JP2018536965A - 全固体リチウム二次電池用固体電解質の製造方法 - Google Patents

全固体リチウム二次電池用固体電解質の製造方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、(a)ランタン前駆体、ジルコニウム前駆体及びアルミニウム前駆体を含む金属前駆体溶液と、錯化剤と、pH調節剤とが混合された混合溶液を共沈反応させて固体電解質前駆体スラリーを製造する段階と、(b)固体電解質前駆体スラリーを洗浄し、乾燥させて固体電解質前駆体を製造する段階と、(c)固体電解質前駆体をリチウム源と混合して混合物を製造する段階と、(d)混合物をか焼(calcination)して、アルミニウムがドープされたリチウムランタンジルコニウム酸化物(lithium lanthanum zirconium oxide、LLZO)固体電解質を製造する段階とを含んでなる、固体電解質の製造方法に関する。本発明の固体電解質の製造方法は、出発物質のアルミニウム含有量を調節して焼結特性を制御し、前駆体とリチウム源の組成を調節して結晶構造を制御することにより、固体電解質のイオン伝導度を向上させることができる。また、このような固体電解質の製造方法を適用して、イオン伝導度が向上した固体電解質を含む全固体リチウム二次電池の製造方法を提供することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、全固体リチウム二次電池における使用のための固体電解質の製造方法に関し、より詳しくは、出発物質のアルミニウム含有量を調節して焼結特性を制御し、前駆体とリチウム源(lithium source)の組成を調節して結晶構造を制御することにより、固体電解質のイオン伝導度を向上させることができる、固体電解質の製造方法に関する。
リチウム二次電池は、大きい電気化学容量、高い作動電位及び優れた充放電サイクル特性を有するため、携帯情報端末、携帯電子機器、家庭用小型電力貯蔵装置、モーターサイクル、電気自動車、ハイブリッド電気車などの用途の需要が増加している。このような用途の広がりに伴ってリチウム二次電池の安全性の向上及び高性能化が求められている。
従来のリチウム二次電池は、液体電解質を使用することにより、空気中の水に晒される場合に発火し易いため、安定性の問題が常に提起されてきた。このような安定性の問題は、電気自動車が普及するにつれてさらに表面化している。
これにより、最近の安全性の向上を目的に、不燃材料である無機材料からなる固体電解質を用いた全固体二次電池(All−Solid−State Secondary Battery)の研究が盛んに行われている。全固体二次電池は、安定性、高エネルギー密度、高出力、長寿命、製造工程の単純化、電池の大型化/コンパクト化及び低コスト化などの観点から、次世代二次電池として注目されている。
全固体二次電池は陽極/固体電解質層/陰極から構成されるが、これらの中でも、固体電解質層の固体電解質には高いイオン伝導度及び低い電子伝導度が要求される。また、電極層である陽極及び陰極層の構成要素にも固体電解質が含まれるが、電極層で使用される固体電解質には、イオン伝導度と電子伝導度の両方が高い伝導性材料混合物が有利である。
全固体二次電池の固体電解質層の要件を満足する固体電解質には、硫化物系や酸化物系などがある。これらの中でも、硫化物系固体電解質は、陽極活物質または陰極活物質との界面反応によって抵抗成分が生成され、吸湿性が強く、有毒ガスである硫化水素(HS)ガスが発生するという問題点がある。
日本特許第4,779,988号には、陽極/固体電解質層/陰極の積層構造を有し、硫化物系固体電解質層からなる全固体リチウム二次電池が開示されている。
特許第4779988号
酸化物系固体電解質には、LLTO(Li3xLa2/(3−x)TiO)系、LLZO(LiLaZr12)などが広く知られており、その中でも、LLTO系に比べて比較的粒界抵抗が高いものの、電位窓特性に優れることが知られているLLZOが有望な材料として注目されている。
前記LLZOは、高いイオン伝導度、電極材料との低い反応性、広い電位窓(Potential Window、0〜6V)などを有するが、焼結工程におけるリチウム(Li)の揮発により工程条件を制御することが難しく、難焼結性によりその製造工程が複雑で難しいため、実際の適用には不利である。また、結晶構造に依存してイオン伝導度の差が大きいため、出発物質の組成、焼結特性などを調節してLLZOの結晶構造を制御する技術の開発が求められる。
本発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、その目的は、出発物質のアルミニウム含有量を調節して焼結特性を制御し、前駆体とリチウム源の組成を調節して結晶構造を制御することにより、イオン伝導度を向上させることができる、固体電解質の製造方法を提供することにある。
本発明の一態様は、以下の通りである:
(a)ランタン前駆体、ジルコニウム前駆体及びアルミニウム前駆体を含む金属前駆体溶液と、錯化剤と、pH調節剤とが混合された混合溶液を共沈反応させて固体電解質前駆体スラリーを製造する段階と、(b)前記固体電解質前駆体スラリーを洗浄し、乾燥させて固体電解質前駆体を製造する段階と、
(c)前記固体電解質前駆体をリチウム源と混合して混合物を製造する段階と、(d)前記混合物をか焼(calcination)して、アルミニウムがドープされたリチウムランタンジルコニウム酸化物(lithium lanthanum zirconium oxide、LLZO)固体電解質を製造する段階とを含む、固体電解質の製造方法が提供される。
前記 LLZO固体電解質は、下記化学式1で表わされる。
[化学式1]
LiLaZr12
式1において、6≦x≦9、2≦y≦4、1≦z≦3。
アルミニウムがドープされたリチウムランタンジルコニウム酸化物(lithium lanthanum zirconium oxide、 LLZO)固体電解質は、リチウムとアルミニウムの重量比が100:0.01〜100:20の範囲であってもよい。
段階(a)で、前記共沈反応が回分式方法によって行われてもよい
段階(a)で、前記共沈反応がテイラー渦流状態で行われてもよい。
段階(a)がクエット・テイラー渦流反応器で行われてもよい。
前記テイラー渦流状態のテイラー数が550〜1,500であってもよい。
前記テイラー渦流状態のテイラー数が640〜800であってもよい。
前記ランタン前駆体がランタン硝酸塩であり、前記ジルコニウム前駆体がジルコニウム硝酸塩であり、前記アルミニウム前駆体がアルミニウム硝酸塩であってもよい。
前記ランタン硝酸塩がLa(NO・6HOであり、前記ジルコニウム硝酸塩がZrO(NO2・2HOであり、前記アルミニウム硝酸塩がAl(NO.9HOであってもよい。
前記金属前駆体溶液に含まれるLa:Zr:Alのモル比率がa:b:cであり、aが2〜4、bが1〜3、cが0.2〜0.4であってもよい。
前記金属前駆体溶液におけるLa:Zr:Alのモル比率がa:b:cであり、aが2〜4、bが1〜3、cが0.2〜0.3であってもよい。
段階(c)のリチウム源のリチウム含有量は、段階(d)の生成物である固体電解質のリチウム含有量100重量部に対して101〜112重量部であってもよい。
段階(c)のリチウム源のリチウム含有量は、段階(d)の生成物である固体電解質のリチウム含有量100重量部に対して101〜108重量部であってもよい。
段階(d)のか焼が600〜1,000℃で行われてもよい。
前記か焼が1〜12時間行われてもよい。
前記か焼が1〜9時間行われてもよい。
段階(d)の後に、(e)前記アルミニウムがドープされたLLZO固体電解質を焼結(sintering)して固体電解質焼結体を製造する段階をさらに含んでもよい。
前記焼結が900〜1,300℃で行われてもよい。
前記固体電解質が立方(cubic)構造及び正方(tetragonal)構造の中から選ばれた1種以上の構造を有してもよい。
前記固体電解質が単一相の立方構造であってもよい。
本発明によると、固体電解質の製造方法は、出発物質のアルミニウム含有量を調節して焼結特性を制御し、前駆体とリチウム源の組成を調節して結晶構造を制御することにより、固体電解質のイオン伝導度を向上させることができる。
図1は、本発明の固体電解質の製造方法のフローチャートを示す図である。
図2は、クエット・テイラー渦流反応器の概略を示す図である。
図3は、実施例1〜4において製造された固体電解質のXRD分析結果(a)、及び実施例5〜8によって製造された固体電解質焼結体のXRD分析結果(b)を示す図である。
図4は、実施例5において製造された固体電解質焼結体のインピーダンスを測定した結果を示す図である。
図5は、実施例9〜11において製造された固体電解質のXRD分析結果を示す図である。
図6は、実施例9〜11において製造された固体電解質のSEM観察結果を示す図である。
図7は、実施例9及び12において製造された固体電解質及び固体電解質焼結体のXRD測定結果(a)、及び実施例12によって製造された固体電解質焼結体のインピーダンス測定結果(b)を示す図である。
以下、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者が容易に実施し得るように、添付図面を参照して本発明の実施態様を詳細に説明する。
しかしながら、以下の説明は、本発明を特定の実施態様について限定するものではなく、本発明を説明するにあたり、関連する公知の技術についての具体的な説明が本発明の要旨を曖昧にするおそれがあると判断された場合、その詳細な説明を省略する。
本明細書で使用される用語は、単に特定の実施例を説明するためのもので、本発明を限定しようとするものではない。単数の表現は、文脈上特に明記しない限り、複数の表現を含む。
本出願において、「含む(include)」または「有する(have)」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分またはこれらの組み合わせが存在することを指定しようとするものであり、一つまたはそれ以上の他の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分またはこれらの組み合わせの存在または付加的なの可能な存在を予め排除しないものと理解されるべきである。
図1は本発明の固体電解質の製造方法のフローチャートである。ここで、ランタン前駆体はランタン硝酸塩であり、ジルコニウム前駆体はジルコニウム硝酸塩であり、アルミニウム前駆体はアルミニウム硝酸塩であると例示したが、本発明はこれに限定されない。
以下、図1を参照して本発明の固体電解質の製造方法について詳細に説明する。ただし、これは例示として提示されるもので、本発明を限定するものではなく、本発明は特許請求の範囲によってのみ定義される。
まず、ランタン前駆体、ジルコニウム前駆体及びアルミニウム前駆体を含む金属前駆体溶液と、錯化剤と、pH調節剤とを混合し、共沈反応させて固体電解質前駆体スラリーを製造する(段階a)。
前記ランタン前駆体がランタン硝酸塩であってよく、前記ジルコニウム前駆体がジルコニウム硝酸塩であってよく、前記アルミニウム前駆体がアルミニウム硝酸塩であってよい。前記ランタン硝酸塩はLa(NO・6HOであり、前記ジルコニウム硝酸塩はZrO(NO・2HOであり、前記アルミニウム硝酸塩はAl(NO・9HOであり得る。
前記金属前駆体溶液は、水溶液であり得る。
前記金属前駆体溶液のLa:Zr:Alのモル比率はa:b:cであり、aが2〜4、bが1〜3、cが0.2〜0.4の範囲であり得る。
前記cの値を調節して、固体電解質の結晶構造を制御し且つ焼結性を向上させることができる。
cが0.2未満である場合には、A1が十分にドープされないため、結晶構造の制御及び焼結性の制御が困難となりイオン伝導度が低くなるおそれがある。他方で、cが0.4を超える場合には、固体電解質の焼結密度が低くなってイオン伝導度が低くなるおそれがある。
aは、好ましくは2.5〜3.5であり、さらに好ましくは2.8〜3.2である。bは、好ましくは1.5〜2.5であり、さらに好ましくは1.8〜2.2である。cは、好ましくは0.2〜0.3であり、さらに好ましくは0.23〜0.26である。
前記錯化剤の例としてはアンモニア水、水酸化ナトリウムなどを含んでもよい。
前記pH調節剤は、前記混合溶液のpHを10〜12の範囲に調節することができ、好ましくは10.5〜11.5、さらに好ましくは10.8〜11.2に調節することができる。
前記pH調節剤は、水酸化ナトリウム、アンモニアなどを含むことができるが、これに限定されるものではない。固体酸化物の製造に影響を与えることなく混合溶液のpHを調節することができる他のいずれのpH調節剤も使用可能である。
前記共沈反応は、回分式方法またはテイラー渦流状態で行われることができ、好ましくは、クエット・テイラー渦流反応器(Couette−Taylor vortex reactor)で行われることができる。
前記テイラー渦流状態のテイラー数は、550〜1,500であり、好ましくは630〜800、さらに好ましくは640〜700である。
図2はテイラー渦流反応器の概略図である。
図2を参照すると、クエット・テイラー渦流反応を行うためのクエット・テイラー渦流反応器は、外部固定シリンダーと、その内部で回転する内部回転シリンダーとを含む。内部回転シリンダーは、外部固定シリンダーの縦軸と一致する回転軸を有する。内部回転シリンダーと外部固定シリンダーとは所定の間隔で互いに離隔するように設置され、内部回転シリンダーと外部固定シリンダーとの間には、反応液体の流れる流体通路が形成される。
内部回転シリンダーが回転すると、流体通路において内部回転シリンダー側に位置していた流体が遠心力によって外部固定シリンダー方向に流れる傾向を持つようになり、これにより、流体は不安定になって回転軸に沿って規則的且つ互いに反対方向に回転するリングペアアレイの渦流が形成される。これをテイラー或いはクエット・テイラー渦流という。クエット・テイラー渦流は、共沈反応を促進させることにより、従来の共沈反応器を用いるときよりもさらに有利に前駆体を製造することができる。
このとき、クエット・テイラー反応器は、無次元変数であるテイラー数(Taylornumber、Ta)を用いて流体流れの特徴を区別し、各特徴別に該当領域に対する定義を示すことができる。テイラー数(Ta)はレイノルズ数(Reynolds number、Re)の関数で表示され、以下の式1で表わされる。
[式1]
式中、ωは内部シリンダーの角速度を意味し、rは内部シリンダーの半径、dは互いに平行な両シリンダー間の距離、νは動粘度を示す。典型的にに、内部シリンダーの角速度で表現される分当たりの回転数(RPM)を用いてTaの値を調節する。通常、2つの平板の間に流体が流れる場合、せん断応力によってクエット流れが発生する。これと同様に、2つのシリンダーの間でも低いRPMでクエット流れが発生する。しかし、内部シリンダーのRPMが一定の臨界値を越えると、クエット流れは新しい定常状態であるクエット・テイラー流れに変更され、クエット流れからは見られなかったテイラー渦流が発生する。テイラー渦流は、2つの渦流が一対からなり、線対称の特徴をもってトロイダル(toroidal)の方向に位置する。したがって、時計回りに回転する渦流の両側には反時計回りに回転する渦流が存在し、それぞれの渦流に互いに影響を及ぼす。クエット・テイラー流れにおいて、一定のRPMを増加させると、テイラー渦流の不安定性の増加により新たな流れが作られる。このとき、テイラー渦流は方位角波数(azimuthal wavenumber)を持つ。この流れはWavy渦流と呼ばれ、このときの混合効果はクエット・テイラー流れよりも増加することができる。
次に、前記固体電解質前駆体スラリーを洗浄し、乾燥させて固体電解質前駆体を製造する(段階b)。
前記前駆体スラリーを水で洗浄して、前記固体電解質前駆体のpHは約7になる。
前記固体電解質前駆体をリチウム源と混合して混合物を製造する(段階c)。
前記リチウム源の例は、LiOH・HO、LiOH、LiNO、LiCOなどであり得る。
前記リチウム源のリチウムは、700〜1,200℃で焼結するときに蒸発するリチウム量を考慮して過剰に添加でき、最終生成物である固体電解質のリチウム含有量100重量部に対して101〜112重量部、好ましくは101〜108重量部、さらに好ましくは102〜107重量部の範囲で含むように前記混合物に添加し得る。
つまり、最終的に生成される固体電解質におけるリチウム元素の含有量よりも1〜12重量%、好ましくは1〜8重量%、さらに好ましくは2〜7重量%過剰量のリチウムを含むように前記混合物に含まれ得る。
前記混合物のリチウム源のリチウム含有量をこのように調節して固体電解質のイオン伝導度及び結晶構造を制御することができる。最終的に生成される固体電解質におけるリチウム元素の量に対して過剰に含有される、前記混合物のリチウム源のリチウム含有量の上限または下限は、1重量%過剰量未満であるか或いは12重量%過剰量を超過する場合、固体電解質の正確なリチウム組成の制御が難しいことがある。
前記固体電解質は、リチウム含有量が高ければ高いほど望ましい。また、構造的に立方(cubic)構造であることがイオン伝導度の面で有利であり、正方(tetragonal)構造の場合にはイオン伝導度が低くなることがある。
場合によっては、前記前駆体と前記リチウム源とを混合する前に前駆体を粉砕することができる。
前記粉砕及び混合は、ボールミル工程で行われ得る。
最後に、前記混合物をか焼(calcination)して、アルミニウムがドープされたリチウムランタンジルコニウム酸化物(lithium lanthanum zirconium oxide、LLZO)固体電解質を製造する(段階d)。
前記LLZO固体電解質は、下記化学式1で表わされる。
[化学式1]
LiLaZr12
化学式1中、6≦x≦9、2≦y≦4、1≦z≦3。
前記アルミニウムがドープされたリチウムランタンジルコニウム酸化物(lithium lanthanum zirconium oxide、LLZO)固体電解質は、リチウムとアルミニウムの重量比が100:0.01〜100:20、好ましくは100:0.1〜100:18、さらに好ましくは100:0.1〜100:15である。
前記か焼は、600〜1,000℃で行われることができ、好ましくは800〜950℃、さらに好ましくは880〜920℃で行われることができる。
前記か焼は、1〜12時間行われることができ、好ましくは1〜9時間、さらに好ましくは1時間〜7時間行われることができる。
しかしながら、か焼時間が必ずしもこれに限定されるものではなく、それはか焼温度によって変わる。
必要に応じて、前記アルミニウムがドープされたLLZO固体電解質を焼結(sintering)して固体電解質焼結体を製造することができる(段階e)。
前記焼結は、900〜1,300℃で行われることができ、好ましくは1,000〜1,250℃、さらに好ましくは1,100〜1,220℃で行われることができる。
前記焼結は、3〜7時間行われることができ、好ましくは4時間〜6時間、さらに好ましくは4時間30分〜5時間30分行われることができる。しかし、焼結時間が必ずしもこれに限定されるものではなく、焼結温度によって変わる。
前記固体電解質及び前記固体電解質焼結体は、立方(cubic)構造及び正方(tetragonal)構造の中から選ばれた1種以上の構造を含み、好ましくは、前記固体電解質及び前記固体電解質焼結体は単一相の立方構造である。
上述したように、前記固体電解質は、立方構造であることがイオン伝導度の面で有利であり、正方構造の場合にはイオン伝導度が低くなることがある。
以下、本発明の好適な実施例を挙げて説明するが、これは例示のためのもので、本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1:固体電解質の製造
蒸留水に、出発物質であるLa:Zr:Alのモル比率が3:2:0.25となるようにランタン硝酸塩(La(NO・6HO)、ジルコニウム硝酸塩(ZrO(NO・2HO)及びアルミニウム硝酸塩(Al(NO・9HO)を溶解させて、出発物質の濃度が1Mである出発物質溶液を製造した。
図2に示すように、クエット・テイラー渦流反応器を用いて固体電解質を製造した。
前記クエット・テイラー渦流反応器は、溶液注入部1、温度制御溶液吐出部2、温度制御溶液注入部3、反応溶液ドレイン部4、反応物(スラリー状)吐出部5、攪拌棒6、溶液反応部7及び反応溶液温度制御部8を含む。
前記クエット・テイラー渦流反応器の注入部1を介して、前記出発物質溶液、錯化剤としてのアンモニア水0.6モル、及び水酸化ナトリウム水溶液を適量添加して、pHが11に調節された混合溶液となるようにし、反応温度は25℃、反応時間は4hr、攪拌棒の攪拌速度は1300rpmにして共沈させ、液状スラリー状の前駆体スラリーを吐出部5へ吐き出した。前記クエット・テイラー渦流反応器の共沈反応におけるテイラー数は640以上とした。
前記前駆体スラリーを精製水で洗浄した後、一晩乾燥させた。乾燥した前駆体をボールミルで粉砕した後、過剰のLiOH・HOを添加し、ボールミルで混合して混合物を製造した。
前記混合物のLiOH・HOを、LiOH・HO中のLi含有量が生成される固体電解質中のLi100重量部に対して103重量部となるように(3重量%過剰)投入した。前記混合物を900℃で2時間か焼した後、粉砕して固体電解質を製造した。
実施例2:固体電解質の製造
混合物のLiOΗ・ΗOを、LiOH・HO中のLi含有量が生成される固体電解質中のLi100重量部に対して105重量部となるように(5重量%過剰)添加した以外は、実施例1と同様にして固体電解質を製造した。
実施例3:固体電解質の製造
混合物のLiOH・HOを、LiOH・HO中のLi含有量が生成される固体電解質中のLi100重量部に対して107重量部となるように(7重量%過剰)添加した以外は、実施例1と同様にして固体電解質を製造した。
実施例4:固体電解質の製造
混合物のLiOH・HOを、LiOH・HO中のLi含有量が生成される固体電解質中のLi100重量部に対して110重量部となるように(10重量%過剰)投入した以外は、実施例1と同様にして固体電解質を製造した。
実施例5:固体電解質焼結体の製造
実施例1の固体電解質を1200℃で5時間焼結して固体電解質焼結体を製造した。
実施例6:固体電解質焼結体の製造
実施例2の固体電解質を1200℃で5時間焼結して固体電解質焼結体を製造した。
実施例7:固体電解質焼結体の製造
実施例3の固体電解質を1200℃で5時間焼結して固体電解質焼結体を製造した。
実施例8:固体電解質焼結体の製造
実施例4の固体電解質を1200℃で5時間焼結して固体電解質焼結体を製造した。
実施例9:固体電解質の製造
出発物質溶液のLa:Zr:Alのモル比率を3:2:0.3とした以外は、実施例1と同様にして固体電解質を製造した。
実施例10:固体電解質の製造
か焼工程を2時間ではなく7時間行った以外は、実施例9と同様にして固体電解質を製造した。
実施例11:固体電解質の製造
か焼工程を2時間ではなく10時間行った以外は、実施例9と同様にして固体電解質を製造した。
実施例12:固体電解質焼結体の製造
実施例9の固体電解質を1200℃で5時間焼結して固体電解質焼結体を製造した。
実施例13:固体電解質の製造
クエット・テイラー渦流反応器の代わりに回分式共沈反応器を用いて固体電解質(LiLaZr12)を製造した。詳細工程は次のとおりである。
蒸留水に、出発物質であるLa:Zrのモル比率が3:2となるようにランタン硝酸塩(La(NO3・6HO)及びジルコニウム硝酸塩(ZrO(NO・2HO)を溶解させて、出発物質の濃度が1Mである出発物質溶液を製造した。
前記出発物質溶液に、錯化剤としてアンモニア水0.6モル及び水酸化ナトリウム水溶液を適量添加して、pHが11を有する混合溶液を製造した。
前記混合溶液3Lの1バッチ(batch)をインペラ速度1,000rpmで24時間反応させ、24時間熟成させて前駆体を製造した。
前記前駆体を精製水で洗浄した後、一晩乾燥させた。乾燥した前駆体をボールミルで粉砕した後、過剰のLiOH・HOを添加し、ボールミルで混合して混合物を製造した。前記混合物のLiOH・HOを、LiOH・HO中のLi含有量が生成される固体電解質中のLi100重量部に対して103重量部となるように(3重量%過剰)添加した。前記混合物を900℃で2時間か焼した後、粉砕して固体電解質を製造した。
実施例14:固体電解質焼結体の製造
実施例13の固体電解質を1,200℃で5時間焼結して固体電解質焼結体を製造した。
実施例1〜14の出発物質溶液の組成、生成物である固体電解質のリチウム含有量100重量部に対するリチウム源のリチウム含有量、か焼条件及び焼結条件を下記表1にまとめた。
試験例
試験例1:リチウム過剰量による結晶構造の特性
実施例1〜4の固体電解質のXRD分析結果を図3の(a)に示し、実施例5〜8の固体電解質焼結体のXRD分析結果を図3の(b)に示した。
図3の(a)を参照すると、実施例1〜3の固体電解質は、立方(Cubic)構造を有することを確認することができた。実施例4の固体電解質は、他の実施例に比べて立方構造がはっきりしなかった。
図3の(b)を参照すると、実施例5〜7の固体電解質焼結体は、不純物が殆どない単一相の立方構造を有することを確認することができた。特に、実施例6及び7の固体電解質焼結体は、ピーク強度が大きい単一相の立方構造を示すことが分かった。実施例8の固体電解質焼結体は、立方構造のピークが現れたが、単一相ではなかった。
よって、固体電解質及び固体電解質焼結体の製造の際に、リチウム過剰量は、3〜7重量%である。
試験例2:イオン伝導度及びインピーダンスの測定
実施例5〜8及び実施例14の固体電解質焼結体のイオン伝導度をEIS(Electrochemical Impedance Spectroscopy)方法で測定した結果を下記表2に示した。実施例5の固体電解質焼結体のインピーダンスを測定して図4に示した。
表2を参照すると、実施例5〜7の固体電解質焼結体の総(Total)イオン伝導度が、実施例8の固体電解質焼結体に比べてさらに高いことが分かった。また、実施例5の固体電解質焼結体の総イオン伝導度が最も高いことが分かった。ここで、総イオン伝導度は、粒子のバルク抵抗と粒界抵抗をすべて合わせた抵抗をもって計算された。
したがって、立方(Cubic)構造が固体電解質焼結体のイオン伝導度の向上に有利であることが分かった。また、固体電解質及び固体電解質焼結体の製造の際に、リチウム過剰量が3〜7重量%であることが好ましく、約3重量%であることがさらに好ましいことが分かった。また、実施例14の固体電解質焼結体(回分式共沈反応器を使用)よりも、実施例5〜7の固体電解質焼結体(テイラー反応器を使用)のイオン伝導度がさらに優れることが分かった。
図4を参照すると、Z'軸(実数)と接する半径の低周波領域の抵抗値としてイオン伝導度に換算する前に得られる抵抗値は約450Ω・cmであった。
よって、実施例5の固体電解質焼結体の抵抗は非常に低いことが分かった。
試験例3:か焼時間による結晶構造及び粒子形状の特性
実施例9〜11の固体電解質のXRD分析結果を図5に示し、SEM観察結果を図6に示した。
図5を参照すると、実施例9〜11の固体電解質はいずれも、不純物が殆どない同じ立方構造であった。しかし、実施例11(10時間か焼)の固体電解質は、実施例10(7時間か焼)の固体電解質に比べてピーク強度がやや減少することが分かった。
図6を参照すると、か焼時間を2時間から7時間に増加させる場合、固体電解質の粒子径が約0.5μm(実施例9、図6の(a))から3μm(実施例10、図6の(b))に成長した。これに対し、か焼時間を10時間に増加させる場合(実施例11、図6の(c))、粒子径が約1〜2μmに減少した。
したがって、結晶構造が維持される範囲でナノ粒子サイズを維持するためには、固体電解質を約2〜7時間か焼することがさらに好ましい。また、粒子制御の観点から、約2時間か焼することがさらに好ましいと判断される。
試験例4:XRD、イオン伝導度及びインピーダンスの測定
実施例9及び12の固体電解質及び固体電解質焼結体のXRD測定結果を図7の(a)に示し、実施例12の固体電解質焼結体のインピーダンス測定結果を図7(b)に示した。
図7の(a)を参照すると、実施例9及び12の固体電解質及び固体電解質焼結体はいずれも、不純物が殆どない同じ立方構造であった。しかし、実施例12の固体電解質焼結体のイオン伝導度は、1.04×10−5S/cmであって、実施例5〜8の固体電解質焼結体に比べて相対的に減少した。
図7の(b)を参照すると、実施例12の固体電解質焼結体の抵抗値は、約14,000Ω・cmであって、実施例5の固体電解質焼結体に比べて少なくとも30倍抵抗値が増加した。
したがって、実施例5〜8の固体電解質焼結体が最も優れたイオン伝導度特性を示し、不純物が殆どない単一相の立方構造を有すると判断される。また、実施例5の固体電解質焼結体が最も優れるイオン伝導度及びインピーダンス特性を示した。
本発明の範囲は、上述した詳細な説明よりは、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味、範囲及その均等概念から導き出されるすべての変更または変形形態が本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
本発明によると、固体電解質の製造方法は、出発物質のアルミニウム含有量を調節して焼結特性を制御し、前駆体とリチウム源の組成を調節して結晶構造を制御することにより、固体電解質のイオン伝導度を向上させることができる。

Claims (20)

  1. (a)ランタン前駆体、ジルコニウム前駆体及びアルミニウム前駆体を含む金属前駆体溶液と、錯化剤と、pH調節剤とが混合された混合溶液を共沈反応させて固体電解質前駆体スラリーを製造する段階と、
    (b)前記固体電解質前駆体スラリーを洗浄し、乾燥させて固体電解質前駆体を製造する段階と、
    (c)前記固体電解質前駆体をリチウム源と混合して混合物を製造する段階と、
    (d)前記混合物をか焼(calcination)して、アルミニウムがドープされたリチウムランタンジルコニウム酸化物(lithium lanthanum zirconium oxide、LLZO)固体電解質を製造する段階とを含む、固体電解質の製造方法。
  2. LLZO固体電解質が、下記化学式1で表わされる、請求項1に記載の固体電解質の製造方法。
    [化学式1]
    LiLaZr12
    (式中、6≦x≦9、2≦y≦4、1≦z≦3。)
  3. アルミニウムがドープされたリチウムランタンジルコニウム酸化物(lithium lanthanum zirconium oxide、LLZO)固体電解質は、リチウムとアルミニウムの重量比が100:0.01〜100:20である、請求項2に記載の固体電解質の製造方法。
  4. 段階(a)で、共沈反応が回分式方法によって行われる、請求項1に記載の固体電解質の製造方法。
  5. 段階(a)で、共沈反応がテイラー渦流状態で行われる、請求項1に記載の固体電解質の製造方法。
  6. 段階(a)がクエット・テイラー渦流反応器で行われる、請求項5に記載の固体電解質の製造方法。
  7. テイラー渦流状態のテイラー数が550〜1,500である、請求項6に記載の固体電解質の製造方法。
  8. テイラー渦流状態のテイラー数が630〜800である、請求項7に記載の固体電解質の製造方法。
  9. ランタン前駆体がランタン硝酸塩であり、ジルコニウム前駆体がジルコニウム硝酸塩であり、アルミニウム前駆体がアルミニウム硝酸塩である、請求項1に記載の固体電解質の製造方法。
  10. ランタン硝酸塩がLa(NO・6HOであり、ジルコニウム硝酸塩がZrO(NO3・6Oであり、アルミニウム硝酸塩がAl(NO.9HOである、請求項9に記載の固体電解質の製造方法。
  11. 金属前駆体溶液に含まれるLa:Zr:Alのモル比率がa:b:cであり、aが2〜4、bが1〜3、cが0.2〜0.4である、請求項1に記載の固体電解質の製造方法。
  12. 金属前駆体溶液に含まれるLa:Zr:Alのモル比率がa:b:cであり、aが2〜4、bが1〜3、cが0.2〜0.3である、請求項11に記載の固体電解質の製造方法。
  13. 段階(c)のリチウム源のリチウム含有量は、段階(d)の生成物である固体電解質のリチウム含有量100重量部に対して101〜112重量部である、請求項1に記載の固体電解質の製造方法。
  14. 段階(c)のリチウム源のリチウム含有量は、段階(d)の生成物である固体電解質のリチウム含有量100重量部に対して101〜108重量部である、請求項13に記載の固体電解質の製造方法。
  15. 段階(d)のか焼が600〜1,000℃で行われる、請求項1に記載の固体電解質の製造方法。
  16. 前記か焼が1〜12時間行われる、請求項15に記載の固体電解質の製造方法。
  17. 前記か焼が1〜9時間行われる、請求項16に記載の固体電解質の製造方法。
  18. 段階(d)の後に、(e)アルミニウムがドープされたLLZO固体電解質を焼結(sintering)して焼結された固体電解質を製造する段階をさらに含む、請求項1に記載の固体電解質の製造方法。
  19. 焼結が900〜1,300℃で行われる、請求項18に記載の固体電解質の製造方法。
  20. 固体電解質が立方(cubic)構造および正方(tetragonal)構造の中から選択された1種以上の構造を有する、請求項1に記載の固体電解質の製造方法。
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