JP2009214928A - 内側ネジ付容器 - Google Patents

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Takashi Yoshikawa
隆 吉川
Atsushi Uchida
篤 内田
Masahiro Akioka
正宏 秋岡
Mutsumi Hirano
睦 平野
Takashi Uehara
貴史 上原
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Abstract

【課題】容器口部から液状内容物を直接飲んでも口当たりがよく違和感がなく、しかも容易且つコスト的に見合う成形加工方法を実施できる構造にした内側ネジ付容器を提供する。
【解決手段】内側ネジ付容器1は、口部2の内周面3に内ネジ4を設けた容器5と、この
容器5の内ネジ4に螺合する外ネジ6を設けた内筒7及び口部2を覆う外筒8を有する蓋
9とからなり、内ネジ4の内径(R1)は内ネジ4以外の口部2の内径(R2)以上(R
1≧R2)になっていることで、容器5に対して簡易な成形加工方法を実施でき、口部2
の飲み口に異物が無いから、違和感がなく気分良く直接液状内容物を飲むことができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、液状内容物を充填している容器の口部から、直接液状内容物を飲む際に容器口部が口当たりのよいネジ付容器に関し、より詳しくは、容器口部の内周面に内ネジを設けて、容器口部外周面のネジを無くし、この内ネジに螺合して容器を密封する蓋を有した内側ネジ付容器に関する。
従来の液状内容物を充填する容器は、その口部の外周面にネジが設けられ、そのネジにより螺着脱する蓋からなるのが一般的である。その容器に収容されている液状内容物を飲む場合は、一旦コップなどの他の容器に移し替えてから飲むことが多かったが、近頃では、比較的小容量のボトルが出回ってきたことも有り、ボトルの口部から液状内容物を直接飲むことが多くなっている。
この場合、容器口部の外周面に設けられたネジが飲む人の唇や舌に当たり、違和感を感じる人が少なくないが、その点が改良された容器は市場に出回っている状況にはない。
ただ、構造の面から、これに近いものとして次の様な技術が知られている。
特開2000−313423号公報
この特許文献1に係る容器は、図7に示すように、被詰替用容器50と詰替用ボトル5
1とからなり、この被詰替用容器50の口部52の内周面に内ネジ53が設けられ、詰替
用ボトル51の口部54の外周面に、被詰替用容器50の内ネジ53に螺合する外ネジ5
5が設けられて、被詰替用容器50に詰替用ボトル51の液状内容物を詰め替える際、被
詰替用容器50の口部52の内ネジ53に、詰替用ボトル51の口部54の外ネジ55を
螺着することで、液状内容物をこぼすことなく、詰め替えることができるものである。な
お、被詰替用容器50の口部52の外周面には、不図示の蓋を螺着するための外ネジ56
が設けられている。
上記特許文献1の容器には、被詰替用容器50の口部52内周面に内ネジ53が設けら
れ、詰替用ボトル51の口部54外周面に外ネジ55が設けられているものの、被詰替用
容器50の口部52の外周面には、蓋を螺着するための外ネジ56が設けられている。し
たがって、この特許文献1には、被詰替用容器50の口部52の外周面に、ネジなどの突
起物を設けず滑らかな表面にするという、技術思想はないものと思われる。また、容器口
部の内周面に内ネジを設けて外周面のネジを無くすという、一見して自明のように思われ
る技術の先行例を見つけることが出来ないのは、その成形加工が難しく、何らかの構造的
な改善がなされないと、容易且つコスト的に見合う成形加工方法を見出すことが出来ない
ことに、起因しているものと思われる。
そこで、本発明の目的は、容器の口部から液状内容物を、唇や舌に違和感がなく口当たりよく飲むことが出来、容易、且つコスト的に見合う成形加工方法を実施できる構造の内側ネジ付容器を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなるこ
とを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、口部の内周面に内ネジを設けた容器と、該容器の前記内ネ
ジに螺合する外ネジを設けた内筒及び前記口部を覆う外筒とを有する蓋と、からなることを特徴とする内側ネジ付容器が提供される。
また、本発明によれば、前記蓋の前記内筒と及び前記外筒との間にシール溝を設け、該
シール溝に前記容器口部の先端部を嵌合して密封する上記内側ネジ付容器が提供される。
また、本発明によれば、前記内筒の先端が、容器口部の内ネジの下方段部に圧接されてメインシールを構成する上記内側ネジ付容器が提供される。
また、本発明によれば、前記蓋の天面壁の中央部が凹陥部とされ、該凹陥部の外周に外ネジが形成されてなる上記内側ネジ付容器が提供される。
また、本発明によれば、前記凹陥部の上面開口部がシートでシールされてなる上記内側ネジ付容器が提供される。
また、本発明によれば、前記内ネジのネジ山の内径(R1)が前記内ネジ以外の容器口部の内径(R2)以上である(R1≧R2)上記内側ネジ付容器が提供される。
また、本発明によれば、前記蓋の前記外筒下端部周縁に不正開封防止機構が設けられ、該不正開封防止機構は、前記外筒の全周面に延びる破断可能な破断ラインを形成し、前記外筒を前記破断ラインを境として、上部の主部と下部のタンパーエビデント裾部とに区画し、このタンパーエビデント裾部の内周面に、前記容器口部の外周面に係合する複数のフラップ片を、内方且つ上方に傾斜させて設けた上記内側ネジ付容器が提供される。
本発明の内側ネジ付容器は、液状内容物を飲むために蓋を螺脱すると、容器外周面にネ
ジなどの突起物の無い口部が裸出するため、これに直接口を付けても、ネジなどの突起物
に唇や舌が当たることなく液状内容物を飲むことができる。したがって、容器の口部から
直接液状内容物を、唇や舌に違和感がなく気分良く飲むことが出来る効果がある。
また、請求項2の内側ネジ付容器は、容器の口部に蓋を螺着すると、口部の先端部が蓋のシール溝に嵌合してより強く密封される。したがって、上記の効果に加えて、容器の口部の内ネジと蓋の外ネジとによっても、これら容器と蓋との密封性を保持できる効果がある。
また、請求項3の内側ネジ付容器は、内筒の先端が、容器口部内の内ネジの下方段部に圧接される程度に長く形成され、これによって、当該部分がメインシールを構成することになり、上記密封機構をさらに確実なものにすることができる。
また、請求項4の内側ネジ付容器は、前記蓋の天面壁の中央部が凹陥部とされ、該凹陥部の外周に外ネジが形成されてなるものであり、凹陥部の底面の存在が外ネジと内ネジとの螺着をより強固なものとすることができる。
また、請求項5の内側ネジ付容器は、前記凹陥部に、例えば、景品などを収納して、その開口部をシートでシールすることにより、容器の付加価値を高めることができる。
また、請求項6の内側ネジ付容器は、容器口部の内ネジのネジ山の内径(R1)が内ネジ以外の容器口部の内径(R2)以上(R1≧R2)にすることにより、容器のプリフォームを射出成形し、金型のコア部分を引き抜く際に、内ネジのネジ山部分にコア部分が当たらないため、成形品の型抜きが容易であり、容易且つコスト的に見合う成形加工方法を実施できる効果がある。
また、請求項7の内側ネジ付容器は、蓋を開けると、不正開封防止機構におけるタンパーエビデント裾部の複数のフラップ片が容器口部の外周面に当たり、抵抗となって破断ラインを破断して、蓋の主部とタンパーエビデント裾部とが分離するため、蓋の開封事実が容易に認識される。したがって、上記の効果に加えて、蓋の主部とタンパーエビデント裾部とが分離していれば、既に開封されたものであることが分かり、不正開封事実を事前に見つけることができる効果がある。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
<第1実施形態>
図1は本発明の実施の形態を示す内側ネジ付容器の正面図、図2は本発明の実施の形態
を示す内側ネジ付容器の口部に初めて蓋を螺着する前の縦断面図、図3は図2の内側ネジ
付容器の口部に初めて蓋を螺着した状態の縦断面図、図4は図1の内側ネジ付容器から蓋
を螺脱して開封した状態の正面図である。図面において、内側ネジ付容器1は、口部2の
内周面3に内ネジ4を設けた容器5と、この容器5の内ネジ4に螺合する外ネジ6を設け
た内筒7及び口部2を覆う外筒8を有する蓋9と、からなるものである。
図1ないし図4に示す容器5は、既述の口部2、胴部10及び底部11からなり、乳飲料、コーヒー飲料、果汁飲料、清涼飲料など液状物を充填出来るものであり、形状などに特に限定がなく、且つ、その容量がたとえば500cc以下の比較的少容量のものにおいて利用価値が高い。これは容器口部2に直接口を付けて液状内容物を飲むものであるから、あまり大型の容器はその目的にそぐわないからである。しかし、これは大型の容器に適用することを排除するものではない。
また、容器5は、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル樹脂をプリフォームと呼ばれる一次成形物に射出成形し、これをストレッチロッドとエアーブローにより2軸延伸することにより好適に得ることができる。蓋9は、ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂を圧縮成形することにより好適に得ることができるが、いずれもこれらのものに限定されるものではない。
この容器5の口部2における外周面12には、その最下部に後に詳述するフラップ片2
5を止めるストッパー13が設けられていること以外、特に突起物が無く滑らかに形成さ
れ、この口部2に口を当てても、口当たりがよく違和感が生じないようになっている。一方、口部2の内周面3には、既述のとおり内ネジ4のネジ山の一端は内ネジ4以外の口部
2の最内径となる部分(図2ではR2で示した箇所)に達すると共にネジ山の内径(R1)は内ネジ4以外の口部2の内径(R2)より大(R1>R2)になっている。これにより、容器5のプリフォームを射出成形した後、最終的に金型のコア部分をプリフォーム内から引き抜かなければならないが、コア部分の外径は、元々内ネジ4以外の口部2の内径(R2)とほぼ同じであるから、そのまま引く抜くことが出来、さらに、内ネジ4のネジ山の内径(R1)は、内ネジ4以外の口部2の内径(R2)より大であるから、コア部分が内ネジ4に当ることなく引く抜くことが出来る。
なお、容器口部2の内ネジ4のネジ山の内径(R1)が、内ネジ4以外の口部2の内径(R2)より大(R1>R2)にされていることにより、金型のコア部分を、ネジ山成形部とその他成形部とに分け、容器5のプリフォームを射出成形した後、ネジ山成形部を回転させて離型し、その後、その他成形部を引き抜くようなコア部分の構造にすれば、全てのコア部分を回転させる必要がないので、回転しないコアの内部に射出成形されたプリフォームを冷却するための冷却配管を設置できる。このため、容器口部2の内ネジ4の構造を上述の通りにすれば、本発明の容器5の容易且つコスト的に見合う成形加工方法を実施できることになる。
一方、前記蓋9は、前記容器5の口部2に液密に螺着するものであり、天面壁20の周
縁から前記外筒8を垂下させ、且つ天面壁20の内面から外筒8と同心的に前記内筒7を
垂下させてなる。この外筒8下端部周縁には不正開封防止機構21が設けられ、この不正開封防止機構21は、外筒8の全周面に延びる破断可能な破断ライン22を形成して、外筒8を、破断ライン22を境として、上部の主部23と下部のタンパーエビデント裾部24とに区画し、このタンパーエビデント裾部24の内周面に、前記容器5のストッパー13に係合する複数の可撓性のフラップ片25を、内方且つ上方に傾斜させて設けてなるものである。なお、外筒8を設けずに内筒7と天面壁20とで蓋9を構成しても、容器の口部2を確実に封止し口当たりの良い容器は提供される。しかし、例えば、不正開封防止機構21などを設けて容器の安全性を高めること、口部2の外面を常時外部に曝さずに衛生性を高めること、さらには、表面にローレット加工などを施して回転操作性を高めることなどを目的に、外筒8を設けることが好ましい。
したがって、容器口部2から蓋9を螺脱して開封するために、その主部23を開封方向
に回転させると、タンパーエビデント裾部9側にある可撓性のフラップ片25が容器口部
2のストッパー13に当たり、破断ライン22を破断することになって、蓋9の主部8と
タンパーエビデント裾部9とが分離し、分離されたタンパーエビデント裾部9は、落下して容器5上に残留するから、これにより、不正開封事実が容易に確認される。なお、外筒8の主部23の外周面にはすべり止め26が設けられ、口部2への最初の螺着及び開封後の主部8の螺着脱を補助している。
前記内筒7には、その外周面に容器5の内ネジ4に螺合する外ネジ6が設けられ、この
内筒7と前記外筒8との間の天面壁20には、シール溝27が設けられて、容器口部2に
蓋9が螺着された際、シール溝26に容器口部2の先端部2aが嵌合され密封される。
次に、図面を参照して、上記構成になる内側ネジ付容器1の作用を説明する。
まず、内側ネジ付容器1の容器5の一次成形物であるプリフォームを射出成形した後、金型のコア部分のネジ山成形部を回転させて離型し、その他成形部の外径は、内ネジ4以外の口部2の内径(R2)とほぼ同じであるから、そのまま引く抜くことが出来、さらに、内ネジ4のネジ山の内径(R1)は、内ネジ4以外の口部2の内径(R2)より大(R1>R2)であるから、その他成形部が内ネジ4に当ることなく引く抜くことが出来る。得られた容器5のプリフォームにて2軸延伸ブロー成形して容器5を得る。蓋9も別途射出成形して得る。次に、容器5内に液状内容物を充填し、その口部2に蓋9を螺着して最終製品とする。
内側ネジ付容器1の液状内容物を消費するには、蓋9の外筒8上部の主部23に手指を
掛け、開封方向に回転させ破断ライン22を破断して、主部23とタンパーエビデント裾
部24とを分離し、蓋9の主部23を容器口部2から螺脱して開封する。容器口部2の外
周面12には、その最下部にストッパー13があるだけであり、それ以外の突起物が無く
滑らかであるから、容器口部2に口を当てて液状内容物を直接飲んでも、口当たりがよく違和感を生じることが無い。また、容器5内に液状内容物が残っている場合は、容器口部2に主部23をあてがい、手指にて閉栓方向に回転させ螺着させれば良い。なお、内側ネジ付容器1を一旦開封すると、主部23から分離したタンパーエビデント裾部24は、容器5上に落下して残留し、不正開封機構が適正に機能する。
<第2実施形態>
図5は本発明の他の実施の形態を示すものであり、この内側ネジ付容器1aと図1ない
し図4に示すものとの相違点は、容器5の口部2の内ネジ4の内径(R1)が内ネジ4以
外の口部2の内径(R2)と同じ(R1=R2)であり、且つ、容器口部2の外周面12
最下部に設けられたストッパー13下の鍔部28内側部分の肉厚を厚くした点にある。したがって、内ネジ4のネジ山の内径(R1)は、内ネジ4以外の口部2の内径(R2)と同じであるから、実施例1と同様に、コア部分におけるその他成形部が内ネジ4に当ることなく引く抜くことが出来、さらに、蓋9の破断ライン22を破断して、主部23とタンパーエビデント裾部24とを分離した後、タンパーエビデント裾部24が鍔部28上に落下し、不正開封防止機構が適正に機能することになる。その他の構成、作用は実施例1と同様なので、図面に符号を付してその説明を省略する。
<第3実施形態>
図6は本発明の第3の実施形態を示すものであり、容器口部2の外周面12最下部に設けられたストッパー13下に鍔部28が設けられている。この容器2を得るに当たっては、金型のコア部分を、ネジ山成形部と、径を拡縮できるコラプシブルコアと呼ばれる金型とで構成し、容器5のプリフォームを射出成形した後、ネジ山成形部を回転させて離型し、その後、コラプシブルコアを縮径して引き抜くことにより、本発明の容器5の容易且つコスト的に見合う成形加工方法を実施できることになる。さらに、蓋9の破断ライン22を破断した後、タンパーエビデント裾部24が鍔部28上に落下することになる。その他の構成、作用は実施例1と同様なので、図面に符号を付してその説明を省略する。
<第4実施形態>
図7は本発明の第4の実施形態を示すものであり、内筒7の先端14が、容器口部内の内ネジの下方段部15に圧接される程度に長く形成されてなるものである。これによって、容器と蓋とのシールがこの部分で一層確実なものとなり、仮にシール溝27でのシールが確実になされていなくても、容器と蓋とのシールは確実なものとなり、内容物充填後の洗浄などの際に洗浄水容器内に侵入する事態は確実に防止することができる。また、内容物充填後の容器が倒れるなどしても、内ネジ4と外ネジ6とが内容物によって濡れることがなく、蓋9を開栓しても内容物が垂れ落ちることが防止できる。
<第5実施形態>
図8は本発明の第5の実施形態を示すものでありまた、前記蓋9の天面壁20の中央部が凹陥部20bとされ、該凹陥部20bの外周に外ネジ6が形成されてなるものであり、凹陥部20bの底面20aの存在が内筒7の補強を担い、外ネジ6と内ネジ4との螺着をより強固なものとすることができる。また、この凹陥部には、例えば、景品などを収納して、その開口部をシート20cでシールすることにより、容器の付加価値を高めることもできる。
なお、本発明の内側ネジ付容器は蓋9の構造が、容器口部を跨いで両側から挟みこむような構成になっていることから、内ネジの分だけ従来のものより重量が増えることになる。したがって、飲料を飲む際の口当たりに影響しない範囲でタンパーエビデントバンドを上方に形成することが望ましい。
以上、本発明の好ましい実施時止k形態について説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることは理解されるべきである。
本発明の内側ネジ付容器は、容器の口部に直接口を付けて液状内容物を口当たりのよい状態で飲みたい場合に利用可能性があり、しかも、容易且つコスト的に見合う成形加工方法を実施したいような場合にも高い利用可能性がある。
第1実施形態に示した本発明の実施の形態を示す内側ネジ付容器の正面図である。 第1実施形態において内側ネジ付容器の口部に初めて蓋を螺着する前の縦断面図である。 図2の内側ネジ付容器の口部に初めて蓋を螺着した状態の縦断面図である。 図1の内側ネジ付容器から蓋を螺脱して開封した状態の正面図である。 第2実施形態に示した本発明の他の実施の形態を示す内側ネジ付容器の縦断面図である。 第3実施形態に示した本発明の他の実施の形態を示す内側ネジ付容器の縦断面図である。 第4実施形態に示した本発明の他の実施の形態を示す内側ネジ付容器の縦断面図である。 第5実施形態に示した本発明の他の実施の形態を示す内側ネジ付容器の縦断面図である。 従来例の容器口部の一例を示す縦断面図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c、1d 内側ネジ付容器
2、52、54 口部
2a 先端部
3 内周面
4、53 内ネジ
5 容器
6、55、56 外ネジ
7 内筒
8 外筒
9 蓋
10 胴部
11 底部
12 外周面
13 ストッパー
14 内筒先端
15 容器口部内段部
20 天面壁
20a 蓋の凹陥部底面
20b 蓋の凹陥部
20c シート
21 不正開封防止機構
22 破断ライン
23 主部
24 タンパーエビデント裾部
25 フラップ片
26 スベリ止め
27 シール溝
28 鍔部
R1 内ネジの内径
R2 内ネジ以外の口部の内径
50 被詰替用容器
51 詰替用ボトル

Claims (7)

  1. 口部の内周面に内ネジを設けた容器と、該容器の前記内ネジに螺合する外ネジを設けた
    内筒及び前記口部を覆う外筒とを有する蓋と、からなることを特徴とする内側ネジ付容器。
  2. 前記蓋の前記内筒と前記外筒との間にシール溝を設け、該シール溝に前記容器口部の先端部を嵌合して密封する請求項1記載の内側ネジ付容器。
  3. 前記内筒の先端が、容器口部の内ネジの下方段部に圧接されてメインシールを構成する
    請求項1または2記載の内側ネジ付容器。
  4. 前記蓋の天面壁の中央部が凹陥部とされ、該凹陥部の外周に外ネジが形成されてなる請求項1記載の内側ネジ付容器。
  5. 前記凹陥部の上面開口部がシートでシールされてなる請求項4記載の内側ネジ付容器。
  6. 前記内ネジのネジ山の内径(R1)が前記内ネジ以外の容器口部の内径(R2)以上である(R1≧R2)請求項1ないし5のいずれか1項に記載の内側ネジ付容器。
  7. 前記蓋の前記外筒下端部周縁に不正開封防止機構が設けられ、該不正開封防止機構は、前記外筒の全周面に延びる破断可能な破断ラインを形成し、前記外筒を前記破断ラインを境として、上部の主部と下部のタンパーエビデント裾部とに区画し、このタンパーエビデント裾部の内周面に、前記容器口部の外周面に係合する複数のフラップ片を、内方且つ上方に傾斜させて設けた請求項1ないし6のいずれか1項に記載の内側ネジ付容器。
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