JP4470155B2 - キャップ付き口栓のタンパーエビデンス構造 - Google Patents

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Description

本発明は、容器の口部に嵌合しているキャップ付き口栓を一度開けたら、この開栓状態を示す痕跡、すなわち開栓履歴を明確に分かるようにした合成樹脂製のキャップ付き口栓のタンパーエビデンス構造に関するものである。
従来、ボトル等の容器の口部に嵌合されるキャップ付き口栓において、このキャップ本体を一度開栓すると、その開栓履歴を明確に分かるようにした構造が採用されており、例えば、開栓時にキャップ本体を回すと、キャップ本体に設けたタンパーエビデンスリングが離脱して、この離脱したタンパーエビデンスリングを視認することにより開栓履歴を確認するようにしている。このような従来技術として特許文献1には、キャップ本体のスカート部に、ブリッジ部を介して連結されるタンパーエビデントリングを備え、タンパーエビデントリングの内周の同一円周上に抜け止め凸部と掛爪部とを設け、キャップ本体が装着される容器首部には、タンパーエビデントリングの掛爪部が係合し得る位置に係止爪部と、タンパーエビデントリングの抜け止め凸部が当接する抜け止め突起部とが設けられ、キャップ本体を開栓方向に回すと、掛爪部が係止爪部に係合し、キャップ本体がさらに回動することによりブリッジ部が切断されると共に、タンパーエビデントリングがキャップ本体から離脱して容器首部に残り、この状態を視認して開栓履歴を確認できることが開示されている。
特開2001−233365号公報
しかしながら、特許文献1の発明であると、キャップ本体にタンパーエビデンスリングやタンパーエビデンスリングを離脱させるための複雑な構造等を設ける必要があり、製造原価が高くなる虞がある。
しかも、特許文献1の発明のように、離脱したタンパーエビデンスリングを視認することにより開栓履歴を確認する構造では、開栓後、再びキャップ本体を閉めるとキャップ本体にブリッジ部を介してタンパーエビデンスリングが接続されているように見え、開栓されたかどうかの開栓履歴を判断しにくいという欠点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、簡易な構造で、確実に開栓履歴を確認することのできるキャップ付き口栓のタンパーエビデンス構造を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明は、容器の口部に嵌合する筒状の口栓と、該口栓にねじ係合される有底筒状のキャップ本体とからなり、前記口栓には、その胴部から外方に突出して設けられた切取可能な確認突起を設け、該確認突起は、小切片からなり、該小切片を収納可能とする前記胴部の外周面に設けた凹部に対し、前記小切片を、その周縁の一部において弱化線によって接続し、前記キャップ本体部の裾部には開口が設けられ、前記キャップ本体が前記口栓にねじ係合されるとき、前記口栓の前記確認突起が前記キャップ本体の前記開口に嵌合することを特徴とするものである。
このように構成することにより、最初に開栓する時には、使用者が指でキャップ本体の開口から露出した口栓の胴部に設けた確認突起を摘み、その胴部から切り取った後、キャップ本体を開栓方向に回し開栓するか、あるいは確認突起を切り取らずにキャップ本体を開栓方向に回して、キャップ本体の開口の一側開口壁によって、口栓の胴部に設けた確認突起をその胴部から切り取りながら開栓する。そして、この状態、すなわち口栓の胴部に設けた確認突起がその胴部から切り取られている状態を視認することによって、確実に開栓履歴を確認することができる。
また、確認突起を弾性変形可能に形成でき、製造組立時、キャップ本体を時計回り方向に回して口栓にねじ係合する際には、キャップ本体は、その裾部の内周面が口栓に設けた小切片の一部を凹部に押し込めながら、スムーズに回転でき、容易に口栓に係合できる。また、小切片は、その周縁の一部において弱化線で接続されているので、最初に使用する際には、容易に小切片を切り取ることが可能となる。
本発明によれば、口栓の胴部に設けた確認突起が何らかの方法で除去されない限り開栓できないものであるから、一度開栓された後は、口栓の胴部に設けた確認突起がその胴部から無くなっているので、その状態を視認することによって、開栓履歴を確認することができ、簡易な構造で確実に開栓履歴が確認でき、製造原価を低く抑えることが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図1〜図6に基いて詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係るキャップ付き口栓1は、図1に示すように、内容物が充填される容器2の口部3に嵌合され、容器2内の内容物を注出する口栓5と、この口栓5にねじ係合されるキャップ本体4とから構成されている。このキャップ付き口栓1は、合成樹脂製で形成されている。
口栓5には、図1及び図3に示すように、容器の口部3の内壁に嵌合する、内容物の注出路6を形成する円筒状の内壁部7の外周面と、内壁部7の外周に位置する円筒状の胴部8の内周面との間に環状空間9が形成され、内壁部7と胴部8とは、それぞれの上端が上部壁17で接続されている。また、胴部8の内周面には、周方向に延びる係合突条10が一条形成されている。
そして、口栓5の環状空間9を容器2の口部3に嵌合させれば、口栓5に設けた係合突条10が口部3の外周面に設けた凹部11を押圧して、口栓5が容器2の口部3に緊密に嵌合される。
また、口栓5には、図1及び図3に示すように、内壁部7の上部から連続して上方に延びる上方壁部12aの外周面に、キャップ本体4のねじ部37と係合するねじ部12が形成されている。この上方壁部12aの内側には、内容物の注出を案内する円筒状の案内部13が形成されており、この案内部13の下端開口を塞ぐ閉塞板15が環状溝14を介して一体に形成されている。環状溝14の内側の閉塞板15には、環状溝14に沿って切断し注出路6を開放するためのリング状の把持部16が一体に形成されている。
さらに、口栓5には、図2及び図3に示すように、その胴部8の外周面に突出した確認突起20が設けられている。確認突起20は、略楔状の小切片22であり、胴部8の外周面に形成した凹部23の周縁部に接続されている。
凹部23は、略四辺形の溝状凹部であり、小切片22が形成される範囲(周方向及び上下方向の範囲)において、胴部8の外周面を凹ませて構成されている。
略楔状の小切片22は、略四辺形板体である。そして、小切片22の一側の基部は、凹部23が形成される胴部8の一方の角部と縦方向に連続する縦方向弱化線24で接続されると共に、小切片22の先端部である係止端部21の縦方向中間部が凹部23が形成される胴部8の他方の角部と縦方向弱化線25で接続されている。さらに、小切片22の下辺は、凹部23が形成される胴部8の下方の角部と周方向弱化線26で接続されている。
また、小切片22の厚みの薄くなった部分は、キャップ本体4の閉栓始端側(図7に示す正面視において右側)に位置し、厚みの厚い部分は、キャップ本体4の開栓始端側(図7に示す正面視において左側)に位置する。
なお、小切片22は胴部8に上述した各弱化線24、25、26の内少なくとも一つの弱化線で接続されていればよい。
キャップ本体4は、図4乃至図6に示すように、有底円筒状に形成されると共に、裾部30の上半部の外周面には、滑り止めのための溝部31が複数形成されている。裾部30の下半部には、口栓5に設けた確認突起20である小切片22と対応する位置に略矩形状の開口34が設けられている。この開口34は、裾部30において、互いに対向する位置に2箇所設けられている。これら開口34が形成されている周方向の所定範囲には、下端につば部36を残し、裾部30の外周面を凹ました凹部35が形成されている。
また、図5に示すように、キャップ本体4の天面部32の底面には、キャップ本体4を口栓5に係合した際、口栓5の案内部13(図1参照)の内周面に密着して内容液の漏れを防ぐ円筒状の密閉部33が形成されている。この密閉部33の外方には、口栓5のねじ部12と係合するねじ部37が形成されており、このねじ部37が形成される範囲は、キャップ本体4の全高に対して略半分である。
次に、本発明の実施の形態に係るキャップ付き口栓1の作用について説明する。
製造組立時、キャップ本体4を口栓5にねじ係合する際には、キャップ本体4のねじ部37を口栓5のねじ部12に合わせ、キャップ本体4を時計回り方向に回せば、キャップ本体4は、その裾部30の下半分の内周面が、口栓5の胴部8に設けた弾性変形可能な小切片22を凹部23内に押し込めながら、スムーズに回転する。その後、図7に示すように、復元した小切片22がキャップ本体4の裾部30に設けた開口34に嵌合されると共に、口栓5に設けた小切片22の係止端部21と、キャップ本体4に設けた開口34の一側開口壁34aとが対向するように配置された状態でキャップ本体4が口栓5に係合される。
次に、最初に開栓する時は、キャップ本体4を、開栓方向に回すと、キャップ本体4に設けた開口34の一側開口壁34aが、口栓5の小切片22の係止端部21に干渉し、さらにキャップ本体4を回すと、開口34の一側開口壁34aが、小切片22を胴部8に接続している各弱化線の縦方向弱化線25、周方向弱化線26、縦方向弱化線24をこの順で切断して、小切片22が胴部8から切り取られ、キャップ本体4をさらに回せば開栓される。
また、上述した他の開栓方法では、使用者がキャップ本体4の開口34から露出した口栓5の小切片22の上部を直接指で摘み、外方でやや下に引張るようにして縦方向弱化線25、縦方向弱化線24のそれぞれを切断し、そのまま周方向に引張って周方向弱化線26を切断して、小切片22を胴部8から切り取った後、キャップ本体4を開栓方向に回せば開栓される。
以上説明したように、本発明の実施の形態に係るキャップ付き口栓1によれば、開栓する時には、キャップ本体4を開栓方向に回せば、キャップ本体4に設けた開口34の一側開口壁34aが、口栓5に設けた確認突起20である小切片22の係止端部21に干渉し、さらにキャップ本体4を回すと、開口34の一側開口壁34aが、小切片22を胴部8に接続している各弱化線の縦方向弱化線25、周方向弱化線26、縦方向弱化線24をこの順で切断して、小切片22が胴部8から切り取られ開栓できる。
他の開栓方法としては、使用者がキャップ本体4の開口34から露出した口栓5の小切片22を直接指で摘み、外方に引張るようにして縦方向弱化線25、周方向弱化線26、縦方向弱化線24のそれぞれを切断して、小切片22を胴部8から切り取った後、キャップ本体4を開栓方向に回せば開栓できる。
このように、一度開栓された後は、口栓5の胴部8に設けた確認突起20の小切片22が胴部8から切り取られた状態となり、開栓履歴はこの小切片22の有無によって確認することができるので、簡易な構造で確実に開栓履歴を確認でき、製造原価を低く抑えることが可能となる。
さらには、製造組立時、キャップ本体4を口栓5に係合する際には、キャップ本体4を時計回り方向に回せば、キャップ本体4は、その裾部30の下半分の内周面が小切片22を凹部23に押し込めながらスムーズに回転できるので、キャップ本体4を容易に口栓5にねじ係合することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係るキャップ付き口栓が容器の口部に嵌合された状態の縦断面図である。 図2は、本発明の実施の形態に係るキャップ付き口栓の構成である口栓の上面図である。 図3は、図2のA−A線に沿う断面図である。 図4は、本発明の実施の形態に係るキャップ付き口栓の構成であるキャップ本体の上面図である。 図5は、図4のB−B線に沿う断面図である。 図6は、図4のC−C線に沿う断面図である。 図7は、口栓にキャップ本体がねじ係合された正面図である。
符号の説明
1 キャップ付き口栓
2 容器
3 口部
4 キャップ本体
5 口栓
8 胴部
20 確認突起
21 係止端部
22 小切片
23 凹部
24、25 縦方向弱化線
26 周方向弱化線
30 裾部
34 開口
34a 一側開口壁

Claims (1)

  1. 容器の口部に嵌合する筒状の口栓と、該口栓にねじ係合される有底筒状のキャップ本体とからなり、前記口栓には、その胴部から外方に突出して設けられた切取可能な確認突起を設け、該確認突起は、小切片からなり、該小切片を収納可能とする前記胴部の外周面に設けた凹部に対し、前記小切片を、その周縁の一部において弱化線によって接続し、前記キャップ本体部の裾部には開口が設けられ、前記キャップ本体が前記口栓にねじ係合されるとき、前記口栓の前記確認突起が前記キャップ本体の前記開口に嵌合することを特徴とするキャップ付き口栓のタンパーエビデンス構造。
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