JP4803650B2 - 詰め替え防止キャップ - Google Patents
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Description
キャップが取り外された履歴を明示しボトル容器の内容物の安全性を担保することができる、詰め替え防止キャップに関する。
すなわち、特許文献1に記載の詰替防止ふたは、ふたを構成する部品点数が多く組み立てが複雑であり、また、工業生産上の経済性に欠けるという問題があった。
天面壁と、該天面壁の内周端部から上方内側に向かって延び、中央に液注出口を有する傾斜環状壁と、該天面壁の外周縁から垂下し内周にボトル容器本体の開口部と係合する係合突条を有するスカート壁を有し、該天面壁に該液注出口を囲繞し上方に延び且つ外周に雄ネジ部が形成された注出筒が設けられているキャップ本体と、
上部を形成する頂板部と、該頂板部の周縁から垂下する側周壁を有し、該側周壁に該雄ネジ部とネジ締結可能な雌ネジ部が内周に形成されている上蓋と、
天板と該天板の中央下面から下方に延びるウェイト部からなるウェイト弁体と、を備えた詰め替え防止キャップであって、
該ウェイト部は、該液注出口内に自重により上下動可能に装填されており、
該上蓋を該キャップ本体にネジ締結しているときに、該上蓋頂板部内面から垂下するインナーリングが、該ウェイト弁体天板上面を押圧することにより、該ウェイト弁体天板下面と該液注出口とを当接させ、
該上蓋を該キャップ本体から取り外したときに、該ウェイト弁体が上下動可能となり、該ボトル容器本体内から外部へ液注出を許容し、
該ウェイト弁体には、前記傾斜環状壁の下面に形成された複数のリブ11bと係止して該ウェイト弁体の上方への移動を規制する規制手段が設けられており、
前記規制手段12dは、前記ウェイト弁体12の側壁部から周方向に突設され、上下動する複数の可撓性羽状係止片12dであり、ウェイト弁体12のウェイト部12fをキャップ本体11の液注出口11aに装填すると、
折り曲げられた可撓性羽状係止片の先端は、
天面壁の前記傾斜環状壁の下面に設けられたリブを通過した後、
該リブの下方位置で復帰して外方に広がり、
該羽状係止片が該リブに係止することにより、
該ウェイト弁体の上方への移動が規制されることを特徴とする。
前記キャップ本体天面壁の中央部は、上方内側に向かってその先端部が小径になるように傾斜している傾斜環状壁からなるものであることを特徴とする。
前記キャップ本体天面壁は、前記注出筒の基端部より外側に環状弱化部が設けられ環状弱化部を介してスカート壁と破断容易に形成されているものであることを特徴とする。
液注出口を有する天面壁と、
天面壁の周縁から垂下し内周にボトル容器本体の開口部と係合する係合突条を有するスカート壁を有し、天面壁に液注出口を囲繞し上方に延び且つ外周に雄ネジ部が形成された注出筒が設けられている。
上蓋には、頂板部と、頂板部の周縁から垂下する側周壁を有し、側周壁に雄ネジ部とネジ締結可能な雌ネジ部が内周に形成されている。
また、上蓋は、天板と天板の周縁部から延設された周側面とを有し、
インナーリングの外方には、インナーリングと同様にアウターリングが垂下しており、
上蓋をキャップ本体に装着したときに、このアウターリングの下端がキャップ本体の注出筒に嵌合して密着し、シール性を確保するようになっている。
図1は本発明の実施例に係る詰め替え防止キャップの正面断面図であり、図2は同詰め替え防止キャップの分解断面図である。
図1及び図2において、本実施例の詰め替え防止キャップ10は、
キャップ本体11、ウェイト弁体12及び上蓋13を有し、
キャップ本体11はボトル容器本体Bの開口部B0に螺合部を介して取り付けられ、
ウェイト弁体12はキャップ本体11の中央に開口した液注出口11a内に上下動可能に取り付けられており、
上蓋13はウェイト弁体12の天板上面12eをインナーリング13bを介して押圧してボトル容器本体Bをウェイト弁体12のシール部12aで密封している。
天面壁11hの外周縁から垂下し内周にボトル容器本体Bの開口部BOと係合する係合突条11iを有するスカート壁11jを備える。
天面壁11hの上方には、液注出口11aを囲繞し且つ外周に雄ネジ部11kを形成した注出筒11gが延設され、
注出筒11gの下端部となる天面壁11hの外周には、環状弱化部11eを介してスカート壁11jが下方に延設されている。
さらに、注出筒11gの内側に、天面壁11hの内周端部から上方内側に向かってその先端部が順次小径になるように傾斜して傾斜環状壁11fが形成されるとともに、
傾斜環状壁11fの内周面にはリブ11bが複数個突出して設けられている。
また、上蓋13の頂板部13c内面から、インナーリング13b及びその外側にアウターリング13fを円筒状に垂下させている。
ウェイト部12fは、その下端側に設けられた球や紡錘形状などの形状をした球状先端部12bと、球状先端部12bから上方に延設された円筒形状の基部12gと、基部12cの周囲に外方に向かって突設された複数の規制手段12dとを有している。
規制手段12dとしては、基部12gに一辺が固定されその先端が自由に上下動する羽状の突設片である可撓性羽状係止片が挙げられる。
こうして、容器を傾けたときにウェイト弁体12の脱落が規制されるようにしている。
なお、ウェイト弁体12の素材としては、ポリエチレンなどの可撓性プラスチックなどが挙げられる。
図2、図4などに示すように、キャップ本体11には、その中央に、液注出口11aが傾斜環状壁11fによって開口形成されている。
環状弱化部11eは、周方向に間隔をおいて設けられた複数個のブリッジを介して、キャップ本体11とスカート壁11jとを接続しており、ねじりや上方向への力により、環状弱化部11eが容易に破断される。なお、環状弱化部11eは、複数個のブリッジに替えて、肉厚を薄くしたスコアにより形成することも可能である。
ブリッジは、キャップ本体11を一体的に作成した後に、切断工具を用いて、環状弱化部11e形成予定部へ下方から切り込みを入れることで形成できる。
上蓋13の頂板部13cの内側には、円筒状に垂下する小径のインナーリング13bと、その外側から垂下する大径のアウターリング13fとが、略同心円状に設けられている。
キャップ本体11への上蓋13装着時に、小径のインナーリング13bによってウェイト弁体12の天板上面12eが押圧されるとともに、
ウェイト弁体12の天板12cの下面のシール部12aとリブ11b上端のシール部11dとが圧着されてボトル容器本体Bの内容物が密封される。
アウターリング13fは、上蓋13のキャップ本体への装着時に注出筒11g内に嵌合して、傾斜環状壁11fと注出筒11gとの間の基部に溜まった液が外部に流出しないように密封する機能を備えている。
また、上蓋13の下端側には、弱化部13aを介して連接するためのタンパーエビデントリング13gが設けられている。
弱化部13aは、周方向に間隔をおいて設けられた複数個のブリッジを介して、上蓋13とタンパーエビデントリング13gとを接続しており、ねじりの力により、弱化部13aが容易に破断され、上蓋13を開封することができる。
また、天板12aと傾斜環状壁11fのシール部11dとによってボトル容器内部への侵入も遮断される。
よって、上蓋の開封後におけるボトル容器の衛生状態や安全性をさらに確実に維持させることができる。
すなわち、規制手段である可撓性羽状係止片12dによってウェイト弁体12の脱落を規制した状態において、ウェイト弁体12のウェイト部12fと液注出口11aとの間に、内容液を外部に注出するための流路Rが形成される。
なお、本実施例のキャップは、ボトルを正立させた状態で、ウェイト弁体12の自重によって流路Rを塞ぐことができるので、再充填を有効に防止できる。
天面壁11hの外縁に形成した環状弱化部11eが破断して、上方の注出筒11gと下方のスカート壁11jとが分離して復帰不能状態になる。
このように、ボトル容器本体Bからキャップ本体11が取り外された履歴が明示されるので、ボトル容器の内容物の安全性を担保することができる。
例えば、本実施例では、ウェイト弁体として先端が球状のものとしたが逆止弁としての機能があればこの他の形状、例えば柱状のものであってもよい。また、ウェイト弁体を上下動可能に保持する手段として羽根状に突出した可撓性羽状係止片を用いたが、このような規制手段となる可撓性羽状係止片の枚数や形状などはこれらのもの限定されるものではない。
11 キャップ本体
11a 液注出口
11b リブ
11d シール部
11e 環状弱化部
11f 傾斜環状壁
11g 注出筒
11h 天面壁
11i 係合突条
11j スカート壁
11k 雄ネジ部
12 ウェイト弁体
12a シール部
12b 球状先端部
12c 天板
12d 可撓性羽状係止片(規制手段)
12e 天板上面
12f ウェイト部
12g 基部
13 上蓋
13a 弱化部
13b インナーリング
13c 頂板部
13d 側周壁
13e 雌ネジ部
13f アウターリング
13g タンパーエビデントリング
14 残り液
Claims (3)
- 中央に液注出口11aを有する天面壁11hと、該天面壁11hの内周端部から上方内側に向かって延び、中央に液注出口を有する傾斜環状壁11fと、該天面壁11hの外周縁から垂下し内周にボトル容器本体Bの開口部BOと係合する係合突条11iを有するスカート壁11jを有し、該天面壁11hに該液注出口11aを囲繞し上方に延び且つ外周に雄ネジ部11kが形成された注出筒11gが設けられているキャップ本体11と、
上部を形成する頂板部13cと、該頂板部13cの周縁から垂下する側周壁13dを有し、該側周壁13dに該雄ネジ部11kとネジ締結可能な雌ネジ部13eが内周に形成されている上蓋13と、
天板12cと該天板12cの中央下面から下方に延びるウェイト部12fからなるウェイト弁体12と、を備えた詰め替え防止キャップであって、
該ウェイト部12fは、該液注出口11a内に自重により上下動可能に装填されており、
該上蓋13を該キャップ本体11にネジ締結しているときに、該上蓋頂板部13c内面から垂下するインナーリング13bが、該ウェイト弁体天板上面12eを押圧することにより、該ウェイト弁体天板12c下面と該液注出口11aとを当接させ、
該上蓋13を該キャップ本体11から取り外したときに、該ウェイト弁体12が上下動可能となり、該ボトル容器本体B内から外部へ液注出を許容し、
該ウェイト弁体12には、前記傾斜環状壁の下面に形成された複数のリブ11bと係止して該ウェイト弁体12の上方への移動を規制する規制手段12dが設けられており、
前記規制手段12dは、前記ウェイト弁体12の側壁部から周方向に突設され、上下動する複数の可撓性羽状係止片12dであり、ウェイト弁体12のウェイト部12fをキャップ本体11の液注出口11aに装填すると、
折り曲げられた可撓性羽状係止片12dの先端は、
天面壁の前記傾斜環状壁の下面に設けられたリブ11bを通過した後、
該リブ11bの下方位置で復帰して外方に広がり、
該羽状係止片が該リブ11bに係止することにより、
該ウェイト弁体12の上方への移動が規制されることを特徴とする詰め替え防止キャップ。 - 前記キャップ本体天面壁11hの中央部は、上方内側に向かってその先端部が小径になるように傾斜している傾斜環状壁11fからなる請求項1に記載の詰め替え防止キャップ。
- 前記キャップ本体天面壁11hは、前記注出筒11gの基端部より外側に環状弱化部11eが設けられ環状弱化部11eを介してスカート壁11jと破断容易に形成されている請求項1又は2に記載の詰め替え防止キャップ。
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