JP2019016727A - コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】絶縁体のクラックの発生を防ぐことができるコイル部品を提供する。【解決手段】コイル部品は、第1磁性体と、第1磁性体に積層された絶縁体と、絶縁体に積層された第2磁性体と、絶縁体内に設けられ、少なくとも1層のコイル導体層を含むコイルと、絶縁体内でコイルの内周側に設けられ、第1磁性体と第2磁性体に接続された内部磁性体とを有し、第1磁性体、絶縁体および第2磁性体の積層方向に沿った断面において、内部磁性体の幅は、第1磁性体から第2磁性体に向かって、連続的に大きくなり、コイルのうちの第2磁性体に最も近い位置にある最端のコイル導体層の内周面は、内部磁性体の外周面と対向し、かつ、積層方向に対して内部磁性体の外周面と同じ方向に傾斜している。【選択図】図2

Description

本発明は、コイル部品に関する。
従来、コイル部品としては、特開2016−213333号公報(特許文献1)に記載されたものがある。このコイル部品は、第1磁性体と、第1磁性体に積層された絶縁体と、絶縁体に積層された第2磁性体と、絶縁体内に設けられ2層のコイル導体層を含むコイルと、絶縁体内でコイルの内周側に設けられ、第1磁性体と第2磁性体に接続された内部磁性体とを有する。第1磁性体、絶縁体および第2磁性体の積層方向に沿った断面において、内部磁性体の幅は、第1磁性体から第2磁性体に向かって、連続的に大きくなっている。
特開2016−213333号公報
ところで、前記従来のようなコイル部品を製造して使用しようとすると、絶縁体にクラックが発生するおそれがあることがわかった。
そこで、本発明の課題は、絶縁体のクラックの発生を防ぐことができるコイル部品を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明のコイル部品は、
第1磁性体と、
前記第1磁性体に積層された絶縁体と、
前記絶縁体に積層された第2磁性体と、
前記絶縁体内に設けられ、少なくとも1層のコイル導体層を含むコイルと、
前記絶縁体内で前記コイルの内周側に設けられ、前記第1磁性体と前記第2磁性体に接続された内部磁性体と
を備え、
前記第1磁性体、前記絶縁体および前記第2磁性体の積層方向に沿った断面において、前記内部磁性体の幅は、前記第1磁性体から前記第2磁性体に向かって、連続的に大きくなり、前記コイルのうちの前記第2磁性体に最も近い位置にある最端のコイル導体層の内周面は、前記内部磁性体の外周面と対向し、かつ、前記積層方向に対して前記内部磁性体の外周面と同じ方向に傾斜している。
本発明のコイル部品によれば、最端のコイル導体層の内周面は、内部磁性体の外周面と対向し、かつ、積層方向に対して内部磁性体の外周面と同じ方向に傾斜している。このため、最端のコイル導体層の内周面が積層方向に平行となる場合に比べて、最端のコイル導体層の内周面を内部磁性体の外周面から離すことができる。これにより、内部磁性体を充填するために、絶縁体に第2磁性体側から第1磁性体側に向けて穴を形成するときに、最端のコイル導体層の内周面の周辺の絶縁体に応力が集中することを低減でき、絶縁体のクラックの発生を防ぐことができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記積層方向に沿った断面において、前記最端のコイル導体層の形状は、丸みのある角を有する多角形である。
前記実施形態によれば、最端のコイル導体層の角の周辺の絶縁体に対する応力集中を低減でき、絶縁体のクラックの発生を防ぐことができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記最端のコイル導体層の形状は、前記第2磁性体側に凸となる三角形である。
前記実施形態によれば、コイル導体層を挟み込む絶縁層間のデラミネーションを防ぐことができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記第1磁性体、前記内部磁性体および前記第2磁性体は、Ni−Cu−Zn系フェライトから構成され、前記絶縁体は、ホウケイ酸ガラスを含むガラスから構成される。
前記実施形態によれば、第1磁性体、内部磁性体および第2磁性体は、Ni−Cu−Zn系フェライトから構成されるので、高周波のインピーダンス特性を向上できる。絶縁体は、ホウケイ酸ガラスを含むガラスから構成されるので、誘電率を低くし、コイルの浮遊容量を小さくして、高周波特性を向上できる。
また、コイル部品の一実施形態では、
前記内部磁性体の第2磁性体側の端面は、直径が200μm以下の円形であり、
前記積層方向に沿った断面において、前記内部磁性体の端面と外周面のなす角度は、45度以上かつ70度以下である。
前記実施形態によれば、内部磁性体の端面の直径は200μm以下である。また、内部磁性体の端面と外周面のなす角度は、45度以上かつ70度以下であるので、内部磁性体の体積を確保して、高いインピーダンスを取得しつつ、コイルを絶縁体の内部まで配置してコイルのターン数を増やすことができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記積層方向に沿った断面において、前記最端のコイル導体層の内周面は、前記内部磁性体の外周面と平行である。
前記実施形態によれば、最端のコイル導体層の内周面は、内部磁性体の外周面と平行であるので、最端のコイル導体層の内周面を内部磁性体の外周面から確実に離して絶縁体のクラックの発生を防ぐことができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記第1磁性体は、前記内部磁性体と接続する凹部を有する。
前記実施形態によれば、内部磁性体は、第1磁性体の凹部に接触するので、第1磁性体と内部磁性体の接触面積を大きくすることができる。これにより、磁路を確実に確保することができ、高いインピーダンスを取得しつつ、インピーダンスのばらつきを低減することができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記内部磁性体と前記絶縁体の界面の少なくとも一部に、空隙を有する。
前記実施形態によれば、内部磁性体と絶縁体の線膨張係数に差があっても、内部磁性体と絶縁体の界面に空隙を有するので、焼成後に内部磁性体から絶縁体に加わる応力を低減できて、絶縁体のクラックの発生を防ぐことができる。
また、内部磁性体の透磁率の低下(磁歪)を防いで、高いインピーダンスを取得することができる。
また、コイル部品の一実施形態では、前記積層方向に沿った断面において、前記最端のコイル導体層の内周面と前記内部磁性体の外周面との最短距離は、100μm以上である。
前記実施形態によれば、最端のコイル導体層の内周面は、コイルのなかで最も内部磁性体の外周面に接近する。このため、この部分の絶縁体の厚みは、絶縁体のなかで最も小さく、応力に対する強度自体が低くなる。最端のコイル導体層の内周面と内部磁性体の外周面との最短距離は、100μm以上であるので、絶縁体は、外部電極の焼付けや実装時の熱ストレスにも十分に耐えることができる強度を確保できる。
本発明のコイル部品によれば、絶縁体のクラックの発生を防ぐことができる。
本発明の第1実施形態のコイル部品を示す斜視図である。 コイル部品の断面図である。 コイル部品の分解斜視図である。 図2の一部の拡大図である。 複数のコイル導体層の模式図である。 本発明のコイル部品の第2実施形態を示す断面図である。 本発明のコイル部品の第3実施形態を示す断面図である。
上述したように、従来のコイル部品では、絶縁体にクラックが発生するおそれがあることがわかった。本願発明者は、この現象を鋭意検討したところ、以下の一つの原因を見出した。
すなわち、絶縁体に内部磁性体を形成するとき、絶縁体のコイルの内周側にレーザー等で穴を形成し、この穴に内部磁性体を充填することで形成する。このとき、絶縁体に第2磁性体側から第1磁性体側に向けて穴を形成するため、穴の第2磁性体側の開口面積が大きくなるが、穴の開口面積を大きくしすぎると、コイル導体層の周辺の絶縁体に微小なクラックが発生するおそれがある。
そして、コイル導体層と絶縁体の線膨張係数の違いから、製造過程や実装時の熱ストレスによりコイル導体層の周辺の絶縁体に応力が加わり、クラックは一層進展するおそれがある。
鋭意検討の結果、積層方向に沿った断面において、第2磁性体に最も近い位置にあるコイル導体層は矩形であり、このコイル導体層の内周面の第2磁性体側の頂点を起点として、絶縁体にクラックが発生する。つまり、このコイル導体層の内周面の第2磁性体側の頂点が、絶縁体の穴の内面に接近するため、穴を加工する際に、この頂点の周辺の絶縁体に応力が集中し、クラックが発生する。
本実施形態の一つは、本願発明者が独自に得た上記知見に基づいてなされたものである。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態のコイル部品を示す斜視図である。図2は、コイル部品の断面図である。図3は、コイル部品の分解斜視図である。図1と図2と図3に示すように、コイル部品10は、積層体1と、積層体1内に設けられたコイル2と、積層体1に設けられた第1〜第4外部電極41〜44とを有する。
コイル部品10は、コモンモードチョークコイルである。コイル部品10は、例えば、パソコン、DVDプレーヤー、デジカメ、TV、携帯電話、カーエレクトロニクスなどの電子機器に搭載される。
積層体1は、第1磁性体11と、第1磁性体11に積層された絶縁体13と、絶縁体13に積層された第2磁性体12と、絶縁体13内に設けられた内部磁性体14とを有する。第1磁性体11、絶縁体13および第2磁性体12の積層方向は、矢印Z方向である。第1磁性体11は、下側に位置し、第2磁性体12は、上側に位置する。
第1磁性体11、内部磁性体14および第2磁性体12は、例えば、Ni−Cu−Zn系フェライトから構成され、高周波のインピーダンス特性を向上できる。絶縁体13は、例えば、ホウケイ酸ガラスを含むガラスから構成され、誘電率を低くし、コイルの浮遊容量を小さくして、高周波特性を向上できる。絶縁体13は、複数の絶縁層13aを積層して構成される。
積層体1は、略直方体状に形成されている。積層体1の表面は、第1端面111と第2端面112と第1側面115と第2側面116と第3側面117と第4側面118とを有する。第1端面111と第2端面112とは、積層方向(Z方向)に互いに反対側に位置する。第1〜第4側面115〜118は、第1端面111と第2端面112との間に、位置する。第1端面111は、下側に位置し、第2端面112は、上側に位置する。
コイル2は、互いに磁気的に結合された1次コイル2aと2次コイル2bを含む。1次コイル2aと2次コイル2bは、絶縁体13内に設けられ、積層方向に配置されている。
1次コイル2aは、互いに電気的に接続される第1コイル導体層21および第3コイル導体層23を含む。2次コイル2bは、互いに電気的に接続される第2コイル導体層22および第4コイル導体層24を含む。
第1〜第4コイル導体層21〜24は、積層方向に順に配列される。つまり、1次コイル2aの2つのコイル導体層21,23と2次コイル2bの2つのコイル導体層22,24は、積層方向に交互に配列される。第1〜第4コイル導体層21〜24は、それぞれ、異なる絶縁層13a上に設けられる。第1〜第4コイル導体層21〜24は、例えば、Ag、Cu、Au、Niもしくは各々を主成分とする合金等の導電性材料から構成される。
第1〜第4コイル導体層21〜24は、上方からみて、平面上に螺旋状に巻き回されたスパイラルパターンを有する。第1〜第4コイル導体層21〜24の中心軸は、上方からみて、一致している。つまり、積層方向からみて、全てのコイル導体層は、重なっている。なお、少なくとも1つのコイル導体層の中心軸が、上方からみて、他のコイル導体層の中心軸と異なっていてもよい。つまり、積層方向からみて、少なくとも1つのコイル導体層は、他のコイル導体層とずれていてもよい。
第1コイル導体層21の第1端21aは、外周に引き出され、第1コイル導体層21の第2端21bは、内周に位置する。同様に、第2コイル導体層22は、第1端22aと第2端22bとを有し、第3コイル導体層23は、第1端23aと第2端23bとを有し、第4コイル導体層24は、第1端24aと第2端24bとを有する。
第1コイル導体層21の第1端21aは、第2側面116の第1側面115側から露出する。第2コイル導体層22の第1端22aは、第2側面116の第3側面117側から露出する。第3コイル導体層23の第1端23aは、第4側面118の第1側面115側から露出する。第4コイル導体層24の第1端24aは、第4側面118の第3側面117側から露出する。
第1コイル導体層21の第2端21bと第3コイル導体層23の第2端23bとは、絶縁層13aを貫通するビア導体を介して、電気的に接続される。同様に、第2コイル導体層22の第2端22bと第4コイル導体層24の第2端24bとは、絶縁層13aを貫通するビア導体を介して、電気的に接続される。
第1〜第4外部電極41〜44は、例えば、Ag、Ag−Pd、Cu、Ni等の導電性材料から構成される。第1〜第4外部電極41〜44は、例えば、導電性材料を積層体1の表面に塗布し焼き付けて、形成される。第1〜第4外部電極41〜44は、それぞれ、コ字状に形成される。
第1外部電極41は、第2側面116の第1側面115側に設けられる。第1外部電極41の一端部は、第2側面116側から折り返されて第1端面111に設けられ、第1外部電極41の他端部は、第2側面116側から折り返されて第2端面112に設けられる。第1外部電極41は、第1コイル導体層21の第1端21aに、電気的に接続される。
同様に、第2外部電極42は、第2側面116の第3側面117側に設けられ、第2コイル導体層22の第1端22aに電気的に接続される。第3外部電極43は、第4側面118の第1側面115側に設けられ、第3コイル導体層23の第1端23aに電気的に接続される。第4外部電極44は、第4側面118の第3側面117側に設けられ、第4コイル導体層24の第1端24aに電気的に接続される。
図4は、図2の一部の拡大図である。図2と図4に示すように、内部磁性体14は、絶縁体13内でコイル2の内周側に設けられ、第1磁性体11と第2磁性体12に接続されている。積層方向に沿った断面において、内部磁性体14の幅は、第1磁性体11から第2磁性体12に向かって、連続的に大きくなる。
具体的に述べると、絶縁体13のコイル2の内周側の部分には、積層方向に貫通する穴13bが設けられている。内部磁性体14は、穴13bに設けられている。穴13bの内径は、第1磁性体11から第2磁性体12に向かって、連続的に大きくなる。
コイル2のうちの第2磁性体12に最も近い位置にある最端のコイル導体層は、第4コイル導体層24である。積層方向に沿った断面において、第4コイル導体層24の内周面24cは、内部磁性体14の外周面14aと対向し、かつ、積層方向に対して内部磁性体14の外周面14aと同じ方向に傾斜している。第4コイル導体層24の内周面24cおよび内部磁性体14の外周面14aは、平面であるが、曲面であってもよい。
このように、第4コイル導体層24の内周面24cは、内部磁性体14の外周面14aと対向し、かつ、積層方向に対して内部磁性体14の外周面14aと同じ方向に傾斜しているので、第4コイル導体層24の内周面24cが積層方向に平行となる場合に比べて、第4コイル導体層24の内周面24cを内部磁性体14の外周面14aから離すことができる。
したがって、内部磁性体14を充填するために、絶縁体13に第2磁性体12側から第1磁性体11側に向けて穴13bを形成するときに、第4コイル導体層24の内周面24cの周辺の絶縁体13に応力が集中することを低減でき、絶縁体13のクラックの発生を防ぐことができる。
要するに、コイル2のうち、内部磁性体14の外周面14aに最も近くなる第4コイル導体層24に着目し、第4コイル導体層24の内周面24cを内部磁性体14の外周面14aと同じ方向に傾くようにすることで、内部磁性体14の外周面14aとの最短距離に第4コイル導体層24の角のみが位置しないようにした。これにより、第4コイル導体層24の角の周辺のみに応力が集中することを抑制した。
図2と図4に示すように、積層方向に沿った断面において、第1から第4コイル導体層21〜24の形状は、丸みのある角を有する多角形である。具体的に述べると、第1から第4コイル導体層21〜24の形状は、第2磁性体12側に凸となる三角形である。図5は、光学顕微鏡による画像をもとにして描いた複数のコイル導体層の模式図である。実際のコイル導体層の形状は、例えば、図5に示すような種々の形状であり、三角形とは、これらの形状を含むものとする。
したがって、第4コイル導体層24の形状は、丸みのある角を有する多角形であるので、第4コイル導体層24の角の周辺の絶縁体13に対する応力集中を低減でき、絶縁体13のクラックの発生を防ぐことができる。また、第4コイル導体層24の断面の形状は、第2磁性体12側に凸となる三角形であるので、コイル導体層を挟み込む絶縁層間のデラミネーションを防ぐことができる。
図2と図4に示すように、内部磁性体14の第2磁性体12側の端面14bは、円形であり、端面14bの直径Dは、好ましくは、200μm以下である。
また、積層方向に沿った断面において、内部磁性体14の端面14bと外周面14aのなす角度θは、好ましくは、45度以上かつ70度以下である。これにより、内部磁性体14の体積を確保して、高いインピーダンスを取得しつつ、コイル2を絶縁体13の内部まで配置してコイル2のターン数を増やすことができる。なお、内部磁性体14の外周面14aが、曲面であるとき、外周面14aの端面14bとの交点における接平面と端面14bとのなす角度θが、45度以上かつ70度以下である。
また、図4に示すように、積層方向に沿った断面において、第4コイル導体層24の内周面24cは、好ましくは、内部磁性体14の外周面14aに沿っており、さらに好ましくは、内部磁性体14の外周面14aに平行である。これによれば、第4コイル導体層24の内周面24cを内部磁性体14の外周面14aから確実に離して絶縁体13のクラックの発生を防ぐことができる。
なお、第4コイル導体層24の内周面24cおよび内部磁性体14の外周面14aが、曲面であるとき、第4コイル導体層24の内周面24cと内部磁性体14の外周面14aに最短距離で交差する直線において、第4コイル導体層24の内周面24cと直線との交点における接平面と、内部磁性体14の外周面14aと直線との交点における接平面とが、平行である。
また、図4に示すように、積層方向に沿った断面において、第4コイル導体層24の内周面24cと内部磁性体14の外周面14aとの最短距離Lは、好ましくは、100μm以上である。第4コイル導体層24の内周面24cは、コイル2のなかで最も内部磁性体14の外周面14aに接近する。このため、この部分の絶縁体13の厚みは、絶縁体13のなかで最も小さく、応力に対する強度自体が低くなる。第4コイル導体層24の内周面24cと内部磁性体14の外周面14aとの最短距離は、100μm以上であるので、絶縁体13は、外部電極の焼付けや実装時の熱ストレスにも十分に耐えることができる強度を確保できる。
次に、コイル部品10の製造方法について説明する。
図2と図3に示すように、各コイル導体層21〜24を設けた複数の絶縁層13aを、第1磁性体11上に順に積層する。これにより、コイル2が内部に設けられた絶縁体13を第1磁性体11上に積層する。
その後、絶縁体13の上方から下方に向かってレーザーを照射して、絶縁体13を上下に貫通する穴13bを設ける。穴13bは、レーザー以外に機械的な加工により形成するようにしてもよい。
その後、この穴13bに内部磁性体14を充填し、絶縁体13上に第2磁性体12を積層して、積層体1を形成する。そして、積層体1を焼成して、積層体1に外部電極41〜44を設け、コイル部品10を製造する。
(第2実施形態)
図6は、本発明のコイル部品の第2実施形態を示す断面図である。第2実施形態は、第1実施形態とは、第1磁性体の構成が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第1実施形態と同じ構成であり、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図6に示すように、第2実施形態のコイル部品10Aでは、第1磁性体11は、内部磁性体14と接続する凹部11aを有する。つまり、第1磁性体11の凹部11aは、絶縁体13の穴13bに連通する。内部磁性体14は、第1磁性体11の凹部11aに進入する。
したがって、内部磁性体14は、第1磁性体11の凹部11aに接触するので、第1磁性体11と内部磁性体14の接触面積を大きくすることができる。これにより、磁路を確実に確保することができ、高いインピーダンスを取得しつつ、インピーダンスのばらつきを低減することができる。
また、絶縁体13に内部磁性体14を充填するための穴13bを形成するとき、第1磁性体11に凹部11aができるように穴13bを形成することで、絶縁体13を貫通する穴13bを確実に形成することができる。これにより、内部磁性体14を確実に第1磁性体11に接続でき、磁路を確保することができる。
(第3実施形態)
図7は、本発明のコイル部品の第3実施形態を示す断面図である。第3実施形態は、第1実施形態とは、内部磁性体と絶縁体の界面の構成が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第1実施形態と同じ構成であり、第1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略する。
図7に示すように、第3実施形態のコイル部品10Bでは、内部磁性体14と絶縁体13の界面に、空隙Sを有する。つまり、空隙Sは、内部磁性体14の外周面14aと絶縁体13の穴13bの内面との間に設けられる。空隙Sは、内部磁性体14と絶縁体13の界面の全周に渡って形成されているが、内部磁性体14と絶縁体13の界面の少なくとも一部に形成されていればよい。
したがって、内部磁性体14と絶縁体13の熱膨張係数に差があっても、内部磁性体14と絶縁体13の界面に空隙Sを有するので、焼成後に内部磁性体14から絶縁体13に加わる応力を低減できて、絶縁体13のクラックの発生を防ぐことができる。
また、内部磁性体14の透磁率の低下(磁歪)を防いで、高いインピーダンスを取得することができる。
(実施例)
次に、第1実施形態の実施例について説明する。
コイル導体層は、レジストを用いためっき形成により、断面形状が略きのこ形状になるように形成する。より具体的には、導電性を有する支持基板を準備し、この基板上に所定のパターンとなる転写領域を除いた部分にレジストを形成し、転写領域にレジストの厚み以上の厚みでめっき電極を形成する。この際、めっき電極はレジストの上面より飛び出しているため、断面が略きのこ状となる。好ましくは、レジストからコイル導体層を剥離しやすくするために、レジストには、高さ方向に下側から上側に向かい開口部が広くなるようにテーパがつけられている。コイル導体層は、主にAgからなり、添加物としてAlやSiOなどの酸化物を含んでいても良い。
一方、Ni−Cu−Zn系フェライトや、アルカリ硼珪酸ガラス、アルカリ硼珪酸ガラスとNi−Cu−Zn系フェライトの複合材料などからなる磁性層および絶縁層を準備する。絶縁層には、コイル間をつなぐビア穴を形成しAgを含む導電性材料を充填しておく。
その後、めっき形成したコイル導体層を絶縁層に転写して、コイル導体層を形成したシートを準備する。コイル導体層は、反転転写されることで、上に凸となる略きのこ形状になる。
磁性層を積層したあとに、コイル導体層を転写した所定枚数の絶縁層を磁性層に対して積層する。その後、コイル導体層の内周部よりも内側にレーザーで穴を形成する。穴のテーパ角度を、45度以上70度以下にすることで、80μm以上の厚みの絶縁層を貫通する穴を形成しても、下側の磁性層を貫通させないレーザーエネルギーで加工できるようになる。
コイル導体層の内周部とレーザー穴との最短距離が近すぎると、レーザー加工時のエネルギーによりコイル導体層の周辺の絶縁体(絶縁層)に微小なクラックが入るため、100μm以上の距離が好ましい。コイル導体層の内周部以外に、ビア接続用のランド部も同様である。穴形成の手段は、サンドブラスト等の処理でも良い。
その後、この穴に、磁性体ペーストを充填することで、下に凸となる内部磁性体が形成される。そして、磁性層を続けて積層し、積層体を得る。積層体を静水圧プレスなどの工法により圧着し、カットすることでチップ状の積層体を得る。
チップ状の積層体を870℃〜910℃で焼成することで、絶縁体のガラスが充分に軟化し、表面張力により球形化しようとする。一方、コイル導体層も焼結することで中心方向への引張り応力がかかるため、絶縁体とコイル導体層の応力の関係で、コイル導体層の角が丸くなる。結果的に、コイル導体層の形状は上に凸となる略きのこ形状から角が丸い略三角形となる。レジストから飛び出した電極寸法を小さくすることで、丸い電極を形成することもできる。
焼成温度を870℃付近に下げつつ、焼成雰囲気を制御することで、ガラスの軟化による収縮は抑えつつ、内部磁性体の焼結を進ませて収縮が大きい状態を作り出し、ガラス(絶縁体)と内部磁性体の間に隙間(第3実施形態の空隙S)を形成することができる。また、内部磁性体への応力を低減できるので、内部磁性体にクラックが発生しにくくなる。内部磁性体および第1、第2磁性体のポア面積率は15%以下で、ポアの直径は1.5μm以下が好ましい。
ポアの直径、ポア面積率の測定は、以下の通りで測定した。
コイル部品の断面(図2参照)における内部磁性体もしくは第1、第2磁性体の部分を鏡面研磨し、集束イオンビーム加工(FIB加工)(FIB装置:FEI製FIB200TEM)した。その後、走査電子顕微鏡(FE-SEM:日本電子製JSM−7500FA)により観察し、ポアの直径、ポア面積率を測定した。これらは画像処理ソフト(三谷商事(株)製WINROOFVer.5.6)を用いて算出した。
尚、集束イオンビーム加工や、FE−SEMの観察条件は以下の通りである。
<集束イオンビーム加工(FIB加工)条件>
鏡面研磨した試料の研磨面に対し、入射角5°でFIB加工を行った。
<走査電子顕微鏡(SEM)による観察条件>
加速電圧 :15kV
試料傾斜 :85゜
信号 :二次電子
コーティング :Pt
倍率 :20,000倍
また、画像処理ソフトによるポアの直径、ポア面積率は、以下の方法で求めた。
まず、画像の計測範囲を15μm×15μmとした。次にFE−SEMで得られた画像を2値化処理し、ポアのみを抽出する。個々のポアの面積をそれぞれ計測し、計測したポアのそれぞれが正円と仮定し、そのときの直径を算出し、ポアの直径とした。また、画像処理ソフトの「総面積・個数計測」機能で計測範囲の面積およびポアの面積を算出し、計測範囲の面積当たりのポアの面積の割合(ポア面積率)を求めた。
焼成後のチップをバレルすることにより、バリを取り除く。外部電極を塗布し、焼き付けることで外部電極を形成する。その後、外部電極にNi、Cu、Sn等のめっき処理を施す。めっき処理の後、大気中の水分や不純物の影響で、外部電極間の絶縁抵抗が低下することを防ぐために、表面にシランカップリング系の撥水処理剤でコートする。
前記実施例によれば、めっき形成するコイル導体層は、レジストの高さとテーパ、レジストから飛び出しためっき電極の高さを制御することで、焼成後のコイル導体層の断面形状を、角が丸い形状や、角が丸い略三角形にできる。
また、磁性層はフェライト、絶縁層はガラスを用いることで、高周波特性を向上することができる。また、内部磁性体のテーパ角を45度〜70度にすることで、太い磁路を形成でき、インピーダンスは高く、インピーダンスばらつきを小さくすることができる。また、焼成プロセスを制御することで、内部磁性体と絶縁体(ガラス)との間に隙間を形成し、内部磁性体への応力を低減することができる。
また、内部磁性体とコイル導体層の内周が接近することで、その間の絶縁体の寸法が小さくなる。強度自体が低下するため、熱ストレスに対してクラックが発生しやすくなる。しかし、内部磁性体とコイル導体層の内周の間の寸法を100μm以上に確保することで、強度を確保できる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、前記第1から前記第4実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。
前記実施形態では、1次コイルおよび2次コイルは、それぞれ、2つのコイルから構成されているが、1次コイルおよび2次コイルの少なくとも一方を、1つまたは3つ以上のコイルから構成してもよい。
前記実施形態では、コイル部品として、コモンモードチョークコイルを用いているが、単一のコイルを用いてもよい。また、コイルは、少なくとも1層のコイル導体層を含んでいればよい。
前記実施形態では、コイル導体層の形状は、三角形であるが、三角形以外の多角形であってもよい。また、コイル導体層の形状は、丸みのある角を有する多角形であるが、鋭角な角を有する多角形であってもよい。また、内部磁性体の第2磁性体側の端面の形状は、円形であるが、楕円形や多角形であってもよい。
1 積層体
2 コイル
2a 1次コイル
2b 2次コイル
10,10A,10B コイル部品
11 第1磁性体
11a 凹部
12 第2磁性体
13 絶縁体
13a 絶縁層
13b 穴
14 内部磁性体
14a 外周面
14b 端面
21 第1コイル導体層
22 第2コイル導体層
23 第3コイル導体層
24 第4コイル導体層(最端のコイル導体層)
24c 内周面
41〜44 第1〜第4外部電極
D 直径
θ 角度
L 最端距離
S 空隙

Claims (9)

  1. 第1磁性体と、
    前記第1磁性体に積層された絶縁体と、
    前記絶縁体に積層された第2磁性体と、
    前記絶縁体内に設けられ、少なくとも1層のコイル導体層を含むコイルと、
    前記絶縁体内で前記コイルの内周側に設けられ、前記第1磁性体と前記第2磁性体に接続された内部磁性体と
    を備え、
    前記第1磁性体、前記絶縁体および前記第2磁性体の積層方向に沿った断面において、前記内部磁性体の幅は、前記第1磁性体から前記第2磁性体に向かって、連続的に大きくなり、前記コイルのうちの前記第2磁性体に最も近い位置にある最端のコイル導体層の内周面は、前記内部磁性体の外周面と対向し、かつ、前記積層方向に対して前記内部磁性体の外周面と同じ方向に傾斜している、コイル部品。
  2. 前記積層方向に沿った断面において、前記最端のコイル導体層の形状は、丸みのある角を有する多角形である、請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記最端のコイル導体層の形状は、前記第2磁性体側に凸となる三角形である、請求項2に記載のコイル部品。
  4. 前記第1磁性体、前記内部磁性体および前記第2磁性体は、Ni−Cu−Zn系フェライトから構成され、前記絶縁体は、ホウケイ酸ガラスを含むガラスから構成される、請求項1から3の何れか一つに記載のコイル部品。
  5. 前記内部磁性体の第2磁性体側の端面は、直径が200μm以下の円形であり、
    前記積層方向に沿った断面において、前記内部磁性体の端面と外周面のなす角度は、45度以上かつ70度以下である、請求項1から4の何れか一つに記載のコイル部品。
  6. 前記積層方向に沿った断面において、前記最端のコイル導体層の内周面は、前記内部磁性体の外周面と平行である、請求項1から5の何れか一つに記載のコイル部品。
  7. 前記第1磁性体は、前記内部磁性体と接続する凹部を有する、請求項1から6の何れか一つに記載のコイル部品。
  8. 前記内部磁性体と前記絶縁体の界面の少なくとも一部に、空隙を有する、請求項1から7の何れか一つに記載のコイル部品。
  9. 前記積層方向に沿った断面において、前記最端のコイル導体層の内周面と前記内部磁性体の外周面との最短距離は、100μm以上である、請求項1から7の何れか一つに記載のコイル部品。
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