JP2005096793A - 不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造 - Google Patents

不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造 Download PDF

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関  武邦
Isato Arai
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Abstract

【課題】容器を傾斜させて内容物を注出したときに、不正開封防止環が容器口元部から離脱することがなく、金型構造が比較的に複雑にならず、小径のキャップにも適用可能な不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造を提供する。
【解決手段】容器が開封されたときに、キャップのキャップ本体の周壁下端に複数個の脆弱接続片で接続された不正開封防止環が、容器の容器口元部の下方外周面に設けられたラチェットと不正開封防止環の内周面に設けられたラチェットとの係合により、不正開封防止環がキャップ本体から分離するキャップと容器口元部の構造において、キャップ100 の不正開封防止環120 の内周面のラチェット121 の隣接上方に、離脱防止リング122 を設け、容器の容器口元部200 の外周面の雄ねじ221 の下方でキャップの離脱防止リングの対向位置より上方に、外径がキャップの不正開封防止環の離脱防止リングの内径よりも大きい係止リング222 を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、不正開封されたときに、キャップの不正開封防止環が分離し、この不正開封防止環の分離が外観から明確に確認できる不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造に関するものである。
従来、ラチェット方式の不正開封防止機能をもつキャップは、天板と周壁とからなるキャップ本体と、このキャップ本体の周壁下端に複数個の脆弱接続片で接続された不正開封防止環とからなり、容器が開封されると、不正開封防止環の内周面に設けられたラチェットが容器口元部の雄ねじの下方に設けられたラチェットと係合して、不正開封防止環がキャップ本体から分離し、この不正開封防止環の分離を外観から認識して容器が既に開封されたことを確認するものであった。ところが、この不正開封防止機能をもつキャップは、容器を開封したのちに、容器を傾斜させて内容物を容器口元部から注出させたときに、容器口元部に残っていたキャップの不正開封防止環が容器口元部から脱落することがあった。この不正開封防止環の脱落防止策としては、容器口元部のラチェットの上方の外周面に突起を設け、この突起と係合する係止突起をキャップの不正開封防止環の上方の内周面に径方向に突出させて設けたものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−150846号公報
しかしながら、上述のラチェット方式の不正開封防止機能をもつキャップは、不正開封防止環の脱落防止のための係止突起を、不正開封防止環の内周面のラチェットの周方向先端部を基準として、キャップ開栓方向上流側で且つラチェットとは重ならない位置に配置するものであった。このため、キャップの金型構造が複雑となり、ラチェットの大きさや数に制限ができ、係合突起の大きさや数に制限ができ、開栓角度に制限ができ、不正開封されたことが確認しずらいことがあった。特に、キャップの径が小さい場合に問題が生じた。
本発明は、上述の従来の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造の問題点を解決したものであり、容器を開封したのち、容器を傾斜させて内容物を容器口元部から注出させたときに、不正開封防止環が容器口元部から離脱することがなく、金型構造が比較的に複雑にならず、小径のキャップにも適用可能な不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造を提供するものである。
すなわち、本発明の第1の発明は、容器が開封されたときに、キャップのキャップ本体の周壁下端に複数個の脆弱接続片で接続された不正開封防止環が、前記容器の容器口元部の下方外周面に設けられたラチェットと前記不正開封防止環の内周面に設けられたラチェットとの係合により、前記不正開封防止環がキャップ本体から分離するキャップと容器口元部の構造において、前記キャップの不正開封防止環の内周面のラチェットの隣接上方に、離脱防止リングを設け、前記容器の容器口元部の外周面の雄ねじの下方で前記キャップの離脱防止リブの対向位置より上方に、外径が前記キャップの不正開封防止環の離脱防止リングの内径よりも大きい係止リングを設けたことを特徴とする不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造である。
次に、本発明の第2の発明は、前記不正開封防止環の離脱防止リングを、複数個に分けて周方向に間隔を置いて設けたことを特徴とする第1の発明に記載の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造である。
次に、本発明の第3の発明は、前記容器口元部の係止リングを、複数個に分けて周方向に間隔を置いて設けたことを特徴とする第1乃至第2の発明に記載の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造である。
そして、本発明の第4の発明は、前記容器口元部の係止リングを、前記ラチェットの上端より間隔を置いた上方位置に設けたことを特徴とする第1乃至第3のいずれかの発明に記載の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造である。
本発明の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造は、キャップの不正開封防止環の内周面のラチェットの隣接上方に離脱防止リングが設けられ、容器口元部の外周面の雄ねじの下方で不正開封防止環の離脱防止リングの対向位置より上方に係止リングが設けられており、係止リングの外径が離脱防止リングの内径よりも大きいため、容器を開封したのち、容器を傾斜させて内容物を容器口元部から注出させたときに、不正開封防止環が容器口元部の先端方向へ移動しても、不正開封防止環の離脱防止リングが係止リングに係止されて、容器口元部から不正開封防止環が抜け落ちて離脱することがない。
また、本発明の不正開封防止機能をもつキャップの構造は、不正開封防止環の容器口元部からの離脱防止のために、離脱防止リングを不正開封防止環の内周面のラチェットの隣接上方に設けるものであり、前述した従来のキャップのように、係止突起を、不正開封防止環の内周面のラチェットの周方向先端部を基準として、キャップ開栓方向上流側で且つラチェットとは重ならない位置に配置するものと比較して、金型構造が比較的に複雑にならず、ラチェットの大きさや個数に制限がなく、特に、小径のキャップにも適用可能な構造である。
本発明の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造は、不正開封防止機能付キャップが螺着する液体用紙容器の注出位置に突設する容器口元部(スパウト)やプラスチックボトルの容器口元部(口頸部)などに適用するものであり、容器を開封したのちに、容器を傾斜させて内容物を容器口元部から注出させたときに、不正開封防止環が容器口元部から抜け落ちて離脱することを防止するための構造である。
次に、本発明の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造の一実施形態について、図を用いて詳細に説明する。
図1は、本実施形態の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造を示す断面図であり、図2そのキャップの要部を示す断面図であり、図3は、容器口元部の断面図で、図4は、容器口元部の正面図である。図5は、キャップ本体から不正開封防止環が分離して下降した状態を示す説明図である。
本実施形態は、図1に示すように、液体用紙容器(10)の注出位置(11)に突設する容器口元部(200)に不正開封防止環(120)付キャップ(100)が螺着するものであり、容器が開封されたときに、キャップのキャップ本体(110)の周壁(113)下端に複数個の脆弱接続片(101)で接続された不正開封防止環が、容器の容器口元部の下方外周面に設けられたラチェット(223)と不正開封防止環の内周面に設けられたラチェット(121)との係合により、不正開封防止環がキャップ本体から分離するものである。この不正開封防止環のキャップ本体からの分離により、容器が流通過程におい
て既に故意に又は不意の外的衝撃により開封したことを外観から確認するものである。
本実施形態のキャップ(100)の構造は、図1及び図2に示すように、天板(111)と周壁(113)とからなるキャップ本体(110)の周壁下端に、狭幅薄肉の脆弱接続片(101)を介して、不正開封防止環(120)を接続するものである。そして、キャップ本体の天板下面には、容器口元部(200)の注出筒(220)を封止するインナー封止リング(112)(外周面を注出筒の先端部内面に密接)を垂設し、周壁の内周面にシャワーリングの水抜きを考慮して断続的な雌ねじ(114)を設け、不正開封防止環の内周面には、下方に複数個のラチェット(121)を周方向に設け、このラチェットの隣接上方に、離脱防止リング(122)を複数個に分けて、周方向に間隔を置いて設けるものである。なお、天板下面の封止リングとしては、コンタクト封止リング(先端を注出筒の天面に密接)を併用又は単独に用いてよく、不正開封防止環内周面の離脱防止リングは、連続のものでもよい。また、キャップは、使用時に破断する部分があるため、通常では、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなど熱可塑性樹脂を用いて、射出成形法により作製するものである。
本実施形態の容器口元部(200)の構造は、図1及び図3に示すように、下端外周面にフランジ(240)を周設する環状台座部(210)に、注出筒(220)を立設し、この注出筒の外周面にキャップ(100)との雄ねじ(221)を設け、下端部に複数個のラチェット(223)を周方向に設け、雄ねじとラチェットと間に、キャップ(100)の不正開封防止環(120)の離脱防止リブ(122)の対向位置より上方で、外径がキャップの離脱防止リングの内径よりも大きい係止リング(222)を、図4に示すように、複数個に分けて周方向に間隔を置いて設け、また、容器のバージン性を考慮して、図1に示すように、注出筒(220)の内側下方に封鎖板(230)を設け、この封鎖板の下面に環状切込み(231)を設けて上面の開口予定位置に環状薄肉脆弱線(232)を形成し、この環状薄肉脆弱線の内側近傍位置の上面に、先端にプルリング(234)をもつ支柱(233)を立設するものである。なお、容器口元部の係止リングとキャップの離脱防止リングとの径及び形状は、容器口元部にキャップを螺着するときに、締めトルクで離脱防止リングが係止リングを乗り越え、内容物を注出するため容器を傾斜させてときに、離脱防止リングが係止リングに係止して、自然落下する不正開封防止環が係止するように設けるものである。なお、係止リング(222)を、図5に示すように、ラチェット(223)の上端より間隔を置いた上方位置に設けると、容器が開封されたときのキャップ本体(110)の周壁(113)下端と容器口元部(200)の環状台座部(210)上に落下している不正開封防止環(120)の上端と間隔が広くなり、容器が既に開封されたことが確認し易くなる。また、容器口元部は、使用時に破断する部分があるため、通常では、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなど熱可塑性樹脂を用いて、射出成形法により作製するものである。
本発明の一実施形態の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造を示す断面図である。 図1のキャップの要部を示す断面図である。 図1の容器口元部の断面図である。 図1の容器口元部の正面図である。 キャップ本体から不正開封防止環が分離して下降した状態を示す説明図である。
符号の説明
10……容器
11……注出位置
100……キャップ
101……脆弱接続片
110……キャップ本体
111……天板
112……インナー封止リング
113……周壁
114……雌ねじ
120……不正開封防止環
121……ラチェット
122……離脱防止リング
200……容器口元部
210……環状台座部
220……注出筒
221……雄ねじ
222……係止リング
223……ラチェット
230……封鎖板
231……環状切込み
232……環状薄肉脆弱線
233……支柱
234……プルリング
240……フランジ

Claims (4)

  1. 容器が開封されたときに、キャップのキャップ本体の周壁下端に複数個の脆弱接続片で接続された不正開封防止環が、前記容器の容器口元部の下方外周面に設けられたラチェットと前記不正開封防止環の内周面に設けられたラチェットとの係合により、前記不正開封防止環がキャップ本体から分離するキャップと容器口元部の構造において、前記キャップの不正開封防止環の内周面のラチェットの隣接上方に、離脱防止リングを設け、前記容器の容器口元部の外周面の雄ねじの下方で前記キャップの離脱防止リングの対向位置より上方に、外径が前記キャップの不正開封防止環の離脱防止リングの内径よりも大きい係止リングを設けたことを特徴とする不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造。
  2. 前記不正開封防止環の離脱防止リングを、複数個に分けて周方向に間隔を置いて設けたことを特徴とする請求項1記載の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造。
  3. 前記容器口元部の係止リングを、複数個に分けて周方向に間隔を置いて設けたことを特徴とする請求項1乃至2記載の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造。
  4. 前記容器口元部の係止リングを、前記ラチェットの上端より間隔を置いた上方位置に設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の不正開封防止機能をもつキャップと容器口元部の構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009234607A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Japan Crown Cork Co Ltd 容器の密封構造
JP2012116557A (ja) * 2010-12-03 2012-06-21 Mikasa Sangyo Kk 合成樹脂製キャップ
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JP2014019447A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Toppan Printing Co Ltd 口栓
JP2021054504A (ja) * 2019-09-30 2021-04-08 大日本印刷株式会社 注出口組立体、注出口付き容器、注出口及びキャップ

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