JP2000352345A - 内燃機関の空燃比制御装置 - Google Patents

内燃機関の空燃比制御装置

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JP2000352345A
JP2000352345A JP11163266A JP16326699A JP2000352345A JP 2000352345 A JP2000352345 A JP 2000352345A JP 11163266 A JP11163266 A JP 11163266A JP 16326699 A JP16326699 A JP 16326699A JP 2000352345 A JP2000352345 A JP 2000352345A
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fuel ratio
air
secondary air
amount
internal combustion
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Tatsunori Kato
辰則 加藤
Hideaki Shimizu
秀明 清水
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Original Assignee
Denso Corp
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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排気系に二次空気を導入するシステムにおい
て、排ガスの空燃比を目標空燃比に制御し且つエンジン
の供給空燃比を目標供給空燃比に制御する。 【解決手段】 排気管に酸素センサ又は空燃比センサを
配置し、フィードバック制御条件成立時に、二次空気を
導入した排ガスの空燃比検出値に基づいて二次空気導入
量フィードバック補正係数SAIRを算出して、二次空
気導入量をフィードバック制御することで、排ガスの空
燃比を目標空燃比TGINAFに制御する。更に、目標
空燃比TGINAFと二次空気導入による空燃比変化量
(斜線部分)とからエンジンの実際の供給空燃比SAI
RAFを算出し、目標供給空燃比TGAFと供給空燃比
SAIRAFとの差DELAFに基づいて燃料噴射量の
学習補正係数KGijを更新する。この学習補正係数KG
ijで燃料噴射量を補正することで、供給空燃比SAIR
AFを目標供給空燃比TGAFに制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関(エンジ
ン)の排気通路に排ガス浄化のための二次空気を導入す
るシステムを備えた内燃機関の空燃比制御装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、二輪自動車のエンジンでは、バ
ルブオーバーラップを大きく設定することで、二輪車独
特の高回転型のエンジン性能が得られるようにしてい
る。このため、低負荷、低回転域では、ストイキ状態で
エンジンを制御することが困難であり、燃料を少し多め
に噴射してリッチ状態で混合気を燃焼させるようにして
いる。このような燃焼状態では、排ガスのリッチ成分
(HC,CO等)の排出量が多くなるため、最近の厳し
い排ガス規制に対応するために、エアクリーナからの新
気を排気マニホールドのうちの燃焼室の近傍に二次空気
として導入し、排気熱を利用して排ガスのリッチ成分を
二次空気中の酸素と反応させて浄化するようにしたもの
がある。このものは、通常は、二次空気導入弁を開弁状
態に維持して、二次空気を導入し続け、減速時に、バッ
クファイヤー等を防止するために、二次空気導入弁を閉
弁して二次空気の導入を停止するようにしている。この
ような二次空気導入システムを搭載した二輪車でも、排
ガス浄化効率を高めるために、排気管に触媒を設置し、
二次空気の導入と触媒の両方の効果によって排ガスを効
率良く浄化するようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、排ガス浄化
用の触媒は、一般に、排ガスのリッチ成分とリーン成分
を同時に浄化できる三元触媒が用いられる。この三元触
媒は、理論空燃比付近の狭い範囲内でのみ、高い浄化効
率が得られるため、排ガスの空燃比を理論空燃比近傍に
制御することが好ましい。
【0004】二次空気導入システムを搭載した二輪車で
は、二次空気の導入量により排ガスの空燃比が変化する
ため、排ガスの空燃比を理論空燃比付近に制御するに
は、二次空気の導入量を制御する必要がある。しかし、
従来の二輪車の二次空気導入システムでは、二次空気の
導入量を制御する技術が確立されておらず、二次空気の
導入による排ガスの空燃比のずれを補正することができ
ない。このため、三元触媒による排ガス浄化効率が低く
なってしまい、将来、益々厳しくなると予想される排ガ
ス規制値をクリアできないおそれがある。
【0005】また、従来の二輪自動車では、エンジン運
転状態に応じてエンジンの目標供給空燃比を設定して燃
料噴射量を制御するようになっているが、二次空気導入
システムを搭載すると、供給空燃比がずれていても二次
空気の影響で分からなくなってしまう。
【0006】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、二次空気導入量を制
御しながら、その二次空気導入量を考慮した燃料噴射制
御を行うことができ、排ガス浄化効率を向上しながら、
安定したエンジン性能を得ることができる内燃機関の空
燃比制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の内燃機関の空燃比制御装置は、
内燃機関の運転状態に応じて二次空気導入量制御手段に
より二次空気導入手段を制御して二次空気導入量を制御
することで排ガスの空燃比を目標空燃比に制御すると共
に、内燃機関の運転状態と二次空気導入量とに基づいて
燃料噴射量制御手段により燃料噴射量を制御する。この
ようにすれば、二次空気導入量を制御して排ガスの空燃
比を目標空燃比に制御しながら、二次空気導入の影響に
よる内燃機関の供給空燃比のずれを補正することができ
る。これにより、排ガス浄化効率を向上しながら、安定
したエンジン性能を得ることができる。
【0008】この場合、請求項2のように、目標供給空
燃比設定手段により内燃機関の運転状態に応じて内燃機
関の目標供給空燃比を設定すると共に、実供給空燃比判
定手段によって内燃機関の実際の供給空燃比を判定し、
目標供給空燃比と実際の供給空燃比とのずれを二次空気
導入による燃料噴射量の補正量として学習手段により学
習し、この学習値で燃料噴射量を補正するようにしても
良い。
【0009】つまり、内燃機関の運転状態に応じて設定
した目標供給空燃比と実際の供給空燃比とのずれは、二
次空気導入の影響で生じたものであるから、目標供給空
燃比と実際の供給空燃比とのずれを学習することで、二
次空気導入による燃料噴射量の補正量を精度良く学習す
ることができる。これにより、学習値を用いて、二次空
気導入の影響による内燃機関の供給空燃比のずれを精度
良く補正することができる。
【0010】或は、請求項3のように、目標供給空燃比
と実際の供給空燃比とのずれに基づいて燃料噴射量を燃
料噴射量補正値設定手段により補正し、この補正値に基
づいて燃料噴射量を補正するようにしても良い。この場
合でも、二次空気導入の影響による内燃機関の供給空燃
比のずれを精度良く補正することができる。
【0011】更に、請求項4のように、二次空気を導入
した排ガスの空燃比又はリッチ/リーンを検出する空燃
比検出手段を設け、この空燃比検出手段の出力信号に基
づいて排ガスの空燃比を目標空燃比に一致させるように
二次空気導入手段をフィードバック制御するようにして
も良い。このようにすれば、フィードバック制御により
排ガスの空燃比を精度良く目標空燃比に制御することが
できる。
【0012】この場合、請求項5のように、排ガスの空
燃比に応じた信号を出力する空燃比センサを備えたシス
テムでは、所定の条件が成立した時に二次空気導入手段
の制御量を強制的に変化させ、その制御量の変化量に対
する空燃比センサの出力変化量によって二次空気導入手
段の制御量又は燃料噴射量補正値を補正するようにする
と良い。このようにすれば、運転中に所定の条件が成立
する毎に、現在の二次空気導入手段の制御量と排ガスの
空燃比の変化量(空燃比センサの出力変化量)との関係
を確認できるため、システムの経年変化や製造ばらつき
等によって二次空気導入手段の制御量と排ガスの空燃比
の変化量(空燃比センサの出力変化量)との関係がずれ
たとしても、そのずれを修正して二次空気導入手段の制
御量又は燃料噴射量補正値を適正に設定することがで
き、制御の信頼性を向上できる。
【0013】
【発明の実施の形態】《実施形態(1)》以下、本発明
を二輪自動車の空燃比制御装置に適用した実施形態
(1)を図1乃至図9に基づいて説明する。
【0014】まず、図1に基づいてエンジン制御システ
ム全体の構成を説明する。内燃機関であるエンジン11
の各気筒の吸気ポート10には、それぞれ吸気マニホー
ルド12が接続され、各気筒の吸気マニホールド12の
上流側にはエアボックス13が接続され、このエアボッ
クス13内に吸入された空気がエアクリーナ(図示せ
ず)を通して各気筒の吸気マニホールド12に吸い込ま
れる。このエアボックス13には、吸気温を検出する吸
気温センサ14が取り付けられている。
【0015】各気筒の吸気マニホールド12の途中に
は、スロットルバルブ15が取り付けられ、このスロッ
トルバルブ15の開度(スロットル開度)がスロットル
開度センサ16によって検出される。更に、吸気マニホ
ールド12のうちのスロットルバルブ15の下流側に
は、吸気圧を検出する吸気圧センサ17が設けられ、各
気筒の吸気ポート10の近傍には燃料噴射弁18が取り
付けられている。
【0016】一方、燃料タンク19内から燃料ポンプ2
0で汲み上げられた燃料は、燃料配管21→燃料フィル
タ22→燃料配管23→デリバリパイプ24に送られ、
各気筒の燃料噴射弁18に分配される。デリバリパイプ
24内の余剰燃料は、プレッシャレギュレータ25→リ
ターン配管26の経路で燃料タンク19内に戻される。
プレッシャレギュレータ25は、デリバリパイプ24内
の燃料圧力と吸気圧との差圧が一定になるようにデリバ
リパイプ24内の燃料圧力を調整する。
【0017】エンジン11のシリンダヘッドには、気筒
毎に点火プラグ27が取り付けられ、点火タイミング毎
に点火コイル28の二次側に発生する高電圧が各気筒の
点火プラグ27に印加され、点火される。このエンジン
11には、エンジン回転数を検出するエンジン回転数セ
ンサ29と、特定気筒を判別する気筒判別センサ30
と、冷却水温を検出する水温センサ31とが取り付けら
れている。
【0018】エンジン11の排気ポート32に接続され
た排気管33(例えば排気マニホールド下流の集合排気
管)には、三元触媒等の触媒34が設置され、この触媒
34の上流側に、酸素センサ35(空燃比検出手段)が
設置されている。この酸素センサ35は、排ガスの空燃
比が理論空燃比に対してリッチかリーンかによって出力
電圧R/Lが反転する。
【0019】また、エアボックス13には、吸入空気の
一部を二次空気として排気管33のうちの燃焼室の近傍
に導入する二次空気導入通路36が接続され、この二次
空気導入通路36の途中に、二次空気導入量を制御する
二次空気導入制御弁37(二次空気導入手段)が設けら
れている。この二次空気導入制御弁37は、ソレノイド
式又はステップモータ式を採用したり、或は、オン/オ
フ式制御弁の背圧室の圧力を大気圧と負圧で制御する背
圧方式を採用しても良く、要は、二次空気導入制御弁3
7の開度又はオン/オフのデューティ比を制御して二次
空気導入量を制御できるものであれば良い。
【0020】例えば、ソレノイド式の二次空気導入制御
弁37を用いる場合には、図2に示すように、ソレノイ
ド通電時のデューティ比DUTYによって二次空気導入
制御弁37の開度(二次空気導入量)を制御すれば良
い。また、二次空気の導入は、排気負圧によって発生す
るため、排気負圧が変化すれば、二次空気導入量も変化
する。排気負圧は、スロットル開度やエンジン回転数に
よって変化するため、排気量(吸気量)に対する二次空
気導入制御弁37の全開時の二次空気導入量の割合(以
下「全開導入率」という)SAIROのマップを、予め
図3に示すようにスロットル開度とエンジン回転数をパ
ラメータとする二次元マップとして作成してエンジン制
御回路38のROM39(記憶媒体)に記憶しておき、
二次空気導入制御弁37のデューティ比DUTY(二次
空気導入量)を制御する際に、この全開導入率マップの
データを利用するようにしている。この詳細について
は、後述する。尚、図3の全開導入率マップは、全開導
入率SAIROが%の単位で表され、スロットル開度が
大きくなるほど、全開導入率SAIROが減少し、ま
た、エンジン回転数が高くなるほど、全開導入率SAI
ROが減少する。
【0021】一方、酸素センサ35やエンジン回転数セ
ンサ29等の各種センサの出力信号はエンジン制御回路
38に入力される。このエンジン制御回路38は、マイ
クロコンピュータを主体として構成され、ROM39
(記憶媒体)に記憶された図4に示す二次空気導入量フ
ィードバック制御プログラムと図5に示す二次空気導入
制御弁制御プログラムによって二次空気導入制御弁37
を制御して二次空気導入量を制御し、更に、図6に示す
学習補正係数算出プログラムと図8の燃料噴射量算出プ
ログラムによって燃料噴射弁18の燃料噴射量を算出す
る。
【0022】以下、エンジン制御回路38が実行する各
プログラムの処理内容を説明する。 [二次空気導入量フィードバック制御]図4の二次空気
導入量フィードバック制御プログラムは、図示しないメ
インプログラムの実行毎(例えば5msec毎)に実行
される。本プログラムの処理が開始されると、まず、ス
テップ101で、フィードバック制御条件が成立してい
るか否かを判定する。ここで、フィードバック制御条件
は、例えば、始動時ではないこと、燃料カット中でない
こと、冷却水温が所定温度以上(例えば40℃以上)で
あること、酸素センサ35が活性状態であること等であ
る。これらの条件を全て満たせば、フィードバック制御
条件が成立するが、いずれか1つでも満たさない条件が
あれば、フィードバック制御条件が不成立となる。も
し、フィードバック制御条件が不成立であれば、ステッ
プ102に進み、二次空気導入量フィードバック補正係
数SAIRを0にセットして本プログラムを終了する。
【0023】一方、フィードバック制御条件が成立して
いれば、ステップ103に進み、酸素センサ35の出力
を所定の判定レベルと比較し、それぞれ所定時間H,I
(msec)だけ遅らせて空燃比フラグXOXRを操作
する。具体的には、酸素センサ35の出力がリッチから
リーンに反転してからH(msec)後にXOXR=0
(リーンを意味)にセットし、酸素センサ35の出力が
リーンからリッチに反転してからI(msec)後にX
OXR=1(リッチを意味)にセットする。
【0024】次のステップ104で、上記空燃比フラグ
XOXRに基づいて二次空気導入量フィードバック補正
係数SAIRの値を次のように操作する。即ち、空燃比
フラグXOXRが「0」→「1」または「1」→「0」
に変化したときに、二次空気導入量フィードバック補正
係数SAIRの値を所定量スキップさせ、空燃比フラグ
XOXRが「1」又は「0」を継続しているときに、二
次空気導入量フィードバック補正係数SAIRの積分制
御を行う。
【0025】この後、ステップ105で、二次空気導入
量フィードバック補正係数SAIRの値の上下限チェッ
ク(ガード処理)を行う。この際、冷却水温や始動後経
過時間等に応じて上下限値を変えるようにしても良い。
そして、次のステップ106で、二次空気導入量フィー
ドバック補正係数SAIRを基に、スキップ毎又は所定
時間毎になまし(平均化)処理を行って二次空気導入量
フィードバック補正係数のなまし値SAIRAVを算出
し、本プログラムを終了する。
【0026】尚、本実施形態(1)では、二次空気導入
量フィードバック補正係数SAIRは、後述する基本二
次空気導入率を補正する値として算出される。
【0027】[二次空気導入制御弁の制御]図5に示す
二次空気導入制御弁制御プログラムは、例えば100m
sec毎に実行される。本プログラムの処理が開始され
ると、まずステップ201で、フィードバック制御条件
が成立しているか否かを判定する。このフィードバック
制御条件は、前記ステップ101で説明した二次空気導
入量のフィードバック制御条件と同じである。
【0028】もし、フィードバック制御条件が不成立で
あれば、ステップ202に進み、二次空気導入制御弁3
7のデューティ比DUTYを0に設定し、二次空気導入
制御弁37を閉弁して二次空気の導入を停止する。
【0029】一方、フィードバック制御条件が成立して
いれば、ステップ203に進み、二次空気導入制御弁3
7のデューティ比DUTYを次式により算出する。 DUTY={(SAIR+SAIRB)/SAIRO}
・(T−PV)・PA+PV ここで、SAIRは、図4のステップ105で算出され
た二次空気導入量フィードバック補正係数であり、SA
IRBは、エンジン回転数と負荷に応じてマップ又は数
式により算出された基本二次空気導入率(排ガス量に対
する基本二次空気導入量の割合)であり、SAIRO
は、図3の全開導入率マップにより算出された全開導入
率である。尚、SAIRBは、ギヤ別にマップを設定し
ても良い。また、Tは二次空気導入制御弁37の駆動周
期であり、PVはバッテリ電圧の変動に対する補正係数
であり、PAは大気圧変動に対する補正係数である。
【0030】フィードバック制御条件成立中は、上記ス
テップ203で算出したデューティ比DUTYで二次空
気導入制御弁37を駆動し、二次空気導入量をフィード
バック制御する。これにより、排ガスの空燃比を目標空
燃比付近に制御して、二次空気の導入と触媒34の両方
の効果によって排ガスを効率良く浄化する。
【0031】以上説明した図5の二次空気導入制御弁制
御プログラムと図4の二次空気導入量フィードバック制
御プログラムは、特許請求の範囲でいう二次空気導入量
制御手段としての役割を果たす。
【0032】[学習補正係数算出]図6に示す学習補正
係数算出プログラムは、図示しないメインプログラムの
実行毎(例えば5msec毎)に実行される。本プログ
ラムの処理が開始されると、まず、ステップ301で、
エンジン11の実際の供給空燃比SAIRAFを次式に
より算出する。 SAIRAF=TGINAF−{(SAIRAV+SA
IRB)・KAIR}
【0033】ここで、TGINAFは、エンジン回転数
と負荷に応じてマップ又は数式により算出された排ガス
の目標空燃比である。また、KAIRは、二次空気導入
率1%当りの空燃比変化量である。従って、現在の二次
空気導入率(SAIRAV+SAIRB)にKAIRを
掛け算した値は、現在の二次空気導入量による空燃比変
化量を示す値となる。従って、上式は、目標空燃比TG
INAFから二次空気導入による空燃比変化量を差し引
くことで、実際の供給空燃比SAIRAFを算出するも
のである。このステップ301の処理が特許請求の範囲
でいう実供給空燃比判定手段としての役割を果たす。
【0034】その後、ステップ302に進み、エンジン
回転数センサ29で検出したエンジン回転数NEを読み
込み、続くステップ303で、スロットル開度センサ1
6で検出したスロットル開度VTTPを読み込む。この
後、ステップ304に進み、エンジン回転数NEとスロ
ットル開度VTTPとをパラメータとする目標供給空燃
比マップを検索して、現在のエンジン回転数NEとスロ
ットル開度VTTPに応じた目標供給空燃比TGAFを
算出する。このステップ304の処理が特許請求の範囲
でいう目標供給空燃比設定手段としての役割を果たす。
【0035】この後、ステップ305に進み、目標供給
空燃比TGAFと実際の供給空燃比SAIRAFの差
(供給空燃比のずれ量)DELAFを算出した後、ステ
ップ306に進み、運転状態が安定しているか否かを、
二次空気導入量のフィードバック制御を開始してから同
一の運転領域(図7参照)で二次空気導入量フィードバ
ック補正係数SAIRの値が所定回数スキップしたか否
かにより判定する。もし、運転状態が安定していなけれ
ば、以降の学習処理(ステップ307〜311)を行わ
ずに本プログラムを終了する。
【0036】その後、ステップ306で、運転状態が安
定していると判定されたときに、ステップ307以降の
燃料噴射量の学習補正係数KGijを次のようにして算出
する。学習補正係数KGijは、図7に示すように、エン
ジン回転数NEとスロットル開度VTTPに応じて分割
された運転領域毎に算出され、エンジン制御回路38の
RAM、不揮発性メモリ等の記憶媒体に記憶される。
尚、運転領域は、エンジン回転数NEと吸気圧PM、又
は、エンジン回転数NEと吸入空気量に応じて分割する
ようにしても良い。また、アイドル時のみ、別の領域を
設定するようにしても良い。
【0037】学習処理は、まず、ステップ307で、供
給空燃比のずれ量DELAFを判定し、このDELAF
が所定値Cよりも小さければ、該当する運転領域の学習
補正係数KGijを所定値Aだけ増量する(ステップ30
8)。また、供給空燃比のずれ量DELAFが所定値D
よりも大きければ、該当する運転領域の学習補正係数K
Gijを所定値Bだけ減量する(ステップ310)。尚、
C≦DELAF≦Dの場合には、該当する運転領域の補
正量KGijを維持する(ステップ309)。
【0038】この後、ステップ311で、上記ステップ
308〜310で設定した学習補正係数KGijの上下限
チェック(ガード処理)を実行する。このようにして設
定された学習補正係数KGijで、該当する運転領域の学
習補正係数KGijの記憶値が更新される。以上説明した
ステップ307〜311の処理が特許請求の範囲でいう
学習手段としての役割を果たす。
【0039】[燃料噴射量算出]図8の燃料噴射量算出
プログラムは、図示しないメインプログラムの実行毎
(例えば5msec毎)に実行される。本プログラムの
処理が開始されると、まず、ステップ401で、エンジ
ン回転数センサ29で検出したエンジン回転数NEを読
み込み、次のステップ402で、スロットル開度センサ
16で検出したスロットル開度VTTPを読み込む。更
に、ステップ403で、吸気圧センサ17で検出した吸
気圧PMを読み込む。
【0040】この後、ステップ404で、エンジン回転
数NEと吸気圧PMとをパラメータとする基本噴射時間
マップを検索して、現在のエンジン回転数NEと吸気圧
PMに応じたスピードデンシティ基本噴射時間FDPを
算出する。
【0041】そして、次のステップ405で、エンジン
回転数NEとスロットル開度VTTPとをパラメータと
する基本噴射時間マップを検索して、現在のエンジン回
転数NEとスロットル開度VTTPに応じたスロットル
スピード基本噴射時間FTAを算出する。
【0042】この後、ステップ406で、スロットル開
度VTTPをパラメータとする重み付け係数KTPのマ
ップを検索し、スロットル開度VTTPに応じた重み付
け係数KTPを求める。この重み付け係数KTPのマッ
プ特性は、スロットル開度VTTPが判定値αより小さ
い領域では、スロットル開度VTTPが大きくなるほど
重み付け係数KTPが大きくなるように設定され、スロ
ットル開度VTTPが判定値α以上の領域では、重み付
け係数KTPが1に設定される。
【0043】そして、次のステップ407に進み、最終
的な基本噴射時間TPを、スピードデンシティ基本噴射
時間FDPとスロットルスピード基本噴射時間FTAと
重み付け係数KTPを用いて次式により算出する。 TP=FDP・(1−KTP)+FTA・KTP
【0044】この後、ステップ408で、吸気温、大気
圧、冷却水温等に応じた補正係数K1を算出し、続くス
テップ409で、電源電圧に基づいて燃料噴射弁18の
応答遅れ時間、つまり無効噴射時間TVを算出する。そ
の後、ステップ410で、燃料噴射弁18に出力する噴
射パルスのパルス幅である最終噴射時間TAUINJ
を、基本噴射時間TPと補正係数K1と学習補正係数K
Gijと無効噴射時間TVを用いて次式により算出する。 TAUINJ=TP・K1・KGij+TV これにより、最終噴射時間TAUINJ(燃料噴射量)
は、二次空気導入の影響が学習補正係数KGijによって
補正される。
【0045】以上説明した実施形態(1)の空燃比制御
の実行例を図9のタイムチャートを用いて説明する。排
ガスの空燃比が目標空燃比TGINAFよりもリッチな
状態になっている時に、フィードバック制御条件が成立
すると、二次空気導入量フィードバック補正係数SAI
Rが増加して、二次空気導入制御弁37のデューティ比
DUTYが増加し、二次空気導入量が増加する。これに
より、排ガスの空燃比が目標空燃比TGINAF付近に
フィードバック制御される。
【0046】この際、運転状態が安定した後(二次空気
導入量フィードバック補正係数SAIRが所定回数スキ
ップした後)、目標空燃比TGINAFと二次空気導入
による空燃比変化量(斜線部分)とから実際の供給空燃
比SAIRAFを算出し、目標供給空燃比TGAFと実
際の供給空燃比SAIRAFとの差(供給空燃比のずれ
量)DELAFに基づいて燃料噴射量の学習補正係数K
Gijを更新する。この学習補正係数KGijを用いて設定
した最終噴射時間TAUINJで燃料噴射弁18を制御
することで、供給空燃比SAIRAFが目標供給空燃比
TGAF付近に制御される。
【0047】以上説明した実施形態(1)によれば、排
ガスの空燃比を目標空燃比TGAFに一致させるよう
に、二次空気導入量をフィードバック制御して排ガスの
空燃比を目標空燃比TGAFに制御しながら、二次空気
導入による供給空燃比SAIRAFのずれを学習補正係
数KGijで補正して燃料噴射量を制御する。これによ
り、二次空気導入と触媒34の両方の効果によって排ガ
ス浄化効率を効果的に向上しながら、安定したエンジン
性能を得ることができる。
【0048】尚、上記実施形態(1)では、目標空燃比
TGAFと実際の供給空燃比SAIRAFの差(供給空
燃比のずれ量)DELAFを学習して、その学習補正係
数KGijを用いて燃料噴射量を補正するようにしたが、
このような学習処理を行わず、毎回、目標空燃比TGA
Fと実際の供給空燃比SAIRAFの差DELAFに基
づいて燃料噴射量補正値を算出し、この燃料噴射量補正
値で燃料噴射量を補正するようにしても良い。
【0049】《実施形態(2)》上記実施形態(1)で
は、排気管33に酸素センサ35を設置したが、図10
乃至図12に示す本発明の実施形態(2)では、酸素セ
ンサ35に代えて、排ガスの空燃比に応じたリニアな信
号を出力する空燃比センサ(図示せず)を設置し、図1
0の二次空気導入量フィードバック制御プログラムと図
11の二次空気導入制御弁制御プログラムによって二次
空気導入制御弁37を制御して二次空気導入量を制御す
る。
【0050】図10の二次空気導入量フィードバック制
御プログラムも、図示しないメインプログラムの実行毎
(例えば5msec毎)に実行され、まず、ステップ5
01で、フィードバック制御条件が成立しているか否か
を判定し、フィードバック制御条件が成立していれば、
ステップ503に進み、強制変動条件が成立したか否か
を判定する。ここで、強制変動条件は、所定時間が経過
する毎に成立する。尚、強制変動条件は、走行時又はア
イドル時のみに限定しても良く、或は、他の条件を追加
しても良い。
【0051】もし、強制変動条件が不成立であれば、ス
テップ504に進み、エンジン回転数NEを読み込み、
次のステップ505で、スロットル開度VTTPを読み
込む。この後、ステップ506に進み、エンジン回転数
NEとスロットル開度VTTPとをパラメータとする目
標空燃比マップを検索して、現在のエンジン回転数NE
とスロットル開度VTTPに応じた目標空燃比TGIN
AFを算出する。
【0052】この後、ステップ507に進み、目標空燃
比TGINAFと空燃比センサで検出した実際の空燃比
SGLMDの差(排ガス空燃比のずれ量)DELLMD
を算出し、次のステップ508で、排ガス空燃比のずれ
量DELLMDをパラメータとする補正量KAのマップ
を検索し、現在の排ガス空燃比のずれ量DELLMDに
応じた補正量KAを求める。
【0053】この後、ステップ509に進み、二次空気
導入量フィードバック補正係数SAIRに補正量KAを
加算して更新する。 SAIR=SAIR+KA この後、ステップ510で、更新した二次空気導入量フ
ィードバック補正係数SAIRの値の上下限チェック
(ガード処理)を行い、続くステップ511で、二次空
気導入量フィードバック補正係数SAIRを基に、なま
し(平均化)処理を行って二次空気導入量フィードバッ
ク補正係数のなまし値SAIRAVを算出する。
【0054】フィードバック制御中は、ステップ503
で、強制変動条件が成立する毎(所定時間が経過する
毎)に「Yes」と判定されて、ステップ512に進
み、二次空気導入量フィードバック補正係数SAIRの
値を、強制的に所定値KSAIRCに変化させて(図1
2参照)、二次空気導入率(SAIR+SAIRB)を
変化させる。尚、二次空気導入量フィードバック補正係
数SAIRの値を現在のSAIRの値に対して所定量増
加又は減少させるようにしても良い。
【0055】この後、ステップ513に進み、図12に
示すように、二次空気導入量フィードバック補正係数S
AIRの値を強制的に所定量KSAIRCに変化させた
時の二次空気導入率の変化量ΔSAIRFに対する空燃
比変化量ΔSGLMDの比率から較正係数KSAを求め
る。 KSA=ΔSGLMD/ΔSAIRF
【0056】この較正係数KSAは、二次空気導入率1
%当たりの空燃比変化量に相当する値となる。尚、二次
空気導入率の変化量ΔSAIRFを算出する際には、二
次空気導入率SAIRFは、二次空気導入量フィードバ
ック補正係数SAIRと基本二次空気導入率SAIRB
とを加算した値を用いる。 SAIRF=SAIR+SAIRB ここで、基本二次空気導入率SAIRBは、エンジン回
転数と負荷に応じてマップ又は数式により算出する。
【0057】図11の二次空気導入制御弁制御プログラ
ムでは、フィードバック制御条件が成立すると、ステッ
プ201からステップ203aに進み、二次空気導入制
御弁37のデューティ比DUTYを次式により算出す
る。 DUTY={(SAIR+SAIRB)/SAIRO}
・KSA・(T−PV)・PA+PV SAIR :二次空気導入量フィードバック補正係数 SAIRB:基本二次空気導入率 SAIRO:図3の全開導入率マップにより算出した全
開導入率 KSA :図10のステップ513で算出した較正係数 T :二次空気導入制御弁37の駆動周期 PV :バッテリ電圧の変動に対する補正係数 PA :大気圧変動に対する補正係数
【0058】一方、フィードバック制御条件が不成立で
あれば、ステップ202に進み、二次空気導入制御弁3
7のデューティ比DUTYを0に設定し、二次空気導入
制御弁37を閉弁して二次空気の導入を停止する。
【0059】尚、本実施形態(2)においても、前記実
施形態(1)と同じく、図6に示す学習補正係数算出プ
ログラムによって学習補正係数KGijを算出すると共
に、図8の燃料噴射量算出プログラムによって、二次空
気導入による供給空燃比SAIRAFのずれを学習補正
係数KGijで補正して燃料噴射弁18の燃料噴射量(最
終噴射時間TAUINJ)を算出する。
【0060】以上説明した実施形態(2)では、前記実
施形態(1)と同じく、二次空気導入量をフィードバッ
ク制御しながら、その二次空気導入量を考慮して燃料噴
射量を制御するため、排ガス浄化効率を向上しながら、
安定したエンジン性能を得ることができる。
【0061】しかも、本実施形態(2)では、図12に
示すように、フィードバック制御中に、強制変動条件が
成立する毎に、二次空気導入量フィードバック補正係数
SAIRの値を強制的に所定値KSAIRCに変化させ
て二次空気導入率(SAIR+SAIRB)を強制的に
変化させ、この時の二次空気導入率の変化量に対する空
燃比変化量の比率から較正係数KSAを算出し、この較
正係数KSAによって二次空気導入制御弁37のデュー
ティ比DUTYを補正するようにしたので、システムの
経年変化や製造ばらつき等によってデューティ比DUT
Yと排ガスの空燃比の変化量との関係がずれたとして
も、それに応じてデューティ比DUTYを補正すること
ができ、排ガスの空燃比をより精度良く制御できる。
【0062】《実施形態(3)》本発明の実施形態
(3)では、図4又は図10の二次空気導入量フィード
バック制御プログラムを実行して二次空気導入量フィー
ドバック補正係数SAIRを算出する。この際、二次空
気導入量フィードバック補正係数SAIRは、後述する
基本二次空気導入量に対する補正量として算出する。ち
なみに、前記実施形態(1),(2)では、二次空気導
入量フィードバック補正係数SAIRを基本二次空気導
入率に対する補正量として算出する。
【0063】更に、本実施形態(3)では、図13の二
次空気導入制御弁制御プログラムを実行して二次空気導
入制御弁37のデューティ比DUTYを制御すると共
に、図14の学習補正係数算出プログラムを実行して学
習補正係数Gijを算出し、図8の燃料噴射量算出プログ
ラムによって、二次空気導入による供給空燃比SAIR
AFのずれを学習補正係数Gijで補正して燃料噴射弁1
8の燃料噴射量(最終噴射時間TAUINJ)を算出す
る。
【0064】図13の二次空気導入制御弁制御プログラ
ムでは、フィードバック制御条件が成立していれば、ス
テップ201からステップ203bに進み、二次空気導
入制御弁37のデューティ比DUTYを次式により算出
する。 DUTY=(SAIR+SAIRB)・(T−PV)・
PA+PV ここで、SAIRBは、エンジン回転数と負荷に応じて
マップ又は数式により算出された基本二次空気導入量で
あり、SAIRは基本二次空気導入量に対するフィード
バック補正量である。Tは二次空気導入制御弁37の駆
動周期、PVはバッテリ電圧の変動に対する補正係数、
PAは大気圧変動に対する補正係数である。
【0065】一方、フィードバック制御条件が不成立で
あれば、ステップ202に進み、二次空気導入制御弁3
7のデューティ比DUTYを0に設定し、二次空気導入
制御弁37を閉弁して二次空気の導入を停止する。
【0066】また、図14の燃料噴射量補正量算出プロ
グラムでは、ステップ301bで、実際の供給空燃比S
AIRAFを次式により算出する。 SAIRAF=TGINAF−{(SAIRAV+SA
IRB)・KAIRAF} ここで、TGINAFは、エンジン回転数と負荷に応じ
てマップ又は数式により算出された排ガスの目標空燃比
である。また、KAIRAFは、二次空気の単位導入量
当たりの空燃比変化量である。従って、現在の二次空気
導入量(SAIRAV+SAIRB)にKAIRAFを
掛け算した値は、現在の二次空気導入量による空燃比変
化量を示す値となる。従って、上式は、目標空燃比TG
INAFから二次空気導入による空燃比変化量を差し引
くことで、実際の供給空燃比SAIRAFを算出するも
のである。また、KAIRAFは、前記KSAにより補
正しても良い。図14のステップ302以降の処理は、
図6のステップ302以降の処理と同じである。
【0067】以上説明した実施形態(3)においても、
前記実施形態(1)と同様の効果を得ることができる。
尚、上記各実施形態(1)〜(3)では、二次空気導入
量をフィードバック制御するようにしたが、他の制御方
法を用いても良い。
【0068】また、上記各実施形態(1)〜(3)で
は、エアボックス13と排気管33とを二次空気導入通
路36で接続し、排気負圧を利用して吸入空気の一部を
二次空気として導入するようにしたが、吸気系以外から
二次空気を導入するようにしても良い。
【0069】その他、本発明は、二輪自動車の空燃比制
御装置に限定されず、四輪自動車の空燃比制御装置にも
適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)におけるエンジン制御
システム全体の概略構成図
【図2】二次空気導入制御弁の開弁特性を示す図
【図3】全開導入率マップの一例を示す図
【図4】実施形態(1)の二次空気導入量フィードバッ
ク制御プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図5】実施形態(1)の二次空気導入制御弁制御プロ
グラムの処理の流れを示すフローチャート
【図6】実施形態(1)の学習補正係数算出プログラム
の処理の流れを示すフローチャート
【図7】学習補正係数のマップを概念的に示す図
【図8】実施形態(1)の燃料噴射量算出プログラムの
処理の流れを示すフローチャート
【図9】実施形態(1)の空燃比制御の実行例を示すタ
イムチャート
【図10】実施形態(2)の二次空気導入量フィードバ
ック制御プログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図11】実施形態(2)の二次空気導入制御弁制御プ
ログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図12】実施形態(2)の空燃比制御の実行例を示す
タイムチャート
【図13】実施形態(3)の二次空気導入制御弁制御プ
ログラムの処理の流れを示すフローチャート
【図14】実施形態(3)の学習補正係数算出プログラ
ムの処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
11…エンジン(内燃機関)、13…エアボックス、3
3…排気管、34…触媒、35…空燃比センサ(空燃比
検出手段)、36…二次空気導入通路、37…二次空気
導入制御弁(二次空気導入手段)、38…エンジン制御
回路(二次空気導入量制御手段,燃料噴射量制御手段,
学習手段,目標供給空燃比設定手段,実供給空燃比判定
手段)。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/14 310 F02D 41/14 310P Fターム(参考) 3G084 BA09 BA13 BA25 CA01 CA03 DA10 EA08 EA11 EB08 EB11 EB16 EB25 EC03 FA01 FA02 FA10 FA11 FA20 FA29 FA33 FA36 FA39 3G091 AA03 AA17 AA23 AA28 AB03 BA14 BA15 BA19 BA32 CA13 CA22 CA24 CB02 CB08 DA05 DA10 DB01 DB06 DB10 DB13 DC02 DC03 DC05 EA01 EA06 EA07 EA15 EA16 EA28 EA34 FA05 FB11 HA36 HB03 HB07 3G301 JA21 KA01 KA07 LA00 MA01 MA11 MA24 NA01 NA04 NA08 NB06 NC02 ND01 ND07 ND13 ND15 ND21 ND41 NE17 NE19 NE22 NE23 PA07Z PA09Z PA10Z PA11Z PD03A PD04A PD14Z PE01Z PE05Z PE08Z PF16Z PG01Z

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気通路に排ガス浄化のため
    の二次空気を導入する二次空気導入手段と、 内燃機関の運転状態に応じて前記二次空気導入手段を制
    御して二次空気導入量を制御することで、排ガスの空燃
    比を目標空燃比に制御する二次空気導入量制御手段と、 内燃機関の運転状態と前記二次空気導入量とに基づいて
    燃料噴射量を制御する燃料噴射量制御手段とを備えてい
    ることを特徴とする内燃機関の空燃比制御装置。
  2. 【請求項2】 内燃機関の運転状態に応じて内燃機関の
    目標供給空燃比を設定する目標供給空燃比設定手段と、 内燃機関の実際の供給空燃比を判定する実供給空燃比判
    定手段と、 前記目標供給空燃比と実際の供給空燃比とのずれを二次
    空気導入による燃料噴射量の補正量として学習する学習
    手段とを備え、 前記燃料噴射量制御手段は、前記学習手段の学習値で燃
    料噴射量を補正することを特徴とする請求項1に記載の
    内燃機関の空燃比制御装置。
  3. 【請求項3】 内燃機関の運転状態に応じて内燃機関の
    目標供給空燃比を設定する目標供給空燃比設定手段と、 内燃機関の実際の供給空燃比を判定する実供給空燃比判
    定手段と、 前記目標供給空燃比と実際の供給空燃比とのずれに基づ
    いて燃料噴射量を補正する燃料噴射量補正値設定手段と
    を備え、 前記燃料噴射量制御手段は、前記燃料噴射量補正値設定
    手段で設定された補正値に基づいて燃料噴射量を補正す
    ることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の空燃比
    制御装置。
  4. 【請求項4】 二次空気を導入した排ガスの空燃比又は
    リッチ/リーンを検出する空燃比検出手段を備え、 前記二次空気導入量制御手段は、前記空燃比検出手段の
    出力信号に基づいて排ガスの空燃比を前記目標空燃比に
    一致させるように前記二次空気導入手段をフィードバッ
    ク制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の内燃機関の空燃比制御装置。
  5. 【請求項5】 前記空燃比検出手段は、前記排ガスの空
    燃比に応じた信号を出力する空燃比センサであり、 前記二次空気導入量制御手段は、所定の条件が成立した
    時に前記二次空気導入手段の制御量を強制的に変化さ
    せ、その制御量の変化量に対する前記空燃比センサの出
    力変化量によって前記二次空気導入手段の制御量又は燃
    料噴射量補正値を補正することを特徴とする請求項4に
    記載の内燃機関の空燃比制御装置。
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