JP2014234168A - 蓋付き容器 - Google Patents
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Abstract
Description
この種の蓋付き容器では、蓋体を開位置として口部を開放した後、口部を通して指等を容器本体内に進入させ、容器本体内の内容物を取り出すようになっている。
本発明に係る蓋付き容器は、内容物を収容する有底筒状の容器本体と、該容器本体の開口部に配設され、前記容器本体内の内容物を取り出す取出口が形成された口部材と、前記取出口を開閉可能とする蓋部材と、を備えた蓋付き容器であって、前記蓋部材には、前記口部材に当接して前記口部材の外側と内側との間をシールするシール突起が形成され、前記蓋部材と前記口部材との間には、両者に当接して前記口部材の外側と内側との間をシールするとともに、前記蓋部材及び前記口部材を形成する材質よりも軟らかい軟材質で形成されたシール部材が配設されていることを特徴としている。
さらに、シール部材に加えてシール突起を口部材に当接させるので、シール部材を採用することにより、内容物がシール部材に浸透して外側に漏れ出るのを防ぐことが可能になり、容器本体内を確実に密封することができる。
しかも、容器本体に対して別体の口部材を配設し、この口部材に取出口を形成することで、取出口を含む容器本体全体を成形する場合に比べて取出口の変形や歪みを抑制し、取出口を高精度に成形できる。これによっても、口部材とシール突起及びシール部材との密着性を向上させ、口部材の外側と内側とのシール性を確保できる。
図1、図2に示すように、本実施形態における蓋付き容器1は、内容物を収容する有底筒状の容器本体2と、容器本体2の開口部に配設され、容器本体2内の内容物を取り出す取出口3が形成された筒状の口部材4と、取出口3を開閉可能とする有頂筒状の蓋部材5と、を備えている。
周壁部11は、容器軸O方向に沿って内径が同等に形成されるとともに、その上部には下部に比べて外径が縮径された縮径部13が形成されている。縮径部13の外周面には、雄ねじ部14が形成されている。なお、周壁部11の上端縁には、容器本体2を上方から覆う板状のシール材16が配設されている。このシール材16は、蓋付き容器1における未開封時の密閉性を高めるためのものであって、蓋付き容器1の開封時には取り外されて、容器本体2内が開放されるようになっている。
取出筒21は、上方に向かうに従い漸次縮径しており、その下端開口部の外径が上述した周壁部11の内径よりも小さく形成されている。取出筒21は、蓋付き容器1の開封状態において、容器本体2内に連通しており、その上端開口部は、取出筒21を通して容器本体2内の内容物を取り出すための上述した取出口3を構成している。
装着筒31は、内周面に雌ねじ部33が形成された基筒部34を有し、この基筒部34が容器本体2の縮径部13(雄ねじ部14)に螺着されている。なお、図示の例において、基筒部34の外径は、周壁部11の外径と同等になっている。また、装着筒31は、アンダーカット嵌合等によって容器本体2に装着されていても構わない。
また、内フランジ部35の外周部分には、上方に向けて突出する嵌合部37が周方向に沿って形成されている。
周壁部42は、上述した基筒部34と同径に形成され、周壁部42の内面における下部が上述した嵌合部37の外周面に嵌合可能に構成されている。なお、周壁部42の下部のうち、容器軸Oを挟んでヒンジ43と対向する部分には、径方向の外側に向けて突出する操作部44が形成されている。
このシール突起51は、天壁部41のうち上述した口部材4と容器軸O方向で重なる部分において、下方に向けて突出するとともに、天壁部41の全周に亘って延在する環状に形成されている。また、シール突起51において、径方向の内側に位置する内周面には、下方に向かうに従い径方向の外側に向けて傾斜する傾斜面52が形成されている。そして、シール突起51は、蓋体32の閉位置において、傾斜面52が取出筒21(取出口3)の上端縁に径方向の外側(外周側)から密接している。
筒部62は、口部材4の内面形状に倣って形成され、上方に向かうに従い漸次縮径している。
シール部63は、上述した取出筒21の上端縁上のうち、径方向の内側から中間部分に亘って形成されている。そして、シール部63は、外周縁が上述したシール突起51の傾斜面52に径方向の内側(内周側)から当接するとともに、容器軸O方向において蓋体32と取出筒21との間に挟持されている。
そして、開封状態の蓋付き容器1から内容物を取り出す場合には、まず蓋部材5の蓋体32をヒンジ43回りに回動させ、蓋体32を開位置として取出筒21(取出口3)を開放する。これにより、取出筒21を通して容器本体2内に指等を進入させ、容器本体2内の内容物を取り出せるようになっている。
さらに、シール部材61に加えてシール部材61よりも硬度の高い材質からなるシール突起51を口部材4に当接させることで、容器本体2内を確実に密封することができる。特に、本実施形態によれば、シール突起51が取出筒21の外周側に当接し、シール部材61が取出筒21の内周側に当接しているため、軟材質からなるシール部材61を採用することにより、シール部材61を浸透して内容物が外部に漏れ出るのをシール突起51により確実に阻止することができる。
したがって、シール突起51が径方向の外側から取出筒21に当接し、シール部材100が径方向の内側から蓋部材5及び取出筒21に当接することになる。
また、天壁部41において、シール突起201に対して径方向の外側には、下方に向けて突出する突出部203が天壁部41の全周に亘って形成されている。突出部203の下端部は、シール突起201の下端部よりも上方に位置するとともに、内周面が下方に向かうに従い径方向の外側に向けて傾斜する傾斜面204とされている。
さらに、容器本体2内に収容する内容物の種類についても適宜変更が可能である。
2…容器本体
3…取出口
4…口部材
5…蓋部材
51,201…シール突起
61,100,210…シール部材
O…容器軸
Claims (2)
- 内容物を収容する有底筒状の容器本体と、
該容器本体の開口部に配設され、前記容器本体内の内容物を取り出す取出口が形成された口部材と、
前記取出口を開閉可能とする蓋部材と、を備えた蓋付き容器であって、
前記蓋部材には、前記口部材に当接して前記口部材の外側と内側との間をシールするシール突起が形成され、
前記蓋部材と前記口部材との間には、両者に当接して前記口部材の外側と内側との間をシールするとともに、前記蓋部材及び前記口部材を形成する材質よりも軟らかい軟材質で形成されたシール部材が配設されていることを特徴とする蓋付き容器。 - 前記シール部材は、前記蓋部材及び前記口部材のうち、何れか一方の部材にインサート成形されていることを特徴とする請求項1記載の蓋付き容器。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2013114886A JP6140532B2 (ja) | 2013-05-31 | 2013-05-31 | 蓋付き容器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2013114886A JP6140532B2 (ja) | 2013-05-31 | 2013-05-31 | 蓋付き容器 |
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JP2014234168A true JP2014234168A (ja) | 2014-12-15 |
JP6140532B2 JP6140532B2 (ja) | 2017-05-31 |
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ID=52137160
Family Applications (1)
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JP2013114886A Active JP6140532B2 (ja) | 2013-05-31 | 2013-05-31 | 蓋付き容器 |
Country Status (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016216102A (ja) * | 2015-05-21 | 2016-12-22 | ユニ・チャーム株式会社 | 収納容器 |
JP2019023110A (ja) * | 2018-10-05 | 2019-02-14 | ユニ・チャーム株式会社 | 収納容器 |
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-
2013
- 2013-05-31 JP JP2013114886A patent/JP6140532B2/ja active Active
Patent Citations (4)
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Publication number | Publication date |
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JP6140532B2 (ja) | 2017-05-31 |
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