JP2002514944A - ベンティングロールオンアプリケータ - Google Patents

ベンティングロールオンアプリケータ

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JP2002514944A JP53562296A JP53562296A JP2002514944A JP 2002514944 A JP2002514944 A JP 2002514944A JP 53562296 A JP53562296 A JP 53562296A JP 53562296 A JP53562296 A JP 53562296A JP 2002514944 A JP2002514944 A JP 2002514944A
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アール ザ、サード オダー,ルーベン
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    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D34/00Containers or accessories specially adapted for handling liquid toiletry or cosmetic substances, e.g. perfumes
    • A45D34/04Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball
    • A45D34/041Appliances specially adapted for applying liquid, e.g. using roller or ball using a roller, a disc or a ball

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、内側と外側との間からガスを逃がすことができるロールオンアプリケータ(10)に関する。このアプリケータは、分配開口部(2)内に設けられたボール(3)及びこのボール用の可撓性で弾性の支持手段(4)を有する。前記可撓性で弾性の支持手段は、前記ボールを前記分配開口部に押し付け、前記ボールと前記分配開口部との間に漏れ止め係合を形成する。この係合は、前記容器の内側で発生した圧力が前記容器の外側に逃げないようにすることを効率的に行う。更に、前記可撓性で弾性の支持手段は、前記ボールに作用する外力によって弾性変形し、前記ボールと前記分配開口部との間の前記漏れ止め係合を解除し、前記収容された製品を前記ボールで塗り拡げることができるようにする。前記アプリケータは、前記容器に着脱するときにだけ、前記ボールを押すことによって前記ボールと前記分配開口部との間に自由通路(23)を形成するキャップを更に有する。

Description

【発明の詳細な説明】 ベンティングロールオンアプリケータ 発明の分野 本発明はロールオンアプリケータに関する。本発明によるロールオンアプリケ ータは、アプリケータの内部と外部との間でガスのベンティングを行うことがで きる。 発明の背景 ロールオンアプリケータは、当該技術分野で周知である。このようなアプリケ ータは、通常は、液体用中空本体、ボール、及びボール用の保持支持手段を含む 容器である。これらのロールオンアプリケータは、一般的には、中空本体内部か ら液体の薄膜を選択された表面に付けることができる。これらのロールオンアプ リケータに共通の問題点は、収容された液体がロールオンアプリケータの不使用 期間中に漏れたり零れたりしないようにすることである。従来技術は、キャップ を協働させることによってこの問題点を解決した。確かに、米国特許第3,03 6,328号、米国特許第4,221,494号、米国特許第4,221,49 5号、米国特許第4,475,837号、及び米国特許第5,051,017号 に開示されているように、容器をキャップで閉鎖したとき、ボールは、前記保持 支持手段の密封面と強制的に係合され、これに当接する。しかしながら、上述の 保持支持手段及びボールが中身の液面高さよりも下に位置する場合には、漏れ又 は零れをなくすためのこの解決策は不便であった。確かに、キャップを捩じって 外すときに漏れ又は零れが起こる。この理由のため、従来技術のロールオンアプ リケータは、通常は、容器を直立状態で収納したとき、ボールを対応する容器の 上で中身の液面高さの上方に置く保持支持手段を有する。 従来技術のロールオンアプリケータの別の欠点は、塗り拡げ量を増大できない ということである。その代わりに、従来技術は、前記塗り拡げ量の減少のみを教 示する。確かに、上掲の従来技術に記載されたロールオン式塗布手段は、ボール を強制的に前記保持支持手段のシール面と係合させ且つこれに当接させ、前記ボ ール上での内容物の流れを減少するか或いは完全に停止する。逆を行うことは全 く不可能である。これとは逆に、特に、布に付いた汚れの予備処理中、塗り拡げ 量を増大するのが有用である。確かに、汚れによっては、予備処理を更に効率的 に行うために更に大量の液体洗剤が必要とされる。例えば、特定の成分でできた 汚れは、更に徹底的に且つ効果的に予備処理を行うために更に大量の洗剤を必要 とする。更に、大量の洗剤が汚れ自体の寸法をカバーすることだけが必要とされ る。 上述の問題点は、現在継続中の欧州特許出願第94870179.2号に記載 されたロールオンアプリケータによって解決された。前記ロールオンアプリケー タは、製品を収容し、分配するようになった容器を有する。この容器は、中空本 体、分配開口部、ボール、及び該ボール用の可撓性で弾性の支持手段を有する。 前記可撓性で弾性の支持手段は、前記ボールを前記分配開口部に押し付け、前記 ボールと前記分配開口部との間に漏れ止め係合を形成する。前記可撓性で弾性の 支持手段は、前記ボールに作用する外力によって弾性変形でき、これによって、 前記ボールと前記分配開口部との間の漏れ止め係合を係合解除状態にし、前記収 容された製品を前記ボールによって塗り拡げることができる。実際には、前記可 撓性で弾性の支持手段は前記ボールとともにバルブとして作用する。このバルブ は、前記ボールを押したときに開放する。 前記可撓性で弾性の支持手段によって前記分配開口部に押し付けられた前記ボ ールは、気密係合も達成するということがわかった。下文において、「気密係合 」というのは、容器の内側と外側との間の係合部をガスが通過できないというこ と を意味する。また、「気密係合」というのは、この係合部を通して容器の外側に 解放できる圧力の速度(以下、「圧力解放速度」と呼ぶ。)が前記容器の内側で 発生する圧力の速度よりも小さいということも意味する。従って、前記容器の外 側に漏出できるガスの量は、前記容器の内側で発生する圧力に関して非常に小さ いため、前記容器の内側の圧力が上昇する。 前記容器の内側の圧力の上昇につながる様々な可能な要因がある。例えば、パ ッケージの内容物は、化学的に不安定であったり、パッケージの頭上空間内に存 在するガスと反応したり、特定の状況において、パッケージの材料それ自体と反 応したりすることがある。液体内容物が関連した化学反応によりガスが発生し、 及び従ってパッケージ内に過圧を発生する。更に、容器の充填中及びシール中の 温度が輸送中及び貯蔵中の外温と大きく異なる場合にも前記容器の内側に圧力が 発生する。容器の充填時の周囲圧力が別の地理学的位置での周囲圧力と異なるこ とによっても圧力差が生じる。 前記容器の内側で圧力が発生すると、前記ボールと前記開口部との間の気密性 が更に高まるか或いは圧力解放速度が更に低下するということがわかっている。 確かに、この内圧は、前記ボールを前記分配開口部に更に強く押し付け、圧力解 放速度を更に低下させる。圧力解放速度は、圧力がほぼ全く解放されない程度に まで低下する。 現在継続中の欧州特許出願第94870179.2号に記載された前記ロール オンアプリケータの内側で圧力が発生したとき、製品が外に放出されるというこ ともわかっている。収容された製品をボールの周りに付けるためには、前記容器 を逆様にして前記製品を前記ボールに向かって送る必要がある。これは、前記ボ ールが、前記可撓性で弾性の支持手段とともに常に前記製品の充填高さの下に配 置されている場合には必要でない。それにも拘わらず、両方の場合において、前 記ボールを押すと、前記ボールと前記分配開口部との間に自由通路が形成される 。 従って、前記容器の内側で発生したガスは、前記自由通路を通ってげっぷのよう に直ちに漏出する傾向がある。従って、前記発生したガスと前記自由通路との間 にある製品もまた急速に且つ制御されていない態様で放出される。急速に放出さ れたこの製品は、メッシネス(messiness)及び無駄を生じる。確かに、放出さ れた製品は、使用者が処理を施そうとしていない他の領域にも付いてしまう。更 に、放出される製品の量は、必要とされるよりも多く、制御できない。 従って、本発明の目的は、ロールオンアプリケータを構成するが、それにも拘 わらずガスを逃がすことができ、容器の内側で発生した圧力によって製品が前記 容器の内側から放出されることがないようにし、これによって、収容された製品 のメッシネス及び無駄をなくす耐漏容器を提供することである。 発明の概要 本発明は、製品を収容し、分配するようになった容器(10)及びキャップ( 20)を有するパッケージである。前記容器は、中空本体(1)、分配開口部( 2)、ボール(3)、及び該ボール用の可撓性で弾性の支持手段(4)を有する 。前記可撓性で弾性の支持手段は、前記ボールを前記分配開口部に押し付け、前 記ボールと前記分配開口部との間に漏れ止め係合を形成する。前記可撓性で弾性 の支持手段は、前記ボールに作用する外力によって弾性変形でき、これによって 、前記ボールと前記分配開口部との間の漏れ止め係合を係合解除状態にし、前記 収容された製品を前記ボールによって塗り拡げることができる。前記キャップは 、前記容器に取り外し自在に係合させることができる。前記キャップは前記分配 開口部を覆う。前記キャップは、前記キャップを前記容器に着脱するときにだけ 前記ボールに押し付けられ、前記ボールと前記分配開口部との間に自由通路を形 成する。 図面の簡単な説明 第1a図及び第1b図は、本発明の一実施形態による可撓性で弾性のボール用 支持手段を備えた容器を(部分的に)示す断面図である。 第2a図及び第2b図は、本発明の他の実施形態による可撓性で弾性のボール 用支持手段を備えた容器を(部分的に)示す断面図である。 第3図は、第2b図の可撓性で弾性のボール用支持手段の実施形態の平面図で ある。 第4a図及び第4b図は、キャップを持つ容器を示す部分断面図である。前記 キャップは第4a図では休止位置にあり、即ち前記キャップは前記ボールに押し 付けられていない。これとは逆に、第4b図は、前記キャップを前記ボールに押 し付けた瞬間の前記容器の上部分の拡大図である。第4c図及び第4d図は、本 発明による前記容器の上部分の係合手段を示す正面図である。 第5a図、第5b図、及び第5c図は、第4a図及び第4b図と対応する図で あり、前記キャップは、本発明の別の実施形態で示してある。 第6図は、キャップと容器との間の係合部の正面図であり、前記係合部は、子 供に安全な閉鎖体である。 発明の詳細な説明 本発明による容器(10)の一実施形態を第1a図及び第1b図に断面図で示 す。本発明は、製品を収容し、分配するようになった容器(10)(第1a図に 部分的に示す)を提供する。「容器」という用語は、中空本体(1)及び分配開 口部(2)を持つ任意の形態及び/又は種類の容器を含む。例えば、ボトル、チ ューブ、計量分配装置及び/又は分配装置は、本発明の定義によれば、容器であ る。容器の中空本体(1)は、剛性材料、軟質材料、又は可撓性材料で製作でき る。開口部を通した分配を更に制御された態様で行うため、中空本体それ自体を 絞ることができるように、軟質材料又は可撓性材料が好ましい。特に計量分配装 置及び/又は分配装置について、前記中空本体は、好ましくは、最大95℃の水 温に耐える材料で製作されているのがよい。前記分配開口部は、前記容器の上部 分に配置されている。下文において、「前記容器の上部分」というのは、前記容 器がその直立状態で起立している場合、前記分配開口部から下方に向かって、容 器内に収容された製品の最も高い液面高さまでの前記容器の部分、又は前記容器 が例えばボトルである場合にはネック(首部)である。更に、「容器の軸線」は 、容器が上側にその直立状態で起立したベースに対して垂直な方向である。 具体的には、前記計量分配装置及び/又は分配装置は、例えばWO92/09 736及び/又はWO92/09736に記載されている装置のように、布等の 予備処理に用いられるようになっている。予備処理に用いられるようになった前 記計量分配装置及び分配装置は、通常は、この装置を充填するための別の開口部 を有する。前記充填開口部は、この装置を布製品と一緒に洗濯機に入れたとき、 洗濯サイクル中に洗濯機の洗浄液にその中身を分配することができる。充填開口 部は、前記装置を直立させたとき、通常は、前記計量分配装置及び/又は分配装 置の頂部に配置される。 随意であるけれども、使用者が中身の量を確かめることができるようにするた め、及び計量分配装置及び/又は分配装置を用いた計量及び計量分配を容易にす るため、中空本体(1)を部分的に又は完全に透明にするのが好ましい。別の随 意の好ましい態様として、前記容器の上部分は前記中空本体の残りに関して傾斜 している、即ち、分配開口部は前記容器の軸線上になくてもよい。このようにし て、前記分配開口部を通して前記収容された製品を分配するのに必要な傾斜角度 を小さくすることができる。更に別の随意の好ましい態様として、前記中空本体 の外面及び/又は内面に少なくとも一つの計量分配線(第4図に符号11で示す 。)を設けるのがよい。好ましくは、前記容器は、例えばポリプロピレン、ポリ エチレン、ポリウレタン、又はポリ塩化ビニル等のプラスチック材料でできてい る。 容器(10)は、液体物質を収容するようになっている。好ましくは、前記製 品は、液体洗剤である。本発明によれば、液体洗剤は当該技術分野で周知の成分 を含む。このような成分には、界面活性剤、発泡抑制剤、漂白剤、キレート剤、 ビルダー、酵素、増量剤、及び香料が含まれる。 本発明の本質的な特徴は、ボール(3)である。このボールの一部は、分配開 口部(2)のところで前記中空本体(1)の内側に配置されている。即ち、前記 ボールは、少なくとも一部が前記分配開口部から突出している。即ち、前記ボー ルは、前記容器の上部分内に配置されている。前記ボール及び前記分配開口部の 寸法は、ボールが、通常は、前記分配開口部を通って前記中空本体から抜け出な いように互いに調節してある。使用に当たっては、前記容器の中身を前記ボール によって塗り拡げる。これは、前記ボールが前記容器(10)の中身と常に連通 しているためである。使用に当たっては、中身の一部が前記ボールと接触し、次 いで、前記ボールの回転によって前記容器の外側にある表面上に付けられる。 前記ボール(3)は、中空であっても中実であってもよく、全体に平滑な、又 は或る程度の凹凸を持つ外面を有する。前記ボールは、連続気泡構造であっても よいし、独立気泡構造であってもよい。好ましくは、前記ボールは剛性である。 球形のボールを使用することにより、全方向に塗り拡げることができる。これは 、球形のボールが、一つの軸線に固定されていない場合、いずれの方向にも同様 に容易に回転するためである。前記ボールは、例えば円筒形形状又は長円体形状 等の他の形状を使用してもよい。しかし、このような形状には、こうした形状の ボールが全体に単一の軸線を中心としてしか回転しないという点で、機能に制限 がある。好ましくは、本発明は、全方向に塗り拡げることができるように、球形 のボールを使用する。この特徴は、予備処理中、汚れの形に拘わらず、液体洗剤 を正確に且つ快適に塗り拡げる上で特に有用であると考えられる。逆に、ボール が一つの軸線を中心として回転するように限定されている場合には、使用者は、 手首を捻るといった複雑な動きを行わなければならない。更に、全方向に回転す る ボールを用いると、限られた汚れ領域だけに容易に塗り拡げることができるため 、塗り拡げの制御が容易であり、従って液体洗剤が無駄にならない。 具体的には、計量分配装置及び/又は分配装置について、前記ボールは、好ま しくは、最大95℃の水温に耐えられる材料で製作されているのがよい。例えば 、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリウレタン、又はポリ塩化ビニル等のプラ スチック材料を使用できる。 ボール(3)は中空本体(1)とは別に製造される。次いで、前記分配開口部 のリップ(9)を通して前記ボールを押すだけで、ボールを、前記分配開口部を 通して、前記可撓性で弾性の支持手段に挿入できる。これは、前記分配開口部の 前記リップ(9)が少なくとも僅かに弾性変形するのに十分可撓性であるためで あり、中空本体又は可撓性で弾性の支持手段の部分である前記リップが、好まし くは、プラスチック材料でつくられているためである。更に、容器(10)は、 様々な分配開口部(2)内に別々に保持された、又は共通の一つの分配開口部内 に保持された一つ以上のボール(3)を備えていてもよい。 前記ボール用の可撓性で弾性の支持手段(4)は、本発明の別の重要な特徴で ある。前記可撓性で弾性の支持手段は、前記ボール(3)を前記分配開口部(2 )に押し付け、前記ボールと前記分配開口部とをぴったりと係合させる。従って 、前記可撓性で弾性の支持手段は、前記ボールと協働することによって分配開口 部を閉鎖し、前記ボールを前記容器の上部分に配置する。好ましい実施形態では 、前記可撓性で弾性の支持手段は、前記ボールを前記分配開口部の最外リム即ち リップ(9)に押し付ける。前記開口部(2)と前記可撓性で弾性の支持手段に よって押し付けられたボールとの間の係合は、液体に対し、実質的に液密である 。下文において、「実質的に液密」というのは、前記係合を破るように前記製品 に及ぼされた力が静水圧だけで構成されている場合に、前記ボールと前記分配開 口部との間の前記係合が、製品の流れに抵抗することである。従って、前記容器 (10)を使用していないとき、キャップと協働しなくても漏れたり零れたりす ることを実質的になくすことができる。 随意であるけれども、前記可撓性で弾性の支持手段(4)の前記リップ(9) は、可撓性であり、即ち変形自在である。このようにして、可撓性であり即ち変 形自在のリップは、前記ボールの形状における何らかの不完全さ、例えば、前記 ボールが完全な球形形状を持っていない場合の形状と一致でき、及び/又はこれ を補償できる。これを行うため、可撓性の又は変形自在のリップは、前記分配開 口部の周囲に取り付けられた別の材料でつくられているのがよい。更に、前記可 撓性で弾性の支持手段の前記可撓性の又は変形自在のリップは、ゴム等の可撓性 の又は変形自在の材料を共射出成形(co-injection)し、前記リップを前記可撓 性で弾性の支持手段の残りの部分用の更に剛性が高い材料とともに形成すること によって製作できる。可撓性の又は変形自在のリップは、前記可撓性で弾性の支 持手段の強度及び/又は構造に影響を及ぼさない。 前記可撓性で弾性の支持手段(4)は、前記ボール(3)に作用する外力によ って弾性変形させることができる。従って、前記ボールを前記容器の内側に押す ことによって、前記ボールと前記分配開口部(2)との間の前記漏れ止め係合が 解除される。従って、前記ボールは回転自在であり且つ中身を塗り拡げることが できる。これは、前記リップ(9)と前記ボールとの間の自由通路が中身を前記 ボールの突出部分に連結するためである。前記リップ(9)と前記ボールとの間 の自由通路を、下文において、「製品流れ通路」と呼ぶ。ひとたび外力が前記ボ ールを前記容器の内側に押し込むのを停止すると、漏れ止め係合が直ちに且つ自 動的に再び形成される。従って、製品流れ通路が閉鎖され、前記容器の内側から の製品の流れが中断される。前記分配開口部に押し付けられた前記ボールが係合 し、これにより前記容器を不使用時に漏れ止め状態にする。 本発明による可撓性で弾性の支持手段(4)は、前記製品が前記容器の内部か ら流出可能にする。確かに、使用者は、前記ボールに及ぼされる外力を変化させ ることによって、前記リップ(9)と前記ボール(3)との間の通路の寸法を調 節できる。従って、前記通路の寸法を変化させることによって、前記容器の内側 からの製品の流れの量を制御できる。具体的には、前記ボールを前記容器内に更 に大きく押し込むことによって、製品の流れを更に大きくすることができる。更 に、前記可撓性で弾性の支持手段を可撓性容器と組み合わせることによって、前 記ボールを押して前記可撓性容器を絞ることによって、製品を表面上に直接分配 する、即ち注ぎ出すことができる。 第1a図は、本発明の一実施形態を示す。前記可撓性で弾性の支持手段(4) は、前記ボール(3)の下に配置されたばね(5)を有する。このばねは、前記 ボール(3)を前記分配開口部(2)に押し付け、前記容器の不使用期間中に前 記漏れ止め係合を行う。前記容器の内側に向かって前記ボールに力Fを及ぼすと 、前記ばねが弾性変形し、第1b図に示すように所望の製品流れ通路が形成され る。前記ばねは、前記中空本体(1)に別に取り付けられているか或いは、前記 中空本体と一体の部品である。更に、前記ばねは、例えば金属やプラスチック等 の任意の可能な材料で製作できる。前記ばねは、螺旋形や円筒形等の任意の可能 な形状を持つのがよい。 本発明による別の好ましい実施形態として、前記可撓性で弾性の支持手段は、 前記ボールを前記分配開口部(2)に押し付けて前記漏れ止め係合を形成する少 なくとも一つの弾性変形可能なアーム(6)を前記分配開口部とは反対側の領域 に有する。前記アーム(6)は、前記弾性変形性を得るため、所定の角度α(第 2a図参照)に曲げてある。好ましくは、αは、0°乃至90°である。好まし くは、前記可撓性で弾性の支持手段は、容器と嵌合するハウジング(4a)を有 する。このハウジングの一端には、第2b図に示すように、前記分配開口部が一 体に形成されている。前記ハウジングの前記容器への装着は、漏れ止めをなして いなければならないが、この装着は、前記容器への螺合又はスナップ嵌めでも行 うことができる。前記ハウジングが前記容器に螺合によって装着されている場合 には、使用者が前記容器を容易に再充填できるという利点がある。従って、前記 可撓性で弾性の支持手段(4)は、剛性又は可撓性のハウジングで形成でき、前 記ばね(5)又は前記可撓性アーム(6)を支持する前記ハウジングを前記分配 開口部(2)に挿入できる。 本発明による更に好ましい実施形態として、前記可撓性で弾性の支持手段(4 )は、第2b図に示すように、弾性変形可能なアーム(6)を一つ以上有するの がよい。本発明による最も好ましい実施形態として、前記アームは、全て、接触 リングのところで又は前記ボールとの単一の接触点のところで互いに連結されて いる(第2b図に符号7で示す。)。好ましくは、前記ボールとの前記単一の接 触点(7)は、前記分配開口部(2)から最も離れた点である。 別の好ましい随意の態様として、前記可撓性で弾性の支持手段(4)は、外力 が加えられたときにボール(3)が押し付けられる断続リム(第3図に符号8で 示す。)を前記分配開口部(2)とは反対側の領域に有する。これは、前記断続 リムは、前記ボールが前記容器の内側にこれ以上押し込まれないようにするとい うことを意味する。しかしながら、前記リムが断続しているため、即ち、前記リ ムが容器の中身用の少なくとも一つの永久的に開放した通路を有するため、製品 流れ用通路は確保される。従って、前記中断リムは、前記可撓性で弾性の支持手 段が提供する最大製品流れ通路を形成する。更に、前記断続リムは、前記ボール が更に内方に押され、前記可撓性で弾性の支持手段の前記ばねが破損する危険を なくす。 前記可撓性で弾性の支持手段は、前記容器(10)と一体の部品であってもよ いし、前記容器とは別の部品であってもよい。前記可撓性で弾性の支持手段は、 射出成形樹脂(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、ポリオキ シメチレン等)又は熱可塑性エラストマー(例えば、ポリウレタンゴム、イソプ レンゴム、スチレンブタジエンゴム等)等のエラストマーポリマー、又はこれら の組み合わせによって製造できる。更に、二つ又はそれ以上の材料射出成形工程 を使用し、例えば弾性ばねを剛性の取り付け手段と組み合わせた可撓性で弾性の 支持手段を提供できる。 前記キャップ(20)は、本発明の別の重要な特徴である。第4a図は、前記 容器(10)上に係合した前記キャップを示す。前記キャップは、上壁(21) 及びこの上壁に対して実質的に垂直なスカート(22)からなる。前記キャップ を前記容器と係合させることができる係合手段(30)は、前記スカートの部分 である。前記容器は、第2b図を参照して上文中に説明した可撓性で弾性の支持 手段(4)を有する。それにも拘わらず、例えば第1a図及び第2b図の、上文 中に説明した他の可撓性で弾性の支持手段(4)も可能である。前記キャップは 、不使用時に前記ボールが損傷しないように保護する。ひとたび完全に係合する と、前記キャップは休止位置に止まる。この位置では、前記ボールに向いた前記 キャップの表面(以下、キャップの「下側」と呼ぶ)は前記ボールと全く接触し ない。前記ボールは、前記ボールが前記キャップに当り、最終的に前記キャップ の下側に押し付けられるまで、前記容器内に発生した圧力によって、更に上方に 押される。従って、前記キャップは、前記容器内に発生した圧力によって前記ボ ールが前記容器から押し出されないようにする上でも有用である。本発明によれ ば、前記キャップを前記容器から着脱するときにだけ前記キャップが前記ボール を押し、前記ボールと前記分配開口部との間に(第1b図に示すように)自由通 路を形成する。即ち、前記キャップの着脱は、前記キャップが前記休止位置に向 かって又は前記休止位置から遠ざかる方向に移動されるということを意味する。 上述のように、前記自由通路は、前記キャップを前記ボールに押し付けたとき に利用できる。これは、前記キャップを前記容器から着脱するときに起こる。こ れは、この作業中に前記容器が直立状態に保持され、頭上空間が、前記容器内に 収容された製品の液面高さよりも上方の前記容器の上部分内に配置されていると いうことを意味する。「頭上空間」は、充填後に前記製品の最高液面高さと前記 分配開口部(2)のリップ(9)との間で前記容器に残るガスの容積である。従 って、前記頭上空間内のガスは、製品を放出することなく前記自由通路を通って 漏出する。従って、前記容器は、製品のメッシネスを及び無駄を生じることなく 通気する。 前記自由通路の利用は、比較的短時間に制限される。確かに、前記自由通路の 利用は、前記キャップ(20)が前記容器(10)と係合するのに必要な時間及 び係合を解除するのに必要な時間に亘って制限される。しかしながら、この時間 は、前記容器内に発生した圧力の少なくとも一部を解放し、前記容器の内側と外 側との間の圧力差を大きく減少するのに十分である。更に、この方法で得られる 圧力の低下量は、前記ボールの周りに付着した製品が圧力の解放とともに制御さ れていない態様で放出されることがないようにする上で十分であるということが わかっている。従って、放出される製品のメッシネスを及び無駄を実質的になく す。前記容器内に存在する過圧は、前記容器の内側の圧力と前記容器の外側の圧 力との間の差であると定義される。前記キャップを前記容器から着脱し、前記自 由通路を少なくとも約10%、更に好ましくは少なくとも約50%、最も好まし くは少なくとも約90%にしたとき、過圧を減圧できる。特定的には、前記容器 内で発生した圧力が約250mbarである場合、実質的な分配負圧(dispensing n egatives)をなくすため、この圧力を約50mbar以下にする必要がある。分配負 圧は、製品の分配中に前記容器内のガスが、上述のように、げっぷのように放出 されるときに生じるメッシネスを及び無駄の主因である。 第4a図は、休止位置の前記キャップ(20)を示す。前記キャップは、前記 ボール(3)と全く接触していない。詳細には、隙間(24)が前記ボールの外 面を前記キャップの内面(31)から離間する。従って、前記分配開口部(2) に押し付けられたボールが前記分配開口部を気密をなして閉鎖する。下文におい て、「気密性」というのは、容器の内側と外側との間の係合部をガスが通過でき ないということを意味する。変形例では、「気密性」は、この係合部を通って容 器の外側に解放される圧力の速度(以下、「圧力解放速度」と呼ぶ)が前記容器 の内側で発生する圧力の速度よりも小さいということを意味する。従って、前記 容器の外側に逃がすことができるガスの量が、前記容器の内側で発生する圧力に 関して小さ過ぎるため、前記容器内で圧力が上昇する。第4b図は、前記キャッ プを前記容器から外す際、前記キャップが前記ボールを押し込んだ瞬間を拡大図 で示す。このことは、逆の状況、即ち前記キャップを前記容器に装着する場合に も起こる。これによって、キャップの取り外し中、大量のガスが矢印で示すよう に前記自由通路(23)を通って前記容器の外に流出する。 上文中に説明したように、前記キャップを前記容器(10)に着脱するとき、 前記キャップ(20)が前記ボール(3)を押す。これを行うための方法は、前 記キャップの着脱時に前記キャップの上壁を前記ボールに向かって案内してこの ボールを押す係合手段(30)を前記キャップと前記容器との間に設けることで ある。前記係合手段は、傾斜したねじ山(第4c図に符号30で示す。)からな る実施形態が可能である。前記キャップのスカート(22)に設けられたねじ山 が、開口部(2)の下で前記中空本体(1)の外面に配置された他方のねじ山と 一致する。前記中空本体の外面に設けられたねじ山は、前記キャップの前記上壁 が前記ボールと接触してこのボールを押すように傾斜しているのがよい。前記ね じ山は前記容器の外面の部分又は前記可撓性で弾性の支持手段(4)の外面の部 分であるのがよい。 一例を第4c図に示す。前記ねじ山は、チャンネル(33)を間に構成する二 つのリブ(32、32’)からなる。前記チャンネルは、前記キャップに設けら れた対応するねじ山を一杯に受け入れるような寸法になっている。前記チャンネ ルは、一端(33a)が開放しており、反対端が壁(34)によって閉鎖されて いる。好ましくは、前記壁(34)は、前記二つのリブ(32、32’)を互い に連結する。従って、前記キャップを前記容器と係合させるため、前記キャップ のねじ山をチャンネルにその開放端部から進入しなければならない。前記チャン ネル(33)の開放端は、前記容器が有立状態で起立している場合には、閉鎖端 に関して下方の位置にある。これは、キャップのねじ山を前記チャンネルに進入 できるまで前記キャップを下方に押さなければならないということを意味する。 好ましい実施形態では、前記開口部(2)に最も近い、前記チャンネル(33 )の上側のリブ(32)は、傾斜部分(35)を更に有する。この傾斜部分の傾 斜は、第4d図に示すように前記開口部(2)に向かって差し向けられている。 これは、前記キャップのねじ山の前記チャンネル(33)内への係合を特に容易 にする。確かに、前記傾斜部分(35)は、前記容器を再度閉じる時、前記キャ ップ(20)のねじ山を前記チャンネル内に案内する。従って、前記キャップを 下に押す必要なしに、前記キャップ(20)を前記係合手段(30)と係合させ るのに回転移動を容易に使用できる。別の好ましい実施形態として、前記チャン ネル(33)の下側のリブ(32’)を前記開口部から更に大きく離し、第2傾 斜部分(36)を形成する。この場合も、第2傾斜部分の傾斜は、第4d図に示 すように、前記開口部(2)に向かって差し向けられている。第2傾斜部分(3 6)は、前記キャップのねじ山を前記チャンネル(33)から外すのを特に容易 にする。確かに、前記傾斜部分(36)は、前記キャップを前記容器から外すと き、前記キャップを上方に押圧し、前記キャップを持ち上げるのを助ける。 下文において、平面(第2b図に符号Pで示す)は、前記容器が直立状態で起 立しているときの前記ボールの最も高い点に対する接線をなす平面である。更に 、dtは、前記キャップの前記ねじ山と前記キャップの下側の前記上壁(第2b 図 に符号31で示す。)との間の距離であり、dcは前記開放端(第4c図に符号 33aで示す。)と前記平面(P)との間の距離である。従って、距離dtが距 離dcよりも小さい場合、前記キャップのねじ山が前記チャンネルの前記開放端 に進入するときに前記上壁が前記ボールに押し付けられる。差Δ=(dc−dt) は、前記可撓性で弾性の支持手段によって許容される前記容器内での前記ボール の最大変位よりも小さいか或いはこれと等しい。次いで、前記キャップのねじ山 が前記壁(第4c図に符号34で示す。)によって停止されるまで、前記キャッ プを更に左に廻す。この位置では、前記キャップが前記容器を閉鎖する。前記キ ャップは、キャップを容器から外す場合でも前記ボールを押す。確かに、前記キ ャップを右に廻すと、前記キャップは前記チャンネルの閉鎖端から前記開放端ま で移動し、即ち前記キャップが前記閉鎖端から前記開放端まで下方に移動する。 従って、この場合も、前記キャップが前記ボールに押し付けられ、前記容器の内 部と外部との間の前記自由通路(23)を開放できる。 子供に安全な特徴を持つ前記キャップ(20)は、前記キャップを前記容器か ら着脱する時に自由通路(23)を形成する別の方法である。一例を第6図に示 す。この場合には、先ず最初に前記キャップのねじ山(41)を空間(42)か ら前記チャンネル(33)に押し込んで前記キャップの前記ねじ山(41)を開 放端(33a)に送り、前記キャップを前記容器との前記係合状態から外さなけ ればならない。前記キャップの前記ねじ山(41)を、押し込みを行わずに廻す 場合には、壁(43)によって前記ねじ山(41)が更に廻らないようにする。 下文において、「気密キャップ」という用語は、ガスを前記容器の外側に全く 逃がさないキャップを意味する。前記キャップ(20)が気密でない場合には、 前記自由通路を通過するガスが、例えばねじ山の領域を通って、外部環境に直接 漏れる。前記容器の外側へガスが流れ易くするため、好ましくは、前記キャップ に少なくとも一つのオリフィスを設けることができる。前記オリフィスは、前記 キャップの厚さを通して形成された穴である。前記キャップ(20)が前記容器 (10)を気密に閉鎖する場合には状況が全く異なる。この場合、前記自由通路 (23)を通って来入するガスの可能な漏出路を予測しなければならない。好ま しくは、前記気密キャップは、前記ボール(3)と前記開口部(2)との間の前 記係合により圧力解放速度を小さくできる場合に使用できる。確かに、前記ボー ルと前記開口部との間の係合部を通過するガスは、所定量の収容された液体製品 を力によって出すということがわかっている。従って、前記気密キャップは、メ ッシネス及び無駄をなくす。 最も簡単な方法は、前記ガスを、先ず最初に、前記キャップと前記容器との間 に存在する任意の自由容積(第4b図に符号Aで示す。)内に漏出させることで ある。その後、前記キャップを完全に外した後、容積(第4b図に符号Aで示す 。)内のこれらのガスを完全に放出できる。これは、容積(第4b図に符号Aで 示す。)が、前記容器内から来入するガスに対して十分な空間を提供しない場合 には、理想的な解決策ではない。 第5a図及び第5b図に別の気密キャップ(20’)を例示する。好ましくは 、前記キャップ(20’)はシールリング(25)を更に有する。このシールリ ングは、前記上壁(21)の内面から延びる連続壁であり、前記スカート(22 )と実質的に平行である。前記シールリングは、前記容器の上部分の前記中空本 体(1)の外面を完全に包囲する。好ましくは、前記シールリングは、前記リッ プ(9)の真下で前記中空本体の外面を包囲する。更に好ましくは、前記シール リングは、前記リップ(9)の真下で前記ハウジング(4a)の外面を包囲する 。前記シールリングは、前記キャップが前記休止位置にあるとき、前記中空本体 の外面と漏れ止め連結する。上述のように、前記キャップは、取り外すときに下 方に移動し、前記ボールを押す。このようにして、前記シールリングは、前記中 空本体の前記外面の所定の位置に押し下げられ、この場所では、前記シールリン グ は全く気密係合しない。従って、前記自由通路(23)を通って漏出された前記 ガスは、最終的には、前記容器の外側に出る。これは、前記容器が直立状態で起 立している場合に前記シールリングの下に配置された少なくとも一つのオリフィ スによって容易に行うことができる。 上述の通気機構を得るための一実施形態を第5a図に示す。前記容器の上部分 には、少なくとも一つの凹所(27)が更に設けられている。この凹所は、前記 中空本体(1)の外面上に配置されており、前記キャップが前記容器をその休止 位置で閉鎖するとき、前記キャップ(20’)の前記シールリング(25)の下 にくる。前記凹所は、前記中空本体の前記外面の全周に亘って連続したチャンネ ルであるのがよい。互いに離間された一つ以上の凹所を前記中空本体の前記外面 に設けることもできる。好ましくは、全ての凹所は同じ高さに配置される。前記 凹所は、前記中空本体の内面と外面との間の厚さを小さくすることによって形成 できる。変形例では、前記凹所は、前記容器の外側から見たとき、前記中空本体 の壁の凹状のベント部分(bent portion)であるのがよい。 前記凹所(27)により、ガスを前記容器の内側から逃がし、前記容器の外側 に通気することができる。確かに、前記キャップ(20’)を前記容器から外す とき、前記シールリングが前記凹所に向かって下方に押される。ひとたび前記凹 所に押し付けられると、前記シールリングはもはや前記容器の上部分と気密係合 しない。即ち、前記凹所と前記シールリングとの間に自由空間の隙間ができる。 従って、前記キャップで前記ボールを下方に押したときに前記自由通路(23) を通過したガスは、前記凹所と前記シールリングとの間のこの隙間を通って前記 容器の外側に漏出する。前記キャップが前記容器上に係合するとき、これと同じ ことが起こる。 第5a図に関して説明したのと同じ通気機構が得られる別の可能な実施形態を 第5b図に示す。この場合には、前記凹所(27)の代わりに少なくとも一つの 突出部(28)が使用される。この突出部(28)は、前記中空本体(1)の外 面上に配置されており、前記キャップが前記容器をその休止位置で閉鎖するとき 、前記キャップ(20’)の前記シールリング(25)の下にくる。この場合も 、互いに仲立した一つ以上の突出部を前記中空本体の前記外面に亘って設けるこ とができる。好ましくは、全ての突出部は、同じ高さに配置されている。前記突 出部は、互いに連結されていない。そうでない場合には、ガスを通す通路が形成 されないであろう。前記突出部は、前記中空本体の内面と外面との間の厚さを大 きくすることによって形成できる。変形例では、前記突出部は、前記容器の外側 から見たとき、前記中空本体の壁の凸状のベント部分であるのがよい。 前記凹所(27)について上文中に説明したように、前記突出部(28)は、 ガスを前記容器の内側から逃がして前記容器の外側に通気することができる。確 かに、前記キャップ(20’)を前記容器から外すとき、前記シールリングを前 記突出部に向かって下方に押す。ひとたび前記突出部に押し付けられると、前記 シールリングはもはや前記容器の上部分と気密係合しない。即ち、前記シールリ ングと前記突出部の周囲との間に自由空間の隙間ができる。確かに、前記シール リングは、前記突出部によって、第5c図に示すように少なくとも部分的に持ち 上げられる。前記突出部のうちの一つ以上が前記シールリングに設けられている 場合には、前記シールリングを完全に持ち上げることによってガスを前記容器の 内側から漏出し、前記離間された突出部間の自由空間を通して通気する。従って 、前記キャップで前記ボールを下方に押したときに前記自由通路(23)を通過 するガスは、前記突出部と前記シールリングとの間のこの自由空間を通って前記 容器の外側に漏出する。前記キャップが前記容器上に係合するとき、これと同じ ことが起こる。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 中空本体(1)、分配開口部(2)、ボール(3)、該ボール用の可撓 性で弾性の支持手段(4)、及びキャップ(20)を有する、製品を収容し、分 配するようになった容器(10)であって、前記可撓性で弾性の支持手段は、前 記ボールを前記分配開口部に押し付け、前記ボールと前記分配開口部との間に実 質的に漏れを防止する係合を形成し、前記可撓性で弾性の支持手段は、前記ボー ルに作用する外力によって弾性変形でき、これによって、前記ボールと前記分配 開口部との間の前記実質的に漏れを防止する係合を係合解除状態にし、前記収容 された製品を前記ボールによって塗り拡げることができるようにし、前記キャッ プは前記容器と取り外し自在に係合でき、前記キャップは前記ボールを覆う、容 器において、 前記キャップを前記容器から着脱する時にだけ、前記キャップが前記ボールを 押し、前記ボールと前記分配開口部との間に自由通路(23)を形成する、こと を特徴とする容器。 2. 前記容器は、前記キャップと前記容器との間、又は前記キャップと前記 可撓性で弾性の支持手段との間に係合手段(30)を有し、この係合手段は、前 記キャップの着脱時にはいつでも前記ボールを押すように、前記キャップの前記 上壁を前記ボールに向かって案内する、ことを特徴とする請求項1に記載の容器 。 3. 前記係合手段(30)は、前記中空本体(1)の外面に設けられた傾斜 したねじ山(30)を有し、前記ねじ山(第4c図、符号30)は、間にチャン ネル(33)を構成する少なくとも二つのリブ(32、32’)を有し、前記チ ャンネルの寸法は、前記キャップに設けられた対応するねじ山を完全に収容する ような寸法になっており、前記チャンネルは、一端(33a)が開放しており、 反対端が壁(34)によって閉鎖されており、前記チャンネル(33)の前記開 放端は、前記容器がその直立状態で起立しているとき、前記閉鎖端に関して下の 位置にある、ことを特徴とする請求項2に記載の容器。 4. 前記壁(34)は、前記二つのリブ(32、32’)を互いに連結する 、ことを特徴とする請求項3に記載の容器。 5. 前記リブ(32、32’)は、さらに、傾斜部分(35及び36)を各 々有する、ことを特徴とする請求項3又は4に記載の容器。 6. 前記キャップ(20’)は、シールリング(25)を有する、ことを特 徴とする請求項1乃至5のうちのいずれか一項に記載の容器。 7. 前記容器は、少なくとも凹所(27)及びリブ(28)を有し、前記凹 所又は前記リブは、前記キャップが前記容器をその休止位置で閉鎖しているとき 、前記中空本体(1)又は前記ハウジング(4a)の外面上に配置されており、 前記リップ(9)の下にあり且つ前記キャップ(20’)の前記シールリング( 25)の下にある、ことを特徴とする請求項6に記載の容器。 8. 前記キャップは、少なくとも一つのオリフィスを有する、ことを特徴と する請求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載の容器。 9. 前記可撓性で弾性の支持手段(4)は、前記容器と嵌合するハウジング を有し、このハウジングはその一端に前記分配開口部を有し、前記ハウジングは 、前記分配開口部とは反対側の一端の領域に、前記ボール(3)の下に配置され たばね(5)を有し、該ばねは、前記容器の不使用期間中、前記ボール(3)を 前記分配開口部(2)に押し付けて前記漏れを防止する係合を形成する、ことを 特徴とする請求項1乃至8のうちのいずれか一項に記載の容器。 10. 前記ハウジングは、前記分配開口部(2)とは反対側の領域に断続リ ム(8)を有し、外力が加えられたとき、前記ボール(3)が前記断続リム(8 )に押し付けられる、ことを特徴とする請求項9に記載の容器。 11. 前記分配開口部のリップ(9)は変形自在である、ことを特徴とする 請求項1乃至10のうちのいずれか一項に記載の容器。 12. 前記可撓性で弾性の支持手段は、射出成形した樹脂、エラストマーポ リマー、及びこれらの組み合わせからなる群から選択された材料で形成されてい る、ことを特徴とする請求項1乃至11のうちのいずれか一項に記載の容器。 13. 前記容器は、剛性又は可撓性の材料で形成されている、ことを特徴と する請求項1乃至12のうちのいずれか一項に記載の容器。 14. 前記容器は、ボトル又はチューブである、ことを特徴とする請求項1 乃至13のうちのいずれか一項に記載の容器。 15. 前記容器の上部分は、前記容器の軸線に関して傾斜している、ことを 特徴とする請求項1乃至14のうちのいずれか一項に記載の容器。 16. 前記ボール(3)は球形形状である、ことを特徴とする請求項1乃至 15のうちのいずれか一項に記載の容器。
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