JP2011173634A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に組み立てることが可能で、特にシフォンケーキなどの軟弱な被収納物を傷つけることなく収納や取り出しを容易に行うことが可能な包装箱を提供する。
【解決手段】蓋体と、台部とを備えた包装箱であって、蓋体(1A)は、角筒状の本体と、左右の側板部(20、40)の下辺に連設され内方に折り返された所定形状の側板フラップ(21、41)とを有し、台部(1B)は、底板部(50)と、底板部(50)の各辺に連設された前後及び左右の側板部(51、52)と、前後の側板部(51)の上辺に連設されたガイド片部(54)と、左右の側板部(52)の上辺に連設され外方に折り返された折り返し部(53)とを有し、台部(1B)を蓋体(1A)で被覆する手段と、被覆する手段により折り返し部(53)と側板フラップ(21、41)とが係合し台部(1B)に蓋体(1A)を係止させるようにした係止手段とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、軟弱かつ繊細で形が崩れやすい食品や花などの物品の包装に関し、特にシフォンケーキなどの包装に好適な包装箱に関するものである。
従来より、シフォンケーキなどの軟弱かつ繊細な食品の運搬や保管などにあたってその価値及び状態を保護するための技術として図13に示すようにセロファンなどを使用した透明な食品用包装袋(110)を用い、被収納物(100)を袋(110)の開口部(111)より挿入し収納して袋(110)の上部を接着剤やヒートシールなどの熱融着によって、又はリボン(112)や中芯に針金が入ったモールなどによって閉封する包装が知られている。
また、図14に示すように矩形状の底板部(122)と、底板部(122)の各辺に連設され各辺に対して略直角をなすように起立された前後及び左右の側板(120、121、123)と、左右の側板部(121)に連設され前後の側板部(120、123)と略同一の高さの位置にて内方に折られた一対の側板フラップ(125)と、後の側板部(123)に連設され左右の側板部(121)と略同一の高さの位置にて内方に折られた蓋板部(124)と、蓋板部(124)に連設され所定位置にて内方に折られた蓋板フラップ(126)とを有する包装箱に、上方の開口部(127)より被収納物(100)を挿入し収納後、蓋板フラップ(126)を前板部(120)の内面側に差し込むことで開閉自在に閉止する包装が知られている。
ここで、前記包装箱において、蓋板部(124)が開閉する側を前、対向する他側を後ろ、前後及び左右の側板部(120、121、123)で囲まれた領域を内方としている。
被収納物(100)を取り出す際には、図13に示した包装袋の場合には、閉封箇所を切り裂く等して開封し、そこから被収納物を引き出すことで取り出す。図14に示した包装箱の場合には、蓋板部(124)を引き上げることで蓋板フラップ(126)を前板部(120)の内面側がら引き出して閉止状態を解除し、蓋板部(124)を開状態として上方の開口部(127)より被収納物(100)を引き出して取り出す。
しかしながら、これらの包装ではシフォンケーキなどの比較的軟弱かつ繊細で形が崩れ易い被収納物の場合には、収納する際や取り出す際に、包装袋(110)や包装箱の側面(120、121、123)又は蓋板部(124)に被収納物(100)が接触することで被収納物を傷つけてしまうという問題があった。また、上述のような包装は被収納物を傷つけないように運搬することが困難であるという問題があった。
このような問題を解決するため、特許文献1には、内箱部と外箱部とを有する包装箱であって、内箱部の側面部の一部が分離部として他の部分と切り目線を介して分離可能に形成されており、分離部は外箱の対応する側面部に接着剤により接着され、外箱部における側面部のミシン目を破って側面部の下端を斜め上方に回動させることにより、分離部が内箱部より分離することで、ケーキやドーナツなどの形が崩れやすい被収納物を傷つけることなく収納や取り出しが行える包装箱が提案されている。
実用新案登録第3138514号公報。
しかしながら、特許文献1で提案されている包装箱は、あらかじめ接着剤により内箱部の分離部と外箱部の側面部に接着しなければならない為、包装箱を組み立てる際に手間がかかり利便性に欠ける。また、被収納物を収納する場合には、内箱部よりも高さを有する外箱部の側面部の上方に開口された開口部より被収納物を挿入しなければならない為、側面部に被収納物が接して被収納物を傷つけてしまう恐れがある。さらに、被収納物を取り出す場合には、内箱部と外箱部を分離する為に外箱部における側面部のミシン目を破って側面部の下端を斜め上方に回動させなければならない為、分離する為の手順が複雑で分離作業が困難であるという問題がある。
そこで、本発明は従来の上記の問題点を解決するものであり、容易に組み立てることが可能で、特にシフォンケーキなどの軟弱な被収納物を傷つけることなく収納や取り出しを容易に行うことが可能な包装箱を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る本発明は、複数の側板に囲まれかついずれかの側板の上端に連設された一対の上蓋フラップとを有する蓋体と、底板と、底板の各辺に連設された複数の側板とを有する台部とを備えた包装箱であって、蓋体(1A)は、矩形状の前後及び左右の側板部(10、20、30、40)に囲まれ鉛直方向の両端に開口した開口部(15、16)を有する角筒状の本体と、前記前後の側板部(10、30)の上辺に連設されかつ前記左右の側板部(20、40)の上端縁と略同じ高さの位置にて内方へ折ることで前記角筒状の本体の上端の開口部(16)を開閉自在に被覆する一対の上蓋フラップ(12、32)と、前記上蓋フラップ(12、32)の上端に連設された一対の把手部(12b、32b)と、前記左右の側板部(20、40)の下辺に連設されかつ前記前後の側板部(10、30)の下端縁と略同じ高さの位置にて内方に折り返された所定形状の側板フラップ(21、41)とを有し、台部(1B)は、矩形状の底板部(50)と、底板部(50)の各辺に連設されかつ該底板部(50)の各辺に対して略直角をなすように起立された矩形状の前後の側板部(51)及び左右の側板部(52)と、前記前後の側板部(51)の上辺に連設されたガイド片部(54)と、前記左右の側板部(52)の上辺に連設されかつ前記ガイド片部(54)の上端縁よりも低い位置にて外方に折り返された折り返し部(53)とを有し、前記台部(1B)を上方から前記蓋体(1A)の下端に開口した前記開口部(16)より前記ガイド片部(54)の外面側を前記左右の側板部(20、40)の内面側に沿わせるようにして挿入し該台部(1B)を該蓋体(1A)で被覆する手段と、前記被覆する手段により前記折り返し部(53)と前記側板フラップ(21、41)とが係合し該台部(1B)に該蓋体(1A)を係止させるようにした係止手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る本発明は、請求項1に記載の包装箱であって、前記蓋体(1A)は、さらに、左右の側板部(20、40)の側面略中央部に該左右の側板部(20、40)の下端側に膨らむ円弧状の切り込み線(25a、45a)で囲まれた舌片部(25、45)と、前記舌片部(25、45)よりも低い位置に前記円弧状の切り込み線(25a、45a)を起点とし前記左右の側板部(20、40)の上端側に膨らむ円弧状の切り込み線(24b、44b)と前記円弧状の切り込み線(24c、44c)を起点とし左右方向に該左右の側板部(20、40)の下辺に角度をなして延びるミシン目状の切り目線(24a、44a)とにより囲まれた切り取り部(24、44)とを有し、前記舌片部(25、45)を折り目線(s)を介して外方へ起立させ又は内方へ押し込み前記切り取り部(24、44)を引き下げて前記切り目線(24a、44a)を破断し該切り取り部(24、44)を前記蓋体(1A)から分離することで、前記係止手段を解除させる係止解除手段を備えることを特徴とする。
請求項3に係る本発明は、請求項1又は2に記載の包装箱であって、前記上蓋フラップ(12、32)は、側面略中央部から折り目線(c)を介して前記前後の側板部(10、30)の側面上方にかけて略円形状の内部が目視可能な窓部(14、31)を有することを特徴とする。
請求項4に係る本発明は、請求項1乃至3のいずれか一に記載の包装箱であって、前記把手部(12b、32b)は、左右の両肩部に連設された突出片部(33)を前記左右の側板部(20、40)の上辺に連設された係止部(22、42)に係合させることで係止されるとともに、前記上蓋フラップ(12、32)が閉状態で閉止されることを特徴とする。
本発明の包装箱によれば、次のような効果がある。
(1)蓋体と台部を備えた包装箱であり、台部を上方から蓋体の下端に開口した開口部よりガイド片部の外面側を左右の側板部の内面側に沿わせるようにして挿入し台部を蓋体で被覆する手段を有するので、台部に被収納物を収納した後で蓋体を被せることが可能となり、シフォンケーキなどの軟弱かつ繊細な被収納物を傷つけることなく包装箱に収納することができる。
(2)被覆する手段により折り返し部と側板フラップとが係合し台部に蓋体を係止させるようにした係止手段を有するので、接着剤等を使用することなく容易に台部に蓋体を係止させることができる。
(3)蓋体が、略中央部切り取り部を有し、切り取り部を蓋体から分離することで係止手段を解除させる係止解除手段を備えることにより、容易に台部から蓋体を分離することが可能となり、シフォンケーキなどの軟弱かつ繊細な被収納物を傷つけることなく包装箱から取り出すことができる。
(4)上蓋フラップが、側面略中央部から折り目線を介して前後の側板部の側面上方にかけて略円形状の内部が目視可能な窓部を有することで、被収納物を覗き見ることができる。
(5)上蓋フラップに連設された把手部が左右の側板部に連設された係止部に係合し係止するので、把手部を手で握り包装箱を容易に持ち運ぶことができる。
(6)また、把手部が係止部に係合し係止することで上蓋フラップが閉状態で閉止され、上方の開口部を被覆することができる。
本発明の実施例に基づく包装箱の斜視図である。 図1のA−A線切断部断面図である。 本発明の実施例に基づく包装箱の蓋体の展開図である。 本発明の実施例に基づく包装箱の蓋体の上蓋フラップが開いた状態を示す斜視図である。 本発明の実施例に基づく包装箱の蓋体の上蓋フラップが閉じた状態を示す斜視図である。 本発明の実施例に基づく包装箱の蓋体を平坦に折り畳んだ状態を示す平面図である。 本発明の実施例に基づく包装箱の台部の展開図である。 本発明の実施例に基づく包装箱の台部の斜視図である。 本発明の実施例に基づく包装箱の台部を平坦に折り畳んだ状態を示す平面図である。 本発明の実施例に基づく包装箱の使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施例に基づく包装箱の使用状態を示す一部破断斜視図である。 図11の円囲み部分の拡大図である。 本発明の実施例に基づく包装箱の使用状態を示す斜視図である。 本発明の実施例に基づく包装箱の使用状態を示す斜視図である。 従来技術を示す斜視図である。 従来技術を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を実施例を示した図面を参照しつつ説明する。
図1から図12は、本発明の実施の形態を例示する図であり、これらの図において、同一の符号を付した部分は同一物を表しており、基本的な構成等は同様であるものとする。
図1は、本発明の実施例に基づく包装箱の斜視図であり、図2は、図1のA−A線切断部断面図である。図1に示すように、本発明の実施例に基づく包装箱は、矩形状の四枚の側板部10、20、30、40に囲まれかついずれかの側板部の上端に連設された一対の上蓋フラップ12、32を有する蓋体1Aと、矩形状の底板部50と、底板部50の四辺に連設され底板部50の各辺に対して略直角をなすように起立された矩形状の四枚の側板部51、52とを有する台部1Bとから構成されている。
台部1Bと蓋体1Aとはそれぞれシート状の包装箱部材を組み立てることで形成される。そして、図2に示すように使用状態においては、組み立て後、台部1Bを蓋体1Aで被覆する手段により被覆し、かつ台部1Bに蓋体1Aを係止手段により係止させることで前後及び左右対称の略立方体の様相を呈する。
図3から図6を用いて本発明の実施例に基づく包装箱の蓋体1Aの構成について説明する。図3は展開図を、図4は上蓋フラップが開いた状態を示す斜視図を、図5は上蓋フラップが閉じた状態を示す斜視図を、図6は平坦に折り畳んだ状態を示す平面図をそれぞれ示している。
図3において、基本的に図示した側が内面、反対側が外面となる。また、各構成要素における前後、左右、上及び下の各表現については、組み立て後の蓋体(図4及び図5を参照)における向きに基づいている。なお、本実施例では、上蓋フラップのヒンジ側を前後、他側を左右としている。図中の点線で記された箇所は、折り目線を示している。
蓋体1Aを形成する部材は、厚紙または段ボールなどの紙製のシート状の部材を打ち抜いて加工し、所定の位置に折り目線を付け、切り込みを行うことにより形成される。
矩形状の前後の側板部10、30と、矩形状の左右の側板部20、40とが折り目線aを介してそれぞれ水平方向に連設されている。また、前後の側板部10、30のどちらか一方には、折り目線bを介して略台形状の接着部11が水平方向に連設されている。
前後の側板部10、30の上辺には折り目線cを介して上蓋フラップ12、32が連設されており、上蓋フラップ12、32の上辺には折り目線dを介して略台形状の把手部12b、32bが連設されている。そして、把手部12b、32bの左右の両肩部には突出片部33が連設されている。また、上蓋フラップ12、32の上辺の略中央部には、折り目線dを起点として、上方側に膨らむ略コの字状の切り込み線32cで囲まれた突片部12a、32aが連設されている。
さらに、上蓋フラップ12、32は、側面略中央部から折り目線cを介して前後の側板部10、30の側面上方にかけて平面視略円形状の開口部である窓部14、31が形成されている。尚、窓部14、31には、透視可能な透明フィルムが内面側より貼り付けられている。ここで、窓部14、31に関しては、これを形成ことが好適であるが、この限りではない。
左右の側板部20、40の上辺には、折り目線eを介して略半円形状の係止部22、42が連設されている。係止部22、42の側面略中央部には折り目線eに対して鉛直方向に延びた折り目線23c、43cと、折り目線23c、43cと平行に切り込み線23e、43eとが形成されており、折り目線23c、43cの両端を起点として上方に膨らむ略円弧状の切り込み線23a、23b、43a、43bと、略円弧状の切り込み線23a、23b、43a、43bの終点と終点とを結んだ折り目線23d、43dが形成されている。
さらに、左右の側板部20、40の側面中央部には、左右の側板部20、40の下端側に膨らむ円弧状の切り込み線25a、45aと左右の側板部20、40の下辺に平行に円弧状の切り込み線25a、45aの起点と終点を結ぶ折り目線gとで囲まれた舌片部25、45と、舌片部25、45よりも低い位置に前記円弧状の切り込み線25a、45a上を起点として左右の側板部20、40の上端側に膨らむ円弧状の切り込み線24b、44bと前記円弧状の切り込み線24c、44cの終点を起点とし左右方向に該左右の側板部20、40の下辺に角度をなして延びるミシン目状の切り目線24a、44aとにより囲まれた切り取り部24、44とが形成されている。
また、左右の側板部20、40の下辺に折り目線fを介して側板フラップ21、41が連設されている。側板フラップ21、41の左右両端には押圧部21a、21b、41a、41bが連接されており、略凹形状を呈している。側板フラップ21、41の有する高さは、後述する台部1Bの左右の側板部52が有する高さよりも低い高さに形成される。
蓋体1Aを組み立てる場合には、前後及び左右の側板部10、20、30、40を折り目線aで、接着部11を折り目線bで内方に折り返す。そして、接着部11を接着剤又は両面テープ等により左右の側面部40に接着する。ここで、折り返すとは、元の状態から180度又は略180度折り返すことを意味している。
これにより、図4に示すように、矩形状の前後及び左右の側板部10、20、30、40に囲まれ鉛直方向の両端に開口した開口部15、16を有した角筒状の蓋体1A本体が形成される。そして、前後及び左右に対向するそれぞれの構成部位は対称となるように形成される。
図5において、一対の上蓋フラップ12、32を左右の側板部20、40の上端縁と略同じ高さの位置に設けられた折り目線cで内方に折り返すことで角筒状の本体の上端の開口部16を開閉自在に被覆することができる。
さらに、把手部12b、32bを折り目線dで外方へ折り返し、把手部12bと把手部32bと、把手部12b、32bの左右の両肩部に連設された突出片部33と突出片部33とを対向する側面で重ね合わせることで、略コの字状の切り込み線32cで囲まれた突片部12a、32aが対向する側の上蓋フラップ12、32の面上に重なり合う。そして、一対の係止部22、42を前後の側板部10、40の上端縁と略同じ高さの位置に設けられた折り目線eで内方へ折り返し、把手部12b、32bと突出片部33とを対向する側面で重ね合わせた状態で、係止部22、42に設けられた切り込み線23e、43eに突出片部33を内方から外方へ差し込むことで、係止部片23、43が外方へ開き、突出片部33を係止部22、42に係合させ係止させることができる。これにより、略完全に開口部15が被覆され上蓋フラップ12、32が閉状態で閉止される。また、把手部12b、32bが手で握り包装箱を容易に持ち運ぶことができるように形成される。ここで、各構成要素が対向する側を内方、他側を外方とし、折り返すとは、元の状態から180度又は略180度折り返すことを意味している。
蓋体1Aは図4に示す状態において、さらに、折り目線aで内方へ折り返し、前後の側板部10、30と隣り合う一方の左右の側板部20、40とが略平行に重なり合うようにすることで、図6に示すように略平坦に折り畳むことができる。
次に、図7から図9を用いて本発明の実施例に基づく包装箱の台部1Bの構成について説明する。図7は展開図を、図8はを、図9は平坦に折り畳んだ状態を示す平面図をそれぞれ示している。
図7において、基本的に図示した側が内面、反対側が外面となる。また、各構成要素における前後、左右、上及び下の各表現については、組み立て後の台部(図8を参照)における向きに基づいている。なお、本実施例では、ガイド片部が連設されている側を前後、他側を左右としており、前後及び左右がそれぞれ対称となるように形成されている。図中の点線で記された箇所は、折り目線を示している。
台部1Bを形成する部材は、前述の蓋体1Aと同様に厚紙または段ボールなどの紙製のシート状の部材を打ち抜いて加工し、所定の位置に折り目線を付け、切り込みを行うことにより形成される。
矩形状の底板部50を中央にして、底板部50の四辺にそれぞれ折り目線hを介して矩形状の前後及び左右の側板部51、52が連設されている。一方、前後の側板部51の上辺には矩形状のガイド片部54が連設され、前後の側板部51が有する高さよりも低い高さに形成されている。また、左右の側板部52の上辺には折り目線kを介して矩形状の折り返し部53が連設され、左右の側板部52が有する高さよりも低い高さに形成されている。さらに、左右の側板部52の左右両辺には折り目線iを介して略台形状の接着部52aが連設されている。
左右の側板部52には、折り目線hと折り目線lとの交点を起点とし、折り目線hと折り目線lとがなす角を略2等分するように折り目線kを終点として折り目線iが形成されている。また、折り目線iの終点を起点とし、折り返し部53の上辺まで斜方向に折り目線jが形成されている。このとき、折り目線kと折り目線jとがなす角は、折り目線lと折り目線iとが形成する角と略同等の大きさの角となるように形成される。
台部1Bを組み立てる場合には、前後及び左右の側板部51、52を折り目線hで、接着部52aを折り目線lで内方へ折り返す。そして、接着部52aを接着剤又は両面テープ等により前後の側面部51に接着する。一方、折り返し部53は、折り目線kで外方へ折り返される。ここで、折り返すとは、元の状態から180度又は略180度折り返すことを意味している
これにより、図8に示すように、底板部50の各辺に対して略直角をなすように前後及び左右の側板部51、52が起立され、上部に開口部を有した台部1Bが形成される。そして、前後又は左右に対向するそれぞれの構成部位は対称となるように形成される。
台部1Bは、図8に示す状態において、左右の側面部52を外方へ引っ張り、左右の側面部52と底板部50とが折り目線hを介して略平坦になるようにすることで、左右の側板部52が折り目線i及び折り目線jで内方へ折り返され、前後の側板部51は折り目線hで底板部50の内側面と左右の側板部52の内側面が略平行に重なり合うように内方へ折り返される。これにより、図9に示すように略平坦に折り畳むことかできる。
ここで、図6及び図9に示したように蓋体1aと台部1Bはそれぞれが略平坦の略平板状に折り畳むことができるので、包装箱の運搬や保管の際には、このような折り畳んだ状態で面上に効率的に多数積み重ねることができる。
続いて、図10から図14を用いて本発明の実施例に基づく包装箱の使用状態を説明する。図10、図13及び図14は本発明の実施例に基づく包装箱の使用状態を示す斜視図を、図11は一部破断斜視図を、図12は図11の円囲み部分の拡大図をそれぞれ示している。なお、各構成要素における前後、左右、上及び下の各表現については、組み立て後の蓋体(図11、図13、図14を参照)における向きに基づいている。なお、本実施例では、上蓋フラップのヒンジ側を前後、他側を左右としている。さらに、図はそれぞれ前後又は左右の一方の側のみが描かれているが、前述の様に本発明の実施例に基づく包装箱は前後及び左右対称の略立方体の様相を呈しており、前後又は左右に対向するそれぞれの構成部位は対称となるように形成されているので、前後及び左右に対向する他方の側も同様な構造となっている。
図10において、被収納物100を包装箱1に収納する場合には、蓋体1Aを図5に示した状態に、また台部1Bを図8に示した状態に組み立てておく。そして、被収納物100を台部1Bの底板部50に置き、蓋体1Aの側板フラップ21、41を折り目線fで内方へ折り返す。その後、台部1Bの上方から蓋体1Aの下端に開口した開口部16よりガイド片部54の外面側を左右の側板部20、40の内面側に沿わせるようにして折り目線fで内方へ折り返された側板フラップ21、41を一緒に折り込みながら、側板フラップ21、41の当接部21c、21d、41c、41dと折り返し部53の当接部53c、53dとが当って接するまで、すなわち当接されるまで挿入する。これを被覆する手段とする。このような被覆する手段により台部1Bは蓋体1Aで被覆される。
ここで、図11及び図12において、被覆する手段により台部1Bが蓋体1Aの内方に挿入されると、側板フラップ21、41に連設された押圧部21a、21b、41a、41bの側面が折り返し部53の側面に外方から重なる。押圧部21a、21b、41a、41bは、折り目線fで内方へ折り返された側板フラップ21、41に紙の有する弾性により元通りになろうとする力が働くとこで、外方へ広がろうとする力が働き、その力で折り返し部53の側面を外方から押圧する。図12で示されている矢印は押圧する方向を示している。このとき、折り返し部53にも紙の有する弾性により元通りになろうとする力が働いているが、押圧部21a、21b、41a、41bによりこれとは反対の方向へ働く力で押圧されることで、側板フラップ21、41の当接部21c、21d、41c、41dと折り返し部53の当接部53c、53dとが当接される。これにより、側板フラップ21、41と折り返し部53とが係合されることで台部1Bに蓋体1Aを係止させる。これを係止手段とする。このような係止手段により台部1Bと蓋体1Aとが一体化し、外観上において、図1に示した包装箱1の様相を呈する。
図13において、被収納物100を包装箱1より取り出す場合には、先ず、左右の側板部20、40の舌片部25、45を外方より指で折り目線sで外方へ起立させ又は内方へ押し込む。そして、切り取り部24、44を引き下げて切り目線24a、44aを破断して切り取り部24、44を蓋体1Aから引き抜くように分離することで、側板フラップ21、41と折り返し部53との係合を容易に外し、係止手段が解除される。これを係止解除手段とする。このような係止解除手段により、台部1Bと蓋体1Aとは各々に再び分離される。ここで、一方の側のみを図示しているが、同一の係止手段は他方の側にも有するので、同様に他方の側も係止解除手段により係止手段を解除する。その後、図14に示すように、蓋体1Aを上方へ引き上げるだけで容易に台部1Bと蓋体1Aとを個々に分離することができ、台部1Bに露わとなった被収納物100を取り出すことができる。
上述のように、台部1Bと蓋体1Aとに設けられた被覆する手段、係止手段及び係止解除手段により、シフォンケーキなどの軟弱な被収納物を傷つけることなく包装箱への収納や取り出しを容易に行うことが可能となる。
1 包装箱
1A 蓋体
1B 台部
10、20、30、40、51、52 側板部
11、52a 接着部
12、32 上蓋フラップ
12a、32a 突片部
12b、32b 把手部
13、33、 突出片部
14、31 窓部
15 開口部
21、41 側板フラップ
21a、21b、41a、41b 押圧部
41c、41d、53c、53d 当接部
22、42 係止部
23、43 係止片部
23a、23b、23e、24b、25a 切り込み線
43a、43b、43e、44b、45a 切り込み線
24、44 切り取り部
24a 、44a 切れ目線
25、45、舌片部
50 底板部
53 折り返し部
54 ガイド片部
100 被収納物

Claims (4)

  1. 複数の側板に囲まれかついずれかの側板の上端に連設された一対の上蓋フラップとを有する蓋体と、底板と、底板の各辺に連設された複数の側板とを有する台部とを備えた包装箱であって、
    蓋体(1A)は、
    矩形状の前後及び左右の側板部(10、20、30、40)に囲まれ鉛直方向の両端に開口した開口部(15、16)を有する角筒状の本体と、
    前記前後の側板部(10、30)の上辺に連設されかつ前記左右の側板部(20、40)の上端縁と略同じ高さの位置にて内方へ折ることで前記角筒状の本体の上端の開口部(16)を開閉自在に被覆する一対の上蓋フラップ(12、32)と、
    前記上蓋フラップ(12、32)の上端に連設された一対の把手部(12b、32b)と、
    前記左右の側板部(20、40)の下辺に連設されかつ前記前後の側板部(10、30)の下端縁と略同じ高さの位置にて内方に折り返された所定形状の側板フラップ(21、41)とを有し、
    台部(1B)は、
    矩形状の底板部(50)と、
    底板部(50)の各辺に連設されかつ該底板部(50)の各辺に対して略直角をなすように起立された矩形状の前後の側板部(51)及び左右の側板部(52)と、
    前記前後の側板部(51)の上辺に連設されたガイド片部(54)と、
    前記左右の側板部(52)の上辺に連設されかつ前記ガイド片部(54)の上端縁よりも低い位置にて外方に折り返された折り返し部(53)とを有し、
    前記台部(1B)を上方から前記蓋体(1A)の下端に開口した前記開口部(16)より前記ガイド片部(54)の外面側を前記左右の側板部(20、40)の内面側に沿わせるようにして挿入し該台部(1B)を該蓋体(1A)で被覆する手段と、
    前記被覆する手段により前記折り返し部(53)と前記側板フラップ(21、41)とが係合し該台部(1B)に該蓋体(1A)を係止させるようにした係止手段とを備えたことを特徴とする包装箱。
  2. 前記蓋体(1A)は、
    左右の側板部(20、40)の側面略中央部に該左右の側板部(20、40)の下端側に膨らむ円弧状の切り込み線(25a、45a)で囲まれた舌片部(25、45)と、
    前記舌片部(25、45)よりも低い位置に前記円弧状の切り込み線(25a、45a)を起点とし前記左右の側板部(20、40)の上端側に膨らむ円弧状の切り込み線(24b、44b)と前記円弧状の切り込み線(24c、44c)を起点とし左右方向に該左右の側板部(20、40)の下辺に角度をなして延びるミシン目状の切り目線(24a、44a)とにより囲まれた切り取り部(24、44)とを有し、
    前記舌片部(25、45)を折り目線(s)を介して外方へ起立させ又は内方へ押し込み前記切り取り部(24、44)を引き下げて前記切り目線(24a、44a)を破断し該切り取り部(24、44)を前記蓋体(1A)から分離することで、前記係止手段を解除させる係止解除手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の包装箱。
  3. 前記上蓋フラップ(12、32)は、側面略中央部から折り目線(c)を介して前記前後の側板部(10、30)の側面上方にかけて略円形状の内部が目視可能な窓部(14、31)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の包装箱。
  4. 前記把手部(12b、32b)は、左右の両肩部に連設された突出片部(33)を前記左右の側板部(20、40)の上辺に連設された一対の係止部(22、42)に係合させることで係止されるとともに、前記上蓋フラップ(12、32)が閉状態で閉止されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の包装箱。
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