JP7113616B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、包装箱に関する。
内容物を取り出した後も包装箱全体を立てて室内に飾る置物とすることが可能であり、かつ、当該内容物を収納した状態から置物の状態にする包装箱が提案されている(特許文献1参照)。
折線を介して連なった第1の側パネル、底パネル、第2の側パネルおよび上パネルをそれらの間の折線に沿って同じ方向に折り曲げられ、第1の側パネルと上パネルとが接合されることにより、包装箱のうち相互に対向する上下両壁および一対の側壁が構成される。さらに、第1の側パネルおよび第2の側パネルの両側から延設された端接合フラップ、ならびに、底パネルおよび上パネルの両側からそれぞれ延設された第1の端フラップおよび第2の端フラップが各自の基部の折線に沿って同じ方向に折り曲げられ、第1の端フラップおよび第2の端フラップの両側に端接合フラップが重ね合わせられて固定される。第1の側パネルおよび第2の側パネル、ならびに、それらの両側にある第1の端接合フラップおよび第2の端接合フラップにわたりそれらの上下方向のほぼ中間部に切断補助線が設けられている。上パネルおよびその両側の第2の端パネルにわたりそれらの幅方向の中間部に切断補助線が設けられている。
第1の側パネルとその両側にある第1の端接合フラップが、これらの中間部に設けられた切断補助線に沿って切断される。さらに、上パネルの両側の第2の端パネルが、幅方向の中間部に設けられた切断補助線に沿って切断される。そして、上パネルの幅方向の中間部に設けた切断補助線に沿っては切断せずに連結した状態で包装箱の上部の半分を残しておく。この場合、包装箱の残した上部の半分が、切断補助線を基線として倒した状態で、商品を陳列するトレーとして利用される。
特開2017-186038号公報
しかし、包装箱の上部の半分を残した状態で、当該上部の半分が包装箱を再び閉じるように倒れる自由度が残されているため、商品を陳列するためのトレーとしては不安定である。
そこで、本発明は、商品を陳列するためのトレーとして包装箱の上部の一部を安定に利用しうる包装箱を提供することを目的とする。
本発明の包装箱は、前面部、後面部、左面部、右面部、上面部および下面部を有する直方体状の包装箱であって、前記前面部の上下方向の中間部分で前記前面部の左縁部から右縁部まで延在する前切断補助線が前記前面部に設けられ、前記左面部の前縁部における前記前切断補助線の左端部に対応する位置から、前記左面部の上縁部における前後方向の中間部分まで延在する左切断補助線が前記左面部に設けられ、前記右面部の前縁部における前記前切断補助線の右端部に対応する位置から、前記右面部の上縁部における前後方向の中間部分まで延在する右切断補助線が前記右面部に設けられ、前記上面部において、前記上面部の左縁部における前記左切断補助線の上端部に対応する位置から、前記上面部の右縁部における前記右切断補助線の上端部に対応する位置まで延在する折線部によって区画される前側の第1上面部および後側の第2上面部のそれぞれに、前記折線部を挟んで対応する箇所に配置された第1舌片および第2舌片のそれぞれを画定する開曲線状の切込線、切断補助線またはこれらの組み合わせからなる第1境界線および第2境界線のそれぞれが設けられていることを特徴とする。
本発明の包装箱によれば、前面部、左面部および右面部のそれぞれが、前切断補助線、左切断補助線および右切断補助線のそれぞれに沿って切断されたうえで、上面部が左切断補助線および右切断補助線のそれぞれの上端部の間で延在する折線部において折り曲げられる。第1上面部および第2上面部が重なり合うように上面部が折り曲げられるまたは谷折りされると、第1舌片および第2舌片が重なり合う。
ここで、各舌片が少なくとも基部において上面部に対して折り曲げられた状態が実現されることにより、一方の舌片が折り曲げられたことで上面部に形成された開口部に対して、他方の舌片を係合させることができる。これにより、第1上面部が包装箱を再び閉じる方向に動くことが防止され、包装箱の上部の一部が商品を陳列するためのトレーとして安定に利用されうる。
本発明の第1実施形態としての包装箱の展開図。 本発明の第1実施形態としての包装箱の組み立てが完了した状態の斜視図。 本発明の第1実施形態としての包装箱の上部を商品陳列用のトレーとして利用する際の当該包装箱の斜視図。 図3のX1部分の拡大説明図。 本発明の第2実施形態としての包装箱の展開図。 図5のA部分の拡大説明図。 本発明の第2実施形態としての包装箱の上部を商品陳列用のトレーとして利用する際の当該包装箱の斜視図。 図7のX2部分の拡大説明図。
(第1実施形態)
(ブランクの構成)
図1には、本発明の第1実施形態としての包装箱のブランクが示されている。包装箱のブランクとしては、紙製の波状のシートからなる中芯がライナーでラミネートされた段ボール板が一般的に使用される。段ボール板の目方向は、例えば図1の上下方向に一致している。段ボール板が図1に実線で示されているように打ち抜かれると共に切込線が入れられ、一点鎖線で示されているように切断補助線(例えばミシン目により構成されている。)が入れられ、かつ、破線で示されているように折線が入れられることにより、組み立て前のブランクが得られる。図1に示されているブランクは包装箱の内側に相当し、折線は図1の紙面に対して谷折りされる。
図1に示されているブランクは、それぞれが略矩形状の前面部10、後面部20、上面部50および下面部60、左前フラップ41、左後フラップ42、左上フラップ45、左下フラップ46、右前フラップ31、右後フラップ32、右上フラップ35、右下フラップ36、および、連接フラップ25を備えている。
前面部10は、上側の長辺を介して上面部50と連接され、下側の長辺を介して下面部60と連接され、右側の短辺を介して左前フラップ41と連接され、かつ、左側の短辺を介して右前フラップ31と連接されている。前面部10には、左縁部の中間部から右縁部の中間部まで、下側に膨らんでいる略円弧状に延在している前切断補助線12が設けられている。前切断補助線12は、直線状またはその他の曲線状であってもよい。前切断補助線12は、例えば前面部10の上縁部または下縁部を基準として、前面部10の上下方向サイズの0.4~0.6倍の範囲の領域に含まれている。前面部10には、前切断補助線12の中央部分から上方または斜め上方に延在する一方で上縁部に至らない3本の短い差込補助線14が設けられている。差込補助線14は、切込線、切断補助線またはこれらの組み合わせにより構成されている。
後面部20は、上側の長辺を介して下面部60と連接され、下側の長辺を介して連接フラップ25と連接され、右側の短辺を介して左後フラップ42と連接され、かつ、左側の短辺を介して右後フラップ32と連接されている。後面部20には、左縁部の中間部から右縁部の中間部まで、上側に膨らんでいる略円弧状に延在している後切断補助線22が設けられている。後切断補助線22は、直線状またはその他の曲線状であってもよい。後切断補助線22は、例えば後面部20の上縁部または下縁部を基準として、後面部10の上下方向サイズの0.4~0.6倍の範囲の領域に含まれている。後面部20には、後切断補助線22の中央部分から下方または斜め下方に延在する一方で下縁部に至らない3本の短い差込補助線24が設けられている。差込補助線24は、切込線、切断補助線またはこれらの組み合わせにより構成されている。
前面部10および後面部20は、切断補助線12、22、および差込補助線14、24の延在態様も含めて略合同である。
左前フラップ41には、左縁部において前切断補助線12の右端部に対応する位置から右縁部まで、略直線状に延在する左前切断補助線412が設けられている。左前切断補助線412は、左前フラップ41の上縁部および下縁部に対して略平行に延在している。左前切断補助線412は、曲線状に延在していてもよく、左前フラップ41の上縁部および下縁部に対して傾斜する直線状に延在していてもよい。左前切断補助線412は、例えば左前フラップ41の上縁部または下縁部を基準として、左前フラップ41の上下方向サイズの0.4~0.6倍の範囲の領域に含まれている。
左後フラップ42には、右縁部において後切断補助線22の左端部に対応する位置から左縁部まで、略直線状に延在する左後切断補助線422が設けられている。左後切断補助線422は、左後フラップ42の上縁部および下縁部に対して略平行に延在している。左後切断補助線422は、曲線状に延在していてもよく、左後フラップ42の上縁部および下縁部に対して傾斜する直線状に延在していてもよい。左後切断補助線422は、例えば左後フラップ42の上縁部または下縁部を基準として、左後フラップ42の上下方向サイズの0.4~0.6倍の範囲の領域に含まれている。
右前フラップ31には、右縁部において前切断補助線12の左端部に対応する位置から左縁部まで、略直線状に延在する右前切断補助線312が設けられている。右前切断補助線312は、右前フラップ31の上縁部および下縁部に対して略平行に延在している。右前切断補助線312は、曲線状に延在していてもよく、右前フラップ31の上縁部および下縁部に対して傾斜する直線状に延在していてもよい。右前切断補助線312は、例えば右前フラップ31の上縁部または下縁部を基準として、右前フラップ31の上下方向サイズの0.4~0.6倍の範囲の領域に含まれている。
右後フラップ32には、右縁部において後切断補助線22の左端部に対応する位置から左縁部まで、略直線状に延在する右後切断補助線322が設けられている。右後切断補助線322は、右後フラップ32の上縁部および下縁部に対して略平行に延在している。右後切断補助線322は、曲線状に延在していてもよく、右後フラップ32の上縁部および下縁部に対して傾斜する直線状に延在していてもよい。右後切断補助線322は、例えば右後フラップ32の上縁部または下縁部を基準として、右後フラップ32の上下方向サイズの0.4~0.6倍の範囲の領域に含まれている。
フラップ31、32、41、42は、切断補助線312、322、412、422の延在態様も含めて略合同である。
上面部50は、右側の短辺を介して左上フラップ45と連接され、かつ、左側の短辺を介して右上フラップ35と連接されている。上面部50には、左縁部の中間部から右縁部の中間部まで略直線状に延在する折線部520が設けられている。折線部520は、左右方向に断続的に延在している一対の折線522と、一対の折線522の断続箇所に配置されている折線521と、により構成されている。一対の折線522は、横長の六角形または楕円を画定するように延在している。折線部520は、単一の折線または略平行な一対の折線によって構成されていてもよい。
左上フラップ45には、左縁部において折線部52の右端部に対応する位置から右縁部まで、略直線状に延在する左上切込線452が設けられている。左上切込線452は、左上フラップ45の上縁部および下縁部に対して略平行に延在している。右上フラップ35には、左縁部において折線部52の右端部に対応する位置から右縁部まで、略直線状に延在する右上切込線352が設けられている。右上切込線352は、右上フラップ35の上縁部および下縁部に対して略平行に延在している。
下面部60は、左側の短辺を介して下上フラップ36と連接され、かつ、右側の短辺を介して右下フラップ36と連接されている。
上面部50は折線部520により、下側(包装箱の前側)の第1上面部51および上側(包装箱の後側)の第2上面部52のそれぞれに区画されている。折線部520が、上面部50を略半分割している。第1上面部51および第2上面部52のそれぞれには、折線部520を挟んで対応する箇所に配置された第1舌片T1および第2舌片T2のそれぞれを画定する第1境界線C1および第2境界線C2のそれぞれが設けられている。本実施形態では、境界線C1、C2は、開曲線状の切込線からなるが、切断補助線または切込線および切断補助線の組み合わせからなっていてもよい。
上面部50において、対をなす第1境界線C1および第2境界線C2のそれぞれが、折線部520から離間している開曲線により構成されている。また、上面部50において、第1境界線C1および第2境界線C2のそれぞれが、折線部520に沿って延在する直線を回転軸線とする回転対称性を有する開曲線により構成されている。
具体的には、第1上面部51には、左右方向に離間して配置されている一対の第1境界線C1が設けられ、第2上面部52には、左右方向に離間して配置されている一対の第2境界線C2が設けられている。左側の第1境界線C1が左開きの略U字馬蹄形状であるのに対して、左側の第2境界線C2が同様に左開きの略U字馬蹄形状である。右側の第1境界線C1が右開きの略馬蹄形状であるのに対して、右側の第2境界線C2が同様に右開きの略馬蹄形状である。第1舌片T1および第2舌片T2のそれぞれは、境界線C1、C2の馬蹄の開き部分に相当する基部(折線)よりも連続的または断続的に幅広になるなど、基部に近い側に幅狭部を有し、先端部に近い側で幅広部を有するように形成されていてもよい。
なお、第1境界線C1および第2境界線C2のそれぞれが、折線部520に沿って延在する直線を回転軸線とする回転対称性を有していなくてもよい。例えば、対をなす第1境界線C1および第2境界線C2の略U字馬蹄形状の開く方向が異なっていてもよい。対をなす第1境界線C1および第2境界線C2の略U字馬蹄形状の開く方向が同一である一方、第1境界線C1および第2境界線C2が合同でなくてもよい。第1舌片T1および第2舌片T2の対の数は「2」以外にも「1」であってもよく、「3」以上の複数(例えば「4」)であってもよい。
後面部20において後切断補助線22および差込補助線24が省略され、左後フラップ42において左後切断補助線422が省略され、右後フラップ32において右後切断補助線322が省略されてもよい。
(包装箱の組み立て)
図1に示されているブランクから、図2に示されている包装箱を組み立てる方法の一例について説明する。当該一例とは異なる手順にしたがって当該包装箱が組み立てられてもよい。
まず、下面部60に対して前面部10および後面部20のそれぞれが垂直に折れ曲がるまたは立ち上がるように、下面部60と前面部10および後面部20のそれぞれとの折線に沿ってブランクが谷折りされる。この段階で下面部60に商品が載置されてもよい。次に、前面部10に対して左前フラップ41および右前フラップ31のそれぞれが垂直に折れ曲がるように、前面部10と左前フラップ41および右前フラップ31のそれぞれとの折線に沿ってブランクが谷折りされる。同様に、後面部20に対して左後フラップ42および右後フラップ32のそれぞれが垂直に折れ曲がるように、後面部20と左後フラップ42および右後フラップ32のそれぞれとの折線に沿ってブランクが谷折りされる。
下面部60に対して左下フラップ46および右下フラップ36のそれぞれが垂直に折れ曲がるまたは立ち上がるように、下面部60と左下フラップ46および右下フラップ36のそれぞれとの折線に沿ってブランクが谷折りされる。これにより、左下フラップ46と左前フラップ41および左後フラップ42のそれぞれの下部とが重ね合わせられる。そして、左下フラップ46と左前フラップ41および左後フラップ42のそれぞれの下部とが接着されることにより包装箱の左面部40の下部が構成される。同様に、右下フラップ36と右前フラップ31および右後フラップ32のそれぞれの下部とが重ね合わせられる。そして、右下フラップ36と右前フラップ31および右後フラップ32のそれぞれの下部とが接着されることにより包装箱の右面部30の下部が構成される。
続いて、上面部50に対して左上フラップ45および右上フラップ35のそれぞれが垂直に折れ曲がるまたは垂れ下がるように、下面部60と左下フラップ46および右下フラップ36のそれぞれとの折線に沿ってブランクが谷折りされる。この状態から、上面部50が前面部10に対して垂直に折り曲げられるように、上面部50と前面部10との折線に沿ってブランクが谷折りされる。
さらに、上面部50に対して左上フラップ45および右上フラップ35のそれぞれが垂直に折れ曲がるまたは垂れ下がるように、上面部50と左上フラップ45および右上フラップ35との折線に沿ってブランクが谷折りされる。これにより、左上フラップ45と左前フラップ41および左後フラップ42のそれぞれの上部とが重ね合わせられる。そして、左上フラップ45と左前フラップ41および左後フラップ42のそれぞれの上部とが接着されることにより、包装箱の左面部40の上部が構成され、前記下部と合わせて当該左面部40の全体が構成される。同様に、右上フラップ35と右前フラップ31および右後フラップ32のそれぞれの上部とが重ね合わせられる。そして、右上フラップ35と右前フラップ31および右後フラップ32のそれぞれの上部とが接着されることにより、包装箱の右面部30の上部が構成され、前記下部と合わせて当該右面部30の全体が構成される。
これらの手順により図2に示されている包装箱が完成する。
前記のように構成される包装箱の左面部40には、左前フラップ41に設けられた左前切断補助線412および左上フラップ45に設けられた左上切込線452によって構成される左切断補助線320が設けられている。左切断補助線320は、左面部40において前縁部の前切断補助線12の左端部に対応する中間位置から上縁部の中間位置まで略L字形状に延在しているが、切断補助線312および352の延在態様が変更されることにより、円弧状などその他の曲線状または直線状に延在していてもよい。
前記のように構成される包装箱の右面部30には、右前フラップ31に設けられた右前切断補助線312および右上フラップ35に設けられた右上切込線352によって構成される右切断補助線420が設けられている。右切断補助線420は、右面部30において前縁部の前切断補助線12の右端部に対応する中間位置から上縁部の中間位置まで略L字形状に延在しているが、切断補助線412および452の延在態様が変更されることにより、円弧状などその他の曲線状または直線状に延在していてもよい。
(包装箱の利用方法)
図2に示されている包装箱の利用方法の一実施形態について説明する。前面部10、左面部40および右面部30のそれぞれが、前切断補助線12、左切断補助線320および右切断補助線420のそれぞれに沿って破断される。この際、差込補助線14の箇所で前面部10を局所的に内側に押し込まれることで、当該押し込まれた箇所を前面部10の破断の手掛かりとすることができる。
上面部50が折線部520において第1上面部51および第2上面部52が上下に重なり合うように上面部50が折り曲げられるまたは谷折りされる(図3参照)。このように折り曲げられた上面部50に商品が載置される。第1舌片T1および第2舌片T2は、折線部520を挟んで対応する箇所に配置されているので、第1上面部51および第2上面部52が上下に重なり合うことで同様に上下に重なり合う。
この状態で、重なっている第1舌片T1および第2舌片T2をまとめて下方に押し下げることにより、図3および図4に示されているように、第1舌片T1が基部(または折線)において第1上面部51に対して下方に折り曲げられ、第2舌片T2が基部(または折線)において第2上面部52に対して下方に折り曲げられた状態が実現される。第1舌片T1の折り曲げにより第1上面部51には第1開口部O1が形成され、第2舌片T2の折り曲げにより第2上面部52に第2開口部O2が形成される。
第1舌片T1を第2開口部O2に係合させることにより、第1上面部51が包装箱を再び閉じる方向に動くことが防止され、包装箱の上部が商品陳列用のトレーとして安定に利用されうる。
前記のように第1舌片T1および第2舌片T2のそれぞれが基部に近い側に幅狭部を有し、先端部に近い側で幅広部を有するように形成されている場合、第1舌片T1の幅広部が第2開口部O2の幅狭部に係合することによって、第1舌片T1が第2開口部O2から外れることが防止される。
(第2実施形態)
(ブランクの構成)
図5には、本発明の第2実施形態としての包装箱のブランクが示されている。第2実施形態においては、図5および図6に示されているように、上面部50に折線部520をまたぐように延在する複数(例えば「5」)の対をなす境界線Cが設けられている。境界線Cは、切込線、切断補助線またはこれらの組み合わせにより構成されている。境界線Cの対の数は1でもよく、5より多くても少なくてもよい。
第1境界線C1および第2境界線C2のそれぞれが、対をなす略直線状の境界線Cのうち、第1上面部51に存在する部分および第2上面部52に存在する部分のそれぞれにより構成されている。すなわち、第1舌片T1および第2舌片T2が、折線部520をまたぐように延在する共通の舌片により構成されている。開曲線には、閉曲線の特殊な太陽としての直線線分(両端が存在する直線)も含まれている。
対をなす境界線Cは、上面部50において台形の一対の脚に沿って設けられている。台形は、第1上面部51および第2上面部52のそれぞれに上底F1(折線)および下底F2(折線)のそれぞれを有している。第1上面部51に含まれる上底側部分の高さが第2上面部52に含まれる下底側部分の高さよりも大きくなるように台形が配置されている。台形のうち上底側部分において上底に平行に折曲補助線F0が設けられている。
第2実施形態のブランクのその他の構成については、第1実施形態のブランクと同様であるため、当該同様の構成については同一符号を用いるとともに説明を省略する。
(包装箱の組み立て)
図5に示されているブランクから、包装箱を組み立てる方法については第1実施形態とほぼ同様であるため説明を省略する。
(包装箱の利用方法)
第1上面部51および第2上面部52が上下に重なり合うように、上面部50が折線部520において折り曲げられた際、一対の境界線Cにより両側が画定されている各舌片の挙動が第1実施形態と相違するので、この相違点についてのみ説明する。図7および図8に示されているように、この際、第1舌片T1が第1上面部51に対して台形上底F1において谷折りされ、第2舌片T2が第2上面部52に対して台形下底F2において谷折りされ、かつ、第1舌片T1が折曲補助線F0において山折りされる。
これにより、前記のように第2舌片T2の台形下底F2に近い幅広部が第1開口部O1の台形上底に近い幅狭部に係合することによって、第2舌片T2が第1開口部O1から外れることが防止される。
第2実施形態においても、前記のように第2舌片T1を第1開口部O1に係合させることにより、第1実施形態と同様に第1上面部51が包装箱を再び閉じる方向に動くことが防止され、包装箱の上部が商品陳列用のトレーとして安定に利用されうる。また、第1上面部51の前縁部(折線部520)よりも上方に突出している第1舌片T1により、第1上面部51に載置された商品が梱包箱の前方に移動することが防止される(図8参照)。
(本発明の他の実施形態)
前記実施形態では図1または図5に示されているブランクから包装箱が組み立てられたが、他の実施形態として、これらとは異なるさまざまな形態のブランクから図2に示されているような略直方体状の包装箱が組み立てられてもよい。
本発明の第2実施形態において、台形の上底F1に切込線、切断補助線またはこれらの組み合わせが設けられていてもよい。この場合、第2舌片T2が第2上面部52に対して台形下底F2において谷折りされ、かつ、第1舌片T1が折曲補助線F0において山折りされ、かつ、第2舌片T2の台形下底F2に近い幅広部が第1開口部O1の台形上底に近い幅狭部に係合することによって、第2舌片T2が第1開口部O1から外れることが防止される(図8参照)。
本発明の第2実施形態において、台形の下底F2に切込線、切断補助線またはこれらの組み合わせが設けられていてもよい。この場合、第1舌片T1が第1上面部51に対して台形上底F1において谷折りされ、かつ、第1舌片T1が折曲補助線F0において山折りされ、かつ、第1舌片T1が折曲補助線F0において山折りされ、かつ、第2舌片T2の台形下底F2に近い幅広部が第1開口部O1の台形上底に近い幅狭部に係合することによって、第2舌片T2が第1開口部O1から外れることが防止される(図8参照)。
10‥前面部、12‥前切断補助線、14‥差込補助線、20‥後面部、22‥後切断補助線、24‥差込補助線、30‥右面部、31‥右前フラップ、32‥右後フラップ、35‥右上フラップ、36‥右下フラップ、40‥左面部、41‥左前フラップ、42‥左後フラップ、45‥左上フラップ、46‥左下フラップ、50‥上面部、51‥第1上面部、52‥第2上面部、60‥下面部、312‥右前切断補助線、320‥右切断補助線、322‥右後切込線、352‥右上切込線、412‥左前切断補助線、420‥左切断補助線、422‥左後切込線、452‥左上切込線、520‥折線部、521‥折線、522‥一対の折線、C‥境界線、C1‥第1境界線、C2‥第2境界線、F0‥折曲補助線、T1‥第1舌片、T2‥第2舌片、O1‥第1開口部、O2‥第2開口部。

Claims (2)

  1. 前面部、後面部、左面部、右面部、上面部および下面部を有する直方体状の包装箱であって、
    前記前面部の上下方向の中間部分で前記前面部の左縁部から右縁部まで延在する前切断補助線が前記前面部に設けられ、
    前記左面部の前縁部における前記前切断補助線の左端部に対応する位置から、前記左面部の上縁部における前後方向の中間部分まで延在する左切断補助線が前記左面部に設けられ、
    前記右面部の前縁部における前記前切断補助線の右端部に対応する位置から、前記右面部の上縁部における前後方向の中間部分まで延在する右切断補助線が前記右面部に設けられ、
    前記上面部において、前記上面部の左縁部における前記左切断補助線の上端部に対応する位置から、前記上面部の右縁部における前記右切断補助線の上端部に対応する位置まで延在する折線部によって区画される前側の第1上面部および後側の第2上面部のそれぞれに、前記折線部を挟んで対応する箇所に配置された第1舌片および第2舌片のそれぞれを画定する開曲線状の切込線、切断補助線またはこれらの組み合わせからなる第1境界線および第2境界線のそれぞれが設けられ、
    前記上面部に前記折線部をまたぐように延在する切込線、切断補助線またはこれらの組み合わせからなる対をなす境界線が設けられ、前記第1境界線および前記第2境界線のそれぞれが、前記対をなす境界線のうち、前記第1上面部に存在する部分および前記第2上面部に存在する部分のそれぞれにより構成され、
    前記第1舌片および前記第2舌片が、前記折線部をまたぐように延在する共通の舌片により構成され、
    前記上面部において、前記対をなす境界線が前記第1上面部および前記第2上面部のそれぞれに上底および下底のそれぞれを有し、かつ、前記第1上面部に含まれる上底側部分の高さが前記第2上面部に含まれる下底側部分の高さよりも大きくなるように配置される台形の一対の脚に沿って設けられ、
    前記台形のうち前記上底側部分において上底に平行に折曲補助線が設けられていることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱において、
    前記折線部を挟んで対応する箇所に配置され、前記折線部から離間した第1舌片および第2舌片をさらに有することを特徴とする包装箱。
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