JP2006306405A - 注出機能付き袋状容器 - Google Patents

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Eishin Miyake
英信 三宅
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Abstract

【課題】内容物を充填する前の時点では平らな状態であり、充填した内容物を他のボトル等へ詰め替える際も最後まで安定して注出でき、かつ、内容物を一部注出した後に簡易的に再封することもできる注出機能付き袋状容器を提供することにある。
【解決手段】少なくとも、基材層、シーラント層を有する積層材料からなり、容器本体部の一辺に底シール部を有し、底シール部の反対辺に未シール部を有し、両サイドにサイドシール部を有してなる袋状容器の未シール部の一方の隅に外側に突出した注出用ノズルを設け、前記注出用ノズルの容器本体部側下端の少なくとも片側内面に、所定形状の形状保持性を有するプラスチック線材を熱融着したものからなることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体洗剤やシャンプー等を収納する袋状容器に関するものであり、さらに詳しくは、内容物を他の容器に詰め替えるための注出機能が付いた袋状容器に関するものである。
近年、廃棄物の増加に係わる環境問題から、省資源や廃棄物の減量化を目的として、プラスチックフィルムをベースにした2層以上の積層包装材料の周縁を熱接着し、液体洗剤やシャンプー等トイレタリー品を収納する袋とし、使用に際し突出した注出部の所定位置を鋏等で切断して注出口を設け、その注出口から内容物を、例えばポンプ方式ディスペンサー付のプラスチックボトルに容易に注ぎ、詰め替えが可能な注出機能付きの詰替袋(ほとんどが自立するタイプのスタンディングパウチとなっている)が数多く使用されるようになっている。上記注出機能付きの詰替袋としては、内容物の注出が容易で最後まで安定した流れを保ちながら内容物が注出されるものが求められている。このような詰替袋として、種々のものが提案されており、詰替袋のコーナーに突出した注出部を設け、さらに、その注出部内面にプラスチック製の中空成形物を設けた構成のものが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平11−321893号公報
しかしながら、上記提案されている詰替袋は、内容物充填前の時点で中空成形物を有する注出部がかさばってしまい、積み重ねが困難であったり、また、充填した内容物を一部注出した後に再封すること等が非常に難しかった。
本発明の課題は、内容物を充填する前の時点では平らな状態であり、充填した内容物を他のボトル等へ詰め替える際も最後まで安定して注出でき、かつ、内容物を一部注出した後に簡易的に再封することもできる注出機能付き袋状容器を提供することにある。
本発明の請求項1に係る発明は、少なくとも、基材層、シーラント層を有する積層材料からなり、容器本体部の一辺に底シール部を有し、底シール部の反対辺に未シール部を有し、両サイドにサイドシール部を有してなる袋状容器の未シール部の一方の隅に外側に突出した注出用ノズルを設け、前記注出用ノズルの容器本体部側下端の少なくとも片側内面に、所定形状の形状保持性を有するプラスチック線材を熱融着したものからなることを特徴とする注出機能付き袋状容器である。
本発明の注出機能付き袋状容器は、少なくとも、基材層、シーラント層を有する積層材料からなり、容器本体部の一辺に底シール部を有し、底シール部の反対辺に未シール部を有し、両サイドにサイドシール部を有してなる袋状容器の未シール部の一方の隅に外側に突出した注出用ノズルを設け、前記注出用ノズルの容器本体部側下端の少なくとも片側内面に、所定形状の形状保持性を有するプラスチック線材を熱融着したものからなっているので、内容物を充填する前は平らな状態であり、充填した内容物を他のボトル等へ詰め替える時は、プラスチック線材が熱融着されている部分を折り曲げて、大きい口径の注出流路を設けることが可能で、その注出流路を経由して内容物を最後まで安定して注出するこ
とができる。また、残った内容物を保存する場合は、さらにプラスチック線材が熱融着されている部分を折り返して簡易的に再封することも可能である。特に、高粘度の内容物の包装分野で広く利用できる。
本発明の注出機能付き袋状容器を実施の形態に沿って以下に説明する。図2(a)は本発明の注出機能付き袋状容器に使用する積層材料の一実施形態を示す側断面図であり、積層材料(10)は厚み方向に順に、基材層(11)、接着剤層(12)、シーラント層(13)が積層された構成であり、(b)は積層材料の他の実施形態を示す側断面図であり、積層材料(10′)は厚み方向に順に、基材層(11)、接着剤層(12)、中間層(14)、接着剤層(15)、シーラント層(13)が積層された構成である。
前記基材層(11)には、二軸延伸ポリプロピレンフイルム、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム、防湿性セロファンなどを使用する。厚みは適宜選定する。
前記シーラント層(13)は、ポリオレフィン系樹脂若しくはポリオレフィン系樹脂フィルムからなっており、樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂、エチレン/酢酸ビニル共重合体樹脂などのエチレン系樹脂や、ホモポリプロピレン樹脂、プロピレン−エチレンランダム共重合体、プロピレン−エチレンブロック共重合体、ポリプロピレン−α−オレフィン共重合体などのプロピレン系樹脂などが使用でき、積層方法は公知の溶融押出法あるいはドライラミネーション法で積層する。
前記中間層(14)は主にガスバリア性を付与したり、積層材料の各種機械的強度を向上させるために設けるもので、特に限定されないが、単層若しくは多層のフィルムからなっている。単層フィルムとしては無延伸ナイロンフィルム、アルミニウム箔、エチレン・ビニルアルコール共重合体フィルム、塩化ビニリデンフイルム、アクリルニトリルフィルム、塩化ビニリデン樹脂コートセロファン等が使用され、多層フィルムとしては、前記単層フィルムを積層した積層フィルム、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、アルミニウム蒸着ポリプロピレンフィルム、無機酸化物蒸着ポリエステルフィルムなどが使用される。積層方法は公知のドライラミネーション法等で積層する。
前記接着剤層(12、15)には、一般的にポリウレタン系接着剤を使用する。通常、水酸基を持った主剤とイソシアネート基を持った硬化剤とを2液混合して使用する2液型が使用される。その積層方法は公知のグラビアコート方式で積層する。塗布量は1〜5g/m2(乾燥状態)が良い。
図1(a)は本発明の注出機能付き袋状容器の一実施形態を示す平面図であり、(b)は(a)のA−A′線断面図であり、注出機能付き袋状容器(1)は、前記積層材料(10)からなっており、容器本体部(2)の一辺に自立性を有する底シール部(3)を有し、底シール部(3)の反対辺に内容物を充填する為の未シール部(7)を有しており、前記未シール部(7)の一方の隅に、周辺がシール部(6)でシールされ、外側に突出した注出用ノズル(8)を有しており、さらに前記注出用ノズル(8)の容器本体部(2)側の下端の片側内面に、形状保持性を有するプラスチック線材(9)が熱融着されている。
なお、前記プラスチック線材(9)は、注出用ノズル(8)の容器本体部(2)側の下端の両側内面に熱融着されていても良く、さらに、前記注出用ノズル(8)の先端側の周縁に幅方向に切り取って、注出口を設ける為の切り込みを設けても良いし、あるいは前記注出用ノズル(8)の先端側表面に幅方向に切断して注出口を設ける為の切り取り線を印
刷しても良い。
本発明の注出機能付き袋状容器の一使用例を説明すると、まず、注出機能付き袋状容器(1)に未シール部(7)から内容物を充填し、密封する。内容物が充填密封された注出機能付き袋状容器から内容物を他の容器に詰め替える時は、注出用ノズル(8)の先端側の所定位置を幅方向に切断して注出口を設け、しかる後に、プラスチツク線材(9)が熱融着されている部分を外側から手で半円状に折り曲げて、その部分に図3に示すように、楕円形状の内容物の注出流路(20)を形成する。その後、前記楕円形状が保持されている注出流路(20)を経由して内容物を注出口から詰め替える。プラスチック線材(9)が優れた形状保持性を有しているので、任意の形状の注出流路を設けることが可能であり、例えば、高粘度の内容物でも安定して最後まで詰め替えできる。また、詰め替え時時に内容物が一部残った場合でも、前記プラスチック線材(9)を、例えば、長辺方向に真ん中で二つ折りして、注出用ノズル部分を簡易的に再封することも可能である。
以下に、本発明の注出機能付き包状容器を具体的な実施例に従って説明するが、本発明がこれらの実施例に限定されるものではない。
基材層(11)として、厚さ12μmの二軸延伸ポリエステルフィルム(PETフィルム)を使用し、接着剤層(12)として、ポリウレタン系接着剤を使用し、シーラント層(13)として、厚み50μmの長鎖状低密度ポリエチレンフィルム(タマポリ(株)、商品名:SE620A)を使用し、プラスチック線材(9)として、三井化学(株)の厚み50μm、幅10mm、長さ20mmのテクノロート(商品名)を使用して、内容積が500mlで、注出用ノズルの容器本体部側の下端の片側内面に、前記テクノロートの長さ方向が注出用ノズルの幅方向と平行になるように熱融着して、図1に示す形状の本発明の注出機能付き袋状容器を作成した。
以下に、本発明の比較用の実施例を説明する。
注出用ノズルの容器本体部側の下端の片側内面にテクノロートを熱融着しなかった以外は、実施例1と同様にして比較用の注出機能付き袋状容器を作成した。
〈評価〉
実施例1の本発明の注出機能付き袋状容器及び実施例2の比較用の注出機能付き袋状容器に、内容物として、高粘度のシャンプーを500ml充填、密封して、二つの検体を準備した。その後、実施例1の本発明の注出機能付き袋状容器を使用した検体は、注出用ノズルの先端側を切断して注出口を設け、その後、テクノロートが熱融着されている部分を手で半円状に折りまげて、円状の注出流路を設けて、中のシャンプーをプラスチックボトルに詰め替え、一方、実施例2の比較用の注出機能付き袋状容器を使用した検体は、注出用ノズルの先端側を切断して注出口を設けて、中のシャンプーをプラスチックボトルに詰め替えて、最後まで完全に詰め替えできるかどうかを観察し、評価した。その結果を表1に示す。
Figure 2006306405
表1に示すように、実施例1の本発明の注出機能付き袋状容器を使用した検体は、最後まで完全に詰め替えできた。一方、実施例2の比較用の注出機能付き袋状容器を使用した検体は、最後まで完全に詰め替えできず、注出用ノズル近辺にシャンプーが残ってしまった。
(a)は本発明の注出機能付き袋状容器の一実施形態を示す平面図であり、(b)は(a)のA−A′線断面図である。 (a)は本発明の注出機能付き袋状容器に使用する積層材料の一実施形態を示す側断面図であり、(b)は積層材料の他の実施形態を示す側断面図である。 本発明の注出機能付き袋状容器の使用時に注出用ノズル下端に設けた注出流路の形状説明図である。
符号の説明
1…注出機能付き袋状容器
2…容器本体部
3…底シール部
4,5…サイドシール部
6…シール部
7…未シール部
8…注出用ノズル
9…プラスチック線材
10,10′…積層材料
11…基材層
12…接着剤層
13…シーラント層
14…中間層
15…接着剤層
20…注出流路

Claims (1)

  1. 少なくとも、基材層、シーラント層を有する積層材料からなり、容器本体部の一辺に底シール部を有し、底シール部の反対辺に未シール部を有し、両サイドにサイドシール部を有してなる袋状容器の未シール部の一方の隅に外側に突出した注出用ノズルを設け、前記注出用ノズルの容器本体部側下端の少なくとも片側内面に、所定形状の形状保持性を有するプラスチック線材を熱融着したものからなることを特徴とする注出機能付き袋状容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008195454A (ja) * 2007-01-19 2008-08-28 Dainippon Printing Co Ltd 注出口部付き袋
JP2011178458A (ja) * 2010-03-03 2011-09-15 Fujimori Kogyo Co Ltd 注出口を有する袋体
JP2015105139A (ja) * 2013-12-02 2015-06-08 凸版印刷株式会社 パウチおよび注液補助パーツ

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