JP6736592B2 - 包装箱 - Google Patents

包装箱 Download PDF

Info

Publication number
JP6736592B2
JP6736592B2 JP2018024436A JP2018024436A JP6736592B2 JP 6736592 B2 JP6736592 B2 JP 6736592B2 JP 2018024436 A JP2018024436 A JP 2018024436A JP 2018024436 A JP2018024436 A JP 2018024436A JP 6736592 B2 JP6736592 B2 JP 6736592B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side wall
cutting
cutting auxiliary
auxiliary line
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018024436A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019137448A (ja
Inventor
裕紀 久保
裕紀 久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tomoku KK
Original Assignee
Tomoku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tomoku KK filed Critical Tomoku KK
Priority to JP2018024436A priority Critical patent/JP6736592B2/ja
Publication of JP2019137448A publication Critical patent/JP2019137448A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6736592B2 publication Critical patent/JP6736592B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、包装箱に関する。
商品の包装箱としての機能と、商品を個別に販売するために商品を展示することができる機能とを有し、商品を包装した状態から商品を展示する状態に容易に移行できる包装箱が提案されている(特許文献1参照)。
この包装箱では、折目線を介して連なった第1の側パネル、底パネル、第2の側パネル及び上パネルがそれらの間の折目線に沿って同じ方向に折り曲げられ、第1の側パネルと上パネルとが接合されている。これにより、包装箱のうちの相互に対向する上下両壁および一対の側壁が構成されている。
また、第1の側パネル及び第2の側パネルの両側から延設された端接合フラップ、並びに底パネル及び上パネルの両側からそれぞれ延設された第1の端フラップ及び第2の端フラップが各自の基部の折目線に沿って内側に折り曲げられている。そして、端接合フラップの外側に第1の端フラップ及び第2の端フラップが重ね合わせられて固定されている。
さらに、第1の側パネル及び第2の側パネル、並びに、それらの両側にある第1の端接合フラップ及び第2の端接合フラップにわたり、それらの上下方向のほぼ中間部に切断補助線が設けられている。また、上パネル及びその両側の第2の端フラップにわたり、それらの幅方向の中間部に切断補助線が設けられている。
商品を展示する状態に移行する場合には、第1の側パネルとその両側にある端接合フラップが切断補助線に沿って切断される。さらに、上パネルの両側の第2の端フラップが、切断補助線に沿って切断される。
この場合、包装箱の上部の半分を、上パネルの切断補助線を折目線として反転させることにより、商品を展示するための上部トレーとして利用される。
この上部トレーの側壁は、第1の側パネルの両側の端接合フラップのうちの切断により下側から分離された上側の部分と、これに固定された上パネルの両側の切断により半分にされた第2の端フラップとで構成される。
特開2008−179371号公報
しかしながら、上部トレーに陳列する商品の高さによっては、商品が上部トレーの側壁を超えて落下するおそれがある。
本発明の目的は、かかる従来技術の課題に鑑み、陳列した商品が側壁を超えて落下し難い包装箱を提供することにある。
本発明の包装箱は、
四角筒状の胴部と、
前記胴部の両端を閉塞する一対の閉塞部とを備え、
前記胴部は、底板、前側の側壁板、後側の側壁板、及び天板を順次連ねて構成されており、
前記閉塞部は、前記前側及び前記後側の側壁板の左方及び右方の端縁にそれぞれ連設され、内方に延びる各内フラップと、前記底板及び前記天板の左方及び右方の端縁にそれぞれ連設され、内方に延びて前記内フラップの外側に固定された各外フラップとにより形成される包装箱において、
各側壁板には、該側壁板の上端部における左右方向中間部から下方に延びる第1切断補助線と、該第1切断補助線から該側壁板の左方又は右方の前記端縁に至る第2切断補助線とが設けられ、
該端縁に連設された前記内フラップには、該側壁板の前記第2切断補助線に接続され、該内フラップの先端縁に至る第3切断補助線が設けられ、
前記天板には、前記一対の側壁板双方の前記第1切断補助線の上端部に対応する部分の間に延在する折目線部が設けられ、
前記第2切断補助線の一部は、前記天板に連設された前記外フラップの先端よりも下方に位置することを特徴とする。
この包装箱によれば、第1〜第3切断補助線に沿って各側壁板及び対応する内フラップを切断し、天板を折目線部に沿って折り曲げて折り返すことにより、商品陳列用の上部トレーを形成することができる。
この上部トレーの両側の側壁は、各側壁板のうちの第1切断補助線及び第2切断補助線に沿って切断された部分により構成される。
この第2切断補助線は、少なくともその一部が、天板側の外フラップの先端よりも下方に位置する。このため、包装箱から形成された上部トレーの側壁の高さは、天板側の外フラップの高さ方向の長さより大きくなる。したがって、上部トレー内に陳列される商品が側壁を超えて落下するリスクを低減させることができる。
本発明において、各第2切断補助線は、該第2切断補助線の最下部から該第2切断補助線の両端まで漸次上方に向かってそれぞれ延びていてもよい。
本発明の包装箱では、包装箱における上部トレーを構成する天板側の部分と対向していた底板側の部分は、下部トレーとして商品の陳列に利用することができる。特に、上記構成を備える包装箱では、上部トレーの側壁は、上記の第2切断補助線の形状に対応して中央部が高く、そこから両端に向かって漸次下方に向かって延びる形状を有し、下部トレーの側壁はこれと対称形をなすため、商品陳列に際しての好ましい意匠的効果を得ることができる。
この場合、各側壁板には、前記第2切断補助線の前記最下部と、指掛用切断補助線とを含んで構成され、該第2切断補助線に沿って該側壁板を切断する際に指を掛けることを可能とする指掛部を設けてもよい。
これによれば、前記第2切断補助線の前記最下部又は/及び指掛用切断補助線を切断して、指掛部に指を挿入し、側壁板を外方に引っ張ることにより、第2切断補助線を前記最下部から漸次上方に向かって順次切断していくことができる。
本発明において、前記第2切断補助線として、各側壁板には、該側壁板の左方及び右方の端縁に至る2つの第2切断補助線が設けられ、前記第3切断補助線は、各側壁板に連設された左方及び右方の前記内フラップに設けられてもよい。
この包装箱によれば、上述の上部トレーと同様の上部トレーを、包装箱の左方又は右方の任意の側に形成することができる。
本発明の一実施形態に係る包装箱の展開図である。 図2A〜図2Dは、図1の包装箱により商品陳列用の上部トレーを形成し、商品を陳列する様子を示す斜視図である。 図1の包装箱の指掛部の別の例を示す図である。
(ブランクの構成)
図1は、本発明の一実施形態に係るラップラウンド式の包装箱のブランクを示す。この包装箱のブランク1としては、紙製の波状のシートからなる中芯がライナーでラミネートされた段ボール板が一般的に使用される。
段ボール板の目方向は、例えば図1の上下方向に一致している。段ボール板が図1に実線で示されているように打ち抜かれると共に切込線が入れられ、一点鎖線で示されているように切断補助線(例えば、ミシン目により構成されている。)が入れられ、かつ、破線で示されているように折目線が入れられることにより、包装箱に組み立てる前のブランク1が得られる。
ブランク1の図1に示されている側の面は包装箱の内側に相当し、折目線においては内側に向けて谷折りされる。以下、ブランク1については、それによって組み立てられた包装箱における底板側から天板側に向かう方向を上方として説明する。
ブランク1は、それぞれが略矩形状の底板2、前側及び後側の一対の側壁板3及び4、天板5、側壁板4と天板5を結合する接着片6、側壁板3及び4に一対ずつ連設された内フラップ7、並びに底板2及び天板5に一対ずつ連設された外フラップ8を備える。
側壁板3及び4は、底板2の前後の端縁にそれぞれ折目線を介して連設され、該折目線に沿って互いに対向するように上方に折り曲げることが可能となっている。天板5は、前側の側壁板3の上端縁に折目線を介して連設され、後側の側壁板4に向かうように該折目線に沿って底板2に平行に折り曲げることが可能となっている。
接着片6は、後側の側壁板4の先端側の端縁に折目線を介して連設され、該折目線に沿って折り曲げられて天板5に接着することが可能となっている。なお、接着片6は、天板5の先端側の端縁に折目線を介して連設され、該折目線に沿って折り曲げられて後側の側壁板4に接着されるようになっていてもよい。
各対の内フラップ7は、対応する側壁板3又は4の左右の端縁に折目線を介してそれぞれ連設され、互いに該折目線に沿って内方に折り曲げることが可能となっている。各対の外フラップ8は、対応する底板2又は天板5の左右の端縁に折目線を介してそれぞれ連設され、上下から当該折目線に沿って内方にそれぞれ折り曲げることが可能となっている。
各側壁板3、4には、該側壁板3、4の上端縁における左右方向中間部から下方に延びて該側壁板3、4の上下方向中間部に至る第1切断補助線9と、第1切断補助線9の下端部から右方に延びて該側壁板3、4の右側の端縁に至る第2切断補助線10aとが設けられる。
各第1切断補助線9は、より具体的には、それが設けられた側壁板3又は4の上端縁における左右方向の中心点から下方に直線状に延びている。各第1切断補助線9の下端部は、例えば、それが設けられた側壁板3又は4の上端縁を基準として、該側壁板3又は4の上下方向サイズの0.3〜0.7倍の範囲の領域に含まれる。
各第2切断補助線10aは、その一部が、天板5に連設された外フラップ8の先端よりも下方に位置する。そして、各第2切断補助線10aは、その最下部からその両端まで漸次上方に向かってそれぞれ延びていている。
当該最下部は、例えば該第2切断補助線10aが設けられた側壁板3又は4の上端縁を基準として、該側壁板3又は4の上下方向サイズの0.5〜0.8倍の範囲の領域に含まれる。また、第2切断補助線10aの形状は、例えば左右対称で、滑らかな曲線により構成されるのが好ましい。
各側壁板3、4の右側の端縁に連設された内フラップ7には、該側壁板3、4の第2切断補助線10aに接続され、該内フラップ7の先端縁に至る第3切断補助線11aが設けられる。各第3切断補助線11aは、例えば、それが設けられた内フラップ7の上端縁を基準として、該内フラップ7の上下方向サイズの0.3〜0.7倍の範囲の領域に含まれる。
ただし、各第3切断補助線11aは、それが設けられた内フラップ7とこれに接着される外フラップ8とが重ねられて接着される領域に含まれないことが望ましい。すなわち、各第3切断補助線11aは、それが設けられた内フラップ7に接着されている2つの外フラップ8の対向する先端縁の間に位置するのが望ましい。
例えば、各第3切断補助線11aは、第2切断補助線10aに接続する側の端部が、該第2切断補助線10aと滑らかに接続するようにやや曲げられているが、他の部分は水平方向に直線状に延びて、内フラップ7の端縁に至る。そして、第3切断補助線11aは、該内フラップ7に接着される天板5の外フラップ8の下端縁よりもやや下方に位置する。
また、各側壁板3、4には、それに設けられた第1切断補助線9の下端部から左方に延びて該側壁板3、4の左方側の側縁に至る第2切断補助線10bが設けられる。また、各側壁板3、4の左方側の端縁に連設された内フラップ7には、該側壁板3、4の第2切断補助線10bに接続され、該内フラップ7の先端縁に至る第3切断補助線11bが設けられる。
第2切断補助線10b及び第3切断補助線11bは、それぞれ上述の第2切断補助線10a及び第3切断補助線11aと同様の形態を有する。
各側壁板3、4には、第2切断補助線10aに沿って該側壁板3、4を切断する際に指を掛けることを可能とする指掛部12が設けられる。指掛部12は、第2切断補助線10aの最下部と、この部分にそれぞれの一端が異なる位置で接続する3本の指掛用切断補助線12aと、これらの指掛用切断補助線12aの他端を接続する指掛用折目線12bとを有する。第2切断補助線10b側にも、指掛部12が設けられる。
天板5及び接着片6には、側壁板3及び4の第1切断補助線9の上端部に対応する部分の間に延在する折目線部13が設けられる。折目線部13は、相互に平行な一対の折目線により構成される。
該折目線間の間隔は、折目線部13に沿って折り曲げられる段ボール板の厚さに応じて、段ボール板を折り重ね易いように設定される。この間隔は、例えば、折目線部13の天板5上の部分では11mm程度、接着片6上の部分においては15mm程度に設定される。
天板5の折目線部13に関して対称の左右の位置には、右側の舌片14a及び左側の舌片14bの対が前後方向に一定の間隔を置いて二対設けられる。舌片14a及び14bは、それぞれ開曲線状の切込線15及び開曲線の両端を結ぶ折目線により画定される。
切込線15は、略U字馬蹄形状を有している。該U字馬蹄形状の幅は、該折目線の長さよりも大きい寸法を有する。すなわち、後述のように天板5を折目線部13に沿って折り曲げて折り重ねたとき、上側の舌片14aを下方に押し下げることにより、舌片14aを舌片14bに固定できるようになっている。
(包装箱の組み立て)
ブランク1を用いて図2Aに示すような包装箱16を組み立てる方法の一例について説明する。当該一例とは異なる手順に従って包装箱16が組み立てられてもよい。
まず、底板2に対して側壁板3及び4が垂直に折れ曲がる又は立ち上がるように、底板2と各側壁板3及び4との折目線に沿ってブランク1が谷折りされる。この段階で底板2に商品が載置されてもよい。次に、側壁板3及び4に対して、側壁板3及び4に連設された左右の内フラップ7が垂直に折れ曲がるように、側壁板3及び4と左右の内フラップ7との間の折目線に沿ってブランク1が谷折りされる。
次に、底板2に対して、これに連接設された左右の外フラップ8のそれぞれが垂直に折れ曲がる又は立ち上がるように、底板2と該左右の外フラップ8のそれぞれとの折目線に沿ってブランク1が谷折りされる。これにより、該左右の外フラップ8と、各側壁板3及び4の左右の内フラップ7の下部とが重ね合わせられる。そして、重ね合わせられた部分が接着されることにより包装箱の下部が構成される。
続いて、天板5に対して、これに連接設された左右の外フラップ8のそれぞれが垂直に折れ曲がる又は垂れ下がるように、天板5と該左右の外フラップ8のそれぞれとの折目線に沿ってブランク1が谷折りされる。
また、接着片6が、これに連設された後側の側壁板4に対して垂直に折り曲げられるように、接着片6と側壁板4との折目線を介してブランク1が谷折りされる。また、天板5がこれに連接設された前側の側壁板3に対して垂直に折り曲げられるように、天板5と側壁板3との折目線に沿ってブランク1が谷折りされる。
次に、天板5の左右の外フラップ8と、側壁板3、4の左右の内フラップ7の上部とがそれぞれ重ね合わせられて接着されるとともに、接着片6と天板5とが重ね合わせられて接着される。これにより、包装箱16の上部も構成され、図2Aに示すような包装箱16が完成する。
すなわち、包装箱16は、四角筒状の胴部と、この胴部の両端を閉塞する一対の閉塞部とを備える。胴部は、底板2、前側の側壁板3、後側の側壁板4、及び天板5を順次連ねて構成されている。
閉塞部は、前側及び後側の側壁板3、4の左方及び右方の端縁にそれぞれ連設され、内方に延びる各内フラップ7と、底板2及び天板5の左方及び右方の端縁にそれぞれ連設され、内方に延びて内フラップ7の外側に固定された各外フラップ8とにより形成されている。
この完成した包装箱16において、各第3切断補助線11aは、該第3切断補助線11aが設けられた内フラップ7に接着された2つの外フラップ8の対向する先端縁の間に位置している。各第3切断補助線11bも同様に、該第3切断補助線11bが設けられた内フラップ7に接着されている2つの外フラップ8の対向する先端縁の間に位置している。
(商品の陳列方法)
この包装箱16の一部を利用して商品陳列用の上部トレーを形成することができる。その場合には、まず、各側壁板3及び4の第1切断補助線9及び右側の第2切断補助線10a、並びに各側壁板3及び4の右側の内フラップ7の第3切断補助線11aに沿って、各側壁板3及び4並びに右側の各内フラップ7を切断する。
この切断に際しては、各側壁板3及び4の右側の指掛部12の箇所で各側壁板3及び4を局所的に内側に押し込むことによって当該押し込んだ部分を各側壁板3及び4の切断の手掛かりとすることができる。この切断により、図2Bに示すように、包装箱16の天板5を除く右側の上部が、下部から分離された状態となる。
次に、天板5を、折目線部13に沿って180°折り曲げることにより、天板5の折目線部13より右側の部分を左側の部分に折り返す。このとき、舌片14a及び14bは、折目線部13を挟んで対応する箇所に配置されているので、上下に重なり合う。
この状態で、重なっている舌片14a及び14bをまとめて下方に押し下げることにより、舌片14bが下方に移動した後の穴に舌片14aが嵌入して固定され、図2Cのように、商品陳列用の上部トレー17が完成する。このとき、包装箱16の右側に収納されていた商品18は上部が露出した状態となるので、容易に取り出して、図2Dのように上部トレー17上に陳列することができる。
包装箱16のうちの上部トレー17を形成している部分以外の部分は、下部トレーとして、商品18を陳列するために使用することができる。すなわち、商品18を上下二段のトレーにより陳列することができる。
完成した上部トレー17の両側の側壁19は、切断前には下方に凹んでいた第2切断補助線10aよりも上側の側壁板3及び4の部分で構成されるため、上方に凸んだ形状を有する。したがって、上部トレー17上に陳列される商品18は、上部トレー17の前を通り過ぎる顧客により触れられたような場合でも、側壁19を超えて落下し難い。
また、このような包装箱では、底板2及び天板5が左右方向に長く前後方向に短いのが一般的である。包装箱16がこのような寸法を有する場合には、上部トレー17は、天板5の左右方向に沿って設けられた折目線部又は切断補助線に沿って折り曲げて形成される従来の上部トレーよりも、両側壁19間の幅が小さくかつ奥行きが大きい。
この場合、上述のように上部トレー17の両側面が上方に凸んだ形状を有することは、商品18が落下するリスクを低減させるためには特に有効に作用する。
以上のように、本実施形態によれば、第1切断補助線9、第2切断補助線10a及び第3切断補助線11aが上記のような形態を有するので、包装箱16から形成された上部トレー17の側壁19の高さは、天板5側の外フラップ8の高さ方向の長さより大きい。このため、上部トレー17に陳列される商品18が落下するリスクを低減させ、かつ上部トレー17の幅方向の省スペース化を図ることができる。
特に、上部トレー17の両側壁19を構成する側壁板3及び4に第2切断補助線10aが形成されるので、両側壁が内フラップと外フラップで構成される従来の上部トレーに比べて、第2切断補助線10aの大きさや形状を高い自由度で選定することができる。これにより、陳列される商品18が落下するリスクを、商品18の高さなどに応じてより効果的に低減させることができる。
また、上部トレー17の側壁19は、第2切断補助線10aの形状に対応して中央部が高く、そこから両端に向かって漸次下方に向かって延びる形状を有し、下部トレーの側壁はこれと対称形をなす。このため、上部トレー17及び下部トレーを用いて商品18の陳列を行う際には、好ましい意匠的効果を得ることができる。
また、各側壁板3、4には、第2切断補助線10aの最下部と、指掛用切断補助線12aとを含んで構成される指掛部12が設けられている。このため、第2切断補助線10aの最下部又は/及び指掛用切断補助線12aを切断して、指掛部12に指を挿入し、側壁板3、4を外方に引っ張ることにより、第2切断補助線10aを最下部から漸次上方に向かって順次切断していくことができる。
また、各側壁板3、4の第1切断補助線9及び左側の第2切断補助線10b、並びに左側の内フラップ7の第3切断補助線11bに沿って、各側壁板3、4並び該内フラップ7を切断して、天板5を折り返すこともできる。これによっても、上記の上部トレー17と同様の上部トレーを形成することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、第2切断補助線10b及び第3切断補助線11bは設けなくてもよい。
また、側壁板3、4の指掛部は、上述の指掛部12に限られず、第2切断補助線10aの最下部に対応する側壁板3、4の部分に指を挿入することを容易にするものであれば、他の形態のもの、例えば図3に示すような指掛部20であってもよい。
指掛部20は、第2切断補助線10aの最下部と、2つの指掛用折目線21とで、当該最下部の部分を底辺として下方に頂点を有する略三角形を構成し、該頂点から底辺に指掛用切断補助線22を垂直に下したような形態を有する。この場合も、指掛部20に指を挿入し、側壁板3、4を外方に引っ張ることにより、第2切断補助線10aに沿って側壁板3、4を容易に切断することができる。
1…ブランク、2…底板、3、4…側壁板、5…天板、6…接着片、7…内フラップ、8…外フラップ、9…第1切断補助線、10a…第2切断補助線、10b…第4切断補助線、11a…第3切断補助線、11b…第5切断補助線、12、20…指掛部、12a、22…指掛用切断補助線、12b、21…指掛用折目線、13…折目線部、14a、14b…舌片、15…切込線、16…包装箱、17…上部トレー、18…商品、19…側壁。

Claims (4)

  1. 四角筒状の胴部と、
    前記胴部の両端を閉塞する一対の閉塞部とを備え、
    前記胴部は、底板、前側の側壁板、後側の側壁板、及び天板を順次連ねて構成されており、
    前記閉塞部は、前記前側及び前記後側の側壁板の左方及び右方の端縁にそれぞれ連設され、内方に延びる各内フラップと、前記底板及び前記天板の左方及び右方の端縁にそれぞれ連設され、内方に延びて前記内フラップの外側に固定された各外フラップとにより形成される包装箱において、
    各側壁板には、該側壁板の上端部における左右方向中間部から下方に延びる第1切断補助線と、該第1切断補助線から該側壁板の左方又は右方の前記端縁に至る第2切断補助線とが設けられ、
    該端縁に連設された前記内フラップには、該側壁板の前記第2切断補助線に接続され、該内フラップの先端縁に至る第3切断補助線が設けられ、
    前記天板には、前記一対の側壁板双方の前記第1切断補助線の上端部に対応する部分の間に延在する折目線部が設けられ、
    前記第2切断補助線の一部は、前記天板に連設された前記外フラップの先端よりも下方に位置することを特徴とする包装箱。
  2. 四角筒状の胴部と、
    前記胴部の両端を閉塞する一対の閉塞部とを備え、
    前記胴部は、底板、前側の側壁板、後側の側壁板、及び天板を順次連ねて構成されており、
    前記閉塞部は、前記前側及び前記後側の側壁板の左方及び右方の端縁にそれぞれ連設され、内方に延びる各内フラップと、前記底板及び前記天板の左方及び右方の端縁にそれぞれ連設され、内方に延びて前記内フラップの外側に固定された各外フラップとにより形成される包装箱において、
    各側壁板には、該側壁板の上端部における左右方向中間部から下方に延びる第1切断補助線と、該第1切断補助線から該側壁板の左方及び右方の前記端縁に至る第2切断補助線とが設けられ、
    該端縁に連設された前記内フラップには、該側壁板の前記第2切断補助線に接続され、該内フラップの先端縁に至る第3切断補助線が設けられ、
    前記天板には、前記一対の側壁板双方の前記第1切断補助線の上端部に対応する部分の間に延在する折目線部が設けられ、
    前記第2切断補助線の一部は、前記天板に連設された前記外フラップの先端よりも下方に位置することを特徴とする包装箱。
  3. 各第2切断補助線は、該第2切断補助線の最下部から該第2切断補助線の両端まで漸次上方に向かってそれぞれ延びていることを特徴とする請求項1〜2のいずれか1項に記載の包装箱。
  4. 各側壁板には、前記第2切断補助線の前記最下部と、指掛用切断補助線とを含んで構成され、該第2切断補助線に沿って該側壁板を切断する際に指を掛けることを可能とする指掛部が設けられることを特徴とする請求項に記載の包装箱。
JP2018024436A 2018-02-14 2018-02-14 包装箱 Active JP6736592B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018024436A JP6736592B2 (ja) 2018-02-14 2018-02-14 包装箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018024436A JP6736592B2 (ja) 2018-02-14 2018-02-14 包装箱

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019137448A JP2019137448A (ja) 2019-08-22
JP6736592B2 true JP6736592B2 (ja) 2020-08-05

Family

ID=67693011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018024436A Active JP6736592B2 (ja) 2018-02-14 2018-02-14 包装箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6736592B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019137448A (ja) 2019-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6503883B2 (ja) 包装箱
JP6736592B2 (ja) 包装箱
JP6352100B2 (ja) 切断開封式包装箱
JP2016216118A (ja) トレイ
JP3183575U (ja) 段ボール箱用シート及び段ボール箱
JP3202167U (ja) 包装展示兼用箱
JP5935623B2 (ja) 展示機能付き包装箱
JP3183777U (ja) 陳列兼用段ボール箱用シート及び陳列兼用段ボール箱
JP3071023U (ja) 吊り下げ式包装用箱
JP3201986U (ja) 包装箱
JP6926682B2 (ja) 包装箱
JP2016204043A (ja) カートン
JP7405898B2 (ja) 包装箱
JP4288185B2 (ja) 包装箱
JPH055143Y2 (ja)
JP5731265B2 (ja) 包装展示兼用箱
JP2014184967A (ja) ワンタッチ箱
JP7152305B2 (ja) 什器
JP4312040B2 (ja) 陳列時の視認性を改善した包装箱
JP7050489B2 (ja) 包装箱
JP3201987U (ja) 包装箱
JP2018079939A (ja) 観賞用部付箱体
JP3199261U (ja) 包装箱用シート
JP3201985U (ja) 包装箱
JP6183228B2 (ja) 展示機能付き包装箱

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200623

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6736592

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250