JP2010241484A - 二つ折りの包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装容器の注出口部を間にして包装材料のシール部が対向配置されないようにして、ボトル容器の口部などに差し入れ易い注出口部を有した包装容器を得て、収容物の詰め替え操作が簡単に行えるようにする。
【解決手段】二つ折りの包装容器1の折り曲がり部の一端側に、上折り曲げ部の端部周辺部と下折り曲げ部の端部周辺部とで囲まれて容器側方に向けて凸となる注出口部7が設けられ、該注出口部7の縦断面周りにおけるシール部4を注出口部7の下部に配置して、注出口部7の下部に配置されたシール部4の上縁から上折り曲げ部2aに亘る外側の包装材料2の端部周辺部をシール部非存在領域11とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗髪関連用品であるシャンプーやリンス、また入浴剤、さらには洗濯関連用品である洗濯柔軟剤や洗濯洗剤、そして台所用洗剤、また食用関係においてタレ、つゆ、ドレッシングソース、パスタソース、インスタントコーヒー粉、だしの素などを内容物として収容することができて、主に詰め替え用途に用いる包装容器に関するものである。
従来から、合成樹脂製などからなるボトルタイプの容器においては、収容物を使いきった後の空容器がゴミの増大や環境破壊を招き易いという点が問題となっている。このような状況から近年、一般家庭での使用量が大きい台所用液体洗剤、洗濯用洗剤、柔軟剤、漂白剤、そして浴用のシャンプー、リンス、ボディーソープなどの商品に対しては、詰め替え用として環境への影響を考慮した素材を選択した容器であって嵩張り難い形状の包装容器を用いて提供されていて、必要時にボトル容器に収容物を移し入れることができるようにしている。
詰め替え用の包装容器の一つとして、合成樹脂製で単層や多層の包装材料である正面シートと背面シートとを重ね合わせて周辺をヒートシールにより貼り合わせたシール部として形成している包装容器があり、必要時に開封した部分をボトル容器などの口部にあてがって内容物をそのボトル容器などに移し替えるようにしている。
そして、液状などの流動性を有する内容物を密封包装した詰め替え用のこの包装容器には、自立性があって立体容器となるスタンディングパウチの形態とした容器が多くあり、また、開封時に内容物を外にこぼすことなく他の容器に完全に移し替えられるように注出口部を有していて、その注出口部の形態を、容器上部の一部に幅を狭くして正面シートと背面シートとの二枚の包装材料の重ね合わせ部分として設けたものや、容器上部の周辺のヒートシール時に、貼り合わせるシート周辺の間にプラスチック成型物などによる別体の注出口具を挟み込んで熱接着してシール部と一体となるように取り付けて、これを注出口部としたものもあった。
従来から流通しているスタンディングパウチタイプの包装容器での注出口部は、上述したように正面と背面との二枚の包装材料を重ね合わせてその周辺をシール部としていて、この注出口部を切断して開封しても、注出口部の開口の上下にシール部が対向した状態で連続することから、対のシール部も含めた注出口部の幅は比較的に幅広となり、注ぎ性を向上させるために注出口部での正面シートと背面シートそれぞれにエンボス加工を施したり、正面シートと背面シートとの間に予めチューブ材を配するなどの工夫もあるものの、切断された注出口部が幅広のままであるため、例えば、口部の内径が例えば20mm以下となっている詰め替えを受けるボトルのその口部には、前記注出口部自体が差し込みにくく、仮に差し込めたとしても、シール部も伴なって口部内に差し入れられているために、注出口部の開口形状が歪んでしまって収容物の流れが細まり、結果として詰め替えがし難いという結果を招いている。
また、上述した別体の注出口具をシール部と一体にして取り付ける形態のものでは、包装容器そのものの製造コストを大きく引き上げてしまうとともに、その別体の注出口具にはキャップを取り付ける必要があるなど、詰め替え用途の包装容器として採用するには不向きなものであった。
一方、特許文献1に示されているように、上面シートと下面シートと重ね合わせて周辺をシール部とした平パウチ形態の包装容器であって、必要時に容器中央で折り曲げ、その折り位置の一端側に形成されている注出口部分から収容物を注出できるようにした工夫が提案されている。この包装容器は、空容器などに収容物を詰め替えようとするユーザー自身がその包装容器を折り曲げることで注出部分が細くなるため、空容器などの口部に差し入れ易くなるものであった。
特開2004−323077号公報
しかしながら、上記平パウチ形態の包装容器では、まず、この包装容器を用いて内容物を充填した製品が起立した状態で店舗の商品陳列棚に並べ置くことができずに平積みをしなければならず、商品としてアイキャッチ効果がきわめて乏しくなるとともに、複数商品を積み重ねた場合の安定性に大きな問題が生じることになる。また、エンドユーザ側に商品を折り曲げさせるという手間を掛けさせ、さらに折り曲げたときには注出部分において二枚の包装材料(上面シート、下面シート)がほぼぴったり接合した状態となってしまうため、注出部分を切断したとしても開口が開かず、エンドユーザが包装容器を強く握り潰すようにして内容物側からの圧力により無理やり注出部分を開かせることになるという取り扱い上の大きな問題が生じる可能性が高いものであった。
そこで本発明は上記事情に鑑み、包装容器の注出口部を間にして包装材料のシール部が対向配置されないようにして、ボトル容器の口部などに差し入れ易い注出口部を有した包装容器を得ることを課題とし、収容物の詰め替え操作が簡単に行えるようにすることを目的とするものである。
(請求項1の発明)
本発明は上記課題を考慮してなされたもので、二枚の柔軟な包装材料が重なってそれぞれの折り曲げ位置を上方に向けて凸として折り曲げられていて、前記折り曲げ状態で外側となっている包装材料の上折り曲げ部に対して、前記折り曲げ状態で内側となっているもう一方の包装材料の下折り曲げ部が容器下方側に離れて配置され、前記外側の包装材料と前記内側の包装材料とが相対している部分での側辺と下辺とにシール部が形成されているとともに、前記下折り曲げ部の位置より上方で相対する外側の包装材料の側辺にシール部が形成されていて、外側の包装材料と内側の包装材料とが相対してなる収納部が、前記上折り曲げ位置と下折り曲げ部とが相対している折り曲がり部を介して二つに分かれている二つ折りの包装容器であって、前記折り曲がり部は容器上部で容器幅方向に亘って位置し、この折り曲がり部の一端側に、上折り曲げ部の端部周辺部と下折り曲げ部の端部周辺部とで囲まれて容器側方に向けて凸となる注出口部が設けられ、該注出口部の縦断面周りにおけるシール部は注出口部の下部に配置されていて、この注出口部の下部に配置されたシール部の上縁から前記上折り曲げ部に亘る外側の包装材料の端部周辺部はシール部非存在領域とされていることを特徴とする二つ折りの包装容器を提供して、上記課題を解消するものである。
(請求項2の発明)
本発明において、二つの収納部それぞれの前記注出口部が凸となる方向側の側辺におけるシール部が、前記下折り曲げ部より下位のとなる高さ位置から収納部中心側に向けて凸となる曲シール部を備え、前記曲シール部それぞれの下折り曲げ部側のシール部分が、前記注出口部の下部に配置されている前記シール部となっているものとすることが良好である。
(請求項3の発明)
また、本発明において、前記注出口部の下位に配置されている前記シール部の下端位置から上折り曲げ部までに亘る開口予定位置に、破断用のハーフカットが設けられていることが良好である。
(請求項4の発明)
また、本発明において、前記曲シール部の外縁側には、外側の包装材料と内側の包装材料とをシールしてなるつまみ部が、開口予定位置から曲シール部に沿った破断容易なミシン目部を介して連接されていて、前記つまみ部は、注出口部の突出先端側に位置するシール部に連続しているものとすることが良好である。
(請求項5の発明)
また、本発明において、注出口部の凸方向側のシール部には、外側の包装材料と内側の包装材料とをシールしてなるつまみ部が連続しているものとすることが良好である。
(請求項1の発明の効果)
請求項1の発明によれば、二つ折りの包装容器の折り曲がり部の一端側に配された注出口部にはその下部にシール部が位置し、そのシール部の上縁から上折り曲げ部に亘る外側の包装材料は折り曲げたシール部非存在領域とされているので、注出口部の部分の縦断面方向ではシール部が上下に対向位置することなしに、注出口部の下部側にのみ配置されていて、注出口部の上部側にシール部が存在しない分、注出口部自体の縦方向の寸法を大きく確保することができる。そのため、注出口部自体の縦方向の寸法を大きく確保しながらも口径の小さいボトルの口部に注出口部の部分を簡単に差し入れることができるようになる。
また、折り曲がり部の部分の延長となっている注出口部では、この注出口部を囲んでいる外側の包装材料と内側の包装材料において、外側の包装材料の上折り曲げ部と内側の包装材料の下折り曲げ部とが離れて、外側の包装材料と内側の包装材料とが対面し合っている領域が少ない。そのため、切断された注出口部に流れ込む収容物から僅かな圧力が加わるだけでも、相対している外側の包装材料同士の間の僅かな開き(上折り曲げ部の端部周辺部の開き)と内側の包装材料が折り曲げ状態から展開する方向での僅かな開き(下折り曲げ部の端部周辺部の開き)とで注出口部が略△状にして開口面積の広い形状に開口するようになる。よって、広く開口した注出口部から収容物がスムーズに注出されるようになる。
さらに、上述した従来のスタンディングパウチタイプの包装容器や平パウチタイプの包装容器とは異なって折り曲がり部を容器上部にして、二つの収納部で略逆V字状に下方開きで接続している包装容器であるために、自立性が良好となる。そして、自立性が良好であるために包装材料の薄膜化が可能となるために容器の減量化が図れるようになる。そして、容器の取り扱いに必要な適度な柔軟性と強度を合わせ持たせ易く、設置した場合の重心が低くなって商品陳列時の形態で安定感が醸し出し易いという効果がある。
(請求項2の発明の効果)
また、請求項2の発明により、注出口部側の側辺のシール部をその注出口部の下方に入り込むようにした形状とすることができ、これによって、容器側辺の位置から注出口部自体が単独で側方に張り出るというようなバランスの崩れた形状とすることなしに、収納部それぞれの側面視の形状を略方形状の形態に収めた形状のバランスが良好な包装容器とすることができる。そして、注出口自体は容器側方に向けて凸となって目立つ形状となっているため、この注出口部の切断に際して、収納部側も誤って切断するという誤操作を無くすことができる。
(請求項3の発明の効果)
また、請求項3の発明によれば、前記注出口部の下位に配置されている前記シール部の下端位置から上折り曲げ部までに亘る開口予定位置に、破断用のハーフカットが設けられているので、ハサミなどの用具を用いずに手操作で切断できるようになり、この注出口部の切断が簡単に行えるようになる。
(請求項4の発明の効果)
また、請求項4の発明によれば、注出口部の位置から下方の形状を切り欠いた形状とすることなしに、その部分を広いつまみ部として活用できる。
(請求項5の発明の効果)
また、請求項5の発明によれば、注出口部の突出先端側のシール部につまみ部が形成されているため、このつまみ部を持って注出口部の突出先端側をもぎ取るような手操作での切断が行えるようになり、ハサミなどの用具を用意することなしに切断が行えるという効果を奏する。
本発明に係る二つ折りの包装容器の一例を示す説明図である。 一例を収納部位置での縦断面で示す説明図である。 注出口部を縦断面で示す説明図である。 他の実施の例を示す説明図である。
つぎに本発明を図1から図4に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図中1は二つ折りの包装容器で、該包装容器1は、共に同一の積層構成とされた柔軟な合成樹脂製の包装材料からなる包装材料2と包装材料3とを重ね合わせ、それぞれの折り曲げ位置を上方に向けて凸となるようにして折り曲げられた状態とされていて、この折り曲げの状態によって外側となる包装材料2と内側となる包装材料3との相対する周辺においてヒートシールすることにより側辺と下辺とにシール部4が形成されている。
また、この包装容器1では、図示されているように、外側の包装材料2の上折り曲げ部2aと内側の包装材料3の下折り曲げ部3aとは接触した状態で重なってはおらず、前記上折り曲げ部2aに対して前記下折り曲げ部3aが容器下方側に離れて配置されている。そして、このように上折り曲げ部2aと下折り曲げ部3aとが上下に離れているため、下折り曲げ部3aの位置から上方では外側の包装材料が2が相対した状態となっており、この相対した外側の包装材料2の両側方の側辺それぞれにおいては外側の包装材料2を相互にヒートシールすることでシール部4が形成され、上述した包装材料2と包装材料3との側辺でのシール部4とこの下折り曲げ部3aから上方の側辺での前記シール部4とは連続している。
二つの包装材料2、3を重ね合わせて相対させてなる収納部5は、上折り曲げ部2aと下折り曲げ位置3aとが相対している折り曲がり部6を介して二つに分かれているが、前記折り曲がり部6を間にして互いに連通し合っている。
図示のように容器上部側となる上記折り曲がり部6の長手方向の一方、即ち、容器幅方向での一方には、折り曲がり部6の部分と連続するようにして容器側方に向けて凸となる注出口部7が位置している。この注出口部7の容器側方に向けての凸となる形状は、二つに分けられた上記収納部5それぞれの前記注出口部7が凸となっている方向側の側辺におけるシール部4が収納部5の中心側に入り込むようにすることによって形成されているものであって、図示のように、収納部5それぞれでの同一側辺のシール部4は、下折り曲げ部3aより下位の高さ位置から収納部5の中心側に凸となるように湾曲した形状の曲シール部8を備えている。このように曲シール部8が注出口部7の下方であって下折り曲げ部3aの下位の位置から収納部5の内方に向けて凸として入り込む形状となっているため、注出口部7の下位に位置するシール部4は前記曲シール部8の上部側のシール部によって形成されている。
本実施の形態では、注出口部7の下部において、曲シール部8を収納部5の中心側に凸となるようにした形状にし、その曲シール部8の上部側のシール部4を注出口部7の下位に位置させるようにしているので、注出口部7での縦端面周り(おり曲がり部6の長手方向に直交する方向での断面周り)では前記曲シール部8における上部のシール部4のみが配置されていることになっており、注出口部7を囲んで形成する二つの包装材料の注出口部対応部分、即ち、上折り曲げ部2aの一端部の周辺部9と下折り曲げ部3aの一端部の周辺部10とを連結する二つのシール部4が共に注出口部7の下位となり、図3に示すように、注出口部7の縦断面周りにおいて、前記シール部4の上縁の位置から上折り曲げ部2aに亘る領域の上折り曲げ部2aの一端部の周辺部9は、シール部が存在しないシール部非存在領域11として形成されている。このように注出口部7下のシール部4の上縁から上折り曲げ部2aに亘る周辺部9をシール部非存在領域11としているので、従来のようなシール部が上下に対向位置することなしに、注出口部7の下部側にのみ配置されていて、注出口部の上部側にシール部が存在しない分、注出口部自体の縦方向の寸法を大きく確保することができる。そのため、注出口部自体の縦方向の寸法を大きくし流れ出し易さを確保しながらも口径の小さいボトルの口部に注出口部の部分を簡単に差し入れることができる。
図示の例での包装容器に1においては、注出口部7の突出側のシール部4には、この注出口部7の突出側のシール部4を容器下方に延設したつまみ部12が連続して設けられており、つまみ部12と注出口部7の下位のシール部4との境界位置から上記上折り曲げ部2aに亘る周縁部9の表面に、開口予定位置としてハーフカット13がレーザ照射などの手法を用いて施されており、つまみ部12を手持ちして手操作により注出口部7の切断が行えるようにしている。
また、上記つまみ部12については、図4に示すように曲シール部8にも連続する形態のものであってもよい。すなわち、この図4に示す例では、曲シール部8の外縁側に、外側の包装材料2と内側の包装材料3とをシールしてなるつまみ部12を配し、このつまみ部12を開口予定位置から曲シール部8に沿った破断容易なミシン目部14を介して連接されているものとするとともに、つまみ部12を注出口部7の突出先端側に位置する上記シール部4にも連続させており、側辺でのシール部を曲シール部8がある位置で幅広としてヒートシールにて形成することにより、広いつまみ部12が容易に形成でき、このつまみ部12を利用した注出口の切断時の引き裂き力は、広いつまみ部12から確実に開口予定位置に加わるようになりその切断操作が頗る簡単なものとなる。
図の実施の例では、二つ折りの包装容器1の下開き形態をより安定させるために、二つの収納部に回す帯掛け15を行なっている。勿論、下開き形態をより安定させるための方法として帯掛けに限定されるものではなく、部分的なシュリンク包装を行なってもよい。
また、実施の例では二枚の包装材料より形成されたものを説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、容器底部側において底面シートとして同一構成の包装材料を外側の包装材料と内側の包装材料の底部側部分の間に折り入れ、収納部それぞれでの底部が底面シートとなる包装材料の展開によって開くことができる構成としてもよい。
本実施形態の二つ折りの包装容器に使用される包装材料は、例えば、(外層側)基材層/接着剤層/シーラント層(内層側)の積層構成、(外層側)基材層/接着剤層/中間層/接着剤層/シーラント層/(内層側)の積層構成などである。
基材層には、一般的に使用される二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、防湿性セロファンなどを使用することができる。
また、接着剤層には、一般的にポリウレタン系接着剤が使用される。通常では、水酸基を持った主剤とイソシアネート基を持った硬化剤とを二液混合して使用する二液型が使用される。その積層方法は公知のグラビアコート方式で積層する。
また、中間層は、主にガスバリア性を付与したり、各種機械的強度を向上させるために設けるものであり、単層又は多層フィルムからなっている。単層フィルムとしては、無延伸ナイロンフィルム、アルミニウム箔、エチレン・ビニルアルコール共重合体フィルム、塩化ビニリデンフィルム、ビニルアルコールフィルム、アクリルフィルム、塩化ビニリデン樹脂コートセロファンなどが使用され、多層フィルムとしては、上述した単層フィルムを積層した多層フィルム、無機酸化物蒸着ポリエステルフィルム、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、アルミニウム蒸着ポリプロピレンフィルムなどが使用される。積層方法は公知のドライラミネーション法等で積層する。
そして、シーラント層は、ポリオレフィン系樹脂又はポリオレフィン系樹脂フィルムからなっており、樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン、プロピレン・エチレンランダム共重合体、プロピレン・エチレンブロック共重合体、ポリプロピレン−α−オレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂などが使用できる。積層方法は公知の溶融押出法あるいはドライラミネーション法で積層する。
1…二つ折りの包装容器
2…外側の包装材料
2a…上折り曲げ部
3…内側の包装材料
3a…下折り曲げ部
4…シール部
5…収納部
6…折り曲がり部
7…注出口部
8…曲シール部
9…上折り曲げ部の一端部の周辺部
10…下折り曲げ部の一端部の周辺部
11…シール部非存在領域
12…つまみ部
13…ハーフカット
14…ミシン目部
15…帯掛け

Claims (5)

  1. 二枚の柔軟な包装材料が重なってそれぞれの折り曲げ位置を上方に向けて凸として折り曲げられていて、前記折り曲げ状態で外側となっている包装材料の上折り曲げ部に対して、前記折り曲げ状態で内側となっているもう一方の包装材料の下折り曲げ部が容器下方側に離れて配置され、前記外側の包装材料と前記内側の包装材料とが相対している部分での側辺と下辺とにシール部が形成されているとともに、前記下折り曲げ部の位置より上方で相対する外側の包装材料の側辺にシール部が形成されていて、外側の包装材料と内側の包装材料とが相対してなる収納部が、前記上折り曲げ位置と下折り曲げ部とが相対している折り曲がり部を介して二つに分かれている二つ折りの包装容器であって、
    前記折り曲がり部は容器上部で容器幅方向に亘って位置し、この折り曲がり部の一端側に、上折り曲げ部の端部周辺部と下折り曲げ部の端部周辺部とで囲まれて容器側方に向けて凸となる注出口部が設けられ、該注出口部の縦断面周りにおけるシール部は注出口部の下部に配置されていて、この注出口部の下部に配置されたシール部の上縁から前記上折り曲げ部に亘る外側の包装材料の端部周辺部はシール部非存在領域とされていることを特徴とする二つ折りの包装容器。
  2. 二つの収納部それぞれの前記注出口部が凸となる方向側の側辺におけるシール部が、前記下折り曲げ部より下位のとなる高さ位置から収納部中心側に向けて凸となる曲シール部を備え、
    前記曲シール部それぞれの下折り曲げ部側のシール部分が、前記注出口部の下部に配置されている前記シール部となっている請求項1に記載の二つ折りの包装容器。
  3. 前記注出口部の下位に配置されている前記シール部の下端位置から上折り曲げ部までに亘る開口予定位置に、破断用のハーフカットが設けられている請求項1または2に記載の二つ折りの包装容器。
  4. 前記曲シール部の外縁側には、外側の包装材料と内側の包装材料とをシールしてなるつまみ部が、開口予定位置から曲シール部に沿った破断容易なミシン目部を介して連接されていて、前記つまみ部は、注出口部の突出先端側に位置するシール部に連続している請求項3に記載の二つ折りの包装容器。
  5. 注出口部の凸方向側のシール部には、外側の包装材料と内側の包装材料とをシールしてなるつまみ部が連続している請求項1または2に記載の二つ折りの包装容器。
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