JP3217221U - 箱用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】前側面パネルを開放して収容する物品を展示できる段ボール箱を形成することができる箱用シートを提供する。
【解決手段】本考案の一態様に係る箱用シートは、1枚の段ボールシートから形成され、箱状に組み立てられる箱用シートであって、左右方向に連設され、四角筒状に組み立てられる前側面パネル2、左側面パネル3、後側面パネル及び右側面パネル1を備え、上記前側面パネルが、その両側縁間を接続するよう形成される一対の横切断容易線と、上記一対の横切断容易線の中央部間を接続するよう形成される縦切断容易線と、上記一対の横切断容易線間の上記縦切断容易線の左右にそれぞれ形成され、舌片19を形成するための一対の舌片形成部とを有し、上記左側面パネル及び上記右側面パネルが、上記舌片が挿入されるスリット29をそれぞれ有することを特徴とする。
【選択図】図3

Description

本考案は、箱用シートに関する。
段ボールシートから形成され、物品を収容する箱体(段ボール箱)が広く用いられている。段ボール箱は、主に輸送時に商品(販売される物品)を保護するために利用されることが多いが、輸送用の段ボール箱の一部を開放して商品を展示するためにも使用できるようにしたものも知られている。
例えば実開昭60−15812号公報に前面板、上面板、後面板及び底面板を連設して四角筒状体を形成し、この四角筒状体の両側の開口を前面板、上面板、後面板及び底面板から延出するフラップで封止する包装箱において、上面板に、その前縁と後縁とを接続する一対の切込みと、この一対の切込みの中央部間を接続する切込みとを設けることによって、この3本の切込みによって上面板に画定される一対の扉片を前縁又は後縁を中心に揺動させて観音開きに開放可能とする構成が開示されている。
上記公報では、包装箱の上面を開放することを想定しているが、上記公報に記載の包装箱のフラップを重ね合わせて構成される2つの面が上面及び底面となるように包装箱を立てて配置すれば、包装箱の前面を開放可能とすることができる。例えば鉢植えの植物等の商品は、横にして載置することができないため、包装箱を立てて置く必要があり、その前面を開放して展示することが望まれる。
上記公報に記載の包装箱は、上述のように上面板に形成されるH字型の切込みによって画定される一対の扉片を開放することができるが、この扉片を開放状態に保持することは想定されていない。特に、包装箱を立てて前面を開放する場合には、扉片が商品を覆い隠すおそれがある。なお、扉片を完全に切除可能とすることもできるが、この場合、包装箱を再度封函することができないため、商品の展示に使用する場合、購入者が商品を使用する場所まで輸送する際に商品を保護することができなくなるという不都合が生じる。
実開昭60−15812号公報
上記不都合に鑑みて、本考案は、前側面パネルを開放して収容する物品を展示できる段ボール箱を形成することができる箱用シートを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係る箱用シートは、1枚の段ボールシートから形成され、箱状に組み立てられる箱用シートであって、左右方向に連設され、四角筒状に組み立てられる前側面パネル、左側面パネル、後側面パネル及び右側面パネルを備え、上記前側面パネルが、その両側縁間を接続するよう形成される一対の横切断容易線と、上記一対の横切断容易線の中央部間を接続するよう形成される縦切断容易線と、上記一対の横切断容易線間の上記縦切断容易線の左右にそれぞれ形成され、舌片を形成するための一対の舌片形成部とを有し、上記左側面パネル及び上記右側面パネルが、上記舌片が挿入されるスリットをそれぞれ有することを特徴とする。
当該箱用シートは、上記前側面パネルにその両側縁間を接続する一対の横切断容易線と、上記一対の横切断容易線の中央部間を接続する上記縦切断容易線とが形成されていることによって、上記前側面パネルの側縁を中心に回動して上記前側面パネルに開口を形成可能な一対のスイングドア部が画定されている。また、当該箱用シートは、上記一対の横切断容易線間の上記縦切断容易線の左右つまり上記一対のスイングドア部に、舌片を形成するための一対の上記舌片形成部がそれぞれ形成されており、上記左側面パネル及び上記右側面パネルに、上記舌片が挿入される上記スリットがそれぞれ形成されていることによって、上記スイングドア部を上記左側面パネル又は上記右側面パネルの外面に密着させるよう折り返した状態で、上記舌片を上記スリットに挿入することにより上記スイングドア部を保持することができる。このように、当該箱用シートを組み立ててなる箱体は、上記スイングドア部を開放することで前側面パネルに大きな開口を形成し上記スイングドア部を上記左側面パネル又は上記右側面パネルの外面に密着させた状態で保持することができ、これによって収容する物品を見やすく展示することができる。
当該箱用シートにおいて、上記舌片形成部が上記縦切断容易線に隣接して形成されてもよい。このように、上記舌片形成部が上記縦切断容易線に隣接して形成されることによって、上記舌片が上記スイングドア部の回動中心から遠い先端部に形成される。これにより、上記スリットが上記段ボールシートの復元力に抗して上記舌片を保持することが容易となるので、上記スイングドア部をより確実に開放状態に保持することができる。
当該箱用シートにおいて、上記一対の舌片形成部が、上記縦切断容易線を中心に左右対称に形成され、上記舌片形成部が、上記縦切断容易線から左右方向に延びる直線状の基端折曲容易線と、上記縦切断容易線から左右方向に延びる直線状の直線部及びこの直線部の先端と上記基端折曲容易線の先端とを接続する接続部を含む外縁切断線とを有してもよい。このように、上記一対の舌片形成部が、上記縦切断容易線を中心に左右対称に形成され、上記舌片形成部が、上記縦切断容易線から左右方向に延びる直線状の基端折曲容易線と、上記基端折曲容易線から連続する曲線状の湾曲部及びこの湾曲部の先端から連続して上記基端折曲容易線と平行に上記縦切断容易線まで直線状に延びる直線部を含む外縁切断線とを有することによって、上記一対の舌片形成部を比較的簡素なトムソン刃により一体に形成することができる。
当該箱用シートにおいて、上記一対の横切断容易線が上下方向外側に凸状に形成されてもよい。このように、上記一対の横切断容易線が上下方向外側に凸状に形成されることによって、前側面パネルに形成される開口の面積を大きくしつつ、前側面パネルの角部を残して箱体の強度低下を抑制することができる。
当該箱用シートにおいて、上記一対の横切断容易線が角のない曲線状であってもよい。このように、上記一対の横切断容易線が角のない曲線状であることによって、応力集中を抑制して箱体の強度低下をさらに抑制することができる。
以上のように、本考案に係る箱用シートは、前側面パネルを開放して収容する物品を展示できる段ボール箱を形成することができる。
本考案の一実施形態の箱用シートを示す模式的平面図(展開図)である。 図1に箱用シートを組み立ててなる箱体の模式的斜視図である。 図2の箱体の前側面パネルを開口した状態を示す模式的斜視図である。 図1に箱用シートの舌片形成部の詳細を示す模式的拡大平面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
図1に、本考案の一実施形態に係る箱用シートを示す。当該箱用シートは、1枚の段ボールシートから形成される。なお、図1において、太い実線は段ボールシートを切断した切断線を示し、細い実線は段ボールシートの裏面(組み立て状態で内側に配置される面)に筋押しして形成される罫線を示す。
当該箱用シートを形成する段ボールシートとしては、1枚の中芯の両側を一対のライナーで挟み込んだものだけでなく、3枚のライナーの間にそれぞれ中芯が挟み込まれたいわゆるダブルフルートであってもよく、中芯の片側にのみライナーが貼着されたいわゆる片面段ボールであってもよい。
当該箱用シートは、左右方向に連設される4つの側面パネル(右側面パネル1、前側面パネル2、左側面パネル3及び後側面パネル4)と、右側面パネル1の前側面パネル2と反対側の側縁に連接され、後側面パネル4の左側面パネル3と反対側の側縁近傍部の内面に接着されることにより、側面パネル1〜4を四角筒状に連結する継ぎしろ5と、右側面パネル1及び左側面パネル3の上縁から延出する一対の蓋外フラップ(右蓋外フラップ6及び左蓋外フラップ7)と、右側面パネル1及び左側面パネル3の下縁から延出する一対の底外フラップ(右底外フラップ8及び左底外フラップ9)と、前側面パネル2及び後側面パネル4の上縁から延出する一対の蓋内フラップ(前蓋内フラップ10及び後蓋内フラップ11)並びに下縁から延出する一対の底内フラップ(前底内フラップ12及び後底内フラップ13)とを備える。
なお、本明細書において、「左右方向」とは、当該箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における水平方向に対応する方向であり、「上」及び「下」とは、想定される一般的な使用態様における上下方向を意味しているが、当該箱用シートの製造時の向きや当該箱用シートを組み立ててなる箱体の使用時の向き制限するものではない。
当該箱用シートにおいて、段ボールシートは、当該箱用シートを組み立ててなる箱体の座屈強度を向上するために、中芯の稜線が上下方向に延びるよう配向されることが好ましい。
当該箱用シートは、後側面パネル4の内面に継ぎしろ5を接着して、右側面パネル1、前側面パネル2、左側面パネル3及び後側面パネル4を無端ループ状に接続した状態でユーザーに提供される。後側面パネル4への継ぎしろ5の接着は、例えば接着剤、ステープラー等を用いて行うことができる。
当該箱用シートは、図2に示すように、右側面パネル1と左側面パネル3とを対向させ、且つ前側面パネル2と後側面パネル4と対向させて四角筒状体を形成し、この四角筒状体の上端を蓋外フラップ6,7及び蓋内フラップ10,11で封止し、下端を底外フラップ8,9及び底内フラップ12,13で封止することによって、底体及び蓋体を有する箱状に組み立てられる。
<前側面パネル>
前側面パネル2は、その両側縁間を接続するよう形成される一対の横切断容易線14,15と、一対の横切断容易線14,15の中央部間を接続するよう形成される縦切断容易線16とを有する。これにより、前側面パネル2には、その側縁と一対の横切断容易線14,15と縦切断容易線16とによって、横切断容易線14,15及び縦切断容易線16を破断することで分離され、図3に示すように前側面パネル2の側縁を中心に回動して前側面パネル2に開口を形成可能な一対のスイングドア部17,18が画定されている。
一対の横切断容易線14,15は、前側面パネル2に形成される開口の面積を大きくしつつ、前側面パネル2の角部をより多く残して当該箱用シートを組み立ててなる箱体の強度低下を抑制することができるよう、上下方向外側に凸状に形成されることが好ましい。このような凸状の横切断容易線14,15は、応力集中を低減して箱体の強度低下をさらに抑制するために、例えば円弧状、楕円弧状等、角のない曲線状に形成されることがより好ましい。
前側面パネル2は、一対の横切断容易線14,15間の縦切断容易線16の左右、つまり一対のスイングドア部17,18にそれぞれ形成され、段ボールシートの一部を分離してスイングドア部17,18の他の部分に対して折り曲げ可能な小さい舌片19,20を形成する一対の舌片形成部21,22をさらに有する。
舌片形成部21,22は、縦切断容易線16から離して形成されてもよいが、本実施形態のように、縦切断容易線16に隣接して形成され、舌片19,20の外縁の一部分を縦切断容易線16によって画定することが好ましい。舌片形成部21,22を縦切断容易線16に隣接して形成することによって、舌片19,20を回動させることで形成される開口に手を入れて、縦切断容易線16及び横切断容易線14,15を破断してスイングドア部17,18を開閉可能とする際に手をかけて破断の起点とすることもできる。また、一対の舌片形成部21,22を一体に形成することができるよう、一対の舌片形成部21,22が縦切断容易線16を中心に左右対称に形成されることがより好ましい。
本実施形態における舌片形成部21,22は、図4に示すように、縦切断容易線16から左右方向に延びる直線状の基端折曲容易線23と、この基端折曲容易線23の先端と縦切断容易線16とを結ぶ外縁切断線24とを有する。外縁切断線24は、縦切断容易線16から基端折曲容易線23と平行に左右方向に延びる直線状の直線部25及びこの直線部25の先端と基端折曲容易線23の先端とを接続する接続部26を含む。このような構成とすることによって、一対の舌片形成部21,22を比較的簡素なトムソン刃により一体に形成することができる。
また、本実施形態の前側面パネル2は、縦切断容易線16に跨がって形成される2つの開口27,28をさらに有する。この開口27,28は、当該箱用シートを組み立ててなる箱体に花卉等を収容した際に通気穴として機能する。また、この開口27,28を、縦切断容易線16に跨がって形成したことにより、縦切断容易線16及び横切断容易線14,15を破断してスイングドア部17,18を開閉可能とする際に手をかけて破断の起点とすることができる。
<側面パネル>
右側面パネル1及び左側面パネル3は、図3に示すように、スイングドア部17,18を右側面パネル1及び左側面パネル3の外面側に密着させるよう折り返すことによって、舌片19,20を挿入可能なスリット29,30が形成されている。
本実施形態のスリット29,30は、直線状のスリット折曲容易線31と、このスリット折曲容易線31に連続して形成される扁平C字状のスリット切断線32とによって画定されている。つまり、本実施形態のスリット29,30は、スリット折曲容易線31とスリット切断線32とによって画定されるフラップ状の蓋体で封止される。この蓋体は、スリット29,30に挿入される舌片19,20に圧接し、摩擦を増大させることによって舌片19,20がスリット29,30から抜け出ることを抑制する。これにより、スリット29,30は、段ボールシートの復元力に抗して舌片19,20を保持してスイングドア部17,18を開放状態に保持する。また、スリット切断線32が扁平C字状であることによって、スリット29,30の中央部の幅が僅かに大きくなっており、蓋体を押し込んでスリット29,30を開口させやすくなっている。
このとき、当該箱用シートでは、舌片形成部21,22が縦切断容易線16に隣接して形成されることによって、舌片19,20がスイングドア部17,18の回動中心(前側面パネル2の側縁)から遠いスイングドア部17,18の先端部に形成される。これにより、より小さい摩擦力によって段ボールシートの復元力に抗してスリット29,30が舌片19,20を保持することが可能となるので、スイングドア部17,18をより確実に開放状態に保持することができる。
スリット29,30は、舌片19,20を挿入したときにスイングドア部17,18に僅かな歪みを生じさせて舌片19,20をスリット29,30に押し当てることでスリット29,30から舌片19,20が脱離しにくくなるよう、舌片19,20に対応する位置から僅かにずらして形成されてもよい。
また、本実施形態の右側面パネル1及び左側面パネル3には、当該箱用シートを組み立ててなる箱体を持ち上げる際に手を差し込む手掛け穴を形成する手掛け穴形成部33,34が形成されている。
<フラップ>
蓋外フラップ6,7、底外フラップ8,9、蓋内フラップ10,11及び底内フラップ12,13の構成は、側面パネル1〜4によって形成される四角筒状体の端部の開口を封止できるものであればよく、例えばJIS−Z1507(2013)に規定される任意の形式の段ボール箱における蓋部の構成等を採用してもよい。
本実施形態では、四角筒状体の上端は、一対の蓋内フラップ10,11を内側に折り曲げて互いの先端同士を対向させ、蓋内フラップ10,11の外面に一対の蓋外フラップ6,7を折り重ねて蓋外フラップ6,7の先端同士を係合させることで封止されるよう構成されている。同様に、四角筒状体の下端は、一対の底内フラップ12,13を内側に折り曲げて互いの先端同士を対向させ、底内フラップ12,13の外面に一対の底外フラップ8,9を折り重ねて底外フラップ8,9の先端同士を係合させることで封止されるよう構成されている。
右蓋外フラップ6及び右底外フラップ8は、その先端の左右両側に、対向する左蓋外フラップ7及び左底外フラップ9の先端部の内面側に挿入できるよう突出する一対の側方挿入片35を有する。一方、左蓋外フラップ7及び左底外フラップ9は、その先端の中央に、対向する左蓋外フラップ6及び右底外フラップ8の側方挿入片35間の先端部の内面側に挿入できるよう突出する中央挿入片36を有する。
この構成により、右蓋外フラップ6の先端部の外面側に左蓋外フラップ7の先端を重ねた状態で左蓋外フラップ7の先端部を四角筒状体の内側に向かって押圧することによって右蓋外フラップ6及び左蓋外フラップ7の先端部に隙間を形成し、中央挿入片36を右蓋外フラップ6の側方挿入片35の間の先端部の内面側に挿入することで、右蓋外フラップ6と左蓋外フラップ7とを係合させて四角筒状体の上部の開口を封止することができる。同様に、四角筒状体の下部の開口も、右底外フラップ8の先端部の外面側に左底外フラップ9の先端を重ねた状態で左底外フラップ9の先端部を四角筒状体の内側に向かって押圧することによって、右底外フラップ8と左底外フラップ9とを係合させて封止することができる。
また、蓋外フラップ6,7、底外フラップ8,9、蓋内フラップ10,11及び底内フラップ12,13は、基端縁(側面パネル1〜4との境界)の両端部から先端縁まで僅かに内側に傾斜して延びるよう形成される一対のフラップ折曲容易線37をそれぞれ有する。このフラップ折曲容易線37は、側面パネル1〜4によって形成される四角筒状体の上下端を封止する際に、蓋外フラップ6,7及び底外フラップ8,9の両側部が内側に重ねられている蓋内フラップ10,11及び底内フラップ12,13に沿って一時的に折れ曲がることを容易にし、蓋外フラップ6,7間の係合及び底外フラップ8,9間の係合を促進する。
当該箱用シートでは、前蓋内フラップ10の延出長さが後蓋内フラップ11の延出長さよりも小さく、後蓋内フラップ11の先端縁が右蓋外フラップ6の先端縁(側方挿入片35の先端縁)及び左蓋外フラップ7の先端縁(中央挿入片36の先端縁)と同一直線上に配置されている。同様に、後底内フラップ13の先端縁と、右底外フラップ8の先端縁(側方挿入片35の先端縁)と、左底外フラップ9の先端縁(中央挿入片36の先端縁)とは同一直線上に配置されている。特に、展開状体で左右方向両端に位置するフラップ(右蓋外フラップ6及び後蓋内フラップ11と、右底外フラップ8及び後底内フラップ13)の先端縁が同一直線状に存在することによって、当該箱用シートは、一般的なグルアーによって、右側面パネル1及び前側面パネル2間並びに左側面パネル3及び後側面パネル4間で正確に折り返し、継ぎしろ5を後側面パネル4の正しい位置に接着して歪みのない四角筒状体を形成することができる。
<利点>
当該箱用シートは、スイングドア部17,18に、舌片19,20を形成する一対の舌片形成部21,22がそれぞれ設けられ、右側面パネル1及び左側面パネル3に、舌片19,20が挿入されるスリット29,30がそれぞれ形成されていることによって、右のスイングドア部17の舌片19を右側面パネル1のスリット29に挿入することで右のスイングドア部17を右側面パネル1の外面に密着するよう折り返した状態で保持することができ、左のスイングドア部18の舌片20を左側面パネル3のスリット30に挿入することで左のスイングドア部18を左側面パネル3の外面に密着するよう折り返した状態で保持することができる。これにより、当該箱用シートを組み立ててなる箱体は、一対のスイングドア部17,18を開放し前側面パネル2に大きな開口を形成し、箱体の内部に収容する物品をスイングドア部17,18によって隠すことなく見やすく展示することができる。
また、当該箱用シートを組み立ててなる箱体は、スイングドア部17,18を開放して収容する物品を展示した後に、舌片19,20をスリット29,30から引き抜いてスイングドア部17,18を閉鎖し、スイングドア部17,18間の合わせ目に粘着テープを貼着することにより再度封函することができる。このため、当該箱用シートを組み立ててなる箱体は、収容する物品を展示した後に、再度封函して安全に物品を輸送することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
本考案に係る箱用シートにおいて、前側面パネル、左側面パネル、後側面パネル及び右側面パネルの順番は、四角筒状に組み立てたときに上述の実施形態と同様の位置関係となる順番であればよい。
本考案に係る箱用シートにおいて、前側面パネルの開口、右側面パネル及び左側面パネルの手掛け穴形成部は、任意の構成であり、省略又は追加してもよい。
本考案に係る箱用シートにおいて、右側面パネル及び左側面パネルのスリットは、全周が切断線によって画定され、常時開口するものであってもよい。
当該箱用シートは、商品の輸送用兼展示用の段ボール箱を形成するために好適に利用することができる。
1 右側面パネル
2 前側面パネル
3 左側面パネル
4 後側面パネル
5 継ぎしろ
6 右蓋外フラップ
7 左蓋外フラップ
8 右底外フラップ
9 左底外フラップ
10 前蓋内フラップ
11 後蓋内フラップ
12 前底内フラップ
13 後底内フラップ
14,15 横切断容易線
16 縦切断容易線
17,18 スイングドア部
19,20 舌片
21,22 舌片形成部
23 基端折曲容易線
24 外縁切断線
25 直線部
26 接続部
27,28 開口
29,30 スリット
31 スリット折曲容易線
32 スリット切断線
33,34 手掛け穴形成部
35 側方挿入片
36 中央挿入片
37 フラップ折曲容易線

Claims (5)

  1. 1枚の段ボールシートから形成され、箱状に組み立てられる箱用シートであって、
    左右方向に連設され、四角筒状に組み立てられる前側面パネル、左側面パネル、後側面パネル及び右側面パネルを備え、
    上記前側面パネルが、
    その両側縁間を接続するよう形成される一対の横切断容易線と、
    上記一対の横切断容易線の中央部間を接続するよう形成される縦切断容易線と、
    上記一対の横切断容易線間の上記縦切断容易線の左右にそれぞれ形成され、舌片を形成するための一対の舌片形成部と
    を有し、
    上記左側面パネル及び上記右側面パネルが、上記舌片が挿入されるスリットをそれぞれ有することを特徴とする箱用シート。
  2. 上記舌片形成部が、上記縦切断容易線に隣接して形成される請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記一対の舌片形成部が、上記縦切断容易線を中心に左右対称に形成され、
    上記舌片形成部が、
    上記縦切断容易線から左右方向に延びる直線状の基端折曲容易線と、
    上記縦切断容易線から左右方向に延びる直線状の直線部及びこの直線部の先端と上記基端折曲容易線の先端とを接続する接続部を含む外縁切断線と
    を有する請求項2に記載の箱用シート。
  4. 上記一対の横切断容易線が上下方向外側に凸状に形成される請求項1、請求項2又は請求項3に記載の箱用シート。
  5. 上記一対の横切断容易線が角のない曲線状である請求項4に記載の箱用シート。
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