JP2019002314A - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ポンプ及びポンプを駆動させるポンプ制御部の温度上昇を抑制する技術を提供する。【解決手段】 蒸発燃料処理装置は、燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸気経路に送出するポンプ本体と、前記ポンプ本体を駆動させるポンプ制御部と、を備えるポンプユニットと、前記ポンプ制御部に前記ポンプ本体を制御させる制御装置と、を備えていてもよい。前記制御装置は、前記ポンプユニットの温度に関連する指標が所定範囲を超える場合、前記ポンプ本体の駆動を制限してもよい。【選択図】 図2
Description
本明細書は、車両に搭載される蒸発燃料処理装置に関する。
特許文献1に、エンジンに接続される吸気経路に蒸発燃料を含むパージガスを供給する蒸発燃料処理装置が開示されている。蒸発燃料処理装置は、吸気経路と燃料タンクとの間に配置されるポンプを用いて、蒸発燃料を吸気経路に供給する。
ポンプの駆動状況、ポンプの周辺温度等によって、ポンプ及びポンプを駆動させるポンプ制御部内の温度が上昇する場合がある。この場合、ポンプ、ポンプ制御部の構成部品が劣化され、ポンプ、ポンプ制御部の耐久性が低下する可能性がある。
本明細書では、ポンプ及びポンプを駆動させるポンプ制御部の温度上昇を抑制する技術を提供する。
本明細書で開示される技術は、蒸発燃料処理装置に関する。蒸発燃料処理装置は、燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸気経路に送出するポンプ本体と、前記ポンプ本体を駆動させるポンプ制御部と、を備えるポンプユニットと、前記ポンプ制御部に前記ポンプ本体を制御させる制御装置と、を備えていてもよい。前記制御装置は、前記ポンプユニットの温度に関連する指標が所定範囲を超える場合、前記ポンプ本体の駆動を制限してもよい。
この構成によれば、ポンプユニットの温度が高くなり得る状況で、ポンプ本体の駆動を制限することができる。これにより、ポンプ本体やポンプ制御部の発熱によって、ポンプユニットの温度が上昇することを抑制することができる。
前記指標は、前記ポンプユニットの雰囲気温度と、前記吸気経路を通過する気体の温度と、内燃機関の冷却水温度と、の少なくとも1つの温度を含んでいてもよい。この構成によれば、指標を利用して、ポンプユニットの温度が高くなり得る状況を判断することができる。
前記ポンプ制御部は、温度センサが搭載されているポンプ制御回路を備えていてもよい。前記指標は、前記温度センサによって検出される温度を含んでいてもよい。この構成によれば、ポンプ制御部の温度を検出することができる。これにより、ポンプ制御部の温度が高くなり得る状況を適切に判断することができる。
(第1実施例)
(燃料供給システムの構成)
図1を参照して、蒸発燃料処理装置20を備える燃料供給システム6について説明する。燃料供給システム6は、自動車等の車両に搭載され、燃料タンク14内に貯留されている燃料をエンジン2に供給するためのメイン供給経路10と、燃料タンク14内で発生した蒸発燃料をエンジン2に供給するための蒸発燃料経路22を備えている。
(燃料供給システムの構成)
図1を参照して、蒸発燃料処理装置20を備える燃料供給システム6について説明する。燃料供給システム6は、自動車等の車両に搭載され、燃料タンク14内に貯留されている燃料をエンジン2に供給するためのメイン供給経路10と、燃料タンク14内で発生した蒸発燃料をエンジン2に供給するための蒸発燃料経路22を備えている。
メイン供給経路10には、燃料ポンプユニット16と、供給経路12と、インジェクタ4が設けられている。燃料ポンプユニット16は、燃料ポンプ、プレッシャレギュレータ、制御回路等を備えている。燃料ポンプユニット16は、ECU100から供給される信号に応じて燃料ポンプを制御する。燃料ポンプは、燃料タンク14内の燃料を昇圧して吐出する。燃料ポンプから吐出される燃料は、プレッシャレギュレータで調圧され、燃料ポンプユニット16から供給経路12に供給される。供給経路12は、燃料ポンプユニット16とインジェクタ4に接続されている。供給経路12に供給された燃料は、供給経路12を通過してインジェクタ4に達する。インジェクタ4は、ECU100によって開度がコントロールされる弁(図示省略)を有している。インジェクタ4の弁が開かれると、供給経路12内の燃料が、エンジン2に接続されている吸気経路34に供給される。
吸気経路34は、エアクリーナ30に接続されている。エアクリーナ30は、吸気経路34に流入する空気の異物を除去するフィルタを備えている。エンジン2とエアクリーナ30との間には、吸気経路34内に、スロットルバルブ32が設けられている。スロットルバルブ32が開くと、エアクリーナ30からエンジン2に向けて吸気が行われる。スロットルバルブ32は、バタフライ弁である。ECU100は、スロットルバルブ32の開度を調整することによって、吸気経路34の開口面積を変動させて、エンジン2に流入する空気量を調整する。スロットルバルブ32は、インジェクタ4よりエアクリーナ30側に設けられている。
吸気経路34のエアクリーナ30とスロットルバルブ32との間には、エアフロメータ39が配置されている。エアフロメータ39は、ホットワイヤ式、カルマン渦式、可動プレート式のいずれかである。エアフロメータ39は、エアクリーナ30を通過して大気から吸気経路34に導入される空気量を検出する。
エンジン2で燃焼された後の気体は、排気経路38を通過して、放出される。排気経路38には、空燃比センサ36が配置されている。空燃比センサ36は、排気経路38内の空燃比を検出する。ECU100は、空燃比センサ36から空燃比を取得すると、エンジン2に供給される気体の空燃比を推定する。
(蒸発燃料処理装置の構成)
メイン供給経路10に並んで、蒸発燃料経路22が配置されている。蒸発燃料経路22は、燃料タンク14で発生した蒸発燃料が、燃料タンク14からキャニスタ19を経て吸気経路34に移動するときに通過する経路である。なお、後述するように、蒸発燃料は、キャニスタ19で空気と混合される。キャニスタ19で混合された蒸発燃料と空気との混合気体を、パージガスと呼ぶ。蒸発燃料経路22には、蒸発燃料処理装置20が設けられている。蒸発燃料処理装置20は、キャニスタ19と、制御弁26と、ポンプユニット50と、ECU100内の制御部102と、温度センサ60、62、64と、を備える。
メイン供給経路10に並んで、蒸発燃料経路22が配置されている。蒸発燃料経路22は、燃料タンク14で発生した蒸発燃料が、燃料タンク14からキャニスタ19を経て吸気経路34に移動するときに通過する経路である。なお、後述するように、蒸発燃料は、キャニスタ19で空気と混合される。キャニスタ19で混合された蒸発燃料と空気との混合気体を、パージガスと呼ぶ。蒸発燃料経路22には、蒸発燃料処理装置20が設けられている。蒸発燃料処理装置20は、キャニスタ19と、制御弁26と、ポンプユニット50と、ECU100内の制御部102と、温度センサ60、62、64と、を備える。
燃料タンク14とキャニスタ19は、タンク経路18によって接続されている。キャニスタ19は、パージ経路23の一端に配置され、パージ経路23を介して、ポンプ本体54に接続されている。ポンプ本体54は、パージ経路24を介して、制御弁26に接続されている。制御弁26は、パージ経路28を介して、吸気経路34に接続されている。パージ経路23、24は、制御弁26及びパージ経路28を介して、エアフロメータ39とスロットルバルブ32との間で、吸気経路34に接続されている。これにより、キャニスタ19と吸気経路34は、パージ経路23、24、28を介して連結されている。
パージ経路28とパージ経路24との間には、制御弁26が配置されている。制御弁26は、制御部102によって制御される電磁弁であり、開弁された開通状態と閉弁された閉塞状態の切替えが制御部102によって制御される弁である。制御弁26は、閉塞状態では、パージ経路28とパージ経路24とを遮断する。制御弁26は、開通状態では、パージ経路28とパージ経路24とを連通する。制御部102は、制御弁26の開通状態と閉塞状態とを、空燃比等によって決定されるデューティ比に従って連続的に切り替えるデューティ制御を実行する。なお、デューティ比は、デューティ制御中に、制御弁26が閉塞状態と開通状態とに連続的に切り替わっている間において、互いに連続する1回の閉塞状態と1回の開通状態との合計期間のうちの1回の開通状態の期間の割合を表す。制御弁26は、デューティ比(即ち開通状態の長さ)を調整することにより、吸気経路34に供給されるパージガスの流量を調整する。
パージ経路24とパージ経路23との間には、ポンプユニット50が配置されている。ポンプユニット50は、車両のエンジンコンパートメント内に配置される。ポンプユニット50は、ポンプ本体54と、ポンプ制御回路52と、を備える。ポンプ本体54は、いわゆる渦流ポンプ(カスケードポンプ、ウエスコポンプとも呼ぶ)、あるいはターボポンプ(軸流ポンプ、斜流ポンプ、遠心ポンプ)である。ポンプ本体54は、ポンプ制御回路52によって制御される。ポンプ本体54が駆動すると、キャニスタ19からパージガスがパージ経路23を介して、ポンプ本体54に吸入される。ポンプ本体54に吸入されたパージガスは、ポンプ本体54内で昇圧されて、パージ経路24に送出される。パージ経路24に送出されたパージガスは、パージ経路24、制御弁26及びパージ経路28を通過して、吸気経路34に供給される。
ポンプ制御回路52は、ECU100の制御部102に接続されている。ポンプ制御回路52は、CPU、ROM、RAM等を備える。ポンプ制御回路52は、制御部102から送信される信号に応じて、ポンプ本体54の駆動を制御する。
ポンプ本体54には、パージ経路23を介して、キャニスタ19が接続されている。キャニスタ19は、大気ポート19aと、パージポート19bと、タンクポート19cと、を備えている。大気ポート19aは、大気経路17とエアフィルタ42とを介して、大気に連通する。大気は、エアフィルタ42を通過した後、大気経路17を介して大気ポート19aからキャニスタ19内に流入する場合がある。このとき、エアフィルタ42によって、大気中の異物がキャニスタ19内に侵入することを防止する。
パージポート19bは、パージ経路23に接続されている。タンクポート19cは、タンク経路18を介して、燃料タンク14に接続されている。
キャニスタ19内には、活性炭(図示省略)が収容されている。活性炭は、燃料タンク14からタンク経路18、タンクポート19cを通じてキャニスタ19の内部に流入する気体から蒸発燃料を吸着する。蒸発燃料が吸着された後の気体は、大気ポート19a及び大気経路17を通過して大気に放出される。キャニスタ19は、燃料タンク14内の蒸発燃料が大気に放出されることを防止することができる。活性炭で吸着された蒸発燃料は、パージポート19bよりパージ経路23に供給される。
制御部102は、ポンプ制御回路52、制御弁26及び温度センサ60、62、64に接続されている。制御部102は、CPU及びROM,RAM等のメモリを含む。制御部102は、ポンプ制御回路52と通信を実行することによって、ポンプ制御回路52にポンプ本体54を制御させる。また、制御部102は、制御弁26を制御することによってパージ処理を実行する。さらに、制御部102は、温度センサ60、62、64で検出される温度を取得する。温度センサ60を除き、制御部102と各部とを接続する線は省略する。制御部102は、後述するパージ制限処理を、制御部102に実行させるためのコンピュータプログラムを格納する。
制御部102は、温度センサ60を用いて、車両の外部の気温を検出する。温度センサ60は、例えば、車両の外面に配置されている。制御部102は、温度センサ62を用いて、吸気経路34内を通過する気体の温度を検出する。温度センサ62は、吸気経路34内に配置されている。温度センサ62がパージ経路28よりも上流側に配置されている場合、温度センサ62は、吸気経路34内を通過する空気の温度を検出する。一方、温度センサ62がパージ経路28よりも下流側に配置されている場合、温度センサ62は、吸気経路34内を通過する空気及びパージガスの混合気体の温度を検出する。制御部102は、さらに、温度センサ64を用いて、エンジン2を冷却するための冷却水の温度を検出する。温度センサ64は、冷却水が流れる冷却水経路8内に配置されている。
次いで、蒸発燃料処理装置20の動作について説明する。エンジン2が駆動中であってパージ条件が成立すると、制御部102は、制御弁26をデューティ制御することによって、パージガスをエンジン2に供給するパージ処理を実行する。パージ処理が実行されると、図1の左から右に向かう矢印に示す方向にパージガスが供給される。パージ条件とは、パージガスをエンジン2に供給するパージ処理を実行すべき場合に成立する条件であり、エンジン2の冷却水温やパージガス中の蒸発燃料の濃度(以下「パージ濃度」と呼ぶ)によって、予め製造者によって制御部102に設定される条件である。本実施例では、後述する制御部102に格納されているパージ禁止フラグがオフに設定されていることが、パージ条件の成立に必須である。言い換えると、パージ禁止フラグがオンに設定されている場合、パージ条件は成立しない。制御部102は、エンジン2の駆動中に、パージ条件が成立するか否かを常時監視している。パージ条件が成立すると、制御部102は、パージ濃度及びエアフロメータ39の測定値に基づいて、制御弁26のデューティ比を制御する。これにより、キャニスタ19に吸着されていたパージガスが、エンジン2に導入される。
制御部102は、パージ処理を実行する場合、ポンプ制御回路52にポンプ本体54を駆動させて、パージガスを吸気経路34に供給する。この結果、吸気経路34の負圧が小さい場合でも、パージガスを供給することができる。
なお、ECU100は、スロットルバルブ32を制御する。また、ECU100は、インジェクタ4による噴射燃料量も制御する。具体的には、インジェクタ4の開弁時間を制御することによって、噴射燃料量を制御する。エンジン2が駆動されると、ECU100は、インジェクタ4からエンジン2に噴射される単位時間当たりの燃料噴射時間(即ちインジェクタ4の開弁時間)を算出する。燃料噴射時間は、空燃比を目標空燃比(例えば理想空燃比)に維持するために、実験によって予め特定された基準噴射時間を補正することによって決定される。また、ECU100は、パージガスの流量とパージ濃度に基づいて、噴射燃料量を補正する。
(パージ制限処理)
次いで、図2を参照して、制御部102が実行するパージ制限処理を説明する。パージ制限処理は、車両のイグニションスイッチがオフからオンに切り替えられると開始され、イグニションスイッチがオンである間、繰り返し(例えば16ms毎に)実行される。制御部102は、パージ制限処理で用いられるパージ禁止フラグを格納している。制御部102は、車両のイグニションスイッチがオフからオンに切り替えられると、パージ禁止フラグをオフに設定する。
次いで、図2を参照して、制御部102が実行するパージ制限処理を説明する。パージ制限処理は、車両のイグニションスイッチがオフからオンに切り替えられると開始され、イグニションスイッチがオンである間、繰り返し(例えば16ms毎に)実行される。制御部102は、パージ制限処理で用いられるパージ禁止フラグを格納している。制御部102は、車両のイグニションスイッチがオフからオンに切り替えられると、パージ禁止フラグをオフに設定する。
パージ制限処理では、まず、S12において、制御部102は、ポンプユニット50が配置されている空間(即ちエンジンコンパートメント)が適切に冷却される状況であるか否かを判断する。具体的には、制御部102は、車両の速度が所定速度(例えば20km/時)以上であるか否かを判断する。制御部102は、車両の速度が所定速度以上である場合に、ポンプユニット50が配置されている空間が適切に冷却される状況である(S12でYES)と判断する。一方、制御部102は、車両の速度が所定速度未満である場合に、ポンプユニット50が配置されている空間が適切に冷却される状況でない(S12でNO)と判断する。
なお、変形例として、制御部102は、ポンプユニット50が配置されている空間が適切に冷却される状況であるか否かの判断を、車両の速度が所定速度以上で連続的あるいは断続的に走行しているか否かを判断する。なお、車両の速度が所定速度以上で断続的に走行している状況とは、所定期間内に車両の所定速度以上の走行と停車とが交互に表れている状況を含む。
S12でNOの場合、S20に進む。一方、S12でYESの場合、S14において、制御部102は、温度センサ60で検出される車外の気温(即ちポンプユニット50の雰囲気温度)が第1閾値(例えば35℃)以上であるか否かを判断する。検出される気温が第1閾値以上である場合(S14でYES)、S24に進む。一方、検出される外気温が第1閾値未満である場合(S14でNO)S16において、制御部102は、温度センサ62で検出される吸気経路34の気体の温度が第2閾値(例えば60℃)以上であるか否かを判断する。検出される吸気経路34の気体の温度が第2閾値以上である場合(S16でYES)、S24に進む。一方、検出される吸気経路34の気体の温度が第2閾値未満である場合(S16でNO)、S18において、制御部102は、温度センサ64で検出される冷却水の温度が第3閾値(例えば95℃)以上であるか否かを判断する。検出される冷却水の温度が第3閾値以上である場合(S18でYES)、S24に進む。一方、検出される冷却水の温度が第3閾値未満である場合(S18でNO)、S20に進む。
S20では、制御部102は、制御部102に格納されているパージ禁止フラグがオンに設定されているか否かを判断する。パージ禁止フラグがオンに設定されている場合(S20でYES)、S22において、制御部102は、パージ禁止フラグをオンからオフに切り替えて、パージ制限処理を終了する。一方、パージ禁止フラグがオフに設定されている場合(S20でNO)、S22をスキップして、パージ制限処理を終了する。
一方、S24では、制御部102は、制御部102に格納されているパージ禁止フラグがオンに設定されているか否かを判断する。パージ禁止フラグがオフに設定されている場合(S24でNO)、S26において、制御部102は、パージ禁止フラグをオフからオンに切り替えて、パージ制限処理を終了する。一方、パージ禁止フラグがオンに設定されている場合(S24でYES)、S26をスキップして、パージ制限処理を終了する。
パージ制限処理では、ポンプユニット50が配置されている空間が適切に冷却される状況でない場合(S12でNO)であって、気温が第1閾値以上である場合(S14でYES)、吸気経路34の気体の温度が第2閾値以上である場合(S16でYES)、あるいは、冷却水の温度が第3閾値以上である場合(S18でYES)である場合に、パージ禁止フラグがオンに設定される(S24及びS26)。これにより、パージ条件が成立しないため、パージ処理が実行されず、ポンプ本体54の駆動を禁止することができる。この結果、ポンプユニット50の冷却が適切に実行されない状況、即ち、ポンプユニット50の温度が高くなり得る状況で、ポンプ本体54の駆動を制限することができる。これにより、ポンプ本体54やポンプ制御回路52の発熱によって、ポンプユニット50の温度が上昇することを抑制することができる。
この構成によれば、ポンプユニット50の温度が上昇することによって、ポンプ制御回路52及びポンプ本体54の構成部品が劣化し、ポンプユニット50の耐久性が低下することを抑制することができる。
(対応関係)
本実施例では、制御部102が「制御装置」の一例である。また、車両の速度、車外の気温、吸気経路34の空気の温度、及び冷却水温度が、「指標」の一例である。
本実施例では、制御部102が「制御装置」の一例である。また、車両の速度、車外の気温、吸気経路34の空気の温度、及び冷却水温度が、「指標」の一例である。
(第2実施例)
本実施例の蒸発燃料処理装置20は、第1実施例と比較して、制御部102が、パージ制限処理に替えてポンプ制限処理を実行する点において異なる。制御部102は、ポンプ制限処理を制御部102に実行させるためのコンピュータプログラムを格納する。他の蒸発燃料処理装置20の構成は、第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
本実施例の蒸発燃料処理装置20は、第1実施例と比較して、制御部102が、パージ制限処理に替えてポンプ制限処理を実行する点において異なる。制御部102は、ポンプ制限処理を制御部102に実行させるためのコンピュータプログラムを格納する。他の蒸発燃料処理装置20の構成は、第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
(ポンプ制限処理)
図3を参照して、制御部102が実行するポンプ制限処理を説明する。ポンプ制限処理は、パージ制限処理と同様のタイミングで実行される。制御部102は、ポンプ制限処理で用いられるポンプ制限フラグを格納している。制御部102は、車両のイグニションスイッチがオフからオンに切り替えられると、ポンプ制限フラグをオフに設定する。
図3を参照して、制御部102が実行するポンプ制限処理を説明する。ポンプ制限処理は、パージ制限処理と同様のタイミングで実行される。制御部102は、ポンプ制限処理で用いられるポンプ制限フラグを格納している。制御部102は、車両のイグニションスイッチがオフからオンに切り替えられると、ポンプ制限フラグをオフに設定する。
ポンプ制限処理では、第1実施例のパージ制限処理と同様にS12〜S18の処理を実行する。S12でYES、あるいは、S18でNOの場合、S220に進む。S220では、制御部102は、ポンプ制限フラグがオンであるか否かを判断する。ポンプ制限フラグがオンに設定されている場合(S220でYES)、S222において、制御部102は、ポンプ制限フラグをオンからオフに切り替えて、ポンプ制限処理を終了する。一方、ポンプ制限フラグがオフに設定されている場合(S220でNO)、S222をスキップして、ポンプ制限処理を終了する。
一方、S14、S16及びS18のいずれかでYESの場合、S224に進む。S224では、制御部102は、ポンプ制限フラグがオンに設定されているか否かを判断する。ポンプ制限フラグがオフに設定されている場合(S224でNO)、S226において、制御部102は、ポンプ制限フラグをオフからオンに切り替えて、ポンプ制限処理を終了する。一方、ポンプ制限フラグがオンに設定されている場合(S224でYES)、S226をスキップして、ポンプ制限処理を終了する。
ポンプ制限フラグがオンに設定されている場合、制御部102は、ポンプ本体54の駆動を制限する。例えば、ポンプ本体54の駆動可能な最大回転数が50000rpmである場合、ポンプ制限フラグがオフに設定されている場合、制御部102は、パージ濃度、吸気量等に応じて、ポンプ本体54の回転数を50000rpm以下の範囲で駆動させるための信号を、ポンプ制御回路52に送信する。一方、ポンプ制限フラグがオンに設定されている場合、制御部102は、パージ濃度、吸気量等に応じて、ポンプ本体54の回転数を50000rpm未満の制限回転数(例えば20000rpm)以下の範囲で駆動させるための信号を、ポンプ制御回路52に送信する。この構成によれば、ポンプ制限フラグがオンに設定されている場合、ポンプ制限フラグがオフに設定されている場合であれば、ポンプ本体54の回転数を制限回転数以上でポンプ本体54を駆動させるべき状況において、制限回転数で駆動させることができる。これにより、ポンプ本体54の駆動を制限することができる。この結果、ポンプユニット50の冷却が適切に実行されない状況、即ち、ポンプユニット50の温度が高くなり得る状況で、ポンプ本体54の駆動を制限することができる。これにより、ポンプ本体54やポンプ制御回路52の発熱によって、ポンプユニット50の温度が上昇することを抑制することができる。
なお、ポンプ本体54の駆動の制限方法は、回転数を制限する以外に、例えば、ポンプ本体54の最大電流値を制限電流値(例えば最大電流値が10アンペアである場合に、制限電流値が2アンペア)に制限してもよく、ポンプ本体54から送出されるパージガスの流量を最大流量(例えば50リットル/分)から制限流量(例えば20リットル/分)に制限してもよい。
制御部102は、パージ処理を開始するタイミング及びパージ処理中に定期的にポンプ制限フラグがオンに設定されているか否かを確認する。パージ処理中にポンプ制限フラグがオフからオンに切り替わる場合において、ポンプ本体54の現在の回転数が制限回転数を越えていれば、制御部102は、制限回転数で駆動させるための信号を、ポンプ制御回路52に送信する。一方、制御部102は、ポンプ本体54の現在の回転数が制限回転数を越えていない場合、制限回転数で駆動させるための信号を、ポンプ制御回路52に送信しない。これにより、ポンプ本体54の駆動を適切に制限することができる。
(第3実施例)
本実施例の蒸発燃料処理装置320について、第1実施例の蒸発燃料処理装置20との相違点を説明する。なお、蒸発燃料処理装置320の構成のうち、蒸発燃料処理装置20と同一の構成は、蒸発燃料処理装置20と同一の符号を付して、説明を省略する。図4に示すように、蒸発燃料処理装置320のポンプユニット350は、ポンプ制御回路52に替えて、ポンプ制御回路352を備える。ポンプ制御回路352は、ポンプ制御回路52の構成に加えて、温度センサ356を備える。温度センサ356は、ポンプ制御回路352に搭載され、ポンプ制御回路352の温度を検出する。
本実施例の蒸発燃料処理装置320について、第1実施例の蒸発燃料処理装置20との相違点を説明する。なお、蒸発燃料処理装置320の構成のうち、蒸発燃料処理装置20と同一の構成は、蒸発燃料処理装置20と同一の符号を付して、説明を省略する。図4に示すように、蒸発燃料処理装置320のポンプユニット350は、ポンプ制御回路52に替えて、ポンプ制御回路352を備える。ポンプ制御回路352は、ポンプ制御回路52の構成に加えて、温度センサ356を備える。温度センサ356は、ポンプ制御回路352に搭載され、ポンプ制御回路352の温度を検出する。
蒸発燃料処理装置20は、制御部102に替えて、制御部402を備える。制御部402は、ポンプ制御回路352から温度センサ356によって検出されるポンプ制御回路352の温度を受信する。
なお、蒸発燃料処理装置320は、温度センサ60、62、64を備えていない。また、図4において破線で示される温度センサ500は、後述する変形例の蒸発燃料処理装置320に配置されるものであり、本実施例では、温度センサ500は備えていなくてもよい。
(パージ制限処理)
図5を参照して、制御部402が実行するパージ制限処理を説明する。パージ制限処理は、第1実施例と同様、車両のイグニションスイッチがオフからオンに切り替えられると開始され、イグニションスイッチがオンである間、繰り返し実行される。また、制御部402は、制御部102と同様に、パージ制限処理で用いられるパージ禁止フラグを格納している。なお、制御部402の他の構成は、制御部102と同様である。
図5を参照して、制御部402が実行するパージ制限処理を説明する。パージ制限処理は、第1実施例と同様、車両のイグニションスイッチがオフからオンに切り替えられると開始され、イグニションスイッチがオンである間、繰り返し実行される。また、制御部402は、制御部102と同様に、パージ制限処理で用いられるパージ禁止フラグを格納している。なお、制御部402の他の構成は、制御部102と同様である。
パージ制限処理では、まず、S312において、制御部402は、温度センサ356で検出されるポンプ制御回路352の温度を取得し、ポンプ制御回路352の温度が第4閾値(例えば120℃)以上であるか否かを判断する。ポンプ制御回路352の温度が第4閾値以上である場合(S314でYES)、S24に進む。一方、ポンプ制御回路352の温度が第4閾値未満である場合(S314でNO)、S20に進む。
パージ制限処理では、ポンプ制御回路352の温度が第4閾値以上(S314でYES)である場合に、パージ禁止フラグがオンに設定される(S24及びS26)。これにより、パージ条件が成立せずに、パージ処理が実行されない。これにより、ポンプ本体54の駆動を禁止することができる。この結果、ポンプユニット50の温度が高くなり得る状況で、ポンプ本体54の駆動を制限することができる。これにより、ポンプ本体54やポンプ制御回路352の発熱によって、ポンプユニット350の温度が上昇することを抑制することができる。
(対応関係)
ポンプ制御回路352の温度が「指標」の一例である。
ポンプ制御回路352の温度が「指標」の一例である。
(第4実施例)
本実施例の蒸発燃料処理装置320は、第3実施例と比較して、制御部402が、パージ制限処理に替えてポンプ制限処理を実行する点において異なる。制御部402は、ポンプ制限処理を制御部402に実行させるためのコンピュータプログラムを格納する。他の蒸発燃料処理装置320の構成は、第3実施例と同様であるため、説明を省略する。
本実施例の蒸発燃料処理装置320は、第3実施例と比較して、制御部402が、パージ制限処理に替えてポンプ制限処理を実行する点において異なる。制御部402は、ポンプ制限処理を制御部402に実行させるためのコンピュータプログラムを格納する。他の蒸発燃料処理装置320の構成は、第3実施例と同様であるため、説明を省略する。
(ポンプ制限処理)
図6を参照して、制御部402が実行するポンプ制限処理を説明する。ポンプ制限処理は、第3実施例のパージ制限処理と同様のタイミングで実行される。
図6を参照して、制御部402が実行するポンプ制限処理を説明する。ポンプ制限処理は、第3実施例のパージ制限処理と同様のタイミングで実行される。
ポンプ制限処理では、まず、S412において、ポンプ制御回路352の温度を取得する。次いで、S412において、制御部402は、S312で取得済みのポンプ制御回路352の温度と、データマップ404を用いて、ポンプ本体54の制限回転数を決定して、ポンプ制限処理を終了する。
データマップ404は、予め制御部402に格納されている。データマップ404は、ポンプ制御回路352の温度とポンプ本体54の制限回転数とが対応付けて記録されている。なお、データマップ404で示される「YYY」、「ZZZ」等には、数値が記録されていることを示す。「YYY」は、例えば、ポンプ本体54の駆動可能な最大回転数であってもよい。データマップ404は、予め実験によって、複数のポンプ制御回路352の温度に対応して、ポンプ本体54の温度が上昇されない回転数が特定されることによって、作成されている。なお、ポンプ制御回路352の温度が高いほど、制限回転数は低くなる。
ポンプ制限処理では、ポンプ制御回路352の温度を用いて、ポンプユニット350の温度が高くなり得る状況であるかを判断する。制御部402は、S414で決定済みの制限回転数を用いて、ポンプ本体54の回転数を制御する。具体的には、例えば、ポンプ本体54の最大回転数が50000rpmであり、制限回転数が20000rpmである場合、制御部102は、ポンプ本体54の回転数を制限回転数(即ち20000rpm)以下の範囲で駆動させるための信号を、ポンプ制御回路52に送信する。この構成によれば、制限回転数によって回転数が制限されていない場合であれば、ポンプ本体54の回転数を50000rpmでポンプ本体54を駆動させるべき状況において、制限回転数で駆動させることができる。これにより、ポンプ本体54の駆動を制限することができる。この結果、ポンプユニット350の冷却が適切に実行される状況でなく、即ち、ポンプユニット50の温度が高くなり得る状況で、ポンプ本体54の駆動を制限することができる。これにより、ポンプ本体54やポンプ制御回路352の発熱によって、ポンプユニット350の温度が上昇することを抑制することができる。
なお、ポンプ本体54の駆動の制限方法は、第2実施例と同様に、回転数を制限する以外に、例えば、ポンプ本体54の電流値、ポンプ本体54から送出されるパージガスの流量を制限してもよい。
制御部402は、第2実施例と同様に、パージ処理を開始するタイミング及びパージ処理中に定期的に制限回転数を確認し、ポンプ本体54の駆動を制限する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
(1)上記の第1実施例及び第3実施例では、パージ制限処理において、パージ処理を禁止することによって、ポンプ本体54の駆動が制限されている。しかしながら、パージ処理を禁止しなくてもよい。この場合、制御部102、402は、パージ禁止フラグに替えて、ポンプ禁止フラグを格納していてもよい。ポンプ禁止フラグのオンとオフの設定は、パージ禁止フラグと同様であってもよい。ポンプ禁止フラグのオフは、パージ条件の成立に必須でなくてもよい。即ち、ポンプ禁止フラグがオンに設定されている場合に、パージ条件が成立してもよい。制御部102、402は、ポンプ禁止フラグがオンに設定されている間にパージ処理を実行する場合、ポンプ本体54を駆動させずに、パージ処理を実行してもよい。
(2)上記の第1実施例のパージ制限処理及び第2実施例のポンプ制限処理では、S12〜S18の処理を全て実行しなくてもよい。例えば、S12〜S18の処理いずれか1個以上の処理が実行されてもよい。
(3)第1実施例又は第2実施例の蒸発燃料処理装置20は、第3実施例の温度センサ356を備えていてもよい。この場合、第1実施例又は第2実施例の制御部102は、図2のパージ制限処理又は図3のポンプ制限処理に加えて、図5のパージ制限処理又は図6のポンプ制限処理のいずれかの処理を実行してもよい。なお、第1実施例の制御部102は、のパージ制限処理において、S12〜S20のいずれかの処理の後に、S312の処理を追加してもよい。
(4)制御部102は、ECU100とは別体で配置されていてもよい。
(5)吸気経路34には、過給機が配置されてもよい。この場合、パージ経路28は、過給機の上流側と下流側の少なくとも一方の吸気経路34に接続されていてもよい。
(6)本実施例では、ポンプ本体54は、パージ経路23とパージ経路24との間に配置されている。しかしながら、ポンプ本体54の位置は、これに限らず、例えば、大気経路17に配置されていてもよい。
(7)上記の各実施例では、パージ経路28は、エアフロメータ39とスロットルバルブ32との間で、吸気経路34に接続されている。しかしながら、パージ経路28は、スロットルバルブ32とエンジン2の間で、吸気経路34に接続されていてもよい。
(8)第2実施例では、ポンプ制限フラグがオンに設定されている場合、ポンプ本体54を一定の制限回転数以下で駆動させる。しかしながら、制限回転数は、一定でなくてもよく、例えば、第4実施例と同様に、車外の気温、吸気経路34の気体の温度、冷却水温、車両の走行状態によって、複数の制限回転数が設定されていてもよい。この場合、制御部102は、車外の気温、吸気経路34の気体の温度、冷却水温、車両の走行状態のそれぞれに対して、制限回転数が記録されているデータマップを格納していてもよい。
(9)第3実施例及び第4実施例では、ポンプ制御回路352の温度センサ356によって検出される温度を用いて、ポンプ本体54の駆動が制限されている。しかしながら、図4に示すように、温度センサ356とともに、又はこれに替えて、ポンプ本体54の下流側のパージ経路24に温度センサ500が配置されていてもよい。制御部102は、温度センサ500によって検出される温度を用いて、図5、図6と同様に、ポンプ本体54の駆動を制限してもよい。本変形例では、温度センサ500で検出される温度、即ち、ポンプ本体54から送出される気体の温度が「指標」の一例である。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
2 :エンジン
6 :燃料供給システム
8 :冷却水経路
14 :燃料タンク
18 :タンク経路
19 :キャニスタ
20 :蒸発燃料処理装置
22 :蒸発燃料経路
23、24、28:パージ経路
26 :制御弁
32 :スロットルバルブ
34 :吸気経路
39 :エアフロメータ
50 :ポンプユニット
52 :ポンプ制御回路
54 :ポンプ本体
60、62、64:温度センサ
100 :ECU
102 :制御部
320 :蒸発燃料処理装置
6 :燃料供給システム
8 :冷却水経路
14 :燃料タンク
18 :タンク経路
19 :キャニスタ
20 :蒸発燃料処理装置
22 :蒸発燃料経路
23、24、28:パージ経路
26 :制御弁
32 :スロットルバルブ
34 :吸気経路
39 :エアフロメータ
50 :ポンプユニット
52 :ポンプ制御回路
54 :ポンプ本体
60、62、64:温度センサ
100 :ECU
102 :制御部
320 :蒸発燃料処理装置
Claims (3)
- 燃料タンクで発生した蒸発燃料を吸気経路に送出するポンプ本体と、前記ポンプ本体を駆動させるポンプ制御部と、を備えるポンプユニットと、
前記ポンプ制御部に前記ポンプ本体を制御させる制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記ポンプユニットの温度に関連する指標が所定範囲を超える場合、前記ポンプ本体の駆動を制限する、蒸発燃料処理装置。 - 請求項1に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記指標は、前記ポンプユニットの雰囲気温度と、前記吸気経路を通過する気体の温度と、内燃機関の冷却水温度と、の少なくとも1つの温度を含む、蒸発燃料処理装置。 - 請求項1又は2に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記ポンプ制御部は、温度センサが搭載されているポンプ制御回路を備え、
前記指標は、前記温度センサによって検出される温度を含む、蒸発燃料処理装置。
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