JP3577533B2 - 液体注出容器 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、スクイズ性を利用して内容液を注出する合成樹脂製壜容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
胴部を把持した指先での押圧により、この胴部をスクイズ変形させてシャンプーやリンス等の内容液を注出する合成樹脂製の液体注出壜容器が知られている。このスクイズ性を有する液体注出容器は、小さな注出口を有するキャップまたは中栓を容器本体の口筒部に組付け、容器本体を略倒立させた状態で、容器本体の胴部を押圧してスクイズ変形させ、この胴部のスクイズ変形により容器本体内に発生する正圧によって、内容液を注出口から整流状態で注出し、注出する内容液の量は、胴部に対する押圧操作に従ったスクイズ変形量により調整されるものとなっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスクイズ性を利用した液体注出容器は、内容液の注出操作が簡単で、その取扱いが容易であると云う利点を持っているのであるが、胴部に対する指先での押圧程度を一定化させることが困難であるため、一回の注出操作による内容液の注出量が一定せず、注出操作の度に使用する内容液の過不足が発生する場合が多いと云う問題があった。
【0004】
また、容器が転倒した場合とか、内容液注出後、容器を略倒立させた状態のまま、胴部に対する押圧力を解除した場合には、内容液の漏れ出しが発生すると云う問題があり、特に注出操作後における液切れが悪いと云う問題があった。
【0005】
一回の注出操作による内容液の注出量を一定化する手段としては、注出ポンプを組付けた容器が利用されているが、この種の容器は、高価な注出ポンプを必要とするので、その分、容器の価格が高くなるだけではなく、携帯が不可能となると云う新たな問題が生じるものとなっていた。
【0006】
そこで、本発明は、上記した従来技術における問題点を解消すべく創案されたもので、スクイズ変形を利用した内容液の注出において、一回の注出操作による内容液の注出量を定量化させることを技術的課題とし、もって内容液の好適な使用状況を得ると共に、容器の快適な使用状態を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決する本発明の手段は、
スクイズ変形可能な有底筒体の把持し易い箇所に押圧操作部を形成した胴部の上端に、口筒部を起立連設した容器本体を有すること、
この容器本体内に、少なくとも容器本体の押圧操作部に対向する位置まで挿入され、上端部である嵌着筒部で容器本体の口筒部に嵌入固定し、容器本体の胴部上端部に対向して窓孔を開口させると共に、嵌着筒部の内周面に内鍔状に設けた組付けフランジに組付いて構成される、容器本体内の正圧により、変位して“開”状態となり、容器本体内の正圧の消滅により、復帰して内容液に対して通過を規制する“閉”状態となり、容器本体内の負圧により、外気を規制しながら吸引させる弁機能部分を、嵌着筒部に設けた、筒形状のスクイズ変形し難い規制筒体を有すること、
容器本体の口筒部に外装組付きして、この口筒部を開閉するキャップ体を有すること、
にある。
【0008】
請求項2ないし4に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成のうち、規制筒体に設ける弁機能部分を、規制筒体の嵌着筒部に内鍔状に設けた組付けフランジと、規制筒体の嵌着筒部内に嵌着する組付き筒部に、組付けフランジ上に位置する3点支持弁構造の弁片部を連結し、この弁片部の中央に、内部にボール弁を離脱不能に組付けると共に、上端開口部に弁座面を設けた通気用弁筒片を一体設した弾性材料製弁体と、から、または規制筒体の嵌着筒部に内鍔状に設けられ、通口を開設した組付けフランジと、この組付けフランジの内周端に連設され、内部にボール弁を離脱不能に組付けると共に、上端開口部に弁座面を設けた通気用弁筒片と、組付けフランジ上に、リング板状の弁片部を組付けフランジの通口に対向させて組付け固定された弾性材料製弁体と、から、さらには規制筒体の嵌着筒部の組付けフランジに周端部を密に組付け、嵌着筒部の上端開口部を塞ぐ形態で組付け固定された球弧殻状の弁片部に、切れ目を設けた弾性材料製弁体で構成したものである。
【0009】
請求項5および6に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成のうち、容器本体の胴部に形成した押圧操作部を、規制筒体を挟んで対向する箇所に、湾曲陥没した球弧殻状に設けた構成とし、また上下に分けて複数組み設けて構成したものである。
【0010】
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の発明において、複数組み設けた押圧操作部と規制筒体との間の間隔を、各押圧操作部別に異なる値に設定したものである。
【0011】
請求項8および9に記載の発明は、請求項7に記載の発明の具体的な手段として、複数組み設けた押圧操作部の湾曲陥没深さを、各組み別に異なる値に設定して、各押圧操作部と規制筒体との間の間隔を異なる値に設定する構成、または規制筒体の太さを、複数組み設けた押圧操作部に対向する部分別に異なる値に設定して、各押圧操作部と規制筒体との間の間隔を異なる値に設定する構成としたものである。
【0012】
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の発明の構成のうち、キャップ体を、容器本体の口筒部に密に外装組付きすると共に、頂板に注出口を開口した有頂円筒状のキャップ本体と、このキャップ本体にヒンジによりヒンジ結合され、キャップ本体の注出口に密嵌入する栓片を有する蓋板体と、から構成したものである。
【0013】
【作用】
請求項1に記載の発明は、キャップ体を開放し、かつ容器本体を略倒立させた状態で、容器本体の胴部の押圧操作部を指先で押圧して、この押圧操作部が規制筒体に突き当たるまで容器本体の胴部をスクイズ変形させ、この胴部のスクイズ変形による容器本体内の内圧の正圧化により、弁機能部分を“開”状態にして容器本体内の内容液を注出する。
【0014】
この内容液の注出動作時において、容器本体の胴部のスクイズ変形は、押圧操作部が規制筒体に突き当たる状態で規制され、かつ規制筒体はスクイズ変形し難いものであるので、容器本体の胴部のスクイズ変形量は、押圧操作部を規制筒体に突き当たるまで押圧することにより略一定値となり、これにより押圧操作部を規制筒体に突き当たるまで押圧する一回の操作による内容液の注出量は、略一定値となり、定量注出動作を得ることができる。
【0015】
注出操作完了後は、容器本体内の正圧が消滅するので、弁機能部分は内容液の通過を規制する状態となり、これにより例え容器本体が倒立状態であっても、内容液の液垂れの発生をなくすと共に、良好な液切れを達成する。
【0016】
また、注出操作完了後は、容器本体内に発生した負圧により、弁機能部分に規制されながらも、外気が弁機能部分を通過して容器本体内に吸引され、容器本体内の負圧を消滅させ、次の注出に備えることになる。
【0017】
容器が安置された状態では、弁機能部分が“閉”状態となっているので、例え容器本体が転倒しても、内容液が不正に漏出することがなく、容器本体の閉鎖状態を保持することになる。
【0018】
なお、内容液が少なくなった状態では、容器本体の倒立姿勢で、内容液は規制筒体の窓孔を通って規制筒体内に侵入して弁機能部分に到達することができるので、内容液は最後まで注出されることになる。
【0019】
請求項2と3に記載の発明は、請求項1に記載の発明の弁機能部分に、内容液注出のための専用の弁部分と、外気吸引のための専用の弁部分とを設けたので、円滑で良好な内容液注出動作と外気吸引動作とを発揮する。
【0020】
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明の弁機能部分を、一つの弁体で構成したので、弁機能部分の全体構成が簡単となる。
【0021】
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明の押圧操作部を陥没構造としたので、押圧操作部の位置の認識が容易となり、また押圧操作部と規制筒体との間の間隔を、容器本体の胴部の平断面形状に制限されることなく、所望値に設定することが可能となる。
【0022】
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明の押圧操作部を複数組みとしたので、内容液注出操作時における容器本体の把持処理の自由度が高くなる。
【0023】
請求項7に記載の発明は、請求項1に記載の発明の押圧操作部を、請求項6に記載の発明のように複数組み設け、各押圧操作部と規制筒体との間の間隔を異なる値としたので、各押圧操作部別に胴部のスクイズ変形量、すなわち内容液の注出量を異なる一定値に設定することができ、これにより一回の定量注出量を選択することが可能となる。
【0024】
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載の発明のキャップ体をヒンジキャップ構造としたので、容器本体の開閉取扱いが容易となり、キャップ本体に注出口を設けたので、内容液の注出の方向性が良くなると共に、内容液の注出形態が安定する。
【0025】
【実施例】
以下、本発明の実施例を、図1ないし図8を参照しながら説明する。
図1は、右半分を縦断した全体図を示すもので、容器本体1は、ポリエチレン樹脂とか塩化ビニール樹脂等の比較的軟質な合成樹脂材料により壜体状にブロー成形され、スクイズ変形可能な有底筒形状となった胴部2の上端に、外周面に螺条を刻設した口筒部4を起立連設して構成されている。
【0026】
胴部2の中央部から上部にかけての把持し易い箇所には、上位に湾曲陥没程度の大きい第一の押圧操作部3を対向形成し、下位に湾曲陥没程度の小さい第二の押圧操作部3を対向形成している。
【0027】
上端部を、口筒部4内に嵌入固着させる嵌着筒部6とした規制筒体5は、嵌着筒部6の上端縁に、口筒部4の上端面に搭載して、規制筒体5の容器本体1内への挿入組付け限を設定する外鍔片8を周設し、下端部を、第二の押圧操作部3に対向させる長さの円筒形状をしており、容器本体1に挿入組付けされた状態で、対となった押圧操作部3間に位置しており、容器本体1の胴部2と口筒部4との境界部分を含む胴部2の上端部に対向する箇所に、内容液の通過が自在な窓孔9を開設している。
【0028】
キャップ体20は、口筒部4に外装して密に螺合する有頂円筒形状体の頂板中央に注出口22を開設したキャップ本体21と、このキャップ本体21にヒンジ25によりヒンジ結合され、下面中央に、注出口22に密嵌入する栓片24を垂下設した蓋板体23とから構成されている。
【0029】
図1および図2図示実施例における弁機能部分は、規制筒体5の嵌着筒部6に内鍔状に設けた組付けフランジ7と、嵌着筒部6内に嵌着する短円筒片状の組付き筒部12に、組付きフランジ7上に位置する3点支持弁構造の弁片部13を連設し、この弁片部13の中央に、内部にボール弁17を離脱不能に組付けると共に、上端開口部にボール弁17に対する弁座面を形成した通気用弁筒片16を一体設した弾性材料製の弁体11(図3参照)と、から構成されている。
【0030】
この図1図示実施例のものにあっては、図2に示すように、キャップ体20を開放し、容器本体1を略倒立させた状態で、押圧操作部3を規制筒体5に突き当たるまで押圧することにより、内容液の定量注出を達成する。
【0031】
すなわち、押圧操作部3の押圧に伴う胴部2のスクイズ変形により容器本体1内に発生した正圧により弁体11の弁片部13が組付けフランジ7上面から押し上げられ、この押し上げ変位により弁片部13に内容液の通過口が開口形成されて、内容液の定量注出が達成されるが、この際、ボール弁17は容器本体1内の正圧により弁座面に押し付けられているので、通気用弁筒片16が形成している通路を閉鎖するため、内容液は弁片部13に形成される通過口だけを通って注出されることになる。
【0032】
図1および図2図示実施例の場合、両押圧操作部3に対向する規制筒体5部分の外径は等しく、かつ第一の押圧操作部3に比べて第二の押圧操作部3の湾曲陥没程度が小さいので、規制筒体5との間の間隔は、第一の押圧操作部3に比べて第二の押圧操作部3の方が大きく、それゆえ規制筒体5に突き当たるので押圧操作した場合には、第一の押圧操作部3に比べて第二の押圧操作部3の方が大きい定量注出となる。
【0033】
図4は、弁機能部分の別の構成例を示すもので、弁機能部分は、規制筒体5の嵌着筒部に内鍔状に設けられ、通口14を開設した組付けフランジ7と、この組付けフランジ7の内周端に連設され、内部にボール弁17を離脱不能に組付けると共に、上端開口部にボール弁17に対する弁座面を形成した通気用弁筒片16と、組付けフランジ7上に、リング板状の弁片部13を通口14に対向させて組付けた弾性材料製の弁体11(図5参照)と、から構成されている。
【0034】
この図4図示実施例の弁体11は、通気用弁筒片16と一体に起立設した取付け筒片18に外嵌固定される組付き筒片19の外周面上端部から、外方に下降傾斜した肉薄テーパーリング板状の弁片部13を一体設して構成され、この弁分部13の外周端縁は、嵌着筒部6の内周面上部に形成された弁座段部10に密に弾接している。
【0035】
この図4に示した弁機能部分の実施例は、図1に示した弁機能部分の実施例に比べて、規制筒体5の構造が複雑となるものの、弁体11単体の構造は遙に簡単となる。
【0036】
図6は、弁機能部分のさらに別の構成例を示すもので、弁機能部分は、規制筒体5の嵌着筒部6の上端開口部を塞ぐ形態で組付け固定される球弧殻状の弁片部13に、十字状の切れ目15を設けた弾性材料製の弁体11(図7参照)単体で構成されている。
【0037】
この図6図示実施例の弁体11は、規制筒体5の嵌着筒部6の内周面上端部に屈曲成形された組付けフランジ7が形成する周溝に嵌合固定する短円筒形状の組付き筒部12の上端縁から、中央部分に十字状の切れ目15を切断形成した球弧殻状の弁片部13を連設して構成され、弁片部13の弾性変形に伴って十字状の切れ目15が形成する開口部を通して内容液の注出と外気の吸引とを別個に達成する。
【0038】
図8は、第一および第二の押圧操作部3と規制筒体5との間の間隔を異なる値に設定する他の構成手段を示すもので、規制筒体5の第一の押圧操作部3に対向する部分の外径と、第二の押圧操作部3に対向する部分の外径とを異なる値に設定したもので、図8の場合は、規制筒体5の外径寸法設定手段と押圧操作部3の陥没寸法設定手段とを併用した構成となっており、このため第一の押圧操作部3における定量注出量と第二の押圧操作部3における定量注出量とは、大きく相違することになる。
【0039】
なお、図8に示した弁機能部分は、図4図示実施例の弁機能部分の変形例であって、規制筒体5への組付きのための組付き筒部12と、組付けフランジ7と、通気用弁筒片16と、取付け筒片18とを、規制筒体5とは別個に成形し、規制筒体5の構造を簡略化させている。
【0040】
【発明の効果】
本発明は、上記した構成となっているので、以下に示す効果を奏する。
内容液を注出するための胴部のスクイズ変形量の上限が、規制筒体により略一定に規制されるので、一回の注出操作による内容液の注出量を略一定量に設定することができ、もって従来通りの簡単な押圧操作により内容液の定量注出を確実に得ることができ、内容液の適正を使用を得ることができる。
【0041】
弁機能部分を設けたので、内容液の液漏れ、液垂れを確実に防止することができると共に、良好な液切れを得ることができ、もって良好な使用形態と使用状況を得ることができる。
【0042】
規制筒体および弁機能部分は、その全てが容器本体内に収納される状態となるので、従来の液体注出容器と同様に携帯利用することができ、もって携帯先でも内容液を適正に使用できると共に、安全を携帯状態を得ることができる。
【0043】
請求項2ないし4に記載の発明にあっては、弁機能部分の構成が簡単であるので、容器の製造コストを含めた製造単価の低減化を達成できる。
【0044】
請求項5に記載の発明にあっては、容器本体の胴部のスクイズ変形を安定して一定した状態とすることができる。
【0045】
請求項6ないし9に記載の発明にあっては、一回の注出操作による定量注出の量を段階的に異なる値に設定することができ、もって必要に応じて、異なる量の定量注出を選択することができる。
【0046】
請求項10に記載の発明にあっては、容器本体の開閉が容易となると共に、注出内容液の注出状態を、安定して良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、右半分を縦断した全体図。
【図2】図1に示した実施例の、内容液注出状態を示す半断面図。
【図3】図1に示した実施例の弁体を示す、弁体の全体斜視図。
【図4】弁機能部分の他の実施例を示す、右半縦断した部分図。
【図5】図4に示した実施例の弁体を示す、弁体の全体斜視図。
【図6】弁機能部分のさらに他の実施例を示す、右半縦断した部分図。
【図7】図6に示した実施例の弁体を示す、弁体の全体斜視図。
【図8】規制筒体の他の実施例を示す、右半縦断面図。
【符号の説明】
1 ; 容器本体 2 ; 胴部
3 ; 押圧操作部 4 ; 口筒部
5 ; 規制筒体 6 ; 嵌着筒部
7 ; 組付けフランジ 8 ; 外鍔片
9 ; 窓孔 10; 弁座段部
11; 弁体 12; 組付き筒部
13; 弁片部 14; 通口
15; 切れ目 16; 通気用弁筒片
17; ボール弁 18; 取付け筒片
19; 取付き筒片 20; キャップ体
21; キャップ本体 22; 注出口
23; 蓋板体 24; 栓片
25; ヒンジ
Claims (10)
- スクイズ変形可能な有底筒体の把持し易い箇所に押圧操作部(3)を形成した胴部(2)の上端に、口筒部(4)を起立連設した容器本体(1)と、該容器本体(1)内に、少なくとも前記押圧操作部(3)に対向する位置まで挿入され、上端部である嵌着筒部(6)で前記口筒部(4)に嵌入固定し、前記胴部(2)上端部に対向して窓孔(9)を開口させると共に、前記嵌着筒部(6)の内周面に内鍔状に設けた組付けフランジ(7)に組付いて構成される、前記容器本体(1)内の正圧により、変位して“開”状態となり、前記容器本体 (1) 内の正圧の消滅により、復帰して内容液に対して通過を規制する“閉”状態となり、前記容器本体 (1) 内の負圧により、外気を規制しながら吸引させる弁機能部分を、前記嵌着筒部(6)に設けた、筒形状のスクイズ変形し難い規制筒体(5)と、前記口筒部(4)に外装組付きして、該口筒部(4)を開閉するキャップ体(20)と、から成る液体注出容器。
- 弁機能部分を、規制筒体(5)の嵌着筒部(6)に内鍔状に設けた組付きフランジ(7)と、前記嵌着筒部(6)内に嵌着する組付き筒部(12)に、前記組付けフランジ(7)上に位置する3点支持弁構造の弁片部(13)を連結し、該弁片部(13)の中央に、内部にボール弁(17)を離脱不能に組付けると共に、上端開口部に弁座面を設けた通気用弁筒片(16)を一体設した弾性材料製弁体(11)と、から構成した請求項1に記載の液体注出容器。
- 弁機能部分を、規制筒体(5)の嵌着筒部(6)に内鍔状に設けられ、通口(14)を開設した組付けフランジ(7)と、該組付けフランジ(7)の内周端に連設され、内部にボール弁(17)を離脱不能に組付けると共に、上端開口部に弁座面を設けた通気用弁筒片(16)と、前記組付けフランジ(7)上に、リング板状の弁片部(13)を前記通口(14)に対向させて組付け固定された弾性材料製弁体(11)と、から構成した請求項1に記載の液体注出容器。
- 弁機能部分を、規制筒体(5)の嵌着筒部(6)の組付けフランジ (7) に周端部を密に組付け、前記嵌着筒部 (6)の上端開口部を塞ぐ形態で組付け固定された球弧殻状の弁片部(13)に、切れ目(15)を設けた弾性材料製弁体(11)で構成した請求項1に記載の液体注出容器。
- 押圧操作部(3)を、規制筒体(5)を挟んで対向する箇所に、湾曲陥没した球弧殻状に設けた請求項1または2または3または4に記載の液体注出容器。
- 押圧操作部(3)を、上下に分けて複数組み設けた請求項1または2または3または4または5に記載の液体注出容器。
- 複数組み設けた押圧操作部(3)と規制筒体(5)との間の間隔を、各押圧操作部(3)別に異なる値に設定した請求項6に記載の液体注出容器。
- 複数組み設けた押圧操作部(3)の湾曲陥没深さを、各組み別に異なる値に設定して、前記各押圧操作部(3)と規制筒体(5)との間の間隔を異なる値に設定した請求項7に記載の液体注出容器。
- 規制筒体(5)の太さを、複数組み設けた各押圧操作部(3)に対向する部分別に異なる値に設定して、前記各押圧操作部(3)と規制筒体(5)との間の間隔を異なる値に設定した請求項7に記載の液体注出容器。
- キャップ体(20)を、容器本体(1)の口筒部(4)に密に外装組付きすると共に、頂板に注出口(22)を開口した有頂円筒状のキャップ本体(21)と、該キャップ本体(21)にヒンジ(25)によりヒンジ結合され、前記注出口(22)に密嵌入する栓片(24)を有する蓋板体(23)とから構成した請求項1または2または3または4または5または6または7または8または9に記載の液体注出容器。
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- 1995-05-25 JP JP12673295A patent/JP3577533B2/ja not_active Expired - Lifetime
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