JP4242380B2 - 燃料ポンプの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンク内の燃料を内燃機関の燃料噴射弁に圧送する燃料ポンプの制御装置に関する。
特許文献1には、燃料タンク内の燃料温度(第1の燃料温度)及び燃料噴射弁に近い燃料系路中の燃料温度(第2の燃料温度)を検出し、検出される第1及び第2の燃料温度の差が所定値以上であるとき、燃料ポンプを通常制御時より高速で駆動するようにした制御装置が示されている。
実公平1−39900号公報
上記従来の装置は、第1及び第2の燃料温度の差が大きいときは、燃料通路が燃料蒸気によって閉塞されるベーパロックが発生し易いことに着目して考案されたものである。
しかしながら、上記従来の装置では、温度センサが2個必要となり、コストの上昇を招く。また上記従来の装置では、大気圧の低下に起因するベーパロックは考慮されていない。
本発明は上述した点を考慮してなされたものであり、コスト上昇を招くことなく、燃料供給系におけるベーパロックをより確実に防止することができる燃料ポンプの制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため請求項1に記載の発明は、燃料タンク(9))内で発生する蒸発燃料を含む混合気を供給する蒸発燃料処理装置(31〜33)を備えた内燃機関(1)の燃料噴射弁(6)に、前記燃料タンク(9)から燃料を圧送する燃料ポンプ(10)の制御装置において、前記機関の排気系(20)に設けられ、前記機関に供給される混合気の空燃比を検出する空燃比検出手段(19)と、該空燃比検出手段(19)の出力に応じて前記機関に供給する混合気の空燃比を目標空燃比に制御するための空燃比補正係数(KAF)を算出する空燃比補正係数算出手段と、前記蒸発燃料を含む混合気を前記機関の吸気系に供給している状態において前記空燃比補正係数(KAF)のなまし演算を行うことにより第1学習値(KREF)を算出するとともに、前記蒸発燃料を含む混合気を前記吸気系に供給していない状態において前記空燃比補正係数(KAF)のなまし演算を行うことにより第2学習値(KREFX)を算出する学習値算出手段と、前記蒸発燃料処理装置(31〜33)から前記機関(1)に供給される混合気中の蒸発燃料濃度(VPRTTL)を、前記空燃比補正係数(KAF)、第1学習値(KREF)、及び第2学習値(KREFX)に基づいて推定する蒸発燃料濃度推定手段と、該蒸発燃料濃度推定手段により推定される蒸発燃料濃度(VPRTTL)が所定濃度(VPRFPCHI)より高いときに、前記燃料ポンプ(10)を通常より速い回転速度で駆動する燃料ポンプ駆動手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の燃料ポンプの制御装置において、前記機関の冷却水温を検出する冷却水温検出手段と、前記機関が始動中であることを検知する機関始動検知手段と、前記機関の始動中に前記冷却水温に応じて保持時間を算出する保持時間算出手段とを備え、前記燃料ポンプ駆動手段は、前記機関の始動中及び始動完了時点から前記保持時間が経過するまで前記燃料ポンプを通常より速い回転速度で駆動することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の燃料ポンプの制御装置において、前記保持時間算出手段は、前記保持時間を、前記冷却水温が高くなるほど長くなるように算出することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3の何れか1項に記載の燃料ポンプの制御装置において、前記燃料ポンプ駆動手段は、前記蒸発燃料濃度推定手段により推定される蒸発燃料濃度が前記所定濃度より高くなった後に前記所定濃度以下となったときは、前記蒸発燃料濃度が前記所定濃度まで低下した時点から所定時間に亘って前記燃料ポンプを通常より速い回転速度で駆動することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4の何れか1項に記載の燃料ポンプの制御装置において、前記蒸発燃料処理装置及び前記燃料ポンプの駆動回路の少なくとも一方の故障を検出する故障検出手段を備え、前記燃料ポンプ駆動手段は、前記故障検出手段により故障が検出されたときは、前記燃料ポンプを通常より速い回転速度で駆動することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、燃料タンク内の燃料を内燃機関の燃料噴射弁に圧送する燃料ポンプの制御装置であって、大気圧(PA)を検出する大気圧検出手段と、検出される大気圧(PA)が所定圧力(PAFPCHI)より低いときに、前記燃料ポンプ(10)を通常より速い回転速度で駆動する燃料ポンプ駆動手段とを備える制御装置において、前記機関の始動直後に検出される大気圧(PAINIFPC)を記憶する始動後大気圧記憶手段と、前記始動後大気圧記憶手段により記憶された大気圧(PAINIFPC)から前記大気圧検出手段により検出される大気圧(PA)を減算することにより大気圧低下量(DPAFPC)を算出する大気圧低下量算出手段とを備え、前記燃料ポンプ駆動手段は、前記大気圧低下量(DPAFPC)が所定量(DPAFPCH)より大きいときに、前記燃料ポンプを通常より速い回転速度で駆動することを特徴とする。
前記燃料ポンプ(10)は、第1の回転速度及び該第1の回転速度より高い第2の回転速度で駆動可能に構成されており、前記ポンプ駆動手段は、推定される蒸発燃料濃度が所定濃度より高いとき、検出される大気圧が所定圧力より低いとき、または検出される大気圧の低下量が所定量より大きいときに、前記第2の回転速度で前記燃料ポンプ(10)を駆動することが望ましい。
請求項1に記載の発明によれば、空燃比検出手段の出力に応じて機関に供給する混合気の空燃比を目標空燃比に制御するための空燃比補正係数が算出され、蒸発燃料を含む混合気を機関吸気系に供給している状態において空燃比補正係数のなまし演算を行うことにより第1学習値が算出されるとともに、蒸発燃料を含む混合気を吸気系に供給していない状態において空燃比補正係数のなまし演算を行うことにより第2学習値が算出される。そして蒸発燃料処理装置から機関に供給される混合気中の蒸発燃料濃度が空燃比補正係数、第1学習値、及び第2学習値に基づいて推定され、推定された蒸発燃料濃度が所定濃度より高いときに、燃料ポンプが通常より速い回転速度で駆動される。蒸発燃料濃度の推定は、通常の空燃比制御において行われるため、温度センサあるいは蒸発燃料濃度センサのような新たな構成要素を設けることなく、ベーパロックが発生し易い状態を検知し、ベーパロックを確実に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、機関の始動中に機関冷却水温に応じて保持時間が算出され、機関の始動中及び始動完了時点から保持時間が経過するまで燃料ポンプが通常より速い回転速度で駆動される。したがって、始動完了直後のアイドル時において機関運転の安定性を向上させることができる。
請求項3に記載の発明によれば、保持時間は、冷却水温が高くなるほど長くなるように算出されるので、例えばアイドル停止後の再始動直後において、機関運転の安定性を向上させることができる。
請求項4に記載の発明によれば、推定される蒸発燃料濃度が所定濃度より高くなった後に所定濃度以下となったときは、蒸発燃料濃度が所定濃度まで低下した時点から所定時間に亘って燃料ポンプが通常より速い回転速度で駆動される。
請求項5に記載の発明によれば、蒸発燃料処理装置または燃料ポンプの駆動回路の故障が検出されたときは、燃料ポンプが通常より速い回転速度で駆動される。したがって、蒸発燃料処理装置または燃料ポンプの駆動回路の故障によるベーパロックの発生、ひいてはアイドル回転数の不安定化を防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、機関始動直後に検出された大気圧から機関作動中に検出される大気圧を減算することにより大気圧低下量が算出され、検出される大気圧が所定圧力より低いときだけでなく、大気圧低下量が所定量より大きいときに、燃料ポンプが通常より速い回転速度で駆動される。したがって、機関により駆動される車両が高地を走行しているとき、あるいは車両が低地から高地へ移動したときにおいて、燃料供給系におけるベーパロックを確実に防止することができる。
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。同図において、内燃機関(以下単に「エンジン」という)1は例えば4気筒を有し、エンジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が配されている。また、スロットル弁3にはスロットル弁開度センサ4が連結されており、当該スロットル弁3の開度に応じた電気信号を出力して電子制御ユニット(以下(ECU)という)5に供給する。
燃料噴射弁6は、吸気管2の途中であってエンジン1とスロットル弁3との間の図示しない吸気弁の少し上流側に各気筒毎に設けられている。また、各燃料噴射弁6は燃料供給管7を介して密閉構造の燃料タンク9内に設けられた燃料ポンプユニット11に接続されている。燃料供給管7にはパルセーションダンパ8が設けられている。燃料ポンプユニット11は、燃料ポンプ10と、燃料ストレーナ(図示せず)と、参照圧力を大気圧あるいはタンク内圧としたプレッシャーレギュレータ(図示せず)とが一体に構成されたものである。ECU5は、駆動回路12を介して燃料ポンプ10と接続されており、燃料ポンプ10の駆動制御(回転速度制御)を行う。
燃料噴射弁6はECU5に電気的に接続され、該ECU5からの信号によりその開弁時間が制御される。吸気管2のスロットル弁3の下流側には吸気管内絶対圧PBAを検出する吸気管内絶対圧(PBA)センサ13、及び吸気温TAを検出する吸気温(TA)センサ14が装着されている。
エンジン1の図示しないカム軸周囲又はクランク軸周囲には、エンジン回転数を検出するエンジン回転数(NE)センサ17が取付けられている。エンジン回転数センサ17はエンジン1のクランク軸の180度回転毎に所定のクランク角度位置でパルス(TDC信号パルス)を出力する。エンジン1の冷却水温TWを検出するエンジン冷却水温センサ18がエンジン本体に装着されている。またエンジン1の排気中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ(以下「LAFセンサ」という)19が排気管20に設けれられている。上記センサ13,14,17〜19の検出信号はECU5に供給される。
ECU5にはさらに、大気圧PAを検出する大気圧センサ22及びエンジン1により駆動される車両の走行速度(車速)VPを検出する車速センサ23が接続されており、これらのセンサの検出信号がECU5に供給される。
燃料タンク9には、チャージ通路31を介してキャニスタ33が接続され、キャニスタ33は、吸気管2のスロットル弁3の下流側にパージ通路32を介して接続されている。キャニスタ33は、燃料タンク9内の蒸発燃料を吸着するための活性炭を内蔵し、空気通路(図示せず)を介して大気に連通可能となっている。パージ通路32のキャニスタ33と吸気管2との間には、パージ制御弁34が設けられている。パージ制御弁34は、その制御信号のオン−オフデューティ比(制御弁の開度)を変更することにより流量を連続的に制御することができるように構成された電磁弁であり、その作動はECU5により制御される。
チャージ通路31、パージ通路32、キャニスタ33及びパージ制御弁34により蒸発燃料処理装置が構成される。
ECU5は各種センサ等からの入力信号波形を整形し、電圧レベルを所定レベルに修正し、アナログ信号値をデジタル信号値に変換する等の機能を有する入力回路、中央演算処理回路(以下「CPU」という)、CPUで実行される演算プログラム及び演算結果等を記憶する記憶回路、及び燃料噴射弁6、燃料ポンプ10の駆動回路12、パージ制御弁34などに駆動信号を供給する出力回路から構成される。
ECU5のCPUは、エンジン回転数センサ17、吸気管内絶対圧センサ13、エンジン冷却水温センサ18などの各種センサの出力信号に応じてエンジン1に供給する燃料量制御、パージ制御弁34のデューティ制御等を行う。
ECU5のCPUは、燃料噴射弁6の開弁時間TOUTを、下記式(1)により算出する。
TOUT=TIM×KAF×K1+K2 (1)
TIMは基本燃料量、具体的には燃料噴射弁6の基本燃料噴射時間であり、エンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに応じて設定されたTIマップを検索して決定される。TIマップは、エンジン回転数NE及び吸気管内絶対圧PBAに対応する運転状態において、エンジンに供給する混合気の空燃比がほぼ理論空燃比になるように設定されている。すなわち、基本燃料量TIMは、1TDC期間(隣り合うTDCパルスの時間間隔)当たりのエンジン1の吸入空気量(質量流量)にほぼ比例する値を有する。
KAFは、LAFセンサ19の出力に応じて設定される空燃比補正係数である。空燃比補正係数KAFは、酸素濃度センサ19により検出される空燃比が目標空燃比と一致するように設定される。
またK1及びK2は夫々各種エンジンパラメータ信号に応じて演算される他の補正係数および補正変数であり、エンジン運転状態に応じた燃費特性、エンジン加速特性等の諸特性の最適化が図れるような所定値に設定される。
またECU5のCPUは、イグニッションスイッチがオンされた状態でも、所定エンジン停止条件が満たされるとエンジン1を停止させ(アイドル停止を行い)、所定再始動条件が満たされるとエンジン1を再始動させる自動停止始動制御を実行する。
ECU5のCPUは、さらに以下に説明するように燃料ポンプ10の駆動制御を行う。図2は、燃料ポンプ10のモータ10aの駆動回路を示すブロック図であり、ECU5からデューティ制御信号DFPが出力され、駆動回路12に供給される。駆動回路12には、イグニッションスイッチがオンされるとバッテリの出力電圧VBが供給される。ECU5は、モータ10aを停止させるときは、デューティ比DUTYが0%のデューティ制御信号DFPを出力し、小流量モードで作動させるときは、デューティ比DUTYが小流量制御値DUTL(例えば66%)のデューティ制御信号DFPを出力し、大流量モードで作動させるときは、デューティ比DUTYが大流量制御値DUTH(例えば100%)のデューティ制御信号DFPを出力する。駆動回路12は、入力されるデューティ制御信号DFPのデューティ比DUTYに応じて、例えば0V(0%)、10.75V(66%)及びバッテリVB(100%)に等しい駆動電圧VMを出力する。これにより、燃料ポンプ10の回転速度を、停止を含めて3段階に切り換える制御が行われる。
図3及び図4は、燃料ポンプ10の流量制御(回転速度制御)を行う処理のフローチャートである。この処理はECU5のCPUで所定時間(例えば200ミリ秒)毎に実行される。
ステップS11では、図5に示すFFPCHIRQ設定処理を実行する。FFPCHIRQ設定処理では、本処理のステップS20で参照される大流量要求フラグFFPCHIRQが、車速VP、大気圧PA、及び蒸発燃料処理装置から吸気管2に供給される蒸発燃料を含む混合気(以下「パージガス」という)中の蒸発燃料濃度を示す蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLに応じて設定される。
ステップS18では、図6の処理で設定されるフェールセーフ処理フラグ(以下「FSAフラグ」という)FFSPFPCZNが「1」であるか否かを判別する。この答が肯定(YES)であるときは、アップカウントタイマTISFPCの値を「0」に設定し(ステップS21)、流量制御パラメータFPCZNを「3」に設定する(ステップS37)。流量制御パラメータFPCZNが「3」に設定されると、燃料ポンプ10の作動モードが大流量モードとなるように燃料ポンプ10の駆動制御信号のデューティ比DUTYが大流量制御値DUTHに設定される。
ステップS18でFFSPFPCZN=0であるときは、アップカウントタイマT01IGPONの値が所定時間TMIGONFPC(例えば2秒)より小さいか否かを判別する(ステップS19)。アップカウントタイマT01IGPONは、イグニッションスイッチがオンされた時点からの時間を計測するタイマである。ステップS19の答が肯定(YES)、すなわちイグニッションスイッチオン後所定時間TMIGONFPC経過前は、前記ステップS21に進む。したがって、デューティ比DUTYは大流量制御値DUTHに設定される。
ステップS19でT01IGPONFPC≧TMIGONFPCであるときは、ステップS11で設定される大流量要求フラグFFPCHIRQが「1」であるか否かを判別する(ステップS20)。FFPCHIRQ=1であって、大流量モードが要求されているときは、前記ステップS21に進む。一方大流量要求フラグFFPCHIRQが「0」であるときは、ステップS22(図4)に進み、エンジン停止フラグFMEOFが「1」であるか否かを判別する。エンジン停止フラグFMEOFは、イグニッションスイッチがオンされた状態でエンジンが停止したとき「1」に設定される。ステップS22の答が否定(NO)であって、エンジンが作動しているときは、アップカウントタイマTISFPCの値を「0」に設定し(ステップS23)、フュエルカットフラグFMADECFCが「1」であるか否かを判別する(ステップS24)。フュエルカットフラグFMADECFCは、フュエルカット(燃料供給遮断)運転を行うとき「1」に設定される。
ステップS24の答が否定(NO)であって、通常運転中であるときは、車速VPが第1所定車速VFPOFFL(例えば10km/h)より高いか否かを判別する(ステップS27)。この答が肯定(YES)であるときは、空調クラッチフラグFACCLが「1」であるか否かを判別する(ステップS29)。空調クラッチフラグFACCLは、空調装置を駆動するクラッチが係合しているとき「1」に設定される。ステップS29の答が否定(NO)であるときは、エンジン回転数NEが所定回転数NEFPOFF(例えば3000rpm)より高いか否かを判別する(ステップS30)。
ステップS30の答が否定(NO)であるときは、ダウンカウントタイマTFPOFFを第1所定時間TMFPOFF(例えば0.5秒)にセットしてスタートさせる(ステップS32)。一方ステップS27の答が否定(NO)またはステップS29またはS30の答が肯定(YES)であるときは、ダウンカウントタイマTFPOFFを第1所定時間TMFPOFFより長い第2所定時間TMFPOFF2(例えば25秒)にセットしてスタートさせる(ステップS31)。ダウンカウントタイマTFPOFFは、ステップS26で参照される。
ステップS31またはS32実行後は、ステップS33に進み、アップカウントタイマT1SASTの値が所定時間TMASTFPC(例えば1秒)以上であるか否かを判別する。アップカウントタイマT1SASTは、エンジン1の始動完了時点からの経過時間を計測するタイマである。ステップS33の答が肯定(YES)であるときは、アップカウントタイマTACRFPCの値が所定時間TMACRFPC(例えば2秒)以上であるか否かを判別する(ステップS34)。アップカウントタイマTACRFPCは、エンジン1が停止しているとき、ステップS38で「0」に設定され、再始動後の経過時間を計測するタイマである。ステップS34の答が肯定(YES)であるときは、単位時間当たりの燃料噴射量(燃料噴射時間)を示す噴射量パラメータNTIが所定量NTIFPCH(例えば28sec/min)以上であるか否かを判別する。
ステップS35の答が否定(NO)であるときは、流量制御パラメータFPCZNを「2」に設定する(ステップS36)。一方、ステップS33若しくはS34の答が否定(NO)、またはステップS35の答が肯定(YES)であるときは、流量制御パラメータFPCZNを「3」に設定する(ステップS37)。
ステップS24でFMADECFC=1であってフュエルカット運転中であるときは、車速VPが第1所定車速VFPOFFLより高い第2所定車速VFPOFFH(例えば120km/h)より低いか否かを判別する(ステップS25)。この答が否定(NO)であるときは、前記ステップS32に進み、肯定(YES)であるときは、ステップS31またはS32でスタートされるダウンカウントタイマTFPOFFの値が「0」であるか否かを判別する(ステップS26)。最初はこの答は否定(NO)となるので、前記ステップS33に進み、TFPOFF=0となると、流量制御パラメータFPCZNを「0」に設定する。流量制御パラメータFPCZNが「0」に設定されると、燃料ポンプ10の制御デューティ比DUTYが「0」に設定され、燃料ポンプ10の作動が停止される。
また前記ステップS22でFMEOF=1であってエンジン停止中であるときは、アップカウントタイマTACRFPCの値を「0」に設定する(ステップS38)とともに、アップカウントタイマTISFPCの値を「0」に設定し(ステップS40)、流量制御パラメータFPCZNを「0」に設定する(ステップS43)。
図5は、図3のステップS11で実行されるFFPCHIRQ設定処理のフローチャートである。
ステップS51では、初期化フラグFPAINIFPCが「1」であるか否かを判別する。最初(エンジン始動直後)はこの答が否定(NO)であるので、ステップS52に進み、その時点の検出大気圧PAを、初期大気圧PAINIFPCとして記憶する。ステップS53では、初期化フラグFPAINIFPCを「1」に設定し、ステップS54に進む。ステップS53を実行すると、その後はステップS51の答が肯定(YES)となるので、ステップS51からステップS54に進む。
ステップS54では、下記式(2)により初期大気圧PAINIFPCからの低下量を示す大気圧変化量DPAFPCを算出する。
DPAFPC=PAINIFPC−PA (2)
ステップS55では、始動フラグFFENGSTが「1」であるか否かを判別する。始動フラグFFENGSTは、イグニッションスイッチがオフからオンされてエンジンの始動が開始されたとき「1」に設定され、始動が完了すると「0」に戻される。ステップS55で始動フラグFFENGSTが「1」であって、エンジン1の始動中であるときは、エンジン冷却水温TWに応じてTMFPCHIテーブルを検索し、保持時間TMFPCHIを算出する(ステップS56)。TMFPCHIテーブルは、エンジン冷却水温TWが高くなるほど、保持時間TMFPCHIが長くなるように設定されている。エンジン始動時は、蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLが「0」に設定され、その後の空燃比補正係数KAFの値に応じて更新され、徐々に実際の蒸発燃料濃度を示す値に収束していく。エンジン冷却水温TWが高くなるほど、パージガス中の蒸発燃料濃度が高くなるため、蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLが正確に実際の蒸発燃料濃度を示す値となるまでに要する時間が長くなる。したがって、エンジン始動直後において、燃料ポンプ10を大流量モードに保持する時間である保持時間TMFPCHIは、エンジン冷却水温TWが高くなるほど長く設定される。
ステップS57では、ダウンカウントタイマTFPCHIを保持時間TMFPCHIにセットしてスタートさせ、ステップS58に進む。ステップS55でFFENGST=0であるときは、直ちにステップS58に進む。
ステップS58では、ステップS57でスタートしたタイマTFPCHIの値が「0」であるか否かを判別する。この答が肯定(YES)であるときは、車速VPが所定車速VFPCNV(例えば5km/h)以上であるか否かを判別する(ステップS59)。この答が否定(NO)であるときは、大気圧PAが所定圧PAFPCHI(例えば73kPa(550mHg))以下であるか否かを判別する(ステップS60)。
ステップS58の答が否定(NO)またはステップS59若しくはS60の答が肯定(YES)であるとき、すなわちアイドル停止後の再始動直後であるとき、高車速であるとき、または高地走行中であるときは、大流量要求フラグFFPCHIRQを「1」に設定し、燃料ポンプ10を大流量モードで作動させる(ステップS67)。
ステップS60でPA>PAFPCHIであるときは、ステップS54で算出した大気圧変化量DPAFPCが所定変化量DPAFPCH(例えば3.3kPa(25mmHg))より大きいか否かを判別する(ステップS61)。この答が否定(NO)であるときは、キャニスタ33から供給されるパージガス中の蒸発燃料濃度を示す蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLが所定値VPRFPCHI(例えば18倍)より大きいか否かを判別する(ステップS62)。
ステップS61またはS62の答が肯定(YES)、すなわちエンジン始動地点より高地へ移動し、大気圧の低下量が大きいときまたはパージガス中の蒸発燃料濃度が高いときは、ダウンカウントタイマTFPCMIDを所定時間TMFPCMID(例えば430秒)にセットしてスタートさせ、前記ステップS67に進む。
ステップS62の答が否定(NO)であるときは、ステップS64でスタートされるタイマTFPCMIDの値が「0」であるか否かを判別する(ステップS65)。TFPCMID>0である間は、前記ステップS67に進み、大流量モード要求を維持する。タイマTFPCMIDの値が「0」となると、ステップS65からステップS66に進み、大流量要求フラグFFPCHIRQを「0」に設定する。
図5の処理によれば、アイドル停止後の再始動直後は、パージガス中の蒸発燃料濃度の推定(蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLの算出)や大気圧の低下量に基づく減圧沸騰効果の推定を正確に行うことができないので、エンジン冷却水温TWに応じた保持時間TMFPCHIだけ大流量モードが継続される。また高地(PA≦PAFPCHI、DPAFPC>DPAFPCH)では、減圧沸騰効果でベーパロックが発生し易く、また燃料タンクでの蒸発燃料の発生量が大きいとき(VPRTTL>VPRFPCHI)も、ベーパロックが発生し易いことから、燃料ポンプ10が大流量モードで駆動される。これにより、ベーパロック、ひいてはそれに起因する空燃比のリーン化や不必要な警告表示を防止するとともに、アイドル時のエンジン回転の安定性を向上させることができる。さらに高車速時(VP≧VFPCNV)は、走行騒音で燃料ポンプ10の作動音が気にならないため、燃料ポンプ10が大流量モードで駆動され、空燃比のリーン化が防止される。
また、上記以外の場合には、燃料ポンプ10が大流量モードで駆動されないので、例えばアイドル停止状態で燃料ポンプ10の作動音が車両の乗員に不快感を与えることを防止することができる。
図6は、図3のステップS18で参照されるFSAフラグFFSPFPCZNの設定を行う処理のフローチャートである。本処理は、ECU5のCPUで所定時間毎に実行される。
ステップS71では吸気管内絶対圧センサ13の故障が検出されているか否かを判別し、その答が否定(NO)であるときは、エンジン回転数センサ17の故障が検出されているか否かを判別する(ステップS72)。ステップS72の答が否定(NO)であるときは、エンジン冷却水温センサ18の故障が検出されているか否かを判別し(ステップS73)、その答が否定(NO)であるときは、大気圧センサ22の故障が検出されているか否かを判別する(ステップS74)。ステップS74の答が否定(NO)であるときは、車速センサ23の故障が検出されているか否かを判別し(ステップS75)、その答が否定(NO)であるときは、蒸発燃料処理装置の故障が検出されているか否かを判別する(ステップS76)。ステップS76の答が否定(NO)であるときは、燃料ポンプ10の駆動回路12の故障が検出されているか否かを判別する(ステップS77)。
ステップS77の答が否定(NO)であるときは、FSAフラグFFSPFPCZNを「0」に設定する一方(ステップS78)、ステップS71〜S77の何れかの答が肯定(YES)であるときは、FSAフラグFFSPFPCZNを「1」に設定する(ステップS79)。これにより、上記各種センサ、蒸発燃料処理装置、または駆動回路12の故障が検出されているときは、燃料ポンプ10が大流量モードで駆動され(図3、ステップS18,図4、ステップS37)、センサ等の故障によるベーパロックの発生、ひいてはアイドル回転数の不安定化を防止することができる。
次に図7〜図10を参照して蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLの算出処理を説明する。蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLは、LAFセンサ19の出力に応じて算出される空燃比補正係数KAFの学習値KREF及びKREFXに応じて算出される。
図7は、空燃比補正係数KAFの学習値KREF及びKREFXを算出する処理のフローチャートである。この処理は、LAFセンサ19の出力に応じた空燃比フィードバック制御の実行中に、TDCパルスの発生に同期して実行される。なおこの処理では、蒸発燃料のパージ(吸気管2への供給)実行中に第1学習値KREFが算出され、パージ停止中に第2学習値KREFXが算出される。
ステップS131では、パージ停止フラグFPGDLYが「1」であるか否かを判別する。パージ停止フラグFPGDLYは、第2学習値KREFXを算出するために蒸発燃料のパージを停止するとき「1」に設定される。
FPGDLY=0であってパージ停止中でないときは、学習許可フラグFKRFCNDが「1」であるか否かを判別する(ステップS132)。学習許可フラグFKRFCNDは、学習値KREFまたはKREFXの算出を許可するエンジン運転状態にあるとき「1」に設定される。FKRFCND=1であるときは、下記式(3)により、第1学習値KREFを算出する(ステップS133)。
KREF=CREF×KAF+(1−CREF)×KREF (3)
ここでCREFは、0から1の間の値に設定されるなまし係数であり、右辺のKREFは、前回算出値である。
ステップS134では、ステップS133で算出される第1学習値KREFのリミット処理を行う。すなわち、第1学習値KREFが所定下限値KREFLMTLより小さいときは、第1学習値KREFをその所定下限値KREFLMTLに設定し、第1学習値KREFが所定上限値KREFLMTHより大きいときは、第1学習値KREFをその所定上限値KREFLMTHに設定し、第1学習値KREFが所定上下限値KREFLMTH,KREFLMTLの間にあるときは、ステップS33で算出された値を維持する。その後、KREFX更新フラグFKREFXを「0」に設定し(ステップS142)、本処理を終了する。
ステップS131でFPGDLY=1であってパージ停止中であるときは、エンジン回転数NEが所定上限回転数NKREFXH(例えば4000rpm)より高いか否かを判別する(ステップS135)。この答が肯定(YES)であるときは前記ステップS142に進む。エンジン回転数NEが所定上限回転数NKREFXH以下であるときは、始動後経過時間タイマT10MSACRの値が所定時間TMKREFXB(例えば20秒)より大きいか否かを判別する(ステップS136)。この答が否定(NO)であるときは直ちにステップS138に進む。またT10MSACR>TMKREFXBであるときは、KREFX学習済みフラグFKREFXBUが「1」であるか否かを判別する(ステップS137)。KREFX学習済みフラグFKREFXBUは、バッテリが外されて、それまでの学習値が失われた後、最初に第2学習値KREFXの算出が完了したとき「1」に設定される。ステップS137の答が否定(NO)であって、第2学習値KREFXの算出が完了していないときは、直ちにステップS141に進む。FKREFXBU=1であって第2学習値KREFXの算出が完了したときは、ステップS138に進む。
ステップS138では、吸気温TAが所定吸気温TAREF(例えば80℃)より高いか否かを判別する。この答が否定(NO)であるときは、吸気管内絶対圧PBAが所定下限値PBAREFXL(例えば21.3kPa(160mmHg))より高いか否かを判別する(ステップS139)。この答が肯定(YES)であるときは、吸気管内絶対圧PBAが所定上限値PBAREFXH(例えば74.6kPa(560mmHg))より低いか否かを判別する(ステップS140)。ステップS140の答が肯定(YES)であるときは、ステップS141に進む一方、ステップS138の答が肯定(YES)、またはステップS139若しくはS140の答が否定(NO)であるときは、前記ステップS142に進む。
ステップS141では、学習許可フラグFKRFCNDが「1」であるか否かを判別し、この答が否定(NO)であるときは前記ステップS142に進む。FKRFCND=1であって学習値算出が許可されているときは、下記式(4)により、第2学習値KREFXを算出する。
KREFX=CREFX×KAF+(1−CREFX)×KREFX (4)
ここでCREFXは0から1の間の値に設定されるなまし係数であり、右辺のKREFXは前回算出値である。
ステップS144では、ステップS143で算出された第2学習値KREFXのリミット処理を行う。すなわち、第2学習値KREFXが所定下限値KRFXLMTLより小さいときは、第2学習値KREFXをその所定下限値KRFXLMTLに設定し、第2学習値KREFXが所定上限値KRFXLMTHより大きいときは、第2学習値KREFXをその所定上限値KRFXLMTHに設定し、第2学習値KREFXが所定上下限値KRFXLMTH,KRFXLMTLの間にあるときは、ステップS143で算出された値を維持する。その後、KREFX更新フラグFKREFXを「1」に設定し(ステップS145)、本処理を終了する。
図8は、後述する図10の処理で参照されるフラグの設定を行う処理のフローチャートである。この処理は所定時間(例えば10ミリ秒)毎に実行される。図8の処理では、具体的には、加算フラグFKAFEVP、減算フラグFKAFEVM、及び偏差算出フラグKAFEVCの設定が行われる。
ステップS171では、吸入空気流量QAIRに応じて図9(a)に示すDKAFEVXHテーブルを検索し、上側判定偏差DKAFEVXHを算出する。DKAFEVXHテーブルは、吸入空気流量QAIRが増加するほど、上側判定偏差DKAFEVXHが減少するように設定されている。なお、吸入空気流量QAIRは、基本燃料量TIMにエンジン回転数NE及び換算係数を乗算することにより算出される。
ステップS172では、吸入空気流量QAIRに応じて図9(b)に示すDKAFEVXLテーブルを検索し、下側判定偏差DKAFEVXLを算出する。DKAFEVXLテーブルは、吸入空気流量QAIRが増加するほど、下側判定偏差DKAFEVXLが減少するように設定されている。
ステップS175では、空燃比補正係数KAFが、第2学習値KREFXから下側判定偏差DKAFEVXLを減算した値より小さいか否かを判別する(ステップS175)。この答が肯定(YES)であって、空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXよりリーン側に比較的大きくずれているときは、リッチ空燃比フラグFKACTRが「1」であるか否かを判別する(ステップS176)。リッチ空燃比フラグFKACTRは、LAFセンサ19により検出される空燃比が理論空燃比よりリッチ側にあるとき「1」に設定される。
ステップS176の答が肯定(YES)であって検出空燃比が理論空燃比よりリッチであるときは、加算フラグFKAFEVPを「1」に設定するとともに、減算フラグFKAFEVM及び偏差算出フラグFKAFEVCをともに「0」に設定する(ステップS177)。ステップS176でFKACTR=0であって検出空燃比が理論空燃比よりリッチでないときは、加算フラグFKAFEVP、減算フラグFKAFEVM及び偏差算出フラグFKAFEVCをいずれも「0」に設定する(ステップS180)。
ステップS175でKAF≧(KREFX−DKAFEVXL)であるときは、空燃比補正係数KAFが、第2学習値KREFXに上側判定偏差DKAFEVXHを加算した値より大きいか否かを判別する(ステップS178)。この答が肯定(YES)であって、空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXよりリッチ側に比較的大きくずれているときは、リーン空燃比フラグFKACTLが「1」であるか否かを判別する(ステップS179)。リーン空燃比フラグFKACTLは、LAFセンサ19により検出される空燃比が理論空燃比よりリーン側にあるとき「1」に設定される。
ステップS179の答が肯定(YES)であって検出空燃比が理論空燃比よりリーンであるときは、減算フラグFKAFEVMを「1」に設定するとともに、加算フラグFKAFEVP及び偏差算出フラグFKAFEVCをともに「0」に設定する(ステップS181)。またステップS179でFKACTL=0であるときは前記ステップS180に進む。
ステップS178の答が否定(NO)であって、空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXの近傍にあるときは、第1学習値KREFが第2学習値KREFXより小さいか否かを判別する(ステップS182)。この答が肯定(YES)であるときは、空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXより小さいか否かを判別する(ステップS183)。この答が肯定(YES)であるときは、リッチ空燃比フラグFKACTRが「1」であるか否かを判別する(ステップS184)。この答が肯定(YES)であるときは、加算フラグFKAFEVP及び減算フラグFKAFEVMを「0」に設定するとともに、偏差算出フラグFKAFEVCを「1」に設定する(ステップS185)。ステップS183またはS184の答が否定(NO)であるときは、加算フラグFKAFEVP、減算フラグFKAFEVM及び偏差算出フラグFKAFEVCをいずれも「0」に設定する(ステップS188)。
ステップS182で、KREF≧KREFXであるときは、ステップS186に進み、空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXより大きいか否かを判別する。その答が肯定(YES)であるときは、リーン空燃比フラグFKACTLが「1」であるか否かを判別する(ステップS187)。ステップS187の答が肯定(YES)であるときは、加算フラグFKAFEVP及び減算フラグFKAFEVMを「0」に設定するとともに、偏差算出フラグFKAFEVCを「1」に設定する(ステップS189)。ステップS186またはS187の答が否定(NO)であるときは、前記ステップS188に進む。
図8の処理によれば、空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXから比較的大きくリーン側にずれており、かつ検出空燃比がリッチ側にあるときは、パージガス中の蒸発燃料濃度が増加していると判定され、加算フラグFKAFEVPが「1」に設定される(ステップS177)。また空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXから比較的大きくリッチ側にずれており、かつ検出空燃比がリーン側にあるときは、パージガス中の蒸発燃料濃度が減少していると判定され、減算フラグFKAFEVMが「1」に設定される(ステップS181)。また、空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXの近傍にあり、第1学習値KREFが第2学習値KREFXより小さく、空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXより小さく、かつ検出空燃比がリッチ側にあるときは、第1学習値KREFと第2学習値KREFXの偏差(KREFX−KREF)に応じた量だけ、パージガス中の蒸発燃料濃度が増加したと判定され、偏差算出フラグFKAFEVCが「1」に設定される(ステップS185)。または空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXの近傍にあり、第1学習値KREFが第2学習値KREFX以上であり、空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXより大きく、かつ検出空燃比がリーン側にあるときは、偏差(KREFX−KREF)は負の値(または「0」)となり、この負の偏差に応じた量だけ、蒸発燃料濃度が減少したと判定され、偏差算出フラグFKAFEVCが「1」に設定される(ステップS189)。
図10は、蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLを算出する処理のフローチャートである。この処理は所定時間(例えば10ミリ秒)毎に実行される。
ステップS151では、フィードバック制御フラグFAFFBXが「1」であるか否かを判別する。フィードバック制御フラグFAFFBXは、LAFセンサ19の出力に応じて空燃比補正係数KAFを算出する空燃比フィードバック制御を実行するとき「1」に設定される。ステップS151の答が肯定(YES)であるときは、パージ流量QPGCが「0」であるか否かを判別する(ステップS152)。パージ流量QPGCは、パージ実行中にパージ通路32を介して吸気管2に供給されるパージガスの流量を示すパラメータであり、エンジン1の吸入空気流量QAIR、大気圧PAと吸気管内絶対圧PBAとの差圧などに応じて、図示しない処理で算出される。
ステップS152の答が否定(NO)であるとき、すなわち空燃比フィードバック制御及び蒸発燃料のパージを実行しているときは、ダウンカウントタイマTVPRTTLDを所定時間TMVPRTLD(例えば10秒)にセットしてスタートさせる(ステップS157)。
ステップS158では、加算フラグFKAFEVPが「1」であるか否かを判別する。ステップS158の答が肯定(YES)であるときは、下記式(5)により、ベーパ量パラメータVPRTを算出する(ステップS159)。その後、ステップS166に進む。
VPRT=VPRTTL+DVPRTTLP (5)
ここでVPRTTLは、蒸発燃料濃度パラメータの前回算出値であり、DVPRTTLPは所定加算項である。
ステップS158でFKAFEVP=0であるときは、減算フラグFKAFEVMが「1」であるか否かを判別する(ステップS160)。ステップS160の答が肯定(YES)であるときは、下記式(6)により、ベーパ量パラメータVPRTを算出する(ステップS161)。その後、ステップS166に進む。
VPRT=VPRTTL−DVPRTTLM (6)
ここでVPRTTLは、蒸発燃料濃度パラメータの前回算出値であり、DVPRTTLMは所定減算項である。
ステップS160でFKAFEVM=0であるときは、偏差算出フラグFKAFEVCが「1」であるか否かを判別する。ステップS162の答が肯定(YES)であるときは、下記式(7)に図7の処理で算出される第1学習値KREF及び第2学習値KREFXを適用し、学習値偏差DKREFXを算出する(ステップS163)。
DKREFX=KREFX−KREF (7)
ステップS164では、下記式(8)に学習値偏差DKREFXを適用して、ベーパ量パラメータVPRTを算出する。その後ステップS166に進む。
VPRT=VPRTTL+DKREFX×CAFEV (8)
ここで、VPRTTLは、蒸発燃料濃度パラメータの前回算出値であり、CAFEVは、例えば0.03515に設定される所定間引き係数である。
ステップS162でFKAFEVC=0であるときは、ベーパ量パラメータVPRTを、蒸発燃料濃度パラメータの前回算出値VPRTTLに設定し(ステップS165)、ステップS166に進む。
一方、ステップS151の答が否定(NO)またはステップS152の答が肯定(YES)であるとき、すなわち空燃比フィードバック制御または蒸発燃料のパージを実行していないときは、ステップS153に進み、ステップS157でスタートされるダウンカウントタイマTVPRTTLDの値が「0」であるか否かを判別する。最初はこの答は否定(NO)であるので、ベーパ量パラメータVPRTを、蒸発燃料濃度パラメータの前回算出値VPRTTLに設定し(ステップS154)、ステップS166に進む。タイマTVPRTTLDの値が「0」となると、ステップS153からステップS155に進み、ステップS157と同様に、タイマTVPRTTLDを所定時間TMVPRTLDにセットしてスタートさせる。続くステップS156では、ベーパ量パラメータVPRTを下記式(9)により算出する。その後ステップS166に進む。
VPRT=VPRTTL−DVPRTTLD (9)
ここで、VPRTTLは、蒸発燃料濃度パラメータの前回算出値であり、DVPRTTLDは、所定強制減算項である。
ステップS166では、ベーパ量パラメータVPRTが所定上限値VPRTLMT以下であるか否かを判別し、この答が肯定(YES)であるときは、蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLを、ベーパ量パラメータVPRTに設定する(ステップS167)。またベーパ量パラメータVPRTが所定上限値VPRTLMTより大きいときは、蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLをその所定上限値VPRTLMTに設定する(ステップS168)。その後本処理を終了する。
図7、図8及び図10の処理によれば、空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXから比較的大きくずれているときは、蒸発燃料濃度が比較的大きく増加または減少していると判定され、蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLが比較的大きく増加または減少するように更新される(図10,ステップS159,S161)。また空燃比補正係数KAFが第2学習値KREFXの近傍にあるときは、パージガス中の蒸発燃料濃度が低いことを示すので、第1学習値KREFと第2学習値KREFXの偏差である学習値偏差DKREFX(=KREFX−KREF)に間引き係数CAFEVを乗算した値だけ、比較的小さく増加または減少するように、蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLが更新される(図10,ステップS164)。したがって、このようにして更新される蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLは、パージガス中の蒸発燃料濃度を示すパラメータとして使用することができる。
なお本発明は上述した実施形態に限るものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上述した実施形態では、大流量モードとすべきか否かの判定処理(図5)において、大気圧PAに基づく判定(ステップS60,S61)及び蒸発燃料濃度パラメータVPRTTLに基づく判定(ステップS62)を共に行うようにしたが、いずれか一方のみを行うようにしてもよい。
また上述した実施形態では、燃料ポンプ10は、作動モード(回転速度)を、小流量モード及び大流量モードの2段階に切換可能なものを使用しているが、これに限るものではなく、3段階以上に切換可能なものも適用可能である。
本発明の一実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図である。 燃料ポンプのモータを駆動する回路構成を示す図である。 燃料ポンプの駆動制御処理のフローチャートである。 燃料ポンプの駆動制御処理のフローチャートである。 図3の処理で参照されるフラグ(FPCHIRQ)の設定を行う処理のフローチャートである。 図3の処理で参照されるフラグ(FSPFPCZN)の設定を行う処理のフローチャートである。 空燃比補正係数(KAF)の学習値(KREF,KREFX)を算出する処理のフローチャートである。 図10の処理で参照されるフラグを設定する処理のフローチャートである。 図8の処理で使用されるテーブルを示す図である。 パージガス中の蒸発燃料濃度を示すパラメータ(VPRTTL)を算出する処理のフローチャートである。
符号の説明
1 内燃機関
5 電子制御ユニット(蒸発燃料濃度推定手段、ポンプ駆動手段)
6 燃料噴射弁
7 燃料供給管
9 燃料タンク
10 燃料ポンプ
12 駆動回路(ポンプ駆動手段)
19 酸素濃度センサ(空燃比検出手段)
22 大気圧センサ(大気圧検出手段)
31 チャージ通路(蒸発燃料処理装置)
32 パージ通路(蒸発燃料処理装置)
33 キャニスタ(蒸発燃料処理装置)

Claims (6)

  1. 燃料タンク内で発生する蒸発燃料を含む混合気を供給する蒸発燃料処理装置を備えた内燃機関の燃料噴射弁に、前記燃料タンクから燃料を圧送する燃料ポンプの制御装置において、
    前記機関の排気系に設けられ、前記機関に供給される混合気の空燃比を検出する空燃比検出手段と、
    該空燃比検出手段の出力に応じて前記機関に供給する混合気の空燃比を目標空燃比に制御するための空燃比補正係数を算出する空燃比補正係数算出手段と、
    前記蒸発燃料を含む混合気を前記機関の吸気系に供給している状態において前記空燃比補正係数のなまし演算を行うことにより第1学習値を算出するとともに、前記蒸発燃料を含む混合気を前記吸気系に供給していない状態において前記空燃比補正係数のなまし演算を行うことにより第2学習値を算出する学習値算出手段と、
    前記蒸発燃料処理装置から前記機関に供給される混合気中の蒸発燃料濃度を、前記空燃比補正係数、第1学習値、及び第2学習値に基づいて推定する蒸発燃料濃度推定手段と、
    該蒸発燃料濃度推定手段により推定される蒸発燃料濃度が所定濃度より高いとときに、前記燃料ポンプを通常より速い回転速度で駆動する燃料ポンプ駆動手段とを備えることを特徴とする燃料ポンプの制御装置。
  2. 前記機関の冷却水温を検出する冷却水温検出手段と、
    前記機関が始動中であることを検知する機関始動検知手段と、
    前記機関の始動中に前記冷却水温に応じて保持時間を算出する保持時間算出手段とを備え、
    前記燃料ポンプ駆動手段は、前記機関の始動中及び始動完了時点から前記保持時間が経過するまで前記燃料ポンプを通常より速い回転速度で駆動することを特徴とする請求項1に記載の燃料ポンプの制御装置。
  3. 前記保持時間算出手段は、前記保持時間を、前記冷却水温が高くなるほど長くなるように算出することを特徴とする請求項2に記載の燃料ポンプの制御装置。
  4. 前記燃料ポンプ駆動手段は、前記蒸発燃料濃度推定手段により推定される蒸発燃料濃度が前記所定濃度より高くなった後に前記所定濃度以下となったときは、前記蒸発燃料濃度が前記所定濃度まで低下した時点から所定時間に亘って前記燃料ポンプを通常より速い回転速度で駆動することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の燃料ポンプの制御装置。
  5. 前記蒸発燃料処理装置及び前記燃料ポンプの駆動回路の少なくとも一方の故障を検出する故障検出手段を備え、
    前記燃料ポンプ駆動手段は、前記故障検出手段により故障が検出されたときは、前記燃料ポンプを通常より速い回転速度で駆動することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の燃料ポンプの制御装置。
  6. 燃料タンク内の燃料を内燃機関の燃料噴射弁に圧送する燃料ポンプの制御装置であって、大気圧を検出する大気圧検出手段と、検出される大気圧が所定圧力より低いときに、前記燃料ポンプを通常より速い回転速度で駆動する燃料ポンプ駆動手段とを備える制御装置において、
    前記機関の始動直後に検出される大気圧を記憶する始動後大気圧記憶手段と、
    前記始動後大気圧記憶手段により記憶された大気圧から前記大気圧検出手段により検出される大気圧を減算することにより大気圧低下量を算出する大気圧低下量算出手段とを備え、
    前記燃料ポンプ駆動手段は、前記大気圧低下量が所定量より大きいときに、前記燃料ポンプを通常より速い回転速度で駆動することを特徴とする燃料ポンプの制御装置。
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