JP2005035623A - 液体容器用キャップ - Google Patents

液体容器用キャップ Download PDF

Info

Publication number
JP2005035623A
JP2005035623A JP2003275193A JP2003275193A JP2005035623A JP 2005035623 A JP2005035623 A JP 2005035623A JP 2003275193 A JP2003275193 A JP 2003275193A JP 2003275193 A JP2003275193 A JP 2003275193A JP 2005035623 A JP2005035623 A JP 2005035623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container mouth
cap
container
flange
cap body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003275193A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4294411B2 (ja
Inventor
Yoichi Tsujiguchi
洋一 辻口
Satoshi Hagiwara
諭 萩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Closures Co Ltd
Mizkan Group Corp
Mizkan Sanmi Co Ltd
Original Assignee
Mizkan Group Corp
Mizkan Sanmi Co Ltd
Japan Crown Cork Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mizkan Group Corp, Mizkan Sanmi Co Ltd, Japan Crown Cork Co Ltd filed Critical Mizkan Group Corp
Priority to JP2003275193A priority Critical patent/JP4294411B2/ja
Publication of JP2005035623A publication Critical patent/JP2005035623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4294411B2 publication Critical patent/JP4294411B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

【課題】 キャップ本体から注出中栓の離脱がなく、容器口部に装着後中の圧力や温度に
影響なく、容器口部に注出中栓を残し、素材変形に頼らずキャップ本体のみを螺着脱出来
る液体容器用キャップを提供する。
【解決手段】 キャップ本体と注出中栓とでなり、キャップ本体は、スカートと頂部との
コーナー部に容器口部の環状シール部と容器口部への嵌合時にフランジ上面と接触する注
出中栓係止突起とを有し、頂部内面に容器口部への嵌合時に注出中栓とシールするインナ
ーリングを有して、更に環状シール部に容器口部の外側先端部をシールするアウターリン
グを形成して、注出中栓は、そのフランジ外周に環状シール部と係止する薄肉係止部を形
成し、フランジ下方の筒状体中腹部外周に容器口部内周と係止する環状の係止突部を形成
して、フランジ下面が容器口部への嵌合時にその天面に当接させることで、上記課題を達
成できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、陽圧状態に対応出来る注出中栓を有した液体容器用キャップに関するもので
あって、より詳しくは、キャップ本体に注出中栓をセットする段階での注出中栓の離脱が
なく、容器口部に装着したあと容器内の圧力や温度にほとんど影響されずに、容器口部に
注出中栓を残した状態で、注出中栓の素材変形だけに頼らないで、キャップ本体のみを容
器口部から自在に螺脱及び螺着することが出来る液体容器用キャップに関する。
液体容器用キャップは、調味料、食用油及び飲料など(以下、「調味料等」という)を
収容する容器に使用され、その多くは、製作上及び素材コストの面から主にプラスチック
製である。そして、このプラスチック製の液体容器用キャップは、容器口部に強く螺着し
て液密としその状態を維持して、更に注出中栓を備えて容器口部に嵌め込み、調味料等の
液切れを良好にしている。その上に、この液体容器用キャップは、タンパーエビデント機
構を備え、一旦開封するとその事実が残り、各種のいたずらを防止できるようにしている
のも多くある。
上記の容器口部に注出中栓を嵌め込み、調味料等の液切れを良好にした液体容器用キャ
ップとして、以下のものがある。
実用新案登録第2510503号公報 特許文献1によれば、図15、16に示すように、液体容器用キャップaは、キャップ本体bと、フランジc付の筒状の注出中栓dとの組み合わせからなる。キャップ本体bは、倒皿状に形成すると共にスカートeの内側にネジ溝fを形成し、このネジ溝fの上方にネジ溝fを刻設した螺旋方向の延長線上に位置するように円周に沿って複数の係止爪gを形成してなる。注出中栓dは、容器口部の内径に合致する大きさとした筒胴部hの上端にフランジcを張り出して形成し、係止爪gの高さはネジ溝fの高さよりも高くなるように形成し、且つフランジcはその外周部がキャップ本体bのスカートeの内側上端部に形成した係止爪gに嵌合出来る長さの外径寸法を有するように形成したものである。そして、キャップ本体bの下面から内部に注出中栓dのフランジcを強制的に押し込めば、フランジcの外周部がネジ溝fを乗り越えながら瞬時に係止爪gに達して正確に係止出来る。容器内の液体を取り出すには、キャップ本体bを螺脱すればよく、キャップ本体bは係止爪g、容器口部のネジ山及びフランジcをガイドとしながら、回転して取り外せるようになり、特別の操作を行わなくても注出中栓dは容器口部に残留して、液だれ防止の注出中栓としての機能を全うする。
上記液体容器用キャップaは、キャップ本体b内に注出中栓dのフランジcを強制的に
押し込めば、フランジcの外周部がネジ溝fを乗り越え瞬時に係止爪gに係止出来るが、
容器内が陽圧になるものは、係止部分の密封性が低下して対応が困難となる。また、容器
内の液体を取り出す際、容器口部からキャップ本体bを螺脱する必要があり、それにはキ
ャップ本体bの係止爪gが、容器口部に嵌合している注出中栓dのフランジcの外周部を
係脱し、且つキャップ本体bのネジ溝fはフランジcの外周部を乗り越えなければならな
い。したがって、注出中栓dが共外れしない条件は、容器口部の内周面と注出中栓dの筒
胴部hの外周面との接触摩擦力に頼ることになる。すなわち、キャップ本体bの係止爪g
がフランジcの外周部を係脱する際の抵抗及びキャップ本体bのネジ溝fがフランジcの
外周部を乗り越える際の抵抗は、キャップ本体bの螺脱時、常に上記接触摩擦力よりも小
さくなければならない。
ところが、この特許文献1において、注出中栓dの筒胴部hは、容器口部の内径に合致
する大きさとしているため、上記の接触摩擦力は期待できず、注出中栓dが共外れする可
能性が極めて高いことになる。加えて、キャップ本体bの係止爪gから係止及び係脱した
り、ネジ溝fを乗り越えたりするのに、注出中栓dのフランジcの外周部の素材変形にの
み頼るから負担が大きく、更にフランジcの外周部に液切れするための機能を持たしてい
るから、この注出中栓dは液だれ防止の機能を全うすることが困難である。
そこで、本発明の目的は、キャップ本体に注出中栓のセット段階での注出中栓の離脱が
なく、容器口部に装着したあと容器内の圧力や温度にほとんど影響されずに、容器口部に
注出中栓を残した状態で、注出中栓の素材変形だけに頼らないで、キャップ本体のみを容
器口部から自在に螺脱及び螺着することが出来る液体容器用キャップを提供することにあ
る。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなるこ
とを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、キャップ本体と、上端部近傍にフランジを有する筒状体の
注出中栓とからなる液体容器用キャップであり、前記キャップ本体は、頂部周縁から垂下
し内周面に容器口部に螺合する螺条が形成されたスカートを有しており、該スカートと前
記頂部とのコーナー部内面には、内方に突出して容器口部をシールする環状シール部と該
環状シール部より径方向内方で容器口部への嵌合時に前記フランジ上面と接触する注出中
栓係止突起とを有し、前記頂部内面には、容器口部への嵌合時に注出中栓の内周とシール
可能にしたインナーリングを有しており、前記環状シール部には、容器口部の外側先端を
シールする環状のアウターリングが形成されており、前記注出中栓には、前記フランジ外
周に前記環状シール部と係止する薄肉係止部が形成され、前記フランジ下方の筒状体中腹
部外周に容器口部内周と係止する環状の係止突部が形成され、前記フランジ下面は、容器
口部への嵌合時に容器口部天面に当接するように形成されていることを特徴とする液体容
器用キャップが提供される。
また、本発明によれば、前記環状シール部には、前記アウターリングの上方に位置して
容器口部の外側コーナー部をシールするコーナーシール部と、該コーナーシール部の上方
に位置して容器口部の天面をシールする天面シール部と、が形成されている上記液体容器
用キャップが提供される。
また、本発明によれば、前記注出中栓の筒状体上方内周にキャップ本体のインナーリン
グの外周との間にクリアランスを保持して突条が形成されており、該突条は、容器口部へ
の嵌合時にインナーリング外周面に圧接状態で係止するように形成されている上記液体容
器用キャップが提供される。
本発明によれば、キャップ本体の下面から内部に注出中栓のフランジの薄肉係止部を押
し込み、キャップ本体の環状シール部に係止すれば、容器口部にキャップ本体を螺着させ
る際、注出中栓はキャップ本体から離脱せずに容器口部に嵌着できる。同時に、注出中栓
が内側に若干移動してキャップ本体のインナーリングの外周と注出中栓の内周とがシール
され、注出中栓の係止突部と容器口部の内周面とがシールされ、更に、アウターリングが
外側に若干移動してキャップ本体のアウターリングと容器口部の外側先端とがシールされ
、加えて、注出中栓のフランジ上面とキャップ本体の注出中栓係止突起とが接触され、フ
ランジ下面と容器口部の天面とが接触されている。
また、容器口部からキャップ本体を螺脱させる際、前述したように、注出中栓が内側に
若干移動していることに加えて、キャップ本体のアウターリングも外側に移動していて、
注出中栓のフランジの薄肉係止部はキャップ本体の環状シール部から係脱していて、キャ
ップ本体の環状シール部は注出中栓のフランジの薄肉係止部に当たらず、容器口部からキ
ャップ本体のみをスムーズに螺脱させることが出来る。したがって、キャップ本体に注出
中栓をセットする段階での注出中栓の離脱がなく、容器口部に装着したあと容器内の圧力
や温度にほとんど影響されないで、容器口部に注出中栓を残置した状態で、注出中栓の素
材変形だけに頼らないで、キャップ本体のみを容器口部から自在に螺脱及び螺着すること
が出来る効果がある。
また、キャップ本体の環状シール部のコーナーシール部及びその上方の天面シール部に
より容器口部の外側コーナー部及び天面をシールすることにより、キャップ本体と容器口
部とのシールがより確実になる効果がある。
さらに、注出中栓の筒状体上方内周の突条はキャップ本体のインナーリングの外周との
間にクリアランスがあることにより、キャップ本体の環状シール部に注出中栓のフランジ
の薄肉係止部を挿入し易く、容器口部にキャップ本体及び注出中栓を装着した時注出中栓
の突条がインナーリング外周面に圧接状態で係止して、キャップ本体と注出中栓とのシー
ル性が上がるため、キャップ本体に注出中栓を係止し易く、装着時にキャップ本体と注出
中栓とのシール性がより確実になる効果がある。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の液体容器用キャップを容器の口部に装着した状態の断面図、図2は本発
明の液体容器用キャップを容器口部にキャッピングする工程を示す要部の断面図である。
図において、液体容器用キャップ1は、容器2の口部3(以下、口部3を示す場合に容
器口部3と称する)に螺合するキャップ本体4と、上端部近傍にフランジ5を有する筒状
体の注出中栓6とからなり、このキャップ本体4は、頂部7周縁から垂下し内周面に容器
口部3に螺合する螺条8が形成されたスカート9を有しており、このスカート9と頂部7
とのコーナー部内面には、内方に突出して容器口部3をシールする環状シール部10とこ
の環状シール部10より径方向内方で容器口部3へのキャッピング時にフランジ5上面と
接触する注出中栓係止突起11とを有し、頂部7内面には、容器口部3へのキャッピング
時に注出中栓6の内周とシール可能にしたインナーリング12を有しており、環状シール
部10には、容器口部3の外側先端をシールする環状のアウターリング13が形成されて
おり、一方、注出中栓6には、フランジ5外周に環状シール部10と係止する薄肉係止部
14が形成され、フランジ5下方の筒状体中腹部外周に容器口部3内周と係止する環状の
係止突部15が形成され、フランジ5下面は、容器口部3への嵌合時に容器口部3天面に
当接するように形成されているものである。
前記容器2は、形状・材質ともに特に限定がないが、容器2の内容物が、通常、調味料
、食用油及び飲料などであることから、これらの用途に適したポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエチレンテレフタレート或はガラスなどの材質が用いられ、形状はボトルタイ
プのものが一般的である。この実施例では、容器2は円筒形状のペットボトル20であり
、容器口部3、肩部、胴部及び底部からなり、容器口部3には鍔21があり、その上にキ
ャップ本体4の螺条8に沿う螺条22がありキャップ本体4が螺着されるようになってい
る。
前記キャップ本体4は、そのスカート9の外周面に軸方向のナール23が形成され、最
初の開封時及び螺着脱時のすべり止めとし、更にそのスカート9の下端に不正開封防止の
タンパーエビデント機構24を介在させてバンド25を設けてあり、このバンド25とキ
ャップ本体4とを一体構成としている。このタンパーエビデント機構24は、キャップ本
体4のスカート9とその下方のバンド25とを易破断性のつなぎリブ26にて接続すると
共に、スカート9及びバンド25にストッパー27を設けて、これらを螺着方向(閉栓方
向)に同調回転させて、容器口部3にキャップ本体4を螺着(閉栓)し、逆に、キャップ
本体4を螺脱方向(開栓ないし開封方向)に回転させれば、容器口部3にバンド25を残
してつなぎリブ26を破断することになり、これによって不正開封が直ちにわかり、キャ
ップ本体4を容器口部3から螺脱(開栓)することができるものである。
なお、前記キャップ本体4の環状シール部10には、前記アウターリング13の上方に
位置して容器口部3の外側コーナー部をシールするコーナーシール部28と、このコーナ
ーシール部28の上方に位置して容器口部3の天面をシールする天面シール部29と、が
形成されている。これらコーナーシール部28及びその上方の天面シール部29により、
容器口部3の外側コーナー部及び天面をシールするから、キャップ本体4と容器口部3と
のシール性がより確実になる。
前記注出中栓6は、容器口部3に嵌合されて、調味料等の液切れを良好にして液だれを
防ぐためのものであり、その筒部16の外周面に既述の環状の係止突部15が形成されて
おり、さらに、筒部16の上方にフランジ5が形成され、そのフランジ5外周に薄肉係止
部14が形成されている。またフランジ5の上方には、ラッパ状に広がった注ぎ口30を
有し、更に筒部16の底部に孔31が開いている。そして、この注出中栓6の筒部16上
部内周には環状の突条32が形成されており、この突条32は、キャップ本体4内に注出
中栓6を嵌め込んだ時に、キャップ本体4のインナーリング12の外周との間にクリアラ
ンス33を保持するように形成されており、加えて、この突条32は、容器口部3への嵌
合時にインナーリング12外周面に圧接状態で係止するように形成されている。したがっ
て、この突条32はインナーリング12の外周との間にクリアランス33があることによ
って、キャップ本体4の環状シール部10に注出中栓6のフランジ5の薄肉係止部14を
挿入し易く、更に、容器口部3にキャップ本体4及び注出中栓6を装着した時、この突条
32がインナーリング12外周面に圧接状態で係止して、キャップ本体4と注出中栓6と
のシール性が向上し、これらのシールがより確実になる。
次に、上記構成になる液体容器用キャップ1の利用方法について説明する。
まず、内容物である調味料等に適合する容器2並びにこれに対応した液体容器用キャッ
プ1を構成するキャップ本体4とバンド25との一体物及び注出中栓6を選択する。次に
、キャップ本体4の下面から内部に注出中栓6を押し込むと、注出中栓6のフランジ5の
薄肉係止部14の変形により簡単にキャップ本体4の環状シール部10に係止することが
出来、あとのキャッピングラインでキャップ本体4から注出中栓6が脱落することがない
。容器2内に内容物を充填し、そのあとキャッピングラインで、容器口部3にキャップ本
体4とバンド25との一体物を強く螺着すると共に、それにより容器口部3にキャップ1
を嵌合して、液密とする。その際、本体キャップ4のスカート部9及びバンド25に設け
てあるストッパー27により、これらを螺着方向(閉栓方向)に同調回転させるから、タ
ンパーエビデント機構24の易破断性のつなぎリブ26を破断することなく、容器口部3
にキャップ本体4を螺着(閉栓)することができる。なお、上記キャッピングラインでの
工程は次の通りである。
図8に示すキャップ本体4とバンド25との一体物内に、注出中栓6を係止させたもの
を、図9に示すように、容器口部3の先端にあてがい嵌めて螺合して行くと、キャップ本
体4のスカート9と注出中栓6の筒部16との間に容器口部3の先端が入り込み、筒部1
6の外周面に当接する(図10参照)。さらに、螺合してゆくと、容器口部3の内側端部
が筒部16の環状の係止突部15に当たり、筒部16に対し内側方向の力Aが働き、薄肉
係止部14は環状シール部10から係脱し、且つ突条32がインナーリング12に当たり
、容器口部3の外側端部がキャップ本体4のアウターリング13に当接する(図11参照
)。さらに、図12に示すように、アウターリング13に対し外側方向の力Bが働いて、
薄肉係止部14は環状シール部10から完全に係脱し、環状シール部10のコーナーシー
ル部28により容器口部3の外側コーナー部をシールするようになって、図13、14の
状態になると、環状シール部10の天面シール部29により容器口部3の天面をシールす
る。
すなわち、図13、14の状態では、注出中栓6が内側に若干移動して、キャップ本体
4のインナーリング12と注出中栓6の内周面の突条32とがシールされ、注出中栓6の
係止突部15と容器口部3の内周面とがシールされて、さらに、容器口部3が外側に若干
移動してキャップ本体4のアウターリング13と容器口部3の外側先端とがシールされ、
環状シール部10のコーナーシール部28及び天面シール部29により、容器口部3の外
側コーナー部及び天面をシールする。加えて、注出中栓4のフランジ5上面とキャップ本
体4の注出中栓係止突起11とがシールされ、フランジ5下面と容器口部3の天面とがシ
ールされて、容器口部3とキャップ本体4及び注出中栓6と密封性が完全になる。その一
方で、注出中栓6の薄肉係止部14はキャップ本体4の環状シール部10から係脱してい
るから、キャップ本体4と注出中栓6との係止状態は解消されている。このようにして容
器口部3に対するキャッピングが終了する。
使用に際しては、キャップ本体4のナール23を利用して、手指にてキャップ本体4を
開封方向に回すと、タンパーエビデント機構24の易破断性のつなぎリブ26を切断し、
キャップ本体4と注出中栓6との係止状態は解消されているから、容器口部3からキャッ
プ本体4を容易に外すことができ、注出中栓6の注ぎ口30から調味料等を取り出すこと
ができる。容器2内に調味料等が残留していれば再び容器口部3にキャップ本体4を螺着
することができ、保存が容易となる。一方、容器口部3からキャップ本体4を一度外すと
、バンド25が容器口部3の鍔21まで落下するから、もし上記の螺脱が不正開封であれ
ば、正当開封者はバンド25が鍔21に落下していることを目視でき且つ易破断性のつな
ぎリブ26を切断していることを容易に目視することもでき、不正開封の事実を直ぐにし
かも明確に認識でき、危険を容易に回避できる。
以上、本発明の実施例を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨
を逸脱しない範囲での変更や追加は適宜になし得ることは言うまでもない。
本発明の液体容器用キャップは、液体を収容する容器一般に利用可能であるが、容器内
の温度や圧力に変動があり、特に陽圧になるような場合に利用可能性が極めて高くなる。
本発明の液体容器用キャップを容器口部に装着した状態の断面図である。 本発明の液体容器用キャップを容器口部にキャッピングする工程を示す要部の断面図である。 本発明の液体容器用キャップのキャップ本体の側面図である。 図3の断面図である。 本発明の液体容器用キャップの注出中栓の側面図である。 図5の断面図である。 図5の平面図である。 本発明の液体容器用キャップにおけるキャップ本体内に注出中栓を装着した状態の断面図である。 本発明の液体容器用キャップを容器口部にキャッピングする工程1を示す断面図である。 同じくキャッピング工程2を示す断面図である。 同じくキャッピング工程3を示す断面図である。 同じくキャッピング工程4を示す断面図である。 同じくキャッピング工程5を示す断面図である。 図13の要部を拡大した断面図である。 従来例の液体容器用キャップの断面図である。 従来例の液体容器用キャップの裏面図である。
符号の説明
1,a 液体容器用キャップ
2 容器
3 口部
4,b キャップ本体
5,c フランジ
6,d 注出中栓
7 頂部
8 螺条
9,e スカート
10 環状シール部
11 注出中栓係止突起
12 インナーリング
13 アウターリング
14 薄肉係止部
15 係止突起
16 筒部
20 ペットボトル
21 鍔
22 螺条
23 ナール
24 タンパーエビデント機構
25 バンド
26 つなぎリブ
27 ストッパー
28 コーナーシール部
29 天面シール部
30 注ぎ口
31 孔
32 突条
33 クリアランス
f ネジ溝
g 係止爪
h 筒胴部

Claims (3)

  1. キャップ本体と、上端部近傍にフランジを有する筒状体の注出中栓とからなる液体容器
    用キャップであり、
    前記キャップ本体は、頂部周縁から垂下し内周面に容器口部に螺合する螺条が形成され
    たスカートを有しており、該スカートと前記頂部とのコーナー部内面には、内方に突出し
    て容器口部をシールする環状シール部と該環状シール部より径方向内方で容器口部への嵌
    合時に前記フランジ上面と接触する注出中栓係止突起とを有し、前記頂部内面には、容器
    口部への嵌合時に注出中栓の内周とシール可能にしたインナーリングを有しており、前記
    環状シール部には、容器口部の外側先端をシールする環状のアウターリングが形成されて
    おり、
    前記注出中栓には、前記フランジ外周に前記環状シール部と係止する薄肉係止部が形成
    され、前記フランジ下方の筒状体中腹部外周に容器口部内周と係止する環状の係止突部が
    形成され、前記フランジ下面は、容器口部への嵌合時に容器口部天面に当接するように形
    成されていることを特徴とする液体容器用キャップ。
  2. 前記環状シール部には、前記アウターリングの上方に位置して容器口部の外側コーナー
    部をシールするコーナーシール部と、該コーナーシール部の上方に位置して容器口部の天
    面をシールする天面シール部と、が形成されている請求項1記載の液体容器用キャップ。
  3. 前記注出中栓の筒状体上方内周にキャップ本体のインナーリングの外周との間にクリア
    ランスを保持して突条が形成されており、該突条は、容器口部への嵌合時にインナーリン
    グ外周面に圧接状態で係止するように形成されている請求項1または2記載の液体容器用
    キャップ。
JP2003275193A 2003-07-16 2003-07-16 液体容器用キャップ Expired - Fee Related JP4294411B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275193A JP4294411B2 (ja) 2003-07-16 2003-07-16 液体容器用キャップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003275193A JP4294411B2 (ja) 2003-07-16 2003-07-16 液体容器用キャップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005035623A true JP2005035623A (ja) 2005-02-10
JP4294411B2 JP4294411B2 (ja) 2009-07-15

Family

ID=34211918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003275193A Expired - Fee Related JP4294411B2 (ja) 2003-07-16 2003-07-16 液体容器用キャップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4294411B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264735A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Taisei Kako Co Ltd 液だれ防止中栓付きキャップ
JP2010195455A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Japan Crown Cork Co Ltd プラスチックキャップ
JP2014234168A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 株式会社吉野工業所 蓋付き容器
CN110386342A (zh) * 2019-08-07 2019-10-29 浙江厚达智能科技股份有限公司 一种刚性中药储存容器及中药溶液罐装方法
WO2022017746A1 (de) * 2020-07-24 2022-01-27 Hipp & Co Behältervorrichtung mit adaptervorrichtung, adaptervorrichtung, deckeleinrichtung, system aus deckeleinrichtung und adaptervorrichtung und verfahren

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006264735A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Taisei Kako Co Ltd 液だれ防止中栓付きキャップ
JP2010195455A (ja) * 2009-02-27 2010-09-09 Japan Crown Cork Co Ltd プラスチックキャップ
JP2014234168A (ja) * 2013-05-31 2014-12-15 株式会社吉野工業所 蓋付き容器
CN110386342A (zh) * 2019-08-07 2019-10-29 浙江厚达智能科技股份有限公司 一种刚性中药储存容器及中药溶液罐装方法
CN110386342B (zh) * 2019-08-07 2023-09-29 营口永德重工有限公司 一种刚性中药储存容器及中药溶液罐装方法
WO2022017746A1 (de) * 2020-07-24 2022-01-27 Hipp & Co Behältervorrichtung mit adaptervorrichtung, adaptervorrichtung, deckeleinrichtung, system aus deckeleinrichtung und adaptervorrichtung und verfahren

Also Published As

Publication number Publication date
JP4294411B2 (ja) 2009-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2002134907A (ru) Выливное устройство и повторно уплотняемый выдачной укупорочный узел с двумя режимами выдачи
MXPA06004751A (es) Cierre de apertura por torsion que tiene membrana frangible inclinada.
JP6608373B2 (ja) 開栓明示機能を有するクロージャ
JP2008308218A (ja) キャップ
MX2014005511A (es) Un cierre inviolable.
US20100102021A1 (en) Closure
EP0502716A2 (en) Spout fitment closure plug
JP4294411B2 (ja) 液体容器用キャップ
JP5090021B2 (ja) キャップおよび閉止装置ならびに飲料入り閉止装置
JP4615304B2 (ja) キャップおよび容器ならびに閉止装置
JP4342839B2 (ja) 易開栓容器蓋
JP2006264735A (ja) 液だれ防止中栓付きキャップ
US20030217987A1 (en) Tamper indicating closure
JP3124569U (ja) 容器の口栓装置
JP4795104B2 (ja) キャップ
JP2005041543A (ja) 注出用口栓
JP2004106856A (ja) 副容器を備えた容器蓋
JP2003252353A (ja) 内容液充填方法並びに容器及び閉止装置
JP2016008072A (ja) 口栓
JP4628111B2 (ja) 液体容器用キャップ
JP4470155B2 (ja) キャップ付き口栓のタンパーエビデンス構造
JP2005206222A (ja) プルリング付きキャップ
JP4779306B2 (ja) 不正開封防止封緘リング付口栓
JP3785493B2 (ja) 容器のキャップ構造
JP4608939B2 (ja) 不正開封防止封緘リング付口栓

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090407

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090408

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120417

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4294411

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130417

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150417

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees