JP2020100429A - スパウトおよびスパウト付きパウチ - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で、フィルムに対するスパウトの熱溶着時におけるフィルムのエッジ切れを抑制するスパウトおよびスパウト付きパウチを提供すること。【解決手段】フィルム21に熱溶着される取付部40を備えたスパウト30であって、取付部40は、基部41から外周側に突出して形成された複数の溶着フランジ42とを有し、複数の溶着フランジ42は、相互間に第1間隙部43を配して上下方向に並べて形成され、各溶着フランジ42の熱溶着面42aは、表裏方向の両側に、左右方向の中央側から外側に向かうに従って表裏方向の外側から中央側に寄るように形成された平面部42cを左右方向の両側にそれぞれ有し、各溶着フランジ42の上下幅は、フィルム21の熱溶着層21aの厚み寸法をtとした場合、10.0〜40.0tで設定されているスパウト30。【選択図】図2

Description

本発明は、パウチを構成する表裏のフィルム間に配置されフィルムに熱溶着される取付部を有したスパウトおよびスパウト付きパウチに関する。
従来、飲料等の内容物を収容する容器として、重ねたフィルムを所定箇所で熱溶着することで袋状に形成したパウチの注出口にスパウトを装着したスパウト付きパウチが広く用いられており(特許文献1を参照)、このようなスパウト付きパウチでは、パウチを構成する表裏のフィルム間にスパウトの取付部を配置し、表裏のフィルムに対してスパウトの取付部を熱溶着することで、パウチにスパウトを取り付けている。
このようなスパウト付きパウチでは、スパウトの取付部に肉抜き部を形成することも知られており、特許文献1に係るスパウト付きパウチでは、スパウトの取付部に、相互間に間隙部を配して複数の溶着フランジ(リブ)が上下方向に並べて形成されている。
このように、スパウトの取付部に肉抜き部(間隙部)を形成することにより、樹脂材料の使用量を低減できることに加えて、フィルムに対するスパウトの熱溶着時に発生しがちな所謂樹脂溜まり(溶融した樹脂が凝固した樹脂の塊)を肉抜き部内に収めることが可能であるため、外部から視認可能な位置(具体的には、パウチ上縁よりも上方)に樹脂溜まりがはみ出すことを抑制できる。
特開2013−032184号公報
ところが、特許文献1に係るスパウト付きパウチのように、スパウトの取付部に、相互間に間隙部を配して複数の溶着フランジを上下方向に並べて形成した場合、各溶着フランジの上下幅が狭くなるため、フィルムに対するスパウトの熱溶着時に、PE(ポリエチレン)やPP(ポリプロピレン)等から成るフィルムの熱溶着層が熱溶着時の押し付け圧によって押し出されて薄くなり、フィルムに損傷が生じる所謂エッジ切れを生じ易くなるという問題がある。
また、特許文献1に係るスパウト付きパウチでは、スパウトの取付部の形状として所謂舟形形状(具体的には、上下方向に見た場合に、円筒状部の左右方向の両端付近から左右方向の外側に向けて突出する略三角形状の突出部が形成された形状)を採用しているが、この場合、取付部の熱溶着面が曲面から構成されるため、フィルムに対するスパウトの熱溶着時においてフィルムに作用する押し付け圧が不均等になり、上述したエッジ切れが更に生じ易くなるという問題もある。
そこで、本発明は、これらの問題点を解決するものであり、簡素な構成で、フィルムに対するスパウトの熱溶着時におけるフィルムのエッジ切れを抑制するスパウトおよびスパウト付きパウチを提供することを目的とするものである。
本発明のスパウトは、パウチを構成する表裏のフィルム間に配置され前記フィルムに熱溶着される取付部と、前記取付部の上方に形成され注出孔を有した注出筒部とを備えたスパウトであって、前記取付部は、前記注出孔に連通する注出孔を有した基部と、前記基部から外周側に突出して形成され前記フィルムに熱溶着される熱溶着面を有した複数の溶着フランジとを有し、前記複数の溶着フランジは、相互間に第1間隙部を配して上下方向に並べて形成され、前記熱溶着面は、表裏方向の両側に、左右方向の中央側から外側に向かうに従って表裏方向の外側から中央側に寄るように形成された平面部を左右方向の両側にそれぞれ有し、前記溶着フランジの上下幅は、前記フィルムの熱溶着層の厚み寸法をtとした場合、10.0〜40.0tで設定されていることにより、前記課題を解決するものである。
また、本発明のスパウトは、前記スパウトと、前記スパウトの前記取付部に熱溶着される表裏のフィルムを有したパウチとを備えたスパウト付きパウチであって、前記各フィルムは、互いに対向して配置される最内層としての熱溶着層を有し、前記熱溶着層の厚みは、50〜100μmであることにより、前記課題を解決するものである。
本請求項1に係る発明によれば、各溶着フランジの熱溶着面が、表裏方向の両側に、左右方向の中央側から外側に向かうに従って表裏方向の外側から中央側に寄るように形成された平面部を左右方向の両側にそれぞれ有するとともに、フィルムの熱溶着層の厚み寸法をtとした場合に各溶着フランジの上下幅を10.0〜40.0tで設定することにより、フィルムに対するスパウトの熱溶着時において、フィルムに作用する押し付け圧を均等かつ低減することが可能であるため、フィルムの熱溶着層が押し付け圧によって押し出されることに起因してフィルムに損傷が生じる所謂エッジ切れを抑制することができる。
本請求項2に係る発明によれば、最下方の溶着フランジの上下幅が、他の溶着フランジの上下幅よりも大きく設定されていることにより、スパウト付きパウチの落下時やパウチの屈曲時等において、最も大きな力が作用しがちな最下方の溶着フランジの強度を向上することが可能であるため、スパウトの耐久性を向上させることができるばかりでなく、取付部の基部に対する最下方の溶着フランジの傾きを抑制し、スパウトに対するフィルムの溶着時においてフィルムとスパウトとの位置関係を安定させることができる。
本請求項3に係る発明によれば、最下方の第1間隙部の上下幅が、他の第1間隙部の上下幅よりも大きく設定されていることにより、当該最下方の各第1間隙部に対応する、スパウトの射出成形時に使用される金型の凸部の強度を向上させることができ、金型の長寿命化を図ることができる。すなわち、最下方の各第1間隙部に対応する金型の凸部が、射出成形時の樹脂の流動に起因した圧力を大きく受ける箇所になる場合があるが、本請求項3に係る発明では、当該最下方の各第1間隙部に対応する金型の凸部の上下幅が大きく設定されるため、当該金型の凸部の耐久性を向上させ、金型の長寿命化を図ることができる。
本請求項4に係る発明によれば、溶着フランジの左右方向の両外側にフィン部を形成することにより、溶着フランジの左右方向の両端付近において生じがちな表裏のフィルム間の間隙をフィン部によって埋めることができるばかりでなく、以下の効果を奏することができる。すなわち、本請求項4に係る発明では、第1間隙部に、基部とフィン部とを左右方向に接続する第1接続膜を設けることにより、スパウトの射出成形時に、第1接続膜に対応する金型の空隙を利用して基部側からフィン部側に溶融樹脂を良好に流動させることが可能であるため、フィン部の形成精度を向上させることができる。また、本請求項4に係る発明では、第1間隙部に形成された第1接続膜によって、フィルムに対するスパウトの熱溶着時に発生しがちな所謂樹脂溜まりが表裏方向の一方側から他方側に流動することを阻止できるため、樹脂溜まりの位置を制御することが容易になる。また、本請求項4に係る発明では、第1間隙部に設ける部位を膜状とすることにより、樹脂材料の使用量の増加を抑えることができ、また、射出成形に用いられる表裏の金型を第1間隙部において当接させる必要がないため、金型の形成精度に関する要求を低下させることができる。
本請求項5に係る発明によれば、最上方の溶着フランジと上方フランジとの間の第2間隙部に、基部から左右方向に向けて形成された第2接続膜を設けることにより、フィルムに対するスパウトの熱溶着時に発生しがちな樹脂溜まりが、第2間隙部において、表裏方向の一方側から他方側に流動することを阻止できるため、樹脂溜まりの位置を制御して、外部から視認可能なフィルム上縁の上方に樹脂溜まりがはみ出すことを抑制できる。また、本請求項5に係る発明では、第2間隙部に設ける部位を膜状とすることにより、樹脂材料の使用量の増加を抑えることができ、また、射出成形に用いられる表裏の金型を第2間隙部において当接させる必要がないため、金型の形成精度に関する要求を低下させることができる。
本請求項6に係る発明によれば、第2接続膜の左右方向外側の先端が、フィン部の左右方向外側の先端よりも左右方向における内側に位置していることにより、フィルムに対するスパウトの熱溶着時に発生しがちな樹脂溜まりを、第2接続膜の左右方向外側のスペースに収めることが可能であるため、外部から視認可能なフィルム上縁の上方に樹脂溜まりがはみ出すことを抑制でき、特に、フィン部を溶融させた樹脂が上方側に移動してフィルム上縁の上方にはみ出すことを抑制できる。
本請求項7に係る発明によれば、取付部から下方に向けて延びる下方延設部をスパウトに形成した場合であっても、スパウトの射出成形時におけるヒケ発生を容易に抑制することができる。すなわち、下方延設部をスパウトに形成した場合、スパウトの取付部の下面側の設計に制限が加わるため、下方延設部をスパウトに形成しない場合と比較して、射出成形時におけるヒケ発生を抑制するためのスパウト各部の肉厚の設定が難しくなるが、本請求項7に係る発明では、溶着フランジ間に第1間隙部を形成することにより、スパウト各部の肉厚を調整することが可能であるため、下方延設部をスパウトに形成した場合であっても、ヒケ発生を容易に抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るスパウト付きパウチを示す説明図。 スパウト本体を示す斜視図。 スパウト本体の取付部の周辺を拡大して示す斜視図。 図3とは異なる角度から見て取付部の周辺を拡大して示す斜視図。 スパウト本体を平面視して示す説明図。 スパウト本体の各部を示す断面図。
以下に、本発明の一実施形態に係るスパウト付きパウチ10について、図面に基づいて説明する。
スパウト付きパウチ10は、図1に示すように、重ねた表裏のフィルム21を所定箇所で熱溶着することで袋状に形成されたパウチ20に、注出口として機能するスパウト30を装着して構成されたものである。
以下、スパウト付きパウチ10の各構成要素について、図面に基づいて説明する。
パウチ20を構成する表裏のフィルム21は、図1に示すように、製袋時に互いに対向して配置される最内層として、PE(ポリエチレン)やPP(ポリプロピレン)等から成る熱溶着層21aを有している。熱溶着層21aは、50〜100μmの厚みで形成され、スパウト30の取付部40に熱溶着される層としても機能する。
また、本実施形態では、PEやPP等から成る熱溶着層溶着層21aの外側に形成される外層として、内側から順に、ナイロン層(12〜25μm)、アルミニウム層(7〜9μm)、PET(ポリエチレンテレフタレート)層(9〜12μm)が形成されている。
なお、フィルム21の具体的な構成はこれに限定されず、例えば、アルミニウム層(7〜9μm)を形成しないもの等、如何なるものでもよい。
スパウト30は、射出成形によって合成樹脂から形成され、図1に示すように、パウチ20に装着されるスパウト本体31と、スパウト本体31に着脱可能にねじ係合によって取り付けられるキャップ部35とを有している。
スパウト本体31は、図1や図2に示すように、パウチ20を構成する表裏のフィルム21間に配置され各フィルム21に熱溶着される取付部40と、取付部40から上方に向けて延びる注出筒部32と、取付部40から下方に向けて延びパウチ20の内側に配置される下方延設部33と、取付部40の上方に形成される上方フランジ34とを一体に有している。
注出筒部32は、図1や図2に示すように、丸孔状の注出孔32aを有した円筒状の部位である。注出筒部32の外周面には、図2に示すように、キャップ部35に係合可能なネジ部32bが形成されている。
下方延設部33は、図1に示すように、パウチ20の内部に配置され、パウチ20の内部に内容物を注出するための流路を形成するための部位である。
上方フランジ34は、図1に示すように、取付部40の上方において注出筒部32の外周側に突出した部位であり、本実施形態では、複数(2つ)の上方フランジ34が、上下方向Zに間隔をおいて形成されている。
キャップ部35は、スパウト本体31のネジ部32bに係合可能なネジ部(図示しない)をその内周面に有し、上下軸を中心としてスパウト本体31に対してキャップ部35を回転させることで、キャップ部35に対して開栓および閉栓されるように構成されている。
取付部40は、表裏のフィルム21に熱溶着される部位であり、図3〜図6に示すように、注出筒部32の注出孔32aに連通する丸孔状の注出孔41aを有した円筒状の基部41と、相互間に第1間隙部43を配して上下方向Zに並べて形成された複数の溶着フランジ42と、第1間隙部43に形成された第1接続膜44と、溶着フランジ42の左右方向Xの両外側に形成されたフィン部45と、最上方の溶着フランジ42と上方フランジ34の間の第2間隙部46に形成された第2接続膜47とを有している。
溶着フランジ42は、図3や図6に示すように、基部41から外周(左右方向Xおよび表裏方向Y)側に突出して形成された部位であり、表裏のフィルム21に接触して配置される熱溶着面42aを有している。
熱溶着面42aは、図6(c)に示すように、上下方向Zに見た場合に略菱形状に形成され、具体的には、左右方向Xの中央に形成された曲面部42bと、曲面部42bの左右方向Xの両側に形成された平面部42cとを、表裏方向Yの両側にそれぞれ有している。
各平面部42cは、図6(c)に示すように、左右方向Xの中央側から外側に向かうに従って表裏方向Yの外側から中央側に寄るように平面状に(上下方向Zから見た場合に直線状に延びるように)形成され、また、曲面部42bは、左右の平面部42c間を滑らかに接続するように凸状の曲面状に形成されている。
なお、本実施形態では、左右の平面部42cの間を曲面部42bによって接続しているが、熱溶着面42aの具体的態様はこれに限定されず、例えば、左右の平面部42c間を平面部によって接続してもよい。
各溶着フランジ42の上下方向Zにおける上下幅は、本実施形態では、1.0〜2.0mmで設定され、言い替えると、フィルム21の熱溶着層21aの厚み寸法(50〜100μm)をtとした場合、10.0〜40.0tで設定されている。
また、各溶着フランジ42の上下方向Zにおける上下幅は、最上方の溶着フランジ42の上端縁から最下方の溶着フランジ42の下端縁までの寸法(7.0〜12.0mm)の4%以上に設定するのが望ましい。
また、本実施形態では、複数の溶着フランジ42のうち最下方の溶着フランジ42の上下幅は、他の(2つの)溶着フランジ42の上下幅よりも大きく設定されている。さらに、最下方の溶着フランジ42の下側角部は、R取りがされており、パウチ取り扱い時にフィルムと角部との接触を緩和し、エッジ切れを抑制している。
また、本実施形態では、図3や図4に示すように、第1間隙部43が上下方向Zに複数(2つ)形成され、複数の第1間隙部43のうち最下方の第1間隙部43の上下幅は、他の第1間隙部43の上下幅よりも大きく設定されている。
なお、各第1間隙部43の上下方向Zにおける上下幅は、0.5〜2.0mmで設定されている。
第1接続膜44は、図3や図6に示すように、左右方向Xおよび上下方向Zに対して平行に形成された膜状の部位である。
第1接続膜44は、図3や図4に示すように、上下の溶着フランジ42間を上下方向Zに接続するとともに、基部41(の表裏方向Yにおける中央部)とフィン部45とを左右方向Xに接続するように形成されている。
第1接続膜44の厚み(表裏方向Yにおける厚み)は、全域に亘って均等(またはほぼ均等)に0.3〜1.5mmで形成されている。
フィン部45は、図3や図4に示すように、溶着フランジ42の左右方向Xの両外側において、複数の溶着フランジ42の左右方向Xの先端を上下方向Zに接続するように、複数の溶着フランジ42に共通して形成された膜状の部位である。
フィン部45は、図6(b)に示すように、第1接続膜44の左右方向Xの外側端部に連続して形成されている。
フィン部45の厚みは、図6に示すように、左右方向Xの外側に向かうに従って薄くなるように形成され、フィン部45のうち第1接続膜44側の部分の厚みは、第1接続膜44の厚みと同じに(またはやや薄く)形成されている。
フィン部45は、表裏のフィルム21に対するスパウト30の溶着時に、一旦は溶融される部位になる。
第2接続膜47は、図3や図4に示すように、各第2間隙部46において、左右方向Xおよび上下方向Zに対して平行に形成された膜状の部位である。
第2接続膜47は、図6(a)に示すように、基部41(の表裏方向Yにおける中央部)から左右方向Xに向けて形成され、上方フランジ34と最上方の溶着フランジ42とを上下方向Zに接続するように形成されている。
第2接続膜47の左右方向Xの外側端部は、図6(a)に示すように、左右方向Xの外側に向かうに従って薄くなるように形成され、また、この第2接続膜47の左右方向Xの外側端部を除いて、第2接続膜47の厚みは、第1接続膜44の厚みと同じ(またはほぼ同じ)に設定されている。
また、第2接続膜47の左右方向Xの外側の先端は、図3〜5に示すように、フィン部45の左右方向Xの外側の先端よりも、左右方向Xにおける内側に位置している。
また、第2間隙部46の上下方向Zにおける上下幅は、0.5〜1.5mmで設定されている。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行なうことが可能である。
例えば、スパウト30の取付部40に熱溶着される表裏のフィルム21は、互いに分離した別個のフィルムから構成されていてもよく、一枚の連続したフィルムとして構成されていてもよい。
また、上述した実施形態では、複数の溶着フランジ42のうち最下方の溶着フランジ42の上下幅が、他の溶着フランジ42の上下幅よりも大きく設定されているものとして説明したが、各溶着フランジ42の上下幅の設定は、実施態様に応じて任意に設定すればよく、例えば、全ての溶着フランジ42の上下幅を同じ寸法で設定してもよい。
また、同様に、上述した実施形態では、複数の第1間隙部43のうち最下方の第1間隙部43の上下幅は、他の第1間隙部43の上下幅よりも大きく設定されているものとして説明したが、各第1間隙部43の上下幅の設定は、実施態様に応じて任意に設定すればよく、例えば、全ての第1間隙部43の上下幅を同じ寸法で設定してもよい。
また、上述した実施形態では、溶着フランジ42が上下方向Zに3つ形成されているものとして説明したが、溶着フランジ42の数量については2つ以上であればよく、また、同様に、第1間隙部43の数量については1つ以上であればよい。
10 ・・・ スパウト付きパウチ
20 ・・・ パウチ
21 ・・・ フィルム
21a ・・・ 熱溶着層
30 ・・・ スパウト
31 ・・・ スパウト本体
32 ・・・ 注出筒部
32a ・・・ 注出孔
32b ・・・ ネジ部
33 ・・・ 下方延設部
34 ・・・ 上方フランジ
35 ・・・ キャップ部
40 ・・・ 取付部
41 ・・・ 基部
41a ・・・ 注出孔
42 ・・・ 溶着フランジ
42a ・・・ 熱溶着面
42b ・・・ 曲面部
42c ・・・ 平面部
43 ・・・ 第1間隙部
44 ・・・ 第1接続膜
45 ・・・ フィン部
46 ・・・ 第2間隙部
47 ・・・ 第2接続膜
X ・・・ 左右方向
Y ・・・ 表裏方向
Z ・・・ 上下方向


Claims (8)

  1. パウチを構成する表裏のフィルム間に配置され前記フィルムに熱溶着される取付部と、前記取付部の上方に形成され注出孔を有した注出筒部とを備えたスパウトであって、
    前記取付部は、前記注出孔に連通する注出孔を有した基部と、前記基部から外周側に突出して形成され前記フィルムに熱溶着される熱溶着面を有した複数の溶着フランジとを有し、
    前記複数の溶着フランジは、相互間に第1間隙部を配して上下方向に並べて形成され、
    前記熱溶着面は、表裏方向の両側に、左右方向の中央側から外側に向かうに従って表裏方向の外側から中央側に寄るように形成された平面部を左右方向の両側にそれぞれ有し、
    前記溶着フランジの上下幅は、前記フィルムの熱溶着層の厚み寸法をtとした場合、10.0〜40.0tで設定されていることを特徴とするスパウト。
  2. 複数の前記溶着フランジのうち最下方の前記溶着フランジの上下幅は、他の前記溶着フランジの上下幅よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1に記載のスパウト。
  3. 前記溶着フランジは、3つ以上形成され、
    複数の前記第1間隙部のうち最下方の前記第1間隙部の上下幅は、他の前記第1間隙部の上下幅よりも大きく設定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスパウト。
  4. 前記取付部は、前記溶着フランジの左右方向の両外側に形成されたフィン部と、前記第1間隙部に形成された第1接続膜とを有し、
    前記フィン部は、複数の前記溶着フランジの左右方向の先端を上下方向に接続するように、複数の前記溶着フランジに共通して形成され、
    前記第1接続膜は、前記第1間隙部において、前記基部と前記フィン部とを左右方向に接続するように形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のスパウト。
  5. 前記スパウトは、複数の前記溶着フランジのうち最上方の前記溶着フランジの上方に第2間隙部を介して形成された上方フランジと、前記第2間隙部において前記基部から左右方向に向けて形成された第2接続膜とを有していることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のスパウト。
  6. 前記第2接続膜の左右方向外側の先端は、前記フィン部の左右方向外側の先端よりも左右方向における内側に位置していることを特徴とする請求項5に記載のスパウト。
  7. 前記スパウトは、前記取付部から下方に向けて延び前記パウチの内側に内容物用の流路を形成するための下方延設部を更に有していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載のスパウト。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のスパウトと、前記スパウトの前記取付部に熱溶着される表裏のフィルムを有したパウチとを備えたスパウト付きパウチであって、
    前記各フィルムは、互いに対向して配置される最内層としての熱溶着層を有し、
    前記熱溶着層の厚みは、50〜100μmであることを特徴とするスパウト付きパウチ。
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