JP2019043455A - 駐車支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転者が駐車操作をやり直さなければならない状況の発生頻度を低減できる駐車支援装置を提供する。【解決手段】駐車支援ECUは、自車両の周辺領域を撮影するカメラが撮影したカメラ画像に基づいて駐車領域を検出し、駐車領域に自車両を駐車させた場合の自車両の位置である駐車完了位置を駐車周辺領域に重畳させた画像を表示部に表示させる。更に、駐車支援ECUは、駐車領域に第1閾値高さ以上の障害物である所定高さ障害物が存在する場合、自車両を駐車領域に駐車する際に当該自車両が当該駐車領域に進入する側に所定高さ障害物の位置に応じて定まる特定距離だけ、駐車領域に障害物が存在しないときの駐車完了位置である通常完了位置を移動した位置を、駐車完了位置として推定する。【選択図】図5

Description

本発明は、駐車領域への駐車が完了した場合の自車両の位置である駐車完了位置を表示部に表示させることにより自車両の運転者の駐車操作を支援する駐車支援装置に関する。
従来から、駐車完了位置を「車両周辺の領域を撮影した周辺画像」に重畳して表示することにより、運転者の駐車操作を支援する装置が知られている。例えば、従来装置の一つは、カメラが撮影したカメラ画像から駐車可能な駐車領域を検出し、この検出した駐車領域を駐車完了位置として周辺画像に重畳して表示する(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2014−166834号公報(段落0002及び0031等を参照。)
ところで、駐車領域内に高さが比較的高い障害物(例えば、電柱、フェンス、工事場所表示ポール、縦看板及び自転車等)が存在する場合、運転者は、車両と障害物とが接触しない位置に車両を移動させた時点にて駐車を完了する。或いは、駐車領域内に高さが低い障害物(例えば、輪止め及び石等)が存在する場合、運転者は、車輪とその障害物と当接した位置に車両を移動させた時点にて駐車を完了する。しかしながら、従来装置は、駐車領域内に障害物が存在するか否かを考慮せずに駐車完了位置を予測しているので、実際の駐車完了位置と異なる駐車完了位置を表示してしまう可能性が高い。このため、従来装置が適用された車両の運転者は、表示された駐車完了位置に向けて車両を移動し始める駐車操作を開始した後、表示された駐車完了位置に車両を実際には駐車できないことに気付く。そして、運転者は、その実際の駐車完了位置が不適切であると判断する場合(例えば、その駐車領域に駐車すると車両が走行路に過剰にはみ出すと判断した場合)、他の駐車領域への駐車操作を再度行う必要がある。この結果、運転者は、そのような駐車操作のやり直しを煩わしく感じるという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされた。即ち、本発明の目的の一つは、実際の駐車操作を開始する前の時点においても、駐車領域に存在する障害物を考慮した駐車完了位置を表示部に表示させることにより、運転者が駐車操作をやり直さなければならない状況の発生頻度を低減できる駐車支援装置を提供することにある。
本発明の駐車支援装置(以下、「本発明装置」とも称呼する。)は、
自車両の周辺領域を撮影するカメラ(20A乃至20D)により取得されたカメラ画像に基づいて前記自車両が駐車可能な大きさを有する領域である駐車領域(PA)を検出する検出部(10及びステップ800乃至895)と、
前記駐車領域を含む駐車周辺領域を前記カメラ画像に基づいて表示可能な表示部(30)と、
前記駐車領域に前記自車両を駐車させた場合の前記自車両の位置である駐車完了位置を推定し、前記推定した駐車完了位置(312及び322)を前記駐車周辺領域に重畳させた画像を前記表示部に表示させる支援部(10及びステップ1100乃至ステップ1195)と、
を備える。
更に、前記支援部は、
前記駐車領域に所定の第1閾値高さ(H1th)以上の障害物である所定高さ障害物が存在しない場合(ステップ1215「No」)、前記駐車領域内に前記自車両の全体が収容される位置である通常完了位置を前記駐車完了位置として推定し(図5(A))、
前記所定高さ障害物が存在する場合(ステップ1215「Yes」)、前記自車両を前記駐車領域に駐車する際に当該自車両が当該駐車領域に進入する側に前記所定高さ障害物の位置に応じて定まる特定距離だけ前記通常完了位置を移動した位置である障害物完了位置(図5(B)に示す接触回避完了位置及び図5(C)に示す輪止め完了位置の何れか)を前記駐車完了位置として推定する(ステップ1235、ステップ1250及びステップ1255)、
ように構成されている。
本発明装置によれば、駐車領域に所定高さ障害物が存在する場合、障害物完了位置が駐車完了位置として表示部に表示される。障害物完了位置は、通常完了位置を、自車両が駐車領域に進入する側に「所定高さ障害物の位置に応じて定まる特定距離だけ」移動した位置である。従って、運転者は、駐車領域に所定高さ障害物が存在する場合、当該駐車領域への正確な駐車完了位置を駐車操作の開始前に把握することができる。これによって、「運転者が駐車操作の開始後において実際の駐車完了位置が適切でないことに気付き、その結果、他の駐車領域への駐車操作を再度行う」頻度又は可能性を低減することができる。
本発明装置の一態様において、
前記支援部は、
前記駐車領域内の領域であって、当該領域の前端(PFE)の長さが「前記自車両の車幅(W)に所定の第1左右余裕距離(LL+RL)を加えた第1左右方向駐車距離(LRPL=Ld1th)」乃至「前記自車両の車長(L)に所定の第1前後余裕距離(FRL)を加算した値である第1前後方向駐車距離(FRPL)」の範囲内であり、更に、前記領域前端から後方側に向かう長さが前記第1前後方向駐車距離を有する判定領域(OA1)に前記所定高さ障害物が存在しない場合(ステップ1215「No」)、前記自車両の前端部及び後端部のうち前記駐車領域に進入する進入端部と反対側の反進入端部が前記領域前端と一致するように前記自車両の並列駐車を完了させたときの前記自車両の位置を前記通常完了位置(図5(A))として推定し(ステップ1220)、
前記判定領域に、高さが「前記第1閾値高さよりも高い所定の第2閾値高さ(H2th)」未満の前記所定高さ障害物が存在し且つ高さが「前記第2閾値高さ」以上の前記所定高さ障害物が存在しない場合、前記第2閾値高さ未満の所定高さ障害物のうちの前記領域の前端に最も近い対象障害物(輪止め対象物S2)に前記自車両の前記進入端部に近い側の車輪が当接するように前記自車両の並列駐車を完了させたときに前記反進入端部が前記駐車領域からはみ出す場合には当該自車両の並列駐車を完了させたときの前記自車両の位置(輪止め完了位置(図5(C)))を前記障害物完了位置として推定する(ステップ1250)、
ように構成されている。
この態様によれば、自車両が駐車領域に並列駐車を行う場合、当該駐車領域の判定領域に第2閾値高さ未満の所定高さ障害物が存在するとき、「第2閾値高さ未満の所定高さ障害物のうちの判定領域の前端に最も近い対象障害物に前記自車両の前記進入端部に近い側の車輪が当接するように前記自車両の並列駐車を完了させたときの自車両の位置」が駐車完了位置として表示部に表示される。但し、この駐車完了位置に自車両を駐車させた場合に自車両の反進入端部が駐車領域から(従って、判定領域からも)はみ出さない場合、通常完了位置が表示部に表示される。この結果、自車両が並列駐車を行う場合、駐車領域の後方側への移動を規制するような比較的高さが低い障害物(例えば、輪止め)が存在するときであっても、運転者は正確な駐車完了位置を実際の駐車操作の開始前に把握することができる。
本発明装置の一態様において、
前記支援部は、
前述したように前記自車両の並列駐車を完了させたときの自車両の位置を前記通常完了位置(図5(A))として推定し(ステップ1220)、
前記判定領域に、高さが「前記第1閾値高さよりも高い所定の第2閾値高さ(H2th)」以上の前記所定高さ障害物が存在し且つ高さが「前記第2閾値高さ」未満の前記所定高さ障害物が存在しない場合、前記自車両の進入端部と前記第2閾値高さ以上の所定高さ障害物のうちの前記領域前端に最も近い対象障害物(接触対象障害物S1)との距離が前記第1前後余裕距離と一致するように前記自車両の並列駐車を完了させたときに前記反進入端部が前記駐車領域からはみ出す場合には当該自車両の並列駐車を完了させたときの前記自車両の位置(接触回避完了位置(図5(B)))を前記障害物完了位置として推定する(ステップ1235)、
ように構成されている。
自車両が駐車領域に並列駐車を行う場合、当該駐車領域の判定領域に第2閾値高さ以上の所定高さ障害物(比較的高い障害物であり、例えば、(例えば、電柱、フェンス、工事場所表示ポール、縦看板及び自転車等)が存在するとき、自車両はそのような障害物との接触を避けた位置に駐車される。そこで、上記態様は、このような場合、「自車両の進入端部と第2閾値高さ以上の所定高さ障害物のうちの領域前端に最も近い対象障害物との距離が第1前後余裕距離と一致するように自車両の並列駐車を完了させたときの自車両の位置」を駐車完了位置として表示部に表示する。この結果、自車両が並列駐車を行う場合、自車両の車体が接触するような比較的高さが高い障害物が存在するときであっても、運転者は正確な駐車完了位置を実際の駐車操作の開始前に把握することができる。
本発明装置の一態様において、
前記支援部は、
前述したように前記自車両の並列駐車を完了させたときの自車両の位置を前記通常完了位置(図5(A))として推定し(ステップ1220)、
前記判定領域に、高さが「前記第1閾値高さよりも高い所定の第2閾値高さ(H2th)」未満の前記所定高さ障害物が存在し且つ高さが「前記第2閾値高さ」以上の前記所定高さ障害物が存在する場合、前記第2閾値高さ未満の所定高さ障害物のうちの前記領域の前端に最も近い対象障害物(輪止め対象物S2)に前記自車両の前記進入端部に近い側の車輪が当接するように前記自車両の並列駐車を完了させたときの前記自車両の位置を示す第1完了位置(輪止め完了位置(図5(C)))、及び、前記自車両の進入端部と前記第2閾値高さ以上の所定高さ障害物のうちの前記領域前端に最も近い対象障害物(接触対象障害物S1)との距離が前記第1前後余裕距離と一致するように前記自車両の並列駐車を完了させたときの前記自車両の位置を示す第2完了位置(接触回避完了位置(図5(B)))、のうち、前記自車両の前記反進入端部が前記判定領域の前端からはみ出す完了位置であって且つ前記自車両の前記反進入端部の前記判定領域の前端からのはみ出し量が大きい方の完了位置を前記障害物完了位置として推定する(ステップ1235、ステップ1250、ステップ1255)、
ように構成されている。
自車両が駐車領域に並列駐車を行う場合、当該駐車領域の判定領域に第2閾値高さ未満の所定高さ障害物と第2閾値高さ以上の所定高さ障害物とが存在するとき、第1完了位置及び第2完了位置が推定される。第1完了位置は、「第2閾値高さ未満の所定高さ障害物のうちの領域前端に最も近い対象障害物」に「前記自車両の前記進入端部に近い側の車輪」が当接するように前記自車両の並列駐車を完了させたときの自車両の位置」である。第2完了位置は、「自車両の進入端部と、第2閾値高さ以上の所定高さ障害物のうちの領域前端に最も近い対象障害物」と、の距離が、第1前後余裕距離と一致するように自車両の並列駐車を完了させたときの自車両の位置」である。そして、第1完了位置及び第2完了位置のうち、前記自車両の前記反進入端部が前記判定領域の前端からはみ出す完了位置であって、より前方に位置する完了位置(即ち、前記自車両の前記反進入端部の前記判定領域の前端からのはみ出し量が大きい方の完了位置)が障害物完了位置として推定される。更に、この障害物完了位置が駐車完了位置として表示部に表示される。この結果、自車両が並列駐車を行う場合、駐車領域の後方側への移動を規制するような比較的高さが低い障害物と自車両の車体が接触するような比較的高さが高い障害物とが駐車領域に存在するときであっても、運転者は正確な駐車完了位置を実際の駐車操作の開始前に把握することができる。
本発明の一態様において、
前記支援部は、前記第2閾値高さを前記自車両の車体の最低地上高に設定する、
ように構成されている。
第2閾値高さが自車両の車体の最低地上高に設定されているので、「第2閾値高さ未満の所定高さ障害物」は自車両の車体に接触しないが自車両の後方への移動を規制する障害物であり、「第2閾値高さ以上の所定高さ障害物」は自車両の車体に接触する障害物である。上記態様によれば、これらの障害物それぞれに対して、上述したように適切な駐車完了位置が推定されるから、より正確な駐車完了位置を表示することができる。
本発明装置の一態様において、
前記支援部は、
前記駐車領域内の領域であって、当該領域の前端(PFE)の長さが、「前記自車両の車長(L)に所定の第2前後余裕距離(FFL+FRL)を加算した値である第2前後方向駐車距離」乃至「前記第2前後方向駐車距離よりも大きな所定の値」の範囲内であり、更に、当該領域の前端から後方側に向かう長さが「前記自車両の車幅(W)に所定の第2左右余裕距離(LL又はRL)を加算した値である第2左右方向駐車距離(APL)」を有する判定領域(OA2)に前記所定高さ障害物が存在しない場合(ステップ1265「No」)、前記自車両の左端部及び右端部のうち前記駐車領域に進入する進入端部と反対側の反進入端部が前記領域の前端と一致するように前記自車両の縦列駐車を完了させたときの自車両の位置を前記通常完了位置として推定し(ステップ1270)、
前記判定領域に前記所定高さ障害物が存在する場合(ステップ1265「Yes」)、前記自車両の進入端部が前記所定高さ障害物のうちの前記領域の前端に最も近い対象障害物(駐車規制障害物S3)との距離が所定の特定余裕距離と一致するように前記自車両の縦列駐車を完了させたときの前記自車両の位置(図7を参照。)を前記障害物完了位置として推定する(ステップ1280)、
ように構成されている。
この場合、所定の特定余裕距離は、対象障害物が第2閾値高さ以上であるならば、第2左右余裕距離とすることが望ましく、対象障害物が第2閾値高さ未満であるならば「0」又は「0」近傍の距離とすることが望ましい。
自車両が駐車領域に縦列駐車を行う場合、当該駐車領域の判定領域に所定高さ障害物が存在するとき、「自車両の進入端部が所定高さ障害物のうちの領域の前端に最も近い対象障害物との距離が所定の特定余裕距離と一致するように自車両の縦列駐車を完了させたときの自車両の位置」が駐車完了位置として表示される。この結果、自車両が縦列駐車を行う場合、所定高さ障害物が存在するときであっても、運転者は正確な駐車完了位置を実際の駐車操作の開始前に把握することができる。
本発明装置の一態様において、
前記支援部は、
前記推定した駐車完了位置における前記自車両の前記駐車領域に進入する進入端部と反対側の反進入端部の前記駐車領域の前端(PFE)からのはみ出し量(AOP)に基づいて、前記駐車完了位置の表示態様を変更する、
ように構成されている。
この態様によれば、例えば、はみ出し量が小さい場合とはみ出し量が大きい場合とで駐車完了位置を示す枠の色を変更させたり、はみ出し量が大きい場合にのみ駐車完了位置を示す枠を点滅させたりすることができる。その結果、運転者は、駐車完了位置の表示態様を視認するだけで駐車領域の前端からの自車両のはみ出し量が大きいか否かを直観的に把握することができる。
本発明装置の一態様において、
前記支援部は、
前記検出部が複数の駐車領域を検出した場合、前記複数の駐車領域のうち前記自車両に最も近い駐車領域(ステップ1135)、及び、前記複数の駐車領域のうち駐車が完了するまでに必要な切り返し回数が最小となる駐車領域(変形例のステップ1135)の何れかに対する前記駐車完了位置を前記表示部に表示させる、
ように構成されている。
これによって、自車両が駐車する可能性が高い駐車領域に対する駐車完了位置のみが表示部に表示されるので、運転者は、視認すべき駐車完了位置を把握し易くなる。
なお、上記説明においては、発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は、本発明の実施形態に係る駐車支援装置の概略システム構成図である。 図2は、図1に示した前方カメラ、左側方カメラ、右側方カメラ及び後方カメラの取付位置の説明図である。 図3は、図1に示した表示部に表示される駐車支援画面の説明図である。 図4は、並列駐車領域の検出処理の概要の説明図である。 図5は、並列駐車領域への駐車完了位置の説明図である。 図6は、縦列駐車領域の検出処理の概要の説明図である。 図7は、縦列駐車領域に障害物が存在する場合の駐車完了位置の説明図である。 図8は、図1に示した駐車支援ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図9は、図8に示したルーチンの白線駐車領域検出処理にて、駐車支援ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図10は、図8に示したルーチンの物標駐車領域検出処理にて、駐車支援ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図11は、図1に示した駐車支援ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。 図12は、図11に示したルーチンの駐車完了位置表示処理にて、駐車支援ECUのCPUが実行するルーチンを示したフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る駐車支援装置(以下、「本支援装置」と称呼される場合がある。)について図面を用いて説明する。本支援装置が搭載された車両を他車両と区別する必要がある場合、「自車両SV」と称呼する。図1に示したように、本支援装置は、駐車支援ECU10(以下、「PSECU10」と称呼する。)を備える。PSECU10は、CPU11、ROM12及びRAM13等を含むマイクロコンピュータを備える。なお、本明細書において、ECUは、「Electric Control Unit」の略であり、マイクロコンピュータを主要部として備える。マイクロコンピュータは、CPUとROM及びRAM等の記憶装置とを含む。CPUはROMに格納されたインストラクション(プログラム、ルーチン)を実行することによって、各種機能を実現する。
本支援装置は、更に、前方カメラ20A、左側方カメラ20B、右側方カメラ20C、後方カメラ20D、車輪速センサ21、シフトポジションセンサ22、駐車支援スイッチ24、ヨーレートセンサ26、表示部30、EPS(Electric Power Stearing)−ECU31及び転舵用モータ(M)32を備える。前方カメラ20A、左側方カメラ20B、右側方カメラ20C及び後方カメラ20Dは、個々に区別する必要がない場合には、「カメラ20」と称呼される。PSECU10は、カメラ20、車輪速センサ21、シフトポジションセンサ22、駐車支援スイッチ24、ヨーレートセンサ26、表示部30及びEPS−ECU31に接続されている。
図2に示したように、前方カメラ20Aは、自車両SVの前端部FR(具体的には、フロントグリルFG)の車幅方向の中心に設けられ、自車両SVの前方の領域の風景を撮影する。左側方カメラ20Bは、自車両SVの左側方(具体的には、左サイドミラーLSM)に設けられ、自車両SVの左側方の領域の風景を撮影する。右側方カメラ20Cは、自車両SVの右側方(具体的には、右サイドミラーRSM)に設けられ、自車両SVの右側方の領域の風景を撮影する。後方カメラ20Dは、自車両SVの後端部RR(具体的には、トランクルームTRの後端部)の車幅方向の中心に設けられ、自車両SVの後方の領域の風景を撮影する。なお、各カメラ20の画角は広角(例えば、略180deg程度)である。
各カメラ20は、所定時間が経過する毎に各カメラ20の撮影領域の風景を撮影することにより画像データ(カメラ画像)を取得し、その画像データをPSECU10に送信する。PSECU10は、各カメラ20から送信されたカメラ画像に基づいて、自車両SVの周辺領域の立体曲面状の画像データ(以下、「立体画像データ」と称呼する。)を生成する。より詳細には、PSECU10は、各カメラ20のカメラ画像の各画素値を、自車両SVを底面の中心とする半球面状の立体曲面に含まれる画素に投影する。画像データの画素とこれに対応する立体曲面の画素とは予め対応付けられている。PSECU10は、生成した立体画像データを利用して、後述する駐車支援画面300(図3を参照。)を表示部30に表示させる。
なお、このような立体画像データの生成処理自体は周知の技術である(例えば、前述した特開2012−217000号公報を参照。)。
車輪速センサ21は、自車両SVの車輪毎に設けられ、各車輪が所定角度だけ回転する毎にパルス信号(車輪パルス信号)を発生する。PSECU10は、各車輪速センサ21から送信されてくる車輪パルス信号の単位時間におけるパルス数に基づいて各車輪の回転速度(車輪速度)を演算し、各車輪の車輪速度に基づいて自車両SVの速度を示す車速Vsを演算する。車速Vsは、例えば、4つの車輪の車輪速度の平均値である。
シフトポジションセンサ22は、運転者によって操作されるシフトレバーのポジション(以下、「シフトポジションSP」と称呼する。)を検出し、検出したシフトポジションSPを表す信号を発生する。シフトポジションSPは、駐車レンジ「P」、前進レンジ「D」、後退レンジ「R」及びニュートラルレンジ「N」等を含む。PSECU10は、所定時間が経過する毎にシフトポジションセンサ22からシフトポジションSPを取得(検出)するようになっている。
駐車支援スイッチ24は、運転者が駐車支援を受けたいときに操作するスイッチであり、そのスイッチ信号をPSECU10に供給する。このスイッチ信号は、駐車支援スイッチ24が操作されていない間はローレベルであり、駐車支援スイッチ24が操作されている間はハイレベルとなる。PSECU10は、所定時間が経過する毎にスイッチ信号を読み取り、駐車支援スイッチ24から「駐車支援スイッチ24が操作されているか否かを示す操作情報」を取得する。
ヨーレートセンサ26は、自車両SVに作用するヨーレートYrを検出し、ヨーレートYrを表す信号を発生するようになっている。PSECU10は、所定時間が経過する毎にヨーレートセンサ26からヨーレートYrを取得(検出)するようになっている。
表示部30は、自車両SVに搭載された各種ECU及びナビゲーション装置からの表示情報を受信し、その表示情報を表示するタッチパネル式のディスプレイである。更に、表示部30は、自車両SVの乗員が画面をタッチしたとき、そのタッチした位置に対応する操作入力を受け付ける。表示部30には、自車両SVが駐車するときに運転者を支援するための駐車支援画面300が表示される。表示部30は、駐車支援画面300の表示指示である表示指示信号をPSECU10から受信した場合、駐車支援画面300を表示する。
駐車支援画面300は、図3に示すように、周辺領域画面310及び俯瞰画面320を含む。周辺領域画面310には、「立体画像データにおいて後述する表示駐車領域DPAを含む駐車周辺領域を所定の視点から視たときの画像」が表示される。更に、周辺領域画面310の中央付近には、「ROM12に予め記憶されている自車両SVの立体画像データ」を上述した視点から視たときの画像である自車両アイコン311が表示される。更に、周辺領域画面310の駐車周辺領域の画像の表示駐車領域DPAに対応する位置には、表示駐車領域DPAへの駐車が完了した場合の自車両SVの位置(以下、「駐車完了位置」と称呼する。)312が重畳表示される。駐車完了位置312は、表示駐車領域DPAの大きさに合わせた自車両SVの大きさと略同一となる四角形の枠で表示される。
更に、俯瞰画面320には、「立体画像データにおいて駐車周辺領域を自車両SVの真上から視たときの画像」が表示される。更に、俯瞰画面320の中央付近には、「ROM12に予め記憶されている自車両SVの立体画像データ」を真上から視たときの画像である自車両アイコン321が表示される。更に、俯瞰画面320の駐車周辺領域の画像の表示駐車領域DPAに対応する位置には、上述した駐車完了位置322が表示される。駐車完了位置322は、駐車完了位置312と同じく、表示駐車領域DPAの大きさに合わせた自車両SVの大きさと略同一となる四角形の枠で表示される。
再び、図1を参照すると、EPS−ECU31は、周知の電動パワーステアリングシステムの制御装置であって、転舵用モータ32に接続されている。転舵用モータ32は、自車両SVの「図示しないステアリングホイール、ステアリングホイールに連結された図示しないステアリングシャフト及び操舵用ギア機構等を含む図示しないステアリング機構」に組み込まれている。転舵用モータ32は、EPS−ECU31によって向き及び大きさ等が制御される「図示しない車両バッテリから供給される電力」に応じてトルクを発生し、このトルクによって操舵アシストトルクを加えたり、左右の操舵輪を転舵したりする。
(作動の概要)
次に、本支援装置の作動の概要について説明する。本支援装置のPSECU10は、駐車領域検出処理及び駐車支援制御処理を実行する。
PSECU10は、駐車領域検出処理として、各カメラ20から送信されたカメラ画像に基づいて、自車両SVが駐車可能な領域である駐車領域PAを検出する処理を行なう。
PSECU10は、駐車支援制御処理として、以下の処理を行なう。
(1)PSECU10は、駐車領域検出処理にて検出した駐車領域PAへの自車両SVの駐車が完了した場合の自車両SVの位置(駐車完了位置312及び322)を表示部30に表示させる。この場合、PSECU10は、駐車領域に障害物が存在するときには、その障害物の高さ及び位置に応じて適切な駐車完了位置を推定し、その駐車完了位置を表示部30に表示する。これにより、運転者はその駐車領域への駐車を行うための運転(駐車操作)を開始するために、その駐車領域が適切であるか否かを判断することができる。
(2)PSECU10は、「表示部30に表示された駐車完了位置への自車両SVの駐車を運転者が許可する旨の許可情報」が駐車支援スイッチ24の操作に基づいて入力されたとき、駐車領域PAに自車両SVを駐車するために自動操舵を行う操舵支援制御を実施する。操舵支援制御は、目標駐車位置までの目標経路の算出、及び、自車両SVを目標経路に沿って移動させるための自動操舵を含む。
(駐車領域検出処理)
次に、上述した駐車領域検出処理について詳しく説明する。
・PSECU10は、車速Vsが閾値車速Vs1th以下となったとき、検出実行条件が成立したと判定する。閾値車速Vs1thは、自車両SVを駐車するための運転操作が行われる場合における車速Vsの一般的な最高値よりも高い値(例えば、16km/h)に設定されている。
・PSECU10は、検出実行条件が成立したと判定すると、以下の二つの処理(処理A及び処理B)を行なうことにより、カメラ画像に基づいて駐車領域PAを検出する。
処理A:PSECU10は、カメラ画像から白線を検出(抽出)し、検出した白線に基づいて駐車領域PAを検出(抽出・特定)する。この処理Aは、「白線駐車領域検出処理」と称呼される。
処理B:PSECU10は、カメラ画像から物標(例えば、他車両OV及び家屋の壁等)を検出し、検出した物標に基づいて駐車領域PAを検出(抽出・特定)する。この処理Bは、「物標駐車領域検出処理」と称呼される。
<白線駐車領域検出処理の詳細及び駐車支援制御>
次に、白線駐車領域検出処理について図4を用いて説明する。白線駐車領域検出処理によって、自車両SVが並列駐車可能な駐車領域PAが並列駐車領域PAnとして検出される。なお、複数の並列駐車領域PAnを互いに区別するとき、それぞれの並列駐車領域PAnは「PAnX(X:自然数)」と表記される。並列駐車は、駐車が完了した自車両SVが車幅方向において他車両OVと並列に並ぶような駐車である。換言すると、並列駐車は、走行路の進行方向(図4の白抜きの矢印を参照。)に対して直交する方向に自車両SVの前後方向が一致するように自車両SVを停止させる駐車である。
具体的に述べると、まず、PSECU10は、周知の方法を用いて、カメラ画像(画像データ)に含まれるエッジ点を抽出するとともに抽出したエッジ点に基づいて白線を検出する。エッジ点に基づく白線の検出方法は周知であり、例えば、特開2013−105179号公報に記載されている。
次に、PSECU10は、車速Vs及びヨーレートYrに基づいて「自車両SVの車幅方向の中心点(実際には、自車両SVの左右の前輪の車軸上の中心点FPOが向かっている進路である走行予測進路RCR」を推定する。この走行予測進路RCRの推定処理の詳細は後述する。
そして、PSECU10は、以下の(条件1)及び(条件2)の両方を満たす白線を候補線として選択(抽出)する。
(条件1)「検出した白線の走行予測進路RCR側への延長線EL」と走行予測進路RCRとのなす角の大きさθが「90degよりも小さい第1閾値角度θ1th乃至90degよりも大きい第2閾値角度θ2thの範囲(略直角と見做せる範囲)」内である。例えば、第1閾値角度θ1thは「85deg」に設定され、第2閾値角度θ2thは「95deg」に設定されている。
(条件2)白線の長さLwが閾値長さL1th以上である。例えば、閾値長さL1thは「1m」に設定されている。
PSECU10は、以下の(条件3)を満たす2本の候補線を抽出(ペアリング)し、ペアリングした2本の候補線それぞれを区画線として選択する。
(条件3)任意の候補線((条件1)及び(条件2)の両方を満たす任意の白線)と、走行予測進路RCR方向において当該任意の候補線に最も近い他の候補線(以下、「隣接候補線」と称呼する。)と、の距離Ldが第1閾値距離Ld1th以上であって且つ第2閾値距離Ld2th以下である。
第1閾値距離Ld1thは、自車両SVが駐車領域PAに並列駐車したと仮定したときに、自車両SVの左側面と自車両SVの左方向の白線(又は障害物)との間に所定の長さの隙間(即ち、図2示す左余裕距離LL)が生じ且つ自車両SVの右側面と自車両SVの右方向の白線(又は障害物)との間に所定の長さの隙間(即ち、図2示す右余裕距離RL)が理論上生じ得る距離に設定されている。より詳細には、第1閾値距離Ld1thは、図2に示すように、「車幅Wの半分の値(W/2)に所定の左余裕距離LLを加算した値である左方向駐車距離LPL」と「車幅Wの半分の値(W/2)に所定の右余裕距離RLを加算した値である右方向駐車距離RPLと」を加算した値(LRPL)に設定されている。なお、本例において左余裕距離LL及び右余裕距離RLは互に同じ値に設定されているが、これらは互いに異なる値に設定されていてもよい。
第2閾値距離Ld2thは、自車両SVの車長Lに所定の前後余裕距離FRL(以下、「第1前後余裕距離」と称呼する場合もある。)を加算した値である前後方向駐車距離FRPL(=L+FRL)(以下、「第1前後方向駐車距離」と称呼する場合もある。)に設定されている。距離Ldが第2閾値距離Ld2thよりも大きい駐車領域PAは自車両SVが「後述する縦列駐車」をすることができる。よって、PSECU10は、距離Ldが第2閾値距離Ld2thよりも大きい駐車領域PAを並列駐車領域PAnとして検出しない。
PSECU10は、上述した(条件3)を満たす二つの区画線に挟まれる領域を並列駐車領域PAn(実際には、PAnX)として検出する。
なお、駐車領域PAnXを規定する一対の区画線それぞれの一端及び他端のうち自車両SVに近い方の端が前端と称呼される。従って、駐車領域PAnXを規定する「一対の区画線のそれぞれの前端」同士を直線で結んだ部分が駐車領域PAnXの前端である。但し、駐車領域PAnXを規定する一対の区画線それぞれの一端及び他端のうち自車両SVに近い方の端から一定距離(例えば、0.3m)だけ自車両SVに近い点を前端と規定してもよい。更に、駐車領域PAnXの後端は、当該駐車領域PAnXの前端が後方側に後述する前後方向駐車距離FRPLだけ平行移動した位置となる。
更に、PSECU10は、自車両SVの左右の後輪の車軸上の中心点RPOに対する並列駐車領域PAnの位置を示す位置情報を、その位置情報を取得した時刻と共にRAM13に記憶する。なお、この位置情報は、並列駐車領域PAnの前端の中心点CPから中心点RPOまでの距離、及び、並列駐車領域PAnの前端の中心点CPの中心点RPOに対する方位を含む。
例えば、図4に示した例においては、時点t1にて自車両SVの車速Vsが閾値車速Vs1th以下となることにより検出実行条件が成立している。よって、時点t1にて、PSECU10は、カメラ画像に基づいて3本の白線WL1乃至WL3を候補線として選択し、これらの候補線WL1乃至WL3に基づいて並列駐車領域PAn1及びPAn2を検出する。
加えて、図4に示した例においては、自車両SVが前進している期間(即ち、時点t1から時点t2までの期間)において、検出実行条件が常に成立しているので、PSECU10は、並列駐車領域PAn1乃至PAn4を検出する。
一方、PSECU10は、以下に述べる駐車支援条件が成立したか否かを監視している。駐車支援条件は、次の3つの条件の総てが成立したときに成立する条件である。
・シフトポジションSPが駐車レンジ「P」以外である。
・車速Vsが「0」である。
・運転者が駐車支援スイッチ24を操作した。
駐車支援条件が成立したとき(例えば、図4の時点t2)、PSECU10は、RAM13に記憶されている駐車領域PAnXの位置情報に基づいて、「現時点(時点t2)における自車両SVの位置」に対応する「駐車領域PA(並列駐車領域PAn)の位置」を特定する。
より詳細には、PSECU10は、「各駐車領域PAnXの位置情報がRAM13に記憶された時刻(記憶時刻)」から「現時点(現在の時刻)」までの期間に自車両SVが走行した経路(走行経路)に基づいて、RAM13に記憶されている各駐車領域PAnXの位置を現時点における中心点RPOに対する位置に変換する。この結果、例えば、図4に示した時点t2における中心点RPOに対する各駐車領域PAn1乃至PAn4の位置が特定される。なお、PSECU10は、記憶時刻から現時点までの期間において所定時間が経過する毎の「ヨーレートYr及び車速Vs」をRAM13に記憶している。PSECU10は、その記憶されている「ヨーレートYr及び車速Vs」に基づいて記憶時刻から現時点までの走行経路を算出する。更に、PSECU10は、その走行経路に基づいて、「記憶時刻における中心点RPO」と「現時点における中心点RPO」との相対位置についての情報(距離及び方位)を算出し、その相対位置についての情報を用いて上記変換を行う。
以下、駐車支援条件が成立したときの駐車完了位置を表示する処理について、図4に示した例を用いながら説明する。時点t2において上述した駐車支援条件が成立すると、PSECU10は、検出実行条件が成立した時点t1から時点t2までの期間に検出した「駐車領域PAn1乃至PAn4」の中から、時点t2における中心点RPOに最も近い駐車領域(この場合、PAn4)を、自車両SVの駐車完了位置を表示するための駐車領域(以下、「表示駐車領域DPA」と称呼する。)として選択する。
次に、PSECU10は、選択した表示駐車領域DPAに「障害物が存在するか否かを判定するための領域(以下、「判定領域OA1」と称呼する。)を設定する。
判定領域OA1は、図4に示したように、以下のように規定される領域である。
・判定領域OA1は、表示駐車領域DPAの前端である領域の前端PFEから後方側に前後方向駐車距離FRPL(=L+FRL、図2及び図4を参照。以下、「第1前後方向駐車距離」と称呼する場合もある。)を有する。
・判定領域OA1は、表示駐車領域DPAの左右方向の中心点CPから右方向に左右方向駐車距離LRPLの半分(=LRPL/2)と、中心点CPから右方向に左右方向駐車距離LRPLの半分(=LRPL/2)と、を有する。即ち、判定領域OA1の左右方向の幅は左右方向駐車距離LRPL(=Ld1th、図2及び図4を参照。以下、「第1左右方向駐車距離」と称呼する場合もある。)である。なお、左右方向駐車距離LRPLは、車幅Wに「左余裕距離LLと右余裕距離RLとの和(以下、「第1左右余裕距離」と称呼する場合もある。)」を加算した値である。
換言すれば、判定領域OA1は、表示駐車領域DPAに自車両SVが並列駐車したと仮定した場合において、自車両SVの左右方向に生じる隙間(空間の長さ)と自車両SVの後方に生じるへの隙間(空間の長さ)とを考慮した領域である。なお、「判定領域OA1の前端PFE」は、並列駐車領域PAnX及び表示駐車領域DPAの前端と一致する。
PSECU10は、判定領域OA1に「高さHが閾値高さH1th以上の障害物(以下、単に「所定高さ障害物」と称呼する。)」が存在するか否かをカメラ画像に基づいて判定する。閾値高さH1thは、自車両SVの後輪の最後端TREよりも後方の自車両SVの車体の最下端RBと地面との間の長さ(以下、「最低地上高」と称呼する。)よりも小さい値に設定されている。最低地上高は、図5(A)に示された高さH2thである(即ち、H2th>H1th)。以下、場合に分けて説明する。
(場合1)判定領域OA1に所定高さ障害物が存在しないと判定した場合
この場合、PSECU10は、「自車両SVの前端部FRが領域前端PFEと一致し、且つ、自車両SVの車幅方向の中心点が並列駐車領域PAnの前端の中心点CPと一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置(図5(A)を参照。)」を駐車完了位置として予測する。以下、この場合の駐車完了位置を、「通常完了位置」と称呼する。PSECU10は、予測した通常完了位置を駐車支援画面300に駐車完了位置312及び322として表示させる。
駐車完了位置312及び322が駐車支援画面300に表示されると、運転者はその駐車完了位置312及び322を視認し、表示駐車領域DPAに対する駐車完了位置が適切であると判断した場合、表示駐車領域DPAへの駐車を許可する。この場合、運転者は、駐車支援スイッチ24を操作してその旨の許可情報をPSECU10に入力する。PSECU10は、許可情報が入力されると、表示駐車領域DPAに対する駐車完了位置に自車両SVを最終的には後退させながら駐車させるための実際の駐車支援制御(操舵支援制御)を実施する。
一方、運転者が、駐車完了位置312及び322を視認し、表示駐車領域DPAに対する駐車完了位置が不適切であると判断した場合、表示駐車領域DPAへの駐車を許可しない。この場合、運転者が駐車を希望する他の駐車領域PAnXが存在するとき、運転者は、駐車支援画面300上に表示された「その駐車を希望する駐車領域PAnX」をタッチする。このタッチ操作がPSECU10に入力されると、PSECU10は、タッチされた駐車領域PAnXを表示駐車領域DPAとして設定し、当該表示駐車領域DPAに対する駐車完了位置を上述したように予測し、予測した駐車完了位置を駐車支援画面300に表示する。その後、上述した処理と同様な処理が繰り返される。
(場合2)判定領域OA1に所定高さ障害物が存在すると判定した場合
この場合、PSECU10は、判定領域OA1に存在する所定高さ障害物の中から「高さHが閾値高さH2th以上」である障害物を「潜在的接触障害物」として抽出する。前述したように、閾値高さH2thは車体の最低地上高と同じ値に設定されており、閾値高さH1thよりも大きな値である。
次に、PSECU10は、潜在的接触障害物の中から「判定領域OA1の最も前方側(最も自車両SVに近い側)に位置する障害物」を「接触対象障害物S1」として選択する。なお、判定領域OA1内に潜在的接触障害物が一つのみ存在する場合、その潜在的接触障害物が接触対象障害物S1として選択される。
次に、PSECU10は、図5の(B)に示したように、自車両SVの後端部RRが「接触対象障害物S1の表示駐車領域DPAの前方側の端部から当該前方側に前後余裕距離FRLだけ離れた位置」と一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置を「接触回避完了位置」として予測する。接触対象障害物S1は、「図5(B)に示すような高さHA(≧H2th)を有する障害物」であり、例えば、電柱、フェンス、工事場所表示ポール、縦看板及び自転車等である。
接触対象障害物S1が、判定領域OA1内に存在する場合、表示駐車領域DPAの領域前端PFEと自車両SVの前端部FRとが一致するように自車両SVを駐車させると(図5(A)を参照。)、自車両SVが当該接触対象障害物S1に接触するか又は当該接触対象障害物に過剰に接近する。従って、自車両SVと接触対象障害物S1との接触を回避するためには、図5(B)に示すように、自車両SVを接触対象障害物S1よりも前方側で停止して駐車を完了する必要がある。係る観点に基づいて、PSECU10は接触回避完了位置を予測する。
換言すれば、図5(B)に示すこの接触回避完了位置は、図5(A)に示す通常完了位置を「自車両SVの後端部RRが接触対象障害物S1の前端部から表示駐車領域DPAの前方側に前後余裕距離FRLだけ離れた位置」に位置するように移動した位置である。従って、図5(B)に示したように、自車両SVが接触回避完了位置に駐車された場合、自車両SVの前端部FRは領域前端PFEから「所定のはみ出し量AOP1」だけはみ出すことになる。
更に、PSECU10は、判定領域OA1に存在する所定高さ障害物の中から、「潜在的接触障害物」以外の所定高さ対象物(即ち、その高さHが、閾値高さH1th以上であり且つ閾値高さH2th未満である所定高さ対象物)を「潜在的輪止め対象物」として抽出する。
次に、PSECU10は、潜在的輪止め対象物の中から「判定領域OA1の最も前方側(最も自車両SVに近い側)に位置する対象物」を「輪止め対象物S2」として選択する。なお、判定領域OA1内に潜在的輪止め対象物が一つのみ存在する場合、その潜在的輪止め対象物が輪止め対象物S2として選択される。
次に、PSECU10は、図5の(C)に示したように、自車両SVの後端部RRが「輪止め対象物S2の表示駐車領域DPAの前方側の端部から表示駐車領域DPAの後方側に所定距離OHだけ離れた位置」と一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置を「輪止め完了位置」として予測する。なお、所定距離OHは、自車両SVの後輪の最後端TREから後端部RRまでの長さに設定されている。
通常、輪止めは車両の車輪(本例では、最終的に車両を後退させて駐車を完了するので、後輪)が輪止めよりも後方側への移動することを規制することを目的として駐車領域PAnに設置されている。従って、自車両SVは、自車両SVの後輪の最後端TREが輪止めの前端に当接したときの自車両SVの位置よりも後方側の位置に駐車されることはない。係る観点に基づいて、PSECU10は輪止め完了位置を予測する。
換言すれば、図5(C)に示すこの輪止め完了位置は、「自車両SVの後輪の最後端TREが輪止め対象物S2の前端に当接するように自車両SVの並列駐車を完了させたときの自車両SVの位置」である。従って、図5(C)に示したように、自車両SVが輪止め完了位置に駐車された場合、自車両SVの前端部FRは領域前端PFEから「はみ出し量AOP2」だけはみ出す。
輪止め対象物S2が「判定領域OA1内の図5(C)に示す領域AR」に存在する場合、自車両SVが輪止め完了位置に駐車されたときに自車両SVの前端部FRは領域前端RFEからはみ出さない。領域ARは、判定領域OA1のうち領域前端PFEからの距離が所定距離FRPL’(図5(A)乃至(C)を参照。)以上であって前後方向駐車距離FRPL以下の領域である。所定距離FRPL’は、図5(A)に示したように、自車両SVの前端部FRから後輪の最後端TREまでの長さである。従って、PSECU10は、輪止め対象物S2が領域ARに存在する場合の輪止め完了位置を通常完了位置と同じ位置として推定する。換言すると、輪止め完了位置に自車両SVを駐車させた場合に前端部FRが領域前端RFEからはみ出さない場合、PSECU10は輪止め完了位置を通常完了位置と同じ位置として推定する。
PSECU10は、接触回避完了位置及び輪止め完了位置を予測すると、これらの位置のうち「より前方の位置(自車両SVの前端部FRの領域前端PFEからはみ出し量(AOP1及びAOP2)が大きい位置)」を「駐車完了位置」として選択し、その選択した位置を駐車支援画面300に駐車完了位置312及び322として表示させる。この後のPSECU10の作動は、通常完了位置を駐車支援画面300に駐車完了位置312及び322として表示させた場合と同様である。
以上から理解されるように、自車両SVが「判定領域OA1に潜在的接触障害物及び潜在的輪止め対象物の両方が存在する表示駐車領域DPA」に並列駐車を行う場合、PSECU10は、接触回避完了位置及び輪止め完了位置を推定する。そして、PSECU10は、自車両SVを輪止め完了位置に駐車した場合に自車両SVの前端部FRが領域前端PFEからはみ出す場合には、接触回避完了位置及び輪止め完了位置のうちより前方に位置する完了位置を、駐車支援画面300に表示する。
更に、自車両SVが、「判定領域OA1に潜在的接触障害物は存在しないが潜在的輪止め対象物が存在する表示駐車領域DPA」に並列駐車を行う場合、PSECU10は、輪止め完了位置を推定する。そして、PSECU10は、自車両SVを輪止め完了位置に駐車した場合に自車両SVの前端部FRが領域前端PFEからはみ出す場合には、その輪止め完了位置を駐車支援画面300に表示する。
加えて、自車両SVが、「判定領域OA1に潜在的輪止め対象物は存在しないが潜在的接触障害物が存在する表示駐車領域DPA」に並列駐車を行う場合、PSECU10は、接触回避完了位置を推定する。そして、PSECU10は、その接触回避完了位置を駐車支援画面300に表示する。
従って、運転者は、表示駐車領域DPAに障害物が存在する場合であっても、自車両SVが実際に並列駐車を行う前に正確な駐車完了位置を把握できる。この結果、運転者は、実際の駐車操作(又は駐車支援制御)が実施される前に表示駐車領域DPAの駐車完了位置が適切であるか否かを判断することができる。
<物標駐車領域検出処理の詳細及び駐車支援制御>
次に、物標駐車領域検出処理について図6を用いて説明する。物標駐車領域検出処理によって、並列駐車領域PAn及び縦列駐車領域PApが検出される。縦列駐車は、駐車が完了した自車両SVが前後方向において他車両OVと並ぶような駐車である。換言すると、縦列駐車は、走行路の進行方向(図6の白抜きの矢印を参照。)に対して平行な方向に自車両SVの前後方向が一致するように自車両SVを停止させる駐車である。
具体的に述べると、まず、PSECU10は、カメラ画像から「停止している物標」を抽出する。より詳細には、PSECU10は、カメラ画像を「所定の大きさを有する」複数の局所領域に区分し、区分した局所領域における画像特徴量を算出する。PSECU10には各物標(自動車、縁石、ガードレール、建物及び街路樹等)の画像特徴量が予め登録(記憶)されている。そして、PSECU10は、算出した画像特徴量と登録されている画像特徴量とを比較し、各物標の一部又は全部を示している「単数又は複数の局所領域」を抽出する。
更に、PSECU10は、現時点のカメラ画像から所定時間前に撮影された複数の画像データから、現時点のカメラ画像にて抽出されている物標と同一の物標を特定し、当該物標の時系列的な位置の変化に基づいて当該物標の自車両SVに対する相対速度を算出する。PSECU10は、算出した物標の相対速度と自車両SVの車速Vsとに基づいて物標の速度を算出し、速度が「0m/s」である物標を「停止している物標」として抽出する。
PSECU10は、抽出した「静止している物標」のエッジ点を抽出し、それらのエッジ点のうち直線上に並んでいるエッジ点のグループを疑似白線として認識する。そして、PSECU10は、上述した白線駐車領域検出処理と同様の方法で並列駐車領域を検出する。より詳細には、PSECU10は、疑似白線の中から上述した「(条件1)及び(条件2)」の両方の条件を満たす疑似白線を候補線として選択する。更に、PSECU10は、上述した(条件3)を満たす2本の候補線を抽出(ペアリング)し、ペアリングされた2本の候補線それぞれを区画線として選択する。そして、PSECU10は、二つ区画線に挟まれる領域を並列駐車領域PAnとして検出し、検出した並列駐車領域PAnの自車両SVの中心点RPOに対する位置を示す位置情報を時刻と共にRAM13に記憶する。以上の処理は、白線駐車領域検出処理と同様の処理である。
更に、PSECU10は、物標駐車領域検出処理により、縦列駐車領域PApも検出する。より詳細には、PSECU10は、以下の(条件4)を満たす2本の候補線のそれぞれを区画線として選択する。
(条件4)任意の候補線((条件1)及び(条件2)の両方を満たす任意の疑似白線)と、走行予測進路RCR方向において当該任意の候補線に最も近い他の候補線(以下、「隣接候補線」と称呼する。)と、の距離Ldが第3閾値距離Ld3th以上であって且つ第4閾値距離Ld4th以下である。
第3閾値距離Ld3thは、自車両SVの車長Lに前方余裕距離FFL(図6を参照。)及び前後余裕距離FRLを加算した値(=L+FFL+FRL)に設定されている。第4閾値距離Ld4thは、第3閾値距離Ld3thよりも大きな値に設定されている。なお、本例において前方余裕距離FFL及び前後余裕距離FRLは、左余裕距離LL及び右余裕距離RLは互に同じ値に設定されているが、これらは互いに異なる値に設定されていてもよい。
PSECU10は、上述した(条件4)を満たす二つ区画線に挟まれる領域を縦列駐車領域PApとして検出し、検出した縦列駐車領域PApの自車両SVの中心点RPOに対する位置を示す位置情報を、その位置情報を取得した時刻と共にRAM13に記憶する。なお、この位置情報は、縦列駐車領域PApの前端の中心点CP(図6を参照。)から中心点RPOまでの距離、及び、縦列駐車領域PApの前端の中心点CPの中心点RPOに対する方位を含む。
なお、駐車領域PApを規定する一対の区画線それぞれの一端及び他端のうち自車両SVに近い方の端が前端と称呼される。従って、駐車領域PApを規定する「一対の区画線のそれぞれの前端」同士を直線で結んだ部分が駐車領域PApの前端である。但し、駐車領域PApを規定する一対の区画線それぞれの一端及び他端のうち自車両SVに近い方の端から一定距離(例えば、0.3m)だけ自車両SVに近い点を前端と規定してもよい。更に、駐車領域PApの後端は、当該駐車領域PApの前端が後方側に後述する進入方向駐車距離APLだけ平行移動した位置となる。
例えば、図6に示した例においては、時点t4にて上述した検出実行条件(Vs≦Vs1th)が成立している。よって、時点t4にて、PSECU10は、カメラ画像に基づいて「何れも停止している他車両OV1及びOV2」を検出し、他車両OV1のエッジED1により形成される疑似白線及び他車両OV2のエッジED2により形成される疑似白線を特定する。そして、PSECU10は、これらの疑似白線に基づいて縦列駐車領域PApを検出する。
更に、図6に示した例においては、時点t5にて上述した駐車支援条件が成立している。従って、PSECU10は、時点t5にて、縦列駐車領域PApを表示駐車領域DPAとして選択し、選択した表示駐車領域DPAに判定領域OA2を設定する。ここで、自車両SVの左端及び右端のうち表示駐車領域DPAに最も近い端は、表示駐車領域DPAに進入する端であるため、「進入端」と称呼する。更に、自車両SVの左端及び右端のうち進入端と反対側の端を「反進入端」と称呼する。
判定領域OA2は、図6に示したように、以下のように規定される領域である。
・判定領域OA2は、領域前端PFE(図6に示した例において、自車両SVの左側端部に近い側の縦列駐車領域PApの端部)から後方側(自車両SVから遠ざかる側)に所定の進入方向駐車距離APL(以下、「第2左右方向駐車距離」と称呼する場合もある。)を有する。進入方向駐車距離APLは、左方向駐車距離LPL及び右方向駐車距離RPLのうち当該進入端に対応する距離である。換言すれば、進入方向駐車距離APLは、「左余裕距離LL及び右余裕距離RLのうち当該進入端に対応する距離(以下、「第2左右余裕距離」と称呼する場合もある。)」を車幅Wに加算した値である。
・判定領域OA2は、表示駐車領域DPAの左右方向の中心点CPから左方向に「自車両SVの車長Lの半分の値(L/2)に前方余裕距離FFL(図6を参照。)を加えた値(=L/2+FFL)を有し且つ表示駐車領域DPAの中心点CPから右方向に車長Lの半分の値(L/2)に前後余裕距離FRLを加えた値(=L/2+FRL)を有する。この判定領域OAの左右方向の長さは、自車両SVの車長Lに「前方余裕距離FFLと前後余裕距離FRLとを加算した値である第2前後余裕距離」を加算した長さ(以下、「第2前後方向駐車距離」と称呼する場合もある。)を有する。
PSECU10は、図6に示したように、設定した判定領域OA2に「高さHが閾値高さH1th以上の障害物(即ち、所定高さ障害物)」が存在しない場合、「自車両SVの反進入端(図6に示す自車両SVの右端)が領域前端PFEと一致し、且つ、自車両SVの前後方向の中心位置が表示駐車領域DPAの左右方向の中心点CPに一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置」を通常完了位置として予測する。本支援装置は、予測した通常完了位置を駐車支援画面300に駐車完了位置312及び322として表示させる。
一方、PSECU10は、判定領域OA2に所定高さ障害物が存在する場合、当該所定高さ障害物の中から「判定領域OA2の最も前方側(最も自車両SVに近い側)に位置する障害物」を「駐車規制障害物S3」として選択する。なお、判定領域OA2内に所定高さ障害物が一つのみ存在する場合、その所定高さ障害物が駐車規制障害物S3として選択される。
次に、PSECU10は、図7に示したように、自車両SVの進入端が「駐車規制障害物S3から表示駐車領域DPAの前方側に所定の特定余裕距離だけ離れた位置」と一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置(図7の網掛け部を参照。)を接触回避完了位置として予測する。この所定の特定余裕距離は、駐車規制障害物S3の高さが第2閾値高さH2th以上であるとき、左余裕距離LL及び右余裕距離RLのうち前記進入端に対応する余裕距離(第2左右余裕距離)に設定される。例えば、図7の例においては、進入端が自車両SVの左端であるので、PSECU10は、当該進入端が「駐車規制障害物S3から表示駐車領域DPAの前方側に、左余裕距離LLだけ離れた位置」と一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置を接触完了位置として予測する。なお、図7に示す接触回避完了位置では、自車両SVの右端は表示駐車領域DPAの領域前端PFEからはみ出し量AOP3だけはみ出す。一方、所定の特定余裕距離は、駐車規制障害物S3の高さが第2閾値高さH2th未満であるとき、左余裕距離LL及び右余裕距離RLのうち前記進入端に対応する余裕距離(第2左右余裕距離)か、又は、当該第2左右余裕距離よりも小さい距離(「0」を含む)に設定される。そして、PSECU10は、この接触回避完了位置を駐車支援画面300に駐車完了位置312及び322として表示させる。
以上から理解されるように、自車両SVが「判定領域OA2に所定高さ障害物が存在する表示駐車領域DPA」に縦列駐車を行う場合、本支援装置は、当該所定高さ障害物の位置を考慮した上で接触回避完了位置を推定し、この接触回避完了位置を駐車支援画面300に表示する。従って、運転者は、表示駐車領域DPAに障害物が存在する場合であっても、自車両SVが実際に縦列駐車を行う前に正確な駐車完了位置を把握できる。この結果、運転者は、実際の駐車操作(又は駐車支援制御)が実施される前に表示駐車領域DPAの駐車完了位置が適切であるか否かを判断することができる。
(具体的作動)
PSECU10のCPU11は、図8にフローチャートで示したルーチンを所定時間が経過する毎に実行する。図8に示すルーチンは、各カメラ20が撮影したカメラ画像から駐車領域PAを検出するためのルーチンである。
従って、所定のタイミングになると、CPU11は図8のステップ800から処理を開始し、ステップ805に進み、車輪速センサ21から車速Vsを取得する。次に、CPUはステップ810に進み、取得した車速Vsが閾値車速Vs1th以下であるか否かを判定する。
車速Vsが閾値車速Vs1thよりも大きい場合、検出実行条件が成立していないので、CPU11は、ステップ810にて「No」と判定し、ステップ895に進み、本ルーチンを一旦終了する。この結果、駐車領域PAは検出されない。一方、車速Vsが閾値車速Vs1th以下である場合、検出実行条件が成立しているので、CPU11は、ステップ810にて「Yes」と判定し、以下に述べるステップ815乃至ステップ825の処理を順に実行し、ステップ895に進んで本ルーチンを一旦終了する。
ステップ815:CPU11は、各カメラ20からカメラ画像を取得する。
ステップ820:CPU11は、ステップ815にて取得したカメラ画像から白線を検出し、検出した白線に基づいて並列駐車領域PAnを検出する白線駐車領域検出処理を実行する。実際には、CPU11はステップ820に進むと、図9にフローチャートで示したサブルーチンを実行する。
即ち、CPU11は、ステップ820に進むと、図9のステップ900から処理を開始してステップ905乃至ステップ955の処理を順に実行し、ステップ995に進み、本ルーチンを一旦終了する。
ステップ905:CPU11は、ヨーレートセンサ26からヨーレートYrを取得する。
ステップ910:CPU11は、ステップ805にて取得した車速Vsとステップ905にて取得したヨーレートYrとに基づいて自車両SVの旋回半径を算出し、旋回半径に基づいて自車両SVの走行予測進路RCRを推定する。ヨーレートYrが発生している場合、CPU11は、円弧状の進路を走行予測進路RCRとして推定する。一方、ヨーレートYrが発生していない場合(即ち、ヨーレートYrが「0」である場合)、CPU11は、図示しない加速度センサが検出した「自車両SVに作用する加速度」の方向に沿った直線進路を走行予測進路RCRとして推定する。
ステップ920:CPU11は、ステップ815にて取得したカメラ画像からエッジ点を抽出し、抽出したエッジ点に基づいて白線を検出する。
ステップ925:CPU11は、ステップ920にて検出した白線の走行予測進路RCR側に延長した延長線ELと走行予測進路RCRとのなす角の大きさθを算出する。
ステップ930:CPU11は、ステップ920にて検出した白線の長さLwを算出する。
ステップ935:CPU11は、ステップ925にて算出したなす角の大きさθが第1閾値角度θ1th乃至第2閾値角度θ2thの範囲内であって且つステップ930にて算出した白線の長さLwが閾値長さL1th以上である白線を候補線として選択する。即ち、ステップ935にて、CPU11は、上述した条件(1)及び条件(2)を満たす白線を候補線として選択する。
ステップ940:CPU11は、ステップ935にて選択した任意の候補線に走行予測進路RCR方向において最も近い候補線である隣接候補線を選択する。CPU11は、候補線と当該候補線に対する隣接候補線との間の距離Ldを算出する。
ステップ945:CPU11は、ステップ940にて算出した距離Ldが第1閾値距離Ld1th(左右方向駐車距離LRPL)以上であって且つ第2閾値距離Ld2th(前後方向駐車距離FRPL)以下である二つの候補線をそれぞれ区画線としてペアリングして選択する。
ステップ950:CPU11は、ステップ945にてペアリングして選択した二つの区画線に挟まれる領域を並列駐車領域PAnとして検出する。
ステップ955:CPU11は、ステップ950にて検出した並列駐車領域PAnの前端の中心点CPの自車両SVの点RPOに対する方位及び距離を当該並列駐車領域PAnの位置情報として、現在の時刻とともにRAM13に記憶する。
なお、CPU11は、ステップ920にて検出された白線の総てについてステップ925以降の処理を実行する。この結果、単数又は複数の並列駐車領域PAnが特定されるか、場合により、並列駐車領域PAnは存在しないと判定される。
ステップ955の実行後、CPU11はステップ995に進み、本ルーチンを一旦終了し、図8のステップ825に進む。ステップ825にて、CPU11は、カメラ画像から停止している物標を検出し、検出した物標に基づいて並列駐車領域PAn及び縦列駐車領域PApを検出する物標駐車領域検出処理を実行し、ステップ895に進み、本ルーチンを一旦終了する。実際には、CPU11は、ステップ825に進むと、図10にフローチャートで示したサブルーチンを実行する。
即ち、CPU11は、ステップ825に進むと、図10のステップ1000から処理を開始し、以下に述べるステップ1005乃至ステップ1060の処理を実行し、その後ステップ1095に進んで本ルーチンを一旦終了する。
ステップ1005:CPU11は、カメラ画像を局所領域に分割し、局所領域の画像特徴量と予め登録されている物標の画像特徴量とを比較し、物標の一部又は全部を示している「単数又は複数の局所領域」を抽出する。
ステップ1010:CPU11は、ステップ1005にて抽出した局所領域においてエッジ点を抽出し、抽出したエッジ点のうち直線上に並んでいるグループを疑似白線として認識する。
ステップ1015:CPU11は、ステップ1010にて認識した疑似白線の走行予測進路RCR側に延長した延長線ELと走行予測進路RCRとのなす角の大きさθを算出する。
ステップ1020:CPU11は、ステップ1010にて認識した疑似白線の長さLwを算出する。
ステップ1025:CPU11は、ステップ1015にて算出したなす角の大きさθが第1閾値角度θ1th乃至第2閾値角度θ2thの範囲内であって且つステップ1020にて算出したエッジの長さLwが閾値長さL1th以上であるエッジを候補エッジとして選択する。即ち、ステップ1025にて、CPU11は、上述した条件(1)及び条件(2)を満たす疑似白線を候補線として選択する。
ステップ1030:CPU11は、ステップ1025にて選択した任意の候補線に走行予測進路RCR方向において最も近い候補線である隣接候補線を選択する。CPU11は、候補線と当該候補線に対する隣接候補線との間の距離Ldを算出する。
ステップ1035:CPU11は、ステップ1030にて算出した距離Ldが第1閾値距離Ld1th以上であって且つ第2閾値距離Ld2th以下である二つの候補線をそれぞれ区画線としてペアリングして選択する。
ステップ1040:CPU11は、ステップ1035にてペアリングして選択した二つの区画線に挟まれる領域を並列駐車領域PAnとして検出する。
ステップ1045:CPU11は、ステップ1040にて検出した並列駐車領域PAnの前端の中心点CPの自車両SVの点RPOに対する方位及び距離を当該並列駐車領域PAnの位置情報として、現在の時刻とともにRAM13に記憶する。
ステップ1050:CPU11は、ステップ1030にて算出した距離Ldが第3閾値距離Ld3th以上であって且つ第4閾値距離Ld4th以下である二つの候補線をそれぞれ区画線としてペアリングして選択する。
ステップ1055:CPU11は、ステップ1050にてペアリングして選択した二つの区画線に挟まれる領域を縦列駐車領域PApとして検出する。
ステップ1060:CPU11は、ステップ1055にて検出した縦列駐車領域PApの前端の中心点CPの自車両SVの点RPOに対する方位及び距離を当該縦列駐車領域PApの位置情報として、現在の時刻とともにRAM13に記憶する。
なお、CPU11は、ステップ1010にて検出された白線の総てについてステップ1015以降の処理を実行する。この結果、単数又は複数の並列駐車領域PAnが特定されるか、場合により、並列駐車領域PAnは存在しないと判定される。同様に、単数又は複数の縦列駐車領域PApが特定されるか、場合により、縦列駐車領域PApは存在しないと判定される。
CPU11は、ステップ1060の処理の実行後、ステップ1095に進み、本ルーチンを一旦終了し、図8のステップ895に進み、図8に示したルーチンを一旦終了する。
PSECU10のCPU11は、図11にフローチャートで示したルーチンを所定時間が経過する毎に実行する。図11に示すルーチンは、図8に示したルーチンで検出した駐車領域PA(並列駐車領域PAn及び/又は縦列駐車領域PAp)への駐車が完了したときの自車両SVの位置を示す駐車完了位置を表示し、操舵支援制御を実施するためのルーチンである。
従って、所定のタイミングになると、CPU11は図11のステップ1100から処理を開始し、以下に述べるステップ1105乃至ステップ1115を順に実行し、その後ステップ1120に進む。
ステップ1105:CPU11は、シフトポジションセンサ22からシフトポジションSPを取得する。
ステップ1110:CPU11は、車輪速センサ21から車速Vsを取得する。
ステップ1115:CPU11は、駐車支援スイッチ24から操作情報を取得する。
ステップ1120:CPU11は、駐車支援条件が成立しているか否かを判定する。より詳細には、CPU11は、ステップ1105にて取得したシフトポジションSPが駐車レンジ「P」以外であること、ステップ1110にて取得した車速Vsが「0m/s」であること及びステップ1115にて取得した操作情報が「駐車支援スイッチ24が操作されていること」を示すこと、の総てが成立する場合、CPU11は、駐車支援条件が成立すると判定する。
駐車支援条件が成立していない場合、CPU11は、ステップ1120にて「No」と判定し、ステップ1195に進み、本ルーチンを一旦終了する。この結果、駐車完了位置は表示されず、操舵支援制御も実施されない。一方、駐車支援条件が成立している場合、CPU11は、ステップ1120にて「Yes」と判定し、以下に述べるステップ1125乃至ステップ1140の処理を順に実行する。
ステップ1125:CPU11は、駐車領域検出処理にてRAM13に記憶された駐車領域PAの位置情報を読み出す。なお、RAM13に記憶されている駐車領域PAの位置情報は、駐車領域PAの位置情報がRAM13に記憶された時刻における自車両SVの位置に対する駐車領域PAの位置を示す。
ステップ1130:CPU11は、ステップ1125にて読み出した各駐車領域PAの位置情報に基づいて、「現時点の自車両SVの位置」に対応する「各駐車領域PAの位置」を特定する。
ステップ1135:CPU11は、ステップ1130にて「現時点の自車両SVの位置」に対応する「各駐車領域PAの位置」に基づいて、現時点の自車両SVに最も近い駐車領域PAを表示駐車領域DPAとして選択する。
ステップ1140:CPU11は、表示駐車領域DPAに対する自車両SVの駐車完了位置を表示する駐車完了位置表示処理を実行する。実際には、CPU11はステップ1140に進むと、図12にフローチャートで示したサブルーチンを実行する。
即ち、CPU11は、ステップ1140に進むと、図12のステップ1200から処理を開始してステップ1205に進み、図11のステップ1135にて選択した表示駐車領域DPAが並列駐車領域PAnであるか否かを判定する。
表示駐車領域DPAが並列駐車領域PAnである場合、CPU11はステップ1205にて「Yes」と判定し、ステップ1210に進み、表示駐車領域DPAに判定領域OA1を設定し、ステップ1215に進む。
ステップ1215にて、CPU11は、ステップ1210にて設定した判定領域OA1に「高さHが閾値高さH1th以上である所定高さ障害物」が存在するか否かを判定する。
判定領域OA1に所定高さ障害物が存在しない場合、CPU11は、ステップ1215にて「No」と判定し、ステップ1220に進む。ステップ1220にて、CPU11は、「自車両SVの前端部FRが領域前端PFEと一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置である」通常完了位置を駐車完了位置312及び322として表示させる。その後、CPUはステップ1295に進んで本ルーチンを一旦終了し、図11のステップ1145に進む。
運転者は、ステップ1140にて表示された表示駐車領域DPAに対する駐車完了位置312及び322を視認し、表示駐車領域DPAへの駐車を許可する場合(即ち、表示駐車領域DPAへ自車両SVを駐車することを希望する場合)、駐車支援スイッチ24を操作する。一方、運転者は、表示駐車領域DPAへの駐車を許可しない場合であって且つ駐車を希望する「他の駐車領域PA」が表示部30に表示されている場合、表示部30に表示されている当該「他の駐車領域PA」にタッチする。更に、運転者は、表示駐車領域DPAへの駐車を許可しない場合であって且つ駐車を希望する他の駐車領域PAが存在しない場合、駐車支援スイッチ24の操作及びタッチ操作の何れの操作も行わない。
ステップ1145にて、CPU11は、運転者からの許可操作があったか否かを判定する。より詳細には、CPU11は、駐車支援スイッチ24から操作情報を取得し、取得した操作情報が「駐車支援スイッチ24が操作されていること」を示す場合、許可操作があったと判定し、操作情報が「駐車支援スイッチ24が操作されていること」を示さない場合、許可操作がないと判定する。
運転者からの許可操作があった場合、CPU11は、ステップ1145にて「Yes」と判定し、ステップ1150に進む。ステップ1150にて、CPU11は、駐車が許可された駐車領域PAへの目標経路を算出し、算出した目標経路に沿って自車両SVを移動させるための自動操舵を行う操舵支援制御を実施する。その後、CPU11は、ステップ1195に進み、本ルーチンを一旦終了する。
ここで操舵支援制御の詳細について説明する。
CPU11は、駐車支援を開始すべき所定位置へ自車両SVを案内するための案内表示を駐車支援画面300の所定領域に表示させる。運転者は、この案内表示に従って、自車両SVを所定位置まで移動させて停止させる。CPU11は、自車両SVが所定位置で停止すると、その停止位置を支援開始位置として、自車両SVを「支援開始位置」から「
駐車が許可された表示駐車領域DPAに対する駐車完了位置」まで移動させる目標経路を算出する。目標経路は、例えば、車体が他車両OVや壁などの障害物に対して所定の離隔を確保しながら自車両SVが駐車完了位置に到達可能な最短経路である。なお、目標経路の算出にあたっては、いろいろな手法が知られており、それらの一つを採用すればよい。例えば、特開2015−3565に提案されている目標経路の算出方法を採用してもよい。
CPU11は、目標経路を算出するにあたって、1回の後退移動では自車両SVを目標駐車位置まで移動させることができない場合、後退移動と前進移動とを繰り返す経路、つまり、切り返しを行って駐車領域PAに駐車させる目標経路を算出する。切り返し位置は、自車両と障害物(他車両、壁など)との間の距離が所定距離以下とならない位置に設定される。
CPU11は、目標経路の算出が完了すると、自車両SVを後退させるための案内表示、例えば、「後退してください」といったメッセージを駐車支援画面300の所定領域に表示させる。この案内表示に従って、運転者は、シフトポジションSPが後退レンジ「R」となるようにシフトレバーを操作する。これにより、CPU11は、操舵支援制御を開始する。運転者は、上記の後退案内が表示されている間、ブレーキペダルを緩めながらゆっくりと自車両をクリープ走行によって後退させる。
CPU11は、自車両SVが目標経路を移動するように、目標舵角を演算し、演算した目標舵角を表す操舵指令をEPS−ECU31に送信する。自車両SVの後退中に、CPU11は、カメラ画像に基づいて障害物を検出した場合、必要に応じて駐車完了位置及び目標経路等を修正する。このようにして、自動操舵が行われることにより、運転者は、ハンドル操作を行うことなく、目標駐車位置に自車両SVを駐車することができる。
更に、CPU11がステップ1145の処理を実行する時点において、運転者からの許可操作がない場合、CPU11は、ステップ1145にて「No」と判定し、ステップ1155に進む。ステップ1155にて、CPU11は、運転者が駐車を希望する新たな駐車領域PAの指定操作があったか否かを判定する。即ち、運転者が、駐車を希望する「他の駐車領域PA」に対応する表示部30の部分にタッチしたか否かを判定する。
新たな駐車領域PAの指定操作があった場合、CPU11は、ステップ1155にて「Yes」と判定してステップ1160に進み、運転者が指定した駐車領域PAを新たな表示駐車領域DPAとして選択する。その後、CPU11は、ステップ1140の処理を再度実行し、当該表示駐車領域DPAに対する駐車完了位置を表示させる。その後、CPUは前述したステップ1145以降の処理を実行する。
これに対し、CPU11がステップ1155の処理を実行する時点において、新たな駐車領域PAの指定操作がなかった場合、CPU11はそのステップ1155にて「No」と判定し、ステップ1195に進んで本ルーチンを一旦終了する。
更に、CPU11が図12のステップ1215に進んだとき、判定領域OA1に所定高さ障害物が存在する場合、CPU11は、そのステップ1215にて「Yes」と判定し、ステップ1225に進む。ステップ1225にて、CPU11は、判定領域OA1に「高さHが閾値高さH2th以上である潜在的接触障害物」が存在するか否かを判定する。
判定領域OA1に潜在的接触障害物が存在する場合、CPU11は、ステップ1225にて「Yes」と判定し、ステップ1230に進み、「判定領域OA1の最も前方側に位置する潜在的接触障害物」を接触対象障害物S1として選択する。
次に、CPU11はステップ1235に進み、自車両SVの後端部RRが「接触対象障害物S1の表示駐車領域DPAの前方側の端部から当該前方側に前後余裕距離FRLだけ離れた位置」と一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置である接触回避完了位置を推定し、ステップ1240に進む。
これに対し、CPU11がステップ1225の処理を実行する時点において、判定領域OA1に潜在的接触障害物が存在しない場合、CPU11はそのステップ1225にて「No」と判定する。そして、CPU11はステップ1227に進み、通常完了位置を接触回避完了位置として採用する。その後、CPU11はステップ1240に進む。
ステップ1240にて、CPU11は、判定領域OA1に「高さが閾値高さH1th以上であり且つ閾値高さH2th未満である潜在的輪止め対象物」が存在するか否かを判定する。
判定領域OA1に潜在的輪止め対象物が存在する場合、ステップ1240にて「Yes」と判定し、CPU11は、ステップ1245に進み、「判定領域OA1の最も前方側に位置する」潜在的輪止め対象物を輪止め対象物S2として選択し、ステップ1250に進む。
ステップ1250にて、CPU11は、自車両SVの後端部RRが「輪止め対象物S2の表示駐車領域DPAの前方側の端部から表示駐車領域DPAの後方側に所定距離OHだけ離れた位置」と一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置である輪止め完了位置を推定し、ステップ1255に進む。即ち、CPU11は、輪止め対象物S2の表示駐車領域DPAの前方側の端部に後輪が当接したときの自車両SVの位置を輪止め完了位置として推定する。但し、その輪止め完了位置に自車両SVを駐車させたときに自車両SVの前端部FRが領域前端PFEからはみ出さない場合、通常完了位置を輪止め完了位置として採用する。
これに対し、CPU11がステップ1240の処理を実行する時点において、判定領域OA1に潜在的輪止め対象物が存在しない場合、CPU11はそのステップ1240にて「No」と判定する。そして、CPU11はステップ1242に進み、通常完了位置を輪止め完了位置として採用する。その後、CPU11はステップ1255に進む。
ステップ1255にて、CPU11は、接触回避完了位置及び輪止め完了位置のうちより前方の位置(はみ出し量AOPが大きい方の完了位置)を駐車完了位置312及び322として表示する。その後、CPU11はステップ1295に進み、本ルーチンを一旦終了し、図11のステップ1145以降の処理に進む。
一方、CPU11が図12のステップ1205の処理を実行する時点において、表示駐車領域DPAが並列駐車領域PAnでない場合、即ち、表示駐車領域DPAが縦列駐車領域PApである場合、CPU11は、そのステップ1205にて「No」と判定し、ステップ1260に進む。ステップ1260にて、CPU11は、表示駐車領域DPAに判定領域OA2を設定し、ステップ1265に進む。ステップ1265にて、CPU11は、判定領域OA2に「高さHが閾値高さH1th以上である所定高さ障害物」が存在するか否かを判定する。
判定領域OA2に所定高さ障害物が存在しない場合、CPU11は、ステップ1265にて「No」と判定してステップ1270に進み、「自車両SVの反進入端が表示駐車領域DPAの領域前端PFEと一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置」である通常完了位置を駐車完了位置312及び322として表示させ、ステップ1295に進み、本ルーチンを一旦終了し、図11のステップ1145以降の処理に進む。
これに対し、判定領域OA2に所定高さ障害物が存在する場合、CPU11は、図12のステップ1265にて「Yes」と判定してステップ1275に進み、「判定領域OA2の最も前方側に位置する所定高さ障害物」を駐車規制障害物S3として選択する。
次に、CPU11はステップ1276に進み、駐車規制障害物S3の高さHが閾値高さH2th以上であるか否かを判定する。駐車規制障害物S3の高さHが閾値高さH2th以上である場合、CPU11は、ステップ1276にて「Yes」と判定し、ステップ1277に進み、「左余裕距離LL及び右余裕距離RLのうち進入端に対応する余裕距離である」第1特定余裕距離を所定の特定余裕距離に設定し、ステップ1280に進む。
一方、駐車規制障害物S3の高さHが閾値高さH2th未満である場合、即ち、駐車規制障害物S3の高さHが閾値高さH1th以上であって且つ閾値高さH2th未満である場合、CPU11は、ステップ1276にて「No」と判定し、ステップ1278に進む。ステップ1278にて、CPU11は、前述した第1特定余裕距離以下の値に設定された第2特定余裕距離(「0」を含む)を所定の特定余裕距離に設定し、ステップ1280に進む。なお、この第2特定余裕距離は、第1特定余裕距離と同じ値であってもよい。
ステップ1280にて、CPU11はステップ1280に進み、自車両SVの進入端が「駐車規制障害物S3から表示駐車領域DPAの前方側に、ステップ1277及びステップ1278の何れかで設定した所定の特定余裕距離だけ離れた位置」と一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置である接触回避完了位置を駐車完了位置312及び322として表示させる。その後、CPU11は、ステップ1295に進んで本ルーチンを一旦終了し、図11のステップ1145以降の処理に進む。
以上の例から理解されるように、本支援装置は、表示駐車領域DPAに所定高さ障害物が存在する場合、所定高さ障害物の位置に応じて定まる特定距離だけ通常完了位置を当該表示駐車領域DPAの前方側に移動した位置を駐車完了位置312及び322として表示する。運転者は、表示駐車領域DPAへの正確な駐車完了位置を操舵支援制御の実施前に把握することができる。これによって、運転者が駐車操作中及び駐車完了時に実際の駐車完了位置が適切でないことに気付いて、他の駐車領域PAへの駐車操作が再度必要となることを防止できる。
本発明は前述した実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、本支援装置は、はみ出し量AOPに基づいて駐車完了位置312及び322として表示される枠の表示態様を変更してもよい。表示態様の変更の例としては、枠の色を変更する態様と枠を点滅表示させる態様とがある。
枠の色を変更する態様について説明する。
はみ出し量AOPが閾値はみ出し量AOP1以上である場合、本支援装置は、駐車完了位置312及び322である枠を赤色で表示する。はみ出し量AOPが閾値はみ出し量AOP1th未満であって且つはみ出し量AOPが「閾値はみ出し量AOP1thよりも小さい値に設定された閾値はみ出し量AOP2th」以上である場合、本支援装置は、駐車完了位置312及び322である枠を橙色で表示する。はみ出し量AOPが閾値はみ出し量AOP2th未満である場合、本支援装置は、駐車完了位置312及び322である枠を白色で表示する。これによって、運転者は、駐車完了位置312及び322である枠の色を視認することによって、おおよそのはみ出し量AOPをより直観的に認識することができる。
枠を点滅表示させる態様について説明する。
本支援装置は、はみ出し量AOPが閾値はみ出し量AOP1以上である場合、駐車完了位置312及び322である枠を点滅表示し、はみ出し量AOPが閾値はみ出し量AOP1th未満である場合、駐車完了位置312及び322である枠を点滅表示せずに通常表示する。これによって、運転者は、駐車完了位置312及び322である枠が点滅表示されているか否かを視認することによって、おおよそのはみ出し量AOPをより直観的に認識することができる。
更に、本支援装置は、はみ出し量AOPを運転者に報知するための音声メッセージを図示しないスピーカから出力させてもよい。例えば、はみ出し量AOPが「30cm」である場合、本支援装置は「駐車領域PAから30cmはみ出します。」との音声メッセージをスピーカから出力させる。
更に、図11のステップ1135にて、本支援装置は、自車両SVが各駐車領域PAに駐車するまでに必要な切り返し回数を算出し、算出した切り返し回数が最小となる駐車領域PAを表示駐車領域DPAとして選択してもよい。
更に、ステップ1135にて、本支援装置は、RAM13に記憶されている総ての駐車領域PAを表示駐車領域DPAとして選択し、ステップ1140にて、総ての駐車領域PAに対する駐車完了位置を駐車支援画面300に表示してもよい。運転者は、駐車支援画面300を視認し、駐車を希望する駐車領域PAが存在する場合、駐車支援画面300にて駐車を希望する駐車領域PAをタッチ操作する。本支援装置は、タッチ操作された駐車領域PAに自車両SVが駐車するよう操舵支援制御を実施する。
更に、駐車完了位置312及び322は、内部を塗りつぶした枠であってもよいし、予め本支援装置に登録されている自車両SVの画像であってもよい。
更に、本支援装置は、図11のステップ1150にて並列駐車及び縦列駐車の何れの操舵支援制御を実施する場合、自車両SVを前進させながら駐車領域PAに進入させてもよい。前進しながら並列駐車を行う場合の通常完了位置は、自車両SVの後端部RRが領域前端PFEと一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置である。前進しながら並列駐車を行う場合の接触回避完了位置は、自車両SVの進入端である前端部FRが「接触対象障害物S1の表示駐車領域DPAの前方側の端部から当該前方側に前後余裕距離FRLだけ離れた位置」と一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置である。前進しながら並列駐車を行う場合の輪止め完了位置は、自車両SVの進入端部である前端部FRが「輪止め対象物S2の表示駐車領域DPAの前方側の端部から表示駐車領域DPAの後方側に所定距離OH’だけ離れた位置」と一致するように自車両SVの駐車を完了させたときの自車両SVの位置である。なお、所定距離OH’は、自車両SVの前輪の最前端から進入端である前端部FRまでの長さに設定されている。
更に、本支援装置は、前超音波センサ及び後超音波センサを備えてもよい。前超音波センサは、自車両SVの前側における左右両側の物標を検出するもので、車体の前側において、左側と右側とに対を成すように一つずつ取り付けられている。後超音波センサは、自車両SVの後側における左右両側の物標を検出するもので、車体の後側において、左側と右側とに対を成すように一つずつ取り付けられている。前超音波センサ及び後超音波センサは、検出エリアが異なるだけで、機能については、基本的に同様である。従って、以下、前超音波センサと後超音波センサとを区別する必要がない場合には、それらを超音波センサと総称する。
超音波センサは、車幅方向に所定の範囲(例えば、数メートル)に超音波をパルス状に送信し、物標によって反射された反射波を受信する。本支援装置は、超音波の送信から受信までの時間に基づいて、車両の側方(左、右)に位置する検出エリア内の物標までの距離を検出する。物標は、例えば、他車両OV、壁及び縁石等である。本支援装置は、超音波センサの検出結果とカメラ画像に基づく物標の検出結果とをフュージョンし、物標を検出してもよい。
更に、本支援装置は、前クリアランスソナー及び後クリアランスソナーを備えてもよい。前クリアランスソナーは、自車両SVの前方及び前コーナーの物標を検出するもので、車体の前部(例えば、フロントバンパー)において、車幅方向に間隔をあけて複数(この例では4つ)取り付けられている。後クリアランスソナーは、自車両SVの後方及び後コーナーの物標を検出するもので、車体の後部(例えば、リアバンパー)において、車幅方向に間隔をあけて複数(この例では4つ)取り付けられている。前クリアランスソナーおよび後クリアランスソナーは、検出エリアが異なるだけで、機能については、基本的に同様である。従って、以下、前クリアランスソナーと後クリアランスソナーとを区別する必要がない場合には、それらをクリアランスソナーと総称する。
クリアランスソナーは、超音波をパルス状に送信し、物標によって反射された反射波を受信する。この超音波は、自車両SVの前方、左右斜め前方、後方、左右斜め後方に送信される。本支援装置は、超音波の送信から受信までの時間に基づいて、検出エリア内の物標までの距離を検出する。本支援装置は、超音波センサの検出結果とカメラ画像に基づく物標の検出結果とをフュージョンし、物標を検出してもよい。
更に、本支援装置は、「表示部30に表示された駐車完了位置への自車両SVの駐車を運転者が許可する旨の許可情報」が入力されたとき、駐車領域PAに自車両SVを駐車するために自動操舵を行っていたが、この自動操舵を行わななくてもよい。この場合、本支援装置は、目標経路を示すラインを表示部30に表示することによって、操作支援を行っても良い。
10…駐車支援ECU、11…CPU、12…ROM、13…RAM、20A…前方カメラ、20B…左側方カメラ、20C…右側方カメラ、20D…後方カメラ、21…車輪速センサ、22…シフトポジションセンサ、24…駐車支援スイッチ、26…ヨーレートセンサ、30…表示部、31…EPS−ECU、32…転舵用モータ

Claims (8)

  1. 自車両の周辺領域を撮影するカメラにより取得されたカメラ画像に基づいて前記自車両が駐車可能な大きさを有する領域である駐車領域を検出する検出部と、
    前記駐車領域を含む駐車周辺領域を前記カメラ画像に基づいて表示可能な表示部と、
    前記駐車領域に前記自車両を駐車させた場合の前記自車両の位置である駐車完了位置を推定し、前記推定した駐車完了位置を前記駐車周辺領域に重畳させた画像を前記表示部に表示させる支援部と、
    を備える、駐車支援装置において、
    前記支援部は、
    前記駐車領域に所定の第1閾値高さ以上の障害物である所定高さ障害物が存在しない場合、前記駐車領域内に前記自車両の全体が収容される位置である通常完了位置を前記駐車完了位置として推定し、
    前記所定高さ障害物が存在する場合、前記自車両を前記駐車領域に駐車する際に当該自車両が当該駐車領域に進入する側に前記所定高さ障害物の位置に応じて定まる特定距離だけ前記通常完了位置を移動した位置である障害物完了位置を前記駐車完了位置として推定する、
    ように構成された駐車支援装置。
  2. 請求項1に記載の駐車支援装置において、
    前記支援部は、
    前記駐車領域内の領域であって、当該領域の前端の長さが前記自車両の車幅に所定の第1左右余裕距離を加えた第1左右方向駐車距離乃至前記自車両の車長に所定の第1前後余裕距離を加算した値である第1前後方向駐車距離の範囲内であり、更に、当該領域の前端から後方側に向かう長さが前記第1前後方向駐車距離を有する判定領域、に前記所定高さ障害物が存在しない場合、前記自車両の前端部及び後端部のうち前記駐車領域に進入する進入端部と反対側の反進入端部が前記領域の前端と一致するように前記自車両の並列駐車を完了させたときの前記自車両の位置を前記通常完了位置として推定し、
    前記判定領域に高さが前記第1閾値高さよりも高い所定の第2閾値高さ未満の前記所定高さ障害物が存在し且つ高さが前記第2閾値高さ以上の前記所定高さ障害物が存在しない場合、前記第2閾値高さ未満の所定高さ障害物のうちの前記領域の前端に最も近い対象障害物に前記自車両の前記進入端部に近い側の車輪が当接するように前記自車両の並列駐車を完了させたときに前記反進入端部が前記駐車領域からはみ出す場合には当該自車両の並列駐車を完了させたときの前記自車両の位置を前記障害物完了位置として推定する、
    ように構成された駐車支援装置。
  3. 請求項1に記載の駐車支援装置において、
    前記支援部は、
    前記駐車領域内の領域であって、当該領域の前端の長さが前記自車両の車幅に所定の第1左右余裕距離を加えた第1左右方向駐車距離乃至前記自車両の車長に所定の第1前後余裕距離を加算した値である第1前後方向駐車距離の範囲内であり、更に、当該領域の前端から後方側に向かう長さが前記第1前後方向駐車距離を有する判定領域に前記所定高さ障害物が存在しない場合、前記自車両の前端部及び後端部のうち前記駐車領域に進入する進入端部と反対側の反進入端部が前記領域の前端と一致するように前記自車両の並列駐車を完了させたときの自車両の位置を前記通常完了位置として推定し、
    前記判定領域に高さが前記第1閾値高さよりも高い所定の第2閾値高さ以上の前記所定高さ障害物が存在し且つ高さが前記第2閾値高さ未満の前記所定高さ障害物が存在しない場合、前記自車両の進入端部と前記第2閾値高さ以上の所定高さ障害物のうちの前記領域の前端に最も近い対象障害物との距離が前記第1前後余裕距離と一致するように前記自車両の並列駐車を完了させたときに前記反進入端部が前記駐車領域からはみ出す場合には当該自車両の並列駐車を完了させたときの前記自車両の位置を前記障害物完了位置として推定する、
    ように構成された駐車支援装置。
  4. 請求項1に記載の駐車支援装置において、
    前記支援部は、
    前記駐車領域内の領域であって、当該領域の前端の長さが前記自車両の車幅に所定の第1左右余裕距離を加えた第1左右方向駐車距離乃至前記自車両の車長に所定の第1前後余裕距離を加算した値である第1前後方向駐車距離の範囲内であり、更に、当該領域の前端から後方側に向かう長さが前記第1前後方向駐車距離を有する判定領域に前記所定高さ障害物が存在しない場合、前記自車両の前端部及び後端部のうち前記駐車領域に進入する進入端部と反対側の反進入端部が前記領域の前端と一致するように前記自車両の並列駐車を完了させたときの自車両の位置を前記通常完了位置として推定し、
    前記判定領域に高さが前記第1閾値高さよりも高い所定の第2閾値高さ未満の前記所定高さ障害物が存在し且つ高さが前記第2閾値高さ以上の前記所定高さ障害物が存在する場合、前記第2閾値高さ未満の所定高さ障害物のうちの前記領域の前端に最も近い対象障害物に前記自車両の前記進入端部に近い側の車輪が当接するように前記自車両の並列駐車を完了させたときの前記自車両の位置を示す第1完了位置、及び、前記自車両の進入端部と前記第2閾値高さ以上の所定高さ障害物のうちの前記領域の前端に最も近い対象障害物との距離が前記第1前後余裕距離と一致するように前記自車両の並列駐車を完了させたときの前記自車両の位置を示す第2完了位置、のうち、前記自車両の前記反進入端部が前記判定領域の前端からはみ出す完了位置であって且つ前記自車両の前記反進入端部の前記判定領域の前端からのはみ出し量が大きい方の完了位置を前記障害物完了位置として推定する、
    ように構成された駐車支援装置。
  5. 請求項2乃至請求項4何れか一つに記載の駐車支援装置において、
    前記支援部は、前記第2閾値高さを前記自車両の車体の最低地上高に設定する、
    ように構成された駐車支援装置。
  6. 請求項1に記載の駐車支援装置において、
    前記支援部は、
    前記駐車領域内の領域であって、当該領域の前端の長さが前記自車両の車長に所定の第2前後余裕距離を加算した値である第2前後方向駐車距離乃至前記第2前後方向駐車距離よりも大きな所定の値の範囲内であり、更に、当該領域の前端から後方側に向かう長さが前記自車両の車幅に所定の第2左右余裕距離を加算した値である第2左右方向駐車距離を有する判定領域に前記所定高さ障害物が存在しない場合、前記自車両の左端部及び右端部のうち前記駐車領域に進入する進入端部と反対側の反進入端部が前記領域の前端と一致するように前記自車両の縦列駐車を完了させたときの自車両の位置を前記通常完了位置として推定し、
    前記判定領域に前記所定高さ障害物が存在する場合、前記自車両の進入端部と前記所定高さ障害物のうちの前記領域の前端に最も近い対象障害物との距離が所定の特定余裕距離と一致するように前記自車両の縦列駐車を完了させたときの前記自車両の位置を前記障害物完了位置として推定する、
    ように構成された駐車支援装置。
  7. 請求項1に記載の駐車支援装置において、
    前記支援部は、
    前記推定した駐車完了位置における前記自車両の前記駐車領域に進入する進入端部と反対側の反進入端部の前記駐車領域の前端からのはみ出し量に基づいて、前記駐車完了位置の表示態様を変更する、
    ように構成された駐車支援装置。
  8. 請求項1に記載の駐車支援装置において、
    前記支援部は、
    前記検出部が複数の駐車領域を検出した場合、前記複数の駐車領域のうち前記自車両に最も近い駐車領域、及び、前記複数の駐車領域のうち駐車が完了するまでに必要な切り返し回数が最小となる駐車領域の何れかに対する前記駐車完了位置を前記表示部に表示させる、
    ように構成された駐車支援装置。
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