JP2018127262A - 注出口を備えたパウチ - Google Patents

注出口を備えたパウチ Download PDF

Info

Publication number
JP2018127262A
JP2018127262A JP2017022786A JP2017022786A JP2018127262A JP 2018127262 A JP2018127262 A JP 2018127262A JP 2017022786 A JP2017022786 A JP 2017022786A JP 2017022786 A JP2017022786 A JP 2017022786A JP 2018127262 A JP2018127262 A JP 2018127262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spout
embossed
main body
pouch
seal portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017022786A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6911362B2 (ja
Inventor
あゆみ 杉山
Ayumi Sugiyama
あゆみ 杉山
和弘 多久島
Kazuhiro Takushima
和弘 多久島
和佳子 仙頭
Wakako Sento
和佳子 仙頭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2017022786A priority Critical patent/JP6911362B2/ja
Publication of JP2018127262A publication Critical patent/JP2018127262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6911362B2 publication Critical patent/JP6911362B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Bag Frames (AREA)

Abstract

【課題】 注出口を介して内容物を取り出すときに本体部が閉塞することを抑制することができるパウチを提供する。【解決手段】 少なくとも表面と裏面を備える本体部1と、本体部1と別体の注出口部3を備えたパウチであって、注出口部3は、注出口取付シール部7を介して取り付けられており、注出口部3の基部3cの中心点P1と、注出口部3の頂部3fの中心点P2と、を結ぶ線を注出口部二等分線Mとし、注出口部二等分線Mが延びる方向を注出方向とする場合、本体部1は、注出方向に沿ってエンボス部11aが複数配置される第1エンボス部群11を有し、各々のエンボス部11aが延びる方向と注出方向との為す角度が45°以上90°以下であることを特徴とするパウチ。【選択図】 図1

Description

本発明は、注出口を備えたパウチに関する。
従来、表面・裏面・底面の3枚のフィルムにより形成された容器あって、キャップが着脱可能な注出口を備えた容器が知られている。また、このような容器において、内容物である粉状体が舞った状態で出ることを最小限に抑えるため、表裏面に誘導接合面部を形成した容器も提案されている(特許文献1参照)。
特開2016−55897号公報
しかしながら、特許文献1に記載の容器では、内容物を注出する際に、注出口付近の容器本体が閉塞してしまい、粉状体が詰まってしまうという問題がある。
そこで、本発明は、注出口を介して内容物を取り出すときに本体部が閉塞することを抑制することができるパウチを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、少なくとも表面と裏面を備える本体部と、本体部と別体の注出口部を備えたパウチであって、前記注出口部は、注出口取付シール部を介して取り付けられており、前記注出口部の基部の中心点と、前記注出口部の頂部の中心点と、を結ぶ線を注出口部二等分線とし、前記注出口部二等分線が延びる方向を注出方向とする場合、前記本体部は、前記注出方向に沿ってエンボス部が複数配置される第1エンボス部群を有し、各々の前記エンボス部が延びる方向と前記注出方向との為す角度が45°以上90°以下であることを特徴とするパウチを提供する。
前記注出口部は、前記本体部の上部角部に取り付けられていてもよい。
前記第1エンボス部群は、前記本体部のうち前記注出口部二等分線より下側の部分に含まれていてもよい。
前記本体部は、前記注出方向に沿ってエンボス部が複数配置される第2エンボス部群を有し、前記第2エンボス部群は、前記本体部のうち前記注出口部二等分線より上側の部分に含まれていてもよい。
パウチは、2つの側部シール部を有し、前記注出口部に近い側の側部シール部を第1側部シール部とし、前記注出口部に遠い側の側部シール部を第2側部シール部とする場合、前記注出口取付シール部と前記第1側部シール部に連設するように拡張シール部が設けられていてもよい。
前記本体部に前記注出口取付シール部より上方に位置する延出部が連設されており、前記延出部の側部に形成された延出部シール部に開封手段が設けられていてもよい。
前記本体部は、帯電防止機能を有する包材で構成されていてもよい。
本発明によれば、注出口を介して内容物を取り出すときに本体部が閉塞することを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る注出口を備えたパウチの正面図である。 図1におけるA−A線断面図である。 変形例のパウチの正面図である。 他の変形例のパウチの正面図である。 他の変形例のパウチの正面図である。 他の変形例のパウチの正面図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<実施形態>
図1は、本発明の一実施形態に係る注出口を備えたパウチを示す正面図である。図2は、図1におけるA−A線断面図であり、エンボス部11aの断面を示している。本発明のパウチは、注出口部3からキャップ3aを外した後、注出口部3から内容物を取り出すことができる。内容物としては、小麦粉などの粉状体を挙げることができる。実施形態のパウチは、プラスチック成形体である注出口部3と、フィルムで構成される本体部1を含む。注出口部3は、本体部1の上部角部に取り付けられている。図1に示すように、本体部1は、長方形状から角部を切り取った五角形状である。注出口部3は、取付部3bを備えており、取付部3bを介して本体部1に取り付けられる。図示は省略しているが、注出口部3の側面にはネジ山が形成されており、キャップ3aと螺合するようになっている。注出口部3は、本体部1と別体となっている。
(本体部)
本体部1は、収容部10を形成し、主に内容物を収容するための部分である。図1に示すように、本体部1は、側部シール部5、底部シール部6、注出口取付シール部7を備えている。上部は、パウチに内容物が充填される際に開口される開口部15となっている。パウチに内容物が充填された後、上部に位置する上部シール予定部4は、ヒートシールなどによって封止され上部シール部となる。
(各フィルム)
実施形態のパウチは、五角形状の表面フィルム17と、表面フィルム17と同一形状の裏面フィルム18と、長方形状の底面フィルム19の3枚のフィルムと、注出口部3で構成されている。表面フィルム17と裏面フィルム18においては、正面視において三角形状の部分を切り取った形状となっている。本実施形態のパウチは、表面フィルム17と裏面フィルム18とで注出口部3の取付部3bを挟んだ後、シールすることにより注出口取付シール部7を形成している。注出口取付シール部7により、注出口部3が本体部1に固定される。底面フィルム19は、2つ折りされており、折込部19aを境界にして第1部分と第2部分とに区分される。底面フィルム19には、側縁を切り欠くように4つの半円弧状の側縁切欠きが設けられており、側縁切欠きは2つ折りしたときに対応する位置に設けられている。この側縁切欠きを介して、後述の第2底部シール部6bが形成される。なお、側縁切欠きの代わりに孔にしてもよい。
(各シール部)
側部シール部5のうち、注出口部3に近い側を第1側部シール部5aとし、注出口部3に遠い側の側部シール部を第2側部シール部5bとも称する。側部シール部5は、表面フィルム17と裏面フィルム18がシールされたものである。側部シール部5は、本体部1において折込部19aから垂直方向に延びる側縁に沿って設けられているシール部である。このうち、第2側部シール部5bは、折込部19aから本体部1の上縁に亘って形成されている。第1側部シール部5a、第2側部シール部5bは、2mm以上15mm以下の幅で形成されることが好ましく、4mm以上10mm以下の幅で形成されることがより好ましい。底部シール部6は、第1底部シール部6aと、第2底部シール部6bで構成されている。第1底部シール部6aは、表面フィルム17と底面フィルム19、および、裏面フィルム18と底面フィルム19がシールされたものである。第2底部シール部6bは、表面フィルム17と裏面フィルム18がシールされたものである。第2底部シール部6bは、底面フィルム19に形成された側縁切欠きの形状となっている。本体部1の切り取った部分に沿って、注出口取付シール部7が設けらている。注出口取付シール部7は、本体部1の上縁から第1側部シール部5aに亘って斜めに延びている。
(底部ガセット部)
底面フィルム19は、折込部19aにより第1部分と第2部分に区分され、底面フィルム19の第1部分と、表面フィルム17の底面フィルム19の第1部分に対応する部分と、で第1ひだ部が形成され、底面フィルム19の第2部分と、裏面フィルム18の底面フィルム19の第2部分に対応する部分と、で第2ひだ部が形成されている。そして、第1ひだ部と第2ひだ部とで、底部ガセット部13が形成されている。
(フィルムの構成)
表面フィルム17、裏面フィルム18、底面フィルム19は、積層フィルムにより構成することができる。積層フィルムは、少なくとも、基材層とシーラント層を含む。シーラント層は、パウチの最内面を構成する層である。基材層は、1軸延伸または2軸延伸のプラスチックフィルムである。基材層を構成する材料としては、例えば、ナイロン(Ny)などのポリアミドや、ポリエチレンテレフタレート(PET)などのポリエステルや、ポリプロピレン(PP)等を用いることができる。
基材層の厚みは、用いられる材料に応じて適宜設定される。例えば、基材層を構成する材料としてナイロンが用いられる場合、基材層の厚みは15〜25μmの範囲内となっている。また、基材層を構成する材料としてポリエチレンテレフタレートが用いられる場合、基材層の厚みは12〜25μmの範囲内となっている。なお、積層フィルムは、複数の基材層を備えていてもよい。例えば、積層フィルムは、第1基材層であるナイロンフィルムと、第2基材層であるポリエチレンテレフタレートフィルムを備えていてもよい。
次にシーラント層について説明する。シーラント層は、表面フィルム17と裏面フィルム18をシールするためのシーラントとなる層であり、熱可塑性樹脂を含む。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン(PE)やポリプロピレン(PP)などを用いることができる。ここでポリエチレンは、エチレンの単独重合体だけでなく、エチレンとα−オレフィン単量体との共重合体など、一般にポリエチレンとして認識される共重合体も含むものである。また、シーラント層において用いられるポリエチレンとしては、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)などを好適に用いることができる。なお、積層フィルムは、複数のシーラント層を備えていてもよい。
シーラント層の厚みは、用いられる材料に応じて適宜設定される。例えば、シーラント層の厚みは、好ましくは20〜200μmの範囲内となっており、より好ましくは30〜130μmの範囲内となっている。
積層フィルムは、商品内容を表示したり美感を付与したりするために、印刷層を備えていてもよい。印刷層は、基材層の外側に設けられていてもよいし、基材層とシーラント層の間に設けられていてもよい。印刷層は、バインダーと顔料を含む印刷インキにより形成することができる。
なお、図示はしないが、積層フィルムは、機能層をさらに含んでいてもよい。機能層としては、例えば、気体や液体に対する積層フィルムのバリア性を高めるためのバリア層が挙げられる。バリア層の具体的な構成は特には限定されないが、例えば、蒸着によって形成されるアルミニウムなどの無機物や酸化アルミニウムや酸化珪素などの無機酸化物を含む蒸着層や、アルミニウムなどの金属箔層や、コーティングによって形成されるエチレン−ビニルアルコール共重合体層、具体的にはエバール(EVOH)などを挙げることができる。機能層は、基材層の外側に積層されていてもよいし、基材層とシーラント層の間に積層されていてもよい。
基材層、シーラント層、機能層を積層させるための方法が特に限られることはなく、公知の積層方法が適宜用いられる。例えば、接着剤を用いて貼り合わせる、いわゆるドライラミネート法が用いられてもよいし、押出しラミネート法が用いられてもよい。
積層フィルムは、粉状体などの内容物が本体部1に付着することを抑制するために、帯電防止機能を備えていてもよい。これにより、積層フィルムは、帯電防止機能を有する包材となる。例えば、印刷層や接着剤にアルミニウムの粉末を添加することにより、帯電防止層を付与することができる。
(注出口部)
注出口部3はプラスチック成形体であり、例えば、射出成形法を用いて成形することができる。注出口部3は、中空状の筒状部を有しており、この筒状部が基部3cにおいて収容部10と連通している。これにより、収容部10から内容物の取り出しが可能となっている。
(エンボス部)
注出口部3の基部3cの中心点P1と、注出口部3の頂部3fの中心点P2と、を結ぶ線を注出口部二等分線Mとし、注出口部二等分線Mが延びる方向を注出方向とする場合、図1に示すように、本体部1は、注出方向に沿ってエンボス部11aが複数配置される第1エンボス部群11を有している。本実施形態において、第1エンボス部群11は、3つのエンボス部11aを有している。図1において、すなわち正面視において、3つのエンボス部11aの中心を結んだ線が仮想線21として示されているが、仮想線21は、注出方向と平行になっている。なお、「第1エンボス部群11が注出方向に沿って設けられる」とは、仮想線21が注出方向と平行な場合だけでなく、仮想線21と注出方向との為す角度が10°以下である場合も含む概念である。
各々のエンボス部11aが延びる方向と注出方向との為す角度は、45°以上90°以下であり、好ましくは80°以上90°以下である。本実施形態では、各エンボス部11aが延びる方向は、注出方向と直交している。すなわち、各エンボス部11aが延びる方向は、注出方向と90°である。
パウチが自立した状態から、内容物を注出するために、注出口部3を下方に傾けると、内容物は底部から注出口部3に向かって移動する。このため、本体部1に注出方向に沿ってエンボス部11aが複数配置される第1エンボス部群11が設けられ、各々のエンボス部11aは、注出方向と45°以上90°以下の角度となるように延びていることにより、注出口部3を介して内容物を注出するときに本体部1が閉塞することを抑制することができる。
第1エンボス部群11は、本体部1のうち注出口部二等分線Mより下側の部分に含まれるように設けることが好ましい。このことにより、本体部1のうち、注出口部二等分線Mの下方の領域が閉塞することを抑制することができる。また、図1に示すように、第1エンボス部群11は、折込部19aより上方に設けられることが好ましい。
第1エンボス部群11のうち、最も注出口部3寄りに位置するエンボス部11aの一部または全部が、注出口部3の基部3cの中心点P1を中心とした半径rが20mmの円の内側に含まれていることが好ましい。このことにより、本体部1のうち、注出口部3の近傍の領域が閉塞することを抑制することができる。
図1に示すように、本実施形態では、正面視におけるエンボス部11aの形状は、長円形状であるが、これに限らず、例えば、楕円形状、長方形状等であってもよい。
エンボス部11aの長さLは10mm以上30mm以下であることが好ましく、15mm以上25mm以下であることがより好ましい。各エンボス部11aの長さは、互いに異なっていても良いし、全て同じであってもよい。図1に示すように、本実施形態では、注出口部3から離れるにつれてエンボス部11aの長さが長くなるようになっている。注出口部3から離れるにつれて長くなるような場合、例えば、注出口部3に近い側から15mm、20mm、25mmなどとすることができる。エンボス部11aの幅Wは3mm以上20mm以下であることが好ましく、5mm以上15mm以下であることがより好ましい。各エンボス部の幅は、互いに異なっていても良いし、全て同じであってもよい。各々のエンボス部11aの間隔dは、2mm以上20mm以下であることが好ましく、5mm以上15mm以下であることがより好ましい。各エンボス部11aの間隔は、互いに異なっていても良いし、全て同じであってもよい。図1に示すように、本実施形態では、各エンボス部11aの間隔は同じになっている。すなわち、各エンボス部11aは等間隔で設けられている。
図2は、エンボス部11aの断面図である。エンボス部11aは、雄型と雌型にて表面フィルム17を押圧することにより形成することができる。エンボス部11aは、図2に示すように、表面フィルム17の外面および内面ともに、表面フィルム17の内面側から外面側に向かって突出するように形成されている。図2に示すように、本実施形態では、断面視において、エンボス部11aの外面は略円弧状となっているが、これに限らず、例えば、略台形状としてもよい。また、図2に示すように、表面フィルム17だけでなく、裏面フィルム18にもエンボス部11aを設けるようにしてもよい。
図1に示すように、本体部1は、第1エンボス部群11に加えて、注出方向に沿ってエンボス部12aが複数配置される第2エンボス部群12を有していてもよい。本実施形態において、第2エンボス部群12は、3つのエンボス部12aを有している。図1において、すなわち正面視において、3つのエンボス部12aの中心を結んだ線が仮想線22として示されているが、仮想線22は、注出方向と平行になっている。なお、「第2エンボス部群12が注出方向に沿って設けられる」とは、仮想線22が注出方向と平行な場合だけでなく、仮想線21と注出方向との為す角度が10°以下である場合も含む概念である。
各々のエンボス部12aが延びる方向と注出方向との為す角度は、45°以上90°以下であり、好ましくは80°以上90°以下である。本実施形態では、各エンボス部12aが延びる方向は、注出方向と直交している。すなわち、各エンボス部12aが延びる方向は、注出方向と90°である。第2エンボス部群12は、本体部1のうち注出口部二等分線Mより上側の部分に含まれるように設けられる。第2エンボス部群12のうち、最も注出口部3寄りに位置するエンボス部12aの一部または全部が、注出口部3の基部3cの中心点P1を中心とした半径rが20mmの円の内側に含まれていることが好ましい。第1エンボス部群11に加えて第2エンボス部群12を設けることにより、本体部1の広範囲の領域が閉塞することを抑制することができる。
エンボス部12aの形状、長さ、幅、断面形状、各エンボス部12aの間隔は、エンボス部11aと同じにすることができる。また、第1エンボス部群11と同様、表面フィルム17だけでなく、裏面フィルム18にもエンボス部12aを設けるようにしてもよい。
<変形例>
図3は、変形例のパウチの正面図である。図1に示した実施形態と同一の箇所には同一符号を付して説明を省略する。図3の例では、拡張シール部9が形成されている点が図1の実施形態と異なっている。拡張シール部9は、注出口取付シール部7と第1側部シール部5aに連設して形成されている。拡張シール部9の内縁は、パウチの収容部10に向かって凸となる部分を含んでいることが好ましい。本実施形態では、拡張シール部9の内縁が全体で1つの曲線となるように湾曲している。拡張シール部9は、取付部3bの下縁から折込部19aに亘って設けられることが好ましい。
注出口取付シール部7と第1側部シール部5aに連設するように拡張シール部9が設けられていることにより、注出口取付シール部7と第1側部シール部5aとで形成される角部に内容物が滞留することを抑制することができるため、内容物を取り出しやすくすることができる。
(延出部の説明)
図4は、変形例のパウチの正面図である。図1に示した実施形態と同一の箇所には同一符号を付して説明を省略する。図4の例では、延出部2が設けられている点が図1の実施形態と異なっている。延出部2は、注出口取付シール部7より上方に位置して、本体部1に連設されている。すなわち、本体部1と延出部2はそれぞれ1枚の表面フィルム、裏面フィルムで形成されている。この延出部2を設けることにより充填適性を向上させることができる。延出部2には注出口取付シール部7からパウチの上縁に亘って延出部シール部2aが形成されているとともに、第2側部シール部5bからパウチの上縁に亘って延出部シール部2bが形成されている。延出部シール部2aには開封手段14が設けられている。本実施形態では、開封手段14は、切り欠きとなっているが、切り欠き以外にも、切り込み、貫通孔または非貫通孔からなる傷痕群を用いることができる。また、開封手段14として、ハーフカット線を設けてもよい。ハーフカット線の場合、連続的に延びる線であってもよいし、断続的に延びる線であってもよい。また、ハーフカット線は、延出部2の一方の側縁から他方の側縁に向かって設けられていてもよい。開封手段14が延出部2に形成されていることにより、内容物の量が少なくなって、注出口部3から内容物を取り出しにくくなった場合に、上部を切り取って開口を形成し、内容物を取り出し易くすることができる。
図5は、他の変形例のパウチの正面図である。図1に示した実施形態と同一の箇所には同一符号を付して説明を省略する。図5の変形例では、注出口部3が、本体部1の上部に取り付けられている点、および、上部シール部4aが形成されている点が図1の実施形態と異なっている。図5の変形例においても、注出方向(注出口部二等分線Mが延びる方向)に沿って、エンボス部11aが複数配置される第1エンボス部群11と、エンボス部12aが複数配置される第2エンボス部群12が形成されている。そして、注出口部二等分線Mを境界として、第1エンボス部群11と第2エンボス部群12が形成されている。図5の変形例でも、各エンボス部11a、12aが延びる方向と注出方向との為す角度は、45°以上90°以下であり、好ましくは80°以上90°以下である。本実施形態では、各エンボス部11a、12aが延びる方向は、注出方向と直交している。すなわち、各エンボス部11a、12aが延びる方向は、注出方向と90°である。また、最も注出口部3寄りに位置するエンボス部11a、エンボス部12aの一部または全部が、注出口部3の基部3cの中心点P1を中心とした半径rが20mmの円の内側に含まれていることが好ましい。本変形例では、第1エンボス部群11と第2エンボス部群の両方が設けられていることが好ましい。
図6は、他の変形例のパウチの正面図である。図1に示した実施形態と同一の箇所には同一符号を付して説明を省略する。図6の変形例では、注出口部3が、本体部1の側部に取り付けられている点が図1の実施形態と異なっている。図6の変形例においても、注出方向(注出口部二等分線Mが延びる方向)に沿って、エンボス部11aが複数配置される第1エンボス部群11と、エンボス部12aが複数配置される第2エンボス部群12が形成されている。そして、注出口部二等分線Mを境界として、下側の部分に第1エンボス部群11が形成され、上側の部分に第2エンボス部群12が形成されている。図6の変形例でも、各エンボス部11a、12aが延びる方向と注出方向との為す角度は、45°以上90°以下であり、好ましくは80°以上90°以下である。本実施形態では、各エンボス部11a、12aが延びる方向は、注出方向と直交している。すなわち、各エンボス部11a、12aが延びる方向は、注出方向と90°である。また、最も注出口部3寄りに位置するエンボス部11a、エンボス部12aの一部または全部が、注出口部3の基部3cの中心点P1を中心とした半径rが20mmの円の内側に含まれていることが好ましい。なお、本変形例において、第1エンボス部群11だけ設けるようにしてもよい。
以上、本実施形態および変形例について説明したが、本発明はこれらに限定されず、種々の変形が可能である。実施形態では、表面フィルム、裏面フィルム、底面フィルムの3枚のフィルムで構成するようにしたが、2枚や1枚のフィルムで構成してもよい。例えば、表面フィルムと底面フィルムと裏面フィルムが連設された1枚のフィルムを用いてパウチを構成してもよいし、表面フィルムと、裏面フィルムと底面フィルムを連設したフィルムからなる計2枚のフィルムを用いてパウチを形成してもよい。
1・・・本体部
2・・・延出部
2a、2b・・・延出部シール部
3・・・注出口部
3a・・・キャップ
3b・・・取付部
3c・・・(注出口部の)基部
3f・・・(注出口部の)頂部
4・・・上部シール予定部
4a・・・上部シール部
5a・・・第1側部シール部
5b・・・第2側部シール部
6・・・底部シール部
6a・・・第1底部シール部
6b・・・第2底部シール部
7・・・注出口取付シール部
9・・・拡張シール部
10・・・収容部
11・・・第1エンボス部群
12・・・第2エンボス部群
13・・・底部ガセット部
11a、12a・・・エンボス部
14・・・開封手段
15・・・開口部
17・・・表面フィルム
18・・・裏面フィルム
19・・・底面フィルム
19a・・・折込部
20・・・注出方向
21、22・・・仮想線
M・・・注出口部二等分線
P1・・・注出口部3の基部3cの中心点
P2・・・注出口部3の頂部3fの中心点

Claims (7)

  1. 少なくとも表面と裏面を備える本体部と、本体部と別体の注出口部を備えたパウチであって、
    前記注出口部は、注出口取付シール部を介して取り付けられており、
    前記注出口部の基部の中心点と、前記注出口部の頂部の中心点と、を結ぶ線を注出口部二等分線とし、前記注出口部二等分線が延びる方向を注出方向とする場合、
    前記本体部は、前記注出方向に沿ってエンボス部が複数配置される第1エンボス部群を有し、
    各々の前記エンボス部が延びる方向と前記注出方向との為す角度が45°以上90°以下であることを特徴とするパウチ。
  2. 前記注出口部は、前記本体部の上部角部に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のパウチ。
  3. 前記第1エンボス部群は、前記本体部のうち前記注出口部二等分線より下側の部分に含まれていることを特徴とする請求項2に記載のパウチ。
  4. 前記本体部は、前記注出方向に沿ってエンボス部が複数配置される第2エンボス部群を有し、
    前記第2エンボス部群は、前記本体部のうち前記注出口部二等分線より上側の部分に含まれていることを特徴とする請求項3に記載のパウチ。
  5. パウチは、2つの側部シール部を有し、前記注出口部に近い側の側部シール部を第1側部シール部とし、前記注出口部に遠い側の側部シール部を第2側部シール部とする場合、前記注出口取付シール部と前記第1側部シール部に連設するように拡張シール部が設けられていることを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載のパウチ。
  6. 前記本体部に前記注出口取付シール部より上方に位置する延出部が連設されており、
    前記延出部の側部に形成された延出部シール部に開封手段が設けられていることを特徴とする請求項2から請求項5のいずれか一項に記載のパウチ。
  7. 前記本体部は、帯電防止機能を有する包材で構成されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のパウチ。
JP2017022786A 2017-02-10 2017-02-10 注出口を備えたパウチ Active JP6911362B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017022786A JP6911362B2 (ja) 2017-02-10 2017-02-10 注出口を備えたパウチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017022786A JP6911362B2 (ja) 2017-02-10 2017-02-10 注出口を備えたパウチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018127262A true JP2018127262A (ja) 2018-08-16
JP6911362B2 JP6911362B2 (ja) 2021-07-28

Family

ID=63172041

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017022786A Active JP6911362B2 (ja) 2017-02-10 2017-02-10 注出口を備えたパウチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6911362B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020137519A1 (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 東洋製罐株式会社 スパウトおよびスパウト付きパウチ

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1111498A (ja) * 1997-04-22 1999-01-19 Toyo Seikan Kaisha Ltd 注出機能付き包装袋
JPH1129156A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Toyo Seikan Kaisha Ltd ストロー及び補強機能を有するスパウト付パウチ
JP2000043905A (ja) * 1998-07-24 2000-02-15 Toppan Printing Co Ltd 液体包装容器
JP2000043902A (ja) * 1998-07-27 2000-02-15 Lion Corp 液体収容パウチ
JP2005088926A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Dainippon Printing Co Ltd 注出口付き袋
US20080233252A1 (en) * 2005-10-27 2008-09-25 Manning Paul B Containers and Methods for the Reconstitution and Dispensation of Concentrated or Powdered Products
JP2011184084A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Dainippon Printing Co Ltd パウチ

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1111498A (ja) * 1997-04-22 1999-01-19 Toyo Seikan Kaisha Ltd 注出機能付き包装袋
JPH1129156A (ja) * 1997-07-09 1999-02-02 Toyo Seikan Kaisha Ltd ストロー及び補強機能を有するスパウト付パウチ
JP2000043905A (ja) * 1998-07-24 2000-02-15 Toppan Printing Co Ltd 液体包装容器
JP2000043902A (ja) * 1998-07-27 2000-02-15 Lion Corp 液体収容パウチ
JP2005088926A (ja) * 2003-09-17 2005-04-07 Dainippon Printing Co Ltd 注出口付き袋
US20080233252A1 (en) * 2005-10-27 2008-09-25 Manning Paul B Containers and Methods for the Reconstitution and Dispensation of Concentrated or Powdered Products
JP2011184084A (ja) * 2010-03-10 2011-09-22 Dainippon Printing Co Ltd パウチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020137519A1 (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 東洋製罐株式会社 スパウトおよびスパウト付きパウチ
JP2020100429A (ja) * 2018-12-25 2020-07-02 東洋製罐株式会社 スパウトおよびスパウト付きパウチ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6911362B2 (ja) 2021-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5992200B2 (ja) スパウト付きガゼット袋
EP2006209A1 (en) Pouch container
JPH1179195A (ja) 詰め替え用パウチ
JP2018127262A (ja) 注出口を備えたパウチ
JP5786340B2 (ja) 注出が容易なパウチ
JP2000006991A (ja) 詰め替え用パウチ
JPH1191798A (ja) 注出口付斜めシール袋容器
JP4390978B2 (ja) バッグインカートン
JP4549472B2 (ja) ガセット袋及び注出具付きガセット袋
JP2018058626A (ja) 包装袋
JP2001225849A (ja) 袋体及び充填方法
JP4467705B2 (ja) 注ぎ出し口形成パウチ
JP7069704B2 (ja) パウチ
JP4357650B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP2002002737A (ja) 注出口組合体
JP2014125227A (ja) 包装袋
JP6772705B2 (ja) 包装袋
JP2000177749A (ja) 詰め替え用パウチ
JP4270659B2 (ja) 詰め替え用パウチ
JP2017171359A (ja) 包装袋
JP7155520B2 (ja) パウチ
JP6769197B2 (ja) 包装袋
JP2023105762A (ja) 注出口付きパウチ
JP2020033039A (ja)
JP4413403B2 (ja) カートリッジ式トレー容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210323

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210519

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210621

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6911362

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150