JP2011105363A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 筒状体を用いることなく内容物をスムーズに注出させることができる包装袋を提供することを課題とする。
【解決手段】 対向するように配置された一対のシート壁部の外周同士が接続されてシート壁部間に収容空間が形成される包装袋であって、前記一対のシート壁部間に配置されて一対のシート壁部の外周の少なくとも一部同士を接続すると共に、係る外周の一部同士を離間可能に構成された第一ガセットを備え、該第一ガセットと一対のシート壁部との重なり合う領域が切断されて内外を連通させる注出口が形成されることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、柔軟性を有するシート体から形成された包装袋に関し、特に、液体や粉体等の内容物が充填される包装袋に関する。
液体(洗剤、シャンプー、食用油等)などの流動性を有する内容物や粉体(塩、胡椒等)などの定型性を有さない内容物は、一般的にガラス瓶や樹脂性のボトルなどの容器に収容された状態で使用されている。そして、かかる容器が空になった場合や内容物を補充する場合(詰め替えを行なう場合)には、柔軟性を有するシート体から形成された包装袋に充填された内容物を該包装袋から前記容器に供給することで詰め替え作業が行なわれている。
前記包装袋は、対向するように配置された一対のシート壁部の外周同士が接続されることで袋状に形成されたものであり、シート壁部の一部が切断されることで開封され、内容物を注出可能な注出口が形成される。
前記注出口は、一対のシート壁部によって形成されるため、内容物を注出する際に注出口の形状が変形して開口面積が狭くなり、内容物を注出する際の流路を確保することが困難となる場合がある。このため、注出口には、例えば、内容物の流路を確保するために筒状体(スパウト)が取り付けられ、筒状体の内側を内容物が通ることで内容物の注出がスムーズとなるように構成されている(特許文献1参照)。
特開平11−236063
しかしながら、上記筒状体は、通常、前記シート壁部を形成するシート体とは別な素材を用いて形成されているため、包装袋を製造する際に、シート体とは別に筒状体を用意する必要がある。また、筒状体が取り付けられる注出口の形状を筒状体の形状に対応させる必要が合ったり、注出口を構成する一対のシート壁部の端部と筒状体とを接着する必要があったりするため、包装袋を生産する際の効率が悪いものとなると共に、製造コストが嵩む場合がある。
そこで、本発明は、筒状体を用いることなく内容物をスムーズに注出させることができる包装袋を提供することを課題とする。
本発明に係る包装袋は、対向するように配置された一対のシート壁部の外周同士が接続されてシート壁部間に収容空間が形成される包装袋であって、前記一対のシート壁部間に配置されて一対のシート壁部の外周の少なくとも一部同士を接続すると共に、係る外周の一部同士を離間可能に構成された第一ガセットを備え、該第一ガセットと一対のシート壁部との重なり合う領域内に切断予定位置が設定され、該切断予定位置で第一ガセットと一対のシート壁部とが切断されて内外を連通させる注出口が形成されるように構成されていることを特徴とする。
かかる構成によれば、前記一対のシート壁部間に配置されて一対のシート壁部の外周の少なくとも一部を接続すると共に、接続された外周の一部同士を離間可能に構成された第一ガセットを備え、該第一ガセットと一対のシート壁部との重なり合う領域内に切断予定位置が設定され、該切断予定位置で第一ガセットと一対のシート壁部とが切断されて内外を連通させる注出口が形成されるように構成されていることで、注出口を広く形成することができ、内容物の注出をスムーズに行なうことができる。
具体的には、第一ガセットと一対のシート壁部とが重なり合った領域内の切断予定位置で第一ガセットと一対のシート壁部とが切断されることで、第一ガセットと一対のシート壁部とによって囲まれた注出口が形成される。このため、収容空間に収容された内容物が注出口の近傍に移動した際に、内容物によって第一ガセットが押し開かれて、第一ガセットによって接続された一対のシート壁部の外周同士が離間した状態となる。これにより、注出口の開口面積が広く確保され、内容物を注出口からスムーズに注出することが可能となる。また、内容物の注出が終了した際には、第一ガセットを閉じることで、第一ガセットによって接続された一対のシート壁部の外周同士を接近させて注出口の開口面積を狭くすることができ、収容空間に外気やゴミなどが意図せずに侵入することを抑制することができる。
また、本発明に係る包装袋は、前記注出口が形成される位置と異なる位置でシート壁部の一部が切断されて外気を前記収容空間に供給する外気供給口が形成されるように構成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、前記注出口が形成される位置と異なる位置でシート壁部の一部が切断されて外気を前記収容空間に供給する外気供給口が形成されるように構成されていることで、注出口から内容物を注出する際に外気供給口から外気を収容空間に供給することができるため、注出口からの注出をよりスムーズに行なうことができる。
また、本発明に係る包装袋は、前記一対のシート壁部の下端部同士を接続すると共に前記収容空間に内容物が充填された状態で底部を形成する底ガセットを備え、該底ガセットに対向する位置に前記第一ガセットが備えられていることが好ましい。
かかる構成によれば、前記一対のシート壁部の下端部同士を接続すると共に前記収容空間に内容物が充填された状態で底部を形成する底ガセットを備え、該底ガセットに対向する位置に前記第一ガセットが備えられていることで、包装袋を平面状に載置した状態で注出口が包装袋の上端部に形成されるため、包装袋が開封された状態であっても内容物が意図せずに注出口から注出してしまうことを防止することができる。また、包装袋を傾けることで容易に内容物を注出することができる。
また、本発明に係る包装袋は、前記一対のシート壁部と第一ガセットとが一枚のシート体から形成されていることが好ましい。
かかる構成によれば、前記一対のシート壁部と第一ガセットとが一枚のシート体から形成されていることで、少ない部材で包装袋を形成することができるため、一対のシート壁部と第一ガセットとが別体として形成されている場合よりも効率的に包装袋を形成することができる。
以上のように、本発明によれば、筒状体を用いることなく内容物をスムーズに注出させることができる。
本実施形態にかかる包装袋の正面図。 図1におけるX−X断面を示した断面図。 (a)は、本実施形態にかかる包装袋に内容物が充填されて密封された状態を示した正面図、(b)は、注出口が形成された状態の注出口の近傍を示した拡大図。
以下、本発明の一実施形態について図1〜3を用いて説明する。
本実施形態にかかる包装袋1は、液体(洗剤、シャンプー、食用油等)等の流動性を有する内容物や粉体(塩、胡椒等)などの定型性を有さない内容物が充填されると共に、必要に応じて充填された内容物を注出できるように構成されたものである。また、包装袋1は、全体が柔軟性を有するシート体から形成されている。該シート体を構成する素材としては、特に限定されるものではなく、内容物の性状等に応じて適宜選択されるものである。例えば、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートその他の軟質プラスチックのフィルムならびにアルミニウムその他の金属のフィルムなどを用いることができる。また、シート体は、少なくとも一方の面にシール性を有するものが用いられる。具体的には、加熱された領域のみにシール性が生じるように構成されたものが用いられ、シール性を有する面同士が重ね合わされた状態で所定の領域が加熱されることで、かかる領域がシールされるように構成されている。
また、包装袋1は、図1及び2に示すように、対向するように配置された一対のシート壁部2と、該一対のシート壁部2の外周の少なくとも一部同士を接続する第一ガセット3と、前記一対のシート壁部2の下端部に備えられた底ガセット4とを備えている。そして、一対のシート壁部2と第一ガセット3と底ガセット4とによって囲まれた収容空間が形成されている。
なお、以下の説明において、包装袋1における「上」とは、第一ガセット3が備えられた端部側をいい、「下」とは、底ガセット4が備えられた端部側をいう。また、包装袋1における「幅方向とは」、包装袋1の上下方向に直交する方向であって、一対のシート壁部2に沿った方向をいう。
前記一対のシート壁部2は、平面視略四角形状の形状を有している。具体的には、平面視において長方形状、正方形状、あるいは台形状等の形状を有し、内容物の体積や性状に応じて適宜その形状が選択される。本実施形態では、平面視略長方形状に形成され、長手方向が包装袋1の上下方向となるように配置されている。また、一対のシート壁部2は、内容物の体積等に応じて適宜サイズ(面積)が設定される。
前記一対のシート壁部2は、対向して配置された状態で重なり合った端部同士が所定幅でシールされて接続されている。本実施形態では、一対のシート壁部2の一方向の両端部のうち第一ガセット3及び底ガセット4と重なり合わない領域が所定幅でシールされて筒状となっている。より詳しくは、一対のシート壁部2の一方向の両端部同士が該一方向に直行する他方向に沿って所定幅でシールされている。なお、一対のシート壁部2において、前記他方向の一端を上端といい、他方向の他端を下端という。即ち、一対のシート壁部2の一方向は、包装袋1の幅方向に沿った方向となり、一対のシート壁部2の上下方向は、包装袋1の上下方向に沿った方向となる。
また、一対のシート壁部2は、前記一方向の一端部の一部が一方向に沿って突出するように形成されている。具体的には、一対のシート壁部2は、前記一方向の一端部における上端部が前記一方向に沿って突出するように形成された第一突出部2aを備えている。本実施形態では、一対のシート壁部2の一方向の一端部が第一突出部2aよりも下方の領域で一対のシート壁部2の中央側へ湾曲するように形成されることで第一突出部2aが突出するように形成されている。
また、一対のシート壁部2には、前記一方向の他端部が部分的に一方向に沿って突出するように形成されている。具体的には、一対のシート壁部2は、前記一方向の他端部の一部が前記一方向に沿って突出するように形成された第二突出部2bを備えている。該第二突出部2bは、前記一方向の他端部における上端部と下端部との間に形成されている。また、第二突出部2bは、外周同士が所定幅でシールされており、第二突出部2b間におけるシールされていない領域が収容空間に連なるように構成されている。
また、一対のシート壁部2の上端部間には、包装袋1内に内容物を供給する供給口2hが形成されている。具体的には、供給口2hは、一対のシート壁部2の上端部同士が一方向の他端部から所定の範囲(本実施形態では、略中央部まで)シールされないことで、一対のシート壁部2の上端部間に形成されたものである。本実施形態では、一対のシート壁部2の上端部が一方向の他端部から略中央部まで切り欠かれるように形成されて上方に向かって開口する供給口2hが形成されている。
前記第一ガセット3は、一対のシート壁部2の端部間に位置するシート体がシート壁部2間で下方に向かって折り込まれて(本実施形態では、V字状に折り込まれて)形成されたものである。また、第一ガセット3は、前記一対のシート壁部2間に配置されて一対のシート壁部2の外周の一部同士(具体的には、上端部同士)を接続している。本実施形態では、第1ガセット3は、V字状に折り込まれた状態で一対の上端部が一対のシート壁部2の上端部と連結されて一対のシート壁部2の上端部同士を接続している。そして、第一ガセット3が拡開することにより、第一ガセット3を介して接続された一対のシート壁部2の上端部同士が離間可能となっている。
また、第一ガセット3は、一対のシート壁部2と一体的に形成されている。具体的には、第一ガセット3及び一対のシート壁部2は、一枚のシート体が折り曲げられることによって形成されたものである。より詳しくは、一枚のシート体が二つに折り返された状態で、折り返し側における一対のシート壁部2の上端部に相当する位置で一対のシート壁部2の上端側から下端側に向かって更に折り返えされることで、一対のシート壁部2が形成されると共に、一対のシート壁部2間の下方側に折り込まれたV字状の第一ガセット3が形成される。
第一ガセット3の折り込み幅t(第一ガセット3の上下の端部間の長さ)としては、特に限定されるものではなく、後述する注出口Aの開口面積に応じて適宜選択される。本実施形態では、第一ガセット3の折り込み幅tは、10〜15mm程度であることが好ましい。
また、第一ガセット3は、一対のシート壁部2の上端部間に位置し、一対のシート壁部2の一方向に沿って形成されている。本実施形態では、一対のシート壁部2の一方向の一端から所定の範囲(本実施形態では、一方向の略中央部まで)の上端部同士を接続するように形成されている。即ち、第一ガセット3は、前記第一突出部2aの先端から一対のシート壁部2の一方向に沿って前記供給口2hに至る位置にまで形成されている。これにより、第一ガセット3の一端部は、前記第一突出部2aと重なり合った状態となっている。また、第一ガセット3と第一突出部2aとの重なり合う領域における端部同士は、所定幅でシールされている。
また、第一ガセット3は、包装袋1を開封する前の状態では、図2に示すように閉じた状態となっている。具体的には、第一ガセット3は、対峙する面の上端部が一対のシート壁部2の一方向に沿って部分的或いは連続的にパートコートが施されており(加熱されることでシール性を生じる素材が塗布されており)、第一ガセット3を閉じた状態でパートコート領域3aが加熱されることで閉じた状態に維持されている。パートコート領域3aの幅(パートコート領域における上下方向の長さ)としては、特に限定されるものではなく、3〜5mm程度であることが好ましい。
また、パートコート領域3aを加熱する際には、一対のシート壁部2及び第一ガセット3がパートコート領域3aに対応する位置で加熱されるため、第一ガセット3と一対のシート壁部2との対向する面もパートコート領域3aに沿ってシールされた状態となる。これにより、一対のシート壁部2及び第一ガセット3の上端部には、一対のシート壁部2の一方向に沿って上端帯状部3bが形成される(上端帯状部3bについては後述する)。
前記底ガセット4は、一対のシート壁部2の下端部同士を接続するように形成されている。具体的には、底ガセット4は、一対のシート壁部2の下端部間に配置されたシート体が包装袋1の上方に向かって折り込まれて形成されている。即ち、第一ガセット3に対向する位置に備えられている。
底ガセット4は、一対のシート壁部2とは別体として形成されている。具体的には、底ガセット4は、一対のシート壁部2及び第一ガセット3とは異なる他のシート体から形成されており、外周の全域が一対のシート壁部2の下端部と所定幅でシールされている。これにより、前記収容空間に内容物が充填された際に、底ガセット4が拡開することで一対のシート壁部2の下端部同士が離間し、底ガセット4によって包装袋1の底部4aが形成される。また、一対のシート壁部2と底ガセット4とのシール部分は、一対のシート壁部2の一方向に沿って帯状となり、帯状部4bを形成している。なお、底ガセット4を形成するシート体は、一対のシート壁部2及び第一ガセット3を形成するシート体と同一の素材を用いて形成されたものであることが好ましい。
前記包装袋1は、一対のシート壁部2と第一ガセット3との重なり合う領域(以下、積層領域と記す)内に切断予定位置が設定されており、該切断予定位置で一対のシート壁部2及び第一ガセット3が切断されるように構成されている。具体的には、包装袋1は、積層領域において一対のシート壁部2の一方向の一端から該一方向に沿って離間した位置で切断されるように構成されている。本実施形態では、第一突出部2aと該第一突出部2aに重なり合う第一ガセット3の一端部とが前記切断予定位置で切断されるように構成されている。なお、以下では、一対のシート壁部2及び第一ガセット3における切断予定位置よりも第一突出部2aの先端側を切断部Cと記す。
前記切断予定位置(切断部Cの基端部)の上端部には、包装袋1の下方に向かってノッチ部Dが形成されており、該ノッチ部Dを切っ掛けに切断部Cの基端部が包装袋1の上下方向に沿って切断されるように構成されている。また、切断部Cの基端部には、上下方向に沿って複数の罫線Eがレーザー等によって並列して形成され、該罫線Eが形成された領域内にノッチ部Dが形成されている。罫線Eは、第一ガセット3の対峙する面にも包装袋1の上下方向に沿って形成されている。これにより、ノッチ部Dを切っ掛けに罫線Eに沿って切断部Cの基端部が包装袋1の上下方向に沿って切断可能に構成されている。
前記第二突出部2bの先端から一対のシート壁部2の一方向に離間した位置には、前記ノッチ部D及び罫線Eと同様のノッチ部F及び罫線Gが形成されており、ノッチ部Fを切っ掛けに罫線Gに沿って第二突出部2bが切断されるように構成されている。
次に、包装袋1に内容物を充填して密封する手順と、包装袋1を開封して内容物を注出させる際の手順について説明する。包装袋1内に内容物を充填して密封する際には、前記供給口2hから内容物を包装袋1内に充填する。この際、シート壁部2間の間隔が内容物によって広げられると共に、内容物の重さによって底ガセット4も拡開した状態となって底部4aが形成されると共に、前記帯状部4bが底部4aよりも下方に突出した状態となる。これにより、包装袋1が安定した状態で自立することが可能となる。
そして、所定量の内容物を充填した後、供給口2hを密閉する。具体的には、供給口2hを形成する一対のシート壁部2の端部同士を重ね合わせた状態で所定幅でシールすることで、図3(a)に示すような供給口シール部2h’を形成する。これにより、内容物は、包装袋1内に密封された状態となる。
包装袋1内に密封された内容物を注出させる際には、まず始めに、前記ノッチ部Dを切っ掛けに罫線Eに沿って切断部Cの基端部を切断して取り除く。そして、パートコートによって閉じた状態の第一ガセット3をパートコートの接着を解くことで拡開した状態とする。これにより、図3(b)に示すように、一対のシート壁部2と第一ガセット3とによって囲まれた注出口Aが形成される。
次に、ノッチ部Fを切っ掛けに罫線Gに沿って第二突出部2bの一部を切断して取り除く。これにより、外気供給口Bが形成されて包装袋1の内外が連通した状態となる。
そして、包装袋1を傾けて注出口Aから内容物を注出する。この際、第一ガセット3は、内容物によって包装袋1の内側から押し広げられた状態が維持され、注出口Aの開口面積が広く確保される。また、注出口Aの近傍には、前記上端帯状部3bが形成されているため、注出口Aの近傍の剛性が増し、注出口Aが開口した状態を確実に維持することが可能となっている。
以上のように、本願実施形態に係る包装袋1は、筒状体を用いることなく内容物をスムーズに注出させることができる。
即ち、前記包装袋1は、該第一ガセット3と一対のシート壁部2との重なり合う領域内に切断予定位置が設定されて、該切断予定位置で一対のシート壁部2及び第一ガセット3が切断され、内外を連通させる注出口Aが形成されるように構成されていることで、注出口Aを広く形成することができ、内容物の注出をスムーズに行なうことができる。具体的には、第一ガセット3と一対のシート壁部2とが切断予定位置で切断されることで、第一ガセット3と一対のシート壁部2とによって囲まれた注出口Aが形成される。
このため、収容空間に収容された内容物が注出口Aの近傍に移動した際に、内容物によって第一ガセット3が押し開かれて、第一ガセット3によって接続された一対のシート壁部2の外周同士が離間した状態となる。これにより、注出口Aの開口面積が広く確保され、内容物を注出口Aからスムーズに注出することが可能となる。また、内容物の注出が終了した際には、第一ガセット3を閉じることで、第一ガセット3によって接続された一対のシート壁部2の外周同士を接近させて注出口Aの開口面積を狭くすることができ、収容空間に外気やゴミなどが意図せずに侵入することを抑制することができる。
また、前記包装袋1は、前記収容空間に外気を供給する外気供給口Bを備えることで、注出口Aから内容物を注出する際に外気供給口Bから外気を収容空間に供給することができるため、注出口Aからの注出をよりスムーズに行なうことができる。
また、前記包装袋1は、底ガセット4を備え、該底ガセット4に対向する位置に前記第一ガセット3が備えられていることで、包装袋1を平面状に載置した状態で注出口Aが包装袋1の上端部に形成されるため、包装袋1が開封された状態であっても内容物が意図せずに注出口Aから注出してしまうことを防止することができる。また、包装袋1を傾けることで容易に内容物を注出することができる。
また、前記包装袋1は、前記一対のシート壁部2と第一ガセット3とが一枚のシート体から形成されていることで、少ない部材で包装袋1を形成することができるため、一対のシート壁部2と第一ガセット3とが別体として形成されている場合よりも効率的に包装袋1を形成することができる。
なお、本発明にかかる包装袋は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、包装袋1が底ガセット4を備えているが、これに限定されるものではなく、一対のシート壁部2の下端部同士が所定の幅でシールされて袋状に形成されてもよい。かかる場合には、包装袋1を一枚のシート体から形成することができ、より効率的に包装袋1を形成することができる。
また、上記実施形態では、一枚のシート体から一対のシート壁部2及び第一ガセット3が形成されているが、これに限定されるものではなく、一対のシート壁部2と第一ガセット3とが別々のシート体から形成されてもよい。かかる場合には、一対のシート壁部2と第一ガセット3との上端部同士が所定幅でシールされることで、一対のシート壁部2と第一ガセット3とが接続されてもよい。
また、上記実施形態では、一対のシート壁部2の上端部同士を接続しているが、これに限定されるものではなく、他の端部同士を接続するように形成されてもよい。例えば、一対のシート壁部2の一方向の一端部同士を接続するように形成されてもよい。
1…包装袋、2…シート壁部、2a…第一突出部、2b…第二突出部、2h…供給口、2h’…供給口シール部、3…第一ガセット、3a…パートコート領域、3b…上端帯状部、4…底ガセット、4a…底部、4b…帯状部、A…注出口、B…外気供給口、C…切断部、D…ノッチ部、E…罫線、F…ノッチ部、G…罫線

Claims (4)

  1. 対向するように配置された一対のシート壁部の外周同士が接続されてシート壁部間に収容空間が形成される包装袋であって、前記一対のシート壁部間に配置されて一対のシート壁部の外周の少なくとも一部同士を接続すると共に、該外周の一部同士を離間可能に構成された第一ガセットを備え、該第一ガセットと一対のシート壁部との重なり合う領域内に切断予定位置が設定され、該切断予定位置で第一ガセットと一対のシート壁部とが切断されて内外を連通させる注出口が形成されるように構成されていることを特徴とする包装袋。
  2. 前記注出口が形成される位置と異なる位置でシート壁部の一部が切断されて外気を前記収容空間に供給する外気供給口が形成されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。
  3. 前記一対のシート壁部の下端部同士を接続すると共に前記収容空間に内容物が充填された状態で底部を形成する底ガセットを備え、該底ガセットに対向する位置に前記第一ガセットが備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装袋。
  4. 前記一対のシート壁部と第一ガセットとが一枚のシート体から形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一つに記載の包装袋。
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