JP7300964B2 - キャップ - Google Patents
キャップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP7300964B2 JP7300964B2 JP2019198445A JP2019198445A JP7300964B2 JP 7300964 B2 JP7300964 B2 JP 7300964B2 JP 2019198445 A JP2019198445 A JP 2019198445A JP 2019198445 A JP2019198445 A JP 2019198445A JP 7300964 B2 JP7300964 B2 JP 7300964B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annular
- cap
- container
- mouth
- valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Description
また、本発明のキャップの一つの態様によれば、スリットバルブは、容器本体の口部の上端部に接触する環状シール部を有し、スリットバルブを形成する材料は、キャップ本体を形成する材料よりも軟らかい材料である。そのため、環状シール部を比較的軟らかくでき、環状シール部を口部の上端部に好適に密着させやすい。これにより、環状シール部によって口部の上端部とキャップとの間を好適にシールすることができ、容器本体とキャップとの間から内容物が漏れることを抑制できる。
以上のように、本発明のキャップの一つの態様によれば、キャップの部品点数を低減できる。そのため、キャップを製造する工数を低減でき、かつ、キャップの製造コストを低減できる。
この構成によれば、シール凸部が口部の上端部に接触して圧縮弾性変形することで、環状シール部をより好適に口部の上端部に密着させることができる。したがって、容器本体とキャップとの間のシール性をより向上できる。
この構成によれば、容器本体にキャップが装着された吐出容器を倒立させて内容物を吐出させる際、内容物は、筒状部の内部に流入する。そして、吐出容器を使用した後、吐出容器を正立した状態に戻した際に、筒状部内に残った内容物を傾斜面に沿って容器本体内に導きやすい。これにより、筒状部内から容器本体内へと、内容物を回収しやすい。
この構成によれば、環状シール部を天壁に対して安定かつ強固に連結できるともに、容器本体の口部のシール性が向上する。
周壁31の内周面には、口部11の外周面に形成された雄ネジ部に噛み合う雌ネジ部が形成されている。これにより、キャップ本体30は、容器本体10の口部11に螺着されて装着される。なお、キャップ本体30は容器本体10の口部11にアンダーカット嵌合されて装着されてもよい。
外側円環部32aは、容器軸Oと同軸に配置された円環状である。外側円環部32aの上側部分は、周壁31の上端部よりも上方に突出している。外側円環部32aの上端部における径方向外周縁部には、上方に突出する環状突起32dが形成されている。環状突起32dの外周面には、係合突起が形成されている。外側円環部32aの内周面は、径方向内側を向く環状の第2環状面32eである。本実施形態において第2環状面32eは、容器軸Oを中心とする円筒状の面であり、径方向と直交する面である。
円筒部32cは、上下方向の両方に開口している。円筒部32cの上端部における外周面には、係合突起が形成されている。
周壁42は、容器軸Oと同軸に配置され、下方に開口する円筒状である。周壁42は、キャップ本体30の外側円環部32aに外嵌されている。周壁42の下端部は、キャップ本体30の周壁31の上方に隙間を介して対向して配置されている。周壁42の下端部における内周面には、環状突起32dの係合突起に下方から係合する係合突起が形成されている。周壁42の下端部は、ヒンジ60を介してキャップ本体30の周壁31と連結されている。
摘み部44は、径方向において、容器軸Oを挟んだヒンジ60の反対側に配設されている。
本実施形態においてキャップ本体30と蓋体40とヒンジ60とは、同じ材料によって一体成形されている。キャップ本体30、蓋体40、およびヒンジ60を形成する材料は、例えば、ポリプロピレン等の硬材質の材料である。
環状シール部53は、キャップ20が容器本体10に装着された状態において、容器本体10の口部11の上端部に接触する。吐出容器1が未使用の状態においては、環状シール部53は、シート部材12を介して口部11の上端部に接触する。なお、環状シール部53が口部11の上端部に接触した状態において、シール凸部54は、上下方向に圧縮弾性変形した状態となっている。
また、本実施形態によれば、スリットバルブ50は、容器本体10の口部11の上端部に接触する環状シール部53を有し、スリットバルブ50を形成する材料は、キャップ本体30を形成する材料よりも軟らかい材料である。そのため、環状シール部53を比較的軟らかくでき、環状シール部53を口部11の上端部に好適に密着させやすい。これにより、環状シール部53によって口部11の上端部とキャップ20との間を好適にシールすることができ、容器本体10とキャップ20との間から内容物が漏れることを抑制できる。
以上のように、本実施形態によれば、キャップ20の部品点数を低減できる。そのため、キャップ20を製造する工数を低減でき、かつ、キャップ20の製造コストを低減できる。
キャップ本体とスリットバルブとが一体成形されているならば、キャップのうち他の部分がキャップ本体およびスリットバルブと別体に成形されていてもよい。例えば、上述した実施形態においては、蓋体40がキャップ本体30およびスリットバルブ50とは別体に成形されて、キャップ本体30に回動可能に取り付けられてもよい。蓋体40は、キャップ本体30に対して分離可能に取り付けられていてもよい。
シール凸部は、環状でなくてもよく、周方向に間隔を空けて複数配置される構成であってもよい。環状シール部の下面には、シール凸部が形成されていなくてもよい。
スリットバルブの筒状部の内周面には、傾斜面が設けられていなくてもよい。
図4に示すように、キャップ120のキャップ本体130における天壁132は、上述した実施形態の天壁32と異なり、円筒部32cを有していない。天壁132の外側円環部132aには、上述した実施形態の外側円環部32aと異なり、環状突起32dが形成されていない。外側円環部132aの外周面の上端部には、周壁42の係合突起に係合する係合突起が形成されている。
キャップ120の蓋体140における閉塞筒部143は、上述した実施形態の閉塞筒部43と異なり、スリットバルブ150の筒状部52の上端部に外嵌されている。
キャップ120のその他の構成は、上述した実施形態のキャップ20のその他の構成と同様である。
本明細書において説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、相互に組み合わせることができる。
Claims (3)
- 内容物が収容される容器本体の口部に装着され、前記内容物を吐出させる吐出孔が設けられたキャップ本体と、
前記吐出孔を開放可能に閉塞するスリットバルブと、
を備え、
前記キャップ本体と前記スリットバルブとは、一体成形されており、
前記スリットバルブは、
前記口部の上端部に接触する環状シール部と、
前記吐出孔内において上下方向に延び、外周面が前記吐出孔の内周縁部に連結された筒状部と、
スリットが形成され、前記筒状部の内周面から径方向内側に広がる弁部と、
を有し、
前記スリットバルブを形成する材料は、前記キャップ本体を形成する材料よりも軟らかい材料であり、
前記弁部は、前記環状シール部よりも上方に位置し、
前記筒状部の内周面には、上下方向に対して傾斜する傾斜面が設けられ、
前記環状シール部は、前記筒状部の下端部から径方向外側に突出し、
前記傾斜面の下端部は、前記筒状部の下端部における内周面に設けられていることを特徴とするキャップ。 - 前記環状シール部の下面には、下方に突出し前記口部の上端部に接触するシール凸部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ。
- 前記キャップ本体は、前記口部の上方に配置される天壁を有し、
前記天壁は、
下方を向く環状の第1環状面と、
前記第1環状面の外周縁部から下方に延び、径方向内側を向く環状の第2環状面と、
を有し、
前記環状シール部は、前記第1環状面と前記第2環状面とに連結されていることを特徴とする請求項1または2に記載のキャップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019198445A JP7300964B2 (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | キャップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019198445A JP7300964B2 (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | キャップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021070492A JP2021070492A (ja) | 2021-05-06 |
JP7300964B2 true JP7300964B2 (ja) | 2023-06-30 |
Family
ID=75712497
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019198445A Active JP7300964B2 (ja) | 2019-10-31 | 2019-10-31 | キャップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7300964B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003011995A (ja) | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 逆止弁付プラスチック製チューブ容器 |
JP2014211437A (ja) | 2013-04-05 | 2014-11-13 | 協和メデックス株式会社 | 試薬ボトル用キャップおよび試薬容器 |
JP2015217950A (ja) | 2014-05-14 | 2015-12-07 | 東京ライト工業株式会社 | キャップ |
JP2019141650A (ja) | 2013-07-05 | 2019-08-29 | ロート製薬株式会社 | 点眼薬容器 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3805516B2 (ja) * | 1997-12-25 | 2006-08-02 | 株式会社吉野工業所 | 二液押出し容器 |
-
2019
- 2019-10-31 JP JP2019198445A patent/JP7300964B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003011995A (ja) | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | 逆止弁付プラスチック製チューブ容器 |
JP2014211437A (ja) | 2013-04-05 | 2014-11-13 | 協和メデックス株式会社 | 試薬ボトル用キャップおよび試薬容器 |
JP2019141650A (ja) | 2013-07-05 | 2019-08-29 | ロート製薬株式会社 | 点眼薬容器 |
JP2015217950A (ja) | 2014-05-14 | 2015-12-07 | 東京ライト工業株式会社 | キャップ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021070492A (ja) | 2021-05-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5240313B2 (ja) | 飲料用容器の栓体 | |
US8528756B2 (en) | Leakproof closure sealing system for baby bottle | |
JP2019001538A (ja) | キャップユニット及びキャップ付き容器 | |
JP2002526343A (ja) | 容器と、供給弁および解放可能な出荷用別体内部シールを有する蓋 | |
JP2018144832A (ja) | キャップユニット及びキャップ付き容器 | |
KR200449700Y1 (ko) | 스파우트 구조체 | |
US6427881B1 (en) | Edge seal closure | |
JP7300964B2 (ja) | キャップ | |
JP2024015083A (ja) | キャップユニット及びキャップ付き容器 | |
JP5240835B2 (ja) | 繰り出し容器 | |
JP2007246093A (ja) | キャップ | |
JP7445794B2 (ja) | 蓋付き容器 | |
JP7422624B2 (ja) | キャップ | |
JP6560906B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP3805516B2 (ja) | 二液押出し容器 | |
KR200446846Y1 (ko) | 고점성 유체 포장 용기 | |
JP6730574B2 (ja) | 容器 | |
JPH10236498A (ja) | 内容物吐出容器のキャップ | |
CN115003606B (zh) | 涂布容器 | |
WO2021132280A1 (ja) | 塗布容器 | |
JP3153224U (ja) | シールキャップ | |
JP7345968B2 (ja) | 容器用キャップ | |
JP2022147401A (ja) | 球状物用容器 | |
JP2023008580A (ja) | キャップユニット及びキャップ付き容器 | |
JP7101461B2 (ja) | 吐出容器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220502 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230214 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230413 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230523 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230620 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7300964 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |