JP2006001599A - 不正開封防止封緘リング付口栓 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャップ本体は、天板内面にインナー封止リングを垂設し、周壁下端に周方向へ設けた複数個の脆弱ブリッジを介して不正開封防止封緘リングを連結し、複数個の脆弱ブリッジのうち少なくとも1個の脆弱ブリッジを他の脆弱ブリッジより破断しにくい強化脆弱ブリッジとし、不正開封防止封緘リングの内面に周方向へ複数個の係止フラップを設け、強化脆弱ブリッジの近接位置の不正開封防止封緘リングに、強化脆弱ブリッジより破断しやすい縦の脆弱接続部を上端から下端に設け、注出口具は、注出筒の外周の雄ネジの下方に不正開封防止封緘リングの係止フラップと係合する係止リングを設ける。
【選択図】図1
Description
開封されると、不正開封されたことが外観から一目瞭然に確認でき、注出口具に不正開封防止封緘リングが残ることがなく、開封時のキャップの開栓トルクが適正に小さく、容器を開封したのちにキャップで再封したときの密封性が良好であり、製造工程数が少ない不正開封防止封緘リング付口栓を提供するものである。
脱方向に回転すると、不正開封防止封緘リングの係止フラップと、容器の注出口部の雄ネジ下方に設けられている係止リングとの係合作用により、キャップ本体と不正開封防止封緘リングとを連結する強化脆弱ブリッジ以外の脆弱ブリッジと、不正開封防止封緘リングの縦の脆弱接続部が破断され、キャップを注出口具から螺脱したときには、キャップ本体の周壁下端に、縦に分割した不正開封防止封緘リングが強化脆弱ブリッジで連結しており、不正開封防止封緘リングが注出口具に残ることがない。なお、キャップ本体で注出口具を再封止するときは、強化脆弱ブリッジを破断して、キャップ本体から不正開封防止封緘リングを分離して使用するものである。
及び図5に示す下端に脆弱接続(123b)をもつ縦スリット(123a)からなる上端から下端に至る縦の脆弱接続部(123)を設けるものである。なお、不正開封防止封緘リングの内面の周方向に設ける係止フラップ(122)は、図3に示すように、縦の脆弱接続部(123)の近くで脆弱ブリッジ(121,123s)の位置の内側内面には設けないようにするものである。このようにすると、キャップを螺脱方向へ回転させたときに、不正開封防止封緘リングの周方向へ延びる力が、縦の脆弱接続部に強くかかり、縦の脆弱接続部が破断されやすくなる。なお、係止フラップの個数は、キャップを螺脱方向へ回転したときに、注出口具の注出筒に設ける係止リングを係止フラップが乗り越えない個数である。また、キャップ本体の下部と不正開封防止封緘リングの上部との間隔を0.1mm以上に設けるものである。これは、キャップを注出口具の注出筒に螺合させて装着するときに、クッション性をもたせてキャップの閉め角度の安定化を計るためである。また、不正開封防止封緘リングの縦の脆弱接続部の幅を0.1mm以上すると、射出成形法による成形がし易くなる。
20……容器
21……口栓取付孔
100……キャップ
110……キャップ本体
111……天板
112……インナー封止リング
113……周壁
114……雌ネジ
120……封緘リング
121……脆弱ブリッジ
121s……強化脆弱ブリッジ
122……係止フラップ
123……縦の脆弱接続部
123a……縦スリット
123b……脆弱接続
200……注出口具
210……台座リング
211……仮止突起
220……注出筒
221……雄ネジ
222……係止リング
230……封鎖板
231……環状切込み
232……環状薄肉脆弱線
233……支柱
234……プルリング
240……フランジ
Claims (4)
- プルリングで開封する注出口具に、キャップ本体と不正開封防止封緘リングとからなるキャップが螺着する口栓であって、キャップ本体は、天板内面に注出口具の注出筒を封止するインナー封止リングを垂設し、周壁下端に周方向へ設けた複数個の脆弱ブリッジを介して不正開封防止封緘リングを連結し、複数個の脆弱ブリッジのうち少なくとも1個の脆弱ブリッジを他の脆弱ブリッジより破断しにくい強化脆弱ブリッジとし、不正開封防止封緘リングの内面に周方向へ複数個の係止フラップを設け、強化脆弱ブリッジの近接位置の不正開封防止封緘リングに、強化脆弱ブリッジより破断しやすい上端から下端に至る縦の脆弱接続部を設け、注出口具は、注出筒の外周の雄ネジの下方に不正開封防止封緘リングの係止フラップと係合する係止リングを設け、口栓が未開封のときには、キャップの不正開封防止封緘リングの下端面が注出口具の台座リングの上面に当接し、かつキャップのインナー封止リングの外側の天板内面と注出口具の注出筒の上端面との間に間隙をもち、キャップを注出口具から螺脱するときには、キャップ本体と不正開封防止封緘リングとを連結する強化脆弱ブリッジ以外の脆弱ブリッジと不正開封防止封緘リングの縦の脆弱接続部が破断し、キャップを注出口具から螺脱したときには、キャップ本体の周壁下端に、縦に分割した不正開封防止封緘リングが強化脆弱ブリッジで連結し、強化脆弱ブリッジを破断して不正開封防止封緘リングを分離したキャップ本体で注出口具を再封したときには、キャップ本体の周壁下端面と注出口具の台座リングの上面と間に間隙をもち、キャップのインナー封止リングの外周面が注出筒の口部内面に密接し、かつインナー封止リングの外側の天板内面が注出口具の注出筒の上端面に密接することを特徴とする不正開封防止封緘リング付口栓。
- 不正開封防止封緘リングの内面の周方向に設ける係止フラップが、縦の脆弱接続部の近くで脆弱ブリッジ位置の内側内面にないことを特徴とする請求項1記載の不正開封防止封緘リング付口栓。
- キャップ本体の下部と不正開封防止封緘リングの上部との間隔が0.1mm以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の不正開封防止封緘リング付口栓。
- 不正開封防止封緘リングの縦の脆弱接続部の幅が、0.1mm以上であることを特徴とする請求項1乃至3記載の不正開封防止封緘リング付口栓。
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JP2004180623A JP2006001599A (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | 不正開封防止封緘リング付口栓 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006001599A true JP2006001599A (ja) | 2006-01-05 |
Family
ID=35770327
Family Applications (1)
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JP2004180623A Pending JP2006001599A (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | 不正開封防止封緘リング付口栓 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2006001599A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009214928A (ja) * | 2008-03-13 | 2009-09-24 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 内側ネジ付容器 |
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JPS6423464U (ja) * | 1987-07-31 | 1989-02-08 | ||
JP2003267410A (ja) * | 2002-03-13 | 2003-09-25 | Aruemu:Kk | 注出口 |
JP2004001828A (ja) * | 2002-05-31 | 2004-01-08 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 不正開封防止キャップ |
-
2004
- 2004-06-18 JP JP2004180623A patent/JP2006001599A/ja active Pending
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