JPH07315407A - 容器の口部構造 - Google Patents
容器の口部構造Info
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- JPH07315407A JPH07315407A JP6103636A JP10363694A JPH07315407A JP H07315407 A JPH07315407 A JP H07315407A JP 6103636 A JP6103636 A JP 6103636A JP 10363694 A JP10363694 A JP 10363694A JP H07315407 A JPH07315407 A JP H07315407A
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- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D47/00—Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
- B65D47/04—Closures with discharging devices other than pumps
- B65D47/20—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge
- B65D47/2018—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure
- B65D47/2031—Closures with discharging devices other than pumps comprising hand-operated members for controlling discharge comprising a valve or like element which is opened or closed by deformation of the container or closure the element being formed by a slit, narrow opening or constrictable spout, the size of the outlet passage being able to be varied by increasing or decreasing the pressure
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高粘性物の吐出時の切れを良くした容器の口
部構造の開示 【構成】 内容物２０が充填される容器本体１の口部２
に，内容物の吐出口１６，１７が中央部に開口され，容
器本体１の外から加えられた内容物の圧力に押されて膨
出する薄肉のキャップ３が設けられていることを特徴と
する容器の口部構造。
部構造の開示 【構成】 内容物２０が充填される容器本体１の口部２
に，内容物の吐出口１６，１７が中央部に開口され，容
器本体１の外から加えられた内容物の圧力に押されて膨
出する薄肉のキャップ３が設けられていることを特徴と
する容器の口部構造。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、粘性の高い内容物が充
填される容器の口部構造に関し，容器本体を圧迫するこ
とにより内容物を吐出させたときに内容物の切れを良く
すると共に，内容物吐出後の口部の周りをきれいに保つ
ことができる容器の口部構造に関するものである。
填される容器の口部構造に関し，容器本体を圧迫するこ
とにより内容物を吐出させたときに内容物の切れを良く
すると共に，内容物吐出後の口部の周りをきれいに保つ
ことができる容器の口部構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、歯磨き，クリーム等の非食品
やわさびやからし等の食品において高い粘性を有する物
はチューブやプラスチックボトルの容器に充填させ，容
器を圧迫することにより高粘性物を吐出させるようにし
ている。
やわさびやからし等の食品において高い粘性を有する物
はチューブやプラスチックボトルの容器に充填させ，容
器を圧迫することにより高粘性物を吐出させるようにし
ている。
【０００３】これらの容器の一つとしてチューブの場
合，プラスチック製のチューブ本体の端部にほぼ円錐台
形状に突出する肩部が形成され，この肩部の頂点相当部
に円筒形状の口部が形成され，口部の外周に雄ネジが形
成されている。口部には内側に雌ネジが形成されたキャ
ップがねじ込まれ，これによって口部のシールがなされ
ている。
合，プラスチック製のチューブ本体の端部にほぼ円錐台
形状に突出する肩部が形成され，この肩部の頂点相当部
に円筒形状の口部が形成され，口部の外周に雄ネジが形
成されている。口部には内側に雌ネジが形成されたキャ
ップがねじ込まれ，これによって口部のシールがなされ
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで，このような
チューブ入りの高粘性物は途切れにくいために，押し出
し後，押しだした歯ブラシや皿等の容器に口部をこすり
付けて切る必要がある。その際に，内容物の切れが悪い
と，口部周囲に付着したり，蓋を閉じた場合に蓋が完全
に閉まらないことがある。
チューブ入りの高粘性物は途切れにくいために，押し出
し後，押しだした歯ブラシや皿等の容器に口部をこすり
付けて切る必要がある。その際に，内容物の切れが悪い
と，口部周囲に付着したり，蓋を閉じた場合に蓋が完全
に閉まらないことがある。
【０００５】本発明は，このような問題に着目したもの
で容器の口部から吐出される高粘性内容物の切れを良く
する容器の口部構造を提供することを目的とする。
で容器の口部から吐出される高粘性内容物の切れを良く
する容器の口部構造を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に，本発明の請求項１の容器の口部構造は，内容物が充
填される容器の口部に，内容物の吐出口が設けられてい
ると共に，容器外から加えられた内容物への圧力に押さ
れて膨出する弾性部材からなる薄肉のキャップが設けら
れていることを特徴とする。
に，本発明の請求項１の容器の口部構造は，内容物が充
填される容器の口部に，内容物の吐出口が設けられてい
ると共に，容器外から加えられた内容物への圧力に押さ
れて膨出する弾性部材からなる薄肉のキャップが設けら
れていることを特徴とする。
【０００７】また，本発明の請求項２の容器の口部構造
は，請求項１の容器の口部構造において，前記吐出口
が，内容物に外圧が加わるときに拡大可能な中心孔であ
ることを特徴とする。
は，請求項１の容器の口部構造において，前記吐出口
が，内容物に外圧が加わるときに拡大可能な中心孔であ
ることを特徴とする。
【０００８】さらに，本発明の請求項３の容器の口部構
造は，請求項１の容器の口部構造において，前記吐出口
が，常時は閉じ合わされており容器本体に外からの圧力
が加わるときに開く１以上の切り込みであることを特徴
とする。
造は，請求項１の容器の口部構造において，前記吐出口
が，常時は閉じ合わされており容器本体に外からの圧力
が加わるときに開く１以上の切り込みであることを特徴
とする。
【０００９】本発明の請求項４の容器の口部構造は，請
求項１の容器の口部構造において，前記吐出口が，前記
キャップ中央部を通る１以上の切り込みと前記キャップ
中央部に位置する中心孔とからなることを特徴とする。
求項１の容器の口部構造において，前記吐出口が，前記
キャップ中央部を通る１以上の切り込みと前記キャップ
中央部に位置する中心孔とからなることを特徴とする。
【００１０】本発明の請求項５の容器の口部構造は，請
求項１ないし請求項４のいずれかの容器の口部構造にお
いて，前記キャップは口部上方に丸く突出する膨出形状
を有し，突端部に前記内容物の吐出口が設けられている
ことを特徴とする。
求項１ないし請求項４のいずれかの容器の口部構造にお
いて，前記キャップは口部上方に丸く突出する膨出形状
を有し，突端部に前記内容物の吐出口が設けられている
ことを特徴とする。
【００１１】本発明の請求項６の容器の口部構造は，請
求項１ないし請求項４のいずれかの容器の口部構造にお
いて，前記キャップは口部上方に延びる筒状部と，筒状
部上部の天板部とを有し，前記天板部に前記吐出口が形
成され，前記筒状部もしくは前記天板部の少なくともい
ずれかが膨出可能な弾性を有していることを特徴とす
る。
求項１ないし請求項４のいずれかの容器の口部構造にお
いて，前記キャップは口部上方に延びる筒状部と，筒状
部上部の天板部とを有し，前記天板部に前記吐出口が形
成され，前記筒状部もしくは前記天板部の少なくともい
ずれかが膨出可能な弾性を有していることを特徴とす
る。
【００１２】
【作用】本発明の請求項１ないし請求項６にかかる容器
の口部構造によれば、容器本体に加えられた押圧力によ
り内容物が押し出されて薄肉のキャップが膨出すると，
内容物の吐出口が拡大して内容物が吐出口から押し出さ
れる。容器本体への押圧力が解消すると，キャップが弾
性復帰して吐出口が収縮し，内容物が切れる。
の口部構造によれば、容器本体に加えられた押圧力によ
り内容物が押し出されて薄肉のキャップが膨出すると，
内容物の吐出口が拡大して内容物が吐出口から押し出さ
れる。容器本体への押圧力が解消すると，キャップが弾
性復帰して吐出口が収縮し，内容物が切れる。
【００１３】そして，本発明の請求項３，４にかかる容
器の口部構造によれば，容器本体に外圧が加わらないと
きには切り込みが閉じ合わせられるので，内容物が切れ
る。
器の口部構造によれば，容器本体に外圧が加わらないと
きには切り込みが閉じ合わせられるので，内容物が切れ
る。
【００１４】また，本発明の請求項５にかかる容器の口
部構造によれば，キャップが口部の上方に丸く突出する
膨出形状を有するので，容器本体に押圧力が加わったと
きに吐出口の開口面積が大きくなり易く，内容物が出易
くなると共に，容器本体への押圧力が解消されたとき
に，吐出口が閉じられて内容物が切れる。
部構造によれば，キャップが口部の上方に丸く突出する
膨出形状を有するので，容器本体に押圧力が加わったと
きに吐出口の開口面積が大きくなり易く，内容物が出易
くなると共に，容器本体への押圧力が解消されたとき
に，吐出口が閉じられて内容物が切れる。
【００１５】さらに，本発明の請求項６にかかる容器の
口部構造によれば，容器本体に押圧力を加えると天板部
の吐出口が拡大して内容物が吐出される。容器本体への
押圧力を解消すると，筒状部と天板部とのいずれかが弾
性復帰して天板部の吐出口が縮小し，内容物が切れる。
口部構造によれば，容器本体に押圧力を加えると天板部
の吐出口が拡大して内容物が吐出される。容器本体への
押圧力を解消すると，筒状部と天板部とのいずれかが弾
性復帰して天板部の吐出口が縮小し，内容物が切れる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の実施例にかかる容器の口部構
造を図面に基づいて説明する。
造を図面に基づいて説明する。
【００１７】図１ないし図４は本発明の第１実施例の容
器の口部構造を示している。この容器本体１は，この実
施例では歯磨き粉のように高粘性物のものを充填する円
筒状のものであって，図４のように周囲から圧迫すると
変形できるようなプラスチック製のチューブで形成され
ている。充填する内容物はこの実施例では歯磨き粉をあ
げているが，化粧クリーム，石鹸等の非食品或いはわさ
び・からし・クリームなどの食品も有り得る。
器の口部構造を示している。この容器本体１は，この実
施例では歯磨き粉のように高粘性物のものを充填する円
筒状のものであって，図４のように周囲から圧迫すると
変形できるようなプラスチック製のチューブで形成され
ている。充填する内容物はこの実施例では歯磨き粉をあ
げているが，化粧クリーム，石鹸等の非食品或いはわさ
び・からし・クリームなどの食品も有り得る。
【００１８】容器本体１の口部２にはキャップ３が取り
付けられ，キャップ３は口部２に嵌合する枠部４によっ
て口部２に固定されている。キャップ３は蓋部５によっ
て封止されている。口部２の外周には，リング状の嵌合
溝６と係止爪部７とが形成され，口部２の上端部にキャ
ップ３の被挟持フランジ１２ａが当接している。口部２
の内部にはキャップ３の筒状の挿入部１２ｂが填め込ま
れている。口部２の外周に形成された嵌合溝６には枠部
４の周縁部８の下面に突設された嵌合筒部９の係止爪部
１０が引き抜き不能に嵌着されている。枠部４の周縁部
８はキャップ３を填め込む円形の開口部が形成されてお
り，開口縁部の挟持フランジ１１ａにキャップ３の被挟
持フランジ１２ａが一体に嵌着されている。キャップ３
は被挟持フランジ１２ａが枠部４の挟持フランジ１１ａ
と口部２の上端部に挟みつけられることにより固定され
ている。枠部４は，口部２の上端部に当接する取り付け
基部１１ｂと係止爪部１０との間に係止爪部７を圧入し
て口部２の外周に固定されている。
付けられ，キャップ３は口部２に嵌合する枠部４によっ
て口部２に固定されている。キャップ３は蓋部５によっ
て封止されている。口部２の外周には，リング状の嵌合
溝６と係止爪部７とが形成され，口部２の上端部にキャ
ップ３の被挟持フランジ１２ａが当接している。口部２
の内部にはキャップ３の筒状の挿入部１２ｂが填め込ま
れている。口部２の外周に形成された嵌合溝６には枠部
４の周縁部８の下面に突設された嵌合筒部９の係止爪部
１０が引き抜き不能に嵌着されている。枠部４の周縁部
８はキャップ３を填め込む円形の開口部が形成されてお
り，開口縁部の挟持フランジ１１ａにキャップ３の被挟
持フランジ１２ａが一体に嵌着されている。キャップ３
は被挟持フランジ１２ａが枠部４の挟持フランジ１１ａ
と口部２の上端部に挟みつけられることにより固定され
ている。枠部４は，口部２の上端部に当接する取り付け
基部１１ｂと係止爪部１０との間に係止爪部７を圧入し
て口部２の外周に固定されている。
【００１９】キャップ３は，シリコンゴムからなる薄肉
のもので，内容物２０に加わる圧力により自由に膨出し
た後に，圧力の解消により復帰できる程度の弾性を有し
ている。食品に使用しない場合には生ゴムや合成ゴム，
例えば，フッソゴム，ブタジェンゴム，ブチルゴムその
他の合成ゴムを材質としてもよい。キャップ３は球面状
に突出しており，キャップ３の周面は枠部４の周縁部８
と段差のない滑らかな斜面を形成している。キャップ３
の先端中央部には１ｍｍないし１．５ｍｍの直径の中心
孔１６が開口されると共に，図２に示すように，全長が
３ｍｍないし１０ｍｍの十字型の切り込み１７を形成す
ることによって吐出口を設けている。この切り込み１７
は容器本体１に押し出し力が加わらないときに閉じ合わ
されており，内容物２０が充填された容器本体１に押し
出し力が加わったときに開いて内容物２０を吐出させる
（図４参照）。キャップ３は上方に球面状に突出するこ
とにより，切れ込み１７が開いたときの吐出断面積が大
きくなって楽に内容物２０が吐出できるようになってい
る。この実施例では切り込みは十字型に組み合わされた
２本の切り込み１７，１７によって形成されているが，
２本に限られることはなくより多い本数であることも考
えられるし，１本であることも考えられる。
のもので，内容物２０に加わる圧力により自由に膨出し
た後に，圧力の解消により復帰できる程度の弾性を有し
ている。食品に使用しない場合には生ゴムや合成ゴム，
例えば，フッソゴム，ブタジェンゴム，ブチルゴムその
他の合成ゴムを材質としてもよい。キャップ３は球面状
に突出しており，キャップ３の周面は枠部４の周縁部８
と段差のない滑らかな斜面を形成している。キャップ３
の先端中央部には１ｍｍないし１．５ｍｍの直径の中心
孔１６が開口されると共に，図２に示すように，全長が
３ｍｍないし１０ｍｍの十字型の切り込み１７を形成す
ることによって吐出口を設けている。この切り込み１７
は容器本体１に押し出し力が加わらないときに閉じ合わ
されており，内容物２０が充填された容器本体１に押し
出し力が加わったときに開いて内容物２０を吐出させる
（図４参照）。キャップ３は上方に球面状に突出するこ
とにより，切れ込み１７が開いたときの吐出断面積が大
きくなって楽に内容物２０が吐出できるようになってい
る。この実施例では切り込みは十字型に組み合わされた
２本の切り込み１７，１７によって形成されているが，
２本に限られることはなくより多い本数であることも考
えられるし，１本であることも考えられる。
【００２０】枠部４には樹脂ヒンジ１４を介して蓋部５
が開閉可能に形成されている。蓋部５の周縁部は枠部４
の周囲に形成された嵌合凹部１５に嵌合する。蓋部５の
内面にはキャップ３の中心孔１６に差し込んで封止する
封止突起１８と，封止突起１８と中心孔１６との位置決
めを行うリング状の突起１９が突設されている。突起１
９はキャップ３の周面と接触することにより中心孔１６
と切り込み１７のシールをも行っている。
が開閉可能に形成されている。蓋部５の周縁部は枠部４
の周囲に形成された嵌合凹部１５に嵌合する。蓋部５の
内面にはキャップ３の中心孔１６に差し込んで封止する
封止突起１８と，封止突起１８と中心孔１６との位置決
めを行うリング状の突起１９が突設されている。突起１
９はキャップ３の周面と接触することにより中心孔１６
と切り込み１７のシールをも行っている。
【００２１】この容器の口部構造によれば，容器本体１
を圧迫すると，内容物２０に押されて切り込み１７が開
かれて，図４に示すように内容物２０が吐出される。こ
のとき，キャップ３が上方に突出する球面形状を有する
ものであるから，切り込み１７によって十字型に切り込
まれた部位が開くと，内容物２０の吐出断面積が容易に
拡大されるので，内容物２０の吐出が容易になる。
を圧迫すると，内容物２０に押されて切り込み１７が開
かれて，図４に示すように内容物２０が吐出される。こ
のとき，キャップ３が上方に突出する球面形状を有する
ものであるから，切り込み１７によって十字型に切り込
まれた部位が開くと，内容物２０の吐出断面積が容易に
拡大されるので，内容物２０の吐出が容易になる。
【００２２】また，容器本体１への圧迫力を解消して内
容物２０への加圧を止めると，キャップ３のシリコンゴ
ム自身の弾性復帰力により，切り込み１７によって十字
型に切り込まれた部分が閉じ，内容物２０が途切れる。
キャップ３は内容物２０を切った後に内容物２０を封止
した状態となるので，内容物２０が空気に触れ難くな
り，食品の場合には風味が飛んだり，傷みが進むことが
防止される。
容物２０への加圧を止めると，キャップ３のシリコンゴ
ム自身の弾性復帰力により，切り込み１７によって十字
型に切り込まれた部分が閉じ，内容物２０が途切れる。
キャップ３は内容物２０を切った後に内容物２０を封止
した状態となるので，内容物２０が空気に触れ難くな
り，食品の場合には風味が飛んだり，傷みが進むことが
防止される。
【００２３】また，本実施例では中心孔１６が切り込み
１７の中心に開口されているので，容器が復元する際に
空気が吸引され，キャップ３内に留まっている内容物が
容器内に戻り易くなるという利点がある。ただし，本発
明は吐出口として中心孔１６だけのものや切り込み１７
だけのものを包含するものであり，内容物の粘度に応じ
て適宜選択できるものである。
１７の中心に開口されているので，容器が復元する際に
空気が吸引され，キャップ３内に留まっている内容物が
容器内に戻り易くなるという利点がある。ただし，本発
明は吐出口として中心孔１６だけのものや切り込み１７
だけのものを包含するものであり，内容物の粘度に応じ
て適宜選択できるものである。
【００２４】図５ないし図８は本発明の第２実施例にか
かる容器の口部構造を示したものである。この実施例で
は，蓋部が枠部とひねりながら填め込んで固定されると
ころが第１実施例の容器本体１と異なっている。
かる容器の口部構造を示したものである。この実施例で
は，蓋部が枠部とひねりながら填め込んで固定されると
ころが第１実施例の容器本体１と異なっている。
【００２５】すなわち，この容器本体２１の口部２２の
上端部にキャップ２３が載せられており，キャップ２３
は枠部２４と口部２２との間に挟み込まれて固定されて
いる。キャップ２３の上部は蓋部２５で閉じられるよう
になっており，蓋部２５は枠部２４に嵌合する。
上端部にキャップ２３が載せられており，キャップ２３
は枠部２４と口部２２との間に挟み込まれて固定されて
いる。キャップ２３の上部は蓋部２５で閉じられるよう
になっており，蓋部２５は枠部２４に嵌合する。
【００２６】詳しく説明すると，口部２２の外周面には
嵌合溝２６とリング状の係止爪部２７が形成されてお
り，キャップ２３の下端部の筒状の挿入部３２ａが口部
２２の内面に嵌合している。キャップ２３の周囲に形成
された被挟持フランジ３２は，口部２２の上端部と，枠
部２４の開口部を形成する挟持フランジ３１との間に挟
まれて固定されている。枠部２４の下面に突設された嵌
合筒部２９の内面にはリング状に突出する係止爪部３０
が形成されており，係止爪部３０と口部２２の係止爪部
２７とを掛け止めて，挟持フランジ３１と口部２２の上
端部との間に被挟持フランジ３２を固定している。枠部
２４は図６に示すように略正方形の形状を有しており縦
方向に延びる壁面に横方向に延びる嵌合用の凹部３３が
形成されている。この嵌合用の凹部３３には枠部２４と
嵌合するように略正方形の形状を有する蓋部２５の下端
部の突起３４が嵌合する。キャップ２３は第１実施例の
キャップ３より先端部の肉厚が薄くなるように細長く形
成されており，キャップ２３の先端部の変形量が大きく
なるようになっている。キャップ２３の先端部には直径
１ｍｍないし１．５ｍｍの中心孔３５が開口されてお
り，中心孔３５には全長３ｍｍ〜１０ｍｍの切り込み３
６がクロスして形成されている。蓋部２５の内面側には
中心孔３５に差し込まれる封止突起３７と，位置決め用
のリング状の突起３８が突設されている。リング状の突
起３８はキャップ２３の中心孔３５に封止突起３７を差
し込む位置決めとキャップ２３のシールとを行ってい
る。
嵌合溝２６とリング状の係止爪部２７が形成されてお
り，キャップ２３の下端部の筒状の挿入部３２ａが口部
２２の内面に嵌合している。キャップ２３の周囲に形成
された被挟持フランジ３２は，口部２２の上端部と，枠
部２４の開口部を形成する挟持フランジ３１との間に挟
まれて固定されている。枠部２４の下面に突設された嵌
合筒部２９の内面にはリング状に突出する係止爪部３０
が形成されており，係止爪部３０と口部２２の係止爪部
２７とを掛け止めて，挟持フランジ３１と口部２２の上
端部との間に被挟持フランジ３２を固定している。枠部
２４は図６に示すように略正方形の形状を有しており縦
方向に延びる壁面に横方向に延びる嵌合用の凹部３３が
形成されている。この嵌合用の凹部３３には枠部２４と
嵌合するように略正方形の形状を有する蓋部２５の下端
部の突起３４が嵌合する。キャップ２３は第１実施例の
キャップ３より先端部の肉厚が薄くなるように細長く形
成されており，キャップ２３の先端部の変形量が大きく
なるようになっている。キャップ２３の先端部には直径
１ｍｍないし１．５ｍｍの中心孔３５が開口されてお
り，中心孔３５には全長３ｍｍ〜１０ｍｍの切り込み３
６がクロスして形成されている。蓋部２５の内面側には
中心孔３５に差し込まれる封止突起３７と，位置決め用
のリング状の突起３８が突設されている。リング状の突
起３８はキャップ２３の中心孔３５に封止突起３７を差
し込む位置決めとキャップ２３のシールとを行ってい
る。
【００２７】この実施例の容器の口部構造は，第１実施
例と同様な作用効果に加えてキャップ２３と枠部２４に
よって口部２２に固定する場合に，キャップ２３の挿入
部３２ａを口部２２の内側に差し込むだけであるので，
キャップ２３の取付が容易であると共に，キャップ２３
が第１実施例よりも先が細く薄肉になっているので，切
り込み３６で挟まれた挟角部分が鈍角部分よりも開閉し
易くなっており，内容物を吐出しやすいと共に切れ易
い。
例と同様な作用効果に加えてキャップ２３と枠部２４に
よって口部２２に固定する場合に，キャップ２３の挿入
部３２ａを口部２２の内側に差し込むだけであるので，
キャップ２３の取付が容易であると共に，キャップ２３
が第１実施例よりも先が細く薄肉になっているので，切
り込み３６で挟まれた挟角部分が鈍角部分よりも開閉し
易くなっており，内容物を吐出しやすいと共に切れ易
い。
【００２８】図９，図１０は図５のキャップ２３の第１
変形例であり，このキャップ４０は円筒状の筒部４１の
上端部に天板部４２が形成され，筒部４１の下部周縁部
に被挟持フランジ４４が形成されている。このキャップ
４０は図５のキャップ２３と同様な口部２２の上端部に
搭載されて枠部２４により口部２２に固定される。キャ
ップ４０の天板部４２には球面状の凹部４２ａが形成さ
れ，凹部４２ａの中央部に円形の中心孔４３と切り込み
（図示せず）が形成されている。
変形例であり，このキャップ４０は円筒状の筒部４１の
上端部に天板部４２が形成され，筒部４１の下部周縁部
に被挟持フランジ４４が形成されている。このキャップ
４０は図５のキャップ２３と同様な口部２２の上端部に
搭載されて枠部２４により口部２２に固定される。キャ
ップ４０の天板部４２には球面状の凹部４２ａが形成さ
れ，凹部４２ａの中央部に円形の中心孔４３と切り込み
（図示せず）が形成されている。
【００２９】このキャップ４０は筒部４１と天板部４２
とが薄肉に形成されており，内容物の吐出のときに，図
１０に示すように，内容物の圧力で筒部４１が外側に膨
らんで，凹部４２ａの中心孔４３が拡大する。内容物の
圧力がなくなれば筒部４１がしぼんで凹部４２ａの中心
孔４３は縮小する。これによって，内容物の吐出と切れ
が行われる。
とが薄肉に形成されており，内容物の吐出のときに，図
１０に示すように，内容物の圧力で筒部４１が外側に膨
らんで，凹部４２ａの中心孔４３が拡大する。内容物の
圧力がなくなれば筒部４１がしぼんで凹部４２ａの中心
孔４３は縮小する。これによって，内容物の吐出と切れ
が行われる。
【００３０】図１１，図１２は図５のキャップ２３の第
２変形例であり，このキャップ４０は図９，図１０のキ
ャップ４０とほぼ同様であるが，天板部４５の外周部が
厚肉に形成され，球面状の凹部４７が薄肉に形成されて
いる。さらに，凹部４７の中央部に上方に突出する小さ
な隆起部４８が形成されており，この隆起部４８に中心
孔４９が開口されている。中心孔４９には図示しない切
れ込みが設けられており，内容物の吐出時に開くように
なっている。このキャップ４０は内容物に圧力が加わっ
ていないときに図１１のように隆起部４８が下の位置に
位置しており，内容物に圧力が加わると，図１２のよう
に凹部４７が膨れて上昇し，隆起部４８の中心孔４８及
び図示しない切り込みが広がって内容物が吐出される。
内容物の圧力がなくなると，再び図１１に戻って内容物
を切る。
２変形例であり，このキャップ４０は図９，図１０のキ
ャップ４０とほぼ同様であるが，天板部４５の外周部が
厚肉に形成され，球面状の凹部４７が薄肉に形成されて
いる。さらに，凹部４７の中央部に上方に突出する小さ
な隆起部４８が形成されており，この隆起部４８に中心
孔４９が開口されている。中心孔４９には図示しない切
れ込みが設けられており，内容物の吐出時に開くように
なっている。このキャップ４０は内容物に圧力が加わっ
ていないときに図１１のように隆起部４８が下の位置に
位置しており，内容物に圧力が加わると，図１２のよう
に凹部４７が膨れて上昇し，隆起部４８の中心孔４８及
び図示しない切り込みが広がって内容物が吐出される。
内容物の圧力がなくなると，再び図１１に戻って内容物
を切る。
【００３１】図１３は，図５のキャップ２３の第３変形
例である。このキャップ５０は第２実施例のような口部
２２の上端部に搭載され，枠部２４により固定される。
キャップ５０は厚肉に形成された筒部５１と，円錐台形
状の天板部５２と，被挟持フランジ５４とを有し，天板
部５２の中央先端部に中心孔５３と図示しない１以上の
切り込みを備えている。このキャップ５０は内容物に容
器本体１からの押し出し圧力が加わると，天板部５２が
上方に弾性変形して中心孔５３及び切り込みが開いて内
容物が吐出され，押し出し圧力がなくなると天板部５２
が原型に復帰して中心孔５３及び切り込みが閉じる。こ
れによって内容物の吐出と切れとが行われる。
例である。このキャップ５０は第２実施例のような口部
２２の上端部に搭載され，枠部２４により固定される。
キャップ５０は厚肉に形成された筒部５１と，円錐台形
状の天板部５２と，被挟持フランジ５４とを有し，天板
部５２の中央先端部に中心孔５３と図示しない１以上の
切り込みを備えている。このキャップ５０は内容物に容
器本体１からの押し出し圧力が加わると，天板部５２が
上方に弾性変形して中心孔５３及び切り込みが開いて内
容物が吐出され，押し出し圧力がなくなると天板部５２
が原型に復帰して中心孔５３及び切り込みが閉じる。こ
れによって内容物の吐出と切れとが行われる。
【００３２】
【発明の効果】本発明にかかる容器の口部構造によれ
ば、本発明の請求項１ないし請求項６にかかる容器の口
部構造によれば、容器本体に加えられた容器本体への押
圧力が解消すると，キャップが弾性復帰して吐出口が収
縮して内容物が切れるので，口部の周囲に内容物が付着
して残らず，蓋部を完全に締めることができる。しか
も，容器本体の蓋を開けたまま時間がある程度経過して
も，内容物をキャップにより封止するので，内容物が空
気に触れ難くなり，食品の風味・香り・水分・油分が飛
んだり，クリームなどが酸化したり，腐敗し難くなり，
内容物の保存性が向上するという効果もある。従って高
粘性物に限らず粘性が低く切れ易いものでも蓋の開け放
し時の保存性を高めることができる。
ば、本発明の請求項１ないし請求項６にかかる容器の口
部構造によれば、容器本体に加えられた容器本体への押
圧力が解消すると，キャップが弾性復帰して吐出口が収
縮して内容物が切れるので，口部の周囲に内容物が付着
して残らず，蓋部を完全に締めることができる。しか
も，容器本体の蓋を開けたまま時間がある程度経過して
も，内容物をキャップにより封止するので，内容物が空
気に触れ難くなり，食品の風味・香り・水分・油分が飛
んだり，クリームなどが酸化したり，腐敗し難くなり，
内容物の保存性が向上するという効果もある。従って高
粘性物に限らず粘性が低く切れ易いものでも蓋の開け放
し時の保存性を高めることができる。
【００３３】また，本発明の請求項３，４にかかる容器
の口部構造によれば，上記効果に加えて切り込みが閉じ
合わせられるので，内容物が一層切れ易くなる。
の口部構造によれば，上記効果に加えて切り込みが閉じ
合わせられるので，内容物が一層切れ易くなる。
【００３４】さらに，本発明の請求項５にかかる容器の
口部構造によれば，上記効果に加えてキャップが口部の
上方に丸く突出する膨出形状を有するので，容器本体に
押圧力が加わったときに吐出口の開口面積が大きくなり
易く，内容物が出易くなる。
口部構造によれば，上記効果に加えてキャップが口部の
上方に丸く突出する膨出形状を有するので，容器本体に
押圧力が加わったときに吐出口の開口面積が大きくなり
易く，内容物が出易くなる。
【００３５】本発明の請求項６にかかる容器の口部構造
によれば，容器本体への押圧力を解消すると，筒状部と
天板部とのいずれかが弾性復帰して天板部の吐出口が縮
小し，内容物が切れる。
によれば，容器本体への押圧力を解消すると，筒状部と
天板部とのいずれかが弾性復帰して天板部の吐出口が縮
小し，内容物が切れる。
【図１】本発明の第１実施例にかかる容器の口部構造の
断面図
断面図
【図２】図１の容器の口部の平面図
【図３】図１の容器の口部構造の斜視図
【図４】図１の容器の口部から内容物を吐出させた状態
の斜視図
の斜視図
【図５】本発明の第２実施例の容器の口部構造の断面図
【図６】図５の容器の口部の平面図
【図７】図５の容器の口部構造の斜視図
【図８】図５の容器に蓋をした状態の斜視図
【図９】本発明のキャップの第１変形例の断面図
【図１０】図９のキャップの膨出状態を示す断面図
【図１１】本発明のキャップの第２変形例の断面図
【図１２】図１１のキャップの膨出状態を示す断面図
【図１３】本発明のキャップの第３変形例を示す断面図
１ 容器本体 ２ 口部 ３ キャップ ４ 枠部 ５ 蓋部 ８ 周縁部 ９ 嵌合筒部 １１ａ 挟持フランジ １１ｂ 取り付け基部 １２ａ 被挟持フランジ １２ｂ 挿入部 １６ 中心孔 １７ 切り込み １８ 封止凸部 １９ 位置決め部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 忠祐 東京都台東区台東一丁目５番１号凸版印刷 株式会社内
Claims (6)
- 【請求項１】内容物が充填される容器の口部に，内容物
の吐出口が設けられていると共に，容器外から加えられ
た内容物への圧力に押されて膨出する弾性部材からなる
薄肉のキャップが設けられていることを特徴とする容器
の口部構造。 - 【請求項２】請求項１の容器の口部構造において，前記
吐出口が，内容物に外圧が加わるときに拡大可能な中心
孔であることを特徴とする容器の口部構造。 - 【請求項３】請求項１の容器の口部構造において，前記
吐出口が，常時は閉じ合わされており容器本体に外から
の圧力が加わるときに開く１以上の切り込みであること
を特徴とする容器の口部構造。 - 【請求項４】請求項１の容器の口部構造において，前記
吐出口が，前記キャップ中央部を通る１以上の切り込み
と前記キャップ中央部に位置する中心孔とからなること
を特徴とする容器の口部構造。 - 【請求項５】請求項１ないし請求項４のいずれかの容器
の口部構造において，前記キャップは口部上方に丸く突
出する膨出形状を有し，突端部に前記内容物の吐出口が
設けられていることを特徴とする容器の口部構造。 - 【請求項６】請求項１ないし請求項４のいずれかの容器
の口部構造において，前記キャップは口部上方に延びる
筒状部と，筒状部上部の天板部とを有し，前記天板部に
前記吐出口が形成され，前記筒状部もしくは前記天板部
の少なくともいずれかが膨出可能な弾性を有することを
特徴とする容器の口部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6103636A JPH07315407A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 容器の口部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6103636A JPH07315407A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 容器の口部構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07315407A true JPH07315407A (ja) | 1995-12-05 |
Family
ID=14359262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6103636A Pending JPH07315407A (ja) | 1994-05-18 | 1994-05-18 | 容器の口部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07315407A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10278950A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-20 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 液体注出容器 |
| JPH1149194A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-02-23 | Fujimori Kogyo Kk | 押出し可能な液体容器 |
| JPWO2014128827A1 (ja) * | 2013-02-19 | 2017-02-02 | 富士機械製造株式会社 | 粘性流体補給器、粘性流体補給装置及び開閉部材 |
| KR200484966Y1 (ko) * | 2017-03-22 | 2017-11-13 | 한국콜마주식회사 | 화장품 용기 |
-
1994
- 1994-05-18 JP JP6103636A patent/JPH07315407A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10278950A (ja) * | 1997-03-31 | 1998-10-20 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 液体注出容器 |
| JPH1149194A (ja) * | 1997-08-08 | 1999-02-23 | Fujimori Kogyo Kk | 押出し可能な液体容器 |
| JPWO2014128827A1 (ja) * | 2013-02-19 | 2017-02-02 | 富士機械製造株式会社 | 粘性流体補給器、粘性流体補給装置及び開閉部材 |
| KR200484966Y1 (ko) * | 2017-03-22 | 2017-11-13 | 한국콜마주식회사 | 화장품 용기 |
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