JP3187522U - 天面開閉式ペットボトルキャップ - Google Patents

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Abstract

【課題】天面を注ぎ口にしてキャップをボトルから外す手間を解消した、便利な天面開閉式ペットボトルキャップを提供する。
【解決手段】キャップの天蓋2を開閉して注ぎ口1とし、キャップ注ぎ口1をキャップ外径よりすぼめてキャップの内側に中蓋3がかかるようにし、これをボトル口との間に密接するように設置して、開栓前の漏れ、外からのいたずら防止の機能を保持した。開栓前はキャップ4とリング7がブリッジによってつながっている。ブリッジが切れているかによって開栓を確認するのは従来と同じである。
【選択図】図3

Description

本考案は、ペットボトルのキャップに関する
従来の飲料水ペットボトルのキャップはネジ開栓式で密封され、開栓される課程でリングとのブリッジが切れることによっていたずら防止の安全性を確保し、その後は飲料時毎にキャップの開栓、閉栓を繰り返していた。
しかし、これでは飲料時ごとにキャップのネジを回転して、キャップをボトルから取り外す手間を要した。通常500ml容器で3〜5回、2000ml容器で5〜10回のキャップ開栓を繰り返す作業を要した。
そこで、キャップの天面を開閉式の蓋に変え、簡単に開き閉めできるようにした。しかしこれでは、ボトル内の飲料水が注ぎ口から漏れる恐れがあり、また開栓前に内容物に対していたずらされる恐れがある。このため、キャップ内に中蓋を設置してボトル口を密封し、開栓前の漏れを防止、また、キャップ本体はネジ開栓式とし、キャップとリングを繋いで開栓前の中蓋を外から取れなくして、安全性を確保した。
飲料時に一旦開栓してキャップをボトルから取り外し、キャップ注ぎ口から指で押して中蓋を取り除く。キャップをボトルに付け直して、天蓋の開閉で飲料できる状態にする。よって、以後の飲料時には天蓋の開け閉めで済み、手間が解消される。中蓋はキャップ注ぎ口の円周縁とボトル口により固定されているので、キャップ開栓以外は外から取り外すことができず、いたずら防止になる。天蓋の開閉で飲料できることは、指先の力の弱い子供、老人には便利であり、キャップが手元から離れて紛失することもない。また従来は、飲み口であったボトル口に雑菌が付着しやすい問題があったが、キャップを飲み口とするため、取り外して洗浄でき、衛生的である。
キャップ=栓には、ボトルに充填された内容物の品質を保証するのは当然として、その開栓性や利便性、また今日ではリサイクル性を果たすことが要求される。本考案に係るキャップは以上のことを重点に、利便性を一層向上する機能を持たせたものである。
キャップの天面2を蓋として開閉式にするには、開栓前のボトル口の密封性を保持しなければならない。そのためキャップ注ぎ口1とボトル口の間に中蓋3を設置して密封し、内容物の漏れ防止及び外部からのいたずら防止を保持する。キャップの注ぎ口1はボトル5の注ぎ口と接面するキャップ本体部分の外径よりすぼめて小さくする。中蓋3の外径はキャップの注ぎ口外径より大きくし、ボトル口外径と同じ大きさとする。これにより、キャップ4を閉めた状態において、ボトル口を密封して固定される。
いま、ボトル口直径28mmとすると、中蓋3の直径は28mmとし、キャップ注ぎ口1より大きいものとする。キャップの注ぎ口は28mm−Xである。キャップ注ぎ口の飲みやすい状態を20mmとすると、X=円周縁4mmによって中蓋3はボトル口との間で固定される。中蓋3の材質はキャップ4と同質系とする。
内容物に対する品質保証、安全性の確保、また使用後、キャップをボトルと切り離してリサイクルしやすくするため、キャップとボトルはネジ開栓式とし、開栓前のいたずら防止はリングのブリッジによって保持される。
[A図]本考案に係るキャップをボトルに装着した断面図。開栓前、中蓋を取り付けた状態。[B図]開栓後、中蓋を取り外している状態図。 [A図]本考案に係るキャップの断面図。天蓋を閉めた状態図。[B図]本考案に係るキャップの断面図。天蓋を開けた状態図。 [A図]本考案に係るキャップの半透視図。天蓋を開けた状態図。[B図]本考案に係るキャップの全体図。天蓋を閉めた状態図。 [A図]本考案に係るキャップ全体の透視図。天蓋を開けた状態図。[B図]本考案に係るキャップの立面図。 [参考図]従来のキャップをボトルに装着した図。
1 キャップの注ぎ口
2 キャップの天蓋
3 中蓋
4 キャップ
5 ペットボトル
6 ボトルのネジ山
7 キャップのリング
X 中蓋がキャップの注ぎ口にかかる円周縁

Claims (2)

  1. ネジ開栓式ペットボトルキャップの天面をキャップ本体とヒンジで繋いで開閉する蓋とし、キャップの上部を注ぎ口にして、ボトル注ぎ口に連結する構造。
  2. 請求項1を効果的にするため、ボトルの注ぎ口を覆う中蓋をキャップの注ぎ口との間に密接して設置し、内容物の漏れ、開栓前のいたずらを防止する構造。
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