JP5354357B2 - 紙容器及びその製造方法 - Google Patents
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Description
図1は、本発明の第1の実施形態に係る紙容器の一部破断図であり、図2は、図1に示したA−A’線に沿った断面図である。
まず、紙及び樹脂の積層体からなるシートを所定寸法の矩形と円形とに打ち抜き、通常の紙カップ成形法にて、開口と、矩形シートよりなる側壁と、円形シートよりなる底部とを有する円筒形状の容器本体820を形成する。容器本体の開口部には、カーリングを形成した後、超音波を発振しながら押しつぶしてフラットにする。必要に応じて、矩形シートに溝を形成することによって、容器本体の周方向に延びる凸条834を形成しても良い。
次に、少なくとも一方の最外層にポリエチレン(PE)等の熱可塑性樹脂層を設けたシートを所定寸法の扇形状に打ち抜きく。カップ成形機を用いて、打ち抜いた扇形状シートを円錐台形状に成形すると共に、広口側の開口部にカーリングを設けることによって固着部835を形成する。このとき、固着部835の最外面に熱可塑性樹脂層が位置するように、シートの表裏(カップ成形時のシートのカール方向)及びカーリングの巻き方向を決定する。熱可塑性樹脂層は、容器本体820の内面に固着部835を溶着するために設けられるものである。したがって、漏斗形成用のシートの少なくとも片面にはポリエチレン(PE)等の熱可塑性樹脂層が必要であり、両面に熱可塑性樹脂層が設けられることがより望ましい。
補強部材840は、紙又は紙及び樹脂フィルムの積層体からなるシートを扇形形状とリング形状とに打ち抜き、紙カップ成形機を用いて、開口と、矩形シートよりなる側壁と、リング状の底部とを有する円錐台形状の補強部材840を形成する。容器本体の開放端となる部分には、側壁の開放端縁を水平に(平坦に)押しつぶすことによってフランジを形成する。扇形形状のシートに替えて矩形形状のシートを用いることにより、補強部材840を検討系としても良い。また、伸張性を有するリング状の紙シートを絞り加工することによって補強部材840を成型しても良い。尚、補強部材840を容器本体820及び漏斗830に溶着させる場合は、溶着面となる積層シートの最外層に熱可塑性樹脂層を設ける。
図5は、図1に示した紙容器の製造方法の一例を示す模式図であり、図6は、図1に示した紙容器の製造方法の他の一例を示す模式図である。漏斗830の固着部835を容器本体820に接合する方法としては、固着部835を加熱してから容器本体に挿入する方法(以下、「第1の接合方法」という)と、漏斗を挿入してから接合部を加熱する方法(以下、「第2の接合方法」という)とがある。図5は、第1の接合方法を図示したものであり、図6は、第2の接合方法を図示したものである。
容器本体820への漏斗830の取り付け後、補強部材840のリング841の開口に漏斗830を挿通させ、漏斗830の外面と容器本体820の内面とで挟まれた空間に補強部材840を嵌め込む。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る紙容器の断面図である。
図8は、本発明の第3の実施形態に係る紙容器801の断面図である。
図9は、本発明の第4の実施形態に係る紙容器801の断面図である。
図10は、本発明の第5の実施形態に係る紙容器801の断面図である。
図11は、本発明の第6の実施形態に係る紙容器801の断面図である。
図12は、本発明に係る漏斗の一例を示す断面図であり、図13は、図12に示されるカーリングの形成方法を示す模式図である。
以上本発明の第1〜7の実施形態について説明したが、本発明は必ずしもこれらの実施形態に限定されない。容器本体については、必ずしも円筒形状である必要はなく、漏斗、補強部材が組み込まれ、紙容器として、本発明と同様の効果が得られるものであれば特に限定されない。例えば筒状の角柱形状や錘形状、箱形状の紙容器にも本発明を適用できる。
741 テーパー部
742、743 カーリング
744 容器本体の側壁
745 容器本体
747 スカート
801 紙容器
810 パッケージ
820 容器本体
821 フランジ
822 フランジL
823 フランジH
824 凸条
825 溝
830 漏斗
831 テーパー部
832 ストレート部
833、834 開口部
835 固着部
836 折り曲げ部
840 補強部材
841 リング
842 円筒体
843 フランジ
844 筒体
850 内容物
860 メンブレン
870 保存容器
871 開口部
880 オーバーキャップ
Claims (12)
- 粉粒状または液状の材料を包装し、前記材料を他の容器に詰め替えるための紙容器であって、
開口部を有する紙製の容器本体と、
前記容器本体の内部に収容され、前記開口部に向けて径が狭まると共に、その外径が最も大きな部分が前記容器本体の内面に接合される紙製の漏斗とを備える、紙容器。 - 前記容器本体の内面と前記漏斗の外面とに当接し、前記容器本体の径方向における前記容器本体と前記漏斗との相対的な位置関係を規制する紙製の補強部材を更に備える、請求項1に記載の紙容器。
- 前記補強部材は、前記材料を前記他の容器に詰め替える際に、前記他の容器の開口部が、前記容器本体の内面と前記漏斗の外面との間の空間に対して所定量以上挿入されることを阻止するストッパー部を含む、請求項2に記載の紙容器。
- 前記補強部材は、
前記漏斗の外面を取り囲み、前記容器本体の内面と略直交する方向に延びるリングと、
その一方端が前記リングの外周縁に接続され、前記容器本体の内面に沿って前記開口部に向かって延びる筒体と、
前記筒体の他方端に接続され、前記容器本体の開口端の一部を覆うように外方に延びるフランジとを含む、請求項3に記載の紙容器。 - 前記補強部材は、
前記漏斗の外面を取り囲み、前記容器本体の内面と直交する方向に延びるリングと、
その一方端が前記リングの外周縁に接続され、前記容器本体の内面に沿って延びる筒体とを含む、請求項3に記載の紙容器 - 前記筒体の外面は、前記容器本体の内面に接合されている、請求項4又は5に記載の紙容器。
- 前記漏斗は、前記容器本体の開口部に向けて径が狭まるテーパー部と、前記テーパー部の径が小さいほうの開口部に接続される直管形状のストレート部とからなる、請求項1〜5に記載の紙容器。
- 前記漏斗の径の大きい側の開口部の外周縁にカーリング部が形成され、
前記容器本体の内面には全周に渡って周方向に伸びる溝が形成され、
前記カーリング部の少なくとも一部が前記溝に嵌め込まれることを特徴とする、請求項1〜5に記載の紙容器 - 前記漏斗の径の大きい側の端部が、カーリング形状を有し、
前記容器本体の内面には全周に渡って周方向に伸びる、前記漏斗のカーリング部に当接するための凸条が形成されることを特徴とする、請求項1〜5に記載の紙容器 - 内容物を他の容器に移し替えるためのパッケージであって、
請求項1〜9に記載の紙容器と、
前記紙容器内部に充填される粉粒状または液状の材料と、
前記紙容器の開放端を封止し、外部からの押圧によって破断するメンブレンとを備える、パッケージ。 - 粉粒状または液状の材料を包装し、前記材料を他の容器に詰め替えるための紙容器の製造方法であって、
紙シートを用いて、開口部を有する容器本体を形成し、
少なくとも一方面に熱可塑性樹脂層を有する紙シートを用いて、テーパー形状の漏斗を形成し、
前記漏斗の最も外径が大きな部分の一部に、前記熱可塑性樹脂層が外面となる折り返しまたはカーリングを設けることによって固着部を形成し、
前記形成された漏斗を前記開口部に向けて径が狭まるように前記容器本体内に挿入した状態で、前記漏斗の固着部と前記容器本体の内面とを接合する、紙容器の製造方法。 - 前記漏斗を前記容器本体内に挿入する前に、前記漏斗の固着部を加熱して前記熱可塑性樹脂層を融解させ、前記漏斗の挿入後に、前記融解した熱可塑性樹脂層を前記収納本体の内面に当接させて前記容器本体と前記漏斗とを一体化させる、請求項11に記載の紙容器の製造方法。
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