JP2023519084A

JP2023519084A - 連結クロージャ付きパッケージ

Info

Publication number: JP2023519084A
Application number: JP2022543453A
Authority: JP
Inventors: ミガス，エレミヤ; モーリン，ジェレミー
Original assignee: Closure Systems International Inc
Current assignee: Closure Systems International Inc
Priority date: 2020-01-16
Filing date: 2021-01-05
Publication date: 2023-05-10
Also published as: US20210221572A1; WO2021146080A1; CN114981182B; MX2022008168A; KR20220128369A; EP4090604A1; CA3165912A1; CN114981182A; AU2021209030A1

Abstract

パッケージは容器とクロージャとを含む。容器はネック部上の雄ねじ形成部と周囲ビードとを有する。クロージャは第１および第２のクロージャ部を含む。第１のクロージャ部は、上壁部とスカート部と第１および第２の壊れやすい接続部とを含む。第１の壊れやすい接続部はクロージャの周囲に沿って延びる。第２の壊れやすい接続部は第１の壊れやすい接続部から離れている。第２の壊れやすい接続部の少なくとも一部は第１の壊れやすい接続部の一部よりも上壁部から遠い位置にある。第２の壊れやすい接続部はタブを形成するように構成された領域を規定する。第２のクロージャ部は不正開封明示バンドを含む。クロージャは、壊れやすい接続部を壊してタブを露出させるように捩じること、およびその後露出したタブを介して第２のクロージャ部に対して第１のクロージャ部をフリップさせることにより開封されるように構成されている。クロージャは、フリップしたときにロックされるように構成されている。【選択図】図３Ｃ

Description

（関連出願）
本出願は２０２０年１２月９日に出願された米国特許出願第１７／１１６，５６４号、２０２０年３月５日に出願された米国仮特許出願第６２／９８５，６０８号、および２０２０年１月１６日に出願された米国仮特許出願第６２／９５８，８４２号に基づく優先権を主張しており、その全体を参考のため本明細書中に援用する。

本発明は概して連結クロージャ付きパッケージに関し、特に開封後ロック位置に維持されるポリマー製連結クロージャ付きパッケージに関する。

ポリマー製クロージャは長年に亘って多くの用途で容器に用いられてきた。容器に用いられてきたポリマー製クロージャの一種として不正開封明示ポリマー製クロージャがある。不正開封明示クロージャは、それが開封された場合に目に見える指示物をユーザに提供することにより不正開封を防止または抑制する目的で用いられる。この目に見える指示物は、典型的には不正開封明示要素が壊された場合にクロージャを２つの部分に分割する。その後、クロージャの上部が容器から取り外されて容器の中味にアクセス可能となる。不正開封明示クロージャを２つの部分に分割することの一つの問題点は、上部がクロージャの他の部分および容器と共にリサイクルされないかもしれないことである。２つの部分に分割可能なクロージャに不正開封明示要素が付いた容器は非常に多いため、このことは環境面での懸念を生む可能性がある。

フリップ式連結クロージャを用いることの一つの問題点は、口部の外壁直径（Ｅ直径）に対してクロージャをロックしたときの開口角度が小さいことである。開口角度が小さいと、飲み口の面に対するクロージャの位置が高すぎて、使用中にクロージャがユーザの顔に当たって望ましくない。

上記パッケージの、本発明を限定しない一例を先行技術を示す図１に示す。図１において、パッケージ３１０は容器または口部３２０とクロージャ３３０とを含む。図１のパッケージ３１０は開位置にあり、この場合、クロージャ３３０は容器３２０に対してロックされた位置にある。図１のロック位置において、口部に対するクロージャの向きは、クロージャ３３０の大きな領域３４０が飲み口の面より上にあるという点で望ましくない（角度Ａ）。大きな領域３４０とは、クロージャ３３０のうち図１において線Ａより上にある部分のことである。

パッケージ３１０の角度が角度Ａである場合、容器３２０上でのクロージャ３３０の向きに基づいてフリップ角は様々な角度を取る。より具体的には、クロージャがフリップしたときの容器に対するクロージャの半径方向位置に依存して、クロージャのフリップ角は様々に変化する。例えば、クロージャをロックするタブは図１に示す容器のねじ部の底側にもたれかかるため、ロックタブが半径方向において容器の雄ねじ形成部の端部に整合するとき、フリップ角は最小となる。

これら上記の環境上の懸念を解決し、クロージャのうち飲み口の面より上の部分の領域を低減しつつ、同時にクロージャの望ましい特性、例えば容器から飲むときに蓋の位置を安定させる特性などを有する、不正開封明示要素付きフリップ式クロージャを提供することが望まれている。

一実施形態によると、パッケージは容器とクロージャとを含む。容器は、開口部を規定するネック部を有する。容器は、ネック部上の雄ねじ形成部と周囲ビードとを有する。周囲ビードは雄ねじ形成部よりも開口部から遠い位置にある。クロージャは、開口部を閉じるために容器のネック部に取り付けられるように構成されている。クロージャは、第１のクロージャ部と第２のクロージャ部とを含む。第１のクロージャ部は、ポリマー製上壁部とポリマー製環状スカート部と第１の壊れやすい接続部と第２の壊れやすい接続部とを含む。ポリマー製環状スカート部はポリマー製上壁部から下方に延びている。ポリマー製環状スカート部は容器の雄ねじ形成部と係合する雌ねじ形成部を含む。第１の壊れやすい接続部はクロージャの周囲に沿って延びている。第１の壊れやすい接続部は第１の端部と第２の端部とを有する。第１の端部と第２の端部とは互いに離れている。第２の壊れやすい接続部は第１の壊れやすい接続部から離れている。第２の壊れやすい接続部の少なくとも一部は第１の壊れやすい接続部の一部よりも上壁部から遠い位置にある。第２の壊れやすい接続部はタブを形成するように構成された領域を規定する。タブを形成するように構成された領域は、開いていない位置において第１の壊れやすい接続部の第１の端部と第２の端部との間にある。第２のクロージャ部は、ポリマー製環状スカート部から下方に延びるポリマー製不正開封明示バンドであって第１の壊れやすい接続部によってポリマー製環状スカート部と部分的に取り外し可能に接続されたポリマー製不正開封明示バンドを含む。クロージャは、第１および第２の壊れやすい接続部を壊してタブを露出させるように捩じること、およびその後露出したタブを介して第２のクロージャ部に対して第１のクロージャ部をフリップさせることにより開封されるように構成されている。クロージャは、第２のクロージャ部に対して第１のクロージャ部をフリップさせる間にタブを介してロックされるように構成されている。

上記要約は本発明の各実施形態を表したり全ての局面を表したりすることを意図したものではない。本発明のさらなる特徴および利点は以下の詳細な説明および図面から明らかである。

本発明のその他の利点は以下の詳細な説明を読み図面を参照することによって明らかとなる。

図１は、開位置にある先行技術のクロージャおよび容器を示す図である。

図２Ａは、一実施形態による、容器上の開いていない位置にあるクロージャを上から見た斜視図である。

図２Ｂは、クロージャが容器に対して途中まで捩じられた後の、図２Ａの容器上にあるクロージャを上から見た斜視図である。

図２Ｃは、クロージャが容器に対して完全に捩じられた後の、図２Ａの容器上にあるクロージャを上から見た斜視図である。

図３Ａは、別の実施形態による、容器上の開いていない位置にある図２Ａのクロージャの側面図である。

図３Ｂは、クロージャが容器に対して完全に捩じられた後の、容器上にある図２Ａのクロージャの側面図である。

図３Ｃは、容器の蓋がフリップしロックされた後の、容器上にある図２Ａのクロージャの側面図である。

図４は、開いていない位置における図２Ａのクロージャおよび容器の断面図である。

図５は、図２Ａのクロージャの周面を平たく展開した状態を示す模式的側面図であって、第１および第２の壊れやすい接続部が壊れていない位置にある状態を示す図である。

図６は、図３Ａに示すクロージャの背面を下からみた斜視図である。

図７Ａは、図３Ａの容器の側面図である。

図７Ｂは、図７Ａの概して円形の領域７ｂの拡大図であって、周囲ビードの段差部を示す図である。

図８は、図３Ａの容器の側面図であって、雄ねじ形成部および周囲ビードの寸法／形状を示す図である。

図９Ａは、一実施形態による、フリップ中の様々な位置または段階における蓋を示す断面図（ハッチング無し）である。

図９Ｂは、図９Ａの概して円形の領域９Ｂの拡大図であって、フリッププロセス中の蓋の位置のひとつを示す図である。

図１０は、一実施形態による、図９Ａのクロージャの位置の拡大図である。

本発明は様々な改変および変更をすることができるが、特定の実施形態を図面に示す例によって示し、本明細書に詳細に説明する。但し本発明を本明細書に開示する特定の形態に限定する意図はなく、むしろ本発明は添付の請求の範囲に規定する本発明の思想および範囲に含まれるすべての改変、均等物および変更を含むことを意図していると理解されたい。

図２Ａから図２Ｃは、本発明の一実施形態によるポリマー製ツイスト・アンド・フリップ式クロージャ１０と容器１０８とを含むパッケージ１００を示す。ツイスト・アンド・フリップ式クロージャは、製品を収容する容器またはボトル上に載置されるように構成されている。製品は典型的には液体であるが、固体または液体と固体との組み合わせであってもよい。図２Ａから図２Ｃのポリマー製クロージャ１０は概して円筒形状を有している。クロージャは、容器から分離しない状態を維持して環境廃棄物を減らし、しかも望ましい不正開封明示要素を提供するように構成されている。クロージャは開封後ロックされ、邪魔されずに飲むことを楽しめるように構成されている。

ポリマー製クロージャ１０は、第１のクロージャ部または蓋１２と第２のクロージャ部または基部１４とを含む。クロージャ１０は一体型（one-piece）のクロージャである。第１のクロージャ部１２および第２のクロージャ部１４は、以下に詳細に述べるようにタブを介して互いに捩じられ（ツイストし）、その後フリップするように構成されている。別の実施形態では、クロージャは２つの部分からなる(two-piece)クロージャであってもよいと考えられる。

第１のクロージャ部１２は、ポリマー製上壁部２２とポリマー製環状スカート部３２とを含む。第２のクロージャ部１４は、ポリマー製不正開封明示バンド３４を含む。ポリマー製不正開封明示バンド３４は、ポリマー製環状スカート部３２から下方に延びており、第１の壊れやすい接続部５０(図２Ａ）によってポリマー製環状スカート部３２と部分的に取り外し可能に接続されている。

パッケージ１００の断面図を図４に示す。第１のクロージャ部１２は、ポリマー製連続プラグシール２４と外シール２６とをさらに含む。図４に示すように、ポリマー製連続プラグシール２４および外シール２６はポリマー製上壁部２２から下方に延びており、密封機構を提供している。図４の連続プラグシール２４はポリマー製環状スカート部３２の内面３２ａから離れている。外シール２６は、容器１０８の外側口部表面に対する外側密封機構を提供している。

別の実施形態では、クロージャは他の密封機構を含み得る。たとえばクロージャは、クロージャを密封するポリマー製ライニング材を含み得る。この実施形態では、クロージャは別々の部分から形成されるが、密封機構が異なる以外は上記のクロージャとして機能する。別の実施形態では、クロージャはポリマー製外シールのみ又は連続プラグシールのみを含み得る。クロージャは他の密封機構を含んでもよいと考えられる。

図４に示すように、ポリマー製環状スカート部３２は、容器の雄ねじ形成部と係合する雌ねじ形成部４０を含む。雌ねじ形成部４０は、第１のクロージャリード４２と第２のクロージャリード４４とを含む。第１および第２のクロージャリード４２および４４をまとめて二重リードクロージャねじと呼ぶ。第１および第２のクロージャリード４２および４４の各々は連続している。第１および第２のクロージャリード４２および４４のそれぞれの第１の位置は互いに約１８０度離れた位置であり得、したがって第１および第２のクロージャリード４２および４４はクロージャ１０の概ね互いに反対の側から始まり得る。

第１および第２のクロージャリードは連続していなくてもよいと考えられる。さらにクロージャの雌ねじ形成部は螺旋状ねじ形成部とは異なっていてもよいと考えられる。さらにクロージャにおいて他の雌ねじ形成部を用いてもよいと考えられる。例えば、雌ねじ形成部は第１、第２および第３のクロージャリードを有する三重ねじ構造を含み得る。

再び図２Ａから図２Ｃを参照する。ポリマー製環状スカート部３２の外表面３２ｂは複数のリッジ３２ｃを含み得る。複数のリッジ３２ｃは、ユーザがクロージャ１０を閉位置と開位置との間で動かすときにクロージャを把持する助けとなる。

図２Ａのクロージャ１０は、第１の壊れやすい接続部５０と第２の壊れやすい接続部６０とを含む。図２Ａは、開いていない位置にあるクロージャ１０と容器１０８とを示す。図２Ｂは、部分的に開いた位置にあるクロージャ１０と容器１０８とを示す。図２Ｃは、開いてはいるがフリップはしていない位置にあるクロージャ１０と容器１０８とを示す。但し図２Ｃは前部を上からみた斜視図であり、図２Ａおよび図２Ｂは図２Ｃから僅かに向きがずれている。

図３Ａから図３Ｃは、クロージャ１０と容器２０８とを含むパッケージ２００の側面図である。図３Ａのクロージャ１０は第１および第２の壊れやすい接続部５０および６０を含む。図３Ａは、開いていない位置にあるクロージャ１０と容器２０８とを示す。図３Ｂは、開いてはいるがフリップはしていない位置にあるクロージャ１０と容器２０８とを示す。図３Ｃは、フリップしロックされた位置にあるクロージャ１０と容器２０８とを示す。

図５は、開いていない位置にあるクロージャ１０の周囲全体を平たく展開した状態を示す側面図である。第１の壊れやすい接続部５０はクロージャ１０の周囲に沿って延びている。第１の壊れやすい接続部は概してクロージャ１０の周囲に沿って約２８０度から約３３０度に亘って延びている。より特定すると、第１の壊れやすい接続部はクロージャ１０の周囲に沿って約３００度から約３２５度に亘って延びており、より特定すると約３１０度から約３２０度に亘って延びている。

第１の壊れやすい接続部５０は、第１の端部５０ａと第２の端部５０ｂとを有する。第１の端部５０ａと第２の端部５０ｂとは互いに離れている。これを図５において隙間５２として示す。隙間５２は概してクロージャ１０の周囲に沿って約３０から約８０度に亘って延びており、より特定すると約４０度から約６０度に亘って延びている。

第２の壊れやすい接続部６０は、第１の部分６２と第２の部分６４とを含む。図５に示すように、第２の壊れやすい接続部６０は概してクロージャ１０の周囲に沿って約１２０度から約１８０度に亘って延びている。より特定すると第２の壊れやすい接続部６０はクロージャ１０の周囲に沿って約１３０度から約１７０度に亘って延びている。

図５に示すように、第１の部分６２は複数のセグメント６２ａおよび６２ｂを含む。第２の壊れやすい接続部６０は、第１の部分６２と第２の部分６４とを含む構造を有する。第１の部分６２は２つのセグメント６２ａおよび６２ｂを含み、第２の部分６４は３つのセグメント６４ａから６４ｃを含む。図５に示すように、第１の部分６２と第２の部分６４とは接続している。２つのセグメント６２ａおよび６２ｂは概して水平である。セグメント６４ａおよび６４ｃは概して垂直であり、セグメント６４ｂは概して水平である。セグメント６４ａから６４ｃは互いに接続されて領域６６を形成している。セグメント６４ａから６４ｃは概してＵ字形状を形成している。

第２の壊れやすい接続部の第２の部分の形状はＵ字形状以外であってもよいと考えられる。たとえば、第２の壊れやすい接続部の第２の部分は細長い卵形状またはＷ字形状であってもよい。

第２の壊れやすい接続部６０は第１の壊れやすい接続部５０から離れている。第２の壊れやすい接続部の少なくとも一部は、第１の壊れやすい接続部の一部よりも上壁部から遠い位置にある。図５においては、第２の壊れやすい接続部６０全体が第１の壊れやすい接続部５０よりも上壁部から遠い位置にある。第２の壊れやすい接続部は図５に示すものとは異なる様式で形成されてもよいと考えられる。

一実施形態では、第１および第２の壊れやすい接続部５０および６０は、橋状成形(molded-in-bridges)で形成され得る。この実施形態では、橋状成形(molded-in-bridges)は成形の要素を用いて形成される。第１および第２の壊れやすい接続部は、刻み目をつけること又は刻み線（scoring or scored lines）、切り欠き（notches）、破線（leaders）、切れ目（nicks）またはその他の脆弱な線という形態である。

別の方法では、第１および第２の壊れやすい接続部は、クロージャの他の部分の形成からは独立してスリット加工技術によって形成される。第１および第２の壊れやすい接続部は、刻み目をつけること又は刻み線（scoring or scored lines）、切り欠き（notches）、破線（leaders）、切れ目（nicks）またはその他の脆弱な線を用いて形成される。

図５に示すように、第２の壊れやすい接続部６０の第１の部分６２と第２の部分６４４との間には領域６６が形成される。領域６６は、例えば図２Ｃに示すようにクロージャが完全に捩じられた（すなわち完全にねじ係合が外れた）後にタブ７０を形成するように構成されている。図５に示すように、タブ７０は第１の端部５０ａと第２の端部５０ｂとの間に設けられる。タブを形成する領域は、第１の壊れやすい接続部の第１の端部と第２の端部との間の隙間に概して整合している。図５において領域６６は、第１の壊れやすい接続部５０の第１の端部５０ａと第２の端部５０ｂとの間に形成された隙間５２に実質的に整合している。タブを形成する領域は、クロージャがフリップするときにタブがヒンジとして作用し、その後クロージャがフリップした状態でタブがロックとして作用するように位置づけられるべきだと考えられる。

図５に示すように、第１の壊れやすい接続部５０と第２の壊れやすい接続部６０との間に領域６８ａおよび６８ｂが形成される。領域６８ａおよび６８ｂは、第１および第２の壊れやすい接続部が壊れた後にヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂを形成する。ヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂ（たとえば図２Ｃ参照）は、（１）第１のクロージャ部１２と第２のクロージャ部１４とを離れないように保持すること、（２）タブ７０と協働して第２のクロージャ部１４に対して第１のクロージャ部１２をフリップさせること、（３）タブ７０で第１のクロージャ部１２をロックすること、の助けとなる。ヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂは捩じることができ伸張することができるようなサイズおよび形状を有する。

たとえば図２Ｃに、タブ７０の移動により形成された隙間７６によってヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂが伸張している様子を示す。図２Ｃの隙間７６は図２Ｂに示す隙間７８よりも大きい。隙間が大きくなることは、第２のクロージャ部１４に対して第１のクロージャ部１２をフリップさせるためのクリアランスを供給する空間的関係を提供する助けとなる。第２のクロージャ部１４に対する第１のクロージャ部１２のクリアランスを供給する空間的関係は、環状スカート部３４の長さ、雌ねじ及び雄ねじの位置と種類、およびタブ７０のサイズと形状など他の要素にも依存する。

図２Ａに示すように、クロージャ１０のポリマー製不正開封明示バンド３４はその底部（すなわちポリマー製上壁部２２とは反対側の端部）に配置されている。不正開封明示バンド３４は、環状スカート部３２から下方に延びており、第１の壊れやすい接続部５０を介して環状スカート部３２と少なくとも部分的に取り外し可能に接続されている。図２Ａから判るように、ポリマー製不正開封明示バンド３４は下部の不正開封明示要素である。不正開封明示バンド３４は容器と協働して、容器の中味に対するアクセスがあったかもしれないことをユーザに示す。より具体的には、不正開封明示バンド３４は、ユーザが第２のクロージャ部１４に対して第１のクロージャ部１２を捩じることによってパッケージを開封したときに環状スカート部３２から部分的に分離するように設計されている。このように捩じることによって、クロージャ１０と容器とのねじ係合が外れる。

一実施形態において、不正開封明示バンドは少なくとも１つのバンド延長部を含む。例えば図６は、クロージャ１０の不正開封明示バンド３４が複数のバンド延長部３６ａから３６ｃを含むことを示す。以下により詳細に述べるように、複数のバンド延長部３６ａから３６ｃは、フリッププロセスの後に第１のクロージャ部または蓋１２をロック位置に位置づける助けとなる。

パッケージを形成するクロージャおよび容器の限定的でない一実施例を、図２Ａから図２Ｃおよび図４に示し上記に述べた。図２Ａから図２Ｃおよび図４は、パッケージ１００を形成するクロージャ１０および容器１０８を示す。容器１０８の一部を図２Ａから図２Ｃおよび図４に示す。容器１０８は開口部を規定するネック部１０２（図４）を含む。容器１０８のネック部１０２は、雄ねじ形成部１０４とＡカラー１０６（図２Ｃ）と連続外リング１１０と連続ビード１１２とを含む。Ａカラー１０６は、第１および第２の壊れやすい接続部５０および６０が壊れた後に不正開封明示バンド３４が外れることを防止または抑制する。連続外リング１１０は、不正開封明示バンド３４を位置づける助けとなる。連続ビード１１２は連続ビード２１２と同様に作用する。これは以下に詳細に述べる。

雄ねじ形成部１０４は、第１の口部リード１４２と第２の口部リード１４４とを含む。雄ねじ形成部１０４（口部リード１４２および１４４）は、対応する雌ねじ形成部４０（クロージャリード４２および４４）（図４）と係合してパッケージ１００を密封する。第１の口部リード１４２および第２の口部リード１４４は螺旋状に延び得る。第１の口部リード１４２および第２の口部リード１４４の各々は連続していない。

別の実施形態において、第１および第２の口部リードのそれぞれの第１の位置は、互いに約１８０度離れた位置であり得、したがって第１および第２の口部リードは、容器のネック部上の互いに反対の側から始まり得る。容器を開封するときに、第１のクロージャリードは第１の口部リードに接していることが望ましく、第２のクロージャリードは第２の口部リードに接していることが望ましい。容器の雄ねじ形成部は連続していないリードを含み得ると考えられる。

容器の雄ねじ形成部は上記と異なっていてもよいと考えられる。図３Ｃに、本発明を限定しない別の実施例であって、連続螺旋状雄ねじ形成部２０４を有する容器２０８を含む実施例を示す。

図３Ｃに示すように、容器２０８はネック部２０２と螺旋状雄ねじ形成部２０４と周囲ビード２１２と連続外リング２１０とＡカラー（図示せず）とを含む。Ａカラーは、第１および第２の壊れやすい接続部５０および６０が壊れた後に不正開封明示バンド３４が外れることを防止または抑制する。連続外リング２１０は、不正開封明示バンド３４を位置づける助けとなる。

雄ねじ形成部２０４および周囲ビード２１２は、連結クロージャ１０のフリップ角（角度Ｂ）を最大にする助けとなる。クロージャ１０のフリップ角を最大にすることにより、使用中にクロージャがユーザの顔に当たるという望ましくないことが起きる可能性が最小となる。フリップ角（図３Ｃの角度Ｂ）を増大するには、雄ねじ形成部２０４の一部分を除去することが助けとなる。雄ねじ形成部のうち除去される部分は様々であり得るが、典型的には約４０度から約１５０度に亘る部分であり、概して約８０度から約１３０度に亘る部分である。雄ねじ形成部のうち除去すされる部分は、連続外リング２１０に最も近い部分であり得る。

周囲ビード２１２は、フリップ角を増大することに加えて、フリップ角をより大きくより一貫性のあるものにすることを可能とする。なぜならタブ７０がロックされるのは周囲ビード２１２に対してであって、容器２０８の雄ねじ形成部２０４によって形成された螺旋状パスの底部に対してではないからである。フリップ角は一貫している。なぜなら、周囲ビード２１２はクロージャの周囲に沿って延び、このことはフリップ時の容器２０８に対するクロージャ１０の半径方向位置にかかわらず変わらないからである。

一実施形態において、周囲ビード２１２はクロージャ１０の周囲に沿って連続的に延びる。しかし周囲ビードはクロージャの周囲に沿って不連続的に形成されてもよいと考えられる。このような実施形態では、タブ７０よりも小さいサイズの不連続部を有することが望ましい。

図７Ａおよび図７Ｂに、容器２０８の一部を示す。容器２０８は、段差部２１２ａを有する周囲ビード２１２を含む。図７Ｂに最も良く示すように、段差部２１２ａは周囲ビード２１２のうちクロージャの他の部分から僅かに突出した部分である。以下に述べるように、段差部２１２ａがあるために、クロージャのフリップ角が最大限度に達したことが耳で聞こえる方法で容易に示される。

図８には容器２０８のみが示され、クロージャ１０は示されていない。容器２０８を示す図８は、周囲ビード２１２の深さＤ１と雄ねじ形成部２０４の深さＤ２とを示す。周囲ビード２１２の深さＤ１は雄ねじ形成部２０４の深さＤ２より浅い。周囲ビード２１２の深さＤ１は、概して約０．２ｍｍから約０．６ｍｍであり、より特定すると約０．３ｍｍから約０．０５ｍｍまたは約０．６ｍｍである。雄ねじ形成部２０４の深さＤ２は、概して約１．２ｍｍから約２．０ｍｍであり、より特定すると約１．４ｍｍから約１．８ｍｍである。

周囲ビードの深さＤ１に対する雄ねじ形成部の深さＤ２の割合は、概して約２から約８であり、より特定すると約２から約６であり、さらに特定すると約３から約５である。

容器の雄ねじ形成部を形成する際により少量の材料を用いることにより、容器はより安価に製造可能である。本実施形態は典型的なケースである。なぜなら、周囲ビードを形成するのに用いられる材料が典型的な雄ねじ形成部から除去される材料より少量だからである。

クロージャは酸素捕捉剤を含み得る。酸素捕捉剤はクロージャ内全体に分布していてもよいし、別の層であってもよい。酸素捕捉剤は、容器の中味にほとんど又は全く影響を与えることなく容器内の酸素を除去する助けとなるものであれば、いかなる材料であってもよい。

クロージャは、上記の材料に代えて又は上記の材料に加えて酸素バリア剤を含んでもよい。酸素バリア剤は別の層として加えられてもよいし、クロージャ自体と一体化されてもよい。酸素バリア剤は、酸素がクロージャを介して容器内に入ることを防止または抑制する助けとなる。これらの材料はエチレンビニルアルコール（ＥＶＯＨ）を含み得るが、これに限られない。他の酸素バリア剤をクロージャ内で用いてもよいと考えられる。

さらに、上記のクロージャ内には他の要素が含まれてもよいと考えられる。たとえば米国特許公開公報第２０１８／００９９７９号、米国特許公開公報第２０１７／０３４９３３６号、米国特許第９，１２６，７２６号、米国特許第９，０８５，３８５号、米国特許第８，７６３，８３０号、米国特許第８，４８５，３７４号、米国特許公開公報第２００９／００４５１５８号および米国特許第６，１２３，２１２号はすべて、本発明のクロージャに組み込まれ得る要素を含む。これらの文献はその全体を参考のため本明細書中に援用する。

上壁部２２および環状スカート部３２はポリマー材料により形成される。上壁部２２および環状スカート部３２は典型的にはオレフィン（たとえばポリエチレン（ＰＥ）、ポリプロピレン（ＰＰ））、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）またはこれらの混合物により形成される。使用可能なポリエチレンの一例は高密度ポリエチレン（ＨＤＰＥ）である。上壁部および環状スカート部は他のポリマー材料で形成されてもよいと考えられる。不正開封明示バンド３４は典型的には上壁部２２および環状スカート部３２と同じ材料により形成される。

クロージャは典型的には、射出成型、圧縮成形、押出成形またはこれらの組み合わせなどのプロセスによって形成される。

容器１０８および２０８もまた典型的にはポリマー材料により形成される。ポリマー製容器の形成に用いられる材料であって本発明を限定しない材料の例は、ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）、ポリプロピレン（ＰＰ）またはこれらの混合物である。容器は他のポリマー材料またはコポリマー材料により形成されてもよいと考えられる。さらに容器はガラスにより形成されてもよいと考えられる。容器１０８および２０８は典型的には、密閉された酸素バリア層またはこれに組み込まれた酸素バリア材料を有する。

容器１０８または２０８を開けてその中の製品にアクセスする一方法によると、まず第１のクロージャ部１２を第２のクロージャ部１４に対して捩じり、その後フリップさせる。クロージャを捩じりフリップさせて開封する方法を図２Ａから図２Ｃおよび図３Ａから図３Ｃに示す。図２Ａおよび図３Ａは、クロージャ１０を容器１０８または２０８に装着した後で、開いていない位置にある第１および第２の壊れやすい接続部５０および６０を示す。この後ユーザは第１および第２の壊れやすい接続部５０および６０に概して沿ってクロージャ１０を捩じる。これにより第１および第２の壊れやすい接続部５０および６０が壊れ始める。クロージャと容器とのねじ係合が外れ第１および第２の壊れやすい接続部が完全に壊れるまで、ユーザはクロージャを捩じり続ける。図２Ｃおよび図３Ｂは、捩じりが完了した後（すなわち完全にねじ係合が外れた状態）のクロージャ１０と容器１０８および２０８とをそれぞれ示す。

捩じりが完了した後、ユーザは第２のクロージャ部１４に対して第１のクロージャ部１２をフリップさせる。第１のクロージャ部１２および第２のクロージャ部１４をタブ７０を用いてフリップさせる。タブ７０は、第１および第２の壊れやすい接続部５０および６０が完全に壊れた後にヒンジとして作用する。図２Ｃおよび図３Ｃにタブ７０を示す。フリッププロセス中、ヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂは、タブ７０の移動につれて捩じれたり伸張したりする。

図９Ａおよび図９Ｂは、フリッププロセス中の第１のクロージャ部または蓋の動きを最もよく示す。図９Ａは、フリッププロセス中の様々な位置または段階にあるクロージャ１０および容器２０８を横から見た断面図である（ハッチング無し）。図９Ａでは第１のクロージャ部または蓋１２の初期位置を１２ａで示す。ユーザが蓋１２を概して矢印Ａ方向へフリップし始めた後、蓋は第２の位置（１２ｂ）、第３の位置（１２ｃ）、第４の位置（１２ｄ）、第５の位置（１２ｅ）、そして第６の位置（１２ｆ）に移動する。

第１のクロージャ部または蓋１２は、図３Ｃに示す角度Ｂだけフリップまたは回転するように構成されている。第１のクロージャ部１２は、閉位置から開位置まで少なくとも１４５度フリップまたは回転し、最終的には概して図９ａの矢印Ａに沿ってロックされるように構成されている。第１のクロージャ部または蓋１２は、ロックされるまで、閉位置から開位置まで少なくとも約１５０度、より望ましくは少なくとも１６０度フリップまたは回転することが望ましい。第１のクロージャ部または蓋１２は、ロックされるまで、閉位置から開位置まで少なくとも約１６５度、より望ましくは少なくとも１７０度フリップまたは回転することが望ましい。

第１のクロージャ部または蓋１２は概して図３Ｃの角度Ｂだけ回転するが、角度Ｂは約１４５度から約１７０度であり、より特定すると約１４５度から約１６５度である。第１のクロージャ部または蓋１２は概して図３Ｃの角度Ｂだけ回転するが、角度Ｂは約１５０度から約１７０度であり、より特定すると約１５０度から約１６５度である。第１のクロージャ部または蓋１２は概して図３Ｃの角度Ｂだけ回転するが、角度Ｂは約１５５度から約１７０度であり、より特定すると約１５５度から約１６５度である。

図９Ｂは図９Ａの領域９Ｂの拡大図である。図９Ｂは、第３の位置１２ｃにおける第１のクロージャ部または蓋１２の一部を示し、容器２０８のＡカラー２０６に対するバンド延長部３６ｂの機能を示す。不正開封明示要素３４はＡカラー２０６と係合することにより、第１および第２の壊れやすい接続部５０および６０が壊れた後に不正開封明示要素３４が外れることを防止または抑制する。

図９Ｂに示すように、バンド延長部３６ｂは図９Ａの第３の位置（１２ｃ）から第４の位置（１２ｄ）への移動中にタブ７０が容器２０８のＡカラー２０６下でスリップすることを防止または抑制する。より具体的には、製品を開封する際に第１のクロージャ部１２がフリップする間、バンド延長部３６ｂは容器２０８のＡカラー２０６上方に移送リップ部を提供し、それによって、タブ７０がＡカラー２０６下でスリップして身動きが取れなくなることを防止または抑制する。タブ７０の身動きが取れなくなると、第１のクロージャ部１２が最大限度まで回転することが阻害または抑制されてしまう。矢印Ｂ（図９Ｂ参照）に沿った回転の力によって、タブ７０はバンド延長部３６ｂを超えてＡカラー２０６上をスリップする。

第１のクロージャ部１２の移動中にタブ７０が回転する間、ヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂは捩じれて伸張する。タブ７０はネック部２０２の外表面に接触する。一方法では、タブ７０はネック部２０２の外表面に対して概して垂直であり、これによりヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂが大きく伸張する。タブをこの位置まで移動させるのに要する力は、フリッププロセス中におけるタブの初期移動中の力よりも大きい。第１のクロージャ部１２がフリップし続ける間、タブ７０のエッジ７０ａは上方に（ネック部１０２の上部に向かって）移動し続ける。タブ７０は弾力性を有するようにサイズを設定され形成されているが、上記移動中は柔軟に曲がることができる。この時点で、ヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂはそれほど伸張しておらず、安定した位置にある。

図１０は、図９Ａに示すクロージャ部１２の第６の位置１２ｆの拡大図である。クロージャの第５の位置１２ｅ（図９Ａ参照）から移動する際に、クロージャ部１２は図１０に１２ｉで示す位置で段差部２１２ａに接触する。クロージャ部１２が概して矢印Ｃ方向に沿って位置１２ｉと第６の位置１２ｆとの間を移動するとき、クロージャのフリップ角が最大限度に達したことを示す音がユーザに聞こえる。

第１のクロージャ部１２がフリップした後、タブ７０はヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂと協働して、図３Ｃに示すように第２のクロージャ部１４に対して第１のクロージャ部１２をロックする。ヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂは安定し、タブをロック位置に維持する。タブ７０をこの安定した位置から動かしてネック部２０２に対して概して垂直な位置まで戻すためには、第１のクロージャ部１２はヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂに何らかの力を付与することによりヒンジ型アーム７２ａおよび７２ｂを大きく伸張した位置まで戻すことが必要である。クロージャ１０は、第１のクロージャ部１２を逆方向にフリップさせること、およびその後クロージャ１０自体が容器２０８とねじ係合することによって初期位置まで戻るように構成されている。

ポリマー製クロージャは低温での用途にも高温での用途にも望ましい。ポリマー製クロージャは室温充填または低温充填などの低温での用途で用いられ得る。これらの用途は、水、スポーツドリンク、乳製品などの無菌用途、および炭酸ソフトドリンクなどの加圧製品を含む。ポリマー製クロージャは他の低温の用途に用いてもよいと考えられる。

ポリマー製クロージャは、高温充填、殺菌およびレトルト用途などの高温用途に供してもよい。高温充填用途は概して華氏１８５度前後の温度で行われ、殺菌を伴う高温充填は概して華氏２０５度前後の温度で行われる。レトルト用途は典型的には華氏２５０度より高い温度で行われる。ポリマー製クロージャは他の高温用途に用いることもできると考えられる。

本発明の上記の記載により、当業者は現時点で本発明の最良の形態と考えられるものを製造し使用することができる。当業者はここに記載した特定の実施形態、方法および実施例の改変、組み合わせおよび均等物の存在を理解し認識する。したがって本発明は上記の実施形態、方法および実施例に限定されることなく、本発明の範囲および思想から逸脱しない限りにおいてあらゆる実施形態および方法を含む。

Claims

パッケージであって、
開口部を規定するネック部を有する容器であって、前記ネック部上の雄ねじ形成部と周囲ビードとを有し、前記周囲ビードは前記雄ねじ形成部よりも前記開口部から遠い位置にある容器と、
前記開口部を閉じるために前記容器の前記ネック部に取り付けられるように構成されたクロージャであって、第１のクロージャ部と第２のクロージャ部とを含み、前記第１のクロージャ部は、ポリマー製上壁部とポリマー製環状スカート部と第１の壊れやすい接続部と第２の壊れやすい接続部とを含み、前記ポリマー製環状スカート部は前記ポリマー製上壁部から下方に延び、前記ポリマー製環状スカート部は前記容器の前記雄ねじ形成部と係合する雌ねじ形成部を含み、前記第１の壊れやすい接続部は前記クロージャの周囲に沿って延び、前記第１の壊れやすい接続部は第１の端部と第２の端部とを有し、前記第１の端部と前記第２の端部とは互いに離れており、前記第２の壊れやすい接続部は前記第１の壊れやすい接続部から離れており、前記第２の壊れやすい接続部の少なくとも一部は前記第１の壊れやすい接続部の一部よりも前記上壁部から遠い位置にあり、前記第２の壊れやすい接続部はタブを形成するように構成された領域を規定し、前記タブを形成するように構成された領域は、開いていない位置において前記第１の壊れやすい接続部の前記第１の端部と前記第２の端部との間にあり、前記第２のクロージャ部は、前記ポリマー製環状スカート部から下方に延びるポリマー製不正開封明示バンドであって前記第１の壊れやすい接続部によって前記ポリマー製環状スカート部と部分的に取り外し可能に接続されたポリマー製不正開封明示バンドを含む、クロージャと、
を含み、
前記クロージャは、前記第１および第２の壊れやすい接続部を壊して前記タブを露出させるように捩じること、およびその後前記露出したタブを介して前記第２のクロージャ部に対して前記第１のクロージャ部をフリップさせることにより開封されるように構成されており、
前記クロージャは、前記第２のクロージャ部に対して前記第１のクロージャ部をフリップさせる間に前記タブを介してロックされるように構成されている、
パッケージ。
前記周囲ビードは段差部を含み、前記段差部は前記第２のクロージャ部に対して前記第１のクロージャ部をフリップさせる間に、耳に聞こえる音を出す助けとなる、請求項１に記載のパッケージ。
前記周囲ビードは連続している、請求項１に記載のパッケージ。
前記周囲ビードは連続していない、請求項１に記載のパッケージ。
前記タブは前記周囲ビードに対してロックされるように構成されている、請求項１に記載のパッケージ。
前記周囲ビードの深さは前記雄ねじ形成部の深さよりも浅い、請求項１に記載のパッケージ。
前記周囲ビードの深さは約０．２ｍｍから約０．６ｍｍであり、前記雄ねじ形成部の深さは約１．２ｍｍから約２．０ｍｍである、請求項１に記載のパッケージ。
前記周囲ビードの深さに対する前記雄ねじ形成部の深さの割合は約２から約８である、請求項１に記載のパッケージ。
前記周囲ビードの深さに対する前記雄ねじ形成部の深さの割合は約３から約５である、請求項８に記載のパッケージ。
前記第１のクロージャ部は、ロックされるまで閉位置から開位置に移動するときに約１４５度から約１７０度の角度だけ回転するように構成されている、請求項１に記載のパッケージ。
前記第１のクロージャ部は、ロックされるまで閉位置から開位置に移動するときに約１５５度から約１７０度の角度だけ回転するように構成されている、請求項１０に記載のパッケージ。
前記第１のクロージャ部は、ロックされるまで閉位置から開位置に移動するときに少なくとも１６０度の角度だけ回転するように構成されている、請求項１に記載のパッケージ。
前記第１のクロージャ部は、ロックされるまで閉位置から開位置に移動するときに少なくとも１６５度の角度だけ回転するように構成されている、請求項１２に記載のパッケージ。
前記第１のクロージャ部は、前記ポリマー製上壁部から下方に延びるポリマー製連続プラグシールと、前記ポリマー製上壁部から下方に延びる外シールとをさらに含む、請求項１に記載のパッケージ。
前記クロージャは少なくともひとつのポリオレフィンを含む、請求項１に記載のパッケージ。
前記第１の壊れやすい接続部と前記第２の壊れやすい接続部との間の領域は、前記タブを移動させてロックする助けとなるヒンジ領域を形成している、請求項１に記載のパッケージ。
前記第２の壊れやすい接続部の全体が、前記第１の壊れやすい接続部よりも前記上壁部から遠い位置にある、請求項１に記載のパッケージ。
パッケージであって、
開口部を規定するネック部を有する容器であって、前記ネック部上の雄ねじ形成部と周囲ビードとを有し、前記周囲ビードは前記雄ねじ形成部よりも前記開口部から遠い位置にある容器と、
前記開口部を閉じるために前記容器の前記ネック部に取り付けられるように構成されたクロージャであって、第１のクロージャ部と第２のクロージャ部とを含み、前記第１のクロージャ部はポリマー製上壁部とポリマー製環状スカート部と第１の壊れやすい接続部と第２の壊れやすい接続部とを含み、前記ポリマー製環状スカート部は前記ポリマー製上壁部から下方に延び、前記ポリマー製環状スカート部は前記容器の前記雄ねじ形成部と係合する雌ねじ形成部を含み、前記第２のクロージャ部は前記ポリマー製環状スカート部から下方に延びるポリマー製不正開封明示バンドであって前記第１の壊れやすい接続部によって前記ポリマー製環状スカート部と部分的に取り外し可能に接続されたポリマー製不正開封明示バンドを含む、クロージャと、
を含み、
前記クロージャは、前記第２のクロージャ部に対して第１のクロージャ部をフリップさせることにより開封されるように構成されており、
前記クロージャは、前記第２のクロージャ部に対して前記第１のクロージャ部をフリップさせる間にロックされるように構成されており、
前記周囲ビードは段差部を含み、前記段差部は前記第２のクロージャ部に対して前記第１のクロージャ部をフリップさせる間に、耳に聞こえる音を出す助けとなり、
前記第１のクロージャ部は、閉位置から開位置に移動するときに少なくとも１５５度の角度だけ回転するように構成されている、
パッケージ。
前記第１および第２の壊れやすい接続部はタブを形成するように互いに離れており、前記クロージャは、前記露出したタブを介して前記第２のクロージャ部に対して前記第１のクロージャ部をフリップさせることにより開封されるように構成されており、前記クロージャは、前記第２のクロージャ部に対して前記第１のクロージャ部をフリップさせる間にロックされるように構成されている、請求項１に記載のパッケージ。
前記周囲ビードは連続している、請求項１８に記載のパッケージ。
前記周囲ビードの深さは約０．２ｍｍから約０．６ｍｍであり、前記雄ねじ形成部の深さは約１．２ｍｍから約２．０ｍｍである、請求項１８に記載のパッケージ。
前記周囲ビードの深さに対する前記雄ねじ形成部の深さの割合は約２から約８である、請求項１８に記載のパッケージ。
前記周囲ビードの深さに対する前記雄ねじ形成部の深さの割合は約３から約５である、請求項２２に記載のパッケージ。
前記第１のクロージャ部は、閉位置から開位置まで少なくとも１６０度の角度だけ回転するように構成されている、請求項１８に記載のパッケージ。
前記第１のクロージャ部は、閉位置から開位置まで少なくとも１６５度の角度だけ回転するように構成されている、請求項２４に記載のパッケージ。
前記第２の壊れやすい接続部の一部は、前記第１のクロージャ部がフリップするときにヒンジとして作用し、その後前記第１のクロージャ部がフリップした状態でロックとして作用し、前記第１の壊れやすい接続部と前記第２の壊れやすい接続部との間の領域は、前記第１および第２の壊れやすい接続部が壊れた後にヒンジ型アームを形成する、請求項１８に記載のパッケージ。
前記ヒンジ型アームは前記第１のクロージャ部と前記第２のクロージャ部とを離れないように保持する、請求項２６に記載のパッケージ。
前記ヒンジ型アームは、前記第２のクロージャ部に対して前記第１のクロージャ部をフリップさせる助けとなる、請求項２６に記載のパッケージ。