JP3217117U - 箱用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】側面パネルを左右に分割して開封することができる段ボール箱を形成できる箱用シートを提供する。【解決手段】箱用シートは、中芯の稜線が上下方向に配向される1枚の段ボールシートから形成され、箱状に組み立てられる箱用シートであって、左右方向に交互に連設され、組み立て状態で四角筒状体を形成する一対の第1側面パネル1、2及び一対の第2側面パネル3、4を備え、第1側面パネル1、2が、上下に縦断するよう形成され、左右両側の部分から分離される側面開封容易部16を有し、側面開封容易部16が、上下方向に延びる互いに平行な一対の破断容易線20により画定される引き裂き帯18を有し、引き裂き帯18が、左右方向に横断するよう形成される複数の折り曲げ容易線21を有する。【選択図】図1

Description

本考案は、箱用シートに関する。
段ボールシートから形成され、物品を収容する包装箱が使用されている。中でも、みかん箱タイプの箱体(いわゆるA式ケース)のように、左右方向に連設される4つの側面パネルを無端状に接続して上下が開口する四角筒状体を形成し、この四角筒状体の上下の開口部を、各側面パネルの上下に連接されるパネルを組み合わせて閉鎖することで形成される箱体、特に1枚の段ボールシートから形成される段ボール箱が広く利用されている。
また、段ボール箱の中には、段ボールシートのパネルを切断して複数の部分に分割することで容易に開封できるように構成されているものも存在する。段ボールシートのパネルを容易に切断可能とする構成としては、例えば容易に破断しない程度に幅の小さい樹脂フィルムから形成されるカットテープを段ボールシートの内面に貼り付けた構成が知られている。
例えば実開昭54−162584号公報には、1つの側面パネルの内面に上下に縦断するようカットテープを貼り付け、側面パネルのカットテープ貼着部分を細い帯状に分離することで、側面パネルを左右に分割して開封することができる段ボール箱が記載されている。
また、段ボールシートを帯状に分離可能とするための構成としては、互いに平行に形成される一対の破断容易線によって画定される引き裂き帯も広く採用されている。このような引き裂き帯を形成する破断容易線としては、段ボールシートをミシン目状に断続的に切断したもの、つまり短い切断線を間隔を開けて複数並んで形成したものとすることができる。一般的には、各切断線の破断方向上流側部分を対向する切断容易線側に折り曲げて、上流側の切断線の下流端を起点とする段ボールシートの破断線が下流側の切断線に到達しやすくした引き裂き帯が多くの段ボール箱に採用されている。
しかしながら、このような引き裂き帯は、段ボールシートの中芯の稜線に平行に設けると、引き裂き帯の分離途中に、既に分離された部分を破断方向下流側にスムーズに折り返すことができず、段ボールシートの破断を破断容易線に沿って進行させることが容易ではなくなり、引き裂き帯が途中でちぎれてしまうといった不具合を生じやすい。
一般に、上下が開口する四角筒状体を有する段ボール箱では、段ボール箱を積み重ねても潰れることがないよう座屈強度(上下方向の圧縮強さ)を大きくするために、中芯の稜線が上下方向に延びるよう段ボールシートが配向される。
このため、上記公報に記載の段ボール箱において、カットテープに換えて一対の破断容易線から形成される引き裂き帯を採用すると、引き裂き帯の向きが中芯の稜線に平行となり、引き裂き帯を連続して分離することが容易ではなくなるおそれがある。
実開昭54−162584号公報
上記不都合に鑑みて、本考案は、側面パネルを左右に分割して開封することができる段ボール箱を形成できる箱用シートを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本考案に係る箱用シートは、中芯の稜線が上下方向に配向される1枚の段ボールシートから形成され、箱状に組み立てられる箱用シートであって、左右方向に交互に連設され、組み立て状態で四角筒状体を形成する一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルを備え、上記第1側面パネルが、上下に縦断するよう形成され、左右両側の部分から分離される側面開封容易部を有し、上記側面開封容易部が、上下方向に延びる互いに平行な一対の破断容易線により画定される引き裂き帯を有し、上記引き裂き帯が、左右方向に横断するよう形成される複数の帯折り曲げ容易線を有することを特徴とする。
当該箱用シートを組み立ててなる段ボール箱は、上記第1側面パネルが、上下に縦断するよう形成され、左右両側の部分から分離される上記側面開封容易部を有することによって、上記第1側面パネルを左右に分割して開封することができる。また、当該箱用シートは、上記側面開封容易部の上記引き裂き帯が、左右方向に横断するよう形成される複数の帯り曲げ容易線を有することによって、左右両側の部分から分離された引き裂き帯を容易に折り返すことができ、引き裂き帯の分離を容易且つ確実に進行させることができる。このため、当該箱用シートを組み立ててなる段ボール箱は、容易に開封することができる。
当該箱用シートにおいて、上記引き裂き帯の上記複数の帯折り曲げ容易線の平均間隔が、上記引き裂き帯の平均幅の1.0倍以上4.0倍以下であることが好ましい。このように、上記引き裂き帯の上記複数の帯折り曲げ容易線の平均間隔を上記範囲内とすることによって、引き裂き帯の既に分離された部分を破断方向下流側によりスムーズに折り返すことが可能となり、引き裂き帯の分離をより確実にすることができる。
当該箱用シートにおいて、上記側面開封容易部が、上記引き裂き帯を画定する一対の破断容易線の一端から上記第1側面パネルの角に延びる一対の破断容易線により画定される拡幅分離部を有してもよい。このように、上記側面開封容易部が、上記引き裂き帯を画定する一対の破断容易線の一端から上記第1側面パネルの角に延びる一対の破断容易線により画定される拡幅分離部を有することによって、上記第1側面パネルの上記側面開封容易部の左右両側の部分を台形状に残し、この左右両側の部分を上記第1側面パネルの側縁を軸にフラップ状に回動させて上記第1側面パネル前面を開放することが容易となる。
当該箱用シートは、上記第1側面パネルの上縁又は下縁から延出し、組み立て状態で上記四角筒状体の端部開口を封止する一対の外フラップと、上記第2側面パネルの上縁又は下縁から延出し、組み立て状態で上記一対の外フラップの内側に重ねられる一対の内フラップとをさらに備え、上記外フラップが、上記側面開封容易部に連続して形成され、上記外フラップの基端縁から側縁又は先端縁に延びる一対の破断容易線により画定されるフラップ開封容易部を有してもよい。このように、上記外フラップ及び上記内フラップをさらに備え、上記外フラップが、上記側面開封容易部に連続して形成され、上記外フラップの基端縁から側縁又は先端縁に延びる一対の破断容易線により画定されるフラップ開封容易部を有することによって、上記側面開封容易部に隣接する上記外フラップを左右に分割して上記第1側面パネルと共に開放することができる。
当該箱用シートにおいて、上記外フラップの先端縁から延出する差込片をさらに備え、上記内フラップが先端部中央に上記差込片が挿入されるスリットを有してもよい。このように、上記外フラップの先端縁から延出する差込片をさらに備え、上記内フラップが先端部中央に上記差込片が挿入されるスリットを有することによって、上記差込片を上記スリットに挿入することで上記外フラップを粘着テープ等を用いずに保持して段ボール箱を封函することができる。このため、開封時に上記スリットから上記差込片を引き抜くことで、分離した上記フラップ開封容易部を段ボール箱から容易に切り離すことができる。
なお、本明細書において、「左右方向」とは、当該箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における水平方向に対応する方向であり、「上」及び「下」とは、想定される一般的な使用態様における上下方向を意味しているが、当該箱用シートの製造時の向きや当該箱用シートを組み立ててなる段ボール箱の使用時の向きを制限することを企図しない。
以上のように、本考案に係る箱用シートは、側面パネルを左右に分割して開封することができる段ボール箱を形成できる。
本考案の一実施形態の箱用シートを示す模式的平面図(展開図)である。 図1の箱用シートを組み立ててなる段ボール箱の模式的斜視図である。 図1の箱用シートの引き裂き帯を示す模式的部分拡大平面図である。 図2の段ボール箱を開封した状態を示す模式的斜視図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[箱用シート]
図1に、本考案の一実施形態に係る箱用シートを示す。当該箱用シートは、図2に示すように箱状に組み立てられて段ボール箱を形成する。
当該箱用シートは、中芯の稜線が上下方向に配向される1枚の段ボールシートから形成される。なお、図1において、太い実線は段ボールシートを切断した切断線を示し、細い実線は段ボールシートの一方の面(通常は組み立て状態で内側に配置される面)に筋押しして形成される罫線を示す。
当該箱用シートを形成する段ボールシートとしては、1枚の中芯の両側を一対のライナーで挟み込んだものだけでなく、3枚のライナーの間にそれぞれ中芯が挟み込まれたいわゆるダブルフルートであってもよく、中芯の片側にのみライナーが貼着されたいわゆる片面段ボールであってもよい。
当該箱用シートは、左右方向に交互に連設される一対の第1側面パネル(後第1側面パネル1、前第1側面パネル2)及び一対の第2側面パネル(右第2側面パネル3、左第2側面パネル4)と、後第1側面パネル1の右第2側面パネル3と反対側の側縁に連接され、左第2側面パネル4の前第1側面パネル2と反対側の側縁近傍部の内面に接着されることにより、二対の側面パネル1〜4を無端状に連結する継ぎしろ5と、二対の側面パネル1〜4の上縁から延出する4つの蓋フラップ(一対の第1側面パネル1,2の上縁から延出する後蓋フラップ6及び前蓋フラップ7、並びに一対の第2側面パネル3,4の上縁から延出する右蓋フラップ8及び左蓋フラップ9)と、二対の側面パネル1〜4の下縁から延出する4つの底フラップ(後底フラップ10、前底フラップ11、右底フラップ12、左底フラップ13)と、後蓋フラップ6及び前蓋フラップ7の先端縁から延出する一対の差込片(後差込片14、前差込片15)を備える。
当該箱用シートは、通常、左第2側面パネル4の内面に継ぎしろ5を接着して側面パネル1〜4を無端ループ状に接続し、後第1側面パネル1を右第2側面パネル3の内面に密着させ、左第2側面パネル4を前第1側面パネル2の内面に密着させた状態でユーザーに提供される。左第2側面パネル4への継ぎしろ5の接着は、例えば接着剤、ステープラー等を用いて行うことができる。
当該箱用シートは、図2に示すように、一対の第1側面パネル1,2同士及び一対の第2側面パネル3,4同士をそれぞれ対向させて四角筒状体を形成し、この四角筒状体の上端を蓋フラップ6〜9で封止し、下端を底フラップ10〜13で封止することによって、底体及び蓋体を有し、内部に物品を収容可能な段ボール箱に組み立てられる。
〔側面パネル〕
本考案を限定するものではないが、図示する実施形態において、4つの側面パネル1〜4は、左右方向の幅よりも上下方向の高さが大きく、互いに略等しい長方形状である。これらの側面パネル1〜4は、断面が正方形状の四角筒状部を形成する。
当該箱用パネルを組み立ててなる段ボール箱の正面を構成する前第1側面パネル2は、上下に縦断するよう形成され、左右両側の部分から分離される側面開封容易部16を有する。当該箱用パネルを組み立ててなる段ボール箱は、側面開封容易部16を切除することにより、前第1側面パネル1の側縁を中心に揺動して段ボール箱の前面を開放するスイングドア状の一対の開口フラップ17が形成される。
<側面開封容易部>
側面開封容易部16は、前第1側面パネル2の上縁の中央部から下方に真っ直ぐ延びる細長い引き裂き帯18と、この引き裂き帯18の下端を頂点とし、前第1側面パネル2の下縁を底辺とする二等辺三角形状の拡幅分離部19とを有する。
(引き裂き帯)
この引き裂き帯18は、上下方向に延びる互いに平行な一対の第1破断容易線20により画定される。また、引き裂き帯18は、それぞれ左右方向に横断して一対の第1破断容易線20間を接続するよう形成される複数の帯折り曲げ容易線21を有する。
引き裂き帯18は、上から下に向かって一対の第1破断容易線20を破断することにより、前第1側面パネル2の他の部分から帯状に分離される。
第1破断容易線20は、図3に詳しく示すように、等間隔で繰り返し形成される切断線22の列によって形成される。この第1破断容易線20を形成する各切断線22は、上下方向(破断方向)に延びる主部23と、この主部23の上端(破断方向上流側の端部)から上方且つ対向する第1破断容易線20側に斜めに延びる受け部24とを有する構成とすることができる。
引き裂き帯18の平均幅(主部23の左右方向の平均間隔)の下限としては、10mmが好ましく、12mmがより好ましい。一方、引き裂き帯18の平均幅の上限としては、25mmが好ましく、20mmがより好ましい。引き裂き帯18の平均幅が上記下限に満たない場合、引き裂き帯18が断裂しやすくなるおそれがある。逆に、引き裂き帯18の平均幅が上記上限を超える場合、引き裂き帯18の剛性が過剰となって、引き裂き帯18を分離することが容易でなくなるおそれがある。
帯折り曲げ容易線21は、段ボールシートの強度低下を抑制して引き裂き帯18が分離途中に破断することを防止するために、段ボールシートの一方の面に筋押しして形成される罫線によって形成することが好ましい。
また、帯折り曲げ容易線21は、引き裂き帯18の折り返しを効率よく促進すると共に、引き裂き帯18の断裂が促進されることを防止するために、切断線22の主部23の間を接続するよう形成されることが好ましい。
複数の帯折り曲げ容易線21の平均間隔の下限としては、引き裂き帯18の平均幅の1.0倍が好ましく、1.5倍がより好ましい。一方、複数の帯折り曲げ容易線21の平均間隔の上限としては、引き裂き帯18の平均幅の4.0倍が好ましく、3.0倍がより好ましい。複数の帯折り曲げ容易線21の平均間隔が上記下限に満たない場合、当該箱用シートを形成するための抜き型(トムソン型)が不必要に高価となるおそれがある。逆に、複数の帯折り曲げ容易線21の平均間隔が上記上限を超える場合、引き裂き帯18の折り返し、ひいては引き裂き帯18の分離を十分に促進できないおそれがある。
(拡幅分離部)
拡幅分離部19は、一対の第1破断容易線20の下端から前第1側面パネル2の下側の角に延びる一対の第2破断容易線25により画定される。つまり、拡幅分離部19は、一対の第2破断容易線25と前第1側面パネル2の下縁とによって囲まれる三角形状の部分である。
この拡幅分離部19は、その上端部を起点として、引き裂き帯18の分離に引き続いて、前第1側面パネル2の他の部分から分離される。
拡幅分離部19を画定する第2破断容易線25の構成としては、傾斜して延びるよう形成される点を除いて、引き裂き帯18を画定する第1破断容易線20の構成と同様とすることができる。
第2破断容易線25の左右方向に対する傾斜角度の下限としては、30°が好ましく、40°がより好ましい。一方、第2破断容易線25の左右方向に対する傾斜角度の上限としては、60°が好ましく、50°がより好ましい。第2破断容易線25の左右方向に対する傾斜角度が上記下限に満たない場合、拡幅分離部19を分離することが容易でなくなるおそれがある。逆に、第2破断容易線25の左右方向に対する傾斜角度が上記上限を超える場合、拡幅分離部19の上下方向の高さが不必要に大きくなることで、側面開封容易部16においてより分離しやすい引き裂き帯18の上下方向の長さが相対的に小さくなることで、側面開封容易部16の分離しやすさが不必要に低下するおそれがある。
〔蓋フラップ〕
4つの蓋フラップ6〜9のうち、後第1側面パネル1及び前第1側面パネル2の上縁から延出する後蓋フラップ6及び前蓋フラップ7は、当該箱用シートを組み立ててなる段ボール箱の上面を構成する外フラップであり、右第2側面パネル3及び左第2側面パネル4の上縁から延出する右蓋フラップ8及び左蓋フラップ9は、当該箱用シートを組み立ててなる段ボール箱においての外フラップ(後蓋フラップ6及び前蓋フラップ7)の内側に重ねられる内フラップである。
側面開封容易部16が形成される前第1側面パネル2の上縁から延出する前蓋フラップ7は、側面開封容易部16に連続して形成されるフラップ開封容易部26を有する。
<フラップ開封容易部>
フラップ開封容易部26は、前蓋フラップ7の基端縁から側縁と先端縁との角部に延びる一対の第3破断容易線29により画定される。
フラップ開封容易部26を画定する第3破断容易線29の構成としては、傾斜して延びるよう形成される点を除いて、引き裂き帯18を画定する第1破断容易線20の構成と同様とすることができる。
フラップ開封容易部26は、一対の第3破断容易線29が前蓋フラップ7の基端縁から前蓋フラップ7の先端縁に向かって破断され、前蓋フラップ7の他の部分から分離されることによって、前蓋フラップ7の両端部に一対の開口フラップ17の上縁から連続する一対の付属片30を形成する。この付属片30は、当該箱用シートを組み立ててなる段ボール箱の前面を開放するために、図4に示すように、開口フラップ17の上方に跳ね上げられて、開口フラップ17と共に左右方向外側に回動される。
(スリット)
また、右蓋フラップ8及び左蓋フラップ9は、先端部中央に、上下方向に延び、先端縁に開口するよう形成される一対のスリット(右スリット27、左スリット28)を有する。この一対のスリット27,28は、当該箱用シートを組み立ててなる段ボール箱において、差込片14,15が重ね合わせ状態で差し込まれる1本の細長い開口を形成する。
当該箱用シートを組み立ててなる段ボール箱は、差込片14,15をスリット27,28に挿入することによって後蓋フラップ6及び前蓋フラップ7を粘着テープ等を用いずに付き合わせ状態に保持して封函することができる。このため、当該箱用シートを組み立ててなる段ボール箱の開封時には、フラップ開封容易部26を分離した後、フラップ開封容易部26の先端に連設されている差込片15をスリット27,28から引き抜くことによって、分離したフラップ開封容易部26を段ボール箱から容易に切り離すことができる。
〔底フラップ〕
後底フラップ10及び前底フラップ11は、基端縁の一端から左右方向に対して45°の角度で延びるよう形成される底折り曲げ容易線31により三角形状の折り返し部32が画定されている。当該箱用シートは、底フラップ10〜13を側面パネル1〜4の内面側に折り返し、さらに後底フラップ10及び前底フラップ11の折り返し部32を後底フラップ10及び前底フラップ11の他の部分の外面側に折り返し、この折り返し部32の内面に右底フラップ12及び左底フラップ13が予め貼着された状態でユーザーに提供されることが企図される。
底フラップ10〜13は、側面パネル1〜4を四角筒状に組み立てる際に、後底フラップ10及び前底フラップ11の折り返し部32と反対側の端部の外面側に右底フラップ12及び左底フラップ13の折り返し部32に貼着されていない側の端部が滑り込むことで、底フラップ10〜13が組み合わされた底体を形成する。
このような底フラップ10〜13の構成は、例えばJIS−Z1507(1989)にコード番号0712号として規定され、ワンタッチ底として知られているものである。
<利点>
当該箱用シートを組み立ててなる段ボール箱は、前第1側面パネル2が、側面開封容易部16を有することによって、前第1側面パネル2を一対の開口フラップ17を残すように左右に分割するので、一対の開口フラップ17を観音開きするように開封することができる。また、当該箱用シートは、側面開封容易部16の引き裂き帯18が、左右方向に横断するよう形成される複数の帯折り曲げ容易線21を有することによって、左右両側の部分から分離された引き裂き帯18を容易に折り返すことができ、引き裂き帯18の分離を容易且つ確実に進行させることができる。このため、当該箱用シートを組み立ててなる段ボール箱は、容易に開封することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
当該箱用シートにおいて、側面開封容易部は、引き裂き帯のみから構成され、拡幅分離部を有しなくてもよく、上側に拡幅分離部を有してもよい。
当該箱用シートにおいて、側面開封容易部の引き裂き帯は、下から上に分離されるよう構成されてもよく、中央から上に向かって分離される部分と中央から下に向かって分離される部分とに分割されるよう形成されてもよい。
当該箱用シートにおいて、フラップ開封容易部は必須ではなく、引き裂き帯と側面パネルの側縁又は外フラップの側縁又は先端縁との間の段ボールシートを切断可能な他の構成を備えてもよい。
フラップ開封容易部を画定する一対の破断容易線は、前蓋フラップ7の基端縁から側縁又は先端縁の任意の点に延びるものであってもよい。
当該箱用シートにおいて、4つの側面パネルから形成される四角筒状体の端部を封止するための構成は、上述の実施形態のものに限られず、他の任意の構成を採用することができる。例として、JIS−Z1507(1989)にコード番号0212号として規定される形態のように、側面開封容易部が形成される側面パネルの上側には他のパネルが連設されず、側面開封容易部が形成される側面パネルに対向する側面パネルの上縁から延出し、四角筒状体の開口全体を覆うフラップの先端設けられる差込片を側面開封容易部が形成される側面パネルの上端部の内面側に挿入する構成としてもよい。
本考案に係る箱用シートは、例えば花卉等、相対的に上下高さが大きく、転倒させることなく前面を開放して店頭に展示される商品の輸送及び展示に用いられる収納容器として特に好適に利用することができる。
1 後第1側面パネル
2 前第1側面パネル
3 右第2側面パネル
4 左第2側面パネル
5 継ぎしろ
6 後蓋フラップ
7 前蓋フラップ
8 右蓋フラップ
9 左蓋フラップ
10 後底フラップ
11 前底フラップ
12 右底フラップ
13 左底フラップ
14 後差込片
15 前差込片
16 側面開封容易部
17 開口フラップ
18 引き裂き帯
19 拡幅分離部
20 第1破断容易線
21 帯折り曲げ容易線
22 切断線
23 主部
24 受け部
25 第2破断容易線
26 フラップ開封容易部
27 右スリット
28 左スリット
29 第3破断容易線
30 付属片
31 底折り曲げ容易線
32 折り返し部

Claims (5)

  1. 中芯の稜線が上下方向に配向される1枚の段ボールシートから形成され、箱状に組み立てられる箱用シートであって、
    左右方向に交互に連設され、組み立て状態で四角筒状体を形成する一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルを備え、
    上記第1側面パネルが、上下に縦断するよう形成され、左右両側の部分から分離される側面開封容易部を有し、
    上記側面開封容易部が、上下方向に延びる互いに平行な一対の破断容易線により画定される引き裂き帯を有し、
    上記引き裂き帯が、左右方向に横断するよう形成される複数の帯折り曲げ容易線を有することを特徴とする箱用シート。
  2. 上記引き裂き帯の上記複数の帯折り曲げ容易線の平均間隔が、上記引き裂き帯の平均幅の1.0倍以上4.0倍以下である請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記側面開封容易部が、上記引き裂き帯を画定する一対の破断容易線の一端から上記第1側面パネルの角に延びる一対の破断容易線により画定される拡幅分離部を有する請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  4. 上記第1側面パネルの上縁又は下縁から延出し、組み立て状態で上記四角筒状体の端部開口を封止する一対の外フラップと、
    上記第2側面パネルの上縁又は下縁から延出し、組み立て状態で上記一対の外フラップの内側に重ねられる一対の内フラップと
    をさらに備え、
    上記外フラップが、上記側面開封容易部に連続して形成され、上記外フラップの基端縁から側縁又は先端縁に延びる一対の破断容易線により画定されるフラップ開封容易部を有する請求項1、請求項2又は請求項3に記載の箱用シート。
  5. 上記外フラップの先端縁から延出する差込片をさらに備え、
    上記内フラップが先端部中央に上記差込片が挿入されるスリットを有する請求項4に記載の箱用シート。
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