JP2018527713A - ナトリウムイオン二次電池負極材料及びその製造方法と用途 - Google Patents

ナトリウムイオン二次電池負極材料及びその製造方法と用途 Download PDF

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Abstract

本発明はナトリウムイオン二次電池負極材料及びその製造方法と用途を開示した。当該材料は非晶質炭素材料であり、石炭を主な原料として高温熱分解によって得られる;石炭と硬質炭素前駆体を原材料とし、溶剤を加えた後機械による混合し、乾燥し、それから不活性ガス雰囲気で架橋、硬化、熱分解によって製造される。又は石炭を原料とし、不活性ガス雰囲気で熱分解して製造される。上記材料を負極材料とするナトリウムイオン二次電池は、コストが低く、作業電圧が高く、循環が安定であり、安全性能に優れる。

Description

本発明は、材料の技術分野に関し、特にナトリウムイオン二次電池負極材料及びその製造方法と用途に関するものである。
背景技術
化石燃料の消耗に伴い、太陽エネルギー、風力エネルギーなど再生可能エネルギーの利用がますます重視されるようになっている。しかしながら、これらの再生可能エネルギーの間欠性のため送電網へ持続的かつ安定的に給電できない。よって、エネルギーの蓄積システムの発展は再生可能エネルギーの利用にとって極めて重要である。ナトリウムイオン電池はナトリウムの蓄積量が豊富であり、分布が広いので潜在的な低いコストというメリットを有する。最も重要なのは、ナトリウムイオンをキャリヤとし、新しい電気化学の反応メカニズムと新しい材料を発見でき、コストダウンの目的を更に達することができる。例えば、ナトリウムはアルミニウムと合金化反応を発生しないのでアルミ箔をナトリウムイオン電池負極の電流コレクターとすることによって(リチウムがアルミニウムと合金化反応するので、リチウムイオン電池負極の電流コレクターとしてアルミ箔を用いることができない)、電池の過放電による電流コレクターの酸化を有効に防止できる。よって、ナトリウムイオン電池は過放電の問題がなく、電池の蓄積と搬送を便利にさせることができる。
高いパフォーマンス、低いコストで負極材料を開発と応用することが、ナトリウムイオン電池を商業化させる重要な一歩である。現在、商業化したリチウムイオン電池は、主流負極としてグラファイト材料を使用しているが、熱力学の原因でナトリウムイオンはブラファイト材料の層の間に嵌めこむことが困難であるので、ナトリウムイオン電池の負極になることができない。
研究された多くのナトリウムイオン電池負極材料において、硬質炭素材料は高い比容量、低いナトリウムストレージポテンシャルなどのメリットを有するのでナトリウムイオン電池の応用において最も将来性がある負極材料になる。硬質炭素材料を製造する前駆体は主にセルロース、糖類、フラン樹脂、フェノール樹脂、ポリ塩化ビニリデンなどである。これらの前駆体材料の値段が高く、炭素産出率が低いので、硬質炭素の値段が高く、かつ報道された多くの硬質炭素材料の製造過程が複雑である。これらのデメリットは硬質材料炭素の大規模な応用を制限している。本発明の実施例は、安価な石炭を主な原料として無秩序度に調整可能であり、製造方法が簡単であり、原材料が容易に入手でき、コストが低く、炭素産出率が高い非晶質炭素材料を製造した。この材料は特にナトリウムイオン二次電池の負極材料として好適である。
発明の内容
本発明の実施例は、ナトリウムイオン二次電池負極材料及びその製造方法と用途を提供する。この材料の製造方法は簡単であり、原材料が容易に入手でき、コストが低く、かつ炭素産出率が高く、大規模な生産に適用する。
第一の態様として、本発明の実施例はナトリウムイオン二次電池負極材料を提供する。その特徴は、前記材料が非晶質炭素材料であり、石炭と硬質炭素前駆体を原材料とし、溶剤を加えた後攪拌混合し、乾燥し、それから不活性ガス雰囲気で架橋、硬化、熱分解によって製造されることである。
前記材料は粒状であり、粒子の平均粒径が1−50μmであり、d002値が0.35−0.42nmであり、L値が1−4nmであり、L値が3−5nmであることが好ましい。
前記材料の表面はコーティング層を有することが好ましい。
前記石炭は無煙炭、煙炭、褐炭の中の一つ又は任意の幾つかの混合物を含む;前記硬質炭素前駆体はブドウ糖、蔗糖、リグニン、セルロース、澱粉、フェノール樹脂、ポリアクリロニトリル、エポキシ樹脂の中の一つ又は任意の幾つかの混合物を含むことが、好ましい。
第二の態様として、本発明の実施例はナトリウムイオン二次電池負極材料を提供する。その特徴は、前記材料は非晶質炭素材料であり、石炭を原料とし、不活性ガス雰囲気で熱分解して製造されることである。
前記材料は粒状であり、粒子の平均粒径が1−50μmであり、d002値が0.35−0.42nmであり、L値が1−4nmであり、L値が3−5nmであることが好ましい。
前記材料の表面はコーティング層を有することが好ましい。
前記石炭は無煙炭、煙炭、褐炭の中の一つ又は任意の幾つかの混合物を含むことが好ましい。
第三の態様として、本発明の実施例はナトリウムイオン二次電池負極材料の製造方法を提供する。その特徴は、前記方法が下記のステップを含むことである:
(1)石炭と硬質炭素前駆体を1:(0−0.99)の質量比で溶剤を添加した後、機械による混合し、スラリーを得る;(2)前記スラリーをオーブンで直接乾燥又は噴霧乾燥によってボールにする;
(3)不活性ガス雰囲気で400℃−600℃に昇温し、0.5−5h反応する;
(4)不活性ガス雰囲気で1000℃−1600℃に昇温し、0.5−10h反応する;
(5)冷却後、ナトリウムイオン二次電池負極材料を得る;
そのうち、前記ステップ(1)における石炭と硬質炭素前駆体の質量比が1:0である場合、直接にステップ(3)−(5)を行う。
前記ステップ(3)−(4)における昇温の速度率が0.5−10℃/minであることが好ましい。
前記機械による混合は、ボール研磨、攪拌、超音波分散の中の任意の一つ又は複数を含むことが好ましい。
前記方法は更に下記を含むことが好ましい:
前記ステップ(4)の反応過程において流量が0.5−200mL/minである炭化水素化合物を含有したガスを導入し、表面のコーティングに用いる;
前記炭化水素含有ガスは、天然ガス、メタン、エタン、メチルベンゼン、エチレン、アセチレン、アリレンの何れか一つ又は複数を含む。
第四の態様として、本発明の実施例は二次電池の負極極片を提供する。その特徴は、前記負極極片が下記を含むことである:
電流コレクターと、その上にコーティングされた接着剤と前記第一の態様に記載のナトリウムイオン二次電池負極材料。
第五の態様として、本発明の実施例は前記第四の態様に記載の負極極片を含む二次電池を提供する。
第六の態様として、本発明の実施例は、前記第五の態様に記載の二次電池の用途を提供する。その特徴は、前記二次電池はモバイルデバイス、電気自動車、及び太陽エネルギーによる発電、風力による発電、知能パワーグリッドのピーキング、発電所の分布、予備の電源又は通信基地の大規模なエネルギー蓄積設備に用いることである。
第七の態様として、本発明の実施例は二次電池の負極極片を提供する。その特徴は、前記負極極片が下記を含むことである:
電流コレクター、その上にコーティングされた接着剤と前記第二の態様に記載のナトリウムイオン二次電池負極材料。
第八の態様として、本発明の実施例は前記第四の態様に記載の負極極片を含む二次電池を提供する。
第九の態様として、本発明の実施例は、前記第八の態様に記載の二次電池の用途を提供する。その特徴は、前記二次電池はモバイルデバイス、電気自動車、及び太陽エネルギーによる発電、風力による発電、知能パワーグリッドのピーキング、発電所の分布、予備の電源又は通信基地局の大規模なエネルギー蓄積設備に用いることである。
本発明の実施例によって提供されたナトリウムイオン二次電池負極材料の製造方法は簡単であり、原材料が容易に入手できかつ安価であり、生産効率が高く、産業化生産に適用する。本発明の材料を負極材料とするナトリウムイオン二次電池は、高い作業電圧、安定な循環、良い安全性能を有するので、モバイルデバイスと電気自動車の電源に用いられるだけではなく、太陽エネルギーによる発電、風力による発電、知能パワーグリッドのピーキング、発電所の分布、予備の電源又は通信基地局の大規模なエネルギー蓄積設備にも用いられることができる。
図1は、本発明の実施例2によって提供された無煙炭の熱重量損失曲線である 図2は、本発明の実施例3によって提供される材料の製造方法である 図3は、本発明の実施例4によって提供される非晶質炭素材料のXRDパターンである 図4は、本発明の実施例4によって提供される非晶質炭素材料のRamanスペクトルである 図5は、本発明の実施例4によって提供される非晶質炭素材料のSEM図である 図6は、本発明の実施例4によって提供されるナトリウムイオン電池の定電流の充放電曲線と循環図である 図7は、本発明の実施例5によって提供される非晶質炭素材料のXRDパターンである 図8は、本発明の実施例5によって提供される非晶質炭素材料のRamanスペクトルである 図9は、本発明の実施例5によって提供されるナトリウムイオン電池の定電流の充放電の曲線図である 図10は、本発明の実施例6によって提供される非晶質炭素材料のXRDパターンである 図11は、本発明の実施例6によって提供される非晶質炭素材料のRamanスペクトルである 図12は、本発明の実施例6によって提供されるナトリウムイオン電池の定電流の充放電の曲線図である 図13は、本発明の実施例7によって提供される非晶質炭素材料のXRDパターンである 図14は、本発明の実施例7によって提供される非晶質炭素材料のRamanスペクトルである 図15は、本発明の実施例7によって提供されるナトリウムイオン電池の定電流の充放電の曲線図である 図16は、本発明の実施例8によって提供される非晶質炭素材料のXRDパターンである 図17は、本発明の実施例8によって提供される非晶質炭素材料のRamanスペクトルである 図18は、本発明の実施例8によって提供されるナトリウムイオン電池の定電流の充放電の曲線図である 図19は、本発明の実施例9によって提供される非晶質炭素材料のXRDパターンである 図20は、本発明の実施例9によって提供される非晶質炭素材料のRamanスペクトルである 図21は、本発明の実施例9によって提供されるナトリウムイオン電池の定電流の充放電の曲線図である 図22は、本発明の実施例30によって提供されるナトリウムイオン全電池の典型的な定電流の充放電の曲線図である。
具体的な実施形態
以下、図面と実施例を通じ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明の保護範囲を制限するものではない。
実施例1
本発明の実施例1はナトリウムイオン二次電池負極材料を提供する。前記材料が非晶質炭素材料であり、石炭と硬質炭素前駆体を原材料とし、溶剤を加えた後機械による混合し、乾燥し、それから不活性ガス雰囲気で架橋、硬化、熱分解によって製造されることである。
石炭と硬質炭素前駆体を1:(0−0.99)の質量比で溶剤を添加した後、機械による混合し、スラリーを得る;それから、得られたスラリーを乾燥処理する;非活性ガス雰囲気で架橋、硬化、熱分解の反応を行い、最後に所望の材料を得る。説明しなければならないのは、このとき1:0の場合が存在しない。即ち、この時硬質炭素前駆体は必ず存在している。
そのうち、溶剤は水、エタノール、イソプロパノール、アセトン、ジメチルホルムアミドの中の何れか一つ又は任意の幾つかの混合物を選択して用いることができる;石炭は無煙炭、煙炭、褐炭の中の一つ又は任意の幾つかの混合物を選択して用いることができる;硬質炭素前駆体はブドウ糖、蔗糖、リグニン、セルロース、澱粉、フェノール樹脂、ポリアクリロニトリル、エポキシ樹脂の中の一つ又は任意の幾つかの混合物を選択して用いることができる;機械による混合は、ボール研磨、攪拌又は超音波分散などの方式、及び上記方式の中の任意の幾つかの方式の組み合わせを選択してもよい。
選択的に、反応過程に炭化水素化合物を含有したガスを添加して表面の被覆を行うことによって被覆層を備えさせる。天然ガス、メタン、エタン、メチルベンゼン、エチレン、アセチレン、アリレンなどが、好ましい。
そのうち、前記材料は粒状であり、粒子の平均粒径が1−50μmであり、d002値が0.35−0.42nmであり、L値が1−4nmであり、L値が3−5nmであることが好ましい。
本実施例によって提供されるナトリウムイオン二次電池負極材料は、石炭と硬質炭素前駆体を混合し原料として製造されるものであり、非晶質炭素の生産率を向上させるだけではなく、非晶質炭素の総合的な電気化学性能も向上させることができ、石炭と硬質炭素前駆体の比例又は処理温度を調整することによって非晶質炭素材料の無秩序度を調整し、異なるニーズに応じて性能が最適である非晶質炭素材料を得る。
実施例2
本発明の実施例2はナトリウムイオン二次電池負極材料を提供する。この材料は非晶質炭素材料であり、石炭を原材料とし、非活性雰囲気で熱分解して製造される。
そのうち、石炭は無煙炭、煙炭、褐炭の中の一つ又は任意の幾つかの混合物を選択して用いることができる。
選択的に、反応過程に炭化水素化合物を含有したガスを添加して表面の被覆を行うことによって被覆層を備えさせる。天然ガス、メタン、エタン、メチルベンゼン、エチレン、アセチレン、アリレンなどが、好ましい。
そのうち、前記材料は粒状であり、粒子の平均粒径が1−50μmであり、d002値が0.35−0.42nmであり、L値が1−4nmであり、L値が3−5nmであることが好ましい。
本実施例によって提供されるナトリウムイオン二次電池負極材料は石炭を原料として製造されるものであり、非晶質炭素の生産率を向上させることだけではなく、非晶質炭素の総合的な電気化学の性能も向上させることができ、処理温度を調整することによって非晶質炭素材料の無秩序度を調整し、異なるニーズに応じて性能が最適である非晶質炭素材料を得る。図1は、無煤炭が1000℃下での熱重量損失曲線を示し、その炭素産出率が90%にも達している。
実施例3
本実施例はナトリウムイオン二次電池負極材料の製造方法を提供するものである。そのステップは図2に示す通りであり、下記のものを含む:
(1)石炭と硬質炭素前駆体を溶剤に加えた後機械による混合し、スラリーを得る;
具体的に言えば、石炭と硬質炭素前駆体を1:(0−0.99)の質量比で溶剤を添加した後、機械による混合し、均一なスラリーを得る。説明しなければならないのは、このとき1:0である場合は存在しない。即ち、このとき硬質炭素前駆体は必ず存在している。そのうち、溶剤は水、エタノール、イソプロパノール、アセトン、ジメチルホルムアミドの中の何れか一つ又は任意の幾つかの混合物を選択して用いることができる;石炭は無煙炭、煙炭、褐炭の中の一つ又は任意の幾つかの混合物を選択して用いることができる;硬質炭素前駆体はブドウ糖、蔗糖、リグニン、セルロース、澱粉、フェノール樹脂、ポリアクリロニトリル、エポキシ樹脂の中の一つ又は任意の幾つかの混合物を選択して用いることができる;
機械による混合は、ボール研磨、攪拌、超音波分散などの方式、及び上記幾つかの方式の中の任意の幾つかの方式の組み合わせを選択してもよい。
説明しなければならないのは、機械による混合の時間は選択した石炭と硬質炭素前駆体及びその配合比、並びに使用した機械混合の方式に応じて設定でき、混合後のスラリーにおける石炭と硬質炭素前駆体は十分かつ均一に混合されるものでなければならない。
(2)前記スラリーを乾燥処理する;
具体的に言えば、ステップ(1)で得られた均一なスラリーをオーブンで直接に乾燥、又は噴霧乾燥によってボールにする;乾燥の目的は、溶剤を除去することである;
(3)非活性ガス雰囲気で400℃−600℃に昇温し、0.5−5h反応する;
具体的に言えば、乾燥された物質を磁製ボートに載せて管状炉に入れる。まず、不活性ガス、好ましくは窒素ガスを導入し、それから0.5−10℃/minの速度で400℃−600℃に昇温し、この条件で反応を行い、石炭と硬質石炭前駆体を架橋、硬化反応させる。
(4)非活性ガス雰囲気で1000℃−1600℃に昇温し、0.5−10h反応する;
具体的に言えば、硬化が終了した後、管状炉において、0.5−10℃/minの速度で1000℃−1600℃に昇温し、0.5−10h持続保温し、石炭と硬質炭素前駆体を熱分解反応させる。
選択的に、反応過程に炭化水素化合物を含有したガスを添加して表面の被覆を行うことによって被覆層を備えさせる。天然ガス、メタン、エタン、メチルベンゼン、エチレン、アセチレン、アリレンなどが、好ましい。
この過程において、石炭と硬質炭素前駆体を熱分解反応させ、非晶質炭素材料を生成する。
(5)冷却後、ナトリウムイオン二次電極負極材料を得る;
具体的に言えば、冷却として自然冷却を使用し、室温に降下した後管状炉から取り出し、粉砕した後所望の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電池負極材料を得る。
そのうち、ステップ(1)における石炭と硬質炭素前駆体の質量比が1:0である場合、直接にステップ(3)−(5)を行う;
具体的に言えば、ステップ(3)とステップ(4)において石炭は何れも熱分解反応を起こす。
本発明の実施例によって提供されたナトリウムイオン二次電池負極材料の製造方法は簡単であり、原材料が容易に入手できかつ安価であり、炭素の生産効率が高く、大規模な製造の応用に適用する。製造は石炭と硬質炭素前駆体を混合し原料とし、非晶質炭素の産出率を向上させるだけではなく、非晶質炭素の総合的な電気化学性能も向上させることができる。石炭と硬質炭素前駆体の比例又は処理温度を調整することによって非晶質炭素材料の無秩序度を調整し、異なるニーズに応じて性能が最適である非晶質炭素材料を得ることができ、ナトリウムイオン二次電池の負極活性材料に応用できる。
本発明に係る技術案をより良く理解することができるように、下記、複数の具体的な実施例で夫々本発明の上記実施例3に係るナトリウムイオン二次電池負極材料の製造方法を応用し非晶質炭素材料を製造する具体的な過程、及びそれをナトリウムイオン二次電池に応用する方法と電池の特性を説明する。
実施例4
2gの無煙煤を測り、磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、2h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後得た最終の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電極負極材料を得る。そのX線回折(XRD)パターンについて図3を参照する。XRDパターンから、この非晶質炭素材料のd002=0.377nm,L=1.73nmと確定できる。そのRamanスペクトルについて図4を参照する。Ramanスペクトルから、この非晶質炭素材料のL=4.36nmと確定できる。図5は、本実施例によって製造して得られた非晶質炭素材料の走査電子顕微鏡(SEM)図である。図から分かるように、本実施例によって製造して得られた非晶質炭素材料の粒子寸法の分布は主に1〜10マイクロメートルである。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用する。
製造した非晶質炭素材料の粉末とアルギン酸ナトリウムを95:5の質量比で混合させ、適量の水を添加し研磨してスラリーを形成する。それからスラリーを電流コレクターのアルミ箔に均一にコーティングし、乾燥した後、(8×8)mmの極片にカットする。極片は真空の条件下で、100℃で10h乾燥し、直ちにグローブボックスに移し待機させる。
電池の組立のシミュレーションがAr雰囲気のグローブボックス内で行われる。金属ナトリウムを対電極とし、1molのNaPFを1Lの、体積比が1:1であるエチレン・カーボネートと炭酸ジエチルの溶液に溶けて電解液とし、CR2032ボタン電池に組み立てる。定電流充放電モードを使用し、C/10の電流密度で定電流充放電の測定を行う。放電終止電圧が0Vであり、充電終止電圧が2Vである条件下で、測定の結果について図6を参照してください。図6から分かるように、可逆的比容量が228mAh/gであり、1サイクル目のクーロン効率が80%であり、循環が安定である。定電流充放電の曲線の形状からみて、ナトリウムストレージの過程は二つのステップに分けられる。放電曲線の斜面部分は、非晶質炭素材料の欠陥、表面におけるナトリウムイオンのストレージと対応するが、低電位プラットフォームは非晶質炭素材料の内部のナノ空隙におけるナトリウムのストレージと対応する。このナトリウムストレージのメカニズムは、石墨層間におけるリチウムイオンのストレージと全く異なる。
実施例5
2gの煙煤を測り、磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから0.5℃/minの速度で500℃に昇温し、3h保温する;それから4℃/minの速度で1000℃に昇温し、10h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電極負極材料を得る。そのX線回折(XRD)パターンについて図7を参照する。XRDパターンから、この非晶質炭素材料のd002=0.386nm,L=1.49nmと確定できる。そのRamanスペクトルについて図8を参照する。Ramanスペクトルから、この非晶質炭素材料のL=4.49nmと確定できる。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。測定結果について図9を参照する。図9から分かるように、可逆的比容量が200mAh/gであり、1サイクル目のクーロン効率が74%であり、循環が安定である。
実施例6
2gの無煙煤を測り、磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから3℃/minの速度で400℃に昇温し、5h保温する;それから10℃/minの速度で1300℃に昇温し、4h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電極負極材料を得る。そのX線回折(XRD)パターンについて図10を参照する。XRDパターンから、この非晶質炭素材料のd002=0.373nm,L=1.75nmと確定できる。そのRamanスペクトルについて図11を参照する。Ramanスペクトルから、この非晶質炭素材料のL=4.31nmと確定できる。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。測定結果について図12を参照する。図12から分かるように、可逆的比容量が215mAh/gであり、循環が安定である。
実施例7
2gの無煙煤を測り、磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから5℃/minの速度で500℃に昇温し、0.5h保温する;それから5℃/minの速度で1400℃に昇温し、7h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電極負極材料を得る。そのX線回折(XRD)パターンについて図13を参照する。XRDパターンから、この非晶質炭素材料のd002=0.368nm,L=1.83nmと確定できる。そのRamanスペクトルについて図14を参照する。Ramanスペクトルから、この非晶質炭素材料のL=4.25nmと確定できる。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。測定結果について図15を参照する。図15から分かるように、可逆的比容量が216mAh/gであり、1サイクル目のクーロン効率が76%であり、循環が安定である。
実施例8
2gの褐炭を測り、磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから10℃/minで600℃に昇温し、2h保温する;それから0.5℃/minの速度で1600℃に昇温し、1h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電極負極材料を得る。そのX線回折(XRD)パターンについて図16を参照する。XRDパターンから、この非晶質炭素材料のd002=0.350nm,L=2.73nmと確定できる。そのRamanスペクトルについて図17を参照する。Ramanスペクトルから、この非晶質炭素材料のL=4.17nmと確定できる。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。測定結果について図18を参照する。図18から分かるように、可逆的比容量が176mAh/gであり、1サイクル目のクーロン効率が71%であり、循環が安定である。
実施例9
2gの無煙煤と、1.98gのリグニンと適量の水を測りボールミルに入れて、室温下で5h混合しボール研磨し、得られた均一分散したスラリーをオーブンで直接に乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、2h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電極負極材料を得る。そのX線回折(XRD)パターンについて図19を参照する。XRDパターンから、この非晶質炭素材料のd002=0.398nm,L=1.74nmと確定できる。そのRamanスペクトルについて図20を参照する。Ramanスペクトルから、この不定形炭素材料のL=4.50nmと確定できる。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。測定結果について図21を参照する。図21から分かるように、可逆的比容量が230mAh/gであり、循環が安定である。
実施例10
2gの無煙煤を測り、磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから4℃/minの速度で500℃に昇温し、3h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、天然ガスを導入し、3h保温し、表面被覆処理を行い、その表面に炭素被覆層を備えさせる;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電極負極材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。1サイクル目のクーロン効率が86%である。その結果について、表1を参照してください。
実施例11
2gの無煙煤と、1.98gのリグニンと適量の水を攪拌装置に入れて、室温下で5h攪拌処理し、得られた均一分散したスラリーをオーブンで直接に乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから0.5℃/minの速度で500℃に昇温し、3h保温する;それから3℃/minの速度で1000℃に昇温し、6h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電極負極材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例12
2gの無煙煤と、1.98gのリグニンと適量の水を超音波分散装置に入れて、室温下で5h超音波分散し、均一分散したスラリーを形成し、これを噴霧乾燥して得られたボールを磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1400℃に昇温し、2h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電極負極材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例13
2gの無煙煤と、1gのリグニンと適量の水を測りボールミルに入れて、室温下で5h混合しボール研磨し、均一分散したスラリーを形成し、これをオーブンで直接に乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で600℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、4h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電極負極材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例14
2gの無煙煤と、1gのリグニンと適量の水を測りボールミルに入れて、室温下で2h混合しボール研磨し、それから3h攪拌処理し、均一分散したスラリーを形成し、これをオーブンで直接に乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから4℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1400℃に昇温し、3h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例15
2gの無煙煤と、0.2gのリグニンと適量の水を測りボールミルに入れて、室温下で3h混合しボール研磨し、それから2h超音波分散し、得られた均一分散したスラリーをボールに噴霧乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、2h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例16
2gの無煙煤と、1.98gのフェノール樹脂と適量のエタノールを測りボールミルに入れて、室温下で5h混合しボール研磨し、均一分散したスラリーを形成し、これをボールに噴霧乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、2h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例17
2gの無煙煤と、1.98gのフェノール樹脂と適量のエタノールを測りボールミルに入れて、室温下で5h混合しボール研磨し、均一分散したスラリーを形成し、これをオーブンで直接に乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で600℃に昇温し、4h保温する;それから4℃/minの速度で1400℃に昇温し、5h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例18
2gの無煙煤と、1gのフェノール樹脂と適量のエタノールを測りボールミルに入れて、室温下で5h混合しボール研磨し、均一分散したスラリーを形成し、これをオーブンで直接に乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから3℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、2h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例19
2gの無煙煤と、1gのフェノール樹脂と適量のエタノールを攪拌装置に入れて、室温下で5h攪拌処理し、得られた均一分散したスラリーをボールに噴霧乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから10℃/minの速度で500℃に昇温し、3h保温する;それから3℃/minの速度で1400℃に昇温し、5h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例20
2gの無煙煤と、0.2gのフェノール樹脂と適量のエタノールを測りボールミルに入れて、室温下で5h混合しボール研磨し、得られた均一分散したスラリーをオーブンで直接に乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから5℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから5℃/minの速度で1200℃に昇温し、6h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例21
2gの無煙煤と、1gのブドウ糖と適量の水を超音波分散装置に入れて、室温下で5h超音波分散し、得られた均一分散したスラリーをボールに噴霧乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で500℃に昇温し、3h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、2h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例22
2gの無煙煤と、1gの蔗糖と適量の水を測りボールミルに入れて、室温下で5h混合しボール研磨し、得られた均一分散したスラリーをオーブンで直接に乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で500℃に昇温し、4h保温する;それから2℃/minの速度で1600℃に昇温し、0.5h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例23
2gの無煙煤と、1gの澱粉と適量の水を測りボールミルに入れて、室温下で5h混合しボール研磨し、均一分散したスラリーを形成し、これを噴霧乾燥して得たボールを磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、2h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例24
2gの無煙煤と、1gのポリアクリロニトリルと適量のエタノールを測りボールミルに入れて、室温下で5h混合しボール研磨し、得られた均一分散したスラリーをオーブンで直接に乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、2h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例25
2gの無煙煤と、1gのエポキシ樹脂と適量のエタノールを測りボールミルに入れて、室温下で3h混合しボール研磨し、それから2h攪拌処理し、得られた均一分散したスラリーをボールに噴霧乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから2℃/minの速度で1200℃に昇温し、3h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例26
2gの煙煤を測り磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で400℃に昇温し、3h保温する;それから5℃/minの速度で1200℃に昇温し、3h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例27
2gの煙煤を測り磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから1℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1400℃に昇温し、2h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例28
2gの煙煤と、1gのリグニンと適量の水を測りボールミルに入れて、室温下で5h混合しボール研磨し、得られた均一分散したスラリーをオーブンで直接に乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから6℃/minの速度で600℃に昇温し、2h保温する;それから6℃/minの速度で1200℃に昇温し、5h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例29
2gの褐煤と、1gのリグニンと適量の水を測りボールミルに入れて、室温下で5h混合しボール研磨し、得られた均一分散したスラリーをオーブンで直接に乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから2℃/minの速度で500℃に昇温し、2h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、3h保温する;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。その結果について、表1を参照してください。
実施例30
2gの無煙煤と、0.2gのリグニンと適量の水をボールミルに入れて、室温下で3h混合してボール研磨し、それから2h超音波分散し、得られた均一分散したスラリーをボールに噴霧乾燥し、それから磁製ボートに載せて管状炉に入れる;まず、窒素ガスを保護ガスとして導入し、それから4℃/minの速度で500℃に昇温し、1h保温する;それから3℃/minの速度で1200℃に昇温し、天然ガスを導入し、3h保温し、表面被覆処理を行い、その表面に炭素被覆層を備えさせる;その後室温に自然冷却し、材料を取り出し、粉砕した後最終の非晶質炭素材料、即ちナトリウムイオン二次電極負極材料を得る。
上記製造で得られた非晶質炭素材料を電池の負極材料の活性物質としてナトリウムイオン電池の製造に応用し、かつ電気化学充放電の測定を行う。その製造過程と測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が0V〜2Vである。1サイクル目のクーロン効率が88%である。その他結果について、表1を参照してください。
実施例31
実施例4により提供された非晶質炭素材料をナトリウムイオン二次電池負極材料とし、Na0.9[Cu0.2Fe0.3Mn0.5]Oをナトリウムイオン二次電池正極材料としてナトリウムイオン全電池を組み立て、かつ電気化学の測定を行う。その測定方法は実施例4と同じである。測定電圧の範囲が1V〜4.05Vである。その測定結果について図22を参照する。図22から分かるように、その可逆的比容量が220mAh/gであり、平均電圧が3.2Vである。
表1は、異なる実施例において製造した負極材料の関連構造パラメータ及び比容量である。
Figure 2018527713
本発明の上記実施例により提供されたナトリウムイオン二次電池負極材料の製造方法は簡単であり、原材料の資源が豊富であり、コストが低く、無汚染のグリーン材料であり、ナトリウムイオン二次電池の負極活性材料として二次電池に応用できる。本発明の実施例により提供された非晶質炭素材料で得るナトリウムイオン二次電池は、コストが低く、作業電圧とエネルギー密度が高く、循環が安定であり、安全性が良いので、モバイルデバイスの電源、電動自動車、及び太陽光による発電、風力による発電、知能パワーグリッドのピーキング、発電所の分布、予備の電源又は通信基地の大規模なエネルギー蓄積設備に用いることができる。
上記に記載された具体的な実施形態は、本発明の目的、技術案と有益な効果に対して更に説明したものである。理解しなければならないのは、上記は単に本発明の具体的な実施形態に過ぎなく、本発明の保護範囲を制限するものではなく、本発明の旨と原則以内であれば、如何なる修正、同等の取替え、改善などが何れも本発明の保護範囲内に属することである。

Claims (18)

  1. ナトリウムイオン二次電池負極材料であって、前記材料が非晶質炭素材料であり、石炭と硬質炭素前駆体を原材料とし、溶剤を加えた後機械による混合し、乾燥し、それから不活性ガス雰囲気で架橋、硬化、熱分解によって製造されることを特徴とするナトリウムイオン二次電池負極材料。
  2. 前記材料は粒状であり、粒子の平均粒径が1−50μmであり、d002値が0.35−0.42nmであり、L値が1−4nmであり、L値が3−5nmであることを特徴とする請求項1に記載の材料。
  3. 前記材料の表面はコーティング層を有することを特徴とする請求項1に記載の材料。
  4. 前記石炭は無煙炭、煙炭、褐炭の中の一つ又は任意の幾つかの混合物を含み、前記硬質炭素前駆体はブドウ糖、蔗糖、リグニン、セルロース、澱粉、フェノール樹脂、ポリアクリロニトリル、エポキシ樹脂の中の一つ又は任意の幾つかの混合物を含むことを特徴とする請求項1に記載の材料。
  5. 前記材料は非晶質炭素材料であり、石炭を原料とし、不活性ガス雰囲気で熱分解して製造されることを特徴とするナトリウムイオン二次電池負極材料。
  6. 前記材料は粒状であり、粒子の平均粒径が1−50μmであり、d002値が0.35−0.42nmであり、L値が1−4nmであり、L値が3−5nmであることを特徴とする請求項5に記載の材料。
  7. 前記材料の表面はコーティング層を有することを特徴とする請求項5に記載の材料。
  8. 前記石炭は無煙炭、煙炭、褐炭の中の一つ又は任意の幾つかの混合物を含むことを特徴とする請求項5に記載の材料。
  9. ナトリウムイオン二次電池負極材料の製造方法であって、
    (1)石炭と硬質炭素前駆体を1:(0−0.99)の質量比で溶剤を添加した後、機械による混合し、スラリーを得るステップと、(2)前記スラリーを乾燥処理するステップと、
    (3)不活性ガス雰囲気で400℃−600℃に昇温し、0.5−5h反応するステップと、
    (4)不活性ガス雰囲気で1000℃−1600℃に昇温し、0.5−10h反応するステップと、
    (5)冷却後、ナトリウムイオン二次電池負極材料を得るステップを含み、
    そのうち、前記ステップ(1)における石炭と硬質炭素前駆体の質量比が1:0である場合、直接にステップ(3)−(5)を行うことを特徴とするナトリウムイオン二次電池負極材料の製造方法。
  10. 前記ステップ(3)−(4)における昇温の速度が0.5−10℃/minであることを特徴とする請求項9に記載の製造方法。
  11. 前記機械による混合は、ボール研磨、攪拌、超音波分散の中の任意の一つ又は複数を含むことを特徴とする請求項9に記載の製造方法。
  12. 前記ステップ(4)の反応過程において流量が0.5−200mL/minである炭化水素化合物を含有したガスを導入し、表面のコーティングに用い、前記炭化水素含有ガスは、天然ガス、メタン、エタン、メチルベンゼン、エチレン、アセチレン、アリレンの何れか一つ又は複数を含むことを特徴とする請求項9に記載の製造方法。
  13. 電流コレクターと、その上にコーティングされた接着剤と、上記請求項1〜4のいずれか一項に記載のナトリウム二次電池負極材料とを含むことを特徴とする二次電池の負極極片。
  14. 上記請求項13に記載の負極極片を含む二次電池である。
  15. 前記二次電池はモバイルデバイス、電気自動車、及び太陽エネルギーによる発電、風力による発電、知能パワーグリッドのピーキング、発電所の分布、予備の電源又は通信基地の大規模なエネルギー蓄積設備に用いることを特徴とする上記請求項14に記載の二次電池の用途。
  16. 電流コレクターと、その上にコーティングされた接着剤と、上記請求項5〜8のいずれか一項に記載のナトリウム二次電池負極材料とを含むことを特徴とする二次電池の負極極片。
  17. 上記請求項16に記載の負極極片を含む二次電池である。
  18. 前記二次電池はモバイルデバイス、電気自動車、及び太陽エネルギーによる発電、風力による発電、知能パワーグリッドのピーキング、発電所の分布、予備の電源又は通信基地の大規模なエネルギー蓄積設備に用いることを特徴とする上記請求項17に記載の二次電池の用途。
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