JP6094128B2 - スパウトとこのスパウトを取り付けたスタンディングパウチ - Google Patents

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本発明は、液体洗剤、柔軟剤などのトイレタリー用品や、食用油、ケチャップ、マヨネーズなどの粘稠物、インスタントコーヒーなどの顆粒や粉体を、詰め替え用として収納する可撓性袋に取り付けるためのスパウト、そしてそのスパウトを取り付けて詰め替え容器として利用できるスタンディングパウチに関するものである。
液体洗剤などの商品には、注出の際の液切れを良くしたり、その液体洗剤などを使用する都度に適切な量を計量して取り出し易いようにするために、ボトル状の容器本体の口部にくちばし状のノズルを取り付けた容器がよく用いられていた。このような容器においてボトル状の容器本体は一般的にはブロー成形されていて、剛性が比較的に高い容器である。そのため、内容物が空となった際の小型化が図れず、同様の容器が廃棄物として処理される場合にごみの容量が増大してしまうことが懸念されていた。また、ノズルのある注出口部分も形状が複雑で成形コストが比較的高く、このような容器を使い捨ての容器とした場合には不経済な面もあった。
そのため、昨今にあっては内容物を補充するための詰め替え専用の商品があり、その商品用としての容器も提供されるようになってきている。例えば特許文献1〜4に示されているように容器本体の口部に破断可能なフィルムなどで閉じた容器が提案されており、その詰め替え容器を上下逆さまにし、繰り返し使用する容器のノズルを前記詰め替え容器の口部に突き入れてフィルムを破断して、詰め替え容器に収容されていた液体洗剤などが繰り返し使用の容器に移し替えられるようにした工夫がある。
また、詰め替え専用の商品の容器として、フィルム材を重ね合わせて相対するシール辺をヒートシールしたパウチタイプの可撓性袋も利用されるようになってきており、このような可撓性袋の袋本体はシートを重ね合わせてなるものであることから、液体洗剤などの内容物を移し替えて中身が空となれば、小型にすることが容易でごみ容量の減量化に寄与できる。そして、前記可撓性袋では、繰り返し使用容器に収容物を詰め替える操作を簡易なものとするために、その繰り返し使用容器の口部やノズルに対応することのできるスパウトを袋シール辺部に融着固定する構造にしている。
詰め替え用の可撓性袋に用いられるスパウトにあっては、特許文献5に示されているように切断可能な薄肉部を介して筒部に連続する閉鎖板で閉鎖したスパウトが提案されており、上下逆さまにした可撓性袋のスパウトを繰り返し使用容器のノズルにその上方から当てがい、スパウト内にノズルが突き立てるようにスパウトの押し下げを行なって閉鎖板を開くようにする工夫がある。
特開2011−001092号公報 特開2011−020742号公報 特開2010−247898号公報 特開2010−235153号公報 特開2010−215282号公報
筒部内がこの筒部に連続する閉鎖板で閉じられているスパウトでは、別部材のフィルムを用いずに封止構成を備えたスパウトが得られるようになる点で有用と考えられる。その汎用タイプのスパウトの一例を図5から図8に示した。このスパウト1は全体が軟質の合成樹脂材から成形されているものであり、可撓性袋の袋包材を重ね合わせてヒートシールするシール辺の間に挟み込むように配置し、その挟み込み箇所ではシール辺とともに超音波融着などを行なって袋シール辺部に融着固定できるように、スパウト1の合成樹脂材が選択されている。
図5〜7に示すようにスパウト1は袋内側筒部2と、袋外側筒部3と、前記袋内側筒部2と袋外側筒部3との間に位置する第一のフランジ4と、前記袋外側筒部3の基端側に位置する第二のフランジ5とを備えている。
(袋内側筒部)
袋内側筒部2は可撓性袋aの袋シール辺部bでのスパウト取付形態では袋内方に臨む配置とする部分である(図7参照)。この袋内側筒部2は、シール辺cの間に挟み込み可能なシール部6を有して、このシール部6の側面が可撓性袋aのシール辺cの内面に対応する面となる。そして、前記シール部6を二つのシール辺cの間に配置して融着固定(例えば超音波シール)する際に、二つのシール辺cが直接融着する個所からその二つのシール辺cが分かれてシール部6を間にした状態で隙間などを生じさせずに適正に融着が行なわれるようにするために、シール部6の外周形状は、筒部径方向の外方(挟み込む二つのシール辺cの対向方向に直交する方向であり、スパウト取付部分での袋シール辺部bの長さ方向に沿った方向)に向けて突出する平断面略三角形の凸部7を筒部外周に一対備える形状にしている。
(袋外側筒部)
袋外側筒部3は上記袋内側筒部2と連続していて、可撓性袋aの袋シール辺部bでのスパウト取付形態では袋外方に突出する配置とする部分である(図7参照)。そして、図6に示されているように袋外側筒部3の内部は閉鎖板8があって閉鎖されており、閉鎖板8の周囲を囲む切断可能な薄肉部9を介してこの閉鎖板8が筒部における筒壁の内面に連続している。上記特許文献2、3などで示されているように、繰り返し使用容器の口部に上方からこのスパウトを押し付けて繰り返し使用容器の口部側にあるノズルや切断手段によって閉鎖板8が押されて前記薄肉部9の大部分が切断し、切断されずに残った薄肉部9側の部分を中心として閉鎖板8が回動して(あるいは閉鎖板8自体が筒部から分離して)閉鎖状態が解かれるようになる。
袋内側筒部2と袋外側筒部3との間に位置する上記第一のフランジ4は、可撓性袋aにスパウト1を取り付ける際に可撓性袋aのシール辺cにこの第一のフランジ4の裏面を当接させて、スパウト1の袋内側筒部2が可撓性袋aの入りすぎないように位置決めをする部分である。
袋外側筒部3の基端側に位置する上記第二のフランジ5は、第一のフランジ4と離間した位置にある。そして、この第二のフランジ5は、繰り返し使用容器の口部dにこのスパウト1を押し付けた際に繰り返し使用容器の口部上端が当接して、袋外側筒部3と繰り返し使用容器の口部dとの嵌め合わせが深くなり過ぎないようにするものであり、袋外側筒部3の繰り返し使用容器の口部dに対する押し込み深さを規制する部分である。
上述したようにこのスパウト1において袋外側筒部3の閉鎖はその内部に閉鎖板8を配して行なっており、切断可能な薄肉部9を介して閉鎖板8を筒壁の内面に連続させるようにして一体に成形している。そして、このスパウトを取り付けて中身も充填した可撓性袋からなる詰め替え容器を得るには、通常、スパウトを融着固定した可撓性袋のシール辺の一部分を未シールの充填口として開放しておき、充填機にその可撓性袋をセットして前記充填口の部分から充填を行ない、充填口でのシール辺を合わせてヒートシールにより閉じている。
このスパウト1を取り付けた詰め替え容器から収容物を繰り返し使用容器に詰め替える作業を行なうときには、図8に示されているように詰め替え容器を逆さまにし、スパウト1の部分を指などで挟み持ちながら、袋外側筒部3を繰り返し使用容器の口部に上方から押し込むようにしている。
以上のようにして製造された詰め替え容器はつぎの点が問題視されている。即ち、商品として店頭に並ぶまでの流通過程では、この詰め替え容器を十本程度、或いは一ダース程度で一つの単位としてまとめて箱詰めして取り扱われており、輸送時などでの振動や衝撃、またその他に容器同志が押し合うことでその詰め替え容器の収容部分に外力が加わり、それによって収容部分の内圧が高まることがある。加えて詰め替え容器(スパウト未開封時)を取り扱っているときに落下させるなどの不用意な扱いをして収容部分の内圧が瞬間的に高まることもある。そして内圧の上昇によってスパウトの閉鎖板が僅かながらも押し上げられるように移動することとなるが、その際に上記薄肉部が一部分で切断してしまう危惧があり、流通の輸送時などで詰め替え容器のスパウトの部分から収容物が漏れる可能性を排除することができないのが現状であった。
そこで本発明は上記事情に鑑み、未開封のスパウトの閉鎖板が筒部上端に向けて移動するのを規制することを課題とし、詰め替え容器の流通過程時の取り扱いで詰め替え容器の収容部分の内圧が上がるようなことがあっても上記薄肉部が切断されないようにすることを目的とするものである。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、容器の辺部に融着固定されるスパウトであって、前記辺部でのスパウト取付形態において外方に突出する配置とされる筒部の内部に閉鎖板が設けられていて、切断可能な薄肉部を介して前記閉鎖板が筒部に一体にされて、前記薄肉部の切断で切断開口可能とした閉鎖板配設部分により前記筒部の内部が閉鎖されているスパウト本体と、前記筒部の上端の開口部を着脱可能に覆うオーバーキャップとからなるスパウトにおいて、
前記オーバーキャップには、前記筒部の筒壁に係脱可能に係止する係止手段と、前記閉鎖板の筒部の上端側に向けた移動を規制する規制手段とが設けられていて、
前記規制手段は、前記筒部の内周面に接して筒部を筒内方から内支えするものであることを特徴とするスパウトを提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
そして、本発明において、上記オーバーキャップは、スパウト本体の筒部の上端より大径にした天面板の下面から上記係止手段と上記規制手段とが下垂していて、規制手段の下端が、上記閉鎖板の上面に接触、または非接触状態で近接していることが良好である。
(請求項3の発明)
また、本発明において、上記規制手段の平断面形状が環状とされていることが良好である。
(請求項4の発明)
また、本発明において、上記規制手段の平断面形状が板状とされていることが良好である。
(請求項5の発明)
また、本発明において、上記規制手段の平断面形状がX状とされていることが良好である。
(請求項6の発明)
また、もう一つの発明は、袋包材を重ね合わせた可撓性のある袋形態であって、袋包材を重ね合わせてヒートシールするシール辺の間に上記請求項1から5の何れか一項におけるスパウトが挟み込まれるように配置されて、シール辺の融着によりなる袋シール辺部に前記スパウトが融着固定されていることを特徴とするスタンディングパウチであり、このスタンディングパウチを提供して上記課題を解消するものである。
本発明のスパウトによれば、スパウト本体の閉鎖板が上方に移動するのを規制する規制手段をオーバーキャップが有しているので、未開封のスパウトを取り付けた容器の内圧が上昇し、その圧力が閉鎖板を筒部の上端側に押し上げる方向に作用しても、前記規制手段で閉鎖板の移動が抑えられる。そのため、薄肉部での切断が生じず、収容物が漏れ出るのを防止できるという優れた効果を奏するものである。そして、規制手段は閉鎖板に接触または近接する状態でスパウト本体の筒部の内側に入り込む形となり、スパウト本体の筒部に横方向から外力が加わって筒部の断面形状が変形し掛けても規制手段で筒部の断面形状を保つ役割を果たし、筒部に外力が加わったことでの変形で薄肉部にダメージ(裂け、伸びなど)を与えるという不具合を確実に防止でき、規制手段の平断面形状を環状、板状、X状とすることでその作用をより一層確実なものとなる。
また、本発明のスタンディングパウチによれば、袋シール辺部に取り付けたスパウトの閉鎖板が上方に移動するのを規制する規制手段をスパウトのオーバーキャップが有しているので、密封されている収容部分の内圧が上昇し、その圧力が閉鎖板を筒部の上端側に押し上げる方向に作用しても、前記規制手段で閉鎖板の移動が抑えられる。そのため、薄肉部での切断が生じず、収容物が漏れ出るのを防止できるという優れた効果を奏するものである。
本発明のスパウトの一例をスパウト本体とオーバーキャップとを分離した状態で示す説明図である。 本発明の一例におけるオーバーキャップを示すもので、(イ)は上方から見た状態を示す説明図、(ロ)は断面を示す説明図、(ハ)は下方から見た状態で示す説明図である。 同じく本発明のスパウトの一例を縦断面の状態で示す説明図である。 本発明のスタンディングパウチの一例を伏せた状態で示す説明図である。 従来例のスパウトを示すもので、(イ)は一方の側方から見た状態を示す説明図、(ロ)は下方から見た状態を示す説明図、(ハ)は上方から見た状態を示す説明図、(ニ)は他の側方から見た状態を示す説明図である。 同じく従来のスパウトを縦断面の状態で示すもので、(イ)は図5の(イ)A−A線に沿った断面を示す説明図、(ロ)は図5の(ニ)B−B線に沿った断面を示す説明図である。 従来例のスパウトを取り付けた可撓性袋の一例を、該袋を伏せた状態で示す説明図である。 従来例のスパウトを繰り返し使用容器の口部にあてがった状態を示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図4に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。なお、図5から図8に示す従来の技術を構成が重複する部分は同符号を付してその説明を省略する。本スパウト1は、上記袋内側筒部2と上記袋外側筒部3と上記第一のフランジ4と上記第二のフランジ5とを一体に備えたスパウト本体10と、オーバーキャップ11とからなるものである。この実施の例においてはスパウト本体10に前記オーバーキャップ11を配した点に先に挙げた従来例との大きな差がある。
このオーバーキャップ11はスパウト本体10の袋外側筒部3の上端の開口部を着脱可能に覆うものである。図示されているように、オーバーキャップ11は、図1〜図3に示すように袋外側筒部3の上端部分より大径とした天面板12と、この天面板12の下面から下垂して平断面形状を環状とした係止手段13と、同じく天面板12の下面から前記係止手段13の内側にして下垂して平断面形状を環状とした規制手段14とからなるものである。オーバーキャップ11における前記係止手段13は袋外側筒部3の上端側の筒壁を囲むようにして位置することができ、下端の係止凸部15を袋外側筒部3の筒壁の外周を廻るように形成された係止凹溝16に係脱可能に係止させることでオーバーキャップ11をスパウト本体10に取り付けることができるようにしている。
また、規制手段14は閉鎖板8の袋外側筒部3の上端側に向けた移動を規制するものであり、上述したようにこのスパウト1を取り付けた詰め替え容器の流通時などで収容部分に外圧が加わり、収容部分の上昇した内圧により袋外側筒部3の上端側に向けて押し上げる作用を受ける閉鎖板8の移動を抑えるものである。このように上方に移動しかける閉鎖板8のその移動を規制する役割を有するものであることから、オーバーキャップ11を取り付けた状態でこの規制手段14は閉鎖板8に対応位置するもので、図示した例にあっては閉鎖板8の外周部分に下端が相対するように設けられており、規制手段14の下端部17を閉鎖板8の上面に非接触状態にして近接配置させるようにしている。
このようにオーバーキャップ11に上記規制手段14を設けているので、スパウト1を取り付けた詰め替え容器の収容部分の内圧が上昇しても閉鎖板8の上方への移動が抑えられるので、その閉鎖板8の周りの薄肉部9が切断しないようになり、この薄肉部9が切断されることによる液漏れを生じさせることがない。環状としたこの規制手段14の外周面は袋外側筒部3の内周面に対応して接しており、規制手段14が袋外側筒部3を筒内方から内支えしている構成となっている。そのため、袋外側筒部3に横方向から外力が加わってその筒部の断面形状が変形し掛けても、前記規制手段14で袋外側筒部3の断面形状を保って薄肉部9を破断させるなどのダメージを与えることがない。
上記実施の例では規制手段14の平断面形状を環状としたが、規制手段14の形状は限定されるものではない。例えば、天面板12の下面から下垂する板状としたり、その平断面形状をX状としてもよい。さらに規制手段14の下端部17は閉鎖板8の上面に当接させてもよいものである。このように規制手段14を板状、X状としたものでも袋外側筒部3の内周面に対しては接触するものであり、接触する形態とすることで上述した袋外側筒部に横方向から外力が加わった際の薄肉部のダメージを防止できる。
袋外側筒部3を閉じている閉鎖板配設部分18は、断面で示されているように袋外側筒部3の平断面形状に応じて閉鎖板8を円盤状にし、閉鎖板8の周囲に上記薄肉部9を配して閉鎖板8を筒壁の内面に連続させるように形成されている。そして、上記規制手段14は袋外側筒部3の筒壁内周面に接するように環状にして袋外側筒部3の上端側に取り付けることから、規制手段14の下端部17は、薄肉部9の部分も含めて円盤状の閉鎖板8の外周辺にも相対するに十分な厚さを有するように成形されている。
図示の実施の形態での閉鎖板配設部分18では、閉鎖板8を円板状にしてその周囲にある円状の薄肉部9を筒壁の内面に沿って位置するものとして示されているが、閉鎖板配設部分18はこの例に限定されるものではない。例えば閉鎖板配設部分は、筒部の径方向にして中央を通る位置と筒壁の内周面に沿った位置とに薄肉部を設けて、半円の閉鎖板が対にして配置されている形態のものであってもよい。

即ち、上記実施の形態では図3に示すように薄肉部9で囲まれた閉鎖板8の板部分8aは一枚としているものであるが、それぞれ薄肉部9で囲まれている板部分8aが複数形成されている場合には、その板部分8aそれぞれに対して規制手段14の下端部17が対応位置するように規制手段14の断面形状を設定したり、また板部分8aそれぞれを、規制手段14の下端部17が対応できる形状に形成すればよいものである。
図4は上記スパウト1が取り付けられた可撓性袋であるスタンディングパウチ19を示している。このスタンディングパウチ18は、正面シートと背面シートとその間に袋底となる部分にして折り入れた底面シートとの三枚を袋包材とし、この袋包材の相対するシール辺をヒートシールして、底面シートを配した袋底を広げることで自立できる形態としている。
そして、袋上部一隅で相対する正面シートと背面シートとのシール辺cの間にスパウト1における袋内側筒部2のシール部6を挟み込み、シール辺cの外縁を第一のフランジ4の袋内側筒部2側の片面に当てて、シール部6と前記シール辺cとを超音波融着することで、スパウト1を袋上部一隅に取り付けたスタンディングパウチ19が形成されている。
上記スタンディングパウチ19では、このスタンディングパウチを使用した詰め替え容器の流通過程時などに際し、収容部分に不用意な外力が加わってその収容部分の内圧が上昇し、スパウト1の閉鎖板8を袋外側筒部3の上端側に向けて押し上げるような作用が働いたとしても、上述したようにオーバーキャップ11の規制手段14が閉鎖板8の上方への移動を抑えることとなり、薄肉部9の切断による液漏れを未然に防止できる。
1…スパウト
2…袋内側筒部
3…袋外側筒部
8…閉鎖板
8a…板部
9…薄肉部
10…スパウト本体
11…オーバーキャップ
12…天面板
13…係止手段
14…規制手段
15…係止手段の係止凸部
16…係止凹溝
17…規制手段の下端部
18…閉鎖板配設部分
19…スタンディングパウチ
a…可撓性袋
b…袋シール辺部
c…シール辺

Claims (6)

  1. 容器の辺部に融着固定されるスパウトであって、前記辺部でのスパウト取付形態において外方に突出する配置とされる筒部の内部に閉鎖板が設けられていて、切断可能な薄肉部を介して前記閉鎖板が筒部に一体にされて、前記薄肉部の切断で切断開口可能とした閉鎖板配設部分により前記筒部の内部が閉鎖されているスパウト本体と、前記筒部の上端の開口部を着脱可能に覆うオーバーキャップとからなるスパウトにおいて、
    前記オーバーキャップには、前記筒部の筒壁に係脱可能に係止する係止手段と、前記閉鎖板の筒部の上端側に向けた移動を規制する規制手段とが設けられていて、
    前記規制手段は、前記筒部の内周面に接して筒部を筒内方から内支えするものであることを特徴とするスパウト。
  2. 上記オーバーキャップは、スパウト本体の筒部の上端より大径にした天面板の下面から上記係止手段と上記規制手段とが下垂していて、規制手段の下端が、上記閉鎖板の上面に接触、または非接触状態で近接している請求項1に記載のスパウト。
  3. 上記規制手段の平断面形状が環状とされている請求項1または2に記載のスパウト。
  4. 上記規制手段の平断面形状が板状とされている請求項1または2に記載のスパウト。
  5. 上記規制手段の平断面形状がX状とされている請求項1または2に記載のスパウト。
  6. 袋包材を重ね合わせた可撓性のある袋形態であって、袋包材を重ね合わせてヒートシールするシール辺の間に上記請求項1から5の何れか一項におけるスパウトが挟み込まれるように配置されて、シール辺の融着によりなる袋シール辺部に前記スパウトが融着固定されていることを特徴とするスタンディングパウチ。
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