JP4115368B2 - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents
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Description
一方、パージ処理が開始されると、吸気系にパージされた蒸発燃料分だけ燃料噴射量を減少させなければならないので、空燃比フィードバック補正係数は、1.0よりも小さい値に設定される。
また、空燃比フィードバック補正係数は、空燃比の急変を避けるために、一定の積分定数にしたがって比較的ゆっくりと変化するように定められている。
したがって、パージ処理中に過渡運転などでパージ率が変化した場合には、パージ率の変化前の値から変化後の値に落ちつくまでに、比較的長い時間を要するので、パージ率の値が落ちつくまでの期間にわたって、空燃比を理論空燃比(=14.7)に維持することができないことになる。
この場合、運転状態およびパージ量に応じてパージ率を算出し、パージ率と空燃比フィードバック補正係数とに基づいてパージエア濃度を算出し、パージ率とパージエア濃度とに基づいてパージエア濃度補正係数を算出し、さらに、パージエア濃度補正係数に応じて燃料噴射量を補正することにより、空燃比フィードバック補正係数が目標値と一致するように制御している。
しかしながら、上記のように、パージ率に基づいてパージエア濃度およびパージエア濃度補正係数を算出した場合、加速時でのパージ率の低下に応答して、直前の運転状態に応じて既に学習した(1.0よりも低下した)後のパージエア濃度補正係数が、徐々に増加(1.0に近づく)することにより、空燃比がリッチ化されることになる。
特に、初期のリッチなパージエアによってパージエア濃度補正係数が大幅にリーン側(1.0よりも十分に小さく「0」に近い値)に更新されている状態において、急な加速を行った場合には、パージエア濃度補正係数がリッチ化される(1.0に復帰する)までの長い期間にわたって空燃比がリーンとなり、ヘジテーションなどの加速性能の悪化が発生するおそれがあるという課題があった。
図1はこの発明の実施の形態1に係る内燃機関の空燃比制御装置を概略的に示す構成図である。
図1において、エアクリーナ1を介して清浄化された吸入空気は、エアフローセンサ2、スロットルバルブ3、サージタンク4および吸気管5を介してエンジン6の各気筒に吸入される。
このとき、吸入空気の吸気量Qaは、エアフローセンサ2により測定され、スロットルバルブ3により負荷に応じて制御される。
また、燃料タンク8内で発生する蒸発燃料は、活性炭を内蔵したキャニスタ9に吸着され、キャニスタ9に吸着された燃料の蒸気は、エンジン6の運転状態に応じて、パージエアとしてサージタンク4内にパージされる。
すなわち、エンジン6の運転状態により定まるパージ弁制御量に応じて、パージ制御弁10が開弁されると、サージタンク4内の負圧により、キャニスタ大気口11から導入された空気がキャニスタ9内の活性炭内を通過する際に、パージエア(活性炭から脱離された蒸発燃料を含んだ空気)としてサージタンク4内にパージされる。
エンジン6には、エンジン冷却水温WTを検出する水温センサ14が設けられ、エンジン6の排気管15には、空燃比センサ16が設けられている。また、エンジン6のクランク軸(図示せず)には、クランク角センサ17が設けられている。
エンジン制御ユニット20は、入出力インターフェイス24を介して、エンジン6の運転状態を示す各種センサ信号を取り込む。
なお、エアフローセンサ2、スロットルセンサ12、アイドルスイッチ13、水温センサ14、空燃比センサ16およびクランク角センサ17は、運転状態検出手段(各種センサ)を構成している。
たとえば、エンジン冷却水温WTが所定温度以上を示す暖機完了後であって、エンジン回転数Neが所定回転数以上の場合には、キャニスタパージ信号を出力してパージ制御弁10を駆動し、前述したようなキャニスタ9のパージ処理を行う。その後、アイドル運転状態に入ると、アイドルスイッチ13からのオン信号によりアイドル運転状態を検出し、パージ制御弁10をオフしてキャニスタ9のパージ処理をカットする。
図2において、エンジン6の周辺構成および各種センサは省略されている。
エンジン制御ユニット20は、パージ弁制御量設定手段30と、パージ弁制御量制御手段31と、パージ量算出手段32と、パージ率算出手段33と、空燃比フィードバック補正手段34と、パージエア濃度算出手段35と、パージエア濃度補正手段36と、加速判定手段37と、パージエア濃度補正係数制限手段38と、燃料噴射量算出手段39とを備えている。
パージ弁制御量設定手段30は、各種センサ情報に基づいてエンジン6の運転状態を検出し、運転状態により定まるパージ弁制御量を設定する。
パージ弁制御量制御手段31は、パージ弁制御量設定手段30で設定したパージ弁制御量に応じてパージ制御弁10の開弁割合を制御する。
パージ率算出手段33は、エアフローセンサ2により検出された吸気量Qaとパージ量算出手段32により算出されたパージ量QPRGとに基づいてパージ率Prを算出する。
空燃比フィードバック補正手段34は、空燃比制御手段として機能し、空燃比が目標空燃比と一致するように、空燃比センサ16の検出信号に基づいて、燃料噴射量を補正するための空燃比フィードバック補正係数CFBを算出する。
パージエア濃度補正手段36は、パージ処理の実行中に、パージエア濃度およびパージ率Prに基づいて、燃料噴射量を補正するためのパージエア濃度補正係数CPRGを算出する。
パージエア濃度補正係数制限手段38は、加速判定手段37の判定結果とパージエア濃度補正手段36により算出されたパージエア濃度補正係数CPRGとに基づいて、パージエア濃度補正係数CPRGがリーン側に相当する所定値(0.6程度)以下を示し、且つ車両の加速状態が判定された場合に、パージエア濃度補正係数CPRGを、直ちに初期値(1.0)に設定するか、または、所定値を反映した値(たとえば、所定値と1.0との間の値)に制限する。
燃料噴射量算出手段39は、空燃比フィードバック補正係数CFBとパージエア濃度補正係数CPRGとに基づいて燃料噴射量を算出する。
図2に示すエンジン6において、燃料噴射量Qfは、基本的には、以下の式(1)によって算出される。
また、第2の補正係数αは、加算で寄与する値(加速増量など)であり、補正する必要のないときには、α=0となる。
空燃比フィードバック補正係数CFBは、空燃比センサ16の出力電圧VO2に基づいて空燃比を目標空燃比AFoに制御するための値である。
なお、目標空燃比AFoは、どのような空燃比に設定されてもよいが、ここでは、理論空燃比(=14.7)を目標空燃比AFoとした場合について説明する。
図3の空燃比フィードバック補正係数CFBの制御処理は、空燃比センサ16の出力電圧VO2に基づいて、エンジン制御ユニット20内の空燃比フィードバック補正手段34により実行される。
図3において、まず、空燃比センサ16が活性化しているか否かを判定し(ステップS100)、空燃比センサ16が活性化している(すなわち、YES)と判定されれば、クランク角センサ17、エアフローセンサ2、スロットルセンサ12、水温センサ14などの信号を取り込み、エンジンの運転状態を検出する(ステップS101)。
続いて、検出された運転状態から、噴射制御モードが空燃比フィードバックモードであるか否かを判定する(ステップS102)。
同様に、ステップS102において、噴射制御モードがエンリッチモードや燃料カットモードなどであって、空燃比フィードバックモードでない(すなわち、NO)と判定されれば、空燃比フィードバック補正係数CFBを「1.0」に設定して(ステップS103)、図3の処理を終了する。
続いて、空燃比フィードバック補正係数CFBの基準値(=1.0)と、更新後のフィードバック積分補正係数積算値ΣCiとを加算した値から、比較的大きな比例補正値(スキップ値)KPを減算することにより、空燃比フィードバック補正係数CFBを算出して(ステップS106)、図3の処理を終了する。
続いて、空燃比フィードバック補正係数CFBの基準値(=1.0)と、更新後のフィードバック積分補正係数積算値ΣCiとを加算した値に、さらに比例補正値KPを加算することにより、空燃比フィードバック補正係数CFBを算出し(ステップS108)、図3の処理を終了する。
このように、空燃比フィードバック制御を行うことにより、空燃比は、常に理論空燃比と一致した値に維持される。なお、パージが行われていない状態では、空燃比フィードバック補正係数CFBは、ほぼ「1.0」を中心として変動している。
図1において、パージ制御弁10は、エンジン制御ユニット20により、駆動回路25を介して、たとえば駆動周期100[msec]でデューティ制御されている。
ここで、パージ制御弁10のオン時間TPRGは、以下の式(2)により算出される。
パージ制御弁10の基本オン時間PRGBSEは、クランク角センサ17からのパルス信号に基づいて算出されるエンジン回転数Neと、エンジン回転数Neおよび吸気量Qaから算出される充填効率Ecとの2次元マップにより求められる。この2次元マップには、一定のパージ率Prになるようなパージ制御弁10のオン時間が設定されている。
また、式(3)において、KKPRGはパージエア流量初期低減係数ゲイン、ΣQPRGは始動後のパージ量QPRGの積算値、KPGOFSはパージエア流量初期低減係数オフセットである。
パージエア流量初期低減係数オフセットKPGOFSは、始動後のパージ量積算値ΣQPRGが「0」であるので、始動後のパージエア流量初期低減係数KPRGの初期値となる。
パージエア流量初期低減係数ゲインKKPRGは、パージエア流量初期低減係数KPRGの増加割合である。
したがって、パージエア流量初期低減係数KPRGの動作としては、始動後、パージエア流量初期低減係数オフセットKPGOFSを初期値として、パージが進むに応じて、パージエア流量初期低減係数ゲインKKPRGの増加割合で値が大きくなり、「1.0」で制限される。
なお、パージエア流量初期低減係数ゲインKKPRGおよびパージエア流量初期低減係数オフセットKPGOFSは、後述する図4内の処理ステップS205〜S209によりセットされ、始動時のエンジン冷却水温WTに応じて異なる値をとる。
図4において、まずステップS200〜S203により、各変数CFB、CPRG、PnCおよびPnSUMに対して、初期値を与える。
すなわち、空燃比フィードバック補正係数CFBに初期値「1.0」を設定し(ステップS200)、パージエア濃度補正係数CPRGに初期値「1.0」を設定し(ステップS201)、パージエア濃度積算カウンタPnCに初期値「128」を設定し(ステップS202)、パージエア濃度積算値PnSUMに初期値「0」を設定する(ステップS203)。
すなわち、まず、冷却水温WTが70[℃]以上であるか否かにより、エンジン6が暖機終了しているか否かを判定する(ステップS205)。
また、パージエア流量初期低減係数ゲインKKPRGとして、あらかじめ定められた低温始動時の値KPRGLを設定し(ステップS207)、図4の処理を終了する。
また、パージエア流量初期低減係数ゲインKKPRGとして、高温始動時の値KPRGHを設定し(ステップS209)、図4の処理を終了する。
KPRGL<KPRGH ・・・(5)
また、エンジン6の暖機にともないキャニスタ9の温度が上昇して燃料蒸散ガスが離脱し易くなること、および、キャニスタ9への燃料蒸散ガスが未知であることを考慮して、パージエア流量初期低減係数KPRGの増加速度を決定するゲインKKPRGとして、式(5)のように、低温始動時の値KPRGLを、高温始動時の値KPRGHよりも小さく設定している。
図5において、まず、エンジン制御ユニット20は、クランク角センサ17、エアフローセンサ2、スロットルセンサ12、水温センサ14などの各種センサからの検出信号を取り込み、エンジン6の運転状態を検出する(ステップS300)。
一方、ステップS301において、パージ制御範囲である(すなわち、YES)と判定されれば、エンジン回転数Neと充填効率Ecとに基づいて、あらかじめ記憶されているマップデータ(図6参照)から、パージ制御弁10の基本オン時間PRGBSEを算出する(ステップS303)。
また、図7はエンジン回転数Ne[rpm]および充填効率Ec[%]に応じて設定されるパージ流量基準値QPRGBSE[g/sec]のマップデータ例を示す説明図である。
図7に示すパージ流量基準値QPRGBSEは、基本オン時間PRGBSEを制御量として、パージ制御弁10を制御したときのパージ流量(実験的に求めた値)をマップに構成したものである。
ステップS304において、パージエア濃度学習済フラグがセットされている(すなわち、YES)と判定されれば、パージエア濃度学習が完了しているものと見なし、初期化処理時(図4参照)にセットされているパージエア流量初期低減係数ゲインKKPRGを、高温時の値KPRGHにセットし直す(ステップS305)。
一方、ステップS304において、パージエア濃度学習済フラグがセットされていない(すなわち、NO)と判定されれば、パージエア濃度学習が未学習であると見なして、ステップS305を実行せずにステップS306に進む。
なぜなら、パージエア濃度学習完了後は、パージ率Prの変化によって空燃比が影響を受けることがないので、さらに多くのパージ量を導入できるようにするためである。
一方、ステップS308において、KPRG≧1.0(すなわち、NO)と判定されれば、図5の処理を直ちに終了する。
なお、パージ量QPRGの算出方法については、以下のパージ率Prの算出処理において説明する。
図8の処理は、パージ量QPRGおよび吸気量Qaに基づいて、エンジン制御ユニット20内のパージ率算出手段33により実行される。
図8において、まず、パージ率算出手段33は、吸気量Qaとして正の値が検出されているか否かを判定し(ステップS400)、Qa>0(すなわち、YES)と判定されれば、続いて、パージ制御弁10のオン時間TPRG(パージ量QPRG)として正の値が算出されているか否かを判定する(ステップS401)。
同様に、上記ステップS400において、Qa=0(すなわち、NO)と判定されれば、Pr=0として(ステップS402)、図8の処理を終了する。
図9において、まず、パージ率Prが1[%]以上か否かを判定し(ステップS500)、Pr<1[%](すなわち、NO)と判定されれば、直ちに、パージエア濃度積算値PnSUMに「0」を設定し(ステップS512)、図9の処理を終了する。
また、パージエア濃度積算カウンタPnCをデクリメントして(ステップS503)、パージエア濃度積算カウンタPnCが「0」までカウントダウンされたか否かを判定する(ステップS504)。
一方、ステップS504において、PnC=0(すなわち、YES)と判定されれば、パージエア濃度積算値PnSUMから、以下の式(9)のように、パージエア濃度平均値Pnaveを算出する(ステップS505)。
一方、ステップS506において、パージエア濃度学習条件が成立した(すなわち、YES)と判定されれば、続いて、パージエア濃度学習済フラグが「1」にセットされているか否かを判定する(ステップS507)。
また、パージエア濃度学習済フラグを「1」にセットし(ステップS509)、前述のステップS512を実行して、図9の処理を終了する。
なお、図9のフローチャートは、エンジン制御ユニット20内のパージエア濃度学習値算出手段を構成している。
図10において、まず、クランク角センサ17、エアフローセンサ2、スロットルセンサ12などの信号を取り込み、エンジンの運転状態を検出し(ステップS601)、検出された運転状態から、車両が加速状態であるか否かを検出する(ステップS602)。
続いて、前回求められたパージエア濃度補正係数CPRGpから、今回求められたパージエア濃度補正係数CPRGを減算した補正係数偏差ΔCPRG(=CPRGp−CPRG)を算出する(ステップS613)。
フィードバック積分補正係数積算値ΣCiは、上述したように、空燃比フィードバック補正係数CFBの算出に用いられる。
すなわち、パージエア濃度補正係数CPRGが所定値以下(リーン側)で、且つ加速判定時には、パージエア濃度補正係数CPRGを、初期値(=1.0)にリセットすることにより、パージエア濃度補正係数CPRGを瞬時に且つ強制的にリッチ化することができる。
また、初期値として、リーン判定用の所定値を反映した値(1.0と所定値との間の値)で制限することにより、著しくリッチなパージエアが導入されている運転状態で加速した場合でも、加速性能を損なうことなく制御することができる。
Claims (4)
- 車両に搭載された内燃機関の運転状態を検出する各種センサ手段と、
前記内燃機関に供給された混合気の空燃比を検出する空燃比センサと、
燃料タンク内の燃料を前記内燃機関の吸気系に噴射するインジェクタと、
前記燃料タンクからの蒸発燃料を吸着するキャニスタと、
前記キャニスタの吸着燃料を前記内燃機関の吸気系に導入するためのパージ制御弁と、
前記各種センサ手段および前記空燃比センサの検出信号に基づいて前記キャニスタおよび前記パージ制御弁を駆動するエンジン制御ユニットと
を備えた内燃機関の空燃比制御装置において、
前記エンジン制御ユニットは、
前記運転状態に基づいて前記車両の加速状態を判定する加速判定手段と、
前記運転状態に基づいて燃料噴射量を算出して前記インジェクタを駆動するとともに、前記空燃比センサの検出信号に基づいて前記空燃比を目標値にフィードバック制御する空燃比制御手段と、
前記運転状態に基づいて前記パージ制御弁を駆動するパージ制御手段と、
前記パージ制御手段による前記パージ制御弁の制御量および前記運転状態に基づいて、前記燃料噴射量を補正するためのパージエア濃度補正係数を算出する燃料補正演算部とを含み、
前記燃料補正演算部は、前記パージエア濃度補正係数がリーン側に相当する所定値以下を示し、且つ前記車両の加速状態が判定された場合には、前記パージエア濃度補正係数を初期値にリセットすることを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。 - 前記空燃比制御手段は、前記空燃比が目標値に一致するように前記空燃比を補正するための空燃比フィードバック補正係数を制御し、
前記燃料補正演算手段は、
前記パージ制御弁の制御量および前記運転状態に基づいて、前記吸気系に実際に導入されるパージ量を算出するパージ量算出手段と、
前記パージ量および前記運転状態に基づいて、前記内燃機関の吸気量と前記パージ量との比をパージ率として算出するパージ率算出手段と、
前記パージ率および前記空燃比フィードバック補正係数に基づいてパージエア濃度を算出するパージエア濃度算出手段と、
前記パージ率および前記パージエア濃度に基づいて前記パージエア濃度補正係数を算出するパージエア濃度補正手段とを含み、
前記空燃比制御手段は、前記パージエア濃度補正係数に基づいて前記燃料噴射量を算出することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の空燃比制御装置。 - 前記パージエア濃度補正係数の初期値は、1.0に設定されたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の空燃比制御装置。
- 前記パージエア濃度補正係数の初期値を可変設定するための初期値設定手段を備え、前記初期値は、前記所定値を反映した値に設定されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の内燃機関の空燃比制御装置。
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