JP2008308218A - キャップ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】頂板部と該頂板部外周縁から垂下するスカート部とから成り、該スカート部の内面に容器口部の螺子と係合する螺子が形成されていると共に、頂板部内面にはインナーリングが形成されて成る上蓋と、天面と該天面外周縁から垂下する周状壁から成り且つ該天面中央部に注出用ノズルが形成され、該注出用ノズルよりも内側に破断可能な弱化線により区画された開口予定部が形成されて成る容器口部に嵌合固定される中栓とから成るキャップにおいて、前記上蓋頂板部内面及び中栓の開口予定部にはそれぞれ環状壁が形成されており、それぞれの環状壁には、上蓋及び中栓が上下方向に係合可能な係合用突起及び開栓方向に上蓋を旋回したときに上蓋及び中栓が周方向に係合可能な複数個のラチェットが形成されていることを特徴とするキャップ。
【選択図】図1
Description
このタイプのキャップにおいては、最初にキャップを開封する際に、まず上蓋を容器口部から取り外し、次いで破断可能な弱化部により区画された開口予定部に形成されたプルタブを引き上げて、破断可能な弱化部を破断して開口予定部を取り除くことにより、注出用開口が形成されて、内容物の取出しが可能となる。従って、内容物の取出しまでに2工程必要であり、しかも取り除かれた開口予定部を廃棄する必要もあるため、ワンステップで開口形成が可能で、しかも不要部分を廃棄する必要のないキャップが求められている。
またキャップ本体にヒンジ連結されて成る上蓋から成るヒンジキャップにおいて、キャップ本体の頂板部には、容器内容液の注出用案内となる注出筒と、該注出筒の内側に形成された注出開口予定部と、該注出開口予定部を閉じるように、該注出開口予定部の周縁に形成された無端状の薄肉部を介して該頂板部と一体に形成されたシール板とが設けられており、前記上蓋の天板部内面には、前記キャップ本体の注出筒内面と密着するシール用周状突起と、該シール用周状突起の内側に形成され且つ下方に延びている薄肉部引き裂き用の引き裂き具が設けられており、該引き裂き具は、少なくとも上蓋とキャップ本体とのヒンジ連結部とは反対側の部分と該ヒンジ連結部の近傍部分とで、前記シール板の周縁部分に溶着されていることを特徴とするヒンジキャップも提案されている(特許文献2)。
また上記特許文献2に記載されたヒンジキャップも上蓋の開封により自動的に注出用開口を形成可能であるが、キャップ本体の頂板部に形成されている注出開口予定部が、薄肉部を介して該頂板部と一体に形成されているシール板によって閉じられ、シール板は閉じられた上蓋の引き裂き具に溶着されるものであるため、溶着部分の位置決め等が必要であり、成形が容易でなく、生産性、コストの点で十分満足するものではない。
従って本発明の目的は、開栓前は液密性に優れ、開栓に際しては上蓋の旋回に伴って、注出用開口が容易且つ確実に形成可能であると共に、取り除かれた開口予定部を廃棄する必要のないキャップを提供することである。
1.上蓋のラチェットが、環状壁の下端から下方に延びると共に開栓方向に向かって外方に延びるフラップ片であること、
2.上蓋の環状壁の下部が段差部と段差部から下方に延びる薄肉部から成り、前記上蓋のラチェットが、該段差部及び薄肉部の外周面に接続されていると共に開栓方向に向かって外方に延びるフラップ片であること、
3.上蓋頂板部内面には、中栓の注出用ノズルよりも外周側であって、閉栓状態において中栓の天面に当接する長さの環状突起が形成されていること、
4.上蓋のスカート部下端には、破断可能な弱化部を介してタンパーエビデントバンドが一体に成形されていること、
が好適である。
またラチェットによる周方向の係合と、係合用突起による上下方向の係合によって、弱化線に周方向の剪断力と上方向の引っ張り力を作用させることが可能となり、開口予定部を区画する弱化線の破断が容易に且つ確実に行うことが可能となる。
更に中栓の開口予定部を区画する弱化線に近接する位置に、上蓋と係合する環状壁が形成されているため、係合用突起による上向きの力或いはラチェットによる周方向の力を弱化線に効率的に作用させることができ、弱化線を容易且つ確実に破断することができる。
更にまた、弱化線の破断により中栓から取り除かれた開口予定部は、上蓋と一体になって離脱せず、取り除かれた開口予定部を改めて廃棄する必要もないという利点もある。
また破断された開口予定部は、中栓から取り除かれた後は上蓋と一体になって離脱しないため、取り除かれた開口予定部を廃棄する必要もないのである。
図1は、本発明のキャップに用いられる上蓋の一例を示す図であり、(A)は側断面図、(B)は底面図である。
図2は、本発明のキャップに用いられる中栓の一例を示す図であり、(A)は上面図、(B)は側断面図である。
図3は、図1に示す上蓋及び図2に示す中栓を組み合わせてなる本発明のキャップを容器口部に適用した場合の一部側断面図であり、(A)は閉栓状態、(B)は上蓋が上昇し、タンパーエビデントバンドが離脱された時点の状態、(C)は、上蓋が更に上昇し、開口予定部を区画する弱化線が破断された状態、をそれぞれ示す。
環状突起6は、閉栓状態においてその先端が中栓20の天面21に当接する長さを有しており、これにより上蓋1の締め過ぎを防止することが可能となる。また環状壁7は、閉栓状態において、後述する中栓20の開口予定部27を区画する弱化線26を破断させないために、開口予定部27の上面に環状壁7の下端が当接しない長さを有している。
またスカート部3の下端には、破断可能な弱化部10を介してタンパーエビデントバンド(以下「TEバンド」という)11が一体的に成形され、TEバンド11の内面には、容器口部40に形成されたラチェット43と係合するラチェット12が形成されていると共に弱化部10が破断された後にTEバンド11が容器口部40から離脱しないために突起13が上部に形成されている。
天面21の中央部には注出用ノズル25が形成され、注出用ノズル25よりも内側に破断可能な弱化線26により区画された開口予定部27が形成されている。この開口予定部27の外周縁には、環状壁28が形成されている。この環状壁28の内側面の上部には、上蓋1の環状壁7の外側面に形成された係合用突起8と係合する係合用突起29が形成されており、環状壁28の内側面の下部には上蓋1の環状壁7に形成されたラチェット9と係合するラチェット30が形成されている。
図3(A)に示す未開封の状態において、中栓20は、インナーリング23が容器口部40の内周面と密着すると共に、周状壁22の係合突起24が容器口部の外周面に形成されたビード42と係合することによって、容器口部に強固に嵌合されており、注出用開口が形成されるまでは液密性を保っている。
また上蓋1は、環状突起6が中栓20の天面21の注出用ノズル25の外側の位置に当接すると共に、リンナーリング5が中栓20の注出用ノズル25内面に密着して、注出用開口形成後の液密性を保っている。
例えば、上記具体例においては、上蓋に形成されたラチェットが上部が環状壁に連続し、周方向の先端が開栓方向に向くフラップ片から成ることにより、キャッピングの際の抵抗が軽減されたものであったが、同様の効果を有するものとして、上蓋の環状壁の下部に段差部と段差部から下方に延びる薄肉部が形成され、この段差部及び薄肉部の外周面に連続し、周方向の先端が開栓方向に向かって外方に延びるフラップ片を挙げることもできる。また勿論、従来公知のラチェット機構を採用することもできる。
また具体例においては、上蓋にTEバンドが形成され、TEバンドが上蓋から明らかに離脱した後に、注出用開口の形成がなされ、タンパーエビデント性に優れたキャップを提供していたが、勿論、TEバンドがないキャップでも本発明の趣旨を逸脱するものではなく、キャップをシュリンクフィルム等で覆ってもよい。
また、中栓に形成された破断可能な弱化線の形状も、具体例のように円形のものに限定されず、従来公知の形状を採用することができる。
本発明のキャップを容器口部に適合する場合には、中栓及び上蓋を予め組み合わせた後、これらを一体に容器口部にキャッピングすることもできるが、中栓を先に取り付けた後に上蓋を取り付けることが、キャッピングの際の力を軽減することができるので好ましい。
Claims (5)
- 頂板部と該頂板部外周縁から垂下するスカート部とから成り、該スカート部の内面に容器口部の螺子と係合する螺子が形成されていると共に、頂板部内面にはインナーリングが形成されて成る上蓋と、天面と該天面外周縁から垂下する周状壁から成り且つ該天面中央部に注出用ノズルが形成され、該注出用ノズルよりも内側に破断可能な弱化線により区画された開口予定部が形成されて成る容器口部に嵌合固定される中栓とから成るキャップにおいて、
前記上蓋頂板部内面及び中栓の開口予定部にはそれぞれ環状壁が形成されており、それぞれの環状壁には、上蓋及び中栓が上下方向に係合可能な係合用突起及び開栓方向に上蓋を旋回したときに上蓋及び中栓が周方向に係合可能な複数個のラチェットが形成されていることを特徴とするキャップ。 - 前記上蓋のラチェットが、環状壁の下端から下方に延びると共に開栓方向に向かって外方に延びるフラップ片である請求項1記載のキャップ。
- 前記上蓋の環状壁の下部が段差部と段差部から下方に延びる薄肉部から成り、前記上蓋のラチェットが、該段差部及び薄肉部の外周面に接続されていると共に開栓方向に向かって外方に延びるフラップ片である請求項1記載のキャップ。
- 前記上蓋頂板部内面には、中栓の注出用ノズルよりも外周側であって、閉栓状態において中栓の天面に当接する長さの環状突起が形成されている請求項1乃至3の何れかに記載のキャップ。
- 前記上蓋のスカート部下端には、破断可能な弱化部を介してタンパーエビデントバンドが一体に成形されている請求項1乃至4の何れかに記載のキャップ。
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