関する。より詳細には、不正開封や内容物の改竄を防止する機能を備えた包装用容器に関する。
従来、商品等の包装用容器として、容器本体の開口部の口縁部に、蓋部が連設された包装用容器が知られている。この蓋部が簡単に開いてしまうと、包装用容器に収容された商品が不用意にこぼれ出たり、展示中等の商品が包装用容器から不正に取り出されてしまう場合がある。また、不正に包装用容器が開封されて内部に異物が混入され、再び元通りに閉封された場合には、これに気付かず購入した者が被害を被る場合もある。このため、従来より、蓋部に係止片を設け、係止片を容器本体に係止させることにより蓋部を開きにくくした包装用容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の包装用容器では、蓋部の係止片は、蓋部を開封する方向に回動させると係止片が容器本体に対して抜け易い方向に向けて形成されている。このため、包装用容器の閉封状態を強固に維持できるものではない。
本考案は前記課題に鑑みてなされたものである。本考案の目的は、より強固に閉封状態を維持することのできる包装用容器を提供することである。
本考案の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、第1の考案では、開口部を有する容器本体と、
前記開口部の第1口縁部に連設され、閉封状態において前記開口部を閉塞し、開封状態において前記開口部を開放する蓋部と、
前記蓋部に設けられ、前記蓋部を閉封状態から開封状態に回動方向させる方向に向けて切り起こされた係止片と、
閉封状態において前記係止片と係合する被係止部と、
を備えたことを特徴とする包装用容器とする。
前記開口部の第1口縁部に連設され、閉封状態において前記開口部を閉塞し、開封状態において前記開口部を開放する蓋部と、
前記蓋部に設けられ、前記蓋部を閉封状態から開封状態に回動方向させる方向に向けて切り起こされた係止片と、
閉封状態において前記係止片と係合する被係止部と、
を備えたことを特徴とする包装用容器とする。
第2の考案では、第1の考案であって、
前記蓋部は、前記開口部を閉塞する閉塞板と、前記閉塞板の自由端縁に第1折目線を介して連設される差込板とを有し、
前記係止片は、前記第1折目線上又は前記差込板を始点及び終点として前記閉塞板側へ突出する第1切線によって形成される、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記蓋部は、前記開口部を閉塞する閉塞板と、前記閉塞板の自由端縁に第1折目線を介して連設される差込板とを有し、
前記係止片は、前記第1折目線上又は前記差込板を始点及び終点として前記閉塞板側へ突出する第1切線によって形成される、ことを特徴とする包装用容器とする。
第3の考案では、第1又は第2の考案であって、
前記第1口縁部と対向する第2口縁部に、閉封状態において前記容器本体に対して起立させる部分及び/又は前記容器本体の内面に重ねられる部分を有する補助板が連設され、
前記被係止部は、前記補助板に設けられている、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記第1口縁部と対向する第2口縁部に、閉封状態において前記容器本体に対して起立させる部分及び/又は前記容器本体の内面に重ねられる部分を有する補助板が連設され、
前記被係止部は、前記補助板に設けられている、ことを特徴とする包装用容器とする。
第4の考案では、第3の考案であって、
前記補助板は、閉封状態において前記容器本体の内面に重ねられる、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記補助板は、閉封状態において前記容器本体の内面に重ねられる、ことを特徴とする包装用容器とする。
第5の考案では、第3の考案であって、
前記補助板は、補助前面板と補助背面板とを有し、閉封状態において前記補助背面板は前記容器本体に対して起立させた状態とし、前記補助前面板は前記補助背面板と重ねられる、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記補助板は、補助前面板と補助背面板とを有し、閉封状態において前記補助背面板は前記容器本体に対して起立させた状態とし、前記補助前面板は前記補助背面板と重ねられる、ことを特徴とする包装用容器とする。
第6の考案では、第3の考案であって、
前記補助板は、補助前面板と補助背面板と端板とを有し、閉封状態において前記補助背面板は前記容器本体に対して起立した状態とされ、前記補助前面板は前記補助背面板と重ねられ、前記端板は前記容器本体の内面に重ねられる、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記補助板は、補助前面板と補助背面板と端板とを有し、閉封状態において前記補助背面板は前記容器本体に対して起立した状態とされ、前記補助前面板は前記補助背面板と重ねられ、前記端板は前記容器本体の内面に重ねられる、ことを特徴とする包装用容器とする。
第7の考案では、第1から第6のいずれかの考案であって、
前記被係止部は、閉封状態において前記蓋部の前記係止片に対応する位置に、前記容器本体の底部側へ突出する第2切線によって形成される、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記被係止部は、閉封状態において前記蓋部の前記係止片に対応する位置に、前記容器本体の底部側へ突出する第2切線によって形成される、ことを特徴とする包装用容器とする。
第8の考案では、第1から第6のいずれかの考案であって、
前記被係止部は、閉封状態において前記係止片に対応する位置に、前記容器本体の底部側の自由端に至る第3切線によって形成される、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記被係止部は、閉封状態において前記係止片に対応する位置に、前記容器本体の底部側の自由端に至る第3切線によって形成される、ことを特徴とする包装用容器とする。
第9の考案では、第3から第6のいずれかの考案であって、
前記被係止部は、前記補助板から前記容器本体の底部側に突出して設けられる、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記被係止部は、前記補助板から前記容器本体の底部側に突出して設けられる、ことを特徴とする包装用容器とする。
第10の考案では、第1から第9のいずれかの考案であって、
前記容器本体は、前記第1口縁部の両端に隣接する第3口縁部に折込板が連設され、
前記折込板は、前記第3口縁部の近傍であって、前記第1口縁部側の端縁に突条片を有し、
前記蓋部は、閉封状態において前記突条片に対応する位置に、前記蓋部の側端縁を始点とし、前記蓋部の自由端側に突出する鉤状切線を有している、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記容器本体は、前記第1口縁部の両端に隣接する第3口縁部に折込板が連設され、
前記折込板は、前記第3口縁部の近傍であって、前記第1口縁部側の端縁に突条片を有し、
前記蓋部は、閉封状態において前記突条片に対応する位置に、前記蓋部の側端縁を始点とし、前記蓋部の自由端側に突出する鉤状切線を有している、ことを特徴とする包装用容器とする。
第11の考案では、第3から第6及び第9のいずれかの考案であって、
前記容器本体は、前記第1口縁部の両端に隣接する第3口縁部に折込板が連設され、
前記折込板は、前記第3口縁部の近傍であって、前記第1口縁部側の端縁に突条片を有し、
前記蓋部は、閉封状態において前記突条片に対応する位置に、前記蓋部の側端縁を始点とし、前記蓋部の自由端側に突出する鉤状切線を有し、
前記補助板は、開口部の閉塞状態において鉤状切線と相対する位置に第4切線を有する、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記容器本体は、前記第1口縁部の両端に隣接する第3口縁部に折込板が連設され、
前記折込板は、前記第3口縁部の近傍であって、前記第1口縁部側の端縁に突条片を有し、
前記蓋部は、閉封状態において前記突条片に対応する位置に、前記蓋部の側端縁を始点とし、前記蓋部の自由端側に突出する鉤状切線を有し、
前記補助板は、開口部の閉塞状態において鉤状切線と相対する位置に第4切線を有する、ことを特徴とする包装用容器とする。
第12の考案では、第1から第11のいずれかの考案であって、
前記係止片の近傍及び/又は前記被係止部の近傍を始点とする第1破断線を有する、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記係止片の近傍及び/又は前記被係止部の近傍を始点とする第1破断線を有する、ことを特徴とする包装用容器とする。
第13の考案では、第12の考案であって、
前記第1破断線は、前記係止片から前記鉤状切線の終点まで形成されている、ことを特徴とする包装用容器とする。
前記第1破断線は、前記係止片から前記鉤状切線の終点まで形成されている、ことを特徴とする包装用容器とする。
第14の考案では、第1から第13のいずれかの考案であって、
開口用の第2破断線を有する、ことを特徴とする包装用容器とする。
開口用の第2破断線を有する、ことを特徴とする包装用容器とする。
本考案によれば、蓋部を閉封状態から開封状態に回動させる場合に、係止片が被係止部から外れにくく、強固に閉封状態を維持することができる。
次に、考案の実施の形態について図1から図8を用いて説明する。
本実施形態に係る包装用容器11は、図1に示す展開形成体13を組み立てて形成されるものであり、食品や医薬品等を収容する包装用容器である。包装用容器11は、板紙、段ボールなどの厚紙で形成されている。厚紙の他、樹脂素材を用いた板状部材等で形成してもよい。
図1、図2に示すように、包装用容器11は、容器本体14の一方に開口部15を有し、他方に底部16を有する。開口部15には蓋部17が連設される。包装用容器11の組み立てが完了し、蓋部17で開口部15を閉塞した状態を閉封状態とし、蓋部17を開いて開口部15を開放した状態を開封状態とする。また、本実施形態では、容器本体14に対して起立させた補助板18を有する。
以下では、説明の容易のため、開口部15が形成されている側を上側とし、底部16が形成されている側を下側とする。図1の図示上側、図2の図示上側をそれぞれ上側とし、その反対側を下側とする。また、容器本体14を組み立てた状態で蓋部17が連設されている側を前側、その反対側を後側とする。尚、本実施例の包装用容器11の水平方向の断面形状は長方形であるが、正方形や他の多角形状であってもよい。
図1に示す展開形成体13に沿って包装用容器11を構成する部分を説明する。図1は、包装用容器11の外側となる面を紙面手前側として示している。まず容器本体14の側部を構成するのは、主として第1側板31、第2側板32、第3側板33及び第4側板34である。第1側板31は、容器本体14の前部を構成する。第2側板32は、容器本体14の後部を構成する。第3側板33は、容器本体14の左側部を構成する。第4側板34は、容器本体14の右側部を構成する。第1側板31の左側となる縁部(図示左側の縁部)には、第3側板33が側板折目線61を介して連設されている。第1側板31の右側となる縁部(図示右側の縁部)には、第4側板34が側板折目線62を介して連設されている。第3側部33には、第2側板32が側板折目線63を介して連設されている。第2側板32には、取付面35が取付面折目線64を介して連設されている。容器本体14の側部には、容器本体14を開口するための第2破断線92が第1側板31、第2側板32、第3側板33及び第4側板34を横切るように形成されている。
図1、図2に示すように、容器本体14の開口部15は、第1側板31、第2側板32、第3側板33及び第4側板34の上側の縁部で構成される。第1側板31の上側の縁部は、開口部15の第1口縁部を構成する。第1側板31の上側の縁部には、蓋部17が連設される。蓋部17については後述する。第2側板32の上側の縁部は、開口部15の第2口縁部を構成する。第2側板32の上側の縁部には、補助板18が連設される。補助板18については後述する。第3側板33の上側の縁部、及び第4側板34の上側の縁部は、開口部15の第3口縁部を構成する。第3側板33の上側の縁部には、折込板36が折込板折目線65を介して連設されている。第4側板34の上側の縁部には、折込板37が折込板折目線66を介して連設されている。折込板36及び折込板37は、第3口縁部の近傍であって、第1口縁部側の端縁に突条片38を有する。
容器本体14の底部16は、主として第1底板41、第2底板42、第3底板43及び第4底板44で構成されている。第1底板41は、第1側板31に底板折目線81を介して連設されている。第2底板42は、第2側板32に底板折目線82を介して連設されている。第3底板43は、第3側板33に底板折目線83を介して連設されている。第4底板44は、第4側板34に底板折目線84を介して連設されている。容器本体14を筒状にし、第1底板41、第2底板42、第3底板43及び第4底板44を組み合わせることで底部16を構成する。
蓋部17は、閉封状態において開口部15を閉塞し、開封状態において開口部15を開放する部分である。蓋部17は、主として閉塞板21及び差込板22で構成されている。閉塞板21は、閉封状態において開口部15を閉塞する部分である。閉塞板21は、第1側板31の上側の縁部に閉塞板折目線67を介して連設されている。差込板22は、閉塞板21の自由端縁に第1折目線としての差込板折目線68を介して連設されている。差込板22は、開口部15を閉塞板21で閉塞した状態において、容器本体14の内側に差し込む部分である。
蓋部17には、係止片23が形成されている。係止片23は、後述する被係止部55と係合して包装用容器11の閉封状態を維持する部分である。係止片23は、蓋部17を閉封状態から開封状態に回動方向させる方向に向けて切り起こされた舌状片である。本実施例では、係止片23は、第1折目線としての差込板折目線68上を始点及び終点として閉塞板21側へ突出する第1切線69によって形成される。尚、第1切線69は、第1折目線としての差込板折目線68上を始点及び終点とせず、差込板22上を始点及び終点としてもよい。
蓋部17は、閉封状態において折込板36及び折込板37の突条片38に対応する位置に(図3参照)、蓋部17の側端縁を始点とし、蓋部17の自由端側に突出する鉤状切線71を形成している。また、係止片23の両端から各鉤状切線71の終点まで差込板折目線68上に第1破断線91が形成されている。
補助板18は、第1口縁部と対向する第2口縁部に、閉封状態において容器本体14に対して起立させる部分である。補助板18は、主として補助背面板51、補助前面板52及び端板53で構成されている。補助背面板51は、第2側板32に折目線を介さずに連設される。補助背面板51には、補助前面板折目線73を介して補助前面板52が連設される。補助前面板52には、端板折目線74を介して端板53が連設される。補助背面板51と補助前面板52には、補助前面板折目線73に対して線対称の位置に取付孔54が形成される。閉封状態において補助背面板51は容器本体14に対して起立した状態とされる。
被係止部55は、閉封状態において係止片23と係合する部分である。被係止部55は、閉封状態において蓋部17の係止片23に対応する位置に、容器本体14の底部16側へ突出する第2切線75によって形成される。補助板18は、開口部15の閉塞状態において鉤状切線71と相対する位置(図3参照)に第4切線77を有する。
次に、包装用容器11を組み立てる場合について説明する。図2、図3に示すように、第1側板31、第2側板32、第3側板33、第4側板34及び取付面35は、側板折目線61、側板折目線62、側板折目線63及び取付面折目線64で山折りして容器本体14の側部を筒状に折り曲げ、取付面35を第4側板34に固定して容器本体14を筒状に固定する。底部16は、第1底板41、第2底板42、第3底板43及び第4底板44を組み合わせることで構成する。補助板18の補助前面板52は、補助前面板折目線73で折り返して補助背面板51と重ね、端板53を容器本体14の内面に重ねた状態とする。
続いて、包装用容器11を閉封状態とする場合には、折込板36及び折込板37を容器本体14の開口部15まで折り曲げる。蓋部17は、差込板22を第1折目線としての差込板折目線68で山折りする。閉塞板21で開口部15を閉塞し、差込板22を容器本体14の内側に差し込むことで、包装用容器11は閉封状態とされる。
閉封状態においては、蓋部17の係止片23と補助板18の被係止部55とが係合して包装用容器11の閉封状態を維持される。また、閉封状態においては、蓋部17の鉤状切線71と折込板36及び折込板37の突条片38が係合することによっても包装用容器11の閉封状態が維持される。更に、閉封状態においては、折込板36及び折込板37の突条片38と補助板18の第4切線77とが係合することによっても包装用容器11の閉封状態が維持される。
包装用容器11から収容物を取り出す場合には、蓋部17の係止片23と補助板18の被係止部55との係合を解除して収容物を取り出してもよいが、本実施形態では、蓋部17に第1破断線91が形成されているため、蓋部17の係止片23と補助板18の被係止部55との係合を解除することなく、蓋部17を引き上げることで、第1破断線91が破断し、閉塞板21と差込板22が切り離されて閉塞板21を開放することができ、収容物を取り出すことができる。また、容器本体14の側部に形成した第2破断線92を引くことで容器本体14内部を開放して収容物を取り出すこともできる。
以上説明した本実施形態に係る包装用容器11によれば、包装用容器11は、蓋部17を閉封状態から開封状態に回動方向させる方向に向けて切り起こされた係止片23と、閉封状態において係止片23と係合する被係止部55と、を備える。このため、蓋部17を閉封状態から開封状態に回動させる場合に、係止片23が被係止部55から外れにくく、強固に閉封状態を維持することができる。
包装用容器11の被係止部55が設けられる補助板18は、閉封状態において容器本体14に対して起立させた状態とする補助背面板51を備える。このため、包装用容器11に収容した商品を展示等する場合、補助板18を用いて吊り下げた状態で展示等を行うことができる。また、補助板18は、閉封状態において容器本体14の内面に重ねられる端板53を備える。このため、補助板18が容器本体14に対して起立した状態を保つことができ、補助板18が折れ曲がりにくくなる。
包装用容器11の被係止部55は、閉封状態において蓋部17の係止片23に対応する位置に、容器本体14の底部16側へ突出する第2切線75によって形成される。このため、蓋部17の係止片23に被さるように係合し、係合が解除されにくい。
包装用容器11の折込板36及び折込板37は突条片38を有し、蓋部17は鉤状切線71を有し、閉封状態において突状片38と鉤状切線71とが嵌合する。このため、より強固に閉封状態を維持することができる。
包装用容器11の折込板36及び折込板37は突条片38を有し、補助板18は、第4切線77を有する。閉封状態において、突状片38と第4切線77とが嵌合する。このため、より強固に閉封状態を維持することができる。
包装用容器11の第1破断線91は、係止片23から鉤状切線71の終点まで形成されている。このため、係止片23と被係止部55との係合を解除して開封しようとすれば、第1破断線91が破断し、差込板22が閉塞板21から切り離されて再封は不可能となる。
包装用容器11の第2破断線92は、第1破断線91とは異なる位置に開口用として形成されている。このため、商品の購入者等は、係止片23と被係止部55の係合を解除したり、第1破断線91を破断しなくても、開口用の第2破断線92を破断することにより、容易に包装用容器11を開封することができる。また、第2破断線92が破断された後は、開口された事実は明確となる。
以上、本考案の実施の形態について説明したが、本考案は上記実施の形態に限定されるものではなく、更に様々な変更が可能である。
本実施形態では、補助板18に端板53を設けたが、図4に示すように、補助背面板51及び補助前面板52のみとしてもよい。この場合、閉封状態において補助背面板51は容器本体14に対して起立させた状態とし、補助前面板52は補助背面板51と重ねられるようにする。また、図5に示すように、補助板18を補助前面板52のみとし、補助板18を容器本体14に対して起立させず、閉封状態において補助前面板52を容器本体14の内面に重ねられるようにしてもよい。この場合、被係止部55が包装用容器11の外部に露出せず、外観体裁が良好である。更に、補助板18を設けずに、被係止部55を容器本体14に形成してもよい。
被係止部55は、図6、図7に示すように、閉封状態において係止片23に対応する位置に、容器本体14の底部16側の自由端に至る第3切線76によって形成されるようにしてもよい。また、被係止部55は、図4に示すように、補助板18から容器本体14の底部16側に突出して設けられるようにしてもよい。
また、本実施例では、包装用容器11の閉封状態を維持するため、折込板36及び折込板37の突条片38、蓋部17の鉤状切線71、及び補助板18の第4切線77を設けたが、全てを設ける必要はなく適宜選択して形成するようにしてもよい。
また、本実施例では、係止片23の両端から各鉤状切線71の終点まで差込板折目線68上に第1破断線91を形成したが、図8に示すように、第1破断線91を係止片23の両端近傍から閉塞板21上に形成してもよい。この場合、係止片23と被係止部55の係合を解除して開封状態にしようとすれば、第1破断線91が破断して閉塞板21が破れるため、開口された事実が明確になる。
11 包装用容器
13 展開形成体
14 容器本体
15 開口部
16 底部
17 蓋部
18 補助板
21 閉塞板
22 差込板
23 係止片
36 折込板
37 折込板
38 突条片
51 補助背面板
52 補助前面板
53 端板
55 被係止部
68 差込板折目線
69 第1切線
71 鉤状切線
75 第2切線
76 第3切線
77 第4切線
91 第1破断線
92 第2破断線
13 展開形成体
14 容器本体
15 開口部
16 底部
17 蓋部
18 補助板
21 閉塞板
22 差込板
23 係止片
36 折込板
37 折込板
38 突条片
51 補助背面板
52 補助前面板
53 端板
55 被係止部
68 差込板折目線
69 第1切線
71 鉤状切線
75 第2切線
76 第3切線
77 第4切線
91 第1破断線
92 第2破断線
Claims (14)
- 開口部を有する容器本体と、
前記開口部の第1口縁部に連設され、閉封状態において前記開口部を閉塞し、開封状態において前記開口部を開放する蓋部と、
前記蓋部に設けられ、前記蓋部を閉封状態から開封状態に回動方向させる方向に向けて切り起こされた係止片と、
閉封状態において前記係止片と係合する被係止部と、
を備えたことを特徴とする包装用容器。 - 請求項1に記載の包装用容器であって、
前記蓋部は、前記開口部を閉塞する閉塞板と、前記閉塞板の自由端縁に第1折目線を介して連設される差込板とを有し、
前記係止片は、前記第1折目線上又は前記差込板を始点及び終点として前記閉塞板側へ突出する第1切線によって形成される、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項1又は2に記載の包装用容器であって、
前記第1口縁部と対向する第2口縁部に、閉封状態において前記容器本体に対して起立させる部分及び/又は前記容器本体の内面に重ねられる部分を有する補助板が連設され、
前記被係止部は、前記補助板に設けられている、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項3に記載の包装用容器であって、
前記補助板は、閉封状態において前記容器本体の内面に重ねられる、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項3に記載の包装用容器であって、
前記補助板は、補助前面板と補助背面板とを有し、閉封状態において前記補助背面板は前記容器本体に対して起立させた状態とし、前記補助前面板は前記補助背面板と重ねられる、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項3に記載の包装用容器であって、
前記補助板は、補助前面板と補助背面板と端板とを有し、閉封状態において前記補助背面板は前記容器本体に対して起立した状態とされ、前記補助前面板は前記補助背面板と重ねられ、前記端板は前記容器本体の内面に重ねられる、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の包装用容器であって、
前記被係止部は、閉封状態において前記蓋部の前記係止片に対応する位置に、前記容器本体の底部側へ突出する第2切線によって形成される、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の包装用容器であって、
前記被係止部は、閉封状態において前記係止片に対応する位置に、前記容器本体の底部側の自由端に至る第3切線によって形成される、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項3から6のいずれか1項に記載の包装用容器であって、
前記被係止部は、前記補助板から前記容器本体の底部側に突出して設けられる、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項1から9のいずれか1項に記載の包装用容器であって、
前記容器本体は、前記第1口縁部の両端に隣接する第3口縁部に折込板が連設され、
前記折込板は、前記第3口縁部の近傍であって、前記第1口縁部側の端縁に突条片を有し、
前記蓋部は、閉封状態において前記突条片に対応する位置に、前記蓋部の側端縁を始点とし、前記蓋部の自由端側に突出する鉤状切線を有している、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項3から6及び9のいずれか1項に記載の包装用容器であって、
前記容器本体は、前記第1口縁部の両端に隣接する第3口縁部に折込板が連設され、
前記折込板は、前記第3口縁部の近傍であって、前記第1口縁部側の端縁に突条片を有し、
前記蓋部は、閉封状態において前記突条片に対応する位置に、前記蓋部の側端縁を始点とし、前記蓋部の自由端側に突出する鉤状切線を有し、
前記補助板は、開口部の閉塞状態において鉤状切線と相対する位置に第4切線を有する、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項1から11のいずれか1項に記載の包装用容器であって、
前記係止片の近傍及び/又は前記被係止部の近傍を始点とする第1破断線を有する、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項12に記載の包装用容器であって、
前記第1破断線は、前記係止片から前記鉤状切線の終点まで形成されている、ことを特徴とする包装用容器。 - 請求項1から13のいずれか1項に記載の包装用容器であって、
開口用の第2破断線を有する、ことを特徴とする包装用容器。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015199518A (ja) * | 2014-04-08 | 2015-11-12 | 大日本印刷株式会社 | 吊り下げ包装箱 |
JP2015229526A (ja) * | 2014-06-09 | 2015-12-21 | 大日本印刷株式会社 | 組合せカートン |
JP2016043941A (ja) * | 2014-08-20 | 2016-04-04 | 上六印刷株式会社 | 包装箱 |
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- 2012-12-25 JP JP2012007788U patent/JP3182100U/ja not_active Expired - Lifetime
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