JP2002526343A - 容器と、供給弁および解放可能な出荷用別体内部シールを有する蓋 - Google Patents

容器と、供給弁および解放可能な出荷用別体内部シールを有する蓋

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Abstract

(57)【要約】 内部に通じる開口４１を有する容器４２のための供給装置３０が提供される。容器４２は開口４１を取り囲むシール可能な座面４８およびねじ４６を有する。蓋４０は容器４２上に配置される。蓋４０はねじ１１４を形成しており、このねじは下げ位置と上げ位置との間で蓋４０を移動できるようにするために容器のねじ４６と螺合される。蓋４０は、容器の開口４１と蓋４０の外部との間の連通を確立する供給通路１０４を形成している。蓋４０は、供給通路内に配置されて履き通路を通って流体を供給するために開かれ、また流れを阻止するために閉じられる供給弁８０を含む。蓋４０は、その蓋４０が下げ位置にある時に容器の座面４８とシール状態に係合して容器の開口４１から弁８０の下側の供給通路１０４へ至る流れを阻止するように、また蓋４０が上げ位置にある時に供給通路１０４へ至る中ズレを可能にするように、供給通路１０４内で弁８０よりも内方に配置された閉止部材１４０を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】 （技術分野） 本発明は容器および蓋に係わり、とりわけ、本発明は、容器を圧縮した時に開
き、圧縮圧力が解除されたときに自動的に閉じるようになされた圧縮式容器の使
用に好適である。
【０００２】 （発明の背景および従来技術が有する技術的問題点） 使い捨てパッケージまたは容器を含めて各種パッケージがシャンプー、ローシ
ョンなどの個人的なケアー製品用、ならびに他の流体材料用に開発されている。
かかる種類の容器のための或る形式の蓋は、通常、容器の開口に取着された可撓
性で自己閉止式のスリット型供給弁を有する。この弁は常閉オリフィスを形成す
る１つまたは複数のスリットを有し、容器を圧縮した時の容器内の圧力増大に応
答して該オリフィスが開かれ、オリフィスを通して流体が流れることを可能にす
る。この弁は増大圧力が解除されることで自動的に閉じ、弁を通る流体の流れを
遮断する。
【０００３】 このような弁を組み込んだ蓋の構造が提案されており、その例が米国特許第５
６８０９６９号に示されている。この特許で開示された蓋は、従来一般的な取り
外し式の蓋またはヒンジで取り付けられた蓋を必要としない利点を有する。さら
にその蓋は、弁と、弁よりも下側の本体に形成された注出口との間のプラグを含
むシール装置を含んで成る。この蓋は、容器が使用に供されるまで、弁が容器内
の流体圧力に少しでも曝されることがないようにシール装置を閉止するために扱
われる。出荷時、および旅行のために荷造りされる時、容器は弁よりも下側でシ
ール状態を確実に保持する。シール装置は内部に配置され、また使用者には見え
ないので、使用者が弁の作動を可能にするために初めて容器を開封、すなわちシ
ールを解放をしたならば、使用者はほとんどの場合、その後は容器を自己閉止式
弁の作用だけで都合良く注ぎ出しを行えるように実質的に脱シール状態のままに
する。
【０００４】 容器と、米国特許第５６８０９６９号に開示された蓋とで構成されたパッケー
ジは非常に良好に機能し、望まれる利点を有してはいるが、或る応用例では、パ
ッケージの価格を低減し、完成パッケージの組み立てを簡単化するために、少な
い数の部材で構成される供給装置を提供することが望まれる。このような代替の
供給装置は、蓋を必要とせず、それにもかかわらずに弁を保護し、必要であれば
容器内容物の完全なシールを果たすように機能することが好ましいに違いない。
そのような代替供給装置は、出荷時またはその他の必要な時に、容器内容物と接
触しないように弁を効果的にシールできなければならない。
【０００５】 さらに、供給装置の構成部材は、製造時に構成部材の組み立てを容易に可能に
するために改良された装置を備えるならば有利である。
【０００６】 また、製品不合格率の低い効率的で高品質な大体積の製造技術を可能にする設
計をそのような改良された供給装置は備えることが望ましい。
【０００７】 さらに、そのような改良された供給装置は、各種容器形状に有利に使用できる
べきである。
【０００８】 本発明は、上述の利点および特徴を有する設計を可能にする改良された供給装
置を提供する。
【０００９】 （発明の概要） 本発明によれば、容器内部に通じる開口を有する容器の供給装置が提供される
。この供給装置は、容器が出荷されるか、旅行のために使用者によって荷造りさ
れる時、特に有用な漏れ防止シールを形成する。
【００１０】 本発明は、蓋のシールが弁と容器内容物との間に配置されるので、供給弁に使
用するのが特に好適である。これは、容器が使用に供されるまで弁が容器内部の
流体圧力に少しでも曝されることのないようにする。出荷時、および旅行のため
に荷造りされる時、容器は弁のシール状態を確実に保持する。シール装置は内部
に配置され、また使用者には見えないので、弁の作動を可能にするために初めて
容器を開封、すなわちシールを解放した使用者は、ほとんどの場合、その後は容
器を自己閉止式弁の作用だけで都合良く注ぎ出しを行えるように実質的に脱シー
ル状態のままにする。
【００１１】 本発明のこの供給装置は容器を含む。容器は開口と、その開口を取り囲むシー
ル可能な座面と、ねじとを有する。
【００１２】 この供給装置は、容器に取着される蓋を含む。蓋は、容器の開口と蓋の外部と
の間の連通を確立する供給通路を形成する。蓋はまた、流体を供給するために開
くように、また流れを止めるために閉じるように供給通路内に配置された供給弁
も含む。供給通路内の弁の内方に閉止部材が配置される。蓋が下げ位置にある時
、閉止部材が容器のシール可能な座面とシール状態に係合して容器開口から弁下
方の供給通路へ至る流れを阻止する。蓋が上げ位置にある時、閉止部材は供給通
路へ至る流れを許す。
【００１３】 本発明の多数の他の利点および特徴が本発明の以下の詳細な説明、特許請求の
範囲、および添付図面から容易に明白となるであろう。
【００１４】 本明細書の一部を成す添付図面において、同じ符号は全体を通じて同じ部分を
示すために使用されている。
【００１５】 （好適例の説明） 本発明は、多くの異なる形態の例が考えられるが、本明細書および添付図面は
一つの特定形態のみを本発明例として開示する。本発明は、説明した具体例に限
定されることを意図しているわけではなく、本発明の範囲は特許請求の範囲で規
定している。
【００１６】 説明を判り易くするために、本発明の供給装置は各種位置で説明され、上側、
下側、水平などの用語は、それらの位置に対して使用される。しかしながら、供
給装置の構成部材は記載した以外の向きで製造および保管できることが理解され
るであろう。
【００１７】 図面を参照すれば、それらの図面の多くにおいて、本発明の供給装置は全体を
符号３０で示されたパッケージに組み込まれている。供給装置またはパッケージ
３０は蓋４０を含み、この蓋４０は首部分４３で形成された口すなわち開口４１
を有する容器４２（図２、図１１および図１２）上に配置されるようになされて
いる。首部分４３は円形の横断面形状を有し、螺旋雄ねじであるのが好ましい外
ねじ４６を有する。首部分４３の内部はシール可能な座面４８（図９、図１１お
よび図１２）を形成しており、座面４８は内側に形成されたテーパー面４７から
下方へ延在する垂直で環状の円筒面であるのが好ましい。
【００１８】 容器４２の本体は概ね円筒形であるが、例えば卵形横断面形状のような他の横
断面形状を有することができる。容器４２は上側端壁５０（図２および図１２）
を有し、その端壁から首部分４３が延在する。端壁５０の周面は任意であるが円
形肩部分５２（図２および図１２）を形成する。肩部分５２から外方へ突出して
いるのは、選択的特徴である、少なくとも１つの止め部材または突起５４（図２
、図１１）である。
【００１９】 また、図示した好ましい実施例では、止め部材５４の片側に隣接してリブすな
わち出っ張り５６が任意に備えられ得る。止め部材５４の他側に他のリブすなわ
ち出っ張り５８を設けることが好ましい。
【００２０】 また、好適例では、肩部分５２は止め部材５４から約１８０゜の位置に他の止
め部材６０を含むことが好ましい。止め部材６０の片側で肩部分５２からリブす
なわち出っ張り６２が突出し、止め部材６０の他側で肩部分５２からリブすなわ
ち出っ張り６４が突出することが好ましい。従って、各々の止め部材５４，６０
は、２つの間隔を置いたリブ５６，５８および６２，６４の間に、それぞれ位置
する。
【００２１】 さらに、好適例では、肩部分５２から外方へ突出するさらに２つの止め部材６
６，６８が備えられる。止め部材６６，６８は１８０゜ほど隔てられており、各
々の止め部材は他の２つの止め部材５４，６０から９０゜の位置にある。従って
、４つの止め部材５４，６０，６６，６８は肩部分５２の円周方向に９０゜の角
度で等間隔に配置されている。
【００２２】 各々の止め部材５４，６０，６６，６８は後側傾斜面６９と、前側係合面７１
とを有する。各前側係合面７１は、容器の肩部分５２の概ね半径方向に沿う平面
に沿う方向に指向する。
【００２３】 図示されていないが、一対の間隔を置いたリブすなわち出っ張りが、一方のリ
ブは止め部材６６，６８の片側に、他方のリブは止め部材６６，６８の他側に配
置されて、各々の止め部材６６，６８に隣接して肩部分５２に備えられ得る。
【００２４】 容器４２および蓋４０は容器内容物に影響を及ぼさない熱可塑性材料または他
の材料で作ることができる。容器４２は、蓋４０が容器４２の頂部に付されて図
１に示される向きで保管および使用される。容器４２はまた逆の状態（図１０）
で正常に保管することもできる。逆の状態で保管される場合、容器４２は蓋４０
を支持基部として利用する。
【００２５】 容器４２は圧搾式容器であり、使用者が把持して、蓋内部の出荷シールが開か
れた（以下に詳細に説明するように）時、内容物を容器から搾り出すために容器
の内部圧力を高めるように圧迫することのできる可撓性の１つまたは複数の壁を
有する。容器壁は典型的に十分な固有の弾性を有しており、これにより圧搾力が
解除された時には、容器壁は通常の無応力状態の形状に復元する。
【００２６】 図１および図２に示されるように、蓋４０はハウジングまたはシェル７０、弁
８０、および保持リング８４を含む。図１３〜図１５に示されるように、ハウジ
ング７０は内側壁１０２を含んでおり、この内側壁１０２は供給通路１０４（図
１６および図１７）を形成し、また蓋４０が以下に詳細に説明するように上下方
向へ移動される時、蓋４０と共に容器の首部分４３内を上下方向へ移動できる。
【００２７】 図７に見られるように、内側壁１０２は滑らかで円筒形の外面を有しており、
この外面は内方へ向かってテーパーを付されたシール可能な座面４８よりも上方
の容器の首部分４３の内側円筒面とシール状態で係合する。
【００２８】 環状のシール・ビード４５は容器の首部分４３（図７および図１２）の頂部内
縁から内方へ突出して、内側の環状壁１０２の円筒外面とシール状態で係合する
。これにより、動的なプラグ・シールが確立される。このプラグ・シールは、蓋
４０が閉止位置（図７）と全開位置（図９）の間で回転する時に保持される。
【００２９】 内側壁１０２の頂部は以下に詳細に説明する弁８０（図７）の周縁の一部分を
受け止めるための截頭円錐形の座面１０６を形成する。
【００３０】 図１７に示されるように、蓋のハウジング７０は内側壁１０２から外方へ隔て
られた中間の環状壁１１０を含む。中間環状壁１１０は容器のねじ４６と螺合す
る雌ねじ１１４を形成している。
【００３１】 容器の首部分４３のねじ４６は４条（ｑｕａｄ−ｌｅａｄ）螺旋ねじの形態で
示されている。１条螺旋ねじの形態または他の複条ねじの形態も蓋の壁１１０の
ねじ形態と合致されて首部分４３に使用できる。代替実施例（図示せず）では、
雌ねじの形態が首部分４３に組み付けられ、雄ねじの形態が蓋の壁１１０に組み
付けられることができる。
【００３２】 外側の環状壁１１８は中間壁１１０の外側に間隔を置いており、また蓋を把持
し、容器上で回転して蓋４０を完全に閉じた下げ位置（図７）からシールを解放
する上げ位置（図９）へ移動させるための手段として作用する美的に満足できる
外周面形状を形成する。
【００３３】 ハウジング７０はまた上方へ突出する環状壁１２０を含み、環状壁１２０は外
方へ突出する円周ビード１２４（図１７）を有する。この壁１２０は弁８０を受
け止めて保持するための環状座面１０６に隣接した受け止め壁として機能する。
壁１２０は以下に詳細に説明するように保持リング８４（図２）としても機能す
る。
【００３４】 中間壁１１０と外側壁１１８との間に間隔を置いた複数の補剛壁またはリブ１
２８が存在する。好適例では、各補剛リブ１２８のは図１６および図１７に示さ
れるように中間壁１１０の上部に連結（すなわち、一体構造の一部としてモール
ド成形）されている。
【００３５】 中間壁１１０の上部はカラー１３０（図１６および図１７）を形成し、カラー
１３０は中間壁１１０の下部に比べて僅かに大きい直径を有する。カラー１３０
は図９に示されるように保持リング８４の一部を受け止めるようになされている
。
【００３６】 カラー１３０は、図１３、図１４、図１５、図１６Ａに示されるように切欠き
１３２を有する。切欠き１３２はカラー１３０の内側と、カラー１３０の外側お
よびハウジング７０の外側壁１１８の間のカラー１３０の外側領域との連通を確
立する。
【００３７】 溝すなわち切欠き１３２は次に説明するような１つの使用態様において蓋から
水が排出されるようにする。特に、パッケージ３０はシャンプー、ボデー・ソー
プ、コンディショナー、または同様製品を収容できる。従って、典型的には、パ
ッケージは、使用者の濡れた手で触られ、および／または水の飛沫や水滴が当た
って容器４２が濡れてしまうようなシャワー室または浴室で使用される。パッケ
ージ３０が図１０に示されるように逆向きになっている場合（およびシャワー室
や浴室の棚またはカウンタに典型的に載置される時）、水は容器４２の外側を、
容器の肩部分５２と蓋のハウジング７０の外側壁１１８との間の間隙を通って流
下できる。水は外側壁１１８と中間壁１１０の端部の延長カラー１３０との間で
蓋のハウジング７０の底端に溜まることができる。しかしながら、カラー１３０
は溝１３２（図１３，図１４，図１５および図１６Ａ）を有するので、溜まる水
の大半は溝１３２を通って保持リング８４（図１０）の外周に沿ってハウジング
７０の底端よりも下側のハウジングの外部へ流れることができる。保持リング８
４の外周と蓋のハウジング７０との間には、粋を排出するのに十分な間隙が形成
されている。従って、パッケージが逆向き（図１０）になっている時はいつも蓋
のハウジング７０に残る水量は非常に僅かになる。従って、その後、パッケージ
を直立状態（図１）にした時、蓋のハウジング７０から容器４２の外側を流下す
る水量はそれほどでない。
【００３８】 ハウジング７０は４つの腕部材１４２（図７、図１４、図１５、図１６および
図１７）によって内側壁１０２の底部の下側に支持された閉止部材１４０（図７
、図１３、図１４、図１５、図１６および図１７）を含む。各腕部材１４２は内
側の環状壁１０２の内側下端から半径方向内方且つ下方へ突出している。腕部材
１４２は円周方向に９０゜の角度で間隔を隔てられている。
【００３９】 閉止部材１４０は平坦な外側の環状部分１４４（図７、図１６および図１７）
を有する。閉止部材１４０は円周部分１４４から上方へ延在する部分的な円周方
向の中央領域１４６（図７、図１６および図１７）を含む。
【００４０】 蓋４０が容器（図７）上の下げ位置にある時に、閉止部材１４０は容器をシー
ルするようにされる。蓋４０が上げ位置（図９）にある時に、閉止部材１４０は
容器開口からの流出を許す。特に、図７に示すように、蓋のハウジング７０が容
器の首部分４３にねじ係合して回転せしめられ、図７に示されるとおり、完全に
下げ位置にある時、閉止部材の環状部分１４４の周面が円筒壁または座面４８と
係合して気密シールを形成し、容器４２からの液体の流出を防ぐ。環状部分１４
４の円周径は円筒壁または座面４８の内径よりもほんの僅かだけ大きい。このこ
とは一方の部材または両方の部材に僅かな一時的な変形を生じて、閉じた状態で
の良好なシールを形成する。一方、蓋のハウジング７０を図６において反時計方
向に回転すると、全蓋４０が上方へ移動して、閉止部材１４０が容器首部分の座
面４８（図９）から離れる方向へ動く。これによって、閉止部材の環状部分１４
４の周縁を液体が流れることができる。
【００４１】 弁８０は保持リング８４（図２、図７）によって蓋のハウジングの座面１０６
（図１７）内の所定位置に効果的に保持されるように設計される。図示された弁
８０の好ましい形態において、弁８０は流体を供給するために開くことのできる
可撓性の弾性材料を使用した周知の設計とされる。弁８０はシリコーン、天然ゴ
ムなどの熱硬化性のエラストメリック材料から形成することができる。弁８０は
、熱可塑性プロピレン、エチレン、ウレタン、スチレンおよびそれらのハロゲン
化物のような材料に基づく熱可塑性エラストマ−で形成してもよい。
【００４２】 弁８０に似た機能的に類似の弁が米国特許第５４３９１４３号に開示されてい
る。しかしながら、弁８０は米国特許第５４３９１４３号に示された弁のフラン
ジ構造とは異なる円周フランジ構造（以下に詳細に説明される）を有する。米国
特許第５４３９１４３号に開示された弁の説明は、本明細書と関連する範囲で、
また本発明と相反しない範囲で本明細書記載として援用する。
【００４３】 図３〜図５に示されるように、弁８０は、互いに直角に交差する等しい長さの
２つの供給スリット２６６を作るとともに凹形状（外側から見た場合）を有する
可撓性の中央部分、壁または面２６４を含む。この交差するスリット２６６は凹
形中央壁６４に概ね扇形の４つの舌状体または花弁状体を形成する。この舌状体
は、米国特許第５４３９１４３号に記載されて周知であり、十分な大きさの容器
内圧力上昇に応じてスリット２６６の交差位置から外方へ開く。
【００４４】 弁８０は弁中央壁または面２６４から外方へ延在するスカート２６８（図５）
を含む。スカート２６８の外（上）端には薄い環状フランジ２７０があり、この
フランジは角度を与えて配向されてスカート２６８から円周方向に延在している
。薄いフランジ２７０は拡大された非常に厚い円周フランジ２７２で終わってお
り、フランジ２７２は概ねダブテール（鳩尾）形状の横断面を有する。
【００４５】 蓋のハウジング７０内に弁８０の着座を可能にするために、蓋のハウジング７
０の取り付け領域すなわち座面１０６は弁・フランジのダブテール形状の角度と
同じ角度を有する。弁・フランジ２７２の底面は蓋のハウジングの弁座面１０６
上に配置される。
【００４６】 フランジ２７２の上面は保持リング８４で保持される。図１９に示されるよう
に、保持リング８４は内側の環状の保持壁３０２を含み、保持壁３０２は下方へ
向かって角度の着いた底部および保持面３０４を有する。保持リング８４が蓋の
ハウジング７０上に取り付けられる時、保持リング８４の保持面３０４と蓋のハ
ウジングの弁座面１０６（図１５および図１７）との間の間隙は弁８０の中心か
らの半径方向距離が増大するにつれて増大する。そのような形状は環状キャビテ
ィを形成し、その横断面は弁・フランジ２７２のダブテール形状とほぼ合致する
ダブテール形状を有する。
【００４７】 弁８０は半径方向内方へ延在するビード３１２を有する外側の環状壁３１０（
図１９）を含む。保持リング８４が蓋のハウジング７０（図７）に好ましく取り
付けられる時、保持ビード３１２（図１９）はハウジングの環状壁１２０（図１
６）のビード１２４の下側にスナップ嵌合状態に受け止められるように成されて
いる。この構造は、弁の円筒スカート２６８の内面に隣接させて特別な内側支持
構造または支持部材を備えることなく弁８０を確実に保持し、保持する。これは
、弁のスカート２６８の動きを可能にするように、弁の円筒スカート２６８の内
面に隣接する領域を実質的に開かれた、自由な何もない領域となす。
【００４８】 望まれるならば、保持リング８４を備えないで弁８０を蓋のハウジング７０に
保持させることができる。例えば、弁８０は接着剤によって蓋のハウジング７０
に接着されるか、または材料の溶融部分の境界面が凝固することによって形成さ
れる溶接を生じるように、蓋のハウジング７０上で直接にモールド成形されるこ
とができる。弁８０はスリット２６６を有してモールド成形される。これに代え
て、弁のスリット２６６は適当な従来技術により弁８０のの壁または面２６４に
後で切削することができる。
【００４９】 弁８０が図７に示されるように蓋のハウジング７０内に適切に取り付けられる
時、弁８０の中央壁または面２６４は蓋のハウジングの凹部内に位置される。し
かしながら、容器４２が圧搾されて弁８０を通して内容物を供給すると（米国特
許第５４３９１４３号に詳細に記載されたように）、弁の中央壁または面２６４
が凹んだ状態からハウジング７０の端部へ向かって外方へ押圧される。
【００５０】 容器４２から内容物を供給するために、閉止部材１４０は容器４２上の蓋のハ
ウジング７０を回転して上げ位置（図９）へ移動させることで開かれる。使用に
おいて、容器４２は典型的に逆の状態にされて圧搾され、容器４２内の圧力を外
気圧より高い圧力にされる。この圧力は容器内の製品（内容物）を弁８０へ向け
て押圧し、弁８０を凹んだ状態すなわち引っ込んだ状態（図７および図９に示さ
れる）から外方へ膨らんだ状態（図１０）となす。弁８０の中央面２６４の外方
へ向かう移動は比較的薄く可撓性のスカート２６８によって可能とされる。スカ
ート２６８は内方へ突出した休止状態から外方へ変位した加圧状態の位置へ移動
し、またこれはスカート２６８がハウジング７０の外部へ向かう（図１０に示さ
れる位置へ向かう）「ローリング」によって生じる。しかしながら、弁８０の中
央面２６４が供給通路１０４を超えて完全に伸長する位置へ実質的に移動するま
では、弁８０は開かない（すなわち、スリット２６６は開かない）。実際に、弁
の中央壁２６４が外方へ向かって移動を開始すると、弁の中央壁２６４は半径方
向内方へ向かう圧縮力の作用を受け、これはスリット２６６を開く作用に抵抗す
るようになす。また、弁の中央壁２６４は、外方へ向かって移動する間、また完
全に伸長した位置へ達した後も、内側へ向う凹形状を概ね保持する。しかしなが
ら、弁の中央壁２６４が外方へ向かって移動して完全に伸長した位置となった後
、内部圧力が十分高くなると、弁８０のスリット２６６は内容物を供給するよう
に開かれる（図１０）。これにより内容物はスリット２６６を通って流出すなわ
ち供給される。図解のために、図１０は排出される液体内容物の粒滴８０を示し
ている。
【００５１】 容器４２の内容物が供給通路１０４を通って供給される時、内容物は腕部材１
６２の間の開きを閉止する部材１４０を通り、供給通路１０４の弁８０よりも下
側の領域へ流れる。弁が周知のように容器を圧搾することで発生した十分に高い
内部圧力で押し開かれるならば（米国特許第５４２９１４３号に詳細に記載され
ているように）、容器内容物は弁８０を通って供給されることができる。
【００５２】 蓋４０が製造されて容器４２に最初に組み付けられる時、蓋４０は典型的に降
下された閉じた状態（図７）に最初は位置される。これはまた使用者が旅行する
時に容器４２をスーツケースに入れて運ぶことができる状態でもある。閉じた状
態では、容器内のいかなる圧力上昇も弁８０の作用で阻止される。何故なら、閉
じた状態の閉止部材１４０（図７）によって容器の開口４１（図１２）が閉じら
れているからである。
【００５３】 蓋のハウジング７０は止め部材５４，６０，６６，６８と協働する当接構造を
含む。本質的に、蓋のハウジング７０は止め突起すなわち止め部材４０２，４０
４，４０６，４０８（図１３，図１５）のような１以上の止め部材を含む。各止
め部材はハウジングの外側壁１１８から半径方向内方へ突出している。各々の止
め部材４０２，４０４，４０６，４０８は後側傾斜湾曲面４１０（図１５）を有
し、また各々の止め部材４０２，４０４，４０６，４０８は蓋４０の半径に沿う
平面に概ね指向する前側係合面４１２（図１５）を有する。
【００５４】 図示した好ましい実施例では、４つの止め部材４０２，４０４，４０６，４０
８がある。しかしながら、代替設計は４つよりも多い、または少なく、１つとさ
れることもある止め部材を含み得ることが考えられる。さらに、本発明の他の見
地によれば、蓋のハウジング７０、ならびに容器の肩部分５２における止め部材
は省略できる。しかしながら、止め部材は作動上の利点を与え、また好ましい構
造は容器の肩部分に少なくとも２つの止め部材（例えば止め部材５４，６０また
は止め部材６６，６８のいずれか）を、蓋のハウジングに少なくとも２つの止め
部材（例えば止め部材４０２，４１０または止め部材４０４，４０８のいずれか
）を含むことが現在考えられている。
【００５５】 現在好ましいとされる実施例では、リブまたは出っ張りが蓋のハウジングの止
め部材４０２，４０４，４０６，４０８の各々に隣接して備えられる。特に、リ
ブまたは出っ張り４２１，４２２は、一方のリブまたは出っ張りが止め部材４０
２の片側に、他方のリブまたは出っ張りが止め部材４０２の他側に配置されて、
止め部材４０２に隣接される。同様な構造がリブ４３１，４３２の間に配置され
た止め部材４０４のまわりに備えられる。リブ４４１，４４２は止め部材４０６
のまわりに備えられ、リブ４５１，４５２は止め部材４０８のまわりに備えられ
る。
【００５６】 パッケージ３０の組み立て時には、容器の肩部分５２の止め部材の形状、およ
び蓋のハウジング７０の止め部材の形状が蓋および容器４２の組み立てを可能に
しているので、蓋４０は容器４２に螺合される。特に、蓋４０が容器４２のねじ
と完全な係合状態となるように回転される時、蓋のハウジングの止め部材４０２
，４０４，４０８，４１０の各後側傾斜湾曲面４１０が容器の止め部材５４，６
０，６４，６８の傾斜した係合面６９と係合し、その上をスライド移動される。
蓋のハウジング７０は、互いの止め部材の移動を可能にするのに必要とされるよ
うな僅かな外方への変形を可能にする十分な可撓性を有する。
【００５７】 容器４２と蓋４０との間に最大限の軸線方向変位を確立するために装置が備え
られる。蓋４０が図７に示すように容器４２上に完全に螺合される時、閉止部材
１４０の周面は容器の首部分４３の内面にシール状態で係合し、また蓋４０およ
び容器４２の互いに向かう軸線方向の動きは、蓋の外側壁１１８底端と容器４２
（図７）との間の係合により、および蓋の止め部材４０２，４０４，４０６，４
０８（図７および図１５）の後側面４１０と容器の首部分の止め部材５４，６０
，６６，６８の後側面６９との間の係合によって制限される。また、各蓋の補剛
壁１２８は容器の上側端壁５０（図７）と係合する。
【００５８】 蓋４０が容器４２（図６および図７）に対して完全にねじ係合する時、蓋のハ
ウジングの止め部材４０２，４０４，４０６，４０８の後側傾斜湾曲面は容器の
止め部材５４，６０，止め部材６６，６８，６８の後側傾斜面に隣接され、また
はおそらく接触される。図６で、容器の止め部材５４は蓋のハウジングの止め部
材４０２に隣接して示されている。図６を参照すれば、容器の止め部材５４は蓋
の止め部材４０２および蓋のリブ４２１の間に位置されることが明白となるであ
ろう。同様に、蓋の止め部材４０２は容器の止め部材５４および容器のリブ５８
の間に位置される。リブ４２１およびリブ５８はそれぞれ突出した出っ張りをな
し、蓋４０と容器４２との間の、図６に示す完全に閉じた位置から離れる方向へ
の相対移動に対して多少の抵抗を与える。特に、使用者が、図６に示すように、
蓋４０を反時計方向に回転させて蓋４０を開こうとすると、蓋のリブ４２１が容
器の止め部材５４の先端に係合する。同様に、蓋の止め部材４０２の先端が容器
のリブ５８と係合する。これは、供給装置を開き始めるために打ち勝たなければ
ならない抵抗を与える。また、この構造は、パッケージが使用者によって持ち上
げられるか、または、多分、出荷、包装および取り扱い時に押圧を受けることに
よって生じるであろうパッケージの意図せざる開封を防ぐように働く。
【００５９】 供給装置を開封するために十分大きい相対的な回転力を一方の蓋４０と他方の
容器４２との間に加えた時、止め部材４０２，５４が大きく撓み、および／また
は蓋のハウジングの外側壁１１８が外方へ向かって大きく撓み、それによって、
蓋のリブ４２１が容器の止め部材５４を過ぎて移動でき、また蓋の止め部材４０
２が容器のリブ５８を過ぎて移動できる。
【００６０】 図８は、閉位置から開位置に約９０゜回転した状態の供給装置の局部を示して
おり、閉止部材１４０が、容器の座面４８（図９）を越え、外方へ離れている。
図９は、蓋が容器３０の肩部分よりも上方へ距離Ｄだけ上昇された状態を示す。
図８に示されるように、蓋のハウジングの止め部材４０８の係合面は、容器の止
め部材５４の係合面と係合する。この係合は容器４２に対する蓋の回転を終わら
せ、蓋４０の上方へ向かう移動を制限する（従って、閉止部材１４０の上方へ向
かう移動を制限する）。容器のリブ５６および蓋のハウジングのリブ４５１は、
完全に開いた位置から離れる方向（図８で見て時計方向）への蓋４０の回転に対
して多少抵抗する。装置を閉じるために、使用者が蓋４０を回転しようとするな
らば、図８で見て時計方向へ蓋４０を回転させることによって蓋の止め部材４０
８の後側傾斜面４１０は容器のリブ５６と係合することになり、容器の止め部材
５４の後側傾斜面６９は蓋のリブ４５１と係合することになる。完全に開いた位
置から閉じた位置へ蓋４０を時計方向へ回転できるようにするために止め部材の
僅かな変形および／または蓋のハウジング７０の外方へ向かう伸長を引き起こす
には、十分に大きい回転力が与えられねばならない。完全に開いた位置からの動
きに対する抵抗は（これはそれぞれ止め部材４０８，５４に対して作用するリブ
５６，４５１によって与えられる）、開放状態のパッケージ３０を使用者が取り
上げる時に装置の意図せざる閉成動作を防ぐ効果がある。
【００６１】 図８を参照すれば、蓋の止め部材４０８と容器の止め部材５４との間の係合関
係は、図８で蓋の頂面より下側の見えない他の３組の止め部材と同じように生じ
る。
【００６２】 パッケージ３０の完全に開いた状態および完全に閉じた状態における正確な位
置が要求されないのであれば、止め部材の配置およびリブの配置は幾つかの応用
例で省略され得ることが認識されるであろう。さらに、幾つかの応用例では、容
器４２および蓋４０に止め部材を備えるだけで、容器４２または蓋４０のいずれ
か、または両方に協働するリブを備えないことが望まれる。さらに、幾つかの応
用例では、容器の蓋に１つまたは２つだけの止め部材を備え、容器に１つまたは
２つだけの止め部材を備えることが望まれる。
【００６３】 本発明の供給構造の望ましい例は、自閉弁を備えた容器に対して開口を覆う装
置を提供することが認識されるであろう。さらに、この供給装置は、（１）弁が
容器からシールされている閉位置と、（２）容器内容物の供給を可能にするため
に弁が容器と連通状態になっている開位置との間を移動する部材を含む。
【００６４】 本発明の供給装置は、各種供給通路構造を備えることができることもまた認識
されるであろう。図示実施例は可撓性のスリット式供給弁を供給通路内に備えた
蓋のハウジングを使用するが、他の形式の弁も使用できる。
【００６５】 必要であれば、出荷、保存および取り扱い時に弁を保護し、弁８０の汚染を防
ぐために、凹形弁８０の上から蓋の頂面に取り外し可能な引き離しラベルまたは
膜状片（図示せず）を密封装着することができる。
【００６６】 本発明の装置の好ましい形態は、美的に喜ばしいもので、容器から内容物を供
給するのに邪魔になりかねない蓋を備えない。さらに、蓋が無いことから、使用
者は供給過程の視認を妨げられない。
【００６７】 前述の発明の詳細な説明、およびその図解から、多くの他の変形形態および変
更形態が本発明の新規な概念または基本の真の精神および範囲から逸脱すること
なく成し得ることが容易に理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図１】 蓋を下げて閉じた位置で示す容器と蓋から成る本発明供給装置の第１例の斜視
図。
【図２】 図１に示された蓋および容器の頂部の分割した斜視断片図であり、内部の詳細
を図示するために切除された部分も示す斜視断片図。
【図３】 図２に示された弁の拡大斜視図。
【図４】 図３に示された弁の頂面図。
【図５】 図３および図４に示された弁の側面図。
【図６】 容器に対して蓋を下げて閉じた位置で示す図であり、内部構造を示すために一
部を切除した供給装置の蓋の頂面図。
【図７】 図６の平面７−７にほぼ沿う破断図。
【図８】 図６に似ているが、上げ位置にあって開封状態になるようにほぼ９０゜回転さ
れた蓋を示す図であり、内部構造を示すために一部を切除した蓋の頂面図。
【図９】 図８のほぼ平面９−９に沿う断片断面図。
【図１０】 図９に似ているが、弁を通して内容物を供給するために容器の圧力を増大され
て逆の状態で容器および蓋を示す図。
【図１１】 図２に示される容器の頂面図。
【図１２】 図１１の平面１２−１２にほぼ沿う断片的断面図。
【図１３】 蓋のハウジングの下側の斜視図（弁および保持リングが省略されている）。
【図１４】 図１３に示された蓋のハウジングの頂面図。
【図１５】 蓋のハウジングの底面図。
【図１６】 図１４の平面１６−１６にほぼ沿う断面図であり、図１６Ａは図１５の平面１
６Ａ−１６Ａにほぼ沿う断片的断面図。
【図１７】 図１４の平面１７−１７にほぼ沿う断面図。
【図１８】 弁を所定位置に保持するために蓋のハウジングに使用された弁保持リングの頂
面図。
【図１９】 図１８の平面１９−１９に沿う断面の部分的な保持リングの側面図。
【図２０】 保持リングの底面図。
【図２１】 保持リングの完全な側面図。
【手続補正書】特許協力条約第３４条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成１２年４月１１日（２０００．４．１１）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項１
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項２
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項８
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正４】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項９
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3E014 PA01 PB03 PE17 3E084 AA02 AA12 AB01 AB09 BA02 CB02 DA01 DB12 DB17 FA09 FB01 GA01 GB01 HA03 HB08 HC03 HD04 KA07 KA11 KA19 LB02 LD13 LD16

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 開口、該開口のまわりのシール可能な座面、およびねじを有
    する容器と、蓋とを有し、 前記蓋が、（１）前記容器に取着され、（２）下げ位置と上げ位置の間の前記
    蓋の移動を可能にするために前記容器のねじと螺合するねじを形成し、（３）前
    記容器の開口と前記蓋の外部との間の連通を確立する供給通路を形成し、（４）
    流体を供給するために開き、流れを止めるために閉じるように前記供給通路内に
    配置された供給弁を含み、かつ（５）前記供給通路内の前記供給弁の内部に閉止
    部材を有し、該閉止部材は、前記蓋が前記下げ位置にある時に前記容器のシール
    可能な座面とシール状態で係合して、前記容器の開口から前記供給弁よりも下方
    の前記供給通路へ至る流れを防ぎ、また前記蓋が前記上げ位置にある時に前記供
    給通路へ至る流れを許すようになっている供給装置。
  2. 【請求項２】 前記容器が、前記開口を包囲する首部分を有し、 前記容器のねじが前記首部分の外面に形成され、 前記シール可能な座面が、前記首部分の内側に円筒面として形成され、 前記内側環状壁の外側に間隔を置き、また前記蓋のねじを作る中間環状壁を前
    記蓋が有し、 前記蓋が前記中間環状壁の外側に間隔を置いた外側壁を有し、 前記供給通路を形成し、かつ前記容器の首部分内で前記容器に向かって、また
    前記容器から離れる方向へ移動可能な内側環状壁を前記蓋が有し、 前記蓋の閉止部材が円盤状部材であって、前記内側環状壁から内方へ延在する
    腕部材で支持され、また前記蓋が前記下げ位置にある時に前記開口を取り囲む前
    記容器の首部分の円筒面に係合する円周方向のシール面を形成している請求項１
    に記載された供給装置。
  3. 【請求項３】 前記容器は少なくとも１つの外方へ突出した止め部材を有し
    、 前記蓋は、前記下げ位置および上げ位置の一方で前記外方へ突出する止め部材
    と係合する少なくとも１つの内方へ突出する止め部材を有する請求項１に記載さ
    れた供給装置。
  4. 【請求項４】 前記ねじの各々が螺旋ねじである請求項１に記載された供給
    装置。
  5. 【請求項５】 前記容器のねじが雄ねじで、前記ハウジングのねじが雌ねじ
    である請求項１に記載された供給装置。
  6. 【請求項６】 前記蓋が、（１）ハウジング、（２）前記供給弁、および（
    ３）前記供給弁を前記ハウジングに対して保持する供給弁保持リングを含む請求
    項１に記載された供給装置。
  7. 【請求項７】 前記容器が一対の間隔を置いたリブを有し、前記容器と前記
    蓋の間の相対的な回転に対して増大した抵抗を与えるために、前記容器の前記リ
    ブの１つと係合する内方へ突出した止め部材を前記蓋が有する請求項１に記載さ
    れた供給装置。
  8. 【請求項８】 前記蓋が少なくとも一対の間隔を置いたリブを形成しており
    、 前記容器および前記蓋の間の相対的な回転に対して増大した抵抗を与えるため
    に、前記ハウジングの前記リブの１つと係合する外方へ突出した止め部材を前記
    容器が有する請求項１に記載された供給装置。
  9. 【請求項９】 前記容器が一対の間隔を置いたリブを形成しており、 前記容器および前記蓋の間の相対的な回転に対して増大した抵抗を与えるため
    に、前記蓋および前記容器の前記リブの１つとそれぞれ係合する突出した止め部
    材を前記容器および前記蓋がそれぞれ含む請求項１に記載された供給装置。
  10. 【請求項１０】 前記容器は一対のリブ、および前記リブの間にて外方へ突
    出する１つの止め部材を有し、 （１）前記蓋が前記下げ位置と上げ位置の一方に位置する時に、第１の方向へ
    さらに回転するのを防止するために前記容器の止め部材と係合し、かつ（２）前
    記リブの１つと係合して前記第１の回転方向と反対方向の第２の回転方向におけ
    る前記容器と前記蓋の間の相対的な回転に対して増大した抵抗を与える、少なく
    とも１つの内方へ突出する止め部材を前記蓋が有する請求項１に記載された蓋。
  11. 【請求項１１】 前記蓋は一対のリブ、および前記リブ間にて内方へ突出す
    る１つの止め部材を有し、 （１）前記蓋が、前記下げ位置および上げ位置の一方に位置する時に、第１の
    方向へさらに回転しないようにするために前記蓋の止め部材と係合し、かつ（２
    ）前記リブの１つと係合して前記第１の回転方向と反対方向の第２の回転方向に
    おける前記容器と前記蓋の間の相対的な回転に対して増大した抵抗を与える、少
    なくとも１つの外方へ突出する止め部材を前記容器が有する請求項１に記載され
    た供給装置。
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